放射線療法システムへの遠隔アクセスを利用するためのシステムおよび方法。放射線療法システムへの遠隔アクセスは、品質保証プロセス、サービスおよび保守の手続き、患者のモニタリング、ならびに統計的な分析を提供する際に役立つことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本出願は、２００５年７月２２日に出願されたＳＹＳＴＥＭＳ ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤＳ ＯＦ ＲＥＭＯＴＥＬＹ ＡＣＣＥＳＳＩＮＧ Ａ ＲＡＤＩＡＴＩＯＮ ＴＨＥＲＡＰＹ ＴＲＥＡＴＭＥＮＴ ＳＹＳＴＥＭという名称の米国特許仮出願第６０／７０１，５４４号の利点を主張し、その内容全体は、参照によって本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【０００２】
過去数十年にわたって、コンピュータおよびネットワーキング、放射線療法治療計画作成ソフトウェア、ならびに医療用画像モダリティにおける改良が、放射線療法の診療に組み入れられてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
患者の治療およびシステムの品質保証／保守の双方にとって、遠隔技術から恩恵を受けるであろう多くの臨床プロセスがある。放射線療法システムへの遠隔アクセスを提供することの利点は多い。放射線療法システムへの遠隔アクセスは、品質保証、サービスおよび保守の手続き、患者のモニタリング、統計的な分析などの問題に対処することができる。医療従事者および技術者は、放射線療法システムに遠隔アクセスすることができ、操作上の様々な選択肢を伴った柔軟なシステムが可能となる。医療従事者は、患者の情報を分析することができ、技術者は、リモート端末からセットアップおよびサービスの問題に対処することができる。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
一実施形態においては、本発明は、放射線療法システムを遠隔解析および構成する方法を提供する。この方法は、事前に定義された計画に従って放射線療法システムを準備するステップと、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムに電子的にアクセスするステップと、アクションを実行するように放射線療法システムに命令するステップと、アクションの結果を得るステップと、アクションの結果を分析するステップとを含む。この方法は、アクションの結果またはアクションの分析に従って放射線療法システムを更に構成することができる。
【０００５】
別の実施形態においては、本発明は、事前に定義された計画に従って準備された放射線療法システムを遠隔解析する方法を提供する。この方法は、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムにアクセスするステップと、アクションを実行するように放射線療法システムに命令するステップと、アクションの結果を得るステップと、アクションの結果を分析するステップとを含む。
【０００６】
別の実施形態においては、本発明は、放射線療法システムを遠隔モニタする方法を提供する。この方法は、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムにアクセスするステップと、放射線療法システムに関連するパラメータをモニタするステップと、そのパラメータに関連するデータを得るステップと、それらのデータを分析するステップと、それらのデータが見込みに沿わない場合には放射線療法システムへ連絡を送信するステップとを含む。
【０００７】
別の実施形態においては、本発明は、放射線療法システムの動作を遠隔解析する方法を提供する。この方法は、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムにアクセスするステップと、アクションを実行するように放射線療法システムに命令するステップと、アクションの結果を得るステップと、リモート・コンピュータにおいてアクションの結果を分析するステップとを含む。
【０００８】
別の実施形態においては、本発明は、放射線療法システムの動作を遠隔解析する方法を提供する。この方法は、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムにアクセスするステップと、アクションを実行するようにリモート・コンピュータから放射線療法システムに命令するステップと、アクションの結果を得るステップと、アクションの結果を分析するステップとを含む。
【０００９】
別の実施形態においては、本発明は、放射線療法システムを遠隔モニタする方法を提供する。この方法は、放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて放射線療法システムにアクセスするステップと、放射線療法システムに関連するパラメータをモニタするステップと、そのパラメータに関連するデータを得るステップと、リモート・コンピュータにおいてそれらのデータを分析するステップと、分析されたデータに少なくとも部分的に基づいて放射線療法システムへ連絡を送信するステップとを含む。
【００１０】
本発明の他の態様は、詳細な説明および添付の図面を考察することによって明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の任意の諸実施形態が詳細に説明される前に、本発明は、その用途において、以下の説明で述べられたまたは以下の図面で例示されたコンポーネントの構成および配置の細部に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の諸実施形態も可能であり、様々な方法で実施され、または実行され得る。更に、本明細書で使用される表現法および用語は説明のためであり、限定するものと見なすべきではないことを理解されたい。「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、「含む／備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、または「有する（ｈａｖｉｎｇ）」、およびその変形を本明細書で使用する場合は、その後にリストされる項目およびその均等物、ならびに追加の項目を包含することを意味する。他の形で指定されまたは限定されない限り、用語「設置される／取り付けられる（ｍｏｕｎｔｅｄ）」、「接続される」、「支持される」、および「結合される」、ならびにその変形は、広く使用され、かつ直接的、間接的に、設置／取付け、接続、支持、および結合することを包含する。更に、「接続される」、および「結合される」は、物理的または機械的な接続もしくは結合に限定されない。
【００１２】
上側、下側、下方向、上方向、後方向、底部、前方、後方など、方向の参照は、図面の説明において本明細書で行われ得るが、これらの参照は、便宜上、図面に対して（普通に眺めたときに）行われる。これらの方向は、本発明を、どんな形であれ、文字通り取られることをまたは限定することを意図していない。更に、「第１」、「第２」、および「第３」などの用語は、説明のために本明細書で使用されており、相対的な重要性または意義を指示または暗示することを意図していない。
【００１３】
更に、本発明の諸実施形態は、議論のためにコンポーネントの大多数がハードウェア中に単独で実装されるかのように例示されかつ述べられている、ハードウェア、ソフトウェアと、電子コンポーネントもしくはモジュールとを共に含むことを理解されたい。しかし、当業者であれば、この詳細な説明を読むことに基づいて、少なくとも１つの実施形態において、本発明の電子ベースの諸態様がソフトウェアで実装され得ることを理解するはずである。従って、複数のハードウェアおよびソフトウェアベースのデバイス、ならびに複数の異なる構造的コンポーネントが、本発明を実装するために使用され得ることに留意されたい。更に、続く段落で述べるように、図面で示された特定の機械的な構成は、本発明の諸実施形態を例示するものであり、他の代替の機械的な構成も可能であることが意図される。
【００１４】
図１および図２は、放射線療法を患者１４に提供できる放射線療法システム１０の１つの構造を示す。放射線療法の治療は、光子に基づく放射線療法、近接照射療法、電子ビーム療法、陽子、中性子、または粒子による療法、あるいは他のタイプの治療法を含むことができる。放射線療法システム１０は、ガントリ２２を有する放射線療法デバイス１８を含む。図面に示されたガントリ２２は、リング型のガントリであり、即ち、完全なリングまたは円を形成する完全な３６０度の円弧を通って延びているが、他のタイプの取り付け構成を採用することもできる。例えば、Ｃ型の、部分的なリング型のガントリ、またはロボットのアームを使用することができる。
【００１５】
ガントリ２２は、放射モジュール２６を支持することができ、これは、光子放射のビーム３４を生み出すように動作可能である放射線源および線形加速装置（まとめて３０として示される）を有する。放射モジュール２６は、放射線ビーム３４を変更または変調するように動作可能である変調デバイス３８を含むこともできる。変調デバイス３８は、放射線ビーム３４の変調を提供し、放射線ビーム３４を患者１４へ向ける。具体的には、放射線ビーム３０は、患者の部分へ向けられる。広義に言えば、この部分は、全身を含むことができるが、一般には全身よりも小さく、２次元の面積および／または３次元の体積によって定義することができる。放射線を受けることが望まれる部分は、ターゲットまたはターゲット部位（４２として示される）と呼ぶことができ、関心領域の一例である。別のタイプの関心領域は、危険部位（region at risk）である。部分が、危険部位を含む場合には、放射線ビームは、その危険部位からそらされることが好ましい。患者１４は、放射線療法を受ける必要がある１つより多いターゲット部位４２を有する可能性がある。そのような変調は、強度変調放射線治療（「ＩＭＲＴ：ｉｎｔｅｎｓｉｔｙ ｍｏｄｕｌａｔｅｄ ｒａｄｉａｔｉｏｎ ｔｈｅｒａｐｙ」）と呼ばれる場合もある。
【００１６】
放射モジュールを患者１４に対して様々な回転位置および／または軸方向位置に配置できる他のフレームワークを採用することもできる。更に、放射モジュール２６は、ガントリ２２の形状に沿わない経路を進むことができる。例えば、放射線は、たとえ図示されたガントリ２がほぼ円形であっても、円形でない経路を進むことができる。
【００１７】
放射線療法デバイス１８は、治療放射線源から、または別の放射線源から放射線ビームを受け取るように動作可能である検知器４６、例えばキロボルテージまたはメガボルテージの検知器を含むこともできる。線形加速装置および検知器４６は、患者１４のコンピュータ断層撮影（ＣＴ：ｃｏｍｐｕｔｅｄ ｔｏｍｏｇｒａｐｈｙ）画像を生成するためのＣＴシステムとして機能することもできる。
【００１８】
ＣＴ画像は、扇形の形状、複数のスライスの形状、または円錐ビームの形状を有する放射線ビーム３４を用いて得ることができる。更に、ＣＴ画像は、メガボルテージ・エネルギーまたはキロボルテージ・エネルギーを送達する線形加速装置３０を用いて得ることができる。
【００１９】
放射線療法治療システム１０は、治療台５４（図１に示される）などの患者サポートを含むこともでき、この患者サポートは、患者１４を支持する。治療台５４は、ｘ方向、ｙ方向、またはｚ方向の少なくとも１つの軸に沿って動く。他の構造においては、患者サポートは、患者の身体の任意の部分を支持するように適合されるデバイスとすることができ、患者の全身を支持しなければならないことには限定されない。システム１０は、治療台５４の位置を操作するように動作可能である駆動システム５８を含むこともできる。駆動システム５８は、コンピュータ５０によってコントロールすることができる。
【００２０】
本明細書において使用される際、「コンピュータ」という用語は、命令に従って情報を受け取り、処理し、および／または送信する電子デバイスとして広義に解釈される。本明細書において使用される際、「情報」という用語は、信号またはデータを含むように広義に解釈される。図２に示されたコンピュータ５０は、様々なソフトウェア・プログラムおよび／または通信アプリケーションを実行するためのオペレーティング・システムを含む。詳細には、コンピュータ５０は、放射線療法デバイス１８と通信するように動作可能であるソフトウェア・プログラム６２を含むことができる。コンピュータ５０は、医療従事者によってアクセスされるように適合された任意の適切な入力／出力デバイスを含むことができる。コンピュータ５０は、プロセッサ、Ｉ／Ｏインターフェース、およびストレージ・デバイスまたはメモリなどの典型的なハードウェアを含むことができる。コンピュータ５０は、キーボードおよびマウスなどの入力デバイスを含むこともできる。コンピュータ５０は、モニタなど、標準的な出力デバイスを更に含むことができる。更に、コンピュータ５０は、プリンタおよびスキャナなど、周辺機器を含むことができる。
【００２１】
放射線療法デバイス１８は、コンピュータ５０と直接、および／または図２に示されたようにネットワーク６６を介して通信する。放射線療法デバイス１８は、ネットワーク６６を介して他の放射線療法デバイス１８と通信することもできる。同様に、それぞれの放射線療法デバイス１８のコンピュータ５０は、別の放射線療法デバイス１８のコンピュータ５０と通信することができる。コンピュータ５０および放射線療法デバイス１８は、データベース７０およびサーバ７４と通信することもできる。複数のデータベース７０およびサーバ７４が、ネットワーク６６と通信することもできる。ソフトウェア・プログラム６２はサーバ７４上に常駐することもできる点に留意されたい。
【００２２】
ネットワーク６６は、任意のネットワーキング技術またはトポロジあるいはそれらの組合せに従って構築されることができ、複数のサブネットワークを含むことができる。図２に示されたコンピュータ５０とデバイス１８の間の接続は、ローカル・エリア・ネットワーク（「ＬＡＮ」）、ワイヤレス・エリア・ネットワーク（「ＷＬＡＮ」）、ワイド・エリア・ネットワーク（「ＷＡＮ」）、公衆電話交換網（「ＰＳＴＮ」）、イントラネット、インターネット、または他の任意の適切なネットワークを通じて形成することができる。病院または医療施設（ヘルスケア施設と総称される）においては、図２に示されたコンピュータ５０とデバイス１８の間の通信は、任意のバージョンを伴うＨＬ７協会（「ＨＬ７：Ｈｅａｌｔｈ Ｌｅｖｅｌ Ｓｅｖｅｎ」）プロトコルおよび／または他の必要とされるプロトコルを通じて行うことができる。ＨＬ７は、健康管理環境内で電子データを交換するための別々のベンダからの２つのコンピュータ・アプリケーション（送信側と受信側）の間におけるインターフェースの実装を指定する標準的なプロトコルである。ＨＬ７は、健康管理施設が別々のアプリケーション・システムからデータの重要なセットを交換できるようにすることができる。具体的には、ＨＬ７は、交換されるデータ、相互交換のタイミング、およびアプリケーションへのエラーの伝達を定義することができる。そのフォーマットは、本質上、一般に包括的なものであり、含まれるアプリケーションの必要性を満たすように構成することができる。
【００２３】
図２に示されたコンピュータ５０と放射線療法デバイス１８の間の通信は、任意のバージョンを伴う医用画像通信規格（ＤＩＣＯＭ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｍａｇｉｎｇ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ ｉｎ Ｍｅｄｉｃｉｎｅ）プロトコルおよび／または他の必要とされるプロトコルを通じて行われることもできる。ＤＩＣＯＭは、全国電機製造業者協会（ＮＥＭＡ：Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｅｒｓ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）によって開発された国際的な通信標準であり、医療機器の別々の要素の間で医療画像関連のデータを転送するために使用されるフォーマットを定義する。ＤＩＣＯＭ ＲＴは、放射線療法データに固有の標準を指す。
【００２４】
図面における双方向の矢印は概して、ネットワーク６６と、コンピュータ５０、放射線療法デバイス１８、および図面に示された他のコンポーネントの何れか１つとの間における双方向の通信および情報転送を表す。しかし、幾つかの医療機器にとっては、一方向のみの通信および情報転送が必要とされる場合がある。
【００２５】
図３は、ネットワーク８２を介してリモート・コンピュータ７８によってアクセスできる放射線療法システム１０を概略的に示す。リモート・コンピュータ７８は、ＰＤＡまたはタブレットＰＣなど、手持ち型デバイスとすることができる。リモート・コンピュータ７８は、リモート・コンピュータ７８とは別個の放射線療法システム１０にアクセスすることができる。先へ進む前に、リモート・コンピュータ７８は、放射線療法システム１０（または画像取得デバイス９０）と同じ施設内に配置してもよく、または配置しなくてもよく、コンピュータ５０は、放射線療法デバイス１８と同じ部屋に配置してもよく、または配置しなくてもよいことを理解されたい。例えば、コンピュータ５０が放射線療法デバイス１８の近くになく、リモート・コンピュータ７８が放射線療法システム１０と同じ施設内に配置されているが、リモート・コンピュータ７８は放射線療法システム１０（コンピュータ５０を含む）とは別個であることが考えられる。
【００２６】
リモート・コンピュータ７８は、様々なソフトウェア・プログラムおよび／または通信アプリケーションを実行するためのオペレーティング・システムを含む。詳細には、リモート・コンピュータ７８は、放射線療法システム１０、ネットワーク８２、ならびにリモート・アプリケーションおよび通信のための他のソフトウェアと通信するように動作可能であるソフトウェア・プログラム８６を含むことができる。リモート・コンピュータ７８は、医療従事者によってアクセスされるように適合された任意の適切な入力／出力デバイスを含むことができる。リモート・コンピュータ７８は、プロセッサ、Ｉ／Ｏインターフェース、およびストレージ・デバイスまたはメモリなどのハードウェアを含むことができる。リモート・コンピュータ７８は、キーボードおよびマウス、タッチ・スクリーン・モニタなどの入力デバイスを含むこともできる。リモート・コンピュータ７８は、モニタなど、標準的な出力デバイスを更に含むことができる。更に、リモート・コンピュータ７８は、プリンタおよび／またはスキャナなど、周辺機器を含むことができる。
【００２７】
リモート・コンピュータ７８は、医療従事者および技術者が、移動中または場所を変えている最中に放射線療法システム１０にアクセスできるようにする。一例として、医療従事者は、放射線療法システム１０の現場にいなくても、患者の治療履歴を見ること、ならびに患者の治療計画を編集および承認することができる。医療従事者はまた、輪郭を作成すること、見ること、および編集することができ、これらの輪郭は、患者１４およびターゲット４２のＣＴ画像内で関心領域を識別するために作成される。輪郭はまた、境界と、ターゲット４２の特定のエリアまたはスペースが受けることになる放射線の量とを定義する。医療従事者はまた、離れた場所にいる間に、患者のための治療計画を承認または変更することができる。リモート・コンピュータ７８は、機動性および利便性を医療従事者に提供する一方で、医療従事者が患者および治療の情報を管理するためのツールを提供する。
【００２８】
ネットワーク８２は、任意のネットワーキング技術またはトポロジあるいはそれらの組合せに従って構築されることができ、複数のサブネットワークを含むことができる。図３に示されたリモート・コンピュータ７８と放射線療法システム１０の間の接続は、ローカル・エリア・ネットワーク（「ＬＡＮ」）、ワイヤレス・エリア・ネットワーク（「ＷＬＡＮ」）、ワイド・エリア・ネットワーク（「ＷＡＮ」）、公衆電話交換網（「ＰＳＴＮ」）、イントラネット、インターネット、または他の任意の適切なネットワークを通じて形成することができる。病院または医療介護施設においては、図３に示されたリモート・コンピュータ７８と放射線療法システム１０の間の通信は、任意のバージョンを伴うヘルス・レベル・セブン（「ＨＬ７：Ｈｅａｌｔｈ Ｌｅｖｅｌ Ｓｅｖｅｎ」）プロトコルおよび／または他の必要とされるプロトコルを通じて行うことができる。ＨＬ７は、健康管理環境内で電子データを交換するための別々のベンダからの２つのコンピュータ・アプリケーション（送信側と受信側）の間におけるインターフェースの実装を指定する標準的なプロトコルである。ＨＬ７は、健康管理施設が別々のアプリケーション・システムから重要なデータ・セットを交換できるようにすることができる。具体的には、ＨＬ７は、交換されるデータ、相互交換のタイミング、およびアプリケーションへのエラーの伝達を定義することができる。そのフォーマットは、本質上、一般に包括的なものであり、含まれるアプリケーションの必要性を満たすように構成することができる。
【００２９】
図３に示されたリモート・コンピュータ７８と放射線療法システム１０の間の通信は、任意のバージョンを伴う医用画像通信規格（ＤＩＣＯＭ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｍａｇｉｎｇ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ ｉｎ Ｍｅｄｉｃｉｎｅ）プロトコルおよび／または他の必要とされるプロトコルを通じて行われることもできる。ＤＩＣＯＭは、ＮＥＭＡによって開発された国際的な通信標準であり、医療機器の別々の要素の間で医療画像関連のデータを転送するために使用されるフォーマットを定義する。ＤＩＣＯＭ ＲＴは、放射線療法データに固有の標準を指す。
【００３０】
通信は、コンピュータ・インターフェースへの遠隔アクセスを通じて、および／またはウェブタイプのインターフェース（例えば、ｊａｖａ、ｈｔｍｌなど）を通じて行われることもできる。通信は、計画を作成するコンピュータを実際に使用する必要なく、ウェブを介して見られる計画のスクリーン画像など、関連するデータの画像を通じて行われることもできる。
【００３１】
放射線療法システム１０は、図３に示されるように、１つまたは複数の画像取得デバイス９０と通信し、それらの画像取得デバイス９０との間でデータをインポートおよびエクスポートすることができる。更に、リモート・コンピュータ７８は、画像取得デバイス９０と通信することができる。
【００３２】
図３における双方向の矢印は概して、ネットワーク８２と、リモート・コンピュータ７８、放射線療法システム１０、および図３に示された他のコンポーネントの何れか１つとの間における双方向の通信および情報転送を表す。しかし、幾つかの医療機器にとっては、一方向のみの通信および情報転送が必要とされる場合がある。情報の伝達は、情報の送信または送達を介することができ、および／または情報を（例えば、ウェブ・サイトで）得られるようにすることを介することができることも理解されたい。
【００３３】
１つの例示的なソフトウェア・プログラム６２が、図４に概略的に示される。ソフトウェア・プログラム６２には、リモート・コンピュータ７８およびソフトウェア・プログラム８６によって遠隔アクセスすることができる。リモート・コンピュータ７８は、ネットワーク８２および放射線療法システム１０（コンピュータ５０および／または放射線療法デバイス１８）と通信する。
【００３４】
以下では様々なコンポーネントおよびモジュールがソフトウェア・プログラム６２に関して論じられるが、それらのコンポーネントおよびモジュールの幾つかまたはすべては、ソフトウェア・プログラム８６内に実装することもできる点に留意されたい。処理活動は、コンピュータ５０、リモート・コンピュータ７８、および／またはサーバ７４において行われる可能性があることにも留意されたい。データの遠隔処理に関する１つの特定の利点は、スピードを高めるための機会である。
【００３５】
ソフトウェア・プログラム６２は、放射線療法デバイス１８を構成するように動作可能であるシステム・セットアップ・モジュール９４を含む。システム・セットアップ・モジュール９４はまた、デバイス１８が正しく作動されているかどうか、変調デバイス３８および撮像システムの出力および形状が正しくモデル化されていること、および所定の許容範囲内にあること、ならびにデバイス１８が患者にとっていつでも使用できる状態にあることを判定するように動作可能である。システム・セットアップ・モジュール９４は、出力、位置合わせ、プロファイル、安定性、形状、治療台のパフォーマンス、変調デバイスの動き、ガントリの位置／動き、および他のデバイス・パラメータの計測など、デバイス１８の事前に定義された作動ステップを行うこともできる。
【００３６】
ソフトウェア・プログラム６２はまた、様々なテストを行ってデバイス１８の状態およびパフォーマンスを分析するように動作可能である品質保証モジュール９８を含む。品質保証モジュール９８は、適正な動作を確認するために、放射線の計測など、デバイス１８上で様々なテストを行うように動作可能であるテスト・モジュール１０２を含む。放射線療法デバイス１８の現場の従事者（オンサイト従事者とも呼ばれる）は、いつテストを行うか、および行われるテストのタイプをリモート・サイトに知らせることができる。テストの幾つかは、現場の従事者または治療者が、治具およびファントムをセットアップすること、フィルムを取り付けること、電離箱、または他の放射線計測デバイスなど、一式の事前に定義された準備ステップを実行することを必要とする可能性がある。これらの準備ステップは、現場従事者によって、夕方に帰宅する前に、またはデバイス１８が使用されていない他の時間に行うことができる。他のテストは、フィルムを現像すること、またはセットアップを変更することなど、何らかの現場の支援を必要とする可能性がある。
【００３７】
テスト・モジュール１０２はまた、テストの実行によって作成されるデータを入手して保存するように動作可能である。テスト・モジュール１０２は、デバイス１８および／またはコンピュータ５０内に保存された、患者の治療計画または将来の患者の治療計画の送達に関連するデータなど、患者に固有のデータを検索することができる。
【００３８】
品質保証モジュール９８はまた、テスト・モジュール１０２によって行われたテストから得られたデータおよび患者に固有のデータを分析するように動作可能である分析モジュール１０６を含む。分析モジュール１０６は、テスト結果を評価して、デバイス１８が、事前に定義された許容範囲内にあるかどうか、および他の点で適正な動作状況にあるかどうかを判定する。分析モジュール１０６は、デバイス１８のテスト結果を、同じデバイス１８からの前のテスト結果、および／または他の放射線療法デバイス１８からのテスト結果と比較することができる。分析モジュール１０６は、治療計画の送達パラメータを評価して、デバイス１８が治療計画を見込みどおりに送達したかどうかを判定することができる。分析モジュール１０６は、同じ患者または別の患者の１つより多い治療計画の送達パラメータを比較して、デバイス１８が治療計画を見込みどおりに送達したかどうかを判定することもできる。幾つかの場合においては、データの結果は、デバイス１８が調整および／または保守を必要とするかどうかを識別する上で役立つ可能性がある。分析モジュール１０６は、将来の患者の治療計画を評価して、その計画およびその関連付けられたデバイスのセットアップが送達にとって適切であることを確認することができる。
【００３９】
分析モジュール１０６は、テスト結果に基づいてデバイス１８に異常を識別した場合には、現場従事者が改善措置をとる必要があるかどうかを指定することができ、および／またはさらなるテストもしくは較正がデバイス１８上で実行されるべきかどうかを識別することができる。分析モジュール１０６は、再調整および／または保守の結果としてデバイス１８に対して実施できる変更を補うために、将来の患者の治療計画に対する変更を推奨することもできる。
【００４０】
システム・セットアップ・モジュール９４および品質保証モジュール９８は、整合性、自動化、および効率性を提供することによって、物理的過程および品質保証プロセスを改善することができる。システム・セットアップ・モジュール９４および品質保証モジュール９８によって提供される機能は、デバイス１８のための品質保証プロセスを行う際に時間を節約したいと望む診療所（または他の場所）に実装することができる。モジュール９４および９８によって提供される機能によって、診療所は、デバイス１８を使い始める際に監督および研修を受けることができる。
【００４１】
医療従事者は、リモート・コンピュータ７８において、デバイス１８の指定されたテストを実行するようテスト・モジュール１０２に命令することができる。医療従事者は、やはりリモート・コンピュータ７８から、テスト結果を評価するよう分析モジュール１０６に命令することができる。あるいは、分析モジュール１０６は、テスト結果を自動的に分析することができる。分析モジュール１０６は、分析結果および／または推奨のレポートを医療従事者による検討のためにリモート・コンピュータ７８へ送信することができる。
【００４２】
ソフトウェア・プログラム６２はまた、医療従事者がデバイス１８を操作してデバイス１８と対話することを学ぶ際にデバイス１８の動作をモニタするように動作可能である研修モジュール１１０を含む。研修モジュール１１０は、品質保証テストのためにおよび／または患者に使用するためにデバイス１８をセットアップするための段階的な命令を提供することができる。例えば、リモート・コンピュータ７８は、デバイス１８を操作して様々なテストを行うように、および／または医療従事者が見ている間に治療計画に従って機能するように研修モジュール１１０に命令することができる。また、研修モジュール１１０によって、リモート・コンピュータ７８における従事者は、医療従事者がデバイス１８を操作する際にそれらの医療従事者をモニタすることができる。リモート・コンピュータ７８における従事者は、デバイス１８をどのように操作するかに関して現場従事者に提案およびアドバイスを提供することができる。同様に、リモート・コンピュータ７８における従事者は、患者の治療中に現場従事者をモニタまたは監督することができる。医療従事者の研修は、研修モジュール１１０および放射線療法デバイス１８を操作するためのリモート・コンピュータ７８を使用してネットワーク８２を通じて実行することができ、研修対象者にリアルタイムに命令を送達することができる。
【００４３】
ソフトウェア・プログラム６２はまた、コンポーネントのパフォーマンスおよび信頼性ならびに放射線療法デバイス１８の環境因子をモニタするように動作可能であるサービス・モジュール１１４を含む。サービス・モジュール１１４は、デバイス１８が配置されている部屋の温度、湿度、および気圧などの環境因子をモニタするように動作可能であるモニタリング・モジュール１１８を含む。モニタリング・モジュール１１８はまた、水流、内部温度、内部圧力など、デバイス１８のパラメータをモニタするように動作可能である。モニタリング・モジュール１１８は、電離箱、貯水槽、ダイオード、フィルム／フィルム現像機など、外部コンポーネントのパフォーマンスをモニタすることもできる。モニタリング・モジュール１１８は、デバイス１８の動作中に、環境因子、デバイス・パラメータ、および外部コンポーネントをリアルタイムにモニタすることができる。
【００４４】
サービス・モジュール１１４はまた、モニタリング・モジュール１１８のパラメータ・データを記録および追跡把握するように動作可能であるトラッキング・モジュール１２２を含む。トラッキング・モジュール１２２は、モニタされたパラメータ・データを履歴パラメータ・データと比較して、デバイス・コンポーネントの問題を識別することができる。例えば、トラッキング・モジュールは、放射モジュール３０からの放射線のビームに関連する最近のパラメータ・データを、放射モジュール３０からの放射線のビームに関連する履歴パラメータ・データと比較することができる。トラッキング・モジュール１２２は、デバイス・コンポーネントの問題が識別された場合には、レポートを自動的に作成して、そのレポートをリモート・コンピュータ７８へ送信することができる。トラッキング・モジュール１２２は、識別されたコンポーネントの問題のタイプに基づいて、電話、電子メール、警報器、システム・メッセージング、または他のモードの通信を介して通知を作成することができる。更に、リモート・コンピュータ７８は、コンポーネントの障害に対する機械の安定性が低下したことへの安全でない処置を示す危険因子を識別するためにパラメータ・データの状態を検討する目的でトラッキング・モジュール１２２にアクセスすることができる。リモート・コンピュータ７８は、識別された問題を修正するようにサービス・モジュール１１４に命令することができる。例えば、リモート・コンピュータ７８は、デバイス１８を再調節または再調整するように、室温を変更するように、そしてコンポーネントの交換を計画するようにサービス・モジュール１１４に命令することができる。
【００４５】
ソフトウェア・プログラム６２はまた、患者の治療計画に関連する機能を実行するように動作可能である治療モジュール１２６を含む。臨床上の判断（もしくは修正）、承認、または判別が必要な放射線療法治療プロセスの多くの段階がある（判断ポイントと総称される）。医療従事者は、リモート・コンピュータ７８を介して治療モジュール１２６と対話して、複数の患者１４、治療計画、および／またはデバイス１８を監督する。
【００４６】
治療モジュール１２６は、リモート・コンピュータ７８から命令を受信するように動作可能であり、これによって、医療従事者は、患者の計画の最適化を見ること、編集すること、および／または承認すること、患者の輪郭を見ること、編集すること、および／または承認すること、患者のレジストレーション、および患者１４に関するレジストレーションの履歴を見ること、編集すること、および／または承認すること、適応療法を見ること、編集すること、および／または承認すること、品質保証機能を見ること、編集すること、および／または承認すること、デバイスの履歴を見ること、ユーザの履歴を見ること、患者の履歴を見ること、サービスに連絡すること／保守を計画すること、他のデバイス１８または診療所に関するデータを見ること、ならびに患者を他のデバイス１８または診療所へ転送することおよび／または優先順位を付けることができる。
【００４７】
治療モジュール１２６は、計画画像などの画像上に輪郭を作成するように動作可能である輪郭作成モジュール１３０を含むことができる。輪郭作成プロセスは、時間がかかり、リモート・センターに、または自動化されたシステムに外部委託することができる。リモート・コンピュータ７８は、輪郭が特定されるのを治療計画が待っている旨の通知を治療モジュール１２６から受信することができる。輪郭作成タスクは、研修を受けた有資格の従事者によってリモート・センターにおいて行うことができる。そして現場の医療従事者は、リモート・センターで行われた作業を承認、編集、または却下することができ、この方が、多くの場合、より効率よく行うことができる。あるいは、医療従事者は、リモート・コンピュータ７８を介して輪郭作成モジュール１３０にアクセスして、患者の治療計画の概要を見ること、編集すること、および／または承認することができる。
【００４８】
治療モジュール１２６はまた、治療計画が送達された後に患者の放射線量情報を得るように動作可能である線量モジュール１３４を含む。線量モジュール１３４は、最近の患者の画像、治療パラメータ、および終了時の線量などの治療フィードバック情報に基づいてそれぞれのフラクション後に線量を再計算するように、および／または変形を実行するように動作可能である。線量モジュール１３４は、指定された許容範囲に従って線量データを処理および分析することができる。線量モジュール１３４は、データおよび分析された結果を検討のためにリモート・コンピュータ７８へ自動的に送信することができる。医療従事者は、線量データをリモート・コンピュータ７８において検討し、線量モジュール１３４へ提案を返信して、調整を行うか、または治療が計画に従って進んでいるかどうかを判定することができる。現場従事者は、遠隔従事者によって作成された提案を検討し、それらの提案を承認、変更、または却下することができる。遠隔従事者の提案は、現場従事者が、すべての提案、提案のサブセット、または遠隔従事者によって作成された事前に定義された範囲内に収まる変更に対して事前の承認を提供する場合には、自動的に実施することができる。
【００４９】
治療モジュール１２６はまた、治療のすべての側面をモニタするように動作可能であるモニタリング・モジュール１３８を含む。モニタリング・モジュール１３８は、患者１４および現場の医療従事者をモニタするビデオ・カメラ、ならびにデバイス１８およびそのデバイス１８を操作するコンピュータ５０へのウィンドウの使用を含むことができる。リモート・コンピュータ７８は、モニタリング・モジュール１３８にアクセスして、離れた場所から放射線治療のすべての側面をモニタすることができる。モニタリング・モジュール１３８は、研修、さらなる安全性、またはさらなる効率性のために使用することができる。リモート・コンピュータ７８は、モニタリング・モジュール１３８にアクセスすることができ、それによって、離れた場所の医療従事者は、リアルタイムにまたは治療後に治療（例えば、ゲーティングのための位置パラメータ、超音波、移植可能なマーカ、カメラに基づいた追跡把握、検知器のデータ、およびスパイロメトリのデータ）を見ることおよび／または調整することができる。モニタリング・モジュール１３８は、特定の許容範囲が超過された場合および／または所定の手順が順守されない場合には、治療を調整／中止するようにリモート・コンピュータ７８から命令を受けることができる。モニタリング・モジュール１３８は、治療中に特定の許容範囲が超過された場合に、あるいは治療または治療のある局面が完了したことを示すために、リモート・コンピュータ７８へのレポートまたは通知を作成ことができる。リモート・コンピュータ７８における従事者は、電話、ページャ、電子メール、または他のモードの通信によって、他の指定された関係者に通知することができる。あるいは、モニタリング・モジュール１３８が、電話、ページャ、電子メール、または他のモードの通信によって、他の指定された関係者に通知することもできる。
【００５０】
ソフトウェア・プログラム８６が、図５に概略的に示される。ソフトウェア・プログラム８６は、放射線療法システム１０を有する複数の医療センターからのスループットを入手および分析するように動作可能である医療センター・データ・モジュール１４２を含む。医療センター・データ・モジュール１４２は、コンピュータ５０および放射線療法デバイス１８と通信して、データを検索することができる。医療センター・データ・モジュール１４２は、巨視的な（１日あたりの患者数などの）レベルおよび微細な（治療プロセスの特定のステップに関連するスピードおよび遅延の）レベルの双方に関して臨床上のスループットを整理および評価することができる。医療センター・データ・モジュール１４２は、特定の臨床医学者、治療のタイプ、医療センターなどに関してスピードを比較することができる。医療センター・データ・モジュール１４２は、医療センターの効率を改善するための選択肢を提示することができる。例えば、医療センター・データ・モジュール１４２は、より遅い医療センターまたは人物を改善できる方法を特定することができ、その一方で、どうすれば放射線療法システム１０を使用に基づいて改善できるかも示す。医療センター・データ・モジュール１４２は、治療計画、送達時間、併用療法のための機会、および結果を他のセンターと比較できるようにすることもできる。
【００５１】
医療センター・データ・モジュール１４２は、１つまたは複数のセンターのスピードおよび作業負荷を、現在の患者の負荷、機械のダウンタイム、別の医療センターまでの患者の距離、および他の情報と共に評価することによって、それらの医療センターのためのスケジューリングを容易にすることができる。動くことに対する患者の積極性／消極性、特定の臨床従事者に対する好み、またはより速い／より遅い分別スケジュール(fractionation schedules)に対する関心など、あまり具体的でない因子を組み込むこともできる。患者のこの待ち行列への組み込みは、単一の医療センターに関して、または複数の医療センターに関して実行することができる。さらなる機能は、様々な放射線療法治療デバイス１８上で実行するために計画を変換すること、様々な医療センターにおいて計画を実行するために必要な自動化されたＱＡおよび物理的過程、送達をモニタし、線量を累算し、必要に応じて計画を調整するための遠隔適応療法、関連する従事者の通知、および主要な臨床医学者との遠隔相談を含むことができる。
【００５２】
ソフトウェア・プログラム８６はまた、別の放射線療法システム製造業者によって作成された治療計画を変換するように動作可能である計画変換モジュール１４６を含む。計画変換モジュール１４６は、別の医療センターにおける放射線療法システム１０によって作成された治療計画を変換することもできる。計画変換モジュール１４６は、第１の製造業者の放射線療法システム１０によって作成された治療計画およびシステム設定を分析して、第２の製造業者の放射線療法システム１０のための治療計画およびシステム設定を作成する。変換プロセス中に考慮できる幾つかの因子は、システムの線形加速装置のタイプ、治療台または患者サポートが可動式かどうか、リング型のガントリまたはＣ型のアームが利用されているかどうか、腫瘍がどのように画定されるか、および線量がどのように測定されるかである。
【００５３】
ソフトウェア・プログラム８６はまた、図５に示された計画比較モジュール１５０を含む。計画比較モジュール１５０は、治療計画を比較するように動作可能であり、放射線療法の治療を比較および捜求する際に患者１４を補助する。患者１４は、治療前のデータ（あるいは治療中のデータ、または治療後のデータでさえ）が、治療計画案を作成することに関心のある一式の医療センターへ送信されることを選択することができる。計画比較モジュール１５０は、計画作成のために患者のデータを複数の施設との間で受信および送信することができる。計画比較モジュール１５０は、作成された計画を受信し、様々な計画、治療が実施されることになる場所、治療の質、副作用、現場の従事者、および他のパラメータを比較し、患者１４によって示された特定の要件に基づいて患者１４への推奨を作成することができる。そして患者１４は、好ましい医療センターにおいて治療に入ることができる。計画を作成するセンターは、治療そのものを行う必要はない。というのは、別の選択肢として、離れた計画作成側のセンターが現場のセンターへ計画をエクスポートし、その現場のセンターで治療を遂行できるためである。
【００５４】
あるいは、患者１４は、治療のコースを推奨するコンサルティング・サービスによって治療計画を評価してもらうことができる。計画比較モジュール１５０を通じて提供される遠隔サービスは、患者１４が、治療の調整が望ましいかどうかに関するフィードバックを受け取るために、そして腫瘍、ＲＡＲ、または副作用におけるモニタされた変化が、指定されたまたは受けたいかなる線量とも整合性があるかどうかを評価するために、治療中または治療後に利用することもできる。
【００５５】
図６は、本発明の一実施形態に従って離れた場所から放射線療法治療デバイス１８を構成する方法のフローチャートを示す。現場従事者は、機器をセットアップすることなど、デバイス１８の一式の事前に定義された準備ステップを実行する（１７０において）。現場従事者は、デバイス１８が適正な動作に関してテストまたは分析されることを、品質保証モジュール９８を介して要求する（１７４において）。遠隔従事者は、その要求を受信し（１７８において）、リモート・コンピュータ７８およびネットワーク８２を介して品質保証モジュール９８にアクセスする（１８２において）。遠隔従事者は、デバイス１８に関する特定のテストを行うように（例えば、ガントリまたは治療台の動作に関するテストを行うように）テスト・モジュール１０２に命令する（１８６において）。テストの完了後、遠隔従事者は、テスト結果を評価するように分析モジュール１０６に命令する（１９０において）。分析モジュール１０６は、テスト結果のレポートを作成し（１９４において）、そのレポートをリモート・コンピュータ７８へ送信する。遠隔従事者は、必要な場合には改善措置を推奨する（１９８において）。分析モジュール１０６は、デバイス１８に対する変更を自動的に推奨することができる。
【００５６】
図７は、本発明の一実施形態に従って離れた場所から放射線療法治療デバイス１８の動作をモニタする方法のフローチャートを示す。現場従事者は、デバイス１８が動作中にモニタされること、または環境因子が評価されること、あるいは外部コンポーネントがモニタされることを、サービス・モジュール１１４を介して要求する（２０２において）。遠隔従事者は、その要求を受信し（２０６において）、リモート・コンピュータ７８およびネットワーク８２を介してサービス・モジュール１１４にアクセスする（２１０において）。遠隔従事者は、水流、内部温度、内部圧力など、デバイス１８のパラメータをモニタするように、または温度、湿度、および気圧など、環境因子をモニタするように、あるいは外部コンポーネントをモニタするようにモニタリング・モジュール１１８に命令する（２１４において）。モニタリング・モジュール１１４は、得られたデータをトラッキング・モジュール１２２へ送信する（２１８において）。トラッキング・モジュール１２２は、それらのデータを履歴データまたは事前に定義された範囲と比較して（２２２において）、デバイス・コンポーネントの問題、または環境の問題、あるいは外部コンポーネントの問題が存在するかどうかを判定する（２２６において）。トラッキング・モジュール１２２は、結果のレポートを作成し（２３０において）、そのレポートをリモート・コンピュータ７８へ送信する。リモート・コンピュータ７８は、トラッキング・モジュール１２２にアクセスして、結果を検索することができる。それらの結果に基づいて、遠隔従事者は、問題を修正するようにサービス・モジュール１１４に命令する（２３４において）。サービス・モジュール１１４は、レポートを待つのではなく、問題を自動的に修正することができる。
【００５７】
図８は、本発明の一実施形態に従って患者のための放射線療法の治療計画を遠隔検討する方法のフローチャートを示す。現場従事者は、患者１４の画像を入手し（２３８において）、その患者のための治療計画の作成を開始する（２４２において）。現場従事者は、治療計画が作成されたことを遠隔従事者に通知するように治療モジュール１２６に命令する（２４６において）。遠隔従事者は、現場従事者とは異なる場所においてコンピュータ７８にアクセスし（２５０において）、治療計画を検討、承認、変更、および／または却下する（２５４において）。遠隔従事者は、患者の計画の最適化を見ること、編集すること、および／または承認すること、患者の輪郭を見ること、編集すること、および／または承認すること、患者のレジストレーション、および患者１４に関するレジストレーションの履歴を見ること、編集すること、および／または承認すること、適応療法を見ること、編集すること、および／または承認することもできる。遠隔従事者が治療計画を承認した場合には、現場従事者は、治療を開始する（２５８において）。
【００５８】
図９は、本発明の一実施形態に従って放射線療法の治療のための場所を選択する方法のフローチャートを示す。現場従事者は、患者のプロファイル（例えば、患者に関連する情報またはデータ）を入手し（２６２において）、そのプロファイルを、治療を計画する複数の場所へ送信する（２６６において）。それぞれの場所は、患者のプロファイルに基づいて患者１４のための治療計画を作成する（２７０において）。それぞれの場所は、その治療計画を計画比較モジュール１５０へ送信する（２７４において）。計画比較モジュール１５０は、複数の計画を比較して（２７８において）、どこで治療を受ければよいかという患者１４への推奨を作成する（２８２において）。
【００５９】
図１０は、本発明の一実施形態に従って医療センターにおいて患者１４のための放射線療法の治療を計画する方法のフローチャートを示す。医療センター・データ・モジュール１４２は、放射線療法システム１０を有する複数の医療センターからスピードおよび作業負荷などのスループット・データを入手する（２８６において）。医療センター・データ・モジュール１４２は、スループット・データを分析し（２９０において）、どの医療センターが最も効率よく患者１４に対応できるかを判定する（２９４において）。医療センター・データ・モジュール１４２は、使用するための特定の治療ユニットを決定することもできる。医療センター・データ・モジュール１４２は、動くことに対する患者の積極性、特定の臨床従事者に対する好み、および他の患者関連の因子を考慮に入れることもできる。
【００６０】
従って、本発明は、とりわけ、放射線療法システムに遠隔アクセスする新しい有用なシステムおよび方法を提供する。本発明の様々な特徴および利点は、添付の特許請求の範囲に記載される。
【図面の簡単な説明】
【００６１】
【図１】図１は、放射線療法システムの部分斜視図、部分概略図である。
【図２】図２は、図１の放射線療法システムの概略図である。
【図３】図３は、図１の放射線療法システムへの遠隔アクセスのためのネットワークの概略図である。
【図４】図４は、図１の放射線療法システムまたは図３のリモート・コンピュータにおいて使用できるソフトウェア・プログラムのブロック図である。
【図５】図５は、図３のリモート・コンピュータにおいて使用できるソフトウェア・プログラムのブロック図である。
【図６】図６は、本発明の一実施形態による図４および図５のソフトウェア・プログラムの動作の方法を示すフローチャートである。
【図７】図７は、本発明の一実施形態による図４および図５のソフトウェア・プログラムの動作の方法を示すフローチャートである。
【図８】図８は、本発明の一実施形態による図４および図５のソフトウェア・プログラムの動作の方法を示すフローチャートである。
【図９】図９は、本発明の一実施形態による図４および図５のソフトウェア・プログラムの動作の方法を示すフローチャートである。
【図１０】図１０は、本発明の一実施形態による図４および図５のソフトウェア・プログラムの動作の方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
放射線療法システムの動作を遠隔解析する方法であって、
前記放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて前記放射線療法システムにアクセスするステップと、
アクションを実行するように前記放射線療法システムに命令するステップと、
前記アクションの結果を得るステップと、
前記リモート・コンピュータにおいて前記アクションの前記結果を分析するステップとを含む、方法。
【請求項２】
請求項１に記載の方法であって、結果を得る前記ステップが前記放射線療法システムにおいて行われる、方法。
【請求項３】
請求項１に記載の方法であって、前記アクションの前記結果に基づいて前記放射線療法システムを構成するステップを更に含む、方法。
【請求項４】
請求項３に記載の方法において、前記放射線療法システムを構成する前記ステップが前記リモート・コンピュータから行われる、方法。
【請求項５】
請求項１に記載の方法であって、コンフィギュレーション情報を前記リモート・コンピュータから前記放射線療法システムへ伝達するステップを更に含む、方法。
【請求項６】
請求項１に記載の方法であって、前記放射線療法システムにアクセスしたいという要求を前記リモート・コンピュータにおいて前記放射線療法システムから受信するステップを更に含む、方法。
【請求項７】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムに命令する前記ステップが前記リモート・コンピュータから起こる、方法。
【請求項８】
請求項１に記載の方法であって、
前記分析された結果のレポートを作成するステップと、
前記放射線療法システムに対する推奨される変更を前記レポートに基づいて決定するステップと、
前記推奨される変更を前記放射線療法システムへ送信するステップとを更に含む、方法。
【請求項９】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムに命令する前記ステップが、実行するように前記放射線療法システムに命令するステップを含む、方法。
【請求項１０】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムに命令する前記ステップが、データを前記リモート・コンピュータへアップロードするように前記システムに命令するステップを含む、方法。
【請求項１１】
請求項１０に記載の方法において、前記データが、以前に実行した治療計画の実行中に得られたデータを含む、方法。
【請求項１２】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムが、放射モジュールを含み、前記結果を得る前記ステップが、前記放射モジュールの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析する前記ステップが、前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項１３】
請求項１２に記載の方法であって、前記データを分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項１４】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムが、放射モジュールを含み、前記結果を得る前記ステップが、前記放射モジュールの出力エネルギーに関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析する前記ステップが、前記放射モジュールの前記出力エネルギーに関連する前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項１５】
請求項１４に記載の方法であって、前記分析されたデータに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項１６】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムが、ガントリを含み、前記結果を得る前記ステップが、ガントリの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析するステップが、前記ガントリの動作に関連する前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項１７】
請求項１６に記載の方法であって、前記分析されたデータに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項１８】
請求項１に記載の方法において、前記放射線療法システムが、患者サポートを含み、前記結果を得る前記ステップが、患者サポートの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析するステップが、前記患者サポートの動作に関連する前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項１９】
請求項１８に記載の方法であって、前記分析されたデータに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項２０】
請求項１に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムの作動を更新することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項２１】
請求項１に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムの少なくとも１つのコンポーネントを較正することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項２２】
請求項１に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムのコンポーネントを交換することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項２３】
放射線療法システムの動作を遠隔解析する方法であって、
前記放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて前記放射線療法システムにアクセスするステップと、
アクションを実行するように前記リモート・コンピュータから前記放射線療法システムに命令するステップと、
前記アクションの結果を得るステップと、
前記アクションの前記結果を分析するステップとを含む、方法。
【請求項２４】
請求項２３に記載の方法において、結果を得る前記ステップが前記放射線療法システムにおいて行われる、方法。
【請求項２５】
請求項２３に記載の方法において、前記結果を分析する前記ステップが前記放射線療法システムにおいて行われる、方法。
【請求項２６】
請求項２３に記載の方法であって、前記アクションの前記結果に基づいて前記放射線療法システムを構成するステップを更に含む、方法。
【請求項２７】
請求項２６に記載の方法において、前記放射線療法システムを構成する前記ステップが前記リモート・コンピュータから行われる、方法。
【請求項２８】
請求項２３に記載の方法であって、コンフィギュレーション情報を前記リモート・コンピュータから前記放射線療法システムへ伝達するステップを更に含む、方法。
【請求項２９】
請求項２３に記載の方法であって、前記放射線療法システムにアクセスしたいという要求を前記リモート・コンピュータにおいて前記放射線療法システムから受信するステップを更に含む、方法。
【請求項３０】
請求項２３に記載の方法であって、前記結果を分析するように前記リモート・コンピュータから前記放射線療法システムに命令するステップを更に含む、方法。
【請求項３１】
請求項２３に記載の方法であって、
前記分析された結果のレポートを作成するステップと、
前記放射線療法システムに対する推奨される変更を前記レポートに基づいて決定するステップと、
前記推奨される変更を前記放射線療法システムへ送信するステップとを更に含む、方法。
【請求項３２】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムに命令する前記ステップが、計画を実行するように前記放射線療法システムに命令するステップを含む、方法。
【請求項３３】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムに命令する前記ステップが、データを前記リモート・コンピュータへアップロードするように前記システムに命令するステップを含む、方法。
【請求項３４】
請求項３３に記載の方法において、前記データが、以前に実行した治療計画の実行中に得られたデータを含む、方法。
【請求項３５】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムが、放射モジュールを含み、前記結果を得る前記ステップが、前記放射モジュールの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析する前記ステップが、前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項３６】
請求項３５に記載の方法であって、前記データを分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項３７】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムが、放射モジュールを含み、前記結果を得る前記ステップが、前記放射モジュールの出力エネルギーに関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析する前記ステップが、前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項３８】
請求項３７に記載の方法であって、前記データを分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項３９】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムが、ガントリを含み、前記結果を得る前記ステップが、ガントリの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析するステップが、前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項４０】
請求項３９に記載の方法であって、前記データを分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項４１】
請求項２３に記載の方法において、前記放射線療法システムが、患者サポートを含み、前記結果を得る前記ステップが、患者サポートの動作に関連するデータを得るステップを含み、前記結果を分析するステップが、前記データを分析するステップを含む、方法。
【請求項４２】
請求項４１に記載の方法であって、前記データを分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムに対する変更を推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項４３】
請求項２３に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムの作動を更新することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項４４】
請求項２３に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムの少なくとも１つのコンポーネントを較正することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項４５】
請求項２３に記載の方法であって、前記結果を分析する前記ステップに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムのコンポーネントを交換することを推奨するステップを更に含む、方法。
【請求項４６】
放射線療法システムを遠隔モニタする方法であって、
放射線療法システムから離れたコンピュータを用いて前記放射線療法システムにアクセスするステップと、
前記放射線療法システムに関連するパラメータをモニタするステップと、
前記パラメータに関連するデータを得るステップと、
前記リモート・コンピュータにおいて前記データを分析するステップと、
前記分析されたデータに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムへ連絡を送信するステップとを含む、方法。
【請求項４７】
請求項４６に記載の方法において、前記モニタされたパラメータが前記放射線療法システムのパラメータを含む、方法。
【請求項４８】
請求項４７に記載の方法において、前記放射線療法システムの前記パラメータが、水流、内部温度、内部圧力を表すパラメータ、および電気パラメータの少なくとも１つを含む、方法。
【請求項４９】
請求項４７に記載の方法において、前記放射線療法システムの前記パラメータが線量測定パラメータを含む、方法。
【請求項５０】
請求項４６に記載の方法において、前記モニタされたパラメータが、前記放射線療法システムに関連する環境パラメータを含む、方法。
【請求項５１】
請求項５０に記載の方法において、前記環境パラメータが、周囲温度、周囲湿度、および周囲気圧を表すパラメータの少なくとも１つを含む、方法。
【請求項５２】
請求項４６に記載の方法において、前記モニタされたパラメータが、前記放射線療法システムに関連付けられた外部デバイスのパラメータを含む、方法。
【請求項５３】
請求項４６に記載の方法において、連絡を送信する前記ステップが、前記データに少なくとも部分的に基づいて前記放射線療法システムの現場の人に通知を行うステップを含む、方法。
【請求項５４】
請求項４６に記載の方法において、パラメータをモニタする前記ステップ、前記データを得る前記ステップ、および前記データを分析する前記ステップが、前記放射線療法システムにおいて行われる、方法。
【請求項５５】
請求項４６に記載の方法において、前記データを分析する前記ステップが、前記データを事前に定義された範囲と比較するステップを含み、連絡を送信する前記ステップが、前記比較に応答して行われる、方法。
【請求項５６】
請求項４６に記載の方法において、前記データを分析する前記ステップが、前記データを履歴データと比較するステップを含み、連絡を送信する前記ステップが、前記比較に応答する、方法。
【請求項５７】
請求項４６に記載の方法であって、前記分析されたデータのレポートを前記コンピュータにおいて受信するステップを更に含む、方法。
【請求項５８】
請求項５７に記載の方法において、前記放射線療法システムが前記分析されたデータの前記レポートを作成する、方法。
【請求項５９】
請求項５８に記載の方法であって、前記コンピュータにおいて前記レポートを検討するステップを更に含む、方法。
【請求項６０】
請求項４６に記載の方法であって、前記分析されたデータのレポートを前記コンピュータにおいて作成するステップを更に含む、方法。
【請求項６１】
請求項６０に記載の方法において、前記放射線療法システムが前記分析されたデータの前記レポートを受信する、方法。
【請求項６２】
請求項６１に記載の方法であって、前記放射線療法システムにおいて前記レポートを検討するステップを更に含む、方法。
【請求項６３】
請求項１４に記載の方法であって、前記データを用いて線量計算を行うステップを更に含み、前記データを分析する前記ステップが、前記線量計算を分析するステップを含む、方法。
【請求項６４】
請求項１４に記載の方法であって、前記データを用いて変形を行うステップを更に含み、前記データを分析するステップが、前記変形を分析するステップを含む、方法。
【請求項６５】
請求項１４に記載の方法であって、前記データを用いて線量の蓄積を測定するステップを更に含み、前記データを分析する前記ステップが、前記線量の蓄積を分析するステップを含む、方法。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【公表番号】特表２００９−５０２２４６（Ｐ２００９−５０２２４６Ａ）
【公表日】平成２１年１月２９日（２００９．１．２９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−５２２９８８（Ｐ２００８−５２２９８８）
【出願日】平成１８年７月２１日（２００６．７．２１）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００６／０２８３５２
【国際公開番号】ＷＯ２００７／０１４０２７
【国際公開日】平成１９年２月１日（２００７．２．１）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．ＪＡＶＡ
【出願人】（５０６０２４３２０）トモセラピー・インコーポレーテッド (27)
【Ｆターム（参考）】