文字データ指定装置
【課題】出力指示データを入力する際に、出力可能な文字形状データを明確にすることにより、入力作業の効率を向上させる文字データ指定装置を提供する。
【解決手段】本発明の文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力指示データを入力する入力手段2と、出力装置で出力可能な文字形状データをテーブルとして記憶している記憶手段1と、出力指示データと対応する文字形状データを検索する検索手段5と、前記出力指示データを確定する確定手段6と、前記出力指示データを確定する出力決定手段8と形式決定手段9と、前記出力指示データを出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【解決手段】本発明の文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力指示データを入力する入力手段2と、出力装置で出力可能な文字形状データをテーブルとして記憶している記憶手段1と、出力指示データと対応する文字形状データを検索する検索手段5と、前記出力指示データを確定する確定手段6と、前記出力指示データを確定する出力決定手段8と形式決定手段9と、前記出力指示データを出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワープロ、コンピュータ、DTP、写植機等により文字データを入力する際に、文字データの入力条件を指示する文字データ指定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷物に用いる文章等の文字データを作成する際、ワードプロセッサ、コンピュータ、DTP、写植機等を用いる事が多い。こうして、作成された文字データはプリンター等の出力装置により、印字出力される。
【0003】例えば、ワードプロセッサにより文字や文章(文字データ)を作成する場合は、まずオペレータは原稿や指示書等を参照して文字データをワードプロセッサのキーボード等から入力する。この時、オペレータは、文字データに書体、級数、ヘッダ、フッタ、禁則処理等の文字属性の指定を行なうことが多く、この指示に基づく文字属性が付加された文字データ(以下、出力指示データという)が作成される。文章の作成が終了すると、オペレータは、出力指示データをプリンターに送信して印刷の指示を行なう。そして、印刷の指示を受けたプリンターは、上記出力指示データに基づいて文字データを用紙やフィルム等に印刷する。この時、出力指示データと同一の文字形状データがプリンターに掲載されている場合には、指示されたとおりの文字データがプリンターにより印刷されるが、誤ってプリンターに登載されていない文字データの出力が指定された場合、その文字または文章をプリンターから印刷することはできないので、その文字または文章が該当する位置が空白となったり、指定とは異なる形状の文字が出力されてしまうことになる。
【0004】なお、ここで、本明細書で用いられる文字データ、文字形状データおよび出力指示データとは以下のようなものを言う。すなわち、文字デ−タとは、平仮名、片仮名、漢字、アルファベット、数字等からなるものであり、コンピュータの記憶装置等においてJISやASCII等のコードで記憶されているものである。また、出力指示データとは、前述したようにプリンターから出力する予定の文字データに書体、級数、ヘッダ、フッタ、禁則処理等の文字属性情報を付加したデータである。文字属性情報は、例えば、図15に示すように文字データの前方または後方に設けられるものである。また、文字形状データとは、プリンター等の出力装置に記憶されているビットマップデータやベクトルデータ等であり、例えば明朝、ゴシック等の各種の文字書体を示すものである。
【0005】また、多数の文章(文字データ)を作成して印刷する場合にその作業効率を上げるために、文字データの入力、編集、出力等の作業は分業されて複数の入力装置や出力装置で行なわれている。なお、出力装置で出力可能な文字形状データは、出力装置毎に設けられている記憶装置に記憶されている。これは、入力装置から出力装置に文字形状データと同じデータ形態とした出力指示データを転送すると、転送するデータ量が膨大となり転送の時間が大量にかかる等の問題が生じてしまい、作業効率が低下してしまうためである。
【0006】また、上記記憶装置は全ての文字形状データを記憶している場合は少ない。例えば、文字の書体を文字形状データとした場合、平仮名、片仮名、漢字、数字、アルファベット、数字、記号等の文字の全書体を記憶装置に記憶させる必要が生じ、記憶装置に記憶させるデータは膨大な量となる。そのため、全ての書体(文字形状データ)を出力装置毎に記憶させることは不可能に近く、もし全ての書体を記憶できても、平仮名のみ、漢字のみと僅かな書体の種類した記憶できず出力できる書体の数は限定され、文章を作成しても書体が無く出力できない等の問題が生じた。
【0007】上述した問題を解決するために、図7に示すように一つまたは複数の異なる書体を組み合わせたテーブルを作成して、記憶装置毎にテーブルを記憶している。これは、似た内容の文章を作成する場合、かなりの高い確率で同一の種類の書体が組み合わされて文書に文字属性情報が付加されている。そのため、記憶装置に使用頻度の高い書体を組み合わせて一つのテーブルとして記憶させると、複数の文章を出力する際に一つのテーブルを選択するだけで、出力する全ての書体と対応する書体が選択できるので上述した問題を解決できる。また、書体検索の手間が省け、文章を効率よく出力をすることができるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレータがワードプロセッサのキーボード等により文章を入力する際、オペレータは文字形状データを考慮せず原稿や指示書等に従って出力指示データを入力する。そのため、出力指示データの入力時にオペレータは、出力指示データと文字形状データの対応状況は分からない。もし、出力指示データに対応する文字形状データが記憶装置に記憶されていない場合、その出力指示データをプリンターから印刷することはできず、その出力指示データの部分が空白となったり、指定とは異なる形状の文字が出力されてしまい、事故の原因となっていた。
【0009】また、出力装置に登載されていない文字形状データをオペレータが分かっていたとしても、文章を入力する毎に出力指示データと文字形状データの対応をする必要が生じて入力時間が大幅にかかってしまい、作業効率を向上させることはできなかった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、文字データを入力する際、文字形状データと出力指示データの対応状況が明確にでき、誤った出力指示データを入力することなく作業効率を向上させる文字データ指定装置を提供することを目的とした発明である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、文字データを入力する入力手段2と、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、上記記憶手段から文字形状データを読み出す読み出し手段3と、読み出された文字形状データの中から上記文字データに対応する文字形状データを選択する選択手段4を備えることを特徴としたものである。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項2に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5とを備えることを特徴としたものである。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項3に記載されている文字データ指定装置は、上記出力用データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶することを特徴とする上記文字データ指定装置である。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項4に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項5に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データ一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手2段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段1から検索する検索手段5と、 上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0016】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項6に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、この文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8と、上記出力決定手段9により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0017】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項7に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを上記テーブルに記憶されている他の文字形状データに置き換え、この上記文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0018】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項8に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データからなる出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段9と、上記形式決定手段9により決定された上記文字データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0019】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項9に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段9と、上記形式決定手段9により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文字データ指定装置を図を用いて説明する。図1、図2、図3、図4および図5は、本発明の文字データ指定装置の全体構成例を示すブロック図である。すなわち、本発明の発明の実施の形態に記載されている文字データ指定装置は、以下の手段からなるものであり、手段を箇条書きにより、説明する。
(1)出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1。
(2)出力指示データを入力する入力手段2。
(3)記憶手段1に記憶されている文字形状データを読み出す読み出し手段3。
(4)読み出し手段3に読み出された文字形状データから出力指示データに対応する出力指示データを選択し、決定する選択手段4。
(5)出力指示データに対応する文字形状データを記憶装置1から検索する検索手段5。
(6)検索手段5により検索された文字形状データと対応しない出力指示データを確定する確定手段6。
(7)確定手段6により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、置き換えた文字データを他の文字データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8。
(8)確定手段6により確定された出力指示データを文字データと異なる識別形式で出力させる形式決定手段9。
(9)上記確定手段6により確定された出力指示データ、上記出力決定手段8により決定された出力指示データ、上記形式決定手段9により決定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7。
【0021】図6は、上述した機能的な基本構成を実現するためにコンピュータシステムを用いて文字データ指定装置を構築した際の例を示すものであり、コンピュータシステムよりなる本発明の発明の実施の形態である文字データ指定装置を参照して各手段を説明することとする。
【0022】記憶装置10は、プリンター14や印刷装置15で出力可能な文字形状データを記憶する装置でありハードディスク等からなり、上記記憶手段1に該当するものである。また、上記記憶装置10での文字形状データの保存状態は、文字形状データを全て記憶してる場合や、使用頻度に合わせて文字形状データを組み合わせてテーブルを作成して記憶している場合がある(図7参照)。なお、文字形状データの記憶方法は上記方法に限定されることなく、文字形状データの使用状況によって変化するものである。入力装置11は、出力指示データを入力するものであり、上記入力手段2に該当する。出力指示データは、キーボード等により文字属性情報を付加しながら文字データ等を直接入力する方法や、キーボード等により文字データを入力した後に文字属性情報を付加する範囲をマウス等により確定する方法などにより、入力装置11により入力される。ディスプレイ13および/またはプリンター14、印刷装置15は記出力手段7に該当する。
【0023】CPU12は、上記読み出し手段3、選択手段3、検索手段5、確定手段6、出力決定手段8および形式決定手段9に該当し、以下のような制御演算処理を行うものである。入力装置11により入力された出力指示データに対応する文字形状データが記憶装置10から検索される。文字形状データと対応しない出力指示データが入力された場合は、その出力指示データはディスプレイ13、プリンター14または印刷装置15から出力される。よって、出力指示データの入力時に、出力できない出力指示データを確定する事ができる。
【0024】次いで、上述した本発明の文字データ指定装置の流れを、フローチャートを用いて説明する。記憶装置10に記憶されている出力可能な文字形状データを組み合わせたテーブルとして記憶していても、テーブルしなくてもほぼ同様なフローチャートからなる。よって、以下本発明の実施の形態においては、文字形状データをテーブルとして記憶した発明について説明する。
【0025】(1)本発明の第1の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップ101(S101)
まず、図8に示される文字データおよび文字属性情報が記載された作成指示書等に従い、出力指示データの確認を行う。指示書には、以下のような指示がされている。
a)文字属性情報1:明朝、10ポb)文字属性情報2:ゴシック、10c)文字属性情報3:明朝、20ポ
【0026】ステップ102(S102)
次いで、記憶装置10から文字形状データが組み合わされたテーブル読み出す。読み出したテーブルに含まれる文字形状データの一覧表がディスプレイ13に表示、または、プリンター14により出力される。ディスプレイ13に表示、あるいはプリンター14に出力されるテーブルは図7に示されるように、簡易的に文字形状データの名称が表示されたりするが、このテーブルの表示方法は上記表示方法に限定されるわけではない。
【0027】ステップ103(S103)
次いで、ディスプレイ13に表示された、文字形状データが示されたテーブルの中から作成指示書に指定された出力指示データに従い、使用するテーブルを選択する。上記テーブルに出力指示データに対応する文字形状データが有る場合はステップ4に移行し、テーブルに記憶されている文字形状データの中に出力指示データが無い場合は、作業工程を終了し作成指示書等の変更を行う等のデータの変更を行うこととする。
【0028】ステップ104(S104)
作成指示書等に従って文字属性情報を付加しながら文字データ(出力指示データ)をキーボード等の入力装置11により入力する。上記出力指示データを入力する方法としては、上記のように文字データの入力と同時に文字属性情報を付加する方法や、文字データの入力後にマウス等により文字属性情報を付加する範囲を指定して付加する方法等があるが、文字データに文字属性情報を付加する方法は上記の2法に限定されるわけではない。
【0029】ステップ105(S106)
入力された出力指示データは、プリンター14や出力装置15により出力される。以上の作業により上記工程は終了する。
【0030】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなるので、文字データを入力する作業の効率を向上することができる。
【0031】(2)本発明の第2の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップ201(S201)
まず、オペレータ等が作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記の方法を用いる。
【0032】ステップ202(S202)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含むテ−ブルが、記憶装置10から検索される。
【0033】ステップ203(S203)
次いで、検索されたテーブルに含まれる文字形状データに出力指示データが含まれるのかの検索が行われる。文字形状データと出力指示データが全て対応する場合は、ステップ204に移行し、文字形状データと出力指示データが全て対応しない場合は、ステップ205に移行する。上記工程はCPU12により自動に確定作業をが行われる場合もあるが、オペレータ等が確定することもできる。
【0034】ステップ204(S204)
プリンター14または印刷装置15により文字データ出力される。よって、以上の作業工程は終了する。
【0035】ステップ205(S205)
文字形状データと対応しない出力指示データが、ディスプレイ13に表示出力される。または、文字形状データと対応しない出力指示データが、プリンター14や印刷装置15により印刷される場合もある。
【0036】ステップ206(S206)
文字形状データと対応しない出力指示データを、文字形状データに対応するように変更する場合は、ステップ201に移行し、変更しない場合は作業を終了する。
【0037】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなり、文字データを入力する作業の効率を向上させることができる。
【0038】(3)本発明の第3の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図11のフローチャートを用いて説明する。
ステップ301(S301)
まず、オペレータ等が文字データの作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記方法の方法を用いることとする。
【0039】ステップ302(S302)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含んでいるテーブルが記憶装置10から検索される。
【0040】ステップ303(S303)
次いで、テーブルに含まれている文字形状データと出力指示データの対応状況の確認が行われる。出力指示データと一つのテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、ステップ304に移行する。また、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、あるいは文字形状データからなるテーブルに出力指示データが含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、ステップ305(S305)に移行する。
【0041】ステップ304(S304)
次いで、出力指示データとテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、プリンター14または印刷装置15により文字データは出力される。よって、以上の作業は終了する。
【0042】ステップ305(S305)
次いで、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが一部含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、文字形状データと対応しない出力指示データがディスプレイ13に表示される。この時、ディスプレイ13に示されるテーブルの表示を、各文字形状データと出力指示データの対応状況によって変化させ表示することができる。例えば、文字形状データと対応する出力指示データは白色、文字形状データと対応しない出力指示データは赤色等、対応状況毎に色を変えて表示することにより、容易に文字形状データと出力指示データの対応状況を判定することができる。
【0043】なお、上記のようにディスプレイ13に示されるテーブルは、文字形状データと出力指示データが対応する場合はそのテーブルが、あるいは、対応しない場合は出力指示データを含み、類似しているテーブルが表示されるものとする。また、上記作業はCPU12により自動に行われる場合もあるが、オペレータが選択して行われることがある。
【0044】ステップ306(S306)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用する場合は、ステップ307に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用しない場合は、作業を終了する。
【0045】ステップ307(S307)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用する場合は、ステップ308に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用せず、出力指示データを変更する場合は、ステップ301に移行する。
【0046】ステップ308(S308)
次いで、上記テーブルから文字形状データを選択し、選択した文字形状データと文字形状データと対応していない出力指示データを置き換える。
【0047】ステップ309(S309)
次いで、選択された文字形状データを含む文字データがプリンター14または印刷装置15によりに出力する。出力指示データが置き換えられて印刷された文字データは、図13に示されているように下線や他の文字データと異なる表示形式で出力されるので、他の文字データと異なり一目で分かるような形式で出力される。
【0048】ステップ309(S309)
出力された文字データの形態から、再度出力指示データを変更する場合は、ステップ301に移行し、変更しない場合は作業は終了する。
【0049】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなるので、文字データを入力する作業効率を向上させることができる。
【0050】さらに、出力指示データを置き換えて文字データを印刷した場合にも、置き換えた部分は他の部分と異なる表示形式で印刷するので、文字データを校正する際にも容易に置き換え部分を発見でき、校正の作業の効率を向上させることができる。
【0051】(4)本発明の第4の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップ401(S401)
まず、オペレータ等が文字データの作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記方法の方法お用いることとする。
【0052】ステップ402(S402)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含んでいるテーブルが記憶装置10から検索される。
【0053】ステップ403(S403)
次いで、検索された文字形状データとテーブルに含まれている出力指示データの対応状況の確認が行われる。出力指示データと一つのテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、ステップ404に移行する。文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、ステップ405に移行する。
【0054】ステップ404(S404)
次いで、出力指示データとテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、プリンター14または印刷装置15により文字データは出力される。よって、以上の作業は終了する。
【0055】ステップ405(S405)
次いで、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが一部含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、文字形状データと対応しない出力指示データがディスプレイ13に表示される。この時、ディスプレイ13に示されるテーブルの表示を、各文字形状データと出力指示データの対応状況によって変化させ表示することができる。例えば、文字形状データと対応する出力指示データは白色、文字形状データと対応しない出力指示データは赤色等、対応状況毎に色を変えて表示することにより、容易に文字形状データと出力指示データの対応状況を判定することができる。
【0056】なお、上記のようにディスプレイ13に示されるテーブルは、文字形状データと出力指示データが対応する場合はそのテーブルが、あるいは、対応しない場合は出力指示データを含み、類似しているテーブルが表示されるものとする。また、上記作業はCPU12により自動に行われる場合もあるが、オペレータによりテーブルに含まれる文字形状データから出力指示データと対応する文字形状データを選択して行われることがある。
【0057】ステップ406(S406)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用する場合は、ステップ407に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用しない場合は、作業を終了する。
【0058】ステップ407(S407)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用する場合は、ステップ308に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用せず、出力指示データを変更する場合は、つまり、文字データに付加した文字属性情報を変更する場合は、ステップ401に移行する。
【0059】ステップ408(S408)
次いで、入力した文字データが、プリンター14または印刷装置15によりに出力される。出力される文字データは、出力用データと対応していない予定出力用データを付加された文字データは、図14に示されるような文字データ異なる記号等で表され出力され、他の文字データと異なり一目で分かるような表示形式で出力される。
【0060】ステップ409(S409)
次いで、出力機から出力された文字データにより、再度変更する場合はステップ401に移行し、変更しない場合は作業を終了する。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の文字データ指定装置において、文字や文字列などからなる文字データに予定出力用データを付加する際に、出力機で出力できる出力用データを確認できるので、出力できない文字データを入力する事がなくなる。
【0062】文字データ入力時での誤りが無くなるので、印画紙やフィルム等に文字データを設ける効率を向上させることができる。
【0063】コンピュータシステムにより、入力の際の誤りを検索し、校正や変更をすることができるので、版作成時に人の手を用いることがないので、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の請求項2記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の請求項3記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の請求項4記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の請求項5記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す文字データ指定装置の概略構成を示すブロックずである。
【図7】本発明の実施の形態を示す文字データ指定装置の記憶装置に記憶されているテーブルがディスプレイに示されてた図である。
【図8】本発明の実施の形態で使用される指示書の1例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す文字データ指定装置により出力された文字データをディスプレイに示す図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す文字データ指定装置により出力された文字データをディスプレイに示す図である。
【図15】本発明における出力用データまたは予定出力用データを付加されて文字データを示す図である。
【符号の説明】
1……記憶手段 9……出力決定手段
2……入力手段 10……記憶装置
3……読み出し手段 11……入力装置
4……選択手段 12……CPU
5……検索手段 13……ディスプレイ
6……確定手段 14……プリンター
7……入力手段 15……出力機
8……出力確定手段
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワープロ、コンピュータ、DTP、写植機等により文字データを入力する際に、文字データの入力条件を指示する文字データ指定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷物に用いる文章等の文字データを作成する際、ワードプロセッサ、コンピュータ、DTP、写植機等を用いる事が多い。こうして、作成された文字データはプリンター等の出力装置により、印字出力される。
【0003】例えば、ワードプロセッサにより文字や文章(文字データ)を作成する場合は、まずオペレータは原稿や指示書等を参照して文字データをワードプロセッサのキーボード等から入力する。この時、オペレータは、文字データに書体、級数、ヘッダ、フッタ、禁則処理等の文字属性の指定を行なうことが多く、この指示に基づく文字属性が付加された文字データ(以下、出力指示データという)が作成される。文章の作成が終了すると、オペレータは、出力指示データをプリンターに送信して印刷の指示を行なう。そして、印刷の指示を受けたプリンターは、上記出力指示データに基づいて文字データを用紙やフィルム等に印刷する。この時、出力指示データと同一の文字形状データがプリンターに掲載されている場合には、指示されたとおりの文字データがプリンターにより印刷されるが、誤ってプリンターに登載されていない文字データの出力が指定された場合、その文字または文章をプリンターから印刷することはできないので、その文字または文章が該当する位置が空白となったり、指定とは異なる形状の文字が出力されてしまうことになる。
【0004】なお、ここで、本明細書で用いられる文字データ、文字形状データおよび出力指示データとは以下のようなものを言う。すなわち、文字デ−タとは、平仮名、片仮名、漢字、アルファベット、数字等からなるものであり、コンピュータの記憶装置等においてJISやASCII等のコードで記憶されているものである。また、出力指示データとは、前述したようにプリンターから出力する予定の文字データに書体、級数、ヘッダ、フッタ、禁則処理等の文字属性情報を付加したデータである。文字属性情報は、例えば、図15に示すように文字データの前方または後方に設けられるものである。また、文字形状データとは、プリンター等の出力装置に記憶されているビットマップデータやベクトルデータ等であり、例えば明朝、ゴシック等の各種の文字書体を示すものである。
【0005】また、多数の文章(文字データ)を作成して印刷する場合にその作業効率を上げるために、文字データの入力、編集、出力等の作業は分業されて複数の入力装置や出力装置で行なわれている。なお、出力装置で出力可能な文字形状データは、出力装置毎に設けられている記憶装置に記憶されている。これは、入力装置から出力装置に文字形状データと同じデータ形態とした出力指示データを転送すると、転送するデータ量が膨大となり転送の時間が大量にかかる等の問題が生じてしまい、作業効率が低下してしまうためである。
【0006】また、上記記憶装置は全ての文字形状データを記憶している場合は少ない。例えば、文字の書体を文字形状データとした場合、平仮名、片仮名、漢字、数字、アルファベット、数字、記号等の文字の全書体を記憶装置に記憶させる必要が生じ、記憶装置に記憶させるデータは膨大な量となる。そのため、全ての書体(文字形状データ)を出力装置毎に記憶させることは不可能に近く、もし全ての書体を記憶できても、平仮名のみ、漢字のみと僅かな書体の種類した記憶できず出力できる書体の数は限定され、文章を作成しても書体が無く出力できない等の問題が生じた。
【0007】上述した問題を解決するために、図7に示すように一つまたは複数の異なる書体を組み合わせたテーブルを作成して、記憶装置毎にテーブルを記憶している。これは、似た内容の文章を作成する場合、かなりの高い確率で同一の種類の書体が組み合わされて文書に文字属性情報が付加されている。そのため、記憶装置に使用頻度の高い書体を組み合わせて一つのテーブルとして記憶させると、複数の文章を出力する際に一つのテーブルを選択するだけで、出力する全ての書体と対応する書体が選択できるので上述した問題を解決できる。また、書体検索の手間が省け、文章を効率よく出力をすることができるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレータがワードプロセッサのキーボード等により文章を入力する際、オペレータは文字形状データを考慮せず原稿や指示書等に従って出力指示データを入力する。そのため、出力指示データの入力時にオペレータは、出力指示データと文字形状データの対応状況は分からない。もし、出力指示データに対応する文字形状データが記憶装置に記憶されていない場合、その出力指示データをプリンターから印刷することはできず、その出力指示データの部分が空白となったり、指定とは異なる形状の文字が出力されてしまい、事故の原因となっていた。
【0009】また、出力装置に登載されていない文字形状データをオペレータが分かっていたとしても、文章を入力する毎に出力指示データと文字形状データの対応をする必要が生じて入力時間が大幅にかかってしまい、作業効率を向上させることはできなかった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、文字データを入力する際、文字形状データと出力指示データの対応状況が明確にでき、誤った出力指示データを入力することなく作業効率を向上させる文字データ指定装置を提供することを目的とした発明である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、文字データを入力する入力手段2と、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、上記記憶手段から文字形状データを読み出す読み出し手段3と、読み出された文字形状データの中から上記文字データに対応する文字形状データを選択する選択手段4を備えることを特徴としたものである。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項2に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5とを備えることを特徴としたものである。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項3に記載されている文字データ指定装置は、上記出力用データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶することを特徴とする上記文字データ指定装置である。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項4に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項5に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データ一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手2段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段1から検索する検索手段5と、 上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0016】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項6に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、この文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8と、上記出力決定手段9により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0017】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項7に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを上記テーブルに記憶されている他の文字形状データに置き換え、この上記文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0018】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項8に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データからなる出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段9と、上記形式決定手段9により決定された上記文字データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0019】また、上記目的を達成するために、本発明の請求項9に記載されている文字データ指定装置は、出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段1と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段2と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段5と、上記検索手段5により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段6と、上記確定手段6により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段9と、上記形式決定手段9により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段7と、を備えることを特徴としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文字データ指定装置を図を用いて説明する。図1、図2、図3、図4および図5は、本発明の文字データ指定装置の全体構成例を示すブロック図である。すなわち、本発明の発明の実施の形態に記載されている文字データ指定装置は、以下の手段からなるものであり、手段を箇条書きにより、説明する。
(1)出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段1。
(2)出力指示データを入力する入力手段2。
(3)記憶手段1に記憶されている文字形状データを読み出す読み出し手段3。
(4)読み出し手段3に読み出された文字形状データから出力指示データに対応する出力指示データを選択し、決定する選択手段4。
(5)出力指示データに対応する文字形状データを記憶装置1から検索する検索手段5。
(6)検索手段5により検索された文字形状データと対応しない出力指示データを確定する確定手段6。
(7)確定手段6により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、置き換えた文字データを他の文字データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段8。
(8)確定手段6により確定された出力指示データを文字データと異なる識別形式で出力させる形式決定手段9。
(9)上記確定手段6により確定された出力指示データ、上記出力決定手段8により決定された出力指示データ、上記形式決定手段9により決定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段7。
【0021】図6は、上述した機能的な基本構成を実現するためにコンピュータシステムを用いて文字データ指定装置を構築した際の例を示すものであり、コンピュータシステムよりなる本発明の発明の実施の形態である文字データ指定装置を参照して各手段を説明することとする。
【0022】記憶装置10は、プリンター14や印刷装置15で出力可能な文字形状データを記憶する装置でありハードディスク等からなり、上記記憶手段1に該当するものである。また、上記記憶装置10での文字形状データの保存状態は、文字形状データを全て記憶してる場合や、使用頻度に合わせて文字形状データを組み合わせてテーブルを作成して記憶している場合がある(図7参照)。なお、文字形状データの記憶方法は上記方法に限定されることなく、文字形状データの使用状況によって変化するものである。入力装置11は、出力指示データを入力するものであり、上記入力手段2に該当する。出力指示データは、キーボード等により文字属性情報を付加しながら文字データ等を直接入力する方法や、キーボード等により文字データを入力した後に文字属性情報を付加する範囲をマウス等により確定する方法などにより、入力装置11により入力される。ディスプレイ13および/またはプリンター14、印刷装置15は記出力手段7に該当する。
【0023】CPU12は、上記読み出し手段3、選択手段3、検索手段5、確定手段6、出力決定手段8および形式決定手段9に該当し、以下のような制御演算処理を行うものである。入力装置11により入力された出力指示データに対応する文字形状データが記憶装置10から検索される。文字形状データと対応しない出力指示データが入力された場合は、その出力指示データはディスプレイ13、プリンター14または印刷装置15から出力される。よって、出力指示データの入力時に、出力できない出力指示データを確定する事ができる。
【0024】次いで、上述した本発明の文字データ指定装置の流れを、フローチャートを用いて説明する。記憶装置10に記憶されている出力可能な文字形状データを組み合わせたテーブルとして記憶していても、テーブルしなくてもほぼ同様なフローチャートからなる。よって、以下本発明の実施の形態においては、文字形状データをテーブルとして記憶した発明について説明する。
【0025】(1)本発明の第1の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップ101(S101)
まず、図8に示される文字データおよび文字属性情報が記載された作成指示書等に従い、出力指示データの確認を行う。指示書には、以下のような指示がされている。
a)文字属性情報1:明朝、10ポb)文字属性情報2:ゴシック、10c)文字属性情報3:明朝、20ポ
【0026】ステップ102(S102)
次いで、記憶装置10から文字形状データが組み合わされたテーブル読み出す。読み出したテーブルに含まれる文字形状データの一覧表がディスプレイ13に表示、または、プリンター14により出力される。ディスプレイ13に表示、あるいはプリンター14に出力されるテーブルは図7に示されるように、簡易的に文字形状データの名称が表示されたりするが、このテーブルの表示方法は上記表示方法に限定されるわけではない。
【0027】ステップ103(S103)
次いで、ディスプレイ13に表示された、文字形状データが示されたテーブルの中から作成指示書に指定された出力指示データに従い、使用するテーブルを選択する。上記テーブルに出力指示データに対応する文字形状データが有る場合はステップ4に移行し、テーブルに記憶されている文字形状データの中に出力指示データが無い場合は、作業工程を終了し作成指示書等の変更を行う等のデータの変更を行うこととする。
【0028】ステップ104(S104)
作成指示書等に従って文字属性情報を付加しながら文字データ(出力指示データ)をキーボード等の入力装置11により入力する。上記出力指示データを入力する方法としては、上記のように文字データの入力と同時に文字属性情報を付加する方法や、文字データの入力後にマウス等により文字属性情報を付加する範囲を指定して付加する方法等があるが、文字データに文字属性情報を付加する方法は上記の2法に限定されるわけではない。
【0029】ステップ105(S106)
入力された出力指示データは、プリンター14や出力装置15により出力される。以上の作業により上記工程は終了する。
【0030】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなるので、文字データを入力する作業の効率を向上することができる。
【0031】(2)本発明の第2の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップ201(S201)
まず、オペレータ等が作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記の方法を用いる。
【0032】ステップ202(S202)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含むテ−ブルが、記憶装置10から検索される。
【0033】ステップ203(S203)
次いで、検索されたテーブルに含まれる文字形状データに出力指示データが含まれるのかの検索が行われる。文字形状データと出力指示データが全て対応する場合は、ステップ204に移行し、文字形状データと出力指示データが全て対応しない場合は、ステップ205に移行する。上記工程はCPU12により自動に確定作業をが行われる場合もあるが、オペレータ等が確定することもできる。
【0034】ステップ204(S204)
プリンター14または印刷装置15により文字データ出力される。よって、以上の作業工程は終了する。
【0035】ステップ205(S205)
文字形状データと対応しない出力指示データが、ディスプレイ13に表示出力される。または、文字形状データと対応しない出力指示データが、プリンター14や印刷装置15により印刷される場合もある。
【0036】ステップ206(S206)
文字形状データと対応しない出力指示データを、文字形状データに対応するように変更する場合は、ステップ201に移行し、変更しない場合は作業を終了する。
【0037】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなり、文字データを入力する作業の効率を向上させることができる。
【0038】(3)本発明の第3の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図11のフローチャートを用いて説明する。
ステップ301(S301)
まず、オペレータ等が文字データの作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記方法の方法を用いることとする。
【0039】ステップ302(S302)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含んでいるテーブルが記憶装置10から検索される。
【0040】ステップ303(S303)
次いで、テーブルに含まれている文字形状データと出力指示データの対応状況の確認が行われる。出力指示データと一つのテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、ステップ304に移行する。また、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、あるいは文字形状データからなるテーブルに出力指示データが含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、ステップ305(S305)に移行する。
【0041】ステップ304(S304)
次いで、出力指示データとテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、プリンター14または印刷装置15により文字データは出力される。よって、以上の作業は終了する。
【0042】ステップ305(S305)
次いで、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが一部含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、文字形状データと対応しない出力指示データがディスプレイ13に表示される。この時、ディスプレイ13に示されるテーブルの表示を、各文字形状データと出力指示データの対応状況によって変化させ表示することができる。例えば、文字形状データと対応する出力指示データは白色、文字形状データと対応しない出力指示データは赤色等、対応状況毎に色を変えて表示することにより、容易に文字形状データと出力指示データの対応状況を判定することができる。
【0043】なお、上記のようにディスプレイ13に示されるテーブルは、文字形状データと出力指示データが対応する場合はそのテーブルが、あるいは、対応しない場合は出力指示データを含み、類似しているテーブルが表示されるものとする。また、上記作業はCPU12により自動に行われる場合もあるが、オペレータが選択して行われることがある。
【0044】ステップ306(S306)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用する場合は、ステップ307に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用しない場合は、作業を終了する。
【0045】ステップ307(S307)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用する場合は、ステップ308に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用せず、出力指示データを変更する場合は、ステップ301に移行する。
【0046】ステップ308(S308)
次いで、上記テーブルから文字形状データを選択し、選択した文字形状データと文字形状データと対応していない出力指示データを置き換える。
【0047】ステップ309(S309)
次いで、選択された文字形状データを含む文字データがプリンター14または印刷装置15によりに出力する。出力指示データが置き換えられて印刷された文字データは、図13に示されているように下線や他の文字データと異なる表示形式で出力されるので、他の文字データと異なり一目で分かるような形式で出力される。
【0048】ステップ309(S309)
出力された文字データの形態から、再度出力指示データを変更する場合は、ステップ301に移行し、変更しない場合は作業は終了する。
【0049】上述したように、文字データの入力時にプリンター14や出力装置15から出力可能な文字形状データが確認できるので、上記プリンター14や出力装置15から出力不可能な出力指示データを入力することが無くなるので、文字データを入力する作業効率を向上させることができる。
【0050】さらに、出力指示データを置き換えて文字データを印刷した場合にも、置き換えた部分は他の部分と異なる表示形式で印刷するので、文字データを校正する際にも容易に置き換え部分を発見でき、校正の作業の効率を向上させることができる。
【0051】(4)本発明の第4の実施の形態にかかる文字データ指定装置を、図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップ401(S401)
まず、オペレータ等が文字データの作成指示書等に従い、キーボード等の入力装置11により出力指示データ(文字属性情報を付加した文字データ)を入力する。また、付加方法は上記方法の方法お用いることとする。
【0052】ステップ402(S402)
次いで、出力指示データに対応する文字形状データを含んでいるテーブルが記憶装置10から検索される。
【0053】ステップ403(S403)
次いで、検索された文字形状データとテーブルに含まれている出力指示データの対応状況の確認が行われる。出力指示データと一つのテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、ステップ404に移行する。文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、ステップ405に移行する。
【0054】ステップ404(S404)
次いで、出力指示データとテーブルに含まれる文字形状データとが全て対応する場合は、プリンター14または印刷装置15により文字データは出力される。よって、以上の作業は終了する。
【0055】ステップ405(S405)
次いで、文字形状データからなるテーブルの全てに予定出力用データが含まれていない場合は、または、文字形状データからなるテーブルに出力指示データが一部含まれているが、出力指示データの全てが一つのテーブルに含まれていない場合は、文字形状データと対応しない出力指示データがディスプレイ13に表示される。この時、ディスプレイ13に示されるテーブルの表示を、各文字形状データと出力指示データの対応状況によって変化させ表示することができる。例えば、文字形状データと対応する出力指示データは白色、文字形状データと対応しない出力指示データは赤色等、対応状況毎に色を変えて表示することにより、容易に文字形状データと出力指示データの対応状況を判定することができる。
【0056】なお、上記のようにディスプレイ13に示されるテーブルは、文字形状データと出力指示データが対応する場合はそのテーブルが、あるいは、対応しない場合は出力指示データを含み、類似しているテーブルが表示されるものとする。また、上記作業はCPU12により自動に行われる場合もあるが、オペレータによりテーブルに含まれる文字形状データから出力指示データと対応する文字形状データを選択して行われることがある。
【0057】ステップ406(S406)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用する場合は、ステップ407に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルを使用しない場合は、作業を終了する。
【0058】ステップ407(S407)
次いで、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用する場合は、ステップ308に移行する。また、ディスプレイ13に表示されたテーブルに含まれる文字形状データを使用せず、出力指示データを変更する場合は、つまり、文字データに付加した文字属性情報を変更する場合は、ステップ401に移行する。
【0059】ステップ408(S408)
次いで、入力した文字データが、プリンター14または印刷装置15によりに出力される。出力される文字データは、出力用データと対応していない予定出力用データを付加された文字データは、図14に示されるような文字データ異なる記号等で表され出力され、他の文字データと異なり一目で分かるような表示形式で出力される。
【0060】ステップ409(S409)
次いで、出力機から出力された文字データにより、再度変更する場合はステップ401に移行し、変更しない場合は作業を終了する。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の文字データ指定装置において、文字や文字列などからなる文字データに予定出力用データを付加する際に、出力機で出力できる出力用データを確認できるので、出力できない文字データを入力する事がなくなる。
【0062】文字データ入力時での誤りが無くなるので、印画紙やフィルム等に文字データを設ける効率を向上させることができる。
【0063】コンピュータシステムにより、入力の際の誤りを検索し、校正や変更をすることができるので、版作成時に人の手を用いることがないので、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の請求項2記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の請求項3記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の請求項4記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の請求項5記載の発明の実施の形態を示す文字データ指定装置を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す文字データ指定装置の概略構成を示すブロックずである。
【図7】本発明の実施の形態を示す文字データ指定装置の記憶装置に記憶されているテーブルがディスプレイに示されてた図である。
【図8】本発明の実施の形態で使用される指示書の1例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す文字データ指定装置の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す文字データ指定装置により出力された文字データをディスプレイに示す図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す文字データ指定装置により出力された文字データをディスプレイに示す図である。
【図15】本発明における出力用データまたは予定出力用データを付加されて文字データを示す図である。
【符号の説明】
1……記憶手段 9……出力決定手段
2……入力手段 10……記憶装置
3……読み出し手段 11……入力装置
4……選択手段 12……CPU
5……検索手段 13……ディスプレイ
6……確定手段 14……プリンター
7……入力手段 15……出力機
8……出力確定手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、文字データを入力する入力手段と、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、上記記憶手段から文字形状データを読み出す読み出し手段と、読み出された文字形状データの中から上記文字データに対応する文字形状データを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項2】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項3】上記文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の文字データ指定装置。
【請求項4】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項5】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データ一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項6】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、この文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項7】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを上記テーブルに記憶されている他の文字形状データに置き換え、この上記文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項8】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データからなる出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段と、上記形式決定手段により決定された上記文字データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項9】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段と、上記形式決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項1】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、文字データを入力する入力手段と、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、上記記憶手段から文字形状データを読み出す読み出し手段と、読み出された文字形状データの中から上記文字データに対応する文字形状データを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項2】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項3】上記文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の文字データ指定装置。
【請求項4】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項5】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データ一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項6】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを他の文字形状データに置き換え、この文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項7】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを上記テーブルに記憶されている他の文字形状データに置き換え、この上記文字形状データを他の文字形状データと異なる出力形式で出力させる出力決定手段と、上記出力決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項8】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを記憶している記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データからなる出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データと対応する文字形状データを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索された文字形状データが出力指示データと対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段と、上記形式決定手段により決定された上記文字データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【請求項9】出力装置の出力可能データを指示する文字データ指定装置であって、出力装置で出力可能な文字形状データを一つまたは複数組み合わせてテーブルとし、このテーブルを一つ以上記憶する記憶手段と、文字属性情報が付加された文字データである出力指示データを入力する入力手段と、出力指示データに対応するテーブルを上記記憶手段から検索する検索手段と、上記検索手段により検索されたテーブルに含まれる文字形状データと出力指示データが対応しない場合に、対応しない出力指示データを確定する確定手段と、上記確定手段により確定された出力指示データを、他の文字形状データとは異なる識別形式で出力することを決定する形式決定手段と、上記形式決定手段により決定された上記文字形状データを表示および/あるいは出力する出力手段と、を備えることを特徴とする文字データ指定装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図13】
【図14】
【図15】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
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【図11】
【図12】
【公開番号】特開平9−323453
【公開日】平成9年(1997)12月16日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平8−144194
【出願日】平成8年(1996)6月6日
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【公開日】平成9年(1997)12月16日
【国際特許分類】
【出願日】平成8年(1996)6月6日
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
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