説明

敷設用基準線付き不織布

【課 題】軌道用不織布の敷設位置決めを容易にすることである。
【解決手段】不織布の表面にレール間隔と同等巾の視認しやすい基準線を描いたもの。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が解決しようとする課題】
鉄道の軌道は一般に図1の様な構造になっており、なかには道床と路盤の間に不織布を敷設しての噴泥防止構造、あるいは省力化軌道においては砕石の隙間に填充する材料の漏洩防止材として同様の位置などに不織布が敷設されている。
【0002】
従来、不織布は無地で敷設時の位置を合わせるための基準線は描いてなかったため、道床交換時等に不織布を敷設する際は、不織布の敷設位置を他の方法で確認しながらの作業であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
不織布にあらかじめレール間隔と同等巾の2本の線を描いておく。
【0004】
【考案の効果】
敷設時には不織布の基準線がレールの真下になるところが正常な不織布の敷設位置となる、これで不織布の敷設の位置設定は容易である。
【0005】
不織布に描かれた線は暗い所でも視認出来る様に、濃い色の油性または水性塗料等で巾広にするとよい。
【0007】
したがって、鉄道という列車間合や夜間作業といった作業時間の少ない場合やまた暗い所での、軌道用不織布の敷設が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軌道の断面図
【図2】本考案の平面図
【符号の説明】
1 不織布
2 レール
3 枕木
4 道床(砕石等)
5 路盤
6 敷設用基準線

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
不織布の表面にレール間隔と同等巾の敷設用基準線を描いた軌道用不織布。

【図1】
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【図2】
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【登録番号】実用新案登録第3098322号(U3098322)
【登録日】平成15年9月24日(2003.9.24)
【発行日】平成16年2月26日(2004.2.26)
【考案の名称】敷設用基準線付き不織布
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2003−3356(U2003−3356)
【出願日】平成15年5月7日(2003.5.7)
【出願人】(390006079)東洋物産株式会社 (5)