説明

救急車用強化ゴムエヤーマット

【課題】救急車で患者を搬送する場合に、振動をなくし患者の苦痛を軽くして、安心安全で快適に目的地まで搬送することに貢献することを提供する。
【解決手段】中段の患者用マット4を強化された柔らかいゴムで袋状のマットを作り、空気注入口11をつけてメーター付きの注入器で空気を注入し、患者2の安心と安全に寄与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、救急車に備えられている患者用マットの振動をなくするための、救急車用強化ゴムエヤーマットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
厚生労働省『平成20年の病院報告』では、約2,2秒に1人が入院している。この内多数の人々が救急車で運ばれている。本来救急車は患者を敏速に搬送することを使命とするが、痛みのある患者には、少しの振動でも身体にひびき、病院が遠い場合等には耐えがたい不安と苦痛があり、病状によれば一層悪い状態に進行し危険、を伴うこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現状は中段の受け台(ストレッチャー)の脚部と、マットの素材に耐振動対策が取られているが、クッションが硬く耐振動効果が不十分で、身体への振動は避けられない。更にマットは凹状で、上半身・脚部が高くなる構造で、複雑であり患者も窮屈である。又受け台も複雑である。
本発明は以上の諸問題を解決するものである。
【課題をかいけつするための手段】
【0005】
本発明は中段の患者用マットを、素材にやさしい強化ゴムを用いて、現在のマットの3倍の厚さで布団の形で袋状に作り、空気注入口を付けてメーター付きの注入器で空気を注入して、ゴムエアーマットとして振動を吸収し、身体にもやさしくコストも全体に低価格構造である。
【発明の効果】
【0006】
前述の欠点をなくすため、強化ゴムマットを使用すると、身体に振動が伝わらず、安心安全に搬送できる患者の身体にやさしい救急車用マットである。人命を尊ぶ救急センターの作業は安心・安全・快適・敏速であることが最も重要な条件である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】強化ゴムエアーマットをセットした救急車の後部正面図である。
【図2】中段の強化ゴムエアーマットの詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
中段に強化された柔らかいゴムで袋状のマットを作り、空気注入口を設けてメーター付きの注入器で空気を注入し、エアーマットとして振動をなくし、患者の安心と安全を確保する。
救急車のマットは、上段が現場の患者用担架、中段が患者用マット、下段に上段の担架と中段の患者用マットをのせるようにした、レールのついた受け台の三段になっている。中段の受け台には胸の高さぐらいの折りたたみ式の脚と移動用の滑車がついているので、高さの調整と移動は自由に出来る。
実際の使用状況は、救急車が現場に到着すると、▲1▼患者用担架に患者を乗せて、中段の患者用マットに運ぶ。▲2▼患者用マットの受け台に乗せる。▲3▼救急車のそばに行き高さを調整して、下段の受け台のレールのうえに乗せ静かに押し込む。
この間秒単位の早業である。従って振動のないマットが必要不可欠である。
【符号の説明】
【0009】
1. 救急車本体
2. 患者
3. 現場用担架
4. 強化ゴムエアーマットの袋状態
5. 2.3.4.を乗せる救急車本体に仕込まれた受け台
6. 2.3.4.を乗せるためのレール
7. ストレッチャー(耐振台]と2ケ所のクッション部
8. 中段の患者用マットの受け台とレール
9. 折りたたみ式脚
10.滑車
11.空気注入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
救急車の搬送用中段マットを振動をなくするための強化ゴムエアーマットにしたことを特徴とする、救急車用強化エアーマットである。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−111459(P2013−111459A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−272722(P2011−272722)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(511045763)