説明

整形外科用足部カバー

【課題】足部上面の略全域を被覆するアッパー構造を備えるにも拘らず、充分な通気性を有しかつ固定材の汚れ防止の向上を図ることが可能であり、さらに構造がシンプルで装着し易い整形外科用足部カバーを提供する。
【解決手段】アウトソール1と、足部上面の略全域を覆う、例えばアッパー右3bと、アッパー左3aと、左右連結部(6a,6b)と、左右係止部(8a〜8c)と、アッパー接合部5とを有し、上部において左右に開閉可能に構成されたアッパー部とを備える整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部のつま先エリア10を含む少なくとも一部は、少なくとも2層の通気性基材からなり、前記各層の通気孔の位置をずらしたものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨折等により足関節をギプス、キャスト、副子、下肢装具等で固定した場合に使用する足専用の整形外科用足部カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
足関節を副子で固定した場合、実際の足よりも寸法が拡大するため一般的な履物ではサイズが合わず、市販品のサンダルの代用やゴミ袋等で足を覆い急場をしのいでいる状況にあり、屋内と屋外の履物を使い分ける日本人にとっては日常生活において不便を強いられている。上記状況に対応するため、従来から様々なタイプの足部カバーが使用されている。(例えば、特許文献1および2参照)。
【0003】
公知の足部カバーのタイプを大別すると、シート状又は袋状で足部全体を覆うタイプ(特許文献1参照)、カバーの構成をアッパー(足部上面、甲の部分)とソール(底部分)とに分けた場合、アッパーが足部上面の略全域を覆うタイプ(特許文献2参照)、爪先もしくは踵が露出しているタイプ、サンダル形態のタイプに分類される。海外製品では各タイプが取り揃えられているのに対し、国内製品では治療中の生活支援品の普及が乏しいため、あまり種類が無いのが現状である。使用されている製品の中では、足部上面全体を覆い、固定材を汚れから防ぐタイプが主流であり、また汚れ防止を優先するため、アッパー材料としては通気の無い防水材料が使用されているものが殆どである。
【0004】
ところで、足関節等をキャスト材やギプス、スプリント材等の固定材で固定する場合、水を用いて硬化させ固定する素材が一般的に使用されるようになってきた。これらを使用する場合には、患部を下巻き材で被覆し、これらの固定材をその上から適用して患部を固定することが多い。このような濡れた固定材および固定材からの水で濡れた下巻き材の使用により、皮膚は湿った環境になる。また、皮膚から出る汗によっても固定材内部が湿度の高い状態になる。
【0005】
さらに、近年、固定材と下巻き材が一体化し簡易に整復できるスプリント材の使用の増大により、患部への水残りの影響は増えている。また、スプリント材は製品全体を濡らすため、皮膚に直接接触する下巻き材に当たる緩衝材等を含む全体が濡れ、適用時の含水量が多い。さらにまた、下巻き材や緩衝材等として不織布や発泡体を用いる事が多いので、水に濡れるとなかなか乾燥しない問題がある。そのため、固定材を覆う足部カバーには、通気性を持たせることが必要であり、特にスプリント材を使用した場合はその必要性が大きい。
【0006】
上記のように、整形外科用足部カバーとして、固定された足部上面の略全域を被覆できるアッパー構造を採用した場合、固定材に含まれた水分や皮膚から出てくる汗等の蒸発、乾燥には、かなりの時間を要する。また、固定材の内部に水分が保たれたままで長時間を過ごすと、皮膚表面が浸軟状態を引き起こしてしまうことがある。現在流通している足部カバー製品の多くは、アッパー材に通気性が無いものを使用しているので、蒸れ、皮膚の浸軟が起こりやすい問題を有している。一方、これらの通気性の問題を解消するために、アッパー部分の開口面積を増やし爪先もしくは踵を露出させたタイプや、サンダル状タイプの足部カバー製品もあるが、この場合には、固定材の濡れた露出部分に外部の埃や汚物が直接付着して、固定材表面が汚れる問題がある。そこで、整形外科用足部カバーとしては、上記通気性の問題および汚れの問題の相反する両問題を解消したものの実現が望まれている。
【特許文献1】実開平5−29528号公報
【特許文献2】実用新案登録第3047799号公報
【特許文献3】特許第2720985号公報 なお、上記特許文献3については、後述する本発明の説明において引用する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、本発明の課題は、足部上面の略全域を被覆するアッパー構造を備えるにも拘らず、充分な通気性を有しかつ固定材の汚れ防止の向上を図ることが可能であり、さらに構造がシンプルで装着し易い整形外科用足部カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、本発明は、アウトソール部と足部上面の略全域を覆うアッパー部とを備える整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部のつま先エリアを含む少なくとも一部は、少なくとも2層の通気性基材からなり、前記各層の通気孔の位置をずらしたものとしたことを特徴とする(請求項1)。
【0009】
上記請求項1の発明によれば、足部上面の略全域を覆うアッパー部において、特に湿気がこもりがちな、つま先エリアを含む少なくとも一部が通気性基材からなるので、文字通り通気性が確保できる。また、この通気性基材は2層からなり、各層の通気孔の位置をずらしたものとしたので、固定材表面が短期間に汚れることはない。
【0010】
また、前記請求項1の発明の実施態様としては、下記請求項2ないし6の発明が好ましい。即ち、前記請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部のつま先エリアを含む少なくとも一部は、互いに開孔の中心位置をずらした表裏の編地と前記表裏の編地の間を連結糸で接続してなるダブルラッシェル編地とする(請求項2)。さらに、前記請求項2に記載の整形外科用足部カバーにおいて、開孔の中心位置をずらした前記表裏の編地は、その開孔径を互いに異なるものとする(請求項3)。
【0011】
前記発明におけるダブルラッシェル編地は、例えば前記特許文献3により公知である。ダブルラッシェル編地とは、基本的には、表裏2層の編地と該2層の編地を間隔をあけて連結する連結糸から成る二重編地で、ダブルラッシェル機により編成されるが、表裏2層の編地の構成によっては、種々の変形した構成が可能である。前記請求項2の発明においては、表裏の編地を互いに開孔の中心位置をずらしたものとし、より好ましくは、前記請求項3の発明のように、前記表裏の編地の開孔径を互いに異なるものとすることにより、通気性は確保しながら固定材表面の汚れの防止の向上を図ることができる。
【0012】
また、前記課題は、下記請求項4の発明によっても解決できる。即ち、前記請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記2層の通気性基材は、連続気泡の発泡体とジャージとの積層体としたことを特徴とする(請求項4)。前記発泡体は、例えばウレタン発泡体とするが、この場合は単純な孔ではないが、通気孔に相当する通気路が連続的かつ立体的に複雑に形成されている。一方ジャージは、メッシュ状の通気孔を有するので、前記各層の通気孔の位置は結果的にずらしたものとなり、通気性は確保しながら固定材表面の汚れの防止の向上を図ることができる。
【0013】
さらに、前記請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記2層からなる通気性基材の通気性は、JIS L1096通気性試験B法(空気量350ml)に基づき、3秒以下としたしたことを特徴とする(請求項5)。蒸れ防止の観点からは通気性が良好な程好ましいが、汚れ防止の観点からは必要最小限度の通気性をもたせることが必要である。装着の経験的評価によれば、前記通気性試験に基づく通気性が3秒以下が好ましく、より好ましくは1秒以下である。この場合、キャスト、スプリント等から露出している肌が通気、空気の流れを感じられ、実際上、心理的にも通気があると感じられる。
【0014】
次に、構造がシンプルで装着し易い整形外科用足部カバーを提供する観点から、下記請求項6の発明が好ましい。即ち、前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部は、アッパー右と、アッパー左と、左右連結部と、左右係止部と、アッパー接合部とを有し、その上部において左右に開閉可能に構成され、かつ前記アウトソール部とアッパー部とを前記アッパー接合部により接合したものとする(請求項6)。
【発明の効果】
【0015】
本発明の整形外科用足部カバーによれば、足部上面の略全域を被覆するアッパー構造を備えるにも拘らず、充分な通気性を有しかつ固定材の汚れ防止の向上を図ることができ、さらに構造がシンプルで装着の容易化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、図1に基づき、本発明の実施形態について述べる。図1(a)はこの発明の実施形態に係る整形外科用足部カバーの前方斜視図、図1(b)は後方斜視図である。図1において、1はアウトソール、3aはアッパー左、3bはアッパー右、5はアッパー接合部、6aおよび6bは左右連結部、7はアッパー端処理テープ、8a〜8cはそれぞれ左右係止部(1)〜(3)、10はトウ(つま先)エリアを示す。アウトソール1を除くアッパー部は、その上部において左右に開閉可能に構成され、かつ前記アウトソール1とアッパー部とはアッパー接合部5により接合されている。なお、上記整形外科用足部カバーは、通常、アッパー部内部のアウトソール上面に、図示しないインソール(中底)を備え、このインソールの上に、固定材により固定された足を載せるように構成される。
【0017】
図1において、前記アッパー部のつま先エリア10を含む少なくとも一部もしくは略全部は、少なくとも2層の通気性基材からなり、前記各層の通気孔の位置をずらしたものが使用される。なお、図1においては左右係止部(1)〜(3)等を除くアッパー部の略全部を2層の通気性基材とした例を示す。製品としては、略全部とした方が蒸れ防止の観点や製造の容易化の観点から好ましいが、蒸れ防止の観点からは、通気範囲をアッパー被覆範囲に対して爪先を含み20%以上とすることが好ましい。例えば、図1において、8aの左右係止部(1)と8bの左右係止部(2)の間より前方のつま先エリア10を含む領域を前記2層の通気性基材とすれば充分である。
【0018】
前記アッパー部の2層の通気性基材としては、例えば、前記請求項2または3に記載のダブルラッシェル編地や請求項4に記載の連続気泡の発泡体とジャージとの積層体等が使用される。詳細は、後述する実施例の項で述べる。なお、繊維素材の場合には、糸自体の吸水、編組織の間隙や開孔から日常生活レベルでの水(雨等)がカバー内や素材に浸透しやすいため、撥水処理を施すことが好ましい。素材への撥水処理によりカバー表面への直接的な汚れ、水分の内部への浸透をさらに軽減させることができる。
【0019】
次に、1のアウトソールおよびその使用材料について述べる。アウトソールは、シューズの靴底にあたる部分であり、耐摩耗性や滑り特性、硬度、衝撃緩衝性等において必要とされる材料特性は、一般のシューズと同様である。しかしながら、整形外科用足部カバーの場合、足関節が固定されているため、躓きや床面の引掛りを軽減するため、構造上、前後にテーパを設けた舟底形状とするのが一般的である。底面は滑り難いように凹凸の溝が形作られている。主に使用されている材料としては、合成ゴム、ポリウレタン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ナイロン等の素材を架橋発泡するか、成型して用いられる。最大の厚さは10〜20mm程度で、テーパによって前後最大部分で7mm以上の床面との間隙を設けた形状とする。また足を置いたときに荷重で底付きしないためにアスカー硬度Cで40〜70程度の硬さとするのが好ましい。
【0020】
次に、図1には図示しないインソールおよびその使用材料について述べる。一般的なシューズでは、表面の生地と芯材となる素材が積層されている事が多く、天然繊維や化学・合成繊維等と樹脂、発泡体、パルプボード等で構成され、足の表面形状をできる限り再現したような立体形状や緩衝機能を有している。しかし、固定材は各メーカーによっても種類が異なること、術者のテクニックによっても形状や寸法が安定しないこと、患者の浮腫等患部の状態変化等の条件から、一般のシューズのように厳密に足の形態を再現するようなインソールを作製する必要性がない。しかし固定材の表面は、樹脂や石膏で硬化しているか、不織布や発泡体、包帯で覆われている事が多く、一般的に剛性の高い素材が使用されていて、裸足の状態のように表面が柔らかく変形する事が無い。そのためインソールの芯材に緩衝ができる発泡体(厚み1〜3mm)を内蔵させることにより、固定された足がインソールに追従し安定し易いようにするのがよい。
【0021】
次に、図1におけるその他の部材について述べる。8a〜8cで示す左右係止部(1)〜(3)は、例えば、甲に2ヶ所、踵に1ヶ所設けた面ファスナーベルトであり、面材としては、例えばナイロン製面ファスナーを使用する。また、アッパー接合部5、左右連結部6aおよび6b、アッパー端処理テープ7の材料としては、例えばポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、綿等のテープ材を使用するが、いずれも、これらの材料には限定されず、接合が容易でかつ強度があれば、その他の材料が適宜採用できる。
【実施例】
【0022】
次に、本発明の実施例1および2について比較例1および2と共に、足カバー内の湿度変化を測定した結果について、図2に基づいて以下に述べる。まず、前記各実施例および比較例のアッパー、インソール、アウトソール、その他の構成について述べる。
【0023】
(実施例1)
アッパー:2層の通気性基材として、片側面の孔の直径が約1.5mmで、他面は孔径0.5mm以下の、目が比較的詰まっているポリエステル製ダブルラッシェル編地を用いた。孔の大きさと位置がずれていることで孔が直に貫通していないので、繊維の編目によって汚れが入り込まないようになっている。素材には撥水処理加工を施し、カバー外からの水分の浸入量を軽減している。通気性は0.09秒、厚さは3.77mm、目付は365g/m2とした。
【0024】
インソール:表面にポリエステルのジャージを用いて、芯材に2mm厚さ、見掛け密度20±10kg/m3の連続発泡ポリウレタンフォームと板紙をラミネート積層して構成した。
【0025】
アウトソール:足関節が固定されているため、躓きや床面の引掛りを軽減するため、前後にテーパを設けた舟底形状を採用。最大の厚さは約18mmで、テーパによって前後最大部分で7mm以上の床面との間隙を設けた形状とした。底面には滑り難いように凹凸の溝を形成した。アスカー硬度Cは50±5である。
【0026】
その他:甲に2ヶ所、踵に1ヶ所の面ファスナーベルトを設けてカバーの着脱開閉をし易くするとともに、カバーが脱げ落ちない構造とした。
【0027】
(実施例2)
アッパー:2層の通気性基材として、表面にポリエステルのジャージを用いて、芯材の連続気泡のウレタン発泡体とを積層して構成。通気性は1.1秒、厚さは2.65mm、目付は690g/m2とした。
【0028】
インソール、アウトソール、その他は実施例1と同様である。
【0029】
(比較例1)
アッパー:独立発泡のポリエチレン発泡体にパンチング加工を施した芯材とポリエステルのジャージを積層して構成。通気性は3.6秒、厚さは3.14mm、目付は370g/m2とした。
【0030】
インソール、アウトソール、その他は実施例1と同様である。
【0031】
(比較例2)
アッパー:塩ビ製レザークロス。通気性は71.8秒、厚さは0.96mm、目付は708g/m2とした。イン
ソール、アウトソール、その他は実施例1と同様である。
【0032】
次に、足カバー内の湿度の測定方法について述べる。水を用いて硬化させ固定するキャスト材を足部に巻いて固定した後、整形外科用足部カバーを装着し、固定材に覆われていない爪先部分のカバー内湿度を湿度計により測定した。測定は室温24℃、湿度50%の、エアコンによる温湿度変化のほとんど無い室内にて実施した。
【0033】
図2は、整形外科用足部カバー装着後の足カバー内の湿度変化を測定した結果を示す図である。湿度(%)は、実施例1、2および比較例1、2に関して、それぞれ装着直後から10分後、1時間後、6時間後、8時間後の測定値を示す。なお、図2の最下部の測定値は室内湿度を示し、湿度50%で略一定である。通気性は、実施例1、2はいずれも3秒以内であり、比較例はそれより大きい。
【0034】
図2の結果によれば、カバー内の湿度は、通気性による差が見られ、通気性の高い基材を用いた方がカバー内を湿潤環境へ助長する程度が少ない。比較例の場合、いずれも湿度60%を超えており、あまり快適な環境状態ではない。特にカバーとして一般的に使用されているものと同様の比較例2の場合は、湿度が80%に達しており、カバー内が蒸れた状態となっている。上記結果により、本発明を適用した実施例の場合、湿度の上昇は少なく快適であり、また固定材表面の汚れの防止の向上が図れることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の実施形態に係る整形外科用足部カバーの斜視図。
【図2】この発明の実施例および比較例について、整形外科用足部カバー装着後の足カバー内の湿度変化を測定した結果を示す図。
【符号の説明】
【0036】
1:アウトソール、3a:アッパー左、3b:アッパー右、5:アッパー接合部、6a,6b:左右連結部、7:アッパー端処理テープ、8a:左右係止部(1)、8b:左右係止部(2)、8c:左右係止部(3)、10:トウ(つま先)エリア。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウトソール部と足部上面の略全域を覆うアッパー部とを備える整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部のつま先エリアを含む少なくとも一部は、少なくとも2層の通気性基材からなり、前記各層の通気孔の位置をずらしたものとしたことを特徴とする整形外科用足部カバー。
【請求項2】
請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部のつま先エリアを含む少なくとも一部は、互いに開孔の中心位置をずらした表裏の編地と前記表裏の編地の間を連結糸で接続してなるダブルラッシェル編地としたことを特徴とする整形外科用足部カバー。
【請求項3】
請求項2に記載の整形外科用足部カバーにおいて、開孔の中心位置をずらした前記表裏の編地は、その開孔径を互いに異なるものとしたことを特徴とする整形外科用足部カバー。
【請求項4】
請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記2層の通気性基材は、連続気泡の発泡体とジャージとの積層体としたことを特徴とする整形外科用足部カバー。
【請求項5】
請求項1に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記2層からなる通気性基材の通気性は、JIS L1096通気性試験B法(空気量350ml)に基づき、3秒以下としたことを特徴とする整形外科用足部カバー。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の整形外科用足部カバーにおいて、前記アッパー部は、アッパー右と、アッパー左と、左右連結部と、左右係止部と、アッパー接合部とを有し、その上部において左右に開閉可能に構成され、かつ前記アウトソール部とアッパー部とを前記アッパー接合部により接合したことを特徴とする整形外科用足部カバー。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−288915(P2006−288915A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−116696(P2005−116696)
【出願日】平成17年4月14日(2005.4.14)
【出願人】(000151380)アルケア株式会社 (88)