説明

改良型クレンメ

【課題】クレンメの流量制御部を故意または事故などで流量制御の変更が起こることを防ぐ。
【解決手段】クレンメ本体を改良し一体型カバーおよび開封制御機構を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は投与装置の投与流量を制御するクレンメが被投与者の故意ないし 事故による流量速度制御の変更を防ぐことに関する。
【技術背景】
【0002】
投与装置による投与は流量を含めて制御されたものでなければ適正な治療行 為から外れて健康被害が発生する。
【0003】
投与装置による投与を被投与者が医学的必要性の理解を欠くことからクレン メの操作により流量を故意に変更することから健康被害が発生する。
【0004】
投与装置の運用の必要性から可動能力が付与されている、ゆえに流量を制御 するクレンメに意図しない外圧が加わる事故で流量制御の変更が生じ健康被 害が発生する。
【0005】
クレンメに全体を覆う器具、この場合カバー類を指すが、別途用意された器 具としてのカバーでは医療器具の衛生を保持すべき対象をいたずらに増やす 事から健康被害が発生する可能性が増える。
【0006】
開封制御機能にいたずらに開錠をされることを懸念し、複雑なロック機構を 付けた場合、急な事故が発生した際に、解錠に時間がかかるなどして、健康 被害が発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
クレンメの流量制御の変更ができにくくする機構を獲得し被投与者の故意に よる変更による健康被害を防ぐ事を課題とする。
【0008】
意図しない外的な圧力がクレンメに加えられることから流量制御が変更され ることによる健康被害を防ぐ事を課題とする。
【0009】
ディスポーザブル利用可能器具であること。
【0010】
クレンメの流量制御を故意に行った場合、その事実が容易に確認ができる機 能を獲得する。
【0011】
クレンメの流量制御を防ぐ手段として、別途器具を用いない。
【0012】
開封制御機構は簡便であることを要する。
【課題を解決させる為の手段】
【0013】
本発明によるクレンメは被投与者の故意または事故による流量速度制御の変 更を防ぐカバー構造を持つ形態とする。
【0014】
本発明によるクレンメの材質は医学的な必要性に応じて適正な材質で作成す ることから、材質の規定は行わない。
【0015】
不注意によるカバー忘れを防ぐ為に、カバー部流量制御部と一体成型ないし 一体成型と同様と解釈される成型で作成される。
【0016】
本発明は上項目により安価に製作可能な要件を具備する。
【0017】
本発明は上項目を理由として必要な器具を忘れる、器具の取扱いミス による損壊など、本来注意すべき健康被害以外の要件を軽減する。
【0018】
本発明のカバー部は開封制御構造をもつ、開封制御構造は、図6の爪構造に よる開封制御、図4結束バンドなどを用いた開封制御などがあるが、本発明 においては時々の技術革新、経済合理性、管理基準の移り変わりを想定し適 正な開封制御構造を持つものであればその機構はどのようなものでも構わな い。
【0019】
本発明は被投与者の故意ないし事故により発生する健康被害の恐れがない
と推定された場合、カバー部分とクレンメ本体の接合部を容易に切離可能な 構造を持つ。
【0020】
上項目記載事項を被投与者が行った場合、カバーは不可逆の機構を持たせる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を構成するシステム概要である。
【図2】本発明の一体成型されたクレンメの概要
【図3】本発明の一体成型されたクレンメの概要
【図4】本発明の一体成型されたクレンメの概要
【図5】本発明の一体成型されたクレンメの概要
【図6】この発明の一体成型と解釈すべきシステム概要の一例である
【符号の説明】
【0022】
1.切離部分 クレンメとカバー部の切離部分の一例
2.カバー部
3.開封制御器具の一例としての結束バンド
4.開封制御部の一例としての爪状ロック部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
流量制御部の流量変更を防ぐカバー部を一体としたクレンメ
【請求項2】
流量制御部カバーを排除できる構造を持ったクレンメ
【請求項3】
クレンメ及びカバー部に開封制御機能を付与できる構造形態を持ったクレン メ

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate