説明

新芽保護容器

【課題】透明体のペットボトル状容器を応用した新芽保護容器を提供する。
【解決手段】透明体のペットボトル状容器1の上部に通気孔2を設け、容器1の側面全周に複数の通気孔3を設ける。下部は容器1の側面全周に山形状の差し込み部4を設ける。容器1は新芽に太陽光を充分供給することにより、保温効果と成長を促進させるために透明なものを使用する。通気孔2は新芽に水を噴霧するために設ける。通気孔2,3は新芽の呼吸を助けると同時に、保温が過度にならないために設ける。通気孔3は害虫から新芽を保護するために苗床に露出した容器1の高さの半分から上の位置に設ける。以上の構成を特徴とする、野菜の新芽を保護する新芽保護容器である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、成型品を使った野菜の新芽を保護する容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ダイコンやナス等野菜の種を苗床に植えた上に半円形の支柱を立て、支柱の上にビニールやネットを張って新芽の保護をしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)苗床全体に半円形の支柱を立て、その上にビニールやネットを張るため労力と時間が多く必要である。
(ロ)この作業はビニールやネットがたるみやすく、上手に固定するためには技術と経験が必要である。
本発明は以上の問題点を解決するものである。
【問題を解決するための手段】
【0004】
容器の上部に煙突状の通気孔を設け、側面には小さな通気孔を複数設ける。容器の下部には苗床に差し込みやすくするため、山形状の差し込み部を設ける。以上を特徴とする新芽保護容器である。
【発明の効果】
【0005】
野菜が発芽した時、容器を発芽した新芽に覆いかぶせて苗床に差し込む。したがって、従来の支柱を立て、ビニールやネットを張って固定するという労力と時間がなくなる。このことは誰でも出来るのでビニールやネットを設置するための技術や経験を必要としないので、素人でも簡単に新芽の保護が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)透明でペットボトル状の容器(1)の上部に通気孔(2)を設け、容器(1)の側面全周に複数の通気孔(3)を設ける。下部は容器(1)の側面全周に山形状の差し込み部(4)を設ける。
(ロ)容器(1)は新芽に太陽光を充分供給することにより、保温効果と成長を促進させるために透明なものを使用する。
(ハ)通気孔(2)は新芽に水を噴霧するために設ける。
(ニ)それぞれの通気孔(2)と(3)は新芽の呼吸を助けると同時に、保温が過度にならないために設ける。
(ホ)通気孔(3)は苗床に露出した容器の高さの半分から上の位置に設ける。これはアリや毛虫等の害虫から新芽を保護するためである。
本発明は、以上のような構成で、これを使用する時は、野菜が発芽したら、上から発芽した新芽に覆いかぶせるようにして苗床に差し込むだけである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】従来の新芽育成保護の説明図
【図3】本発明の使用説明図
【図4】本発明を連続して設置した状態の説明図
【符号の説明】
【0008】
1 容器
2 通気孔
3 通気孔
4 差し込み部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明体の容器の上部に通気孔と側部に通気孔を設け、さらに容器の下部に差し込み部を設けたことを特徴とする新芽保護容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−158371(P2006−158371A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382383(P2004−382383)
【出願日】平成16年12月8日(2004.12.8)
【出願人】(505015015)
【Fターム(参考)】