敷き寝具用シーツ
【課題】敷き寝具への装着が容易であり、敷き寝具に対する位置ずれを防止することができるとともに、厚みの異なる各種の敷き寝具に十分にフィットさせて装着することが可能な敷き寝具用シーツを提供する。
【解決手段】敷き寝具シーツ１は、シーツ本体２と４つのバンド部材３，３・・とによって構成されており、各バンド部材３，３・・の長手方向の中央部分には、雌型スナップ９ａ，９ｂと雄型スナップ８ｂ，８ａとが固着されている。そして、そのままの状態で、通常のマットレスに十分にフィットさせて使用することができるとともに、各バンド部材３，３・・を三重に折り畳んで、雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａとを係合させ、かつ、雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂとを係合させることによって、各バンド部材３，３・・の長さを短くした状態で、通常の敷き布団に十分にフィットさせて使用することもできる。
【解決手段】敷き寝具シーツ１は、シーツ本体２と４つのバンド部材３，３・・とによって構成されており、各バンド部材３，３・・の長手方向の中央部分には、雌型スナップ９ａ，９ｂと雄型スナップ８ｂ，８ａとが固着されている。そして、そのままの状態で、通常のマットレスに十分にフィットさせて使用することができるとともに、各バンド部材３，３・・を三重に折り畳んで、雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａとを係合させ、かつ、雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂとを係合させることによって、各バンド部材３，３・・の長さを短くした状態で、通常の敷き布団に十分にフィットさせて使用することもできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、敷き布団やマットレス等の敷き寝具の上面に被覆させて使用する敷き寝具用シーツに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
敷き布団やマットレス等の敷き寝具の上面に被覆させる敷き寝具用のシーツとして、特許文献１の如く、敷き寝具の上面を被覆するための矩形のシーツ本体の裏面の四隅に、帯状のバンド部材が傾斜状に（シーツ本体の短辺と長辺とに跨るように）設けられたものが知られている。かかる敷き寝具用のシーツによれば、シーツ本体を敷き寝具の表面に被覆させた状態で、４つのバンド部材をそれぞれ敷き寝具の四隅に引っ掛けることによって、非常に容易に敷き寝具に装着することができる。そして、使用中には、敷き寝具に対するシーツの位置がずれてしまう事態を防止することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００２−２８０６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記した敷き寝具用のシーツは、敷き寝具の四隅へ引っ掛けるためのバンド部材の長さが一定のものであるため、各種の厚みの異なる敷き寝具に対して、十分にフィットさせて装着することができなかった。すなわち、バンド部材が通常の敷き布団用の長さに設計されている場合には、敷き布団のみにしか使用することができず、バンド部材がマットレス用の長さに設計されている場合には、マットレスのみにしか使用することができなかった。
【０００５】
本発明の目的は、上記従来の敷き寝具用シーツが有する問題点を解消し、敷き寝具への装着が容易であり、敷き寝具に対する位置ずれを防止することができるとともに、厚みの異なる各種の敷き寝具に十分にフィットさせて装着することが可能な敷き寝具用シーツを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の内、請求項１に記載された発明は、敷き寝具の上面を被覆するための略矩形のシーツ本体と、そのシーツ本体の裏面の四隅に傾斜状に取り付けられた帯状のバンド部材とを有する敷き寝具用シーツであって、前記バンド部材が、全体の長さを調節可能に構成されていることを特徴とするものである。
【０００７】
請求項２に記載された発明は、請求項１に記載された発明において、前記バンド部材が、中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有していることを特徴とするものである。
【０００８】
請求項３に記載された発明は、請求項１、または請求項２に記載された発明において、前記保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップからなるものであることを特徴とするものである。
【０００９】
請求項４に記載された発明は、請求項１〜３のいずれかに記載された発明において、前記バンド部材が、２つの端部と中間部との３つに分割されているとともに、前記中間部の両端縁際に、それぞれ複数の第一係合体が設けられており、かつ、前記端部に、前記第一係合体と係合可能な第二係合体が設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【００１０】
請求項１に記載の敷き寝具用シーツは、バンド部材が全体の長さを調節可能に構成されているため、敷き寝具やマットレス等の厚みの異なる各種の敷き寝具に、十分にフィットさせて装着することができる。
【００１１】
請求項２に記載の敷き寝具用シーツは、保持手段を利用してバンド部材の中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持したり、その保持状態を解除したりすることによって、バンド部材の長さを非常に容易に変更することができる。
【００１２】
請求項３に記載の敷き寝具用シーツは、第一スナップおよび第二スナップを係合したり、その係合状態を解除したりすることによって、バンド部材の長さをきわめて容易に変更することができる。
【００１３】
請求項４に記載の敷き寝具用シーツは、バンド部材の端部の第二係合体と係合する中間部の第一係合体を変更することによって、バンド部材の長さを容易に調節することができる。また、長期間の使用によって、バンド部材の中間部が老朽化した場合には、当該中間部のみを新しいものに交換することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】実施例１の敷き寝具用シーツを示す説明図（裏面図）である。
【図２】シーツ本体の断面図である。
【図３】バンド部材を示す説明図（側面図）である。
【図４】実施例２の敷き寝具用シーツを示す説明図（裏面図）である。
【図５】バンド部材を示す説明図（側面図）である。
【発明を実施するための形態】
【００１５】
以下、本発明に係る敷き寝具用シーツについて、図面に基づいて詳細に説明する。
【００１６】
［実施例１］
＜実施例１の敷き寝具シーツの構造＞
図１は、実施例１の敷き寝具シーツを示したものであり、実施例１の敷き寝具シーツ１は、敷き寝具の上面を被覆するためのシーツ本体２と、敷き寝具の四隅を把持するための４つの帯状のバンド部材３，３・・とによって構成されている。
【００１７】
図２は、シーツ本体２の断面を示したものである。シーツ本体２は、合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第一ネット状シート４、当該第一ネット状シート４を構成する合成繊維よりも大径の合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第二ネット状シート５、および、天然繊維および合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第三ネット状シート６を積層し、それらの第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６を長手方向に沿って等間隔で縫い合わせることによって形成されており、縦×横＝２，０００ｍｍ×１，０００ｍｍの大きさを有している。そして、外周には、一定幅の帯状の縁取り布７が縫い付けられており、当該縁取り布７によって第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６の端縁が被覆された状態になっている。
【００１８】
また、図３は、バンド部材３の側面を示したものである。バンド部材３は、伸縮性のゴム繊維を長手方向に沿って配列させ非伸縮性の合成繊維を幅方向に沿って配列させるように織り込んだゴムバンドであり、長さ×幅＝約４６０ｍｍ×２５ｍｍの帯状に形成されている。そして、長手方向の中央部分には、互いに係合して保持手段として機能する合成樹脂製の雄型スナップ８，８（８ａ，８ｂ）と雌型スナップ９，９（９ａ，９ｂ）とが、互い違いに固着されている。
【００１９】
雄型スナップ８（８ａ，８ｂ）は、先端を拡げた凸状部分１０が内面の中央に突設されており、布地を貫通した止着体１１によって布地（ゴムバンド）に固着されている。一方、雌型スナップ９，９（９ａ，９ｂ）は、先端を窄めた凹状部分１２が内面の中央に設けられており、その凹状部分１２に、雄型スナップ８の凸状部分１０を挿入させることによって、雄型スナップ８と係合させることができるようになっている。なお、雌型スナップ９も、雄型スナップ８と同様に、布地を貫通した止着体１３によって布地に固着されている。
【００２０】
また、各バンド部材３，３・・においては、片端側の雌型スナップ９ａが表面側に固着されており、他端側の雌型スナップ９ｂが裏面側に固着されている。さらに、表面側に固着された雌型スナップ９ａと隣接した雄型スナップ８ｂは、裏面側に固着されており、裏面側に固着された雌型スナップ９ｂと隣接した雄型スナップ８ａは、表面側に固着されている。また、片端側の雌型スナップ９ａから同側の雄型スナップ８ｂまでの長さと、他端側の雌型スナップ９ｂから同側の雄型スナップ８ａまでの長さとが略等しくなっており（約５０ｍｍ）、雄型スナップ８ａ，８ｂ同士の間は、約４５ｍｍになっている。
【００２１】
なお、雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａは、バンド部材３を三重に折り畳んだときに第一層と第二層とを固定するための第一スナップとして機能するものであり、雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂは、バンド部材３を三重に折り畳んだときに第二層と第三層とを固定するための第二スナップとして機能するものである。加えて、表面側に固着された雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａ（すなわち、第一スナップ）は、外側が同一色（たとえば、赤色）に着色されており、裏面側に固着された雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂ（すなわち、第二スナップ）も、第一スナップと同様に、外側が同一色（たとえば、青色）に着色されている。
【００２２】
上記の如く構成された各バンド部材３，３・・は、図１の如く、シーツ本体２の四隅において、傾斜状に配置させた状態（シーツ本体２の長辺と短辺との間に跨るように配置させた状態）で、左右の両端縁を縁取り布７の内側に挿入して当該縁取り布７ともにシーツ本体２（すなわち、第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６）に縫い付けることによって、シーツ本体２に取り付けられている。
【００２３】
＜実施例１の敷き寝具用シーツの使用方法＞
上記の如く構成された敷き寝具用シーツ１は、そのままの状態（各バンド部材３，３・・を折り畳んでいない状態、図３（ａ）参照）で、通常のマットレスに十分にフィットするように装着して使用することができる。すなわち、シーツ本体２をマットレスの表面に被覆させて（シーツ本体２の裏面がマットレスの表面と当接するように被覆させて）、各バンド部材３，３・・をマットレスの四隅に引っ掛けることにより、マットレスに装着することができる。なお、上記の如く、各バンド部材３，３・・は約４６０ｍｍの長さを有しているので、市販のマットレスの四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００２４】
また、敷き寝具用シーツ１は、各バンド部材３，３・・の長さ（見掛け上の長さ）を短くした状態で、通常の敷き布団に十分にフィットするように装着して使用することができる。各バンド部材３，３・・の長さを短くする場合には、各バンド部材３，３・・を三重に（略Ｚ字状に）折り畳んで（図３（ｂ）参照）、表面側に固着された同一色の雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａとを係合させるとともに、裏面側に固着された同一色の雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂとを係合させる（図３（ｃ）参照）。そのように、雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａ、および、雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂを、それぞれ係合させることによって、各バンド部材３，３・・は三重に折り畳まれた状態で保持される。そして、シーツ本体２を敷き布団の表面に被覆させて、各バンド部材３，３・・を敷き布団の四隅に引っ掛けることにより、敷き布団に十分にフィットさせて装着することができる。なお、各バンド部材３，３・・は三重に折り畳まれると約３４０ｍｍの長さとなるので、通常の敷き布団の四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００２５】
＜実施例１の敷き寝具用シーツの効果＞
敷き寝具用シーツ１は、上記の如く、各バンド部材３，３・・が全体の長さを調節可能に構成されているため、敷き寝具やマットレス等の厚みの異なる各種の敷き寝具に、十分にフィットさせて装着することができる。
【００２６】
また、敷き寝具用シーツ１は、各バンド部材３，３・・が中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有しているため、当該保持手段を利用して各バンド部材３，３・・の中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持したり、その保持状態を解除したりすることによって、各バンド部材３，３・・の長さを非常に容易に変更することができる。
【００２７】
さらに、敷き寝具用シーツ１は、保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材３の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ（すなわち、雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａ）、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップ（すなわち、雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂ）からなるものであるため、それらの第一スナップと第二スナップとを係合したり、その係合状態を解除したりすることによって、各バンド部材３，３・・の長さをきわめて容易に変更することができる。
【００２８】
加えて、敷き寝具用シーツ１は、係合させるべき雌型スナップと雄型スナップとが同一色に着色されているため（すなわち、第一スナップである雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａの外側が赤色に着色されており、第二スナップである雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂの外側が青色に着色されているため）、使用者は、間違った雌型スナップと雄型スナップとを係合させることなく（すなわち、雌型スナップ９ａを雄型スナップ８ｂと係合させたり、雌型スナップ９ｂを雄型スナップ８ａと係合させたりすることなく）、短時間の内に、各バンド部材３，３・・の長さを調整することができる。
【００２９】
［実施例２］
＜実施例２の敷き寝具シーツの構造＞
図４は、実施例２の敷き寝具シーツ２１を示したものであり、実施例２の敷き寝具シーツ２１は、シーツ本体２の裏面の四隅に取り付けられたバンド部材２３，２３の構造が、実施例１の敷き寝具シーツ１のものと異なっている。なお、それ以外の構造は、実施例１の敷き寝具シーツ１と同様である。
【００３０】
図５は、バンド部材２３の側面を示したものである。バンド部材２３は、実施例１のバンド部材３と同様なゴムバンドによって形成されており、左右２つの端部２４，２４と中間部２５との３つのパーツに分割されている。そして、各端部２４，２４の裏面の端縁際には、第二係合体として機能する雌型スナップ２９（実施例１のバンド部材３の雌型スナップ９と同様のもの）が固着されており、中間部２５の表面の左右両側の端縁際には、それぞれ２個ずつ、第一係合体として機能する雄型スナップ２８，２８（実施例１のバンド部材３の雄型スナップ８と同様のもの）が、左右両側で同様の間隔となるように固着されている（図５においては、外側の雄型スナップが２８ａとして示されており，内側の雄型スナップが２８ｂとして示されている）。
【００３１】
なお、中間部２５の端縁際で隣り合う２個の雄型スナップ２８ａ，２８ｂ同士の間隔は、約６０ｍｍになっている。また、各端部２４，２４の端縁から雌型スナップ９までの間隔は、約３０ｍｍになっており、中間部２５の内側の雄型スナップ２８ｂ，２８ｂ同士の間隔は、約２８０ｍｍになっている。そのため、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた場合には、バンド部材３の長さ（見掛け上の長さ）が約３４０ｍｍとなる。また、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた場合には、バンド部材３の長さ（見掛け上の長さ）が約４６０ｍｍとなる。
【００３２】
上記の如く構成された各バンド部材２３，２３・・は、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させて、図４の如く、シーツ本体の四隅において、傾斜状に配置させた状態（シーツ本体２の長辺と短辺との間に跨るように配置させた状態）で、左右の両端縁を縁取り布７の内側に挿入して当該縁取り布７ともにシーツ本体２（第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６）に縫い付けることによって、シーツ本体２に取り付けられている。
【００３３】
＜実施例２の敷き寝具用シーツの使用方法＞
上記の如く構成された敷き寝具用シーツ２１は、各バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた状態で、通常のマットレスに十分にフィットするように装着して使用することができる。すなわち、シーツ本体２をマットレスの表面に被覆させて、各バンド部材２３，２３・・をマットレスの四隅に引っ掛けることにより、マットレスに装着することができる。なお、上記の如く、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた場合には、各バンド部材２３，２３・・は約４６０ｍｍの長さとなるので、市販のマットレスの四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００３４】
また、敷き寝具用シーツ２１は、各バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた状態で、通常の敷き布団に十分にフィットするように装着して使用することができる。なお、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた場合には、各バンド部材２３，２３・・は約３４０ｍｍの長さとなるので、通常の敷き布団の四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００３５】
＜実施例２の敷き寝具用シーツの効果＞
実施例２の敷き寝具用シーツ２１は、上記の如く、各バンド部材２３，２３・・が、２つの端部２４，２４と中間部２５との３つに分割されているとともに、中間部２５の両端縁際に、それぞれ、第一係合体である複数の雄型スナップ２８ａ・・，２８ｂ・・が設けられており、かつ、各端部２４，２４に、それぞれ、第二係合体である雌型スナップ２９，２９が設けられているため、バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９と係合する中間部２５の雄型スナップ２８ａ，２８ｂを変更することによって、各バンド部材２３，２３の長さを容易に調節することができる。また、長期間の使用によって、各バンド部材２３，２３・・の中間部２５が老朽化した場合には、当該中間部２５のみを新しいものに交換することも可能である。
【００３６】
なお、本発明に係る敷き寝具シーツの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、シーツ本体、保持手段、第一スナップ、第二スナップ、第一係合体、第二係合体の材質、形状、構造等の構成を必要に応じて適宜変更することができる。
【００３７】
たとえば、バンド部材は、伸縮自在なゴムバンドによって形成されたものに限定されず、非伸縮性のものに変更することも可能である。また、バンド部材を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持部材は、上記実施形態の如く、雄型スナップおよび雌型スナップに限定されず、凸状部分および凹状部分を備えた雌雄同一形状を有する一組のスナップや、互いに係合する雄型面ファスナーおよび雌型面ファスナー等に変更することも可能である。また、シーツ本体は、上記実施形態の如く、複数のネット状シートを積層したものに限定されず、単層の織布、あるいは複数の織布を積層したもの等に変更することも可能である。
【符号の説明】
【００３８】
１・・敷き寝具用シーツ
２・・シーツ本体
３・・バンド部材
８（８ａ，８ｂ）・・雄型スナップ（保持手段）
９（９ａ，９ｂ）・・雌型スナップ（保持手段）
８ａ，９ａ・・第一スナップ
８ｂ，９ｂ・・第二スナップ
２１・・敷き寝具用シーツ
２３・・バンド部材
２４・・端部
２５・・中間部
２８（２８ａ，２８ｂ）・・雄型スナップ（第一係合体）
２９（２９ａ，２９ｂ）・・雌型スナップ（第二係合体）
【技術分野】
【０００１】
本発明は、敷き布団やマットレス等の敷き寝具の上面に被覆させて使用する敷き寝具用シーツに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
敷き布団やマットレス等の敷き寝具の上面に被覆させる敷き寝具用のシーツとして、特許文献１の如く、敷き寝具の上面を被覆するための矩形のシーツ本体の裏面の四隅に、帯状のバンド部材が傾斜状に（シーツ本体の短辺と長辺とに跨るように）設けられたものが知られている。かかる敷き寝具用のシーツによれば、シーツ本体を敷き寝具の表面に被覆させた状態で、４つのバンド部材をそれぞれ敷き寝具の四隅に引っ掛けることによって、非常に容易に敷き寝具に装着することができる。そして、使用中には、敷き寝具に対するシーツの位置がずれてしまう事態を防止することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００２−２８０６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記した敷き寝具用のシーツは、敷き寝具の四隅へ引っ掛けるためのバンド部材の長さが一定のものであるため、各種の厚みの異なる敷き寝具に対して、十分にフィットさせて装着することができなかった。すなわち、バンド部材が通常の敷き布団用の長さに設計されている場合には、敷き布団のみにしか使用することができず、バンド部材がマットレス用の長さに設計されている場合には、マットレスのみにしか使用することができなかった。
【０００５】
本発明の目的は、上記従来の敷き寝具用シーツが有する問題点を解消し、敷き寝具への装着が容易であり、敷き寝具に対する位置ずれを防止することができるとともに、厚みの異なる各種の敷き寝具に十分にフィットさせて装着することが可能な敷き寝具用シーツを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の内、請求項１に記載された発明は、敷き寝具の上面を被覆するための略矩形のシーツ本体と、そのシーツ本体の裏面の四隅に傾斜状に取り付けられた帯状のバンド部材とを有する敷き寝具用シーツであって、前記バンド部材が、全体の長さを調節可能に構成されていることを特徴とするものである。
【０００７】
請求項２に記載された発明は、請求項１に記載された発明において、前記バンド部材が、中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有していることを特徴とするものである。
【０００８】
請求項３に記載された発明は、請求項１、または請求項２に記載された発明において、前記保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップからなるものであることを特徴とするものである。
【０００９】
請求項４に記載された発明は、請求項１〜３のいずれかに記載された発明において、前記バンド部材が、２つの端部と中間部との３つに分割されているとともに、前記中間部の両端縁際に、それぞれ複数の第一係合体が設けられており、かつ、前記端部に、前記第一係合体と係合可能な第二係合体が設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【００１０】
請求項１に記載の敷き寝具用シーツは、バンド部材が全体の長さを調節可能に構成されているため、敷き寝具やマットレス等の厚みの異なる各種の敷き寝具に、十分にフィットさせて装着することができる。
【００１１】
請求項２に記載の敷き寝具用シーツは、保持手段を利用してバンド部材の中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持したり、その保持状態を解除したりすることによって、バンド部材の長さを非常に容易に変更することができる。
【００１２】
請求項３に記載の敷き寝具用シーツは、第一スナップおよび第二スナップを係合したり、その係合状態を解除したりすることによって、バンド部材の長さをきわめて容易に変更することができる。
【００１３】
請求項４に記載の敷き寝具用シーツは、バンド部材の端部の第二係合体と係合する中間部の第一係合体を変更することによって、バンド部材の長さを容易に調節することができる。また、長期間の使用によって、バンド部材の中間部が老朽化した場合には、当該中間部のみを新しいものに交換することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】実施例１の敷き寝具用シーツを示す説明図（裏面図）である。
【図２】シーツ本体の断面図である。
【図３】バンド部材を示す説明図（側面図）である。
【図４】実施例２の敷き寝具用シーツを示す説明図（裏面図）である。
【図５】バンド部材を示す説明図（側面図）である。
【発明を実施するための形態】
【００１５】
以下、本発明に係る敷き寝具用シーツについて、図面に基づいて詳細に説明する。
【００１６】
［実施例１］
＜実施例１の敷き寝具シーツの構造＞
図１は、実施例１の敷き寝具シーツを示したものであり、実施例１の敷き寝具シーツ１は、敷き寝具の上面を被覆するためのシーツ本体２と、敷き寝具の四隅を把持するための４つの帯状のバンド部材３，３・・とによって構成されている。
【００１７】
図２は、シーツ本体２の断面を示したものである。シーツ本体２は、合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第一ネット状シート４、当該第一ネット状シート４を構成する合成繊維よりも大径の合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第二ネット状シート５、および、天然繊維および合成繊維を網目状に織り込んだ略長方形状の第三ネット状シート６を積層し、それらの第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６を長手方向に沿って等間隔で縫い合わせることによって形成されており、縦×横＝２，０００ｍｍ×１，０００ｍｍの大きさを有している。そして、外周には、一定幅の帯状の縁取り布７が縫い付けられており、当該縁取り布７によって第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６の端縁が被覆された状態になっている。
【００１８】
また、図３は、バンド部材３の側面を示したものである。バンド部材３は、伸縮性のゴム繊維を長手方向に沿って配列させ非伸縮性の合成繊維を幅方向に沿って配列させるように織り込んだゴムバンドであり、長さ×幅＝約４６０ｍｍ×２５ｍｍの帯状に形成されている。そして、長手方向の中央部分には、互いに係合して保持手段として機能する合成樹脂製の雄型スナップ８，８（８ａ，８ｂ）と雌型スナップ９，９（９ａ，９ｂ）とが、互い違いに固着されている。
【００１９】
雄型スナップ８（８ａ，８ｂ）は、先端を拡げた凸状部分１０が内面の中央に突設されており、布地を貫通した止着体１１によって布地（ゴムバンド）に固着されている。一方、雌型スナップ９，９（９ａ，９ｂ）は、先端を窄めた凹状部分１２が内面の中央に設けられており、その凹状部分１２に、雄型スナップ８の凸状部分１０を挿入させることによって、雄型スナップ８と係合させることができるようになっている。なお、雌型スナップ９も、雄型スナップ８と同様に、布地を貫通した止着体１３によって布地に固着されている。
【００２０】
また、各バンド部材３，３・・においては、片端側の雌型スナップ９ａが表面側に固着されており、他端側の雌型スナップ９ｂが裏面側に固着されている。さらに、表面側に固着された雌型スナップ９ａと隣接した雄型スナップ８ｂは、裏面側に固着されており、裏面側に固着された雌型スナップ９ｂと隣接した雄型スナップ８ａは、表面側に固着されている。また、片端側の雌型スナップ９ａから同側の雄型スナップ８ｂまでの長さと、他端側の雌型スナップ９ｂから同側の雄型スナップ８ａまでの長さとが略等しくなっており（約５０ｍｍ）、雄型スナップ８ａ，８ｂ同士の間は、約４５ｍｍになっている。
【００２１】
なお、雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａは、バンド部材３を三重に折り畳んだときに第一層と第二層とを固定するための第一スナップとして機能するものであり、雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂは、バンド部材３を三重に折り畳んだときに第二層と第三層とを固定するための第二スナップとして機能するものである。加えて、表面側に固着された雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａ（すなわち、第一スナップ）は、外側が同一色（たとえば、赤色）に着色されており、裏面側に固着された雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂ（すなわち、第二スナップ）も、第一スナップと同様に、外側が同一色（たとえば、青色）に着色されている。
【００２２】
上記の如く構成された各バンド部材３，３・・は、図１の如く、シーツ本体２の四隅において、傾斜状に配置させた状態（シーツ本体２の長辺と短辺との間に跨るように配置させた状態）で、左右の両端縁を縁取り布７の内側に挿入して当該縁取り布７ともにシーツ本体２（すなわち、第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６）に縫い付けることによって、シーツ本体２に取り付けられている。
【００２３】
＜実施例１の敷き寝具用シーツの使用方法＞
上記の如く構成された敷き寝具用シーツ１は、そのままの状態（各バンド部材３，３・・を折り畳んでいない状態、図３（ａ）参照）で、通常のマットレスに十分にフィットするように装着して使用することができる。すなわち、シーツ本体２をマットレスの表面に被覆させて（シーツ本体２の裏面がマットレスの表面と当接するように被覆させて）、各バンド部材３，３・・をマットレスの四隅に引っ掛けることにより、マットレスに装着することができる。なお、上記の如く、各バンド部材３，３・・は約４６０ｍｍの長さを有しているので、市販のマットレスの四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００２４】
また、敷き寝具用シーツ１は、各バンド部材３，３・・の長さ（見掛け上の長さ）を短くした状態で、通常の敷き布団に十分にフィットするように装着して使用することができる。各バンド部材３，３・・の長さを短くする場合には、各バンド部材３，３・・を三重に（略Ｚ字状に）折り畳んで（図３（ｂ）参照）、表面側に固着された同一色の雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａとを係合させるとともに、裏面側に固着された同一色の雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂとを係合させる（図３（ｃ）参照）。そのように、雌型スナップ９ａと雄型スナップ８ａ、および、雌型スナップ９ｂと雄型スナップ８ｂを、それぞれ係合させることによって、各バンド部材３，３・・は三重に折り畳まれた状態で保持される。そして、シーツ本体２を敷き布団の表面に被覆させて、各バンド部材３，３・・を敷き布団の四隅に引っ掛けることにより、敷き布団に十分にフィットさせて装着することができる。なお、各バンド部材３，３・・は三重に折り畳まれると約３４０ｍｍの長さとなるので、通常の敷き布団の四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００２５】
＜実施例１の敷き寝具用シーツの効果＞
敷き寝具用シーツ１は、上記の如く、各バンド部材３，３・・が全体の長さを調節可能に構成されているため、敷き寝具やマットレス等の厚みの異なる各種の敷き寝具に、十分にフィットさせて装着することができる。
【００２６】
また、敷き寝具用シーツ１は、各バンド部材３，３・・が中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有しているため、当該保持手段を利用して各バンド部材３，３・・の中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持したり、その保持状態を解除したりすることによって、各バンド部材３，３・・の長さを非常に容易に変更することができる。
【００２７】
さらに、敷き寝具用シーツ１は、保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材３の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ（すなわち、雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａ）、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップ（すなわち、雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂ）からなるものであるため、それらの第一スナップと第二スナップとを係合したり、その係合状態を解除したりすることによって、各バンド部材３，３・・の長さをきわめて容易に変更することができる。
【００２８】
加えて、敷き寝具用シーツ１は、係合させるべき雌型スナップと雄型スナップとが同一色に着色されているため（すなわち、第一スナップである雌型スナップ９ａおよび雄型スナップ８ａの外側が赤色に着色されており、第二スナップである雌型スナップ９ｂおよび雄型スナップ８ｂの外側が青色に着色されているため）、使用者は、間違った雌型スナップと雄型スナップとを係合させることなく（すなわち、雌型スナップ９ａを雄型スナップ８ｂと係合させたり、雌型スナップ９ｂを雄型スナップ８ａと係合させたりすることなく）、短時間の内に、各バンド部材３，３・・の長さを調整することができる。
【００２９】
［実施例２］
＜実施例２の敷き寝具シーツの構造＞
図４は、実施例２の敷き寝具シーツ２１を示したものであり、実施例２の敷き寝具シーツ２１は、シーツ本体２の裏面の四隅に取り付けられたバンド部材２３，２３の構造が、実施例１の敷き寝具シーツ１のものと異なっている。なお、それ以外の構造は、実施例１の敷き寝具シーツ１と同様である。
【００３０】
図５は、バンド部材２３の側面を示したものである。バンド部材２３は、実施例１のバンド部材３と同様なゴムバンドによって形成されており、左右２つの端部２４，２４と中間部２５との３つのパーツに分割されている。そして、各端部２４，２４の裏面の端縁際には、第二係合体として機能する雌型スナップ２９（実施例１のバンド部材３の雌型スナップ９と同様のもの）が固着されており、中間部２５の表面の左右両側の端縁際には、それぞれ２個ずつ、第一係合体として機能する雄型スナップ２８，２８（実施例１のバンド部材３の雄型スナップ８と同様のもの）が、左右両側で同様の間隔となるように固着されている（図５においては、外側の雄型スナップが２８ａとして示されており，内側の雄型スナップが２８ｂとして示されている）。
【００３１】
なお、中間部２５の端縁際で隣り合う２個の雄型スナップ２８ａ，２８ｂ同士の間隔は、約６０ｍｍになっている。また、各端部２４，２４の端縁から雌型スナップ９までの間隔は、約３０ｍｍになっており、中間部２５の内側の雄型スナップ２８ｂ，２８ｂ同士の間隔は、約２８０ｍｍになっている。そのため、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた場合には、バンド部材３の長さ（見掛け上の長さ）が約３４０ｍｍとなる。また、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた場合には、バンド部材３の長さ（見掛け上の長さ）が約４６０ｍｍとなる。
【００３２】
上記の如く構成された各バンド部材２３，２３・・は、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させて、図４の如く、シーツ本体の四隅において、傾斜状に配置させた状態（シーツ本体２の長辺と短辺との間に跨るように配置させた状態）で、左右の両端縁を縁取り布７の内側に挿入して当該縁取り布７ともにシーツ本体２（第一ネット状シート４、第二ネット状シート５、および第三ネット状シート６）に縫い付けることによって、シーツ本体２に取り付けられている。
【００３３】
＜実施例２の敷き寝具用シーツの使用方法＞
上記の如く構成された敷き寝具用シーツ２１は、各バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた状態で、通常のマットレスに十分にフィットするように装着して使用することができる。すなわち、シーツ本体２をマットレスの表面に被覆させて、各バンド部材２３，２３・・をマットレスの四隅に引っ掛けることにより、マットレスに装着することができる。なお、上記の如く、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の外側に位置した２つの雄型スナップ２８ａ，２８ａと係合させた場合には、各バンド部材２３，２３・・は約４６０ｍｍの長さとなるので、市販のマットレスの四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００３４】
また、敷き寝具用シーツ２１は、各バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた状態で、通常の敷き布団に十分にフィットするように装着して使用することができる。なお、各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９を、中間部２５の両端縁の内側に位置した２つの雄型スナップ２８ｂ，２８ｂと係合させた場合には、各バンド部材２３，２３・・は約３４０ｍｍの長さとなるので、通常の敷き布団の四隅に弛まないように引っ掛けることができる。
【００３５】
＜実施例２の敷き寝具用シーツの効果＞
実施例２の敷き寝具用シーツ２１は、上記の如く、各バンド部材２３，２３・・が、２つの端部２４，２４と中間部２５との３つに分割されているとともに、中間部２５の両端縁際に、それぞれ、第一係合体である複数の雄型スナップ２８ａ・・，２８ｂ・・が設けられており、かつ、各端部２４，２４に、それぞれ、第二係合体である雌型スナップ２９，２９が設けられているため、バンド部材２３，２３・・の各端部２４，２４の雌型スナップ２９，２９と係合する中間部２５の雄型スナップ２８ａ，２８ｂを変更することによって、各バンド部材２３，２３の長さを容易に調節することができる。また、長期間の使用によって、各バンド部材２３，２３・・の中間部２５が老朽化した場合には、当該中間部２５のみを新しいものに交換することも可能である。
【００３６】
なお、本発明に係る敷き寝具シーツの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、シーツ本体、保持手段、第一スナップ、第二スナップ、第一係合体、第二係合体の材質、形状、構造等の構成を必要に応じて適宜変更することができる。
【００３７】
たとえば、バンド部材は、伸縮自在なゴムバンドによって形成されたものに限定されず、非伸縮性のものに変更することも可能である。また、バンド部材を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持部材は、上記実施形態の如く、雄型スナップおよび雌型スナップに限定されず、凸状部分および凹状部分を備えた雌雄同一形状を有する一組のスナップや、互いに係合する雄型面ファスナーおよび雌型面ファスナー等に変更することも可能である。また、シーツ本体は、上記実施形態の如く、複数のネット状シートを積層したものに限定されず、単層の織布、あるいは複数の織布を積層したもの等に変更することも可能である。
【符号の説明】
【００３８】
１・・敷き寝具用シーツ
２・・シーツ本体
３・・バンド部材
８（８ａ，８ｂ）・・雄型スナップ（保持手段）
９（９ａ，９ｂ）・・雌型スナップ（保持手段）
８ａ，９ａ・・第一スナップ
８ｂ，９ｂ・・第二スナップ
２１・・敷き寝具用シーツ
２３・・バンド部材
２４・・端部
２５・・中間部
２８（２８ａ，２８ｂ）・・雄型スナップ（第一係合体）
２９（２９ａ，２９ｂ）・・雌型スナップ（第二係合体）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
敷き寝具の上面を被覆するための略矩形のシーツ本体と、そのシーツ本体の裏面の四隅に傾斜状に取り付けられた帯状のバンド部材とを有する敷き寝具用シーツであって、
前記バンド部材が、全体の長さを調節可能に構成されていることを特徴とする敷き寝具用シーツ。
【請求項２】
前記バンド部材が、中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有していることを特徴とする請求項１に記載の敷き寝具用シーツ。
【請求項３】
前記保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップからなるものであることを特徴とする請求項１、または請求項２に記載の敷き寝具用シーツ。
【請求項４】
前記バンド部材が、２つの端部と中間部との３つに分割されているとともに、
前記中間部の両端縁際に、それぞれ複数の第一係合体が設けられており、かつ、前記端部に、前記第一係合体と係合可能な第二係合体が設けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の敷き寝具用シーツ。
【請求項１】
敷き寝具の上面を被覆するための略矩形のシーツ本体と、そのシーツ本体の裏面の四隅に傾斜状に取り付けられた帯状のバンド部材とを有する敷き寝具用シーツであって、
前記バンド部材が、全体の長さを調節可能に構成されていることを特徴とする敷き寝具用シーツ。
【請求項２】
前記バンド部材が、中間部分を三重に折り畳んだ状態で保持するための保持手段を有していることを特徴とする請求項１に記載の敷き寝具用シーツ。
【請求項３】
前記保持手段が、三重に折り畳んだバンド部材の第一層と第二層とを固定するための第一スナップ、および、第二層と第三層とを固定するための第二スナップからなるものであることを特徴とする請求項１、または請求項２に記載の敷き寝具用シーツ。
【請求項４】
前記バンド部材が、２つの端部と中間部との３つに分割されているとともに、
前記中間部の両端縁際に、それぞれ複数の第一係合体が設けられており、かつ、前記端部に、前記第一係合体と係合可能な第二係合体が設けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の敷き寝具用シーツ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１０−１８７８５３（Ｐ２０１０−１８７８５３Ａ）
【公開日】平成２２年９月２日（２０１０．９．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−３４２６７（Ｐ２００９−３４２６７）
【出願日】平成２１年２月１７日（２００９．２．１７）
【出願人】（５０９０４６３１０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年９月２日（２０１０．９．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年２月１７日（２００９．２．１７）
【出願人】（５０９０４６３１０）
【Ｆターム（参考）】
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