説明

映像/音声データ検出モジュール及び映像/音声データの検出方法

【課題】単一の伝送インターフェイスで映像データと音声データを出力する映像/音声データ検出モジュールと映像/音声データ検出方法を提供する。
【解決手段】電子装置の筐体に内蔵した映像/音声データ検出モジュールは、映像データを検出する少なくとも1つの映像検出素子と、少なくとも1つの音声データを検出する複数の音声検出素子と、電子装置の制御コマンドセットに基づいて映像検出素子の映像データと音声検出素子の前記音声データを処理し、処理済み映像データストリームと少なくとも1つの処理済み音声データストリームを生成し、処理済み映像データストリームと処理済み音声データストリームを組み合わせて伝送インターフェイスの規格に合う出力データストリームにするプロセッサと、制御コマンドを受信して前記出力データストリームを多重化方式で出力する伝送インターフェイスと、映像検出素子と、音声検出素子と、伝送インターフェイスに結合され、プロセッサが設けられた回路板とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は映像/音声データ検出モジュール及び映像/音声データの検出方法に関し、特に1つの伝送インターフェイスを共用する映像/音声データ検出モジュール及び映像/音声データの検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
映像データと音声データを検出し、後続素子に送信して後続処理を行うために、コンピュータや携帯電話など現代の電子装置は一般に、撮影モジュールなどの映像/音声データ検出モジュールを含む。図1はコンピュータスクリーンの筐体に撮影モジュールを内蔵した例を表す説明図である。図1に示すように、コンピュータスクリーン100は撮影モジュール101を含み、撮影モジュール101は映像検出素子103と音声検出素子105を含む。映像検出素子103は映像データを検出し、音声検出素子105は音声データを検出する。撮影モジュール101は更に、コンピュータに接続され、映像データと音声データをコンピュータに出力する伝送インターフェイスを含む。もっとも、この伝送インターフェイスは図1で示されない。
【0003】
図2を参照する。図2は従来の技術による映像出力装置のブロック図を表す説明図である。図2に示すように、検出された映像データDataVと音声データDataAはプロセッサ205に送信されデジタル化される。デジタル化された映像データDataVと音声データDataAはそれぞれ異なる伝送インターフェイス207、209に送信され出力される。
【0004】
しかし、このような構造には欠点がある。1つの音声検出素子しかない場合では、指向性受音の効果を実現するために、音声検出素子を設置する箇所の機構の外形を変更しなければならない。これによりコストと設計の困難さが増加するだけでなく、機構外形の変更により改善される指向性受音の効果も限られている。
【0005】
なお、映像データと音声データは伝送インターフェイスが異なるので、別々のスロットで電子装置に送信される。したがって、撮影モジュールをコンピュータに接続すれば、映像データと音声データを別々の伝送インターフェイスに接続するために、特殊な回路板の設計が必要である。また、従来の技術による映像データと音声データの間には時間差があり、両者の同期性もそれによって影響される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的のひとつは、単一の伝送インターフェイスで映像データと音声データを出力する映像/音声データ検出モジュールと映像/音声データ検出方法を提供することにある。もうひとつは、映像データと音声データが同期しない問題を解決できる映像/音声データ検出モジュールと映像/音声データ検出方法を提供することにある
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例では、映像/音声データ検出モジュールに用いられる映像/音声データ検出方法を開示する。映像/音声データ検出モジュールは電子装置の筐体に内蔵され、映像検出素子と、複数の音声検出素子と、プロセッサと、伝送インターフェイスと、回路板とを含む。映像検出素子と、音声検出素子と、伝送インターフェイスはいずれも回路板に結合され、プロセッサは回路板に設けられている。映像/音声データ検出方法は、映像検出素子で映像データを検出する段階と、複数の音声検出素子で少なくとも1つの音声データを検出する段階と、電子装置からの制御コマンドセットに基づいてプロセッサで映像検出素子からの映像データと複数の音声検出素子からの音声データを処理し、処理済み映像データストリームと少なくとも1つの処理済み音声データストリームを生成し、多重化方式でこれらのデータストリームを組み合わせて伝送インターフェイスの規格に合うデータストリームにする段階と、伝送インターフェイスで処理済み映像データと処理済み音声データを多重化方式で出力する段階とを含む。
【0008】
本発明の他実施例では、映像/音声データ検出モジュールに用いられる映像/音声データ検出方法を開示する。映像/音声データ検出モジュールは電子装置の筐体に内蔵される。映像/音声データ検出方法は、映像検出素子で映像データを検出する段階と、複数の音声検出素子で少なくとも1つの音声データを検出する段階と、電子装置からの制御コマンドセットに基づいてプロセッサで映像データと音声データを処理し、処理済み映像データと少なくとも1つの処理済み音声データをそれぞれ生成する段階と、バッファで処理済み映像データと処理済み音声データの一部を一時保存し、同時に検出された映像データと音声データが全部プロセッサによって処理されてから、一時保存した処理済み映像データと処理済み音声データをプロセッサで組み合わせて伝送インターフェイスの規格に合う出力データストリームにし、多重化方式で出力する段階とを含む。映像/音声データ検出モジュールは更に回路板を含む。映像検出素子と、音声検出素子と、伝送インターフェイスは回路板に結合され、プロセッサは回路板に設けられる。
【発明の効果】
【0009】
前掲実施例は、デジタル信号処理方式で指向性受音を行うことができる。したがって、さまざまな環境に応じてアルゴリズムで微調整することができ、金型を修正する必要がない。そして多重化方式により映像データと音声データは1つの伝送インターフェイスを共用し、信号ラインの帯域幅を共用することが可能で、コンピュータのリソースは十分に利用される。また、所要の伝送インターフェイスが少ないので、電力消費が低い。なお、撮影モジュールを外付け型にした場合ではコンピュータに接続する信号ケーブルを減らし、撮影モジュールをコンピュータ内蔵型にした場合では回路板の設計を簡素化することができる。のみならず、前掲実施例に示すように、映像データと音声データが同期しない問題も改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】コンピュータスクリーンの筐体に撮影モジュールを内蔵した例を表す説明図である。
【図2】従来の技術による映像出力装置のブロック図を表す説明図である。
【図3】本発明の実施例による映像/音声データ検出モジュールのブロック図である。
【図4a】本発明の実施例によるストライプ型の撮影モジュールを表す説明図である。
【図4b】本発明の実施例によるストライプ型の撮影モジュールを表す説明図である。
【図5】本発明の実施例による映像/音声データの検出方法のフローチャートである。
【図6】本発明の実施例による映像/音声データの検出方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書と特許請求の範囲では特定の用語で特定の素子を呼称する。当業者に理解できるように、ハードウェアメーカーにより他用語で同一の装置を呼ぶことが可能である。したがって、本明細書と特許請求の範囲は用語で装置を区別せず、専ら機能上の相違を区別の基準とする。なお、本明細書及び特許請求の範囲に用いる「含む」という文言は限定的に捉えるべきでなく、「含むがそれに限らない」と解すべきである。以下に例を挙げて本発明の実施例による映像/音声検出モジュールを説明する。注意すべきは、ブロック図か構造図を問わず、以下の図示と説明はいずれも説明用に過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0012】
図3は本発明の実施例による映像/音声データ検出モジュール300のブロック図である。図1に示す映像/音声データ検出モジュール100と同じく、映像/音声データ検出モジュール300もプロセッサ301と映像検出素子303を含む。コンピュータ、携帯電話、PDAなどの電子装置の筐体に映像/音声データ検出モジュール300を内蔵した場合、プロセッサ301は電子装置のマイクロプロセッサである。映像/音声データ検出モジュール300は複数の音声検出素子(本実施例では2つの音声検出素子305、307を例にするが、2つ以上でも可能)と1つの伝送インターフェイス309(本実施例ではUSBインターフェイス)を含む。映像/音声データ検出モジュール300は更に回路板311を含む。映像検出素子303と、音声検出素子305、307と、伝送インターフェイス309はすべて回路板311に電気的に接続されている(一例として映像検出素子303と、音声検出素子305、307と、伝送インターフェイス309を回路板311に溶接してもよいが、本発明はそれに限らない)。プロセッサ301は回路板311に設けられ、映像/音声データ検出モジュール300から制御コマンドセットCSを受信し、映像データDataVと音声データDataA、DataAを処理する。
【0013】
音声検出素子が2つあった場合、その実施例の1つとして、図4aと図4bに示すように、音声検出素子405、407を映像検出素子403の両側に設けてストライプ型の映像/音声データ検出モジュール401(撮影モジュールとも称する)にしてもよい。検出された映像データDataVと音声データDataA、DataAはプロセッサ301で処理される。DataV、DataA、DataAがアナログ信号であれば、プロセッサ301は信号をデジタル化してから、これらを組み合わせて伝送インターフェイス309の規格に合う出力データストリームにする。DataV、DataA、DataAがデジタル信号であれば、プロセッサ301はこれらの信号を組み合わせて伝送インターフェイス309の規格に合う出力データストリームにする。処理された出力データストリームは伝送インターフェイス309に伝送され、多重化方式で映像データと音声データとして出力される。伝送インターフェイス309がUSBインターフェイスであった場合、映像データDataVはUSBプロトコルのUVC(USB映像クラス)フォーマットで出力され、音声データDataA、DataAはUSBプロトコルのUAC(USBオーディオクラス)フォーマットで出力される。なお、本実施例による多重化は時分割多重化である。
【0014】
伝送インターフェイス309としてUSBハイスピードインターフェイスを利用することができる。伝送インターフェイス309がUSBハイスピードインターフェイスであれば、伝送インターフェイス309は電源伝送接点と、接地伝送接点と、D+接点と、D−接点とを含む。また、伝送インターフェイス309としてUSBスーパースピードインターフェイスを利用してもよい。伝送インターフェイス309がUSBスーパースピードインターフェイスであれば、伝送インターフェイス309は電源伝送接点と、接地伝送接点と、SSRX+接点と、SSRX−接点と、SSTX+接点と、SSTX−接点とを含む。伝送インターフェイス309は更に、USBケーブルのシールディングに結合されるシールディング接点を含む。もっとも、伝送インターフェイス309として他種のUSBインターフェイスや他のインターフェイスを利用してもよい。
【0015】
2つ以上の音声検出素子を利用すれば、指向性受音の効果は実現できる。その一例を詳述するために、図4aと図4bを参照する。図4bは図4aをX方向から見た平面図である。本発明の実施例では、音声検出素子405と407の距離はdとされ、映像/音声データ検出モジュール401が設けられたコンピュータはメモリ(図示せず)を含む。メモリは伝送インターフェイスから出力された映像データと音声データを一時保存し、2つの音声検出素子に到達する時間差がdsinθを超えた音声データをデジタル信号処理で抑制・消去する。そうすれば、2つの検出素子の中心線から左右各θ角という範囲内の指向性が得られる。θ角を映像画面が表示可能な角度と設定すれば、画面内の音声は明確に検出され、画面外の音声データは適切に抑制・消去される。図4bを例にすれば、ユーザーAは検出素子405と407の中心線から左右各θ角という範囲内にいるので、音声は消去されない。それに対して、ユーザーBは検出素子405と407の中心線から左右各θ角という範囲にいないので、音声は抑制・消去される。
【0016】
また、映像データと音声データの時間差により映像と音声の再生にタイムラグが生じうる。図3に示す映像/音声検出モジュール300はバッファ308を含む。注意すべきは、本実施例によるバッファ308はプロセッサ301内に設けられるが、本発明はそれに限らず、バッファ308をプロセッサ301から独立させてもよい。本実施例では、バッファ308は処理済みの映像データと音声データの一部を一時保存し、同時に検出された映像データと音声データが全部プロセッサ301によって処理されてから一時保存した処理済みの映像データと音声データを伝送インターフェイス309に出力する。したがって、映像データと音声データは相互に同期していて時間差がない。
【0017】
前掲実施例から図5に示す映像/音声データ検出方法が得られる。図5に示す方法は電子装置の筐体に内蔵した映像/音声検出モジュールに用いられる。本発明をより一層理解するために、図3と図5を合わせて参照する。図5に示すように、本発明の実施例による映像/音声データの検出方法は以下のステップを含む。
【0018】
ステップ501:映像検出素子303で映像データを検出する。
【0019】
ステップ503:複数の音声検出素子305、307で少なくとも1つの音声データを検出する。
【0020】
ステップ505:電子装置からの制御コマンドセットに基づいてプロセッサで映像データと音声データを処理し、処理済み映像データと少なくとも1つの処理済み音声データを生成し、これらのデータを組み合わせて伝送インターフェイス309の規格に合う出力データストリームにする。
【0021】
ステップ507:同じ伝送インターフェイス309で処理済み映像データと処理済み音声データを多重化方式で出力する。
【0022】
その他の技術的特徴について詳しくは前掲実施例を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0023】
前掲実施例からも図6に示すような映像/音声データ検出方法が得られる。図6に示す方法は電子装置の筐体に内蔵した映像/音声検出モジュールに用いられる。本発明をより一層理解するために、図3と図6を合わせて参照する。図6に示すように、本発明の実施例による映像/音声データの検出方法は以下のステップを含む。
【0024】
ステップ601:映像検出素子303で映像データを検出する。
【0025】
ステップ603:複数の音声検出素子305、307で少なくとも1つの音声データを検出する。
【0026】
ステップ605:電子装置からの制御コマンドセットに基づいてプロセッサで映像データと音声データを処理し、処理済み映像データストリームと少なくとも1つの処理済み音声データストリームをそれぞれ生成する。
【0027】
ステップ607:バッファ308で処理済み映像データストリームと処理済み音声データストリームの一部を一時保存し、同時に検出された映像データと音声データが全部プロセッサ301によって処理されてから、一時保存した処理済み映像データストリームと処理済み音声データストリームを組み合わせて伝送インターフェイス309の規格に合う出力データストリームにし、多重化方式で出力する。
【0028】
その他の技術的特徴について詳しくは前掲実施例を参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0029】
前掲実施例は、デジタル信号処理方式で指向性受音を実行することができる。したがって、さまざまな環境に応じてアルゴリズムで微調整することができ、金型を修正する必要がない。そして多重化方式により映像データと音声データは1つの伝送インターフェイスを共用し、信号ラインの帯域幅を共用することが可能で、コンピュータのリソースは十分に利用される。また、撮影モジュールを外付け型にした場合ではコンピュータに接続する信号ケーブルを減らし、撮影モジュールをコンピュータ内蔵型にした場合では回路板の設計を簡素化することができる。のみならず、前掲実施例に示すように、映像データと音声データが同期しないという問題も改善できる。
【0030】
以上は本発明に好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0031】
100、400 コンピュータスクリーン
101 撮影モジュール
207、209、309 伝送インターフェイス
103、201、303、403 映像検出素子
105、203、305、307、405、407 音声検出素子
200、300 映像/音声データ検出モジュール
205、301 プロセッサ
308 バッファ
401 ストライプ型映像/音声データ検出モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の筐体に内蔵した映像/音声データ検出モジュールであって、
映像データを検出する少なくとも1つの映像検出素子と、
少なくとも1つの音声データを検出する複数の音声検出素子と、
前記電子装置の制御コマンドセットに基づいて前記映像検出素子の前記映像データと前記音声検出素子の前記音声データを処理し、処理済み映像データストリームと少なくとも1つの処理済み音声データストリームを生成し、当該処理済み映像データストリームと処理済み音声データストリームを組み合わせて伝送インターフェイスの規格に合う出力データストリームにするプロセッサと、
前記制御コマンドを受信して前記出力データストリームを多重化方式で出力する伝送インターフェイスと、
前記映像検出素子と、前記音声検出素子と、前記伝送インターフェイスに結合され、前記プロセッサが設けられた回路板とを含む、映像/音声データ検出モジュール。
【請求項2】
前記プロセッサは更に、前記処理済み映像データストリームと前記処理済み音声データストリームの一部を一時保存し、同時に検出された前記映像データと前記音声データが全部前記プロセッサによって処理されてから、一時保存した前記処理済み映像データストリームと前記処理済み音声データストリームを組み合わせて前記出力データストリームにして前記伝送インターフェイスに出力するバッファを含む、請求項1に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項3】
前記多重化方式は周波数分割多重化または時分割多重化である、請求項1に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項4】
前記伝送インターフェイスはUSBインターフェイスであり、前記多重化方式は時分割多重化である、請求項1に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項5】
前記伝送インターフェイスはUSBハイスピードインターフェイスであり、前記伝送インターフェイスは電源伝送接点と、接地伝送接点と、D+接点と、D−接点とを含む、請求項4に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項6】
前記伝送インターフェイスは更に、USBケーブルに結合されるシールディングに結合されるシールディング接点を含む、請求項5に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項7】
前記伝送インターフェイスはUSBスーパースピードインターフェイスであり、前記伝送インターフェイスは電源伝送接点と、接地伝送接点と、SSRX+接点と、SSRX−接点と、SSTX+接点と、SSTX−接点とを含む、請求項4に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項8】
前記伝送インターフェイスは更に、USBケーブルに結合されるシールディングに結合されるシールディング接点を含む、請求項7に記載の映像/音声データ検出モジュール。
【請求項9】
映像/音声データ検出モジュールに用いられる映像/音声データ検出方法であって、当該映像/音声データ検出モジュールは電子装置の筐体に内蔵され、映像検出素子と、複数の音声検出素子と、プロセッサと、伝送インターフェイスと、回路板とを含み、当該映像検出素子と、音声検出素子と、伝送インターフェイスはいずれも当該回路板に結合され、当該プロセッサは当該回路板に設けられ、当該映像/音声データ検出方法は、
前記映像検出素子で映像データを検出する段階と、
前記複数の音声検出素子で少なくとも1つの音声データを検出する段階と、
前記電子装置からの制御コマンドセットに基づいて前記プロセッサで前記映像検出素子からの前記映像データと前記複数の音声検出素子からの前記音声データを処理し、処理済み映像データストリームと処理済み音声データストリームを生成し、組み合わせて伝送インターフェイスの規格に合う出力データストリームにする段階と、
前記伝送インターフェイスで前記出力データストリームを多重化方式で出力する段階と、を含む、映像/音声データ検出方法。
【請求項10】
前記方法は更に、
前記処理済み映像データストリームと前記処理済み音声データストリームの一部を一時保存し、同時に検出された前記映像データと前記音声データが全部前記プロセッサによって処理されてから、一時保存した前記処理済み映像データと前記処理済み音声データを組み合わせて前記伝送インターフェイスに出力する段階を含む、請求項9に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項11】
前記多重化方式は周波数分割多重化または時分割多重化である、請求項9に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項12】
前記伝送インターフェイスはUSBインターフェイスであり、前記多重化方式は時分割多重化である、請求項9に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項13】
前記伝送インターフェイスはUSBハイスピードインターフェイスであり、前記伝送インターフェイスは電源伝送接点と、接地伝送接点と、D+接点と、D−接点とを含む、請求項12に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項14】
前記伝送インターフェイスは更に、USBケーブルに結合されるシールディングに結合されるシールディング接点を含む、請求項13に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項15】
前記伝送インターフェイスはUSBスーパースピードインターフェイスであり、前記伝送インターフェイスは電源伝送接点と、接地伝送接点と、SSRX+接点と、SSRX−接点と、SSTX+接点と、SSTX−接点とを含む、請求項12に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項16】
前記伝送インターフェイスは更に、USBケーブルに結合されるシールディングに結合されるシールディング接点を含む、請求項15に記載の映像/音声データ検出方法。
【請求項17】
映像/音声データ検出モジュールに用いられる映像/音声データ検出方法であって、当該映像/音声データ検出モジュールは電子装置の筐体に内蔵され、当該映像/音声データ検出方法は、
映像検出素子により映像データを検出する段階と、
複数の音声検出素子により少なくとも1つの音声データを検出する段階と、
前記電子装置からの制御コマンドセットに基づいてプロセッサにより前記映像データと前記音声データを処理し、処理済み映像データと処理済み音声データをそれぞれ生成する段階と、
バッファにより前記処理済み映像データと前記処理済み音声データの一部を一時保存し、同時に検出された前記映像データと前記音声データが全部前記プロセッサによって処理されてから、一時保存した前記処理済み映像データと前記処理済み音声データを前記プロセッサで組み合わせて出力データストリームにする段階とを含み、
前記映像/音声データ検出モジュールは更に回路板を含み、前記映像検出素子と、前記音声検出素子と、前記伝送インターフェイスは当該回路板に結合され、前記プロセッサは当該回路板に設けられる、映像/音声データ検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【図6】
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