説明

映像ディスプレイシステム及び方法

【課題】移動式格納媒体を挿入すると、アップデーティングの手続を自動に実行でき、特定製品コードをスキャンすると、上記の製品コードに含まれた商品品目にマッチングする映像ファイルを直で再生できる映像ディスプレイシステムに関する。
【解決手段】本発明による映像ディスプレイシステムでは、移動式格納媒体をDIDメーンボードに挿入すれば、移動式格納媒体に格納された削除される映像ファイルリストに入力された映像ファイルを削除すると同時に、新しい映像ファイルを複写して、外付型メモリに格納する。また、外付型メモリに格納された映像ファイルが既設定の順序により再生される途中、特定製品に表示された製品コードをスキャンすると、現在再生される映像ファイルを強制的に中止すると同時に、外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、上記の製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像ディスプレイシステム及び方法に関し、特に、使用者が別途の入力装置や操作装置を使用しなくても、映像ファイルのアップデート手続を実行でき、また、映像ファイルが既設定の再生順序により再生される途中、特定製品のコードがスキャンされれば、スキャンされた製品コードにマッチングされる映像ファイルを直で再生するのに適当な映像ディスプレイシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、モニタは、システムのグラフィックカードから入力される映像データ(文字、映像、イメージ)を目視できるように表示する画面表示装置である。
【0003】
このようなモニタは、初期に開発されたCRTモニタを始め、LCD(Liquid Crystal Display)モニタ、LED(Light Emitting Diode)モニタ、PDP(Plasma Display Panel)モニタなどのように、持続的に発展している。
【0004】
これにより、一般のモニタは、個人用コンピュータに連結して使用されていって、売場管理用モニタ、屋外広告用モニタ、室内広告用モニタ、各種情報をリアルタイムに通報するモニタなどのように、その適用領域が益々拡大されている。
【0005】
特に、モニタを用いて多様な製品を広報するための映像ファイルを再生するモニタシステムが設置及び運用されている。例えば、特許文献1に記載された広告用LCDモニタは、本体の前面中央部に設置され、映像がディスプレイされるディスプレイ部と、ディスプレイ部の上部に設置された特定会社のログ部と、ディスプレイ部の左右側に各々設置された一対の商品部とが、本体に一体型に構成される。
【0006】
したがって、ディスプレイ部に特定映像が再生される間、左右側に各々設置された商品部に特定会社の広告を含んだ外部の天気や時間などのような付加情報がリアルタイムに提供される。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された広告用LCDモニタは、ディスプレイ部に特定映像を再生させると同時に、一対の商品部に特定会社の広告を再生しなければならないため、全体システムの構成が多少複雑される恐れがあった。
【0008】
また、ディスプレイ部や商品部に映像を追加又は削除する際、或いは、必要時に特定の映像を直で再生するためには、別途の入力装置や操作装置を用いて所望の制御手続を実行しなげればならなかった。
【0009】
特許文献2に記載された映像再生デコーダを含む広告モニタは、格納媒体と、入力部と、格納媒体から読み出した映像データをデコードする映像及び音声デコーダと、デコードした映像データを出力するLCDパネルと、スピーカとが一体型に構成され、格納媒体に格納された多数の映像データを入力部の操作によって再生させたり、映像データの追加格納又は削除が実行できた。
【0010】
しかしながら、特許文献2に記載された映像再生デコーダを含む広告モニタは、広告用映像データを再生に必要な回路のみで構成したので、特許文献1に設置されたコンピュータ端末機の構成よりも相対的に単純に構成されるが、使用者が入力部や操作部を用いて全ての映像データの追加格納、削除、直再生などの動作を実行できた。
【0011】
特許文献3に記載された使用者の制御が可能な広告モニタは、特許文献2と同様な構成において入力部が具備されなかったが、映像データの追加格納、削除、再生などの動作のために赤外線リモコンや携帯電話の赤外線通信を用いる遠隔制御部と、遠隔制御が可能であるように無線データ網を提供する無線データ部とがさらに構成される。
【0012】
しかしながら、このような特許文献3の使用者の制御が可能なモニタは、赤外線リモコンや携帯電話を必ず利用して、所望の追加格納、削除又は直再生の動作が制御できた。
【0013】
前述した特許文献1〜3によれば、使用者が、映像データをアップロード、削除、編集したり、多数の映像データを順次再生したり、または特定映像データを直で再生するためには、必ず有線又は無線の入力装置や操作装置を用いて、所望の制御動作が実行できた。
【0014】
しかしながら、例えば、デパートのような室内売場にモニタが設置された場合、屋外にモニタが設置された場合、または室外で見られるように室内から室外方向へモニタが設置された場合、必要に応じて、特定映像ファイルを新たに格納又は削除したり、特定映像を直で再生しながら顧客に該製品の広報を極大化する必要がある場合、既存の入力装置を利用すれば所望の制御動作を設定するための別途の操作行為及び操作時間が必要になるが、このような操作行為は製品を販売しながらするのに不便であった。
【0015】
例えば、売場にモニタが設置されて顧客が特定製品に関心を持つ場合、顧客との相談中に迅速且つ便利にその製品に関する映像ファイルを再生させることができると、顧客が該製品に信頼性を持つことができ、このような信頼性は購買につながる可能性が高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】大韓民国公開実用新案公報20−2008−0004669
【特許文献2】大韓民国公開特許公報10−2008−0066479
【特許文献3】大韓民国公開特許公報10−2008−0071726
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明の目的は、前記問題点を克服するために案出したもので、使用者が移動式格納媒体を映像ディスプレイシステムに連結するように挿入しさえすれば、映像ディスプレイシステムの制御により映像ファイルの削除又は格納機能を実行するアップデート手続を自動に実行できる映像ディスプレイシステム及び方法を提供することにある。
【0018】
本発明の他の目的は、一つ以上の映像ファイルが既設定の再生順序により再生される途中、使用者が特定製品に付着されたり印刷された特定製品コードをコードリーターを用いてスキャンすれば、スキャンした製品コードとマッチングされる該映像ファイルを直で再生できる映像ディスプレイシステム及び方法が提供することにある。
【0019】
本発明のまた他の目的は、使用者が特定製品コードをスキャンすることにより、スキャンされた製品コードとマッチングされる映像ファイルが直で再生される場合、モニタの一側に既設定の期間の間に製品コードがスキャンされた全体スキャン回数情報を表示できる映像ディスプレイシステム及び方法が提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
前記目的を達成するために、本発明による映像ディスプレイシステムは、製品を陳列するための内部空間が形成された四角形状のケースと;前記ケースの内部に設置され、一つ以上の特定映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDID(Digital Information Displayer)メーンボードと;前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、使用者の制御により前記DIDメーンボードが読み出す一つの映像ファイルが格納される外付型メモリと;前記ケースの前面に固定され、前記DIDメーンボードから出力されるオーディオ及びビデオ信号を受信してディスプレイするモニタと;前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、商品品目情報を含んだ製品コードをスキャンし、スキャンしたコードを前記DIDメーンボードに伝達するコードリーターと;前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、前記外付型メモリに少なくとも一つ以上の新しい映像ファイルを格納したり、前記外付型メモリに格納された少なくとも一つ以上の映像ファイルを削除するための移動式格納媒体とからなり、使用者が前記移動式格納媒体を前記DIDメーンボードに着脱自在に連結するように挿入すれば、前記DIDメーンボードは、前記移動式格納媒体に格納された削除される映像ファイルリストに入力された映像ファイルを削除すると同時に、前記移動式格納媒体に格納された新しい映像ファイルを複写して、前記外付型メモリに格納する。
【0021】
また、前記外付型メモリに格納された映像ファイルが既設定の順序により再生される途中、使用者が前記コードリーターを用いて特定製品に表示された製品コードをスキャンする場合、前記DIDメーンボードは、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する。
【0022】
本発明の他の目的を達成するために、本発明による映像ディスプレイ方法は、一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボードと、前記DIDメーンボードに着脱自在に連結する外付型メモリとからなる映像ディスプレイシステムであって、(a1)使用者が、移動式格納媒体の内部に新たに格納する映像ファイルを格納し、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、削除する映像ファイルのファイル名を入力する段階と;(b1)使用者が、前記移動式格納媒体を前記DIDメーンボードに連結するように挿入する段階と;(c1)前記DIDメーンボードは、前記削除される映像ファイルリストが存在する場合、該映像ファイルを削除する段階と;(d1)前記DIDメーンボードが、前記移動式格納媒体に前記外付型メモリに新たに格納される映像ファイルが存在する場合、前記該映像ファイルを複写して、前記外付型メモリに格納する段階とを含む。
【0023】
また、本発明のまた他の目的を達成するために、本発明による映像ディスプレイ方法は、一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボードと、前記DIDメーンボードに着脱自在に連結する外付型メモリと、前記DIDメーンボードから出力されるオーディオ及びビデオ信号を受信してディスプレイするモニタとからなる映像ディスプレイシステムであって、(a2)使用者が、前記DIDメーンボードに連結する前記外付型メモリに特定製品コードの識別番号と同一名として指定された一つ以上の映像ファイルを格納する段階と;(b2)使用者が、前記外付型メモリを前記DIDメーンボードに脱着自在に連結する段階と;(c2)前記DIDメーンボードが、前記外付型メモリに格納された一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により再生する段階と;(d2)使用者がコードリーターを前記DIDメーンボードに脱着自在に連結した状態において、前記コードリーターを用いて特定製品に表示された製品コードをスキャンする段階と;(e2)前記DIDメーンボードが、前記スキャンされた製品コードが入力されれば、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する段階とを含む。
【発明の効果】
【0024】
以上で説明した本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステム及び方法によれば、次のような長所を持つ。
【0025】
第一に、使用者がUSBメモリのような移動式格納媒体を映像ディスプレイシステムに連結するように挿入すれば、映像ディスプレイシステムの制御により特定映像ファイルの削除又は格納を行うアップデート手続が自動に実行される。
【0026】
したがって、映像ディスプレイシステムに別途の入力装置や操作装置を構成することなく、全体システムを従来より簡単に構成できると同時に、映像ファイルのアップデートも従来より容易且つ便利に実行できる。
【0027】
第二に、一つ以上の映像データが既設定の再生順序により再生される途中、使用者が特定製品に付着されたり印刷された特定製品コードをコードリーターを用いてスキャンすれば、スキャンした製品コードの識別番号とマッチングされる映像ファイルを外付型メモリから読み出して、該映像ファイルを直で再生できる。
【0028】
したがって、使用者は、特定製品の購買相談を進行しながらも、簡単なスキャン動作によりスキャンした製品コードの識別番号とマッチングされる映像ファイルを直で再生できるため、顧客に該製品の広報を極大化できる。
【0029】
第三に、使用者が特定製品コードをスキャンすることにより、スキャンした製品コードとマッチングされる映像ファイルが直で再生される場合、モニタの一側に既設定の期間の間にスキャンされた製品コードの全体スキャン回数を通報するスキャン回数情報を表示できる。
【0030】
したがって、使用者や顧客は、売場で特定製品に関して相談する場合、製品を広報する映像ファイルを見ると同時に、全体スキャン回数情報も見られるため、他の顧客の製品関心度を参考として購買製品を決定し得る。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムの外形図である。
【図2】本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムのブロック構成図である。
【図3】図2に示す本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムのDIDメーンボードの内部構成を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムに適用されるソフトウェアブロックダイアグラムである。
【図5】本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムの初期化手続を説明するための制御流れ図である。
【図6】本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムの映像ファイル自動繰返しディスプレイ手続を説明するための制御流れ図である。
【図7】本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムにおいて、映像ファイルのアップデート処理手続を説明するための制御流れ図である。
【図8】本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムにおいて、特定製品コードをスキャンした場合、スキャンした製品コードとマッチングされる映像ファイルを直で再生するコード連動ディスプレイ手続を説明するための制御流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付の図面に基づき、本発明による映像ディスプレイシステムの構成及び動作を詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムの外形図であり、図2は、本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムのブロック構成図である。
【0034】
図1及び図2を参照すれば、本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムは、製品を陳列するための内部空間が形成された四角形状のケース100と、ケース100の内部に設置され、一つ以上の特定映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボード200と、DIDメーンボード200に着脱自在に連結し、使用者の制御によりDIDメーンボード200が読み出す一つの映像ファイルが格納され、使用者によりスキャンされた特定製品コードが認識されるごとに設定の期間単位に全体スキャン回数を管理するデータベースエンジンが具備された外付型メモリ300と、ケース100の前面に固定され、DIDメーンボード200から出力されるオーディオ及びビデオ信号を受信してディスプレイするモニタ400と、DIDメーンボード200に着脱自在に連結し、商品品目情報を含んだバーコード又はRFIDコードをスキャンし、スキャンした製品コードをDIDメーンボード200に伝達するコードリーター500と、DIDメーンボード200に着脱自在に連結し、外付型メモリ300に少なくとも一つ以上の新しい映像ファイルを格納したり、外付型メモリ300に格納された少なくとも一つ以上の映像ファイルを削除するための移動式格納媒体600と、ケース100の内部空間に照明を提供する照明装置700とからなる。
【0035】
本発明の好適な実施例では、外付型メモリ300は、CF、ND、MD、CD、DVD、SDHCまたはSDXCメモリ、SATA HDDメモリなどのDIDメーンボード200に連結して、一つ以上の映像ファイルが格納可能な全ての格納媒体の使用が可能であるが、本発明の実施例ではSDカードが使用されるのが好ましい。
【0036】
また、モニタ400は、CRTモニタ、LCDモニタ、PDPモニタ、透明モニタから選択されて適用されるが、本発明の好適な実施例では、図1に示すようにケース100の前面に透明モニタが固定されるのが好ましい。
【0037】
また、コードリーター500は、バーコートリーター又はRFID(Radio Frequency Identification)リーターが用いられる。
【0038】
バーコード(Bar Code)は、製品の外部表面や製品包装紙の外部表面にステッカーで付着されたり直接印刷され、1次元線形バーコードであるEAN−13 CODE、CODE 39、2/5 CODE及びCODE 128、2次元バーコードであるQP(Quick Response)コード、多層型バーコード(Stacked BarCode)、並びにマトリックス型バーコード(Matrix BarCode)から用いられる。
【0039】
一般に、バーコードには、国家識別コード、製造業者識別コード、商品品目コードなどを含んでいるため、コードリーター500がバーコードをスキャンすれば、DIDメーンボード200はスキャンされたバーコードに含まれた商品品目コードから該製品がわかる。
【0040】
また、FRIDは、生産から販売に達する全過程の情報を超小型チップ(ICチップ)に内蔵させてこれを無線周波数で追跡することができ、電子結合方式(Inductive Coupling)、マイクロ波方式(Microwave System)、電子誘導方式(Electrostacic Coupling)及び光方式(Optic System)コードの一つの技術により具現できる。
【0041】
このようなRFID技術は、バーコード技術よりも相対的に格納容量が大きくて、リアルタイム情報把握が可能であり、FRIDタグと多少離隔した状態でも情報の読み取りが可能であるため、今後のバーコードを代える次世代認識技術として認識されている。
【0042】
一般に、RFIDコードにも、バーコードのような商品品目コードなどを含んでいるため、コードリーター500が特定RFIDコードをスキャンすれば、DIDメーンボード200はスキャンされたRFIDコードに含まれた商品品目コードから該商品がわかる。
【0043】
また、移動式格納媒体600は、USBメモリが用いられるのが好ましい。
【0044】
また、照明装置700は、照明を提供する多様なLEDバックライト装置が用いられ、ケース100の一側にLEDライトの照度を調節するための照度調節スイッチ(VR1)が設置される。
【0045】
図2に示すアダプタ90は、モニタ400に印加される交流常用電力を既設定の静電圧に整流し、ケース100の一側に具備された電源スイッチ(SW1)を用いてモニタ400の駆動を制御する。
【0046】
また、ケース100の一側には、モニタ400と一体型又は分離型に設置されたスピーカ(図時せず)のボリュームを調節するためのボリューム調節スイッチ(VR3)と、DIDメーンボード200の駆動をスイッチング制御する電源スイッチ(SW3)とが各々設置される。
【0047】
図3は、図3に示す本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムのDIDメーンボードの内部構成を示すブロック構成図である。
【0048】
図3を参照すれば、本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムのDIDメーンボード200は、外付型メモリ300に格納された特定映像ファイルをデコーディング処理して出力するための全般的な制御動作を遂行するCPU310と、CPU310の制御により外付型メモリ300から読み出した映像ファイルがロードされた第1内部メモリ(DDR−2DRAM)320と、外付型メモリ300から読み出した映像ファイルを内蔵されたハードウェアコデックスを用いてデコードするビデオデコーダ330と、ビデオデコーダ330からデコードされた映像信号にテキストがミキシングされた映像信号をモニタ400に伝送するオーディオ及びビデオ出力部340と、PCI、USB、SATAインターフェースの一つを用いて移動式格納媒体600に格納された映像ファイルを読み出して第1内部メモリ320にロードする周辺機器インターフェース部350と、Linuxシステムに具備された各種ハードウェアを初期化するブートローダ(Boot Loader)と、Linuxシステムが動作できるようにソフトウェア的な初期化作業を遂行するKernelが各々格納される第2内部メモリ(Flash Memory)360とを含む。
【0049】
本発明の好適な実施例において、周辺機器インターフェース部350は、アナログ方式であるが、HD級映像の伝達が可能なインターフェースであるコンポーネント(Component)やD−Sub(D-Subminiature)、或いは、デジタル方式の映像と音響信号とを一つのケーブルで同時に伝達するHDMI(High-Definition Multimedia Interface)が用いられるのが好ましい。
【0050】
図4は、本発明の一実施例による映像ディスプレイシステムに適用されるソフトウェアブロックダイアグラムである。
【0051】
図4を参照すれば、まず、Hardware階層1は、メーンチップと部品をひっくるめてメディアプレーヤを構成する物理的な構成品として、物理階層とも呼ばれる。
【0052】
Microcodes階層2は、機械語より上位言語としてハードウェアを命令語水準に直接制御する場合に使用し、本発明による映像ディスプレイシステムでは、ライセンスと関連した保安コードを通してビデオデコーダ330の初期化などに用いられる。
【0053】
Embedded OS階層3は、ハードウェアプラットホームの運営体として、本発明による映像ディスプレイシステムでは、Embedded Linux2.6.xが搭載及び実行されるのが好ましい。
【0054】
また、Hardware Abstraction階層4は、運営体制でDeviceドライバを通してハードウェアと通信するためのインターフェースである。
【0055】
Presentation Engine階層5は、多様な種類(それぞれ異なるコデックスの映像及び音声)のメディアを再生して制御するために、パラメータ指定形式で具現されたソフトウェアモジュール(サービスレイヤ)である。
【0056】
Middleware階層6は、使用者の入力とチップセット基盤で提供しない多様な入出力装置などを通して入力される信号とデータを効果的に管理し、使用者と親しいUI/UX(User Interface/User Experience)を具現するソフトウェアパッケージである。
【0057】
本発明の好適な実施例では、Embeddedシステムでよく用いるDirectFBを本発明のシステムに合うようにポティンして用いる。
【0058】
Application階層7は、ミドルウェアが提供するUI/UX、HID(Human Interface Device)、Storage I/O Interfaceなどを用いて、特定目的に合うように開発されたソフトウェアである。
【0059】
本発明の好適な実施例では、バーコード又はRFID認識基盤の映像再生装置として運営するために用いる画面出力メッセージ及び映像ファイルのアップデート手続を、開発されたDirectFB Middleware基盤の応用プログラムを用いて実行する。
【0060】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムの動作を詳細に説明する。
【0061】
映像ディスプレイシステムの初期化手続
図5は、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムの初期化手続を説明するための制御流れ図である。
【0062】
図2〜図5を参照すれば、モニタ400の電源スイッチ(SW1)及びDIDメーンボード200の電源スイッチ(SW3)を操作して電源を印加する(S101)。
【0063】
次に、DIDメーンボード200に具備されたCPU310は、第2内部メモリ(Flash)360に格納されたブートローダを用いてDIDメーンボード200のチップセットを初期化し、第2内部メモリ360に格納されたEmbedded Linuxカーネルをロードする(S102)。
【0064】
次に、Embedded Linuxカーネルが第1内部メモリ(DDR−2 DRAM)320に搭載されると、映像ディスプレイシステムに具備された各インターフェース装置(USB、SATA、SDIO、バーコード、RFIDコード等)を使用するために、カーネルが連結しているディバイスドライバを初期化する(S103)。
【0065】
次に、DIDメーンボード200に具備されたCPU310は、外付型メモリ300に格納されたシェルスクリプトを用いて、メーンチップセットと通信できるようにドライバを初期化する(S104)。
【0066】
このとき、外付型メモリ300に格納されたシェルスクリプトにより、最終の応用プログラム作成時に用いられたDirectFBミドルウェアライブラリがロードされ、映像ディスプレイシステムの初期化設定動作が完了する(S105)。
【0067】
映像ファイル自動繰返しディスプレイ手続
図6は、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムの映像ファイル自動繰返しディスプレイ手続を説明するための制御流れ図である。
【0068】
図6を参照すれば、映像ディスプレイシステムの初期化設定動作が完了した状態において、使用者は、まず、SDカードのような外付型メモリ300を別途のコンピュータに連結してFAT32ファイルシステムにフォーマットした後、外付型メモリ300の内部にAutoplayフォルダを生成し、選択的にplaylist.txtファイルを生成する(S111)。
【0069】
ここで、Autoplayフォルダは、モニタ400にディスプレイする一つ以上の映像ファイルを格納するために用いられ、playlist.txtファイルは、使用者が外付型メモリ300に格納された映像ファイルのディスプレイ順序を定めるために用いられる。
【0070】
次に、使用者は、外付型メモリ300のAutoplayフォルダに一つ以上の映像ファイルを各々格納したり、playlist.txtファイルに再生順に一つ以上の映像ファイル名を入力する(S112)。
【0071】
このとき、使用者は、外付型メモリ300にplaylist.txtファイルを作成し、内部に映像ファイルのディスプレイ順序の指定が完了した外付型メモリ300をDIDメーンボード200に脱着式に連結する(S113)。
【0072】
したがって、DIDメーンボード200のCPU310は、外付型メモリ300内に格納された一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により繰り返し再生する(S114)。
【0073】
このとき、外付型メモリ300の内部にplaylist.txtファイルが存在しない場合、DIDメーンボード200のCPU310は、外付型メモリ300の内部に格納された映像ファイルをアルファベット順にディスプレイする。
【0074】
映像ファイルのアップデート手続
図7は、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムにおいて、格納された映像ファイルを削除したり、新しい映像ファイルを格納するアップデート手続を説明するための制御流れ図である。
【0075】
図7を参照すれば、使用者は、まず、USBメモリのような移動式格納媒体600を別途のコンピュータに連結して、FAT32ファイルシステムを用いてフォーマットした後、移動式格納媒体600の内部にUpdateフォルダ及びDelete.txtファイルを各々生成する(S121)。
【0076】
ここで、Updateフォルダは、モニタ400にディスプレイする一つ以上の映像ファイルを格納した後、外付型メモリ300に自動複写するために用いられ、 Delete.txtファイルは、現在外付型メモリ300に格納された一つ以上の映像ファイルのうち、現在ディスプレイされていたり、待機状態である一つ以上の映像ファイルを削除するために用いられる。
【0077】
次に、使用者は、移動式格納媒体600が連結している別途のコンピュータにおいて、移動式格納媒体600のUpdateフォルダに一つ以上の映像ファイルを生成する(S122)。
【0078】
次に、使用者は、生成された映像ファイルのファイル名をバーコードの識別番号又はRFIDコードの識別番号と同一に指定し(S123)、指定された映像ファイルを複写して移動式格納媒体600のUpdateフォルダ内に格納する(S124)。
【0079】
また、外付型メモリ300に削除する映像ファイルが存在する場合、Delete.txtファイル内に外付型メモリ300に格納された映像ファイルのうち、削除する映像ファイルのファイル名を入力する(S125)。
【0080】
例えば、使用者が、移動式格納媒体600のUpdateフォルダ内に指定された4つの映像ファイル(8801037032581.wmv、8801069222479.avi、8809003500447.mpg、8809005588429.mp4)を指定した場合、それぞれのファイル名は、外付型メモリ300に新たに格納される該製品のバーコード又はRFIDコードの識別番号を意味する。
【0081】
また、使用者が、移動式格納媒体600のDelete.txtファイル内に4つの映像ファイル(8801037032581.wmv、8801069222479.avi、8809003500447.mpg、8809005588429.mp4)を指定した場合、それぞれのファイル名は、削除される該製品のバーコード又はRFIDコードの識別番号を意味する。
【0082】
Delete.txtファイルの内部に自動実行されるプログラムにおいて、使用者が、[delete]の次のラインに、noneを入力すれば削除する映像ファイルがないという意味であり、allを入力すれば全ての映像ファイルを削除するという意味であり、映像ファイル名を入力すれば該映像ファイルのみを削除するという意味である。
【0083】
次に、使用者は、移動式格納媒体600を別途のコンピュータから分離し、必要時に映像ディスプレイシステムのDIDメーンボード200のUSB端子(P1、P2)の一つに連結するように挿入する(S126)。
【0084】
このとき、DIDメーンボード200のCPU310は、USB端子P1に移動式格納媒体600の接続が感知される場合、移動式格納媒体600のDelete.txtファイル内に削除される映像ファイルリストが存在するか否かを判断する(S127)。
【0085】
判断の結果、外付型メモリ300のDelete.txtファイルに削除される映像ファイルリストが存在する場合、DIDメーンボード200のCPU310は、該映像ファイルを削除する(S128)。
【0086】
次に、DIDメーンボード200のCPU310は、移動式格納媒体600のUpdateフォルダ内に新たに格納される映像ファイルが存在するか否かを判断する(S129)。
【0087】
判断の結果、移動式格納媒体600のUpdateフォルダ内に外付型メモリ300に新たに格納される映像ファイルが存在する場合、DIDメーンボード200のCPU310は、移動式格納媒体600のUpdateフォルダ内にある該映像ファイルを複写して、外付型メモリ300に格納する(S130)。
【0088】
以後、DIDメーンボード200のCPU311は、Update手続の完了を通知するメッセージをモニタ400に表示し(S132)、続けて、DIDメーンボード200のUSB端子P1に挿入された移動式格納媒体600の除去を勧告するメッセージをモニタ400に表示する(S133)。
【0089】
DIDメーンボード200のCPU310は、移動式格納媒体600が除去されたか否かを判断し(S134)、移動式格納媒体600が除去された場合、全てのアップデート手続が完了したと判断し、Applicationに新たにアップデートした全ての映像ファイルの再生目録をさらにインデクシングするために、DIDメーンボード200を再起動させる(S135)。
【0090】
したがって、DIDメーンボード200のCPU310は、外付型メモリ300内にアップデートされた映像ファイルを既設定の再生順序により再生する(S136)。
【0091】
以上で説明した図7を参照すれば、使用者は、特定映像ファイルを外付型メモリ300に格納された映像ファイルを削除したり、外付型メモリ300に新たに格納する映像ファイルアップデート手続が実行される場合、USB端子P1に移動式格納媒体600を挿入しさえすれば、別途の入力部や操作部の動作なしに、映像ファイルのアップデート手続を自動に実行できる。
【0092】
バーコード又はRFIDコード連動ディスプレイ手続
図8は、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムにおいて、特定製品コードがスキャンされた場合、スキャンした製品コードとマッチングされる映像ファイルを直で再生するコード連動ディスプレイ手続を説明するための制御流れ図である。
【0093】
図8を参照すれば、使用者は、映像ディスプレイシステムの初期化手続が完了した状態において、別途のコンピュータに外付型メモリ300を連結させ、外付型メモリ300の内部にContentsフォルダを生成する(S141)。
【0094】
次に、使用者は、別途のコンピュータにおいて、映像ファイル名が特定製品のバーコード又はRFIDコードの識別番号として指定される一つ以上の映像ファイルを生成する(S142)。
【0095】
次に、使用者は、別途のコンピュータで生成した特定製品のバーコード又はRFIDコードの識別番号として指定された一つ以上の映像ファイルを複写して、外付型メモリ300のContentsフォルダに格納する(S143)。
【0096】
次に、使用者は、外付型メモリ300を映像ディスプレイシステムのDIDメーンボード200の連結端子に脱着自在に連結する(S144)。
【0097】
DIDメーンボード200のCPU310は、外付型メモリ300のContentsフォルダに格納された一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により再生する(S145)。
【0098】
次に、使用者は、コードリーター500をDIDメーンボード200のUSB端子P2に脱着自在に連結した状態において、コードリーター500を用いて特定製品に表示されたバーコード又はRFIDコードをスキャンする(S146)。
【0099】
DIDメーンボード200のCPU310は、スキャンされたバーコード又はRFIDコードが入力されたか否かを判断する(S147)。
【0100】
DIDメーンボード200のCPU310は、特定バーコード又はRFIDコードが入力されれば、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルが外付型メモリ300のContentsフォルダに存在するか否かを判断する(S148)。
【0101】
もし、Contentsフォルダにスキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルが存在する場合、DIDメーンボード200のCPU310は、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する(S149)。
【0102】
また、DIDメーンボード200のCPU310は、直で再生された映像ファイルの再生が終了されたか否かを判断し(S150)、再生が終了した場合、外付型メモリ300のContentsフォルダに格納された映像ファイルを既設定の再生順序により繰り返し再生する(S151)。
【0103】
また、本発明の好適な実施例による映像ディスプレイシステムでは、使用者が特定製品コードをコードリーター500を用いてスキャンするごとに、スキャンされた製品コードにマッチングされる映像ファイルがモニタ400に直で再生される時、モニタ400の一側に設定期間の間に同一の製品コードがスキャンされた全体スキャン回数情報を表示できる。
【0104】
すなわち、DIDメーンボード200のCPU310は、バーコード又はRFIDコードがスキャンされる時、外付型メモリ300に格納されたEmbeddedデータベースエンジンを用いて、スキャンされたバーコード又はRFIDコードをKeyとして、バーコード又はRFIDコードが認識されるごとにスキャン回数をカウントする。
【0105】
このとき、データベースエンジンは、バーコード又はRFIDコードの1回生成時、次のような表1に示すデータベースとして製品コードを管理する。
【0106】
【表1】

【0107】
したがって、データベースエンジンは、同一の製品コードの識別番号に対し、使用者により製品コードがスキャンされる時、該製品コードが設定された期間(例えば、日付単位)内に何回をスキャンしたかを次のような表2により記録及び管理でき、製品コードがスキャンされるごとに各製品コードがスキャンされた日付及び時間を表3のように記録及び管理できる。
【0108】
【表2】

【0109】
【表3】

【0110】
したがって、使用者が特定製品コードをコードリーター500を用いてスキャンする場合、データベースエンジンは、該製品コードが設定された期間内に何回もスキャンされたかを示す全体スキャン回数情報を管理しながら、図1に示すように全体スキャン回数情報(SH)をモニタ400の一側上段にディスプレイすることができる。
【0111】
また、システム初期のブーティング時に、スキャン回数が多い製品コードを基準として映像を再生でき、ネットワークを通して共有する場合、各売場別に販売集計及び日付別/時間別統計を活用して、効果的に広告を露出できる映像ディスプレイシステムを構成できる。
【符号の説明】
【0112】
100 ケース
200 DIDメーンボード
300 外付型メモリ
400 モニタ
500 コードリーター
600 移動式格納媒体
700 照明装置
310 CPU
320、360 内部メモリ
330 ビデオデコーダ
340 オーディオ及びビデオ出力部
350 周辺機器インターフェース部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を陳列するための内部空間が形成された四角形状のケースと;
前記ケースの内部に設置され、一つ以上の特定映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボードと;
前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、使用者の制御により前記DIDメーンボードが読み出す一つの映像ファイルが格納され外付型メモリと;
前記ケースの前面に固定され、前記DIDメーンボードから出力されるオーディオ及びビデオ信号を受信してディスプレイするモニタと;
前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、商品品目情報を含んだ税品コードをスキャンし、スキャンしたコードを前記DIDメーンボードに伝達するコードリーターと;
前記DIDメーンボードに着脱自在に連結し、前記外付型メモリに少なくとも一つ以上の新しい映像ファイルを格納したり、前記外付型メモリに格納された少なくとも一つ以上の映像ファイルを削除するための移動式格納媒体とからなり、
使用者が前記移動式格納媒体を前記DIDメーンボードに着脱自在に連結するように挿入すれば、前記DIDメーンボードは、前記移動式格納媒体に格納された削除される映像ファイルリストに入力された映像ファイルを削除すると同時に、前記移動式格納媒体に格納された新しい映像ファイルを複写して、前記外付型メモリに格納することを特徴とする、映像ディスプレイシステム。
【請求項2】
前記外付型メモリに格納された映像ファイルが既設定の順序により再生される途中、使用者が、前記コードリーターを用いて特定製品に表示された製品コードをスキャンする場合、前記DIDメーンボードは、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生することを特徴とする、請求項1に記載の映像ディスプレイシステム。
【請求項3】
使用者が、前記製品コードを前記コードリーターを用いてスキャンする毎に、前記DIDメーンボードは、前記モニタの一側に既設定の期間の間に、同一の製品コードがスキャンされた全体スキャン回数情報を表示することを特徴とする、請求項2に記載の映像ディスプレイシステム。
【請求項4】
前記製品コードは、バーコード又はRFIDコードが用いられ、前記コードリーターはバーコートリーター又はRFIDコードリーターが用いられることを特徴とする、請求項1に記載の映像ディスプレイシステム。
【請求項5】
前記DIDメーンボードは、
前記外付型メモリに格納された特定映像ファイルをデコーディング処理して出力するための全般的な制御動作を遂行するCPUと;
前記CPUの制御により前記外付型メモリから読み出した映像ファイルがロードされる第1内部メモリと;
前記外付型メモリから読み出した映像ファイルを内蔵されたハードウェアコデックスを用いてデコードするビデオデコーダと;
前記ビデオデコーダからデコードされた映像信号にテキストがミキシングされた映像信号を前記モニタに伝送するオーディオ及びビデオ部と;
前記移動式格納媒体に格納された映像ファイルを読み出して、前記第1内部メモリにロードする周辺機器インターフェース部と;
前記映像ディスプレイシステムに具備された各種ハードウェアの初期化作業を遂行する応用プログラムが格納される第2内部メモリとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の映像ディスプレイシステム。
【請求項6】
一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボードと、前記DIDメーンボードに着脱自在に連結する外付型メモリとからなる映像ディスプレイシステムであって、
(a1)使用者が、移動式格納媒体の内部に新たに格納する映像ファイルを格納し、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、削除する映像ファイルのファイル名を入力する段階と;
(b1)使用者が、前記移動式格納媒体を前記DIDメーンボードに連結するように挿入する段階と;
(c1)前記DIDメーンボードは、前記削除される映像ファイルリストが存在する場合、該映像ファイルを削除する段階と;
(d1)前記DIDメーンボードは、前記移動式格納媒体に前記外付型メモリに新たに格納される映像ファイルが存在する場合、該映像ファイルを複写して、前記外付型メモリに格納する段階とを含むことを特徴とする、映像ディスプレイ方法。
【請求項7】
前記格納及び入力段階(a1)は、
使用者が、移動式格納媒体を別途のコンピュータに連結して、UpdateフォルダとDelete.txtファイルを各々生成する段階と;
使用者が、前記コンピュータにおいて一つ以上の映像ファイルを生成する段階と;
使用者が、生成された映像ファイルのファイル名を特定製品コードの識別番号と同一に指定し、指定された映像ファイルを複写して、前記移動式格納媒体のUpdateフォルダに格納する段階と;
使用者が、前記Delete.txtファイル内に前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、削除する映像ファイルのファイル名を入力する段階とからなることを特徴とする、請求項6に記載の映像ディスプレイ方法。
【請求項8】
前記削除及び格納段階(c1、d1)は、
前記DIDメーンボードが、前記移動式格納媒体の接続が感知される場合、前記移動式格納媒体のDelete.txtファイル内に削除される映像ファイルリストが存在するか否かを判断する段階と;
判断の結果、前記削除される映像ファイルリストが存在する場合、前記DIDメーンボードが、前記外付型メモリに格納された該映像ファイルを削除する段階と;
前記DIDメーンボードが、前記移動式格納媒体のUpdateフォルダ内に新たに格納される映像ファイルが存在するか否かを判断する段階と;
判断の結果、前記移動式格納媒体のUpdateフォルダ内に前記外付型メモリに新たに格納される映像ファイルが存在する場合、前記DIDメーンボードが、前記移動式格納媒体のUpdateフォルダ内にある該映像ファイルを複写して、前記外付型メモリに格納する段階とを含むことを特徴とする、請求項7に記載の映像ディスプレイ方法。
【請求項9】
前記削除段階は、前記Delete.txtファイルの内部に自動に実行されるプログラムにおいて、[delete]の次のラインにnone、all又は削除する一つ以上の映像ファイルのファイル名の一つを入力する方式により実行されることを特徴とする、請求項8に記載の映像ディスプレイ方法。
【請求項10】
一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により読み出して、使用者が視聴できるようにデコーディング処理して出力するDIDメーンボードと、前記DIDメーンボードに着脱自在に連結する外付型メモリと、前記DIDメーンボードから出力されるオーディオ及びビデオ信号を受信してディスプレイするモニタとからなる映像ディスプレイシステムであって、
(a2)使用者が,前記DIDメーンボードに連結する前記外付型メモリに特定製品コードの識別番号と同一名として指定された一つ以上の映像ファイルを格納する段階と;
(b2)使用者が、前記外付型メモリを前記DIDメーンボードに脱着自在に連結する段階と;
(c2)前記DIDメーンボードが、前記外付型メモリに格納された一つ以上の映像ファイルを既設定の順序により再生する段階と;
(d2)使用者がコードリーターを前記DIDメーンボードに脱着自在に連結した状態において、前記コードリーターを用いて特定製品に表示された製品コードをスキャンする段階と;
(e2)前記DIDメーンボードが、前記スキャンされた製品コードが入力されれば、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、前記外付型メモリに格納された映像ファイルのうち、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する段階とを含むことを特徴とする、映像ディスプレイ方法。
【請求項11】
前記格納段階(a2)は、
使用者が、別途のコンピュータに前記外付型メモリを連結させてContentsフォルダを生成する段階と;
使用者が、前記コンピュータにおいて映像ファイルのファイル名が前記製品コードの識別番号として指定される一つ以上の映像ファイルを生成する段階と;
使用者は、生成された映像ファイルを複写して、前記外付型メモリのContentsフォルダに格納する段階とからなることを特徴とする、請求項10に記載の映像ディスプレイ方法。
【請求項12】
前記再生段階(e2)は、
前記DIDメーンボードが、スキャンされた製品コードが入力されたか否かを判断する段階と;
前記DIDメーンボードが、前記製品コードが入力されれば、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルが前記外付型メモリのContentsフォルダに格納するか否かを判断する段階と;
もし、Contentsフォルダにスキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルが存在する場合、前記DIDメーンボードが、現在再生される映像ファイルを強制的に中止させると同時に、スキャンされた製品コードの識別番号と同一のファイル名として指定された映像ファイルを直で再生する段階とを含むことを特徴とする、請求項10に記載の映像ディスプレイ方法。
【請求項13】
使用者が、前記製品コードを前記コードリーターを用いてスキャンする毎に、前記DIDメーンボードは、前記モニタの一側に既設定の期間の間に、同一の製品コードがスキャンされた全体スキャン回数情報を表示する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の映像ディスプレイ方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−73234(P2013−73234A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−227422(P2011−227422)
【出願日】平成23年10月14日(2011.10.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(511249291)エヌシー インフォメーション テクノロジー カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】NC Information Technology Co.Ltd.
【住所又は居所原語表記】#302,IT Plex,59−2,Jang−Dong,Yuseong−Gu,Daejeon,305−343,Republic of Korea
【出願人】(511249305)コアグリーム インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】Coregleam Inc.
【住所又は居所原語表記】#307 HanSin S−meca,1359 GwanPyoung−Dong,Yuseong−Gu,Daejeon,305−509,Republic of Korea
【Fターム(参考)】