説明

操作監視装置

【課題】操作監視画面に関するソフトウェアの切り替えに際しての作業負担を軽減できる操作監視装置を提供する。
【解決手段】前記グラフィカルユーザインタフェース手段および前記スクリプト手段の間に介在するオブジェクトモデル管理手段を備える。前記オブジェクトモデル管理手段は、前記操作監視画面を所定の規定に従って記述した標準オブジェクトモデルを扱う。前記スクリプト手段は前記標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作する。前記オブジェクトモデル管理手段は前記標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラントに対する操作および監視のための操作監視画面を提供するグラフィカルユーザインタフェース機能と、前記グラフィカルユーザインタフェース機能を用いた操作監視動作を規定するスクリプト機能とを備える操作監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フィールド制御システムでは、オペレータは操作監視装置の操作監視画面を介してプラントの状況を把握するとともに、この操作監視画面を介してプラント各部を操作することで、プラント操業を行っている。操作監視装置に表示される操作監視画面はGUI機能とともにスクリプト機能をもったHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)ソフトウェアを使用してエンジニアリングすることができる。
【0003】
プラントシステムの改廃等によりコンピュータの追加・更新が必要となった場合には、同一仕様の操作監視画面についても新規コンピュータ環境への移行が必要となる。新規コンピュータ環境では、基本ソフトウェアやGUI(グラフィカルユーザインタフェース)機能が更新もしくは変更され、新たなHMIソフトウェアへの移行も必要となる。このため、新HMIソフトウェアへの移行にあたり、旧HMIソフトウェアで作成された旧HMIプロジェクトのGUI定義およびスクリプト定義をコンバート、修正、あるいは再作成することにより新HMIプロジェクトを作成する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−217473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、従来のHMIソフトウェアでは、スクリプト機能がGUI機能のオブジェクトモデルに依存しているため、HMIの更新時にGUI定義だけでなくスクリプト定義の更新も強いられる。HMIソフトウェアの切り替えに際して機能的・ロジック的変更が一切生じない場合であっても、スクリプト定義のコード変更が伴うため、スクリプトの再テストが必要となり、コード変更および再テストの工数が発生する。また、スクリプト定義の更新時における作業ミス等により障害を作り込んでしまうおそれもある。通常、HMIソフトウェアの切り替え作業はシステムのユーザ側で行われるため、作業負担の軽減が一層望まれる。
【0006】
本発明の目的は、操作監視画面に関するソフトウェアの切り替えに際しての作業負担を軽減できる操作監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の操作監視装置は、プラントに対する操作および監視のための操作監視画面を提供するグラフィカルユーザインタフェース手段と、前記グラフィカルユーザインタフェース手段を用いた操作監視動作を規定するスクリプト手段とを備える操作監視装置において、前記グラフィカルユーザインタフェース手段および前記スクリプト手段の間に介在するオブジェクトモデル管理手段を備え、前記オブジェクトモデル管理手段は、前記操作監視画面を所定の規定に従って記述した標準オブジェクトモデルを扱い、前記スクリプト手段は前記標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、前記オブジェクトモデル管理手段は前記標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行し、前記グラフィカルユーザインタフェース手段は、前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトを対象オブジェクトとして動作することを特徴とする。
この操作監視装置によれば、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、オブジェクトモデル管理手段は標準オブジェクトモデルと、グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行するので、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルに準拠していれば足り、スクリプト定義の更新等の作業が不要となる。
【0008】
前記オブジェクトモデル管理手段は、前記操作監視画面を所定の規定に従って記述した第1の標準オブジェクトモデルおよび第2の標準オブジェクトモデルを扱い、前記オブジェクトモデル管理手段には、前記第1の標準オブジェクトおよび前記第2の標準オブジェクトの間での変換規則が実装され、前記スクリプト手段は前記第1の標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、前記オブジェクトモデル管理手段は前記変換規則に基づいて第1の標準オブジェクトおよび前記第2の標準オブジェクトの間でのスキーマを含む変換を実行し、前記オブジェクトモデル管理手段は前記第2の標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従った前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行してもよい。
【0009】
前記オブジェクトモデル管理手段は前記標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従った複数の前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換が可能とされ、前記グラフィカルユーザインタフェース手段は、前記複数のグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトのうちから選択された一のオブジェクトを対象オブジェクトとして動作してもよい。
【0010】
前記オブジェクトモデル管理手段には、前記複数の前記標準オブジェクトモデルとして複数の前記操作監視画面が記述され、前記スクリプト手段は前記標準オブジェクトモデルのうちから選択された一の標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、前記オブジェクトモデル管理手段は前記一の標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行してもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の操作監視装置によれば、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、オブジェクトモデル管理手段は標準オブジェクトモデルと、グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行するので、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルに準拠していれば足り、スクリプト定義の更新等の作業が不要となる。このため、操作監視画面に関するソフトウェアの切り替えに際しての作業負担を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】一実施形態の操作監視装置が適用されるフィールド制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】HMIソフトウェアを移行する手順を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明による操作監視装置の実施形態について説明する。
【0014】
図1は本実施形態の操作監視装置が適用されるフィールド制御システムの構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、フィールド制御システムは、プラントに分散配置され、フィールド機器を制御するフィールドコントローラ1,1,・・・と、フィールドコントローラ1,1,・・・を介してプラント全体を操作、監視する操作監視装置2と、操作監視装置2で使用するソフトウェアを構築するためのエンジニアリング用端末装置3とを備える。フィールドコントローラ1,1,・・・、操作監視装置2、およびエンジニアリング用端末装置3は、通信回線5を介して互いに接続されている。
【0016】
操作監視装置2にはオペレータの指示に基づいてプラントの操作監視画面が表示される。オペレータはその操作監視画面を介してプラントの状況を監視できる。また、オペレータはその操作監視画面を介してプラントに対する操作を行うことができる。
【0017】
操作監視装置2に表示される操作監視画面は、操作監視装置2に実装されるHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)ソフトウェアを使用してエンジニアリングすることができる。HMIソフトウェアは、操作監視画面についてのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)機能と、GUI機能を用いた操作監視動作を規定するスクリプト機能とを有する。GUI機能とスクリプト機能とが協働することで、順次、操作監視画面を表示するとともに、操作監視画面に対する操作を受け付ける。
【0018】
図2は、従来のHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)ソフトウェア10を新たなHMIソフトウェア10Aに移行するとともに、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)機能を切り替える際の手順を示す図である。このようなエンジニアリングはエンジニアリング用端末装置3を用いて行うことができる。しかし、操作監視装置2にこのような作業を可能とするエンジニアリング機能をもたせてもよい。
【0019】
以下、図2に示す手順に即して、本実施形態の操作監視装置について説明する。
【0020】
図2に示すように、従来のHMIソフトウェア10では、GUI機能11と、スクリプト機能12とが専用の接続管理機能14により密結合されておいる。このため、スクリプト機能12は接続管理機能14を介して、直接GUIオブジェクトモデル30にアクセスすることになり、スクリプト機能12はGUI機能11に依存して動作する。この場合、上述したように、HMIソフトウェアの切り替えに際してスクリプト定義などの変更作業が必要となる。
【0021】
(ステップ1)
アーキテクチャの移行に際して、まず、図2に示すように、HMIソフトウェア10の接続管理機能14を統一オブジェクトモデル管理機能15に置換することで、新たなHMIソフトウェア10Aを構築する。
【0022】
統一オブジェクトモデル管理機能15では、オブジェクトモデルの規定に曖昧さがない厳密なメタモデルであって、国際標準もしくは業界標準によって規定されたオブジェクトモデル(標準モデル)を扱う。
【0023】
また、統一オブジェクトモデル管理機能15は、GUI機能11固有の規定に基づくオブジェクトモデル30を、統一オブジェクトモデル管理機能15で取り扱う「オブジェクトモデルA」に変換するアダプタ15aを備えている。アダプタ15aは、記述方法の相違を解消する変換やインスタンス名の変換を行う。
【0024】
(ステップ2)
次に、HMIソフトウェア10で作成されたHMIプロジェクト20を新たなHMIソフトウェア10Aで読み込む。HMIプロジェクト20は、GUI機能11で扱うGUIオブジェクトモデル30を定義するGUI定義およびスクリプト機能12で扱うスクリプトを規定するスクリプト定義からなる。
【0025】
(ステップ3)
次に、アダプタ15aがGUI機能11固有の規定に基づくオブジェクトモデル30を、統一オブジェクトモデル管理機能15で取り扱う「オブジェクトモデルA」に変換する。
【0026】
このように、HMIソフトウェア10およびHMIソフトウェア10AにおけるGUI機能11およびスクリプト機能12は同一であり、これらに変更を加える必要はない。また、HMIソフトウェア10で作成されたHMIプロジェクト20がそのまま利用できる。
【0027】
新たに構築されたHMIソフトウェア10Aでは、スクリプト機能12は標準モデルである「オブジェクトモデルA」を対象オブジェクトモデルとして動作し、「オブジェクトモデルA」経由で間接的にGUIオブジェクトモデル30にアクセスする。
【0028】
次に、HMIソフトウェア10AにおけるGUI機能の切り替え時の作業について説明する。この作業では、GUI機能11から新たなGUI機能11Aへの移行が行われる。
【0029】
(ステップ1)
図2に示すように、まず、移行前のHMIソフトウェア10のHMIプロジェクト20のスクリプト定義をエクスポート/インポートまたはコピー/ペーストなどにより、HMIソフトウェア10Aのスクリプト機能12に読み込ませる。
【0030】
(ステップ2)
次に、新たなGUIオブジェクトモデル30Aに対応する「オブジェクトモデルB」から移行前の「オブジェクトモデルA」にモデルを変換するための変換規則40を作成する。変換規則40は、モデル間のスキーマの変換を定義する規則を含むことができる。
【0031】
(ステップ3)
次に、アダプタ15bが、新たなGUI機能11A固有の規定に基づくオブジェクトモデルを、統一オブジェクトモデル管理機能15で規定された標準モデルである「オブジェクトモデルB」に変換する。アダプタ15bでは、記述方法の相違を解消する変換やインスタンス名の変換が行われる。
【0032】
(ステップ4)
統一オブジェクトモデル管理機能15が、作成された変換規則40を読み込み、この変換規則に基づいて「オブジェクトモデルB」を「オブジェクトモデルA」に変換する。なお、変換規則は外部で作成されて統一オブジェクトモデル管理機能15に与えられ、変換規則の追加、変更に際して統一オブジェクトモデル管理機能15のプログラムの修正は不要である。
【0033】
以降は、スクリプト機能12は標準モデルである「オブジェクトモデルA」を対象オブジェクトモデルとして動作し、「オブジェクトモデルA」経由で間接的にGUIオブジェクトモデル30Aにアクセスする。
【0034】
また、「オブジェクトモデルB」に対応するスクリプトを新規に作成した場合には、スクリプト機能12は標準モデルである「オブジェクトモデルB」を対象オブジェクトモデルとして動作し、「オブジェクトモデルB」経由で間接的にGUIオブジェクトモデル30Aにアクセスする。この場合には、新たなGUI機能11Aに用意された新たな機能(例えば、教育・訓練のためのメニュー)等を使用することが可能となる。
【0035】
図2に示すように、HMIソフトウェア10AのHMIプロジェクト20Aには、対応する新たなGUI定義と使用されているスクリプト定義とが格納される。
【0036】
このように、HMIソフトウェア10Aでは、GUI機能11からGUI機能11Aに移行しても、スクリプト機能12は同じ「オブジェクトモデルA」を対象オブジェクトモデルとして動作する。このため、GUI機能の切り替えに際して、アーキテクチャの移行やスクリプト定義の修正が不要となり、スクリプトの修正に関する工数やスクリプトの再テストにかかる工数を排除できる。また、スクリプト定義の更新作業時のミス等に起因する障害の発生等を防止できる。さらに、ユーザはHMIソフトウェアの更新時に作業負担を強いられることなく新しいGUI機能へ移行できるため、システムの提供者の側でも新たなHMIソフトウェアを積極的に開発できるようになる。
【0037】
また、本実施形態の操作監視装置では、同時に複数のスクリプト機能をホストすることも可能なため、GUI機能は同時に複数のスクリプト機能をサポートすることが可能となる。さらに、統一オブジェクトモデル管理機能15は同時に複数のアダプタ(図2の例では、アダプタ15aおよびアダプタ15b)を持つことができるため、スクリプト機能は同時に複数のGUI機能をサポートすることができる。このように、本実施形態の操作監視装置では、同時に複数のスクリプト機能をホストすることができるとともに、各スクリプト機能は複数のGUI機能をサポートできるので、ユーザは好みのGUI機能およびスクリプト機能を使用して操作監視装置を動作させることができる。
【0038】
また、統一オブジェクトモデル管理機能15は、条件を満たすものであれば実装を選ばない。このため流通済みの高品質な実装(例えば、OPC UA)によって、安全にかつ低コストで統一オブジェクトモデル管理機能15を構築できる。
【0039】
また、統一オブジェクトモデル管理機能15に適用される標準規約では、オブジェクトモデルはXMLで表されるため、オブジェクトモデルの変換(「オブジェクトモデルA」→「オブジェクトモデルB」など)にはXSLTが使用される。そのため、統一オブジェクトモデル管理機能15内におけるオブジェクトモデルの変換規則の作成には、一般のXSLTツールが使用可能である。
【0040】
さらに、スクリプト機能は、同時に複数のオブジェクトモデルを扱うことができるため、複数オブジェクト間のリンクをスクリプトで記述することが可能である。したがって、複数のオブジェクトモデルビュー間におけるドラッグ&ドロップ等のプログラミングレス操作によって自動的にスクリプトを生成することで、プログラミングレスのオブジェクトリンクを実現することができる。例えば、操作監視装置2と各種データサーバ間のデータリンク機能などを実現できる。
【0041】
以上説明したように、本発明の操作監視装置によれば、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、オブジェクトモデル管理手段は標準オブジェクトモデルと、グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行するので、スクリプト手段は標準オブジェクトモデルに準拠していれば足り、スクリプト定義の更新等の作業が不要となる。このため、操作監視画面に関するソフトウェアの切り替えに際しての作業負担を大幅に軽減できる。
【0042】
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、プラントに対する操作および監視のための操作監視画面を提供するグラフィカルユーザインタフェース機能と、前記グラフィカルユーザインタフェース機能を用いた操作監視動作を規定するスクリプト機能とを備える操作監視装置に対し、広く適用することができる。
【符号の説明】
【0043】
11 GUI機能(グラフィカルユーザインタフェース手段)
12 スクリプト機能(スクリプト手段)
15 オブジェクトモデル管理機能(オブジェクトモデル管理手段)
30,30A グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラントに対する操作および監視のための操作監視画面を提供するグラフィカルユーザインタフェース手段と、前記グラフィカルユーザインタフェース手段を用いた操作監視動作を規定するスクリプト手段とを備える操作監視装置において、
前記グラフィカルユーザインタフェース手段および前記スクリプト手段の間に介在するオブジェクトモデル管理手段を備え、
前記オブジェクトモデル管理手段は、前記操作監視画面を所定の規定に従って記述した標準オブジェクトモデルを扱い、
前記スクリプト手段は前記標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、
前記オブジェクトモデル管理手段は前記標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行し、
前記グラフィカルユーザインタフェース手段は、前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトを対象オブジェクトとして動作することを特徴とする操作監視装置。
【請求項2】
前記オブジェクトモデル管理手段は、前記操作監視画面を所定の規定に従って記述した第1の標準オブジェクトモデルおよび第2の標準オブジェクトモデルを扱い、
前記オブジェクトモデル管理手段には、前記第1の標準オブジェクトおよび前記第2の標準オブジェクトの間での変換規則が実装され、
前記スクリプト手段は前記第1の標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、
前記オブジェクトモデル管理手段は前記変換規則に基づいて第1の標準オブジェクトおよび前記第2の標準オブジェクトの間でのスキーマを含む変換を実行し、
前記オブジェクトモデル管理手段は前記第2の標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従った前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行することを特徴とする請求項1に記載の操作監視装置。
【請求項3】
前記オブジェクトモデル管理手段は前記標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従った複数の前記グラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換が可能とされ、
前記グラフィカルユーザインタフェース手段は、前記複数のグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトのうちから選択された一のオブジェクトを対象オブジェクトとして動作することを特徴とする請求項1に記載の操作監視装置。
【請求項4】
前記オブジェクトモデル管理手段には、前記複数の前記標準オブジェクトモデルとして複数の前記操作監視画面が記述され、
前記スクリプト手段は前記標準オブジェクトモデルのうちから選択された一の標準オブジェクトモデルを対象オブジェクトモデルとして動作し、
前記オブジェクトモデル管理手段は前記一の標準オブジェクトモデルと、前記グラフィカルユーザインタフェース手段に固有の規定に従ったグラフィカルユーザインタフェース・オブジェクトモデルとの間の変換を実行することを特徴とする請求項1または3に記載の操作監視装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−154423(P2011−154423A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−13838(P2010−13838)
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】