説明

放射線治療装置

【課題】位置合わせが容易な放射線治療装置を提供する。
【解決手段】アイソセンタ10aから下方に所定の距離D離間した仮位置合わせ位置Poを通過する仮位置合わせの可視光を複数の方向から照射する第1及び第2の光発生部311,312並びに第5の光発生部323と、天板21上に載置された被検体Pの病変部をアイソセンタ10aに合わせる位置合わせを行うための入力を行う位置合わせボタン23と、天板21を移動する移動機構部22とを備え、移動機構部22は、位置合わせボタン23からの入力に応じて、天板21を仮位置合わせが行われた仮位置から上方に所定の距離D移動して停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体に放射線を照射して治療を行う放射線治療装置に関する。
【背景技術】
【0002】
悪性腫瘍等の病変部の治療を目的とし、その病変部に放射線を照射して治療を行う放射線治療装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この放射線治療装置は、放射線を照射する位置であるアイソセンタを通過する可視光を複数の方向から照射するレーザを備えている。そして、その可視光を利用して、被検体の病変部をアイソセンタに合わせる位置合わせが行われる。この位置合わせでは、被検体の病変部の体表に記したマークを可視光に合わせるために、被検体に投影された可視光を見ながら、被検体が載置された天板を移動する操作する作業や被検体を移動する作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−229324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アイソセンタの高さに対して操作者の身長が相対的に低いと、例えば背伸びした無理な姿勢で位置合わせを行う必要があるため、位置合わせに時間が掛かる問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、位置合わせが容易な放射線治療装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明の放射線治療装置は、天板上に載置された被検体の病変部をアイソセンタに合わせ、そのアイソセンタに放射線を照射して治療を行う放射線治療装置において、前記アイソセンタから下方又は上方の一方に所定の距離離間した仮位置合わせ位置を通過する可視光を複数の方向から照射する第1の光照射手段と、前記第1の光照射手段により照射された前記仮位置合わせ位置近傍の可視光に前記被検体の病変部を合わせた仮位置における前記天板を移動するための入力を行う入力手段と、前記入力手段からの入力に応じて、前記天板を前記仮位置から他方に前記所定の距離移動する天板移動手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アイソセンタの下方又は上方の操作者の作業が容易な高さである仮位置合わせの位置を通過する可視光を複数の方向から照射する光照射部を設け、その光照射手段により照射された仮位置合わせ位置近傍の可視光に被検体の病変部を合わせた仮位置における天板をアイソセンタの高さまで天板を移動することができる。これにより、位置合わせが容易になり、治療を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施例に係る放射線治療装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例に係る治療室に配置された放射線照射部及び寝台を示す側面図。
【図3】本発明の実施例に係る治療室に配置された光照射部及びこの光照射部から照射される可視光の照射領域を示す正面図。
【図4】本発明の実施例に係る治療室に配置された第1の光照射部から照射される可視光の照射領域を示す平面図。
【図5】本発明の実施例に係る治療室に配置された第2の光照射部から照射される可視光の照射領域を示す平面図。
【図6】本発明の実施例に係る放射線治療装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を、図1乃至図6を参照して説明する。
【実施例】
【0010】
本発明の実施例は、操作者の身長に対して相対的に高いアイソセンタ及び低いアイソセンタを有する放射線治療装置に適用可能である。以下に説明する実施例では、操作者の身長に対して相対的に高いアイソセンタを有する放射線治療装置の例を説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施例に係る放射線治療装置の構成を示したブロック図である。この放射線治療装置100は、アイソセンタ10aの方向に放射線を照射する放射線照射部10と、被検体Pの病変部をアイソセンタ10aに移動するための寝台20と、アイソセンタ10a等を通過する可視光を複数の方向から照射する光照射部30と、放射線照射条件の設定、被検体Pの移動、種々のコマンドの入力等の操作を行う操作部40と、放射線照射部10、寝台20、及び光照射部30の各ユニットを統括して制御するシステム制御部50とを備えている。
【0012】
放射線照射部10は、アイソセンタ10aを通る照射軸11aに沿って放射線を照射する架台11と、架台11を回動可能に支持する支持体12とにより構成される。そして、架台11は、X線等の放射線を発生する放射線発生部13と、この放射線発生部13で発生した放射線の被検体Pに照射する範囲を被検体Pの病変部の範囲に制限する絞り部14とを備えている。
【0013】
寝台20は、被検体Pが載置される天板21と、この天板21を上下方向、長手方向、及び幅方向に移動する移動機構部22と、天板21上に載置された被検体Pの病変部をアイソセンタ10aに合わせる位置合わせを行うための入力を行う位置合わせボタン23とを備えている。そして、位置合わせボタン23を押圧する操作が行われると、移動機構部22は、天板21を押圧前の停止位置から上方に所定の距離D移動する。
【0014】
光照射部30は、アイソセンタ10aから下方に所定の距離D離間した操作者の作業が容易な高さである仮位置合わせ位置Poを通過する可視光を複数の方向から照射する第1の光照射部31と、アイソセンタ10a等を通過する可視光を複数の方向から照射する第2の光照射部32とを備えている。
【0015】
第1の光照射部31は、仮位置合わせ位置Poを可視化するために、水平方向に照射する可視光を発生する第1及び第2の光発生部311,312を備え、各第1及び第2の光発生部311,312は例えば緑色のレーザ光を発生するレーザを有する。
【0016】
第2の光照射部32は、アイソセンタ10aを可視化するために、水平方向に照射する可視光を発生する第3及び第4の光発生部321,322を備えている。また、仮位置合わせ位置Po及びアイソセンタ10aを可視化するために、鉛直方向に照射する可視光を発生する第5の光発生部323を備え、各第3乃至第5の光発生部321乃至323は、第1の光照射部31の可視光と識別可能なように異なる色である例えば赤色のレーザ光を発生するレーザを有する。
【0017】
そして、第5の光発生部323は、第1の光照射部31の各第1及び第2の光発生部311,312により照射される可視光、並びに各第3及び第4の光発生部321,322により照射される可視光に直交する可視光を照射する。
【0018】
操作部40は、ボタン、スイッチ、キーボード、マウス等の入力デバイス及び表示パネルを備えている。そして、放射線照射条件の設定、天板21の移動、種々のコマンドの入力等の操作を行う。
【0019】
システム制御部50は、CPU及び記憶回路を備え、操作部40から入力された情報を記憶回路に保存する。そして、入力された情報に基づいて、放射線照射部10、寝台20、及び光照射部30の各ユニットの制御や、システム全体の制御を行なう。
【0020】
次に、図1及び図2を参照して、治療室に配置された放射線照射部10及び寝台20の一例を説明する。
図2は、治療室に配置された放射線照射部10及び寝台20を示した側面図である。この治療室110内の床面110a上に放射線照射部10の支持体12が設置されている。架台11は、水平であり、アイソセンタ10aで照射軸11aに直交する仮想の直線12aを回動軸として矢印R1方向に回動可能に支持体12により支持されている。照射軸11aは、架台11の回動と共に、アイソセンタ10aを中心にして回動する。
【0021】
寝台20は、ホームポジションにおいて、天板21の長手方向が直線12aの方向に一致するように配置されている。そして、操作部40からの操作により、アイソセンタ10aの下方に位置する軸を中心として、床面110a上をホームポジションから回動できるようになっている。
【0022】
次に、図1乃至図5を参照して、治療室110に配置された光照射部30及びこの光照射部30から照射される可視光の照射領域の一例を説明する。図3は、治療室110に配置された光照射部30及び光照射部30から照射される可視能の照射領域を示す正面図である。また、図4は、治療室110に配置された光照射部30の第1の照射部31から照射される可視能の照射領域を示す平面図である。また、図5は、治療室110に配置された光照射部30の第2の光照射部32から照射される可視能の照射領域を示す平面図である。
【0023】
図3において、治療室110は、放射線の外部への漏洩を防ぐために設けられ、床面110a、側壁面110b、この側壁面110bに対向配置された側壁面110c、及び天井110d等により構成されている。
【0024】
光照射部30における第1の光照射部31の第1の光発生部311は側壁面110bに固定されている。また、第2の光発生部312は、第1の光発生部311に仮位置合わせ位置Poを挟んで対向配置され、側壁面110cに固定されている。更に、第1及び第2の光発生部311,312は、第1の光発生部311と第2の光発生部312を結ぶ直線を同一の光軸としてその光軸が水平になるように配置され、その直線の中央に仮位置合わせ位置Poが位置するように配置されている。
【0025】
そして、図4に示すように、第1の光発生部311は仮位置合わせ位置Poを含む水平な面を形成する斜線で示した第1の光照射領域311aの方向に可視光を広角照射し、第2の光発生部312は仮位置合わせ位置Poを含む水平な面を形成する斜線で示した第2の光照射領域312aの方向に可視光を広角照射する。
【0026】
第2の光照射部32の第3の光発生部321は、側壁面110bの第1の光発生部311から上方に所定の距離D離間して固定されている。また、第4の光発生部322は、第3の光発生部321にアイソセンタ10aを挟んで対向配置され、側壁面110cの第2の光発生部312から上方に所定の距離D離間して固定されている。更に、第3及び第4の光発生部321,322は、第3の光発生部321と第4の光発生部322を結ぶ直線を同一の光軸としてその光軸が水平になるように配置され、その直線の中央にアイソセンタ10aが位置するように配置されている。
【0027】
そして、図5に示すように、第3の光発生部321はアイソセンタ10aを含む水平な面を形成する斜線で示した第3の光照射領域321aの方向に可視光を広角照射し、第4の光発生部322はアイソセンタ10aを含む水平な面を形成する斜線で示した第4の光照射領域322aの方向に可視光を広角照射する。
【0028】
第5の光発生部323はアイソセンタ10aの上方の天井110dに固定されている。そして、アイソセンタ10a及び仮位置合わせ位置Poを含む鉛直な面を形成する斜線で示した第5の光照射領域323aの方向に可視光を広角照射する。なお、第5の光照射領域323aは、第1乃至第4の光照射領域311a,312a,321a,322aに直交する。
【0029】
これにより、第1及び第2の光発生部311,312並びに第5の光発生部323から可視光を照射すると、第1及び第2の光照射領域311a,312a並びに第5の光照射領域323aが互いに交わる位置を仮位置合わせ位置Poとして可視化することができる。また、第3乃至第5の光発生部321乃至323から可視光を照射すると、第3乃至第5の光照射領域321a乃至323aが互いに交わる位置をアイソセンタ10aとして可視化することができる。
【0030】
以下、図1乃至図6を参照して、放射線治療装置100の動作の一例を説明する。
【0031】
図6は、放射線治療装置100の動作を示したフローチャートである。ホームポジションに位置している寝台20の天板21を最下位位置まで下げる操作が操作部40から行われると、放射線治療装置100は動作を開始する(ステップS1)。
【0032】
システム制御部50は、寝台20に天板21の移動を指示する。寝台20の移動機構部22は、システム制御部50からの指示により、天板21を移動して最下位位置で停止する。被検体Pが天板21上に載置された後、操作部40から天板21を上げる操作が行われると、移動機構部22は、天板21を最下位位置から上に移動して仮位置合わせ位置Poの高さ付近で停止する。
【0033】
天板21の停止後、操作部40から仮位置合わせ操作が行われると、放射線照射部10の支持体12は、光照射部30からの可視光がアイソセンタ10a及び仮位置合わせ位置Poを通過可能な角度(退避角度)まで架台11を回動する。架台11を回動した後、光照射部30における第1及び第2の光照射部31,32の第1の光発生部311、第2の光発生部312、及び第5の光発生部323は、第1及び第2の光照射領域311a,312a並びに第5の光照射領域323aの方向に緑色及び赤色により構成される仮位置合わせ可視光を照射する(ステップS2)。
【0034】
このように、仮位置合わせ位置Poを通過する緑色及び赤色で識別される可視光を複数方向から照射することにより、仮位置合わせの可視光であることを識別することができる。また、仮位置合わせ位置Poを容易に把握することができる。
【0035】
なお、第1の光照射部31に第5の光照射領域323aの方向に緑色の可視光を広角照射可能な第6の光発生部を設け、仮位置合わせの可視光を照射する場合には第5の光発生部323の代わりに第6の光発生部を用いるように実施してもよい。
【0036】
ここで、被検体Pの体表に記された病変部の位置を示すマークを、被検体Pの体表に投影される仮位置合わせ位置Po近傍の仮位置合わせ可視光に合わせる仮位置合わせが行われる。この仮位置合わせの作業には、操作部40からの操作により、上下方向、長手方向、及び幅方向に天板21を移動させる作業や、天板21上の被検体Pを移動する作業等がある。
【0037】
このように、仮位置合わせ位置Poを通過する仮位置合わせ可視光を照射することにより、操作者は仮位置合わせの作業を楽な姿勢で行うことができる。これにより、仮位置合わせを容易に行うことができる。
【0038】
そして、仮位置合わせが行われた後、寝台20の位置合わせボタン23を押圧する操作が行われると、位置合わせボタン23からの入力信号を移動機構部22及びシステム制御部50に出力する。移動機構部22は、位置合わせボタン23からの入力信号に応じて、仮位置合わせが行われた後の仮位置における天板21を上に移動して、上方に所定の距離D移動した位置合わせ位置で停止する(ステップS3)。
【0039】
このように、位置合わせボタン23を押圧するだけの簡単な操作で位置合わせを行うことができる。これにより、位置合わせの作業を軽減することができる。
【0040】
一方、システム制御部50は、位置合わせボタン23からの入力信号に応じて、第1及び第2の光照射部31,32に位置合わせを指示する。第1及び第2の光発生部311,312は照射を停止する。また、第2の光照射部32の第3乃至第5の光発生部321乃至323は、第3乃至第5の光照射領域321a乃至323aの方向に赤色により構成される位置確認の可視光を照射する(ステップS4)。
【0041】
このように、アイソセンタ10aを通過する赤色で識別される可視光を複数の方向から照射することにより、位置確認可視光であることを識別することができる。また、アイソセンタ10aを容易に把握することができる。
【0042】
ここで、位置合わせされた被検体Pの体表に記されたマークを、被検体Pの体表に投影されるアイソセンタ10a近傍の位置確認可視光に照合して、位置合わせ後の確認が行われる。なお、マークが被検体Pの体表に投影されたアイソセンタ10a近傍の位置確認可視光からずれている場合、位置合わせ後に天板21上における被検体Pの病変部が例えば体動によりずれたものと判断して、天板21又は手で被検体Pを移動して、仮位置合わせのときよりも簡単な微調整作業が行われる。
【0043】
このように、位置確認可視光を照射することにより、位置合わせ後の確認が可能となり、位置合わせをより正確に行うことができる。
【0044】
確認後、操作部40からの治療操作により、第3乃至第5の光発生部321乃至323が照射を停止した後、病変部に放射線を照射して被検体Pの治療が行われる。そして、放射線の照射が終了すると、システム制御部50が放射線照射部10、寝台20、及び光照射部30を停止させることにより、放射線治療装置100は、動作を終了する(ステップS5)。
【0045】
以上述べた本発明の実施例によれば、第1及び第2の光発生部311,312並びに第5の光発生部323から仮位置合わせ位置Poを通過する緑色及び赤色で識別される複数方向からの可視光を照射することにより、仮位置合わせ可視光であることを識別すると共に仮位置合わせ位置Poを容易に把握することができる。そして、被検体Pの病変部を仮位置合わせ位置Po近傍の仮位置合わせ可視光に合わせることにより、仮位置合わせを楽な姿勢で行うことができる。次いで、位置合わせボタン23を押圧することにより、位置合わせを行うことができる。これにより、作業負担を軽減して位置合わせが容易になり、治療を迅速に行うことができる。
【0046】
また、第3乃至第5の光発生部321乃至323から、アイソセンタ10aを通過する赤色で識別される複数方向からの可視光を照射することにより、位置確認可視光であることを識別すると共にアイソセンタ10aを容易に把握することができる。これにより、位置合わせ後の確認が可能となり、位置合わせをより正確に行うことができる。
【符号の説明】
【0047】
Po 仮位置合わせ位置
10 放射線照射部
10a アイソセンタ
11 架台
11a 照射軸
12 支持体
20 寝台
21 天板
22 移動機構部
110 治療室
110a 床面
110b,110c 側壁面
110d 天井
311 第1の光発生部
311a 第1の光照射領域
312 第2の光発生部
312a 第2の光照射領域
321 第3の光発生部
321a 第3の光照射領域
322 第4の光発生部
322a 第4の光照射領域
323 第5の光発生部
323a 第5の光照射領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板上に載置された被検体の病変部をアイソセンタに合わせ、そのアイソセンタに放射線を照射して治療を行う放射線治療装置において、
前記アイソセンタから下方又は上方の一方に所定の距離離間した仮位置合わせ位置を通過する可視光を複数の方向から照射する第1の光照射手段と、
前記第1の光照射手段により照射された前記仮位置合わせ位置近傍の可視光に前記被検体の病変部を合わせた仮位置における前記天板を移動するための入力を行う入力手段と、
前記入力手段からの入力に応じて、前記天板を前記仮位置から他方に前記所定の距離移動する天板移動手段とを
備えたことを特徴とする放射線治療装置。
【請求項2】
前記アイソセンタを通過する可視光を複数の方向から照射する第2の光照射手段を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線治療装置。
【請求項3】
前記第1の光照射手段は、
水平方向に照射するための可視光を発生する第1の光発生手段と、
この第1の光発生手段に前記仮位置合わせ位置を挟んで対向配置され、前記第1の光発生手段と同一の光軸を備えた可視光を発生する第2の光発生手段とを有し、
前記第2の光照射手段は、
水平方向に照射するための可視光を発生する第3の光発生手段と、
この第3の光発生手段に前記アイソセンタを挟んで対向配置され、前記第3の光発生手段と同一の光軸を備えた可視光を発生する第4の光発生手段と、
前記アイソセンタ及び前記仮位置合わせ位置の上方に配置され、前記第1乃至第4の光発生手段からの可視光に直交する可視光を発生する第5の光発生手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の放射線治療装置。
【請求項4】
前記第1の光照射手段は、前記アイソセンタ及び前記仮位置合わせ位置の上方に配置され、前記第1及び第2の光発生手段からの可視光に直交する可視光を発生する第6の光発生手段を有することを特徴とする請求項3に記載の放射線治療装置。
【請求項5】
前記第1の光照射手段の可視光と前記第2の光照射手段の可視光の色が異なることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれに記載の放射線治療装置。
【請求項6】
前記第1の光照射手段は、
水平方向に照射するための可視光を発生する第7の光発生手段と、
この第7の光発生手段に前記仮位置合わせ位置を挟んで対向配置され、前記第7の光発生手段と同一の光軸を備えた可視光を発生する第8の光発生手段と、
前記アイソセンタ及び前記仮位置合わせ位置の上方に配置され、前記第7及び第8の光発生手段からの可視光に直交する可視光を発生する第9の光発生手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の放射線治療装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−162213(P2010−162213A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−8048(P2009−8048)
【出願日】平成21年1月16日(2009.1.16)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】