説明

放射線治療用治療台

【課題】治療台本体を動かすことなく、X線透視装置による照射予定位置決め及び、放射線照射を高精度に行うことにある。
【解決手段】ターンテーブル2と、このターンテーブルを水平面内に回動させる第1のヨー回転機構1と、ターンテーブルの適宜位置に支持された第1の支持部材4を水平面内に回動させる第2のヨー回転機構3と、第1の支持部材4の他端部に支持された第2の支持部材6を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構5と、第2の支持部材6に支持され、第3の支持部材8を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構7と、第3の支持部材8に支持され、第4の支持部材12を回動させるロール回転機構9と、第4の支持部材12に支持され、第5の支持部材15を回動させる第2のピッチ回転機構11と、患者が乗る天板14の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材に支持され、第2のピッチ回転機構11に連結されて天板14を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線照射予定位置決め及び放射線照射が可能な放射線治療用治療台に関する。
【背景技術】
【0002】
放射線照射による治療では、照射の対象となる患部をX線CT装置、X線透視装置等にて、動画や静止画を撮影し、患部位置を確認及び決定後、放射線照射となるが、一般的に放射線治療用治療台においては、機器の空間的干渉があるため、X線CT装置やX線透視装置での撮影後、治療台を動かし、放射線照射の治療台姿勢とする必要があった。
【0003】
ところで、従来のかかる放射線治療用治療台としては、放射線のビームライン直下の床面に設置された回転機構(ターンテーブル)上に、昇降機構の他に複数の自由度を有する治療台を設置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−205045
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の放射線治療用治療台においては、X線CT装置や、X線透視装置にて、高精度に照射対象を透視し、照射予定位置決めを行っても、放射線照射装置の姿勢に治療台を動かしてしまうために、治療台の位置決め誤差により実際の照射位置が、照射予定位置とずれてしまうという問題が生じていた。
【0005】
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、治療台本体を動かすことなく、X線透視装置による照射予定位置決め及び、放射線照射を高精度に行うことが可能な放射線治療用治療台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するため、次のような手段により放射線治療用治療台を構成するものである。
【0007】
(1)本発明は、治療室内の予定箇所の床面に回転可能に設置されたターンテーブルと、このターンテーブルを水平面内に回動させる第1のヨー回転機構と、前記ターンテーブルの適宜位置に一端部が支持された第1の支持部材を水平面内に回動させる第2のヨー回転機構と、前記第1の支持部材の他端部に支持された第2の支持部材を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構と、前記第2の支持部材に支持され、前記第3のヨー回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第3の支持部材を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構と、前記第3の支持部材に支持され、前記第1のピッチ回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第4の支持部材を回動させるロール回転機構と、前記第4の支持部材に支持され、前記ロール回転機構の回転軸に対して同一平面上で直交する方向の回転軸を中心に第5の支持部材を回動させる第2のピッチ回転機構と、患者が乗る天板の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材に支持され、前記第2のピッチ回転機構に連結されて前記天板を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構とを備える。
【0008】
(2)本発明は、治療室内の予定箇所の床面に回転可能に設置されたターンテーブルと、このターンテーブルを水平面内に回動させる第1のヨー回転機構と、前記ターンテーブルの適宜位置に支持された第2の支持部材を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構と、前記第2の支持部材に支持され、前記第3のヨー回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第3の支持部材を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構と、前記第3の支持部材に支持され、前記第1のピッチ回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第4の支持部材を回動させるロール回転機構と、前記第4の支持部材に支持され、前記ロール回転機構の回転軸に対して同一平面上で直交する方向の回転軸を中心に第5の支持部材を回動させる第2のピッチ回転機構と、患者が乗る天板の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材に支持され、前記第2のピッチ回転機構に連結されて前記天板を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、治療台本体を動かすことなく、X線透視装置による照射予定位置決め及び、放射線照射を高精度で簡単且つ容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1(a),(b)は本発明による放射線治療用治療台の第1の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。また、図2は同実施形態の斜視図である。
【0012】
図1(a),(b)及び図2において、1は治療室内の予定箇所の床面に埋設されたテーブル台上に回転可能に設置されたターンテーブル2を、モータM1により回転軸(第1軸)S1を中心に床面直上の水平面内に回動させる第1のヨー回転機構、3はターンテーブル2の上面(又は下面)の適宜位置に第1の支持部材4の一端部に支持され、モータM2により回転軸(第2軸)S2を中心に第1の支持部材4を水平面内に回動させる第2のヨー回転機構、5は第1の支持部材4の他端部に支持され、図示しないモータにより回転軸(第3軸)S3を中心に第2の支持部材6を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構である。
【0013】
また、7は第2の支持部材6に支持され、図示しないモータにより第3のヨー回転機構の回転軸(第3軸)対して直交する方向の回転軸(第4軸)S4を中心に第3の支持部材8を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構である。
【0014】
さらに、9は第3の支持部材8に支持され、第1のピッチ回転機構7の回転軸(第4軸)に対して直交する方向の回転軸(第5軸)S5を中心に第4の支持部材10を回動させるロール回転機構である。
【0015】
また、11は第4の支持部材10に支持され、ロール回転機構9の回転軸(第5軸)に対して同一平面上で直交する方向の回転軸(第6軸)S6を中心に第5の支持部材12を回動させる第2のピッチ回転機構、13は患者が乗る天板14の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材15に支持され、天板14に対して鉛直方向の回転軸(第7軸)S7を中心に天板14を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構で、この第4のヨー回転機構13は第2のピッチ回転機構11に連結されている。
【0016】
ここで、回転テーブル2の第1のヨー回転機構1、第2のヨー回転機構3及び第3のヨー回転機構5は、天板14に載せられた患者の向きを広範囲に亘って変えるための機構であり、第1のピッチ回転機構7及び第2のピッチ機構11は、患者を乗り降りする際に天板14を上下動させるための機構である。また、ロール回転機構9、第2のピッチ機構11及び第4のヨー回転機構13は、ビームに対して天板14に載せられた患者を全ての方向に対して傾けるための機構である。
【0017】
したがって、かかる構成の放射線治療用治療台において、第1のヨー機構1により第1軸S1を中心にターンテーブル2を、また第2のヨー回転機構3により第2軸S2を中心に第1の支持部材4を、さらに第3のヨー回転機構5により第3軸S3を中心に第2の支持部材6をそれぞれ床面直上にて水平面内に回動させることで、第1のピッチ回転機構7、ロール回転機構9、第2のピッチ回転機構11及び第4のヨー回転機構13を各支持部材が放射線照射位置または水平放射線ビームラインを含む水平面内を通過干渉することなく広範囲の任意の位置に移動させることができる。また、垂直放射線ライン通過経路または放射線照射位置の上下、特に放射線照射位置の真下の床面に機構が入り込むようなこともない。
【0018】
このような構成の放射線治療用治療台によれば、第1軸〜第7軸からなる各回転機構により7自由度を有することから、空間内で任意の位置に天板に載せられた患者の位置決めが可能である。また、第1のピッチ回転機構7により天板14の上げ下げを行うことにより、患者の天板への昇降位置を低くすることができる。
【0019】
図3(a),(b)は、本実施形態の放射線治療用治療台において、放射線治前の天板昇降時と検査又は位置決め時の姿勢の一例をそれぞれ示している。
【0020】
図3(a)は、ターンテーブル2、第1の支持部材4及び第2の支持部材6をそれぞれ床面直上にて水平面内に回動させて天板14を予定の位置に移動させた上で、第1のピッチ回転機構7及び第2のピッチ回転機構11により天板14を水平にした状態で下降させ、患者を乗せた状態で天板14を昇降させるときの状態、同図(b)は、患者を載せた天板14を予定の高さに上昇させた上で、医師により検査や患部の位置決めをしている状態である。
【0021】
また、天板に載せられた患者の周辺並びに放射線ビーム焦点位置真下に回転機構等の機器が存在しないので、図4(a),(b)に示すように自走式CT撮影装置による放射線ビーム焦点位置でのCT撮影が可能となる。また、水平、垂直放射線ビームライン経路上に治療台機器が存在しないので、水平、垂直ビームラインの同軸上でX線撮影が可能となる。
【0022】
したがって、任意の位置決め及びX線CT装置、X線透視装置等による位置決め後、治療台を動かすことなく、放射線の照射が可能である。
【0023】
図4(a)は、CT撮影時の状態を示し、同図(b)は放射線照射時の状態を示している。
【0024】
さらに、7自由度を有することから、水平、垂直放射線ビームラインの交わる点、放射線アイソセンタを中心に、患者を回転、位置決めすることが可能である。
【0025】
図5(a)〜(e)は、本実施形態の放射線治療用治療台において、放射線治療時の各姿勢の一例をそれぞれ示している。
【0026】
図5(a)は、患者を載せた天板14を回動させて患者の右側頭部を照射ポートPの照射線ビーム焦点アイソセンタに位置合せしたときの状態、同図(b)は、患者を載せた天板14を回動させて患者の頭頂部を照射ポートPの照射線ビーム焦点アイソセンタに位置合せしたときの状態、同図(c)は、患者を載せた天板14を回動させて患者の頭頂部を照射ポートPの照射線ビーム焦点アイソセンタに位置合せしたときの状態である。
【0027】
さらに、天板の下の大半を機構のない状態にできるため、図5(d),(e)に示すように患者の前立腺部までのCT撮影を行うことができる。
【0028】
図5(d)は、患者を載せた天板14を回動させて患者の右側前立腺を照射ポートPの照射線ビーム焦点アイソセンタに位置合せしたときの状態である。同図(e)は、患者を載せた天板14を回動させて患者の左側前立腺を照射ポートPの照射線ビーム焦点アイソセンタに位置合せしたときの状態である。
【0029】
また、従来では上下方向に軸を有するガイド機構のため、ピット深さが深くなったり、地上の空間に多数の機構が占めたりしていたが、本実施の形態によれば、ターンテーブル2のピット深さを浅くし、また、地上で機器が占める床面と空間を最小限にすることができる。
【0030】
図6は、本発明による放射線治療用治療台の第2の実施形態を示す斜視図であり、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0031】
第2の実施形態では、図6に示すように天板14の下面に対して鉛直方向の回転軸(第7軸)S7を中心に天板14を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構13を支持する第5の支持部材15の端部に着脱機構16を設け、この着脱機構16により第4のヨー機構13を患者が乗る天板14の長手方向端部の下面に着脱自在に取付ける構成としたものであり、他の構成については第1の実施形態と同様である。
【0032】
このような構成の放射線治療用治療台によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が得られるのに加えて、治療台に天板14の着脱が任意に行えるので、放射線照射以外の作業、例えば天板14に患者の搭載や患者の固定具による固定が放射線治療室以外の場所で行うことが可能となり、放射線治療室での占有時間を短縮することができ、その結果、放射線治療室での治療患者数を増加させることができる。
【0033】
また、天板14を自動台車、手動台車などで搬送し、治療室内で天板を治療台の着脱機構16に結合して自動で受け取ることが可能となり、看護師、医師の負担を軽減することができる。
【0034】
さらに、着脱機構16の着脱部を統一することにより、形状の異なる天板、例えば椅子形天板、各種測定器が固定されている天板等を治療台に搭載することができる。
【0035】
図7(a),(b)は、本発明による放射線治療用治療台の第3の実施形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0036】
第3の実施形態では、図1及び図2に示すターンテーブル2の上面(又は下面)の適宜位置に支持された第1の支持部材4を、モータM2により回転軸(第2軸)S2を中心に水平面内に回動させる第2のヨー回転機構1を用いないで、ターンテーブル2の上面(又は下面)の適宜位置に直接モータM2により回転軸(第3軸)S3を中心に第2の支持部材6を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構5を設ける6自由度を有する構成としたものである。
【0037】
このような構成の放射線治療用治療台によれば、第1のヨー回転機構1、第3のヨー回転機構5、第1のピッチ回転機構7、ロール回転機構9、第2のピッチ回転機構11及び第4のヨー回転機構13による6自由度を有することから、空間内で任意の位置に患者を位置決めすることが可能となる。また、水平、垂直放射線ビームライン経路上でX線撮影が可能となる。
【0038】
また、任意の位置決め及びX線透視装置等との干渉がないので、X線透視装置による位置決め後、治療台を動かすことなく、放射線の照射を行うことができる。
【0039】
さらに、第1のピッチ回転機構7により天板14の上げ下げを行うことにより、患者の天板への昇降位置を低くすることができる。
【0040】
また、従来では上下方向に軸を有するガイド機構のため、ピット深さが深くなったり、地上の空間に多数の機構が占めたりしていたが、本実施の形態によれば、ターンテーブル2のピット深さを浅くし、また、地上で機器が占める床面と空間を最小限にすることができる。
【0041】
さらに、天板の下の大半を機構のない状態にできるため、患者の前立腺部までのCT撮影を行うことができる。
【0042】
第3の実施形態において、第2の実施形態で説明したように天板14の下面に対して鉛直方向の回転軸(第7軸)S7を中心に天板12を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構13を支持する支持部材15の端部に着脱機構16を設け、この着脱機構16により第4のヨー機構13を患者が載る天板14の長手方向端部の下面に着脱自在に取付ける構成としても良い。
【0043】
この他、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】(a),(b)は本発明による放射線治療用治療台の第1の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図2】同実施形態の斜視図。
【図3】(a),(b)は、同実施形態の放射線治療用治療台において、放射線治前の天板昇降時と検査又は位置決め時の姿勢の一例を示す図。
【図4】(a),(b)は同実施形態の放射線治療用治療台において、CT撮影時の状態及び放射線照射時の状態を示す図。
【図5】(a)〜(e)は、同実施形態の放射線治療用治療台において、放射線治療時の各姿勢の一例を示す図。
【図6】本発明による放射線治療用治療台の第2の実施形態を示す斜視図。
【図7】(a),(b)は、本発明による放射線治療用治療台の第3の実施形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
【0045】
1…第1のヨー回転機構、2…ターンテーブル、3…第2のヨー回転機構、4…第1の支持部材、5…第3のヨー回転機構、6…第2の支持部材、7…第1のピッチ回転機構、8…第3の支持部材、9…ロール回転機構、10…第4の支持部材、11…第2のピッチ回転機構、12…第5の支持部材、13…第4のヨー回転機構、14…天板、15…第5の支持部材、16…着脱機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療室内の予定箇所の床面に回転可能に設置されたターンテーブルと、
このターンテーブルを水平面内に回動させる第1のヨー回転機構と、
前記ターンテーブルの適宜位置に一端部が支持された第1の支持部材を水平面内に回動させる第2のヨー回転機構と、
前記第1の支持部材の他端部に支持された第2の支持部材を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構と、
前記第2の支持部材に支持され、前記第3のヨー回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第3の支持部材を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構と、
前記第3の支持部材に支持され、前記第1のピッチ回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第4の支持部材を回動させるロール回転機構と、
前記第4の支持部材に支持され、前記ロール回転機構の回転軸に対して同一平面上で直交する方向の回転軸を中心に第5の支持部材を回動させる第2のピッチ回転機構と、
患者が乗る天板の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材に支持され、前記第2のピッチ回転機構に連結されて前記天板を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構と、
を備えたことを特徴とする放射線治療用治療台。
【請求項2】
治療室内の予定箇所の床面に回転可能に設置されたターンテーブルと、
このターンテーブルを水平面内に回動させる第1のヨー回転機構と、
前記ターンテーブルの適宜位置に支持された第2の支持部材を水平面内に回動させる第3のヨー回転機構と、
前記第2の支持部材に支持され、前記第3のヨー回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第3の支持部材を鉛直上下方向に回動させる第1のピッチ回転機構と、
前記第3の支持部材に支持され、前記第1のピッチ回転機構の回転軸に対して直交する方向の回転軸を中心に第4の支持部材を回動させるロール回転機構と、
前記第4の支持部材に支持され、前記ロール回転機構の回転軸に対して同一平面上で直交する方向の回転軸を中心に第5の支持部材を回動させる第2のピッチ回転機構と、
患者が乗る天板の長手方向端部の下面に取付けられた第5の支持部材に支持され、前記第2のピッチ回転機構に連結されて前記天板を水平面内に回動させる第4のヨー回転機構と、
を備えたことを特徴とする放射線治療用治療台。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の放射線治療用治療台において、前記第4のヨー回転機構を支持する第5の支持部材の端部に着脱機構を設け、この着脱機構により前記第4のヨー機構を前記天板の下面に着脱自在に取付ける構成としたことを特徴とする放射線治療用治療台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−207524(P2009−207524A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−50575(P2008−50575)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(301032942)独立行政法人放射線医学総合研究所 (149)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】