日本みつばち専用の採蜜方法
【課題】日本みつばち専用の採蜜方法を提供する。
【解決手段】はちみつが貯留されている養蜂箱本体1a、1bを固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体1a、1bと同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、養蜂箱本体1a、1bの上蓋2a、2bを金づちで叩いて養蜂箱本体1a、1b内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体1a、1bからみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断し、かつ、みつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなる日本みつばち専用の採蜜方法。
【解決手段】はちみつが貯留されている養蜂箱本体1a、1bを固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体1a、1bと同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、養蜂箱本体1a、1bの上蓋2a、2bを金づちで叩いて養蜂箱本体1a、1b内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体1a、1bからみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断し、かつ、みつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなる日本みつばち専用の採蜜方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、みつばちの養蜂方法に関するが詳しくは日本みつばち専用の採蜜方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から一般的な養蜂方法は専ら西洋みつばちの養蜂方法であり、例えば特開平8‐37984号(特許第2783977号)が開示されている。この養蜂方法は、養蜂箱に巣門と通気口とを備えた養蜂箱本体と、外養蜂箱本体との開閉を自在にした養蜂箱蓋とから成る養蜂箱において、前記養蜂箱本体の通気口に手動操作用の作動ツマミを具備した回転自在の開閉蓋を取付け、かつ作動ツマミを係止するストッパーを付設し、更に前記養蜂箱の上方奥部分に餌補給と通風とを兼備した長方形網張口を設け、かつ該長方形網張口に開閉自在の開閉蓋を付設して成り、一方前記養蜂箱蓋の開閉蓋をゴムバンドを介して係止して成ることを特徴とする養蜂箱を用いて、はちみつを採取するものである。
【特許文献1】特開平8−37984号公報 この公開されている養蜂方法は、図15から図25に示した養蜂箱を用いて西洋みつばちのみつを採取する方法である。以下、その具体的な養蜂箱とその養蜂方法について説明する。
【0003】
図8乃至図13は従来の養蜂箱を示したものであり、21が養蜂箱本体で22が通気口である。養蜂箱本体21は、木製の素材を用いて箱状に加工されており、その一側面(前方)には巣門27と通気口22が形成されている。巣門27は下段中央部に細長状に穴設されており、通気口22はその上方部に円形状に穴設されている。また、この通気口22には網張りSされている。23は通気口22の開閉蓋であり木製板を円形状に形成し、その表面には開閉蓋23を手動操作するための作動ツマミ24が取付けてある。また、この開閉蓋23は後述するように巣門を開閉する機能も有している。25は開閉蓋23を通気口22に取付るための支軸ネジであり、この支軸ネジ22を軸心にした開閉蓋23を一定の位置で係止させるためのストッパーであり、作動ツマミ24が係止されるように構成されている。
【0004】
また28は養蜂箱蓋であり、上方部分に餌を補給するための餌補給と痛風とを兼備した長方形網張口が穴設されている。この餌補給口29の内側は網張Dされており、上方奥部分には開閉自在になる開閉蓋30が付設されている。なお31は蝶つがいであり、この蝶つがい31を介して開閉蓋30を自在に開閉できるので、ワンタッチで餌補給口29から餌を注入することができると共に、養蜂箱本体27内に外気を通風させることができる。なお、32はゴムバンド33を止める係止ピンである。
【0005】
次に、図10と図11によって従来の養蜂箱の操作方法について説明する。まず、開閉蓋23の作動ツマミ24を手で持ち右方向に回転させると、作動ツマミ24がストッパー26で係止され通気口22は図17に示すように開閉蓋23によって完全に密封されることになる。その際、巣門27は開口状態となる。ついで、支軸ネジ25を軸心にして作動ツマミ24を左方向に回転させると、図18に示すように開閉蓋23を下方向に移動し一定の位置(本図では支軸ネジ25と対向位置で停止される。その結果、通気口22は開閉状態となるが、巣門27は密封状態となる。なお、開閉蓋23は木製素材が用いられている。
【0006】
更に、図12と図13によって従来の養蜂箱から成る養蜂箱蓋の開閉操作について説明する。まず、通常は図19のように開閉蓋30は係止ピン32、32間にゴムバンドで止められているので、蓋部分は完全に密封状態で閉じられている。この状態でもって、養蜂箱内に餌を補給しようとする場合は、図20に示すようにゴムバンド33を係止ピン32から取りはずして開閉蓋30を矢印方向に手動操作すれば、餌補給口29が開かれて網張りD部分から餌を補給することができる。その後、餌補給口29を介して養蜂箱内の空気と外気との通風も同時に行うことが可能となり、しかも養蜂箱内の様子を見ることも可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように従来から開発されて使用されている養蜂箱は、いずれも西洋みつばちの養蜂方法に使用される養蜂箱であって、日本みつばちの養蜂箱でも養蜂方法ではない。日本みつばちは、すでに5〜60年前に西洋みつばちが輸入されてからは、活用できず壊滅状態となり日本国から日本みつばちは消滅されてしまった。
【0008】
特に、日本みつばちは日本の自然環境とりわけ日本全土の草花・果物の受粉としての役割は大昔(20〜30億年前位)から果たしてきていた。それが西洋みつばちの輸入によって日本全土から日本みつばちがいなくなり、すべてが西洋みつばちが代役されてきたのが現状である。
【0009】
しかし最近では、その西洋みつばちが原因不明の現象によって滅びつつあり、やむを得ず日本の養蜂業者は外国からみつのみを輸入して市場化されるようになった。その結果、不良品のはちみつが市場に出廻り役所の監視化が厳しくなり、日本での養蜂業者の経営が成り立たず廃業する現象も起きている。この現象によって、西洋みつばちが日本全土から姿を消えれば受粉を人間の手によって行わなければならず、しかもその成果が不充分であるから、野菜や果物の生産農家にも多大な影響を及ぼすことになる。
【0010】
そこで、我が国古来からの日本みつばちの早期開発が求められており、西洋みつばちに代って我が国本来の日本みつばちが開発されている。ここに本発明が解決しようとする課題を有する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記の如き課題を解決するために開発したものであって、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法の提供にある。
【0012】
また本発明は、前記採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけ、かつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱を保温する日本みつばち専用の採蜜方法の提供にある。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法であり、また採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけかつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱を保温する日本みつばち専用の採蜜方法であるから、従来の西洋みつばちの養蜂方法とは全く異なる採蜜方法を提供することができる。以下、その具体的な効果を説明する。
ア、日本みつばちは西洋みつばちとは異なり、採蜜活動の場所が標高1,000m〜1, 500mの山里であることから、主として高山植物に開花されている小さな花からみつ を採取しているので、西洋みつばちの採取しているみつとは全く高質成分のみつが得ら れる。
イ、また、日本みつばちは西洋みつばちとは異なり、人工的に作成された養蜂箱に巣づく りをしてみつを採取することができず、全く自然の環境状態にしてはちたちが自ら巣箱 をつくる習性があるから、みつの採取量が西洋みつばちよりはるかに少量であり、しか も1年からに2年位しないと採蜜することができない。その結果、西洋みつばちより高 額となり高級指向型のみつを提供することができる。
ウ、このような習性と特性を有する日本みつばちを我が国全土に養蜂するのには、日本み つばちに適した山里を管理するのが前提条件となるので、国などの公共団体の支援はも とより、我が国養蜂家の高質化が不可欠となる。この養蜂家の養成が我が国の野菜や果 物などの自給自足を高めることができるとともに、高質で高級な日本みつばちのみつを 市場に提供することが可能となる。
ヱ、よって、本発明による日本みつばちの養蜂方法を採用すれば、上記の如き多くの効果 が得られることになり、我が国の農林業の支援にも大いに役立つことにもなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の最良な実施形態は、大昔から自然養蜂されていた日本みつばちを人工的な養蜂方法を新規に開発したものである。よって、その養蜂方法における採蜜法を新しく開発されたものである。
【0015】
すなわち、本発明の養蜂方法のうち特に採蜜方法であるから、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなる日本みつばち専用の採蜜方法であり、また前記採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけかつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱の保温する日本みつばち専用の採蜜方法である。以下、その具体的な最良な実施例について説明する。
【0016】
まず図1と図2とによって、日本みつばち専用の養蜂箱本体1内に採取されているみつ巣Aをはち巣移動用の養蜂箱本体1bに移す。その際、養蜂箱本体1a、1bを固定板B上にはち巣移動用の養蜂箱本体1bを横だをしにして植木Cを介してはち巣移動用の養蜂箱本体1bを多少片むけることが条件とする。この状態を示したのが図1の(b)であり、これはみつがたれ流れないようにするためである。ついで、図2の(a)(b)に示すように養蜂箱本体1aの上蓋2aを金づちf でたたいてみつ巣(A)に群がっている働きばちを追いはらいみつ巣(A)を養蜂箱本体1bへ手早く移す。その際、息吹きeをすることによって働きばちは外へ追いはらうことが簡単にできる。更に養蜂箱本体1aから1bへ移動されたみつ巣Aを取り出してみつの入っているみつ巣3のみを適当な大きさに切断してみつ採取容器hに投入する。すなわち、図3に示すようにみつ3を包丁2を介してみつの入っているみつ部屋4とみつの入っていないはちの子部屋とを分断してみつ部屋4のみをみつ採取容器hに投入する。
【0017】
次に図4(a、b、c)によって、みつ巣3に採取されているみつの搾り方について説明する。まず、図3(c)のみつ採取容器hに投入したみつ部屋4をみつこし容器6で絞り出す。図4(a)に示すようにみつこし容器6はステンレス製のものは軽くて最適であり、下にはバケツなどの容器jを挿着し上にはスチール製のメッシュ状に形成したみこし網7をさらし布製のこし布8を介してみこし容器6に嵌合されている。このように成形されたみつこし容器6のみこし網7上にみつの入っているみつ巣3を置いて上からこすりつければ、図4(b)に示すようにみつWのみが採蜜容器iにたれ落ちることになる。その際、包丁jでこまかくくだいてすりこぎjを介して押しつぶすことが必要条件となる。また図5は、みつこし容器6の組立分解図である。なお、9はスチール製筒体、10は取手である。
【0018】
更に、図6は他の実施例であり、養蜂箱本体を大箱11aと小箱11bとを接合し、保護用のビニールシート12を付けゴムひも13で締着したものである。特に、冬場の保温と熊などの外敵を防ぐためのものである。
【0019】
更に、図7によって従来の西洋ものの採蜜方法を説明する。まず養蜂箱本体20の上蓋23を開いてみつ網ケース21を取り出し、従来から一般的に利用されているみつ搾り器に十字状に挿入し、モーター32でみつ網ケース21を回転してみつを搾り出す。すなわち、みつしぼり器30を遠心分離器で回転させてみつ棚20にたくわえられているみつを搾り出す方法である。なお、23ははち出入口でありRは働きばちであり、31はみつ排出口、33はソケット、wははち採取容器である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の採蜜方法に使用される養蜂箱を示した概要図。
【図2】図1に示した養蜂箱の断面図。
【図3】本発明の採蜜方法を示した概要図。
【図4(a)】本発明の採蜜方法に使用される採蜜容器の概要図。
【図4(b)】本発明の採蜜方法に使用される採蜜容器の概要図。
【図5】図4に示した採蜜容器の断面図。
【図6】本発明の他の実施例を示した概要図。
【図7】従来の西洋みつばちの実施例を示した概要図。
【図8】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図9】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図10】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図11】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図12】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図13】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【符号の説明】
【0021】
1a、1b 養蜂箱本体 2a、2b 上蓋
3 みつ巣 4 みつ部屋
5 はちの子部屋 6 みつこし容器
7 みつこし網 8 こし布
9 スチール製筒体 10 取手
A みつ巣 B 固定板
C 植木 D 作業員
f 金づち h みつ採取容器
j 包丁 i 採蜜容器
T すりこぎ w みつ
11a、11b 養蜂箱本体 12 ビニールシート
13 ゴムひも 20 養蜂箱本体
21 みつ柵ケース 22 みつ柵
23 上蓋 24 はち出入口
R 働きばち 30 みつ搾り器
31 みつ排出口 32 モーター
33 ソケット w みつ採取容器
【技術分野】
【0001】
本発明は、みつばちの養蜂方法に関するが詳しくは日本みつばち専用の採蜜方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から一般的な養蜂方法は専ら西洋みつばちの養蜂方法であり、例えば特開平8‐37984号(特許第2783977号)が開示されている。この養蜂方法は、養蜂箱に巣門と通気口とを備えた養蜂箱本体と、外養蜂箱本体との開閉を自在にした養蜂箱蓋とから成る養蜂箱において、前記養蜂箱本体の通気口に手動操作用の作動ツマミを具備した回転自在の開閉蓋を取付け、かつ作動ツマミを係止するストッパーを付設し、更に前記養蜂箱の上方奥部分に餌補給と通風とを兼備した長方形網張口を設け、かつ該長方形網張口に開閉自在の開閉蓋を付設して成り、一方前記養蜂箱蓋の開閉蓋をゴムバンドを介して係止して成ることを特徴とする養蜂箱を用いて、はちみつを採取するものである。
【特許文献1】特開平8−37984号公報 この公開されている養蜂方法は、図15から図25に示した養蜂箱を用いて西洋みつばちのみつを採取する方法である。以下、その具体的な養蜂箱とその養蜂方法について説明する。
【0003】
図8乃至図13は従来の養蜂箱を示したものであり、21が養蜂箱本体で22が通気口である。養蜂箱本体21は、木製の素材を用いて箱状に加工されており、その一側面(前方)には巣門27と通気口22が形成されている。巣門27は下段中央部に細長状に穴設されており、通気口22はその上方部に円形状に穴設されている。また、この通気口22には網張りSされている。23は通気口22の開閉蓋であり木製板を円形状に形成し、その表面には開閉蓋23を手動操作するための作動ツマミ24が取付けてある。また、この開閉蓋23は後述するように巣門を開閉する機能も有している。25は開閉蓋23を通気口22に取付るための支軸ネジであり、この支軸ネジ22を軸心にした開閉蓋23を一定の位置で係止させるためのストッパーであり、作動ツマミ24が係止されるように構成されている。
【0004】
また28は養蜂箱蓋であり、上方部分に餌を補給するための餌補給と痛風とを兼備した長方形網張口が穴設されている。この餌補給口29の内側は網張Dされており、上方奥部分には開閉自在になる開閉蓋30が付設されている。なお31は蝶つがいであり、この蝶つがい31を介して開閉蓋30を自在に開閉できるので、ワンタッチで餌補給口29から餌を注入することができると共に、養蜂箱本体27内に外気を通風させることができる。なお、32はゴムバンド33を止める係止ピンである。
【0005】
次に、図10と図11によって従来の養蜂箱の操作方法について説明する。まず、開閉蓋23の作動ツマミ24を手で持ち右方向に回転させると、作動ツマミ24がストッパー26で係止され通気口22は図17に示すように開閉蓋23によって完全に密封されることになる。その際、巣門27は開口状態となる。ついで、支軸ネジ25を軸心にして作動ツマミ24を左方向に回転させると、図18に示すように開閉蓋23を下方向に移動し一定の位置(本図では支軸ネジ25と対向位置で停止される。その結果、通気口22は開閉状態となるが、巣門27は密封状態となる。なお、開閉蓋23は木製素材が用いられている。
【0006】
更に、図12と図13によって従来の養蜂箱から成る養蜂箱蓋の開閉操作について説明する。まず、通常は図19のように開閉蓋30は係止ピン32、32間にゴムバンドで止められているので、蓋部分は完全に密封状態で閉じられている。この状態でもって、養蜂箱内に餌を補給しようとする場合は、図20に示すようにゴムバンド33を係止ピン32から取りはずして開閉蓋30を矢印方向に手動操作すれば、餌補給口29が開かれて網張りD部分から餌を補給することができる。その後、餌補給口29を介して養蜂箱内の空気と外気との通風も同時に行うことが可能となり、しかも養蜂箱内の様子を見ることも可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように従来から開発されて使用されている養蜂箱は、いずれも西洋みつばちの養蜂方法に使用される養蜂箱であって、日本みつばちの養蜂箱でも養蜂方法ではない。日本みつばちは、すでに5〜60年前に西洋みつばちが輸入されてからは、活用できず壊滅状態となり日本国から日本みつばちは消滅されてしまった。
【0008】
特に、日本みつばちは日本の自然環境とりわけ日本全土の草花・果物の受粉としての役割は大昔(20〜30億年前位)から果たしてきていた。それが西洋みつばちの輸入によって日本全土から日本みつばちがいなくなり、すべてが西洋みつばちが代役されてきたのが現状である。
【0009】
しかし最近では、その西洋みつばちが原因不明の現象によって滅びつつあり、やむを得ず日本の養蜂業者は外国からみつのみを輸入して市場化されるようになった。その結果、不良品のはちみつが市場に出廻り役所の監視化が厳しくなり、日本での養蜂業者の経営が成り立たず廃業する現象も起きている。この現象によって、西洋みつばちが日本全土から姿を消えれば受粉を人間の手によって行わなければならず、しかもその成果が不充分であるから、野菜や果物の生産農家にも多大な影響を及ぼすことになる。
【0010】
そこで、我が国古来からの日本みつばちの早期開発が求められており、西洋みつばちに代って我が国本来の日本みつばちが開発されている。ここに本発明が解決しようとする課題を有する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記の如き課題を解決するために開発したものであって、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法の提供にある。
【0012】
また本発明は、前記採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけ、かつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱を保温する日本みつばち専用の採蜜方法の提供にある。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法であり、また採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけかつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱を保温する日本みつばち専用の採蜜方法であるから、従来の西洋みつばちの養蜂方法とは全く異なる採蜜方法を提供することができる。以下、その具体的な効果を説明する。
ア、日本みつばちは西洋みつばちとは異なり、採蜜活動の場所が標高1,000m〜1, 500mの山里であることから、主として高山植物に開花されている小さな花からみつ を採取しているので、西洋みつばちの採取しているみつとは全く高質成分のみつが得ら れる。
イ、また、日本みつばちは西洋みつばちとは異なり、人工的に作成された養蜂箱に巣づく りをしてみつを採取することができず、全く自然の環境状態にしてはちたちが自ら巣箱 をつくる習性があるから、みつの採取量が西洋みつばちよりはるかに少量であり、しか も1年からに2年位しないと採蜜することができない。その結果、西洋みつばちより高 額となり高級指向型のみつを提供することができる。
ウ、このような習性と特性を有する日本みつばちを我が国全土に養蜂するのには、日本み つばちに適した山里を管理するのが前提条件となるので、国などの公共団体の支援はも とより、我が国養蜂家の高質化が不可欠となる。この養蜂家の養成が我が国の野菜や果 物などの自給自足を高めることができるとともに、高質で高級な日本みつばちのみつを 市場に提供することが可能となる。
ヱ、よって、本発明による日本みつばちの養蜂方法を採用すれば、上記の如き多くの効果 が得られることになり、我が国の農林業の支援にも大いに役立つことにもなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の最良な実施形態は、大昔から自然養蜂されていた日本みつばちを人工的な養蜂方法を新規に開発したものである。よって、その養蜂方法における採蜜法を新しく開発されたものである。
【0015】
すなわち、本発明の養蜂方法のうち特に採蜜方法であるから、養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずしかつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置しかつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断しかつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とからなる日本みつばち専用の採蜜方法であり、また前記採蜜方法においてスチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけかつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入し、更に大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着しかつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱の保温する日本みつばち専用の採蜜方法である。以下、その具体的な最良な実施例について説明する。
【0016】
まず図1と図2とによって、日本みつばち専用の養蜂箱本体1内に採取されているみつ巣Aをはち巣移動用の養蜂箱本体1bに移す。その際、養蜂箱本体1a、1bを固定板B上にはち巣移動用の養蜂箱本体1bを横だをしにして植木Cを介してはち巣移動用の養蜂箱本体1bを多少片むけることが条件とする。この状態を示したのが図1の(b)であり、これはみつがたれ流れないようにするためである。ついで、図2の(a)(b)に示すように養蜂箱本体1aの上蓋2aを金づちf でたたいてみつ巣(A)に群がっている働きばちを追いはらいみつ巣(A)を養蜂箱本体1bへ手早く移す。その際、息吹きeをすることによって働きばちは外へ追いはらうことが簡単にできる。更に養蜂箱本体1aから1bへ移動されたみつ巣Aを取り出してみつの入っているみつ巣3のみを適当な大きさに切断してみつ採取容器hに投入する。すなわち、図3に示すようにみつ3を包丁2を介してみつの入っているみつ部屋4とみつの入っていないはちの子部屋とを分断してみつ部屋4のみをみつ採取容器hに投入する。
【0017】
次に図4(a、b、c)によって、みつ巣3に採取されているみつの搾り方について説明する。まず、図3(c)のみつ採取容器hに投入したみつ部屋4をみつこし容器6で絞り出す。図4(a)に示すようにみつこし容器6はステンレス製のものは軽くて最適であり、下にはバケツなどの容器jを挿着し上にはスチール製のメッシュ状に形成したみこし網7をさらし布製のこし布8を介してみこし容器6に嵌合されている。このように成形されたみつこし容器6のみこし網7上にみつの入っているみつ巣3を置いて上からこすりつければ、図4(b)に示すようにみつWのみが採蜜容器iにたれ落ちることになる。その際、包丁jでこまかくくだいてすりこぎjを介して押しつぶすことが必要条件となる。また図5は、みつこし容器6の組立分解図である。なお、9はスチール製筒体、10は取手である。
【0018】
更に、図6は他の実施例であり、養蜂箱本体を大箱11aと小箱11bとを接合し、保護用のビニールシート12を付けゴムひも13で締着したものである。特に、冬場の保温と熊などの外敵を防ぐためのものである。
【0019】
更に、図7によって従来の西洋ものの採蜜方法を説明する。まず養蜂箱本体20の上蓋23を開いてみつ網ケース21を取り出し、従来から一般的に利用されているみつ搾り器に十字状に挿入し、モーター32でみつ網ケース21を回転してみつを搾り出す。すなわち、みつしぼり器30を遠心分離器で回転させてみつ棚20にたくわえられているみつを搾り出す方法である。なお、23ははち出入口でありRは働きばちであり、31はみつ排出口、33はソケット、wははち採取容器である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の採蜜方法に使用される養蜂箱を示した概要図。
【図2】図1に示した養蜂箱の断面図。
【図3】本発明の採蜜方法を示した概要図。
【図4(a)】本発明の採蜜方法に使用される採蜜容器の概要図。
【図4(b)】本発明の採蜜方法に使用される採蜜容器の概要図。
【図5】図4に示した採蜜容器の断面図。
【図6】本発明の他の実施例を示した概要図。
【図7】従来の西洋みつばちの実施例を示した概要図。
【図8】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図9】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図10】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図11】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図12】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【図13】従来の養蜂方法に使用されている養蜂箱の斜視図。
【符号の説明】
【0021】
1a、1b 養蜂箱本体 2a、2b 上蓋
3 みつ巣 4 みつ部屋
5 はちの子部屋 6 みつこし容器
7 みつこし網 8 こし布
9 スチール製筒体 10 取手
A みつ巣 B 固定板
C 植木 D 作業員
f 金づち h みつ採取容器
j 包丁 i 採蜜容器
T すりこぎ w みつ
11a、11b 養蜂箱本体 12 ビニールシート
13 ゴムひも 20 養蜂箱本体
21 みつ柵ケース 22 みつ柵
23 上蓋 24 はち出入口
R 働きばち 30 みつ搾り器
31 みつ排出口 32 モーター
33 ソケット w みつ採取容器
【特許請求の範囲】
【請求項1】
養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずし、かつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置し、かつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断し、かつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とから、なることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法。
【請求項2】
請求項1記載の採蜜方法において、スチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけ、かつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入する請求項1記載の日本みつばち専用の採蜜方法。
【請求項3】
請求項1記載の採蜜方法において、大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着し、かつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱の保温する請求項1記載の日本みつばち専用の採蜜方法。
【請求項1】
養蜂箱本体の巣箱内の上方部にはちみつの巣が形成されているかどうかを確認して充分にはちみつが貯留されていたならば養蜂箱本体を横に倒して底板を取りはずし、かつ空箱の養蜂箱本体の底板を取りはずしてはちみつ入りの養蜂箱に連着する工程と、はちみつ入りの養蜂箱本体の上蓋を取りはずしてみつ入り巣を包丁により取りはがしてみつ入り板を別体の袋に収納する工程と、底板みつ入り板を除去した後にはちを空箱の養蜂箱本体内のすべてのはちを移動させる工程とからなる日本みつばち専用の養蜂方法において、前記はちみつが貯留されている養蜂箱本体を固定板の片側に枕木を横長に配置し、かつ養蜂箱本体と同形状のはち巣箱専用の養蜂箱を連接する工程と、該養蜂箱本体の上蓋を金づちで叩いて養蜂箱本体内に入っている働きばちをはち巣移動箱の養蜂箱に息吹きをしながら働きばちを移動させる工程と、前記工程により働きばちをはち巣移動用の養蜂箱に移動し養蜂箱本体からみつの入っているみつ巣を包丁を介してみつが入っているみつ巣とみつの入っていないみつ巣とを切断し、かつみつの入っているみつ巣を小さくくだいてみつ採取用容器に投入する工程と、前記容器に投入されたみつ巣をしぼりみつのみを採蜜容器に注入する工程とから、なることを特徴とする日本みつばち専用の採蜜方法。
【請求項2】
請求項1記載の採蜜方法において、スチール製のメッシュからなるみつこし網に小さくくだいたみつ入りのみつ巣を置いて手でこすりつけ、かつさらし布からなるこし布を介してこし容器内でみつをしぼり採蜜容器に注入する請求項1記載の日本みつばち専用の採蜜方法。
【請求項3】
請求項1記載の採蜜方法において、大小の養蜂箱本体を設け大きい養蜂箱本体に小さい養蜂箱を装着し、かつビニールシートにて大小の養蜂箱を一緒に包みゴムひもで締結して養蜂箱の保温する請求項1記載の日本みつばち専用の採蜜方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4(a)】
【図4(b)】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4(a)】
【図4(b)】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−60932(P2012−60932A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−208021(P2010−208021)
【出願日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【出願人】(507039545)有限会社アイピーサービス (15)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【出願人】(507039545)有限会社アイピーサービス (15)
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