説明

放射線照射装置

【課題】適正な使用者によって確実に操作される放射線照射装置の提供。
【解決手段】 輸血用血液製剤に放射線を照射する放射線照射部と、この放射線照射部の放射線照射方向に設置され前記輸血用血液製剤を搭載するトレイと、このトレイを搭載するトレイ搭載部とを備えた放射線照射装置であって、
医療従事者が所有するバーコードを読み取り、前記医療従業者が前記放射線装置の使用が許可されていない者である場合に、前記医療従業者の前記放射線装置の使用が阻止されるためのバーコードリーダーが備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線照射装置に係り、特に、輸血用血液を封入する血液バッグ等にX線またはγ線を含む放射線を照射する放射線照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
血液バック内の輸血用血液は、GVHD(Graft Versus Host Disease)と呼ばれる輸血による副作用がある。これを予防するため、血液バッグに放射線を照射し、輸血用血液製剤の内のリンパ球を不活性化するようにしており、放射線としては、放射性同位元素137Cs(セシウム)を利用したγ線とX線とが用いられる。
【0003】
この場合の放射線照射装置としては、たとえば特許文献1に開示がなされた二方向照射装置等が知られている。一般に、放射線照射装置は、X線管装置(第1のX線管装置と称する)と、このX線管装置に対面して配置された試料面(以下、トレイ部と称する)と、これらが、組み込まれたX線を遮へいする防護室とが備えて構成される。しかし、前記二方向照射装置は、第二のX線管装置が試料皿(以下、トレイと称する)を中間にして第一のX線管装置と対面して防護室に組み込まれ、第二のX線管装置の陰極及び陽極が第一のX線管装置のそれらと互いに逆に配置されているようにすることにより、両方のX線管装置によって試料の両面からX線の照射を行う構成としている。これにより、トレイを回転させることなく、従来の装置よりも少ない時間で均一な照射をなすことができ、しかも大きな線量で照射できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実公平7−43679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、輸血用血液製剤に放射線を照射する装置は、医療機器であり、薬事法上では血液照射装置と呼ばれる。血液照射装置の使用者は、行政通知健政発717号(平成5年11月15日)によると放射線診療従事者(放射線診療に従事または放射線医薬品を取り扱う医師、歯科医師、診療放射線技師、看護士、准看護士、歯科衛生士、臨床検査技師、薬剤師等をいい、営繕職員、事務職員は含まない)に限られている。
【0006】
このため、従来の放射線照射装置では電源投入用のキーをユーザーが管理することで放射線診療従事者である装置使用者を制限していたが、放射線照射装置側では、その使用者が放射線照射装置の使用が許可されている使用者であるのかの判別をすることができないため、ユーザー側の管理に依存せざるを得ないのが現状となっている。
【0007】
また、放射線照射装置が複数台設置されている施設では、多忙な使用者が放射線照射装置Aにトレイを搭載したにも関わらず、誤って放射線照射装置B(放射線照射装置Aとは異なる装置)の未照射であるトレイを取り出し、放射線照射済みとして出荷してしまうリスクがあった。さらに、放射線照射装置が設置されている部屋から使用者が離れている場合において、放射照射が終了していることが判らない場合があり、大事な輸血用血液製剤が放置されてしまうリスクがある。また、患者に対し、緊急に輸血を要している場合、大きなタイムラグとなり間接的に人命に関わるケースも考えられる。
【0008】
本発明の目的は、適正な使用者によって確実に操作されることのできる放射線照射装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、使用者に放射線照射が完了したことを適切な時間内に知らしめることのできる放射線照射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の放射線照射装置は、その使用者が、既に登録された使用者か否か、あるいはトレイをセットした使用者か否かの識別を行うことができ、その識別によって適正な使用者でない場合は、前記使用者による装置の使用にロックがかかるようにしたものである。また、放射線照射完了後の一定時間経過後に、トレイの搬出がなされていない場合に、装置を使用した使用者に放射線照射完了の旨を知らせるメールを配信できるようにしたものである。
【0011】
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
【0012】
(1)本発明の放射線照射装置は、輸血用血液製剤に放射線を照射する放射線照射部と、この放射線照射部の放射線照射方向に設置され前記輸血用血液製剤を搭載するトレイと、このトレイを搭載するトレイ搭載部とを備えた放射線照射装置であって、
医療従事者が所有するバーコードを読み取り、前記医療従業者が前記放射線装置の使用が許可されていない者である場合に、前記医療従業者の前記放射線装置の使用が阻止されるためのバーコードリーダーが備えられていることを特徴とする。
【0013】
(2)本発明の放射線照射装置は、(1)において、前記放射線装置の使用が許可されている医療従業者に関する情報が格納されているデータベースを備え、
前記医療従業者が前記放射線装置の使用が許可されていない者であるか否かは、前記データベースに格納された前記情報との比較によって行うことを特徴とする。
【0014】
(3)本発明の放射線照射装置は、(1)において、前記医療従業者の前記放射線装置の使用の阻止は、放射線照射スイッチの操作を無効とすることとしたことを特徴とする。
【0015】
(4)本発明の放射線照射装置は、(1)において、前記医療従業者の前記放射線装置の使用の阻止は、前記前記トレイ部の搬出をロックすることとしたことを特徴とする。
【0016】
(5)本発明の放射線照射装置は、(1)において、X線照射完了後の一定時間経過後、前記トレイ部の搬出がなされていない場合に、前記放射線装置を使用した前記医療従業者にメールを配信するメール配信装置が具備されていることを特徴とする。
【0017】
(6)放射線照射部は、(1)ないし(5)のいずれかにおいて、トレイ部を間にして対向された二つの放射線照射部で構成されていることを特徴とする。
【0018】
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
【発明の効果】
【0019】
このような放射線照射装置によれば、適正な使用者によって確実に操作でき、該使用者に放射線照射が完了したこと適切な時間内に知らしめることができるようになる。
【0020】
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の放射線照射装置の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の放射線照射装置の実施例1を示す概略構成図である。
【図3】使用者の装置への登録の態様を示す説明図である。
【図4】本発明の放射線照射装置の制御装置の内部を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
【実施例1】
【0023】
図2は、本発明の放射線照射装置の実施例1を示す概略構成図である。図2に示す放射線照射装置はたとえば二方向照射装置を例に挙げて示している。図2において、二方向照射装置100は、まず、輸血血液製剤等が内装されているトレイ13に対し、上下方向からX線を照射するための上部X線管装置2および下部X線管装置3を備える。上部X線管装置2とトレイ13の間にはX線フィルター11が配置され、下部X線管装置3とトレイ13の間にはX線フィルター12が配置されている。これら上部X線管装置2、下部X線管装置3は高電圧発生ユニット4によって駆動され、上部X線管装置2は高電圧発生装置4aによって独立に高電圧が印加され、下部X線管装置3は高電圧発生装置4bによって独立に高電圧が印加されるようになっている。また、冷却装置5を備え、この冷却装置5からの冷却油の供給によって、上部X線管装置2および下部X線管装置3の陽極を冷却するようになっている。上部X線管装置2および下部X線管装置3によって温められた冷却油は循環式冷却装置(もしくは水道水)9によって冷却されるようになっている。トレイ13の近傍には、線量計7に接続された線量計プローブ7aを備え、この線量計プローブ7aによって、前記トレイ13に照射されるX線量を計測できるようになっている。トレイ13に照射する上部X線管装置2および下部X線管装置3の線量等のX線照射条件の設定、メッセージ表示、各種データ登録等は、操作盤(タッチパネル)8によってなされるようになっている。前記トレイ13、上部X線管装置2、下部X線管装置3等は遮へい体1aによって被われ、この遮へい体1aによって照射室1bからX線が外部に漏れないようになっている。また、前記トレイ13、上部X線管装置2、下部X線管装置3等は防護ボックス1内に収納され、この防護ボックス1には、前記トレイ13を防護ボックス1外から搬出させるトレイ部10を備えるようになっている。また、バーコードリーダー14を備え、バーコードリーダー14によってバーコード情報を読み取り、制御装置6に情報を伝達するようになっている。さらに、制御装置6とイーサーネット接続されているパーソナルコンピュータ30を備え、このパーソナルコンピュータ30によって、高電圧発生ユニット4、線量計7、冷却装置5、循環式冷却装置(もしくは水道水)9、バーコードリーダー14の制御を行うようになっている。また、このパーソナルコンピュータ30は、トレイ13(バーコードによって識別される)の厚みの情報、二方向照射装置100の医療従業者である使用者(装置の使用が許可された医療従業者)のバーコード情報をデータベースとして持つとともに、放射線照射が終了したことを使用者にメール配信できるようになっている。
【0024】
次に、本発明の放射線照射装置の動作の説明に先立って、二方向照射装置100の使用者の登録について、図3(a)、(b)を用いて説明する。まず、図3(a)に示すように、各使用者A、B、C、……には、各使用者A、B、C、……を示すバーコードが付与されている。これらのバーコードは、通常、使用者のネームプレート15に印刷され、もしくは貼り付けられている。各使用者A、B、C、……のバーコードラベルは、パーソナルコンピュータ30によって、各使用者A、B、C、……に応じて作成したものでもよく、また、ユーザーが独自で管理しているバーコードを利用してもよい。なお、登録は使用者の他に管理責任者60に設定することができる。管理責任者60は、使用者のキー権限を持つことができるため、使用者として二方向照射装置100を使用することができる。また、図3(b)に示すように、管理責任者60ごとにグループ分けして登録することもできる。図3(b)において、たとえばグループAの管理責任者60aは、グループBの使用者A'、B'、C'、……のキー権限は持たないようにし、グループBの管理責任者60bは、グループAの使用者A、B、C、……のキー権限は持たないようにする。このような管理を行うことにより、複数の異なる部門が放射線照射装置を利用する施設に対応することが可能である。
【0025】
二方向照射装置100への登録方法は、操作盤8の使用者登録画面より、使用者の氏名を入力し、ネームプレート15のバーコードラベルをバーコードリーダー14により読み取ると制御装置(シーケンサー部)6内のデータベース(図4において符号6a'で示す)に取り込まれ、使用者名とバーコード情報がセットで登録されるようになる。削除は操作盤8から行うことができる。なお、この実施例ではネームプレート15のバーコードラベルをバーコードリーダー14により読み取ることとしているが、バーコード方式の代わりにいわゆるRFID方式とすることもできる。すなわち、ネームプレート15にICタグが埋め込まれ、二方向照射装置100内に受信機を取り付けることによって、使用者が二方向照射装置100に近づいた際に、当該使用者が既に登録された使用者であるかを判定できるようにしてもよい。
【0026】
次に、放射線照射装置の動作について、図1のフロー図に基づいて説明をする。図1において、まず、使用者は二方向照射装置100の電源をONし(ステップSP1)、二方向照射装置100は使用者バーコード情報を取得する(ステップSP2)。ここで、二方向照射装置100による使用者バーコード情報の取得は、図4に示すように、バーコードリーダー14が使用者のバーコードラベル15a(ネームプレート15にたとえば印刷されている)を読み取り、読み取られたバーコード情報は、制御装置(シーケンサー部)6の入力モジュール6bを経由してCPUモジュール6a内のデータベース6a'内に送られる。データベース6a'に送られたバーコード情報は、予め登録されている使用者のデータベース6a'内の登録情報との照合がなされる。なお、図4は、図2に示す制御装置6の内部の構成を示した図で、バーコードリーダ14、操作盤8、パーソナルコンピュータ30とともに描画した図である。
【0027】
図3に戻り、二方向照射装置100によって取得された使用者バーコード情報は、使用者データベースに登録された使用者か否かが判定され(ステップSP3)、登録されていない使用者と判定された場合、装置の操作は不可能となり、操作盤8には登録された使用者でないことが表示される(ステップSP4、SP5)。ステップSP3において、使用者が登録されている使用者と判定された場合、二方向照射装置100の使用が許可され、操作盤8に操作画面が表示される(ステップSP6)。次に、使用者はトレイのセットを行う(ステップSP7)。この場合の操作を具体的に示すと、まず、図1に示すトレイ部10を操作盤8上の搬出スイッチの操作によって搬出させ、トレイ13をトレイ部10にセットした後、操作盤8の搬入スイッチの操作によってトレイ部10を照射室10b内に搬入する。この際、使用者はトレイ13をセットした使用者としてCPUモジュール6a内に記憶(登録)される(ステップSP8)。
【0028】
その後、操作盤8上のX線照射スイッチの操作が有効となり、使用者がX線照射開始スイッチを押すとX線照射が開始される(ステップSP9)。この場合、図1に示すように、トレイに照射されるX線束である上部X線束2aと下部X線束3aは線量計7の線量計プローブ7aに取り込まれ、線量計7は所定の線量に到達しているか否かを計測するようになっている。これによって、X線線が所定の線量に到達すると放射線照射が停止し照射完了となる(ステップSP10)。
【0029】
照射が完了した後、使用者は再びネームプレート15のバーコード1をバーコードリーダー14にて読み取れるようにする。使用者のバーコード情報は、図4に示したように制御装置(シーケンサー部)6の入力モジュール6bを経由してCPUモジュール6a内に送られ、CPUモジュール6aに記憶されている前記トレイ13をセットした使用者情報との照合がなされ、その照合が合致するか否かの判定がなされる(ステップSP11)。照合が合致した場合はトレイの搬出が可能なる(ステップSP12)。しかし、前記トレイ13のセットをした使用者ではないと判定した場合は、電子的なキーロック制御がなされトレイ搬出スイッチが無効となってトレイ13を取り出すことができなくなる(ステップSP13)。
【0030】
そして、X線照射完了後の一定時間経過後において、トレイ13が取り出されているか否かが判定される(ステップSP14)。トレイ13が取り出されていないことが判定された場合には、X線照射完了の知らせが使用者に連絡される(ステップSP15)。ここで、使用者への連絡は、図4に示すように、自動的にCPUモジュール6aから外部通信モジュール6cを経由してパーソナルコンピュータ30に照射完了通知メールの配信命令が送られ、使用者50のPCや指定された携帯電話に照射完了通知メール32が届くようにしてなされる。ここで、照射完了通知メール32が配信されてもトレイ13が取り出されない場合、使用者の権限を持つ管理責任者のバーコードを読み取ることにより、使用者の代わりにトレイを取り出すようにしてもよい。
【0031】
以上説明したことから明らかなように、上述のように構成した放射線照射装置は、放射線照射装置側で許可された使用者であるかの判断を行い、トレイをセットした使用者でないと放射線照射装置の使用が許可されず、また、放射線照射済のトレイが取り出せないようになる。さらに、一定の場合、放射線照射が終了したことを使用者へ通知するようになっている。したがって、本発明の放射線照射装置によれば、適正な使用者によって確実に操作されることができる。また、使用者に放射線照射が完了したことを適切な時間内に知らしめることができる。
【実施例2】
【0032】
実施例1では、放射線照射装置として、たとえば二方向照射装置を例に挙げて示したものである。しかし、これに限定されることはなく、輸血用血液を封入する血液バック等にX線またはγ線を含む放射線を照射する放射線照射装置に適用できる。
【0033】
以上、本発明を実施例を用いて説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いてもよい。
【符号の説明】
【0034】
1……防護ボックス、1a……遮へい体、1b……照射室、2……上部X線管装置 2a……上部X線束、3……下部X線管装置、3a……下部X線束、4……高電圧発生ユニット、4a……高電圧発生装置、4b……高電圧発生装置、5……冷却装置、6……制御装置、7……線量計、7a……線量計プローブ、8……操作盤(タッチパネル)、9……循環式冷却装置(もしくは水道水)、10……トレイ部、10a……トレイ部搬出状態、11……X線フィルター、12……X線フィルター、13……トレイ、13a……血液バッグ、14……バーコードリーダー、15……ネームプレート、15a……バーコードラベル、20……フィルター駆動部、30……メール配信用PC、31……バーコードラベル印字用プリンタ、32……照射完了通知メール、50……使用者、60……管理責任者、60a……グループAの管理責任者、60b……グループBの管理責任者。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
輸血用血液製剤に放射線を照射する放射線照射部と、この放射線照射部の放射線照射方向に設置され前記輸血用血液製剤を搭載するトレイと、このトレイを搭載するトレイ搭載部とを備えた放射線照射装置であって、
医療従事者が所有するバーコードを読み取り、前記医療従業者が前記放射線装置の使用が許可されていない者である場合に、前記医療従業者の前記放射線装置の使用が阻止されるためのバーコードリーダーが備えられていることを特徴とする放射線照射装置。
【請求項2】
前記放射線装置の使用が許可されている医療従業者に関する情報が格納されているデータベースを備え、
前記医療従業者が前記放射線装置の使用が許可されていない者であるか否かは、前記データベースに格納された前記情報との比較によって行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線照射装置。
【請求項3】
前記医療従業者の前記放射線装置の使用の阻止は、放射線照射スイッチの操作を無効とすることとしたことを特徴とする請求項1に記載の放射線照射装置。
【請求項4】
前記医療従業者の前記放射線装置の使用の阻止は、前記前記トレイ部の搬出をロックすることとしたことを特徴とする請求項1に記載の放射線照射装置。
【請求項5】
放射線照射完了後の一定時間経過後、前記トレイ部の搬出がなされていない場合に、前記放射線装置を使用した前記医療従業者にメールを配信するメール配信装置が具備されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線照射装置。
【請求項6】
前記放射線照射部は、前記トレイ部を間にして対向配置された二つの放射線照射部で構成されていることを特徴とする(1)ないし(5)のいずれかに記載の放射線照射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−50526(P2011−50526A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201217(P2009−201217)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000153498)株式会社日立メディコ (1,613)
【Fターム(参考)】