説明

時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法及びシステム

【解決手段】送受信の両側がデータに対する即時処理ができない、データ送信遅延が長い、という従来技術での問題点を解決するための時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法であって、送信側は、時分割多重化(TDM)フレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージして受信側に送信し、受信側は、当該TDMフレームを受信する。本発明の技術を採用すれば、送受信の両側のデータに対する即時処理を実現でき、データ送信遅延を短縮できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワーク伝送技術分野に関し、特に時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
時分割多重化(TDM)は通常、1つの共用リンクで、複数装置或いは複数ユーザの異なるデータの伝送を行う通信技術である。データ伝送に対して、若干のタイムスロットを分けて、ユーザ(或いは装置)毎に、別々のタイムスロットを占用することにより、帯域幅の利用効率を最大化する。
【0003】
TDMは、異なるユーザのストリームデータの伝送に良く利用されている。具体的な応用に関して、例えば、複数の12.2kの音声ユーザの場合、異なるユーザが異なるタイムスロットを利用して、異なるタイムスロットの対応する異なるデータバッファを送受信することで、データの多重化と逆多重化とを実現する。
【0004】
しかし、場合により、内部データの間の高速且つ直接交換を実現するため、TDMポート搭載の装置を利用して、2装置間のポイントツーポイント通信を実現することが必要になる。
【0005】
現在、TDMはストリームデータの伝送に幅広く応用されている。よく採用された技術は次の通りである。異なるユーザを別々のタイムスロットに割り当て、タイムスロット毎に、一定のバッファを対応させる。ユーザがアクセスしてきて、送信必要なデータが発生した場合に、ユーザはデータをバッファに書き込み、当該ユーザのデータを伝送するようにリンクに通知する。コントローラは対応するタイムスロットに持続的に当該データを伝送する。データ伝送が完了し、送信必要なデータが無くなった場合、コントローラはアイドル(idle)データを挿入して伝送する。対向側はデータを受信し続け、対応するユーザバッファに挿入する。アイドルデータを受信した場合、そのまま放棄すると同時に、データ受信を停止する。
【0006】
図1はTDMモードにおけるデータ伝送のシステムの概略図である。図1に示すように、
C1とC2とC3とC4とは、それぞれと4つのデータとを送信するユーザを表す。D1とD2とD3とD4とは、それぞれと4つのデータとを受信するユーザを表す。C1とC2とC3とC4とは、1つのリンクを共有し、それぞれとデータ1とデータ2とデータ3とデータ4とを送信する。送信装置は、あるデータの送信完了を検出すると、当該データの最後にアイドルデータを加えて送信する。受信装置はアイドルデータを受信すると、対応する送信データの受信を停止する。
【0007】
TDMポイントツーポイント通信を実現する従来の技術において、最もよく利用される方法は、送信側はピンポンバッファの方式を採用し、受信側はサーチの方式を採用する方法である。次は具体的な伝送過程を説明する。ピンバッファの送信完了後に、割り込みを発生させて、ポンバッファを続けて送信すると同時に、割り込みに応答し、送信待機中のデータをピンバッファに入れる。ピンバッファとポンバッファとは、切り替えしてデータを送信する。送信待機中のデータが無くなった場合、ポンバッファは送信データの最後部にアイドルデータを挿入する。受信側は一旦アイドルデータを受信すると、受信完了と認め、データ受信を停止する。受信側も同様に、ピンポンバッファを採用してデータを受信する。ピンバッファはデータをサーチする。特定なフレームヘッダを見つけ、ピンバッファの容量が一杯になった場合、割り込みを発生させ、そして、ポンバッファは継続してデータをサーチし、特定なフレームヘッダを見つけてデータを受信する。ピンバッファとポンバッファとは、切り替えしてデータを受信する。
【0008】
図2は、従来の技術において、TDMモードにおけるピンポンバッファによるデータ送信の概略図である。図2に示すように、組み合わせ型の小サイズのデータを送信する場合、送信装置は小サイズのデータaとデータbとデータcとを順番にピンバッファに入れる。送信している途中で、データdとデータeとも送信必要となった場合に、無効データでピンバッファの残りのスペースを満たしてから、データdとデータeとをポンバッファに入れて送信する以外に方法はない。ポンバッファの残りスペースに対しても無効データで満たし、データの最後にアイドルデータを挿入し、データと一緒に送信する必要がある。受信装置のピンバッファは、データのフレームヘッダをサーチし、データaとデータbとデータcと無効データとを受信し始める。ピンバッファが一杯になると、ポンバッファに1つの割り込みを与える。そして、ポンバッファはデータのフレームヘッダをサーチし、データを受信し始め、アイドルデータを受信するまでデータ受信を継続する。
【0009】
大サイズのデータを送信する場合、送信装置はまずデータaとデータbとをピンバッファに入れ、無効データでピンバッファの残りのスペースを満たす。それ以外の送信必要なデータがなくても、無効データでピンバッファを満たし、アイドルデータをデータの最後部に挿入し、送信データと一緒に送信しなければならない。データを受信する場合に、受信装置のピンバッファはデータのフレームヘッダをサーチし、データa とデータbと無効データとを受信し始め、ピンバッファが一杯になった場合、ポンバッファに1つの割り込みを与え、ポンバッファは無効データを受信し始め、アイドルデータを受信するまで、受信を継続する。
【0010】
リンクでの伝送状態からわかるが、組み合わせ型の小サイズのデータであるか、大サイズのデータであるかにも関わらず、伝送する場合に、どちらでも大量な無効データを追加しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】中華人民共和国特許第1841976号明細書
【特許文献2】中華人民共和国特許第1848715号明細書
【特許文献3】国際公開第2004/059927号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
以上述べたように、TDMモードにおいて、ポイントツーポイント方式でデータを送信する従来の技術では、ピンバッファとポンバッファとに対して、大きなスペースを要求していた。データを送信すると同時に、大量な無効データを追加しなければならなくて、データの送信遅延が長くなり、リンク資源を浪費していた。また、データの送信過程で、内部バスは常にデータを搬送する必要があるため、バス帯域幅の伝送能力が大きかった。
本発明の実施例は、時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法及びシステムを提供し、その目的は、送受信の両側がデータの即時処理に対応できない、データの送信遅延が長いという従来技術の問題点を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は実施例により、時分割多重化モードにおけるデータ伝送の方法を提供している。本発明にかかる時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法は、送信側は、時分割多重化TDMフレームのヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、当該TDMフレームを受信側に送信するステップAと、受信側は当該TDMフレームを受信するステップBとを含むことを特徴とする方法である。
【0014】
本発明は又、実施例により、時分割多重化モードにおけるデータ伝送のシステムを提供している。当該システムは、TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、当該TDMフレームを受信モジュールに送信するためのTDM送信モジュールと、TDM送信モジュールのTDMフレームを受信するための受信モジュールとを含むことを特徴とするシステムである。
【0015】
本発明は、実施例により、一種類のTDM送信装置を提供している。当該TDM送信装置は、
送信待機中のデータのポート番号を含むTDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、送信蓄積モジュールに保存し、送信待機中のデータ情報に含まれた送信アドレスを送信BD環モジュールに送信する送信インタフェースモジュールと、送信BD環モジュールに保存された現在送信BD内の情報により、送信蓄積モジュール内のTDMフレームを受信モジュールに送信する送信制御モジュールと、1つ以上の送信BDよりなる環状構造を有して、受信した情報を現在送信BDに保存し、当該送信BD内の現在状態を準備完了に設定し、初期状態では、任意の送信BDを選択して、それを現在送信BDとし、現在送信BDの現在状態が準備完了である場合、次の送信BDを現在送信BDに設定する送信BD環モジュールと、送信待機中のデータを保存する送信蓄積モジュールとを含むことを特徴とするTDM送信装置である。
【0016】
本発明の実施例では、TDM送信モジュールにより、データをTDMメイン受信モジュールに送信し、又、TDMメイン受信モジュールにより、データを受信応用モジュールに送信することで、送受信両側がデータに対する即時処理を実現でき、データの送信遅延を短縮できる。又、リンク資源を省き、システム消費が軽減され、バス帯域幅の伝送能力を低下できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】TDMモードにおけるデータ伝送システムの概略図である。
【図2】従来の技術で、TDMモードにおけるピンポンバッファを採用したデータ送信の概略図である。
【図3】本発明の実施例における時分割多重化モードでのデータ伝送システムのブロック図である。
【図4】本発明の実施例におけるTDM送信モジュールの構成ブロック図である。
【図5】本発明の実施例におけるTDMメイン受信モジュールとTDM受信モジュールとからなる構成ブロック図である。
【図6】本発明の実施例における時分割多重化モードでのデータ伝送方法のフロー図である。
【図7】本発明の実施例における送信装置のデータ送信の全体フロー図である。
【図8】本発明の実施例における受信装置のデータ受信の全体フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
送受信の両側がデータに対して即時処理できない、又、データの送信遅延が長いという従来技術の問題点に対して、本発明は、TDM送信モジュールにより、データをTDMメイン受信モジュールに送信し、又、TDMメイン受信モジュールにより、データを受信応用モジュールに送信することで、送受信両側のデータに対する即時処理を実現し、データの送信遅延を短縮している。
【0019】
図3は、本発明の時分割多重化モードでのデータ伝送システムのブロック図である。 図3に示すように、本発明にかかるシステムは、TDM送信モジュール10と受信モジュール20と送信応用モジュール30と受信応用モジュール40とを含み、
前記TDM送信モジュール10は、受信モジュール20と送信応用モジュール30とに接続され、送信応用モジュール30から送信されたデータを受信した後に、TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、当該TDMフレームを受信モジュールに送信し、
前記受信モジュール20は、TDM送信モジュール10と受信応用モジュール40とに接続され、TDM送信モジュール10から送信されたTDMフレームを受信し、TDMフレームを逆パッケージして、得られたデータを受信応用モジュール40に送信するとともに、受信完了メッセージをTDM送信モジュール10に送信し、
前記受信モジュール20は又、TDMメイン受信モジュール200とTDM受信モジュール210と受信BD環モジュール220とを含み、前記TDMメイン受信モジュール200は、TDM送信モジュール10と受信応用モジュール40とTDM受信モジュール210と受信BD環モジュール220とに接続され、TDM送信モジュール10から送信されたTDMフレームを受信した後に、長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信し、その長さ以内で、タグワードをサーチし、タグワードが存在する場合に、残りのTDMフレームを受信し続け、また、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュール220に送信し、受信BD環モジュール220に保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データを対応するTDM受信モジュール210に送信し、自モジュールのデータであれば、データを受信応用モジュール40に送信し、受信BD環モジュール220に対して、TDMフレームヘッダ情報を削除する情報を送信し、
前記TDM受信モジュール210は、TDM送信モジュール10と受信応用モジュール40とTDMメイン受信モジュール200と受信BD環モジュール220とに接続され、TDMメイン受信モジュール200から送信されたデータを受信した後に、データを受信応用モジュール40に送信し、受信BD環モジュール220に対して、TDMフレームヘッダ情報を削除する情報を送信し、
前記受信BD環モジュール220は、1つ以上の受信BDよりなる環状構造を有して、受信されたTDMフレームヘッダ情報を現在受信BDに保存し、現在受信BD内の現在状態を準備完了に設定し、TDMフレームヘッダを削除する情報を受信した後に、受信BD内の情報を削除し、当該受信BD内の現在状態をアイドルに変更し、初期状態では、任意の受信BDを選択して、現在受信BDにして、現在受信BDの現在状態が準備完了となった場合に、次の受信BDを現在受信BDに設定し、最後の受信BDが現在受信BDとなった場合に、最先頭にある受信BDを次の受信BDに設定し、環状構造を形成し、
前記受信モジュール20に、1つ以上のTDM受信モジュール210が存在する場合、各TDM受信モジュールは、相互接続されていて、予めの設定により、その中の1つのTDM受信モジュールをTDMメイン受信モジュールにすることを有するデータ伝送システムである。
【0020】
図4は本発明におけるTDM送信モジュールの構成ブロック図である。図4に示すように、TDM送信モジュール10は更に、送信インタフェースモジュール100と送信制御モジュール110と送信割り込みモジュール120と送信応答モジュール130と送信BD環モジュール140と送信蓄積モジュール150とを含み、
前記送信インタフェースモジュール100は、送信応用モジュール30と送信制御モジュール110と送信BD環140と送信蓄積モジュール150とに接続され、送信応用モジュール30から送信されたデータを受信した後に、公式により送信待機中のデータの容量を計算し、送信待機中のデータの情報により、TDMフレームヘッダの情報を配置し、そして、TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、計算で得られた容量により送信蓄積モジュール150に保存し、送信待機中のデータ情報に含まれた送信アドレスを送信BD環モジュール140に保存された現在送信BDに送信した後に、準備完了メッセージを送信制御モジュール110に送信し、
前記送信制御モジュール110は、受信モジュール20と送信インタフェースモジュール100と送信割り込みモジュール120と送信応答モジュール130と送信BD環モジュール140と送信蓄積モジュール150とに接続され、送信インタフェースモジュール100から送信された準備完了メッセージを受信した後に、送信蓄積モジュール150に保存されたTDNフレームの最先頭にタグワードを追加し、送信BD環モジュールに保存された現在送信BD内の情報により、送信蓄積モジュール150内のデータを受信モジュール20に送信し、受信応答モジュール130から送信された送信ポート番号を含む受信完了メッセージを受信した後に、送信BD環モジュール140に対して、削除メッセージを送信し、送信制御モジュール110から送信された割り込み信号を受信した後に、送信BD環モジュール140に保存された現在送信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、データを継続して送信し、逆の場合は、送信BD環モジュール140に保存された現在送信BDを確認し、
前記送信割り込みモジュール120は、送信制御モジュール110に接続され、TDMフレームが送信完了後に、対応する送信ポートをクローズし、送信制御モジュール110に対して、割り込み信号を送信し、
前記送信応答モジュール130は、受信モジュール20と送信制御モジュール110とに接続され、受信モジュール20から送信された送信完了メッセージを受信した後に、当該メッセージを受信したポート番号を確認し、送信制御モジュール110に対して、送信ポート番号を含む受信応答メッセージを送信し、
前記送信BD環モジュール140は、1つ以上の送信BDよりなる環状構造を有して、受信された情報を現在送信BDに保存し、当該送信BD内の現在状態を準備完了に設定し、削除メッセージを受信した後に、送信BD内の情報を削除し、当該送信BD内の現在状態をアイドルに設定し、初期状態では、任意の送信BDを選択して、それを現在送信BDとし、現在送信BDの現在状態が準備完了となった場合、次の送信BDを現在送信BDに設定し、最後のBDが現在送信BDとなった場合に、最先頭にある送信BDを次の送信BDに設定し、環状構造を形成し、
前記送信蓄積モジュール150は、送信インタフェースモジュール100と送信制御モジュール110とに接続され、送信するデータを保存することを含むTDM送信モジュールである。
【0021】
送信BDのデータ構造は次のようである。
【0022】
【表1】

【0023】
送信データの情報は、二進数の形式で受信側に送信される。下表は、送信状態の二進数説明である。
【0024】
【表2】

【0025】
src_cidは受信制御モジュールの番号で、dst_cidは受信側のアドレスである。
TDMフレームヘッダのデータ構造は次のようである。
【0026】
【表3】

【0027】
TDMメイン受信モジュールがTDMフレームヘッダ情報を受信できることを確保するため、最小送信長minLenを96byteに定義し、データを受信する場合に、最小長を超えないために、保留バッファのサイズresvLenを96byteに定義する。データを送信する場合に、送信インタフェースモジュールは、次の公式により、送信データの容量を計算する。
【0028】
bufLen =(dataLen/minLen)*minLen+ resvLen;(dataLen/minLenは0とする)
bufLen =(dataLen/minLen+ 1)*minLen+ resvLen;(dataLen/minLenは0以外である)
受信側も当該公式により、受信データの実際サイズを計算する。
【0029】
図5は本発明のTDMメイン受信モジュールとTDM受信モジュールとからなる構成ブロック図である。図5に示すように、TDMメイン受信モジュール200は更に、受信応答モジュール2000と受信制御モジュール2010と受信インタフェースモジュール2020と受信蓄積モジュール2030とを含み、
尚、前記受信応答モジュール 2000は、TDM送信モジュール10とTDM受信モジュール210と受信BD環モジュール220と受信制御モジュール2010と受信蓄積モジュール2030とに接続され、TDM送信モジュール10から送信されたTDMフレームを受信した後に、長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信し、その長さ以内でタグワードをサーチし、見つけた場合は、受信したデータの長さは、あらかじめ設定された長さより大きいか否かを続けて判断し、大きい場合、残りのTDMフレームを続けて受信しTDMフレームを逆パッケージし、又、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュール220に送信し、受信BD環モジュール220に保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データを対応するTDM受信モジュール210に送信し、自モジュールのデータであれば、データを受信蓄積モジュール2030に保存し、受信制御モジュール2010に対して受信メッセージを送信し、当該長さ以内で、タグワードを見つけていなければ、TDMフレームの受信を停止し、TDM送信モジュール10に対して警告メッセージを送信し、
前記受信制御モジュール2010は、TDM受信モジュール210と受信BD環モジュール220と受信応答モジュール2000と受信インタフェースモジュール2020と受信蓄積モジュール2030とに接続され、受信応答モジュール2000から送信された受信メッセージを受信した後に、現在受信BD内のTDMフレームヘッダ情報により、自モジュールのデータであるか否かを確認し、自モジュールのデータでない場合は、対応するTDM受信モジュール210に対して、受信メッセージを送信し、逆の場合は、受信BD環モジュールに保存された対応する受信BDの中の情報により、受信蓄積モジュール2030に保存されたデータの実際サイズを計算し、当該データを受信インタフェースモジュール2020に送信し、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信し、受信BD環モジュール220に保存された現在受信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、継続して受信BD環モジュール220に保存された現在受信BD内の受信モジュール番号により、データを送信し、逆の場合は、受信BD環モジュール220に保存された現在受信BDの現在状態を継続して確認し、
前記受信インタフェースモジュール2020は、受信制御モジュール2010と受信応用モジュール40とに接続され、受信制御モジュール2010から送信されたデータを受信した後に、データを受信応用モジュール40に送信し、前記受信蓄積モジュール2030は、受信応答モジュール2000と受信制御モジュール2010とに接続され、受信したデータを保存し、尚、TDM受信モジュール210は更に、受信応答モジュール2100、受信制御モジュール2110、受信インタフェースモジュール2120、及び受信蓄積モジュール2130を含み、
前記受信応答モジュール2100は、TDM送信モジュール10と受信制御モジュール2110とに接続され、受信制御モジュール2110から送信された完了メッセージを受信した後に、TDM送信モジュール10に対して、受信完了メッセージを送信し、
前記受信制御モジュール2110は、TDMメイン受信モジュール200と受信BD環モジュール220と受信応答モジュール2100と受信インタフェースモジュール2120と受信蓄積モジュール2130とに接続され、TDMメイン受信モジュール200から送信された受信メッセージを受信した後に、受信BD環モジュール220に保存された対応する受信BD内のTDMフレームヘッダ情報により、受信蓄積モジュール2130に保存されたデータの実際サイズを計算し、当該データを受信インタフェースモジュール2120に送信し、受信BD環モジュール220に対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信し、受信応答モジュール2100に対して、完了メッセージを送信し、
前記受信インタフェースモジュール2120は、受信制御モジュール2110と受信応用モジュール40とに接続され、受信制御モジュール2110から送信されたデータを受信した後に、受信応用モジュール40に送信し、
前記受信蓄積モジュール2130は、TDMメイン受信モジュール200と受信制御モジュール2110とに接続され、TDMメイン受信モジュール200から送信されたデータを保存することを含む。
【0030】
受信BDのデータ構造は次のようである。
【0031】
【表4】

【0032】
受信データの情報は二進数の形式で保存される。下表は受信状態の二進数説明である。
【0033】
【表5】

【0034】
Tdmidは送信側のアドレスである。
【0035】
図6は本発明にかかる時分割多重化モードでのデータ伝送方法を実現するフロー図である。図6に示すように、本発明にかかる方法は主に、
TDM送信モジュールは、TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージして、TDMメイン受信モジュールに送信するステップ600と、
TDMメイン受信モジュールは、TDMフレームを受信した後に、それを逆パッケージして、自モジュールのデータであるか否かを判断し、自モジュールのデータである場合はステップ602を実行し、逆の場合はステップ603を実行するステップ601と、
TDMメイン受信モジュールは、受信したデータを受信応用モジュールに送信すると同時に、TDM送信モジュールに対して、受信完了メッセージを送信するステップ602と、
TDMメイン受信モジュールは、受信したデータを対応するTDM受信モジュールに送信するステップ603と、
TDM受信モジュールは、受信したデータを受信応用モジュールに送信すると同時に、TDM送信モジュールに受信完了メッセージを送信するステップ604と、
TDM送信モジュールは、受信完了メッセージを受信した後に、送信待機中のデータがまだあるか否かを判断し、ある場合はステップ600を実行し、逆の場合はステップ605に戻すステップ605と
を含むことを特徴とする方法である。
【0036】
図7は本発明にかかる送信装置がデータを送信する全体フロー図である。図7に示すように、送信装置がデータを送信する場合、主に、
送信インタフェースモジュールは、応用モジュールから送信されたデータを受信した後に、公式により送信待機中のデータの容量を計算し、データ情報により、TDMフレームヘッダの情報を設定し、TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、計算で得られた容量により、送信蓄積モジュールに保存するステップ700と、
送信インタフェースモジュールは、送信待機中のデータの情報を送信BD環モジュールに送信し、送信BD環モジュールは、それを現在送信BDに保存し、当該送信BDの状態を準備完了に設定し、送信制御モジュールに対して、準備完了メッセージを送信するステップ701と、
送信制御モジュールは、準備完了メッセージを受信した後に、送信BD環モジュール内の現在送信BDが準備完了したか否かを確認し、準備完了した場合はステップ703を実行し、逆の場合はステップ702に戻すステップ702と、
送信制御モジュールは、蓄積モジュール内のTDMフレームの最先頭にタグワードを追加し、送信BD環モジュールに保存された現在送信BD内の情報により、蓄積モジュール内のデータを送信し、送信BD環モジュールは、次の送信BDを現在送信BDに設定するステップ703と、
送信割り込みモジュールは、データが送信完了後に、対応する送信ポートをクローズし,送信制御モジュールに対して、割り込み信号を送信するステップ704と、
送信制御モジュールは、割り込み信号を受信した後に、WAIT状態に入るステップ705と、
送信応答モジュールは、TDM受信モジュールから送信された受信完了メッセージを受信した後に、対応する送信ポートのリンク番号を確認するステップ706と、
送信応答モジュールは、送信制御モジュールに対して、リンク番号を含む受信完了メッセージを送信するステップ707と、
送信制御モジュールは、受信完了メッセージを受信した後に、リンク番号により、対応する送信ポートの送信済みデータをサーチするステップ708と、
送信制御モジュールは、送信済みデータのサイズにより、送信蓄積モジュールのリードポインターを調整するステップ709と、
送信制御モジュールは、送信BD環モジュールに対して、削除メッセージを送信し、送信BD環モジュールは、保存している送信済みデータの送信BD内の情報を削除し、当該送信BDの状態をアイドルに設定するステップ710と
を含むデータ送信過程である。
【0037】
図8は、本発明にかかる受信装置のデータ受信の全体フロー図である。図8に示すように、受信装置のデータ受信過程は、
受信割り込みモジュールは、長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内でタグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合はステップ802を実行し、逆の場合はステップ801を実行するステップ800と、
受信割り込みモジュールは、データ受信を停止し、送信側に対して、警告情報を送信するステップ801と、
受信割り込みモジュールは、TDMフレームヘッダの情報により、受信されたデータがあらかじめ設定された長さより大きいか否かを判断し、大きい場合はステップ803を実行し、逆の場合はステップ804を実行するステップ802と、
受信割り込みモジュールは、TDMフレームを継続して受信するステップ803と、
受信割り込みモジュールは、データを受信完了した後に、データ受信を停止し、受信したTDMフレームを逆パッケージし、TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュールに送信し、受信BD環モジュールは、当該情報を受信BD環モジュールに保存された現在受信BDに保存し、当該受信BDの現在状態を準備完了に設定すると同時に、TDMフレームヘッダの情報により、対応する受信TDMモジュール内の受信蓄積モジュールの位置を調整するステップ804と、
受信割り込みモジュールは、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内の情報により、受信されたデータを対応する受信蓄積モジュールに置き、自モジュール内の受信制御モジュールに対して、受信メッセージを送信し、TDMメイン受信モジュールのデータである場合、TDMメイン受信モジュールに含まれた割り込み受信モジュールは、自モジュールに含まれた受信制御モジュールに対して、受信メッセージを送信した後に、送信側に対して受信完了メッセージを送信するステップ805と、
受信制御モジュールは、受信メッセージを受信した後に、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの情報に保存されたTDMフレームヘッダ情報により、自モジュールのデータであるか否かを判断し、自モジュールのデータであればステップ808を実行し、逆の場合はステップ807を実行するステップ806と、
受信制御モジュールは、TDM受信モジュールに接続する受信制御モジュールにより、受信メッセージを送信するステップ807と、
受信制御モジュールは、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内の情報により、データの実際サイズを計算するステップ808と、
受信制御モジュールは、受信蓄積モジュール内のデータを実際のサイズにより受信インタフェースモジュールに送信するステップ809と、
受信インタフェースユニットは、データを受信した後に、それを受信応用モジュールに送信し、受信BD環モジュールは、保存している次の受信BDを現在受信BDに設定するステップ810と、
受信制御モジュールは、当該データを受信インタフェースモジュールに送信した後に、受信BD環モジュールに対して、削除メッセージを送信し、受信BD環モジュールは、保存している送信済みデータの受信BD内の情報を削除すると同時に、受信BDの現在状態をアイドルに設定し、
TDMメイン受信モジュールのデータであれば、TDMメイン受信モジュールに含まれた受信制御モジュールはステップ812を実行し、
TDM受信モジュールのデータであれば、TDM受信モジュールに含まれた受信制御モジュールは、BD受信モジュールが受信BDの現在状態をアイドルに設定した後に、割り込み受信モジュールに対して完了メッセージを送信し、割り込み受信モジュールは完了メッセージを受信した後に、送信側に対して受信完了メッセージを送信するステップ811と、
受信制御モジュールは、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの現在状態が準備完了であるか否かを判断し、準備完了である場合はステップ806を実行し、逆の場合はステップ812に戻すステップ812と
を含むデータ受信過程である。
【0038】
本明細書では上述した実施例を参照し本発明を詳しく説明したが、当業者により、上述した技術的な解決手段を改造し、またはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような改造と置換とは本発明の各実施例の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側は、時分割多重化TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、当該TDMフレームを受信側に送信するステップAと、
受信側は当該TDMフレームを受信するステップBと
を含むことを特徴とする時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法
【請求項2】
前記送信側が、1つ以上のバッファ記述子BDを含み、前記1つ以上のBDの間は環状構造とし、送信BD毎に現在送信状態の情報を含み、又、初期状態では、任意の送信BDを選択して、それを現在送信BDにする時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法において、
前記ステップAは更に、
送信側はTDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージするステップA0と、
送信側は、順序により送信BDをサーチし、送信待機中のデータ情報に含まれた送信アドレスを現在送信BDに保存し、当該送信BD内の現在状態を準備完了に設定し、次の送信BDを現在送信BDに設定するステップA1と、
送信側は、前記送信BD内の送信アドレスにより、当該TDMフレームを受信側に送信するステップA2と
を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記受信側は1つ以上の受信BDを含み、前記1つ以上の受信BDの間は環状構造とし、受信BD毎に現在状態情報を含み、又、初期状態では、任意の受信BDを選択して、それを現在受信BDにする時分割多重化モードにおけるデータ伝送方法において、
前記ステップAは更に、
前記送信側は、受信側に送信するTDMフレームの最先頭にタグワードを追加し、前記TDMフレームヘッダ情報は、受信側ポート番号を含み、
前記ステップBは更に、
受信側は、長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内でタグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合は、残りのTDMフレームを継続して受信し、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を現在受信BDに保存し、当該受信BD内の現在状態を準備完了に設定し、次の受信BDを現在受信BDに設定するステップB1と、
受信側は、前記受信BD内のポート番号により、当該データを対応する受信ポートに送信し、当該受信BD内の情報を削除し、受信BD内の現在状態をアイドルに変更するステップB2と
を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
ステップBの後に更に、
受信側は、受信完了メッセージを送信側に送信するステップCと、
送信側は、現在送信BDの現在状態情報を確認し、準備完了である場合は、ステップAを実行し、逆の場合はステップDに戻すステップDと
を含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】
ステップCの後に更に、
受信側は、現在受信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、ステップBを実行し、逆の場合はステップC1に戻すステップC1を含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】
ステップB1において、受信側は長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内で、タグワードが存在していない場合、受信側は、TDMフレームの受信を停止し、送信側に対して警告メッセージを送信することを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項7】
TDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、当該TDMフレームを受信モジュールに送信するためのTDM送信モジュールと、
TDM送信モジュールのTDMフレームを受信するための受信モジュールと
を含むことを特徴とする時分割多重化モードにおけるデータ伝送システム。
【請求項8】
前記TDM送信モジュールは更に、
送信待機中のデータのポート番号情報を含むTDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、送信蓄積モジュールに保存し、送信待機中のデータ情報に含まれた送信アドレスを送信BD環モジュールに送信する送信インタフェースモジュールと、
送信BD環モジュールに保存された現在送信BD内の情報により、送信蓄積モジュール内のTDMフレームを受信モジュールに送信する送信制御モジュールと、
1つ以上の送信BDよりなる環状構造を有して、受信した情報を現在送信BDに保存し、当該送信BD内の現在状態を準備完了に設定し、初期状態では、任意の送信BDを選択して、それを現在送信BDにし、現在送信BDの現在状態が準備完了である場合、次の送信BDを現在送信BDに設定する送信BD環モジュールと、
送信待機中のデータを保存する送信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とする請求項7記載のシステム。
【請求項9】
前記受信モジュールは更に、受信完了メッセージをTDM送信モジュールに送信することに用いられ、
前記TDM送信モジュールは更に、
送信制御モジュールがTDMフレームを送信完了した後に、対応する送信ポートをクローズすると共に、送信制御モジュールに対して割り込み信号を送信する割り込み送信モジュールと、
受信モジュールから送信された受信完了メッセージを受信した後に、当該メッセージを受信したポート番号を確認し、送信制御モジュールに対してポート番号を含む受信応答メッセージを送信する応答送信モジュールと
を含むことを特徴とする請求項8記載のシステム。
【請求項10】
前記送信制御モジュールは更に、
送信蓄積モジュールに保存されたTDNフレームの最先頭にタグワードを追加し、応答送信モジュールから送信された送信ポート番号を含む受信完了メッセージを受信した後に、送信BD環モジュールに対して削除メッセージを送信し、送信制御モジュールから送信された割り込み信号を受信した後に、送信BD環モジュールに保存された現在送信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、継続してデータを送信し、逆の場合は、送信BD環モジュールに保存された現在送信BDを確認するためにも用いられ、
前記送信BD環モジュールは、更に、
削除メッセージを受信した後に、送信BD内の情報を削除し、当該送信BD内の現在状態をアイドルに設定するためにも用いられる
ことを特徴とする請求項9記載のシステム。
【請求項11】
前記受信モジュールは更に、
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内でタグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合は、残りのTDMフレームを継続して受信し、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュールに送信し、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データをTDM受信モジュールに送信し、自モジュールのデータである場合は、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信するTDMメイン受信モジュールと、
TDMメイン受信モジュールから送信されたデータを受信した後に、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信するTDM受信モジュールと、
1つ以上の受信BDよりなる環状構造を有して、受信されたTDMフレームヘッダ情報を現在受信BDに保存し、現在受信BD内の現在状態を準備完了に設定し、TDMフレームヘッダを削除する情報を受信した後に、受信BD内の情報を削除し、当該受信BD内の現在状態をアイドルに変更し、初期状態では、任意の受信BDを選択して、それを現在受信BDにして、現在受信BDの現在状態が準備完了である場合、次の受信BDを現在受信BDに設定する受信BD環モジュールと
を含むことを特徴とする請求項7記載のシステム。
【請求項12】
前記TDMメイン受信モジュールは更に、
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内でタグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合は、残りのTDMフレームを継続して受信し、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュールに送信し、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データを対応するTDM受信モジュールに送信し、自モジュールのデータであれば、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信応答モジュールと、
受信応答モジュールから送信された受信メッセージを受信した後に、送信BD環モジュールに保存された対応する受信BD内の受信モジュール番号により、自モジュールのデータであるか否かを判断し、自モジュールのデータである場合は、受信蓄積モジュール内のデータを受信インタフェースモジュールに送信し、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信制御モジュールと、
受信応答モジュールから送信されたデータを保存する受信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とする請求項11記載のシステム。
【請求項13】
前記TDMメイン受信モジュールは更に、
受信制御モジュールから送信されたデータを受信した後に、それを受信応用モジュールに送信する受信インタフェースモジュールを含むことを特徴とする請求項11記載のシステム。
【請求項14】
前記受信応答モジュールは更に、
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内でタグワードが存在していなければ、TDMフレームの受信を停止し、TDM送信モジュールに対して警告メッセージを送信することにも用いられ、
前記受信制御モジュールは更に、
受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信した後に、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、継続して受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内の受信モジュール番号によりデータを送信し、逆の場合は、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの現在状態を確認することにも用いられることを特徴とする請求項12記載のシステム。
【請求項15】
前記TDM受信モジュールは更に、
TDMメイン受信モジュールから送信された受信メッセージを受信した後に、受信蓄積モジュール内のデータを受信インタフェースモジュールに送信すると共に、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信制御モジュールと、
TDMメイン受信モジュールから送信されたデータを保存する受信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とする請求項11記載のシステム。
【請求項16】
前記受信制御モジュールは更に、
受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信した後に、受信応答モジュールに対して、完了メッセージを送信することにも用いられ、
前記TDM受信モジュールは更に、
受信制御モジュールから送信された完了メッセージを受信した後に、TDM送信モジュールに対して、受信完了メッセージを送信する受信応答モジュールと、
受信制御モジュールから送信されたデータを受信した後に、それを受信応用モジュールに送信する受信インタフェースモジュールと
を含むことを特徴とする請求項15記載のシステム。
【請求項17】
送信待機中のデータのポート番号を含むTDMフレームヘッダ情報と送信待機中のデータとをTDMフレームにパッケージし、送信蓄積モジュールに保存し、送信待機中のデータ情報に含まれた送信アドレスを送信BD環モジュールに送信する送信インタフェースモジュールと、
送信BD環モジュールに保存された現在送信BD内の情報により、送信蓄積モジュール内のTDMフレームを受信モジュールに送信する送信制御モジュールと、
1つ以上の送信BDよりなる環状構造を有して、受信した情報を現在送信BDに保存し、当該送信BD内の現在状態を準備完了に設定し、初期状態では、任意の送信BDを選択して、それを現在送信BDとし、現在送信BDの現在状態が準備完了である場合、次の送信BDを現在送信BDに設定する送信BD環モジュールと、
送信待機中のデータを保存する送信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とするTDM送信装置。
【請求項18】
TDM送信装置において、更に、
送信制御モジュールがTDMフレームを送信した後に、対応する送信ポートをクローズすると共に、送信制御モジュールに対して割り込み信号を送信する割り込み送信モジュールと、
受信完了メッセージを受信した後に、当該メッセージを受信したポート番号を確認し、送信制御モジュールに対してポート番号を含む受信応答メッセージを送信する応答送信モジュールと
を含むことを特徴とする請求項17記載の送信装置。
【請求項19】
前記送信制御モジュールは更に、
送信蓄積モジュールに保存されたTDNフレームの最先頭に、タグワードを追加し、応答送信モジュールから送信された送信ポート番号を含む受信完了メッセージを受信した後に、送信BD環モジュールに対して、削除メッセージを送信し、送信制御モジュールから送信された割り込み信号を受信した後に、送信BD環モジュールに保存された現在送信BDの現在状態を確認し、準備完了であれば、継続してデータを送信し、逆の場合は、送信BD環モジュールに保存された現在送信BDを確認することにも用いられ、
前記送信BD環モジュールは更に、
削除メッセージを受信した後に、送信BD内の情報を削除し、当該送信BD内の現在状態をアイドルに設定することにも用いられる
ことを特徴とする請求項18記載の送信装置。
【請求項20】
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内で、タグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合は、残りのTDMフレームを継続して受信し、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュールに送信し、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データをTDM受信モジュールに送信し、自モジュールのデータであれば、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信するTDMメイン受信モジュールと、
TDMメイン受信モジュールから送信されたデータを受信した後に、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信するTDM受信モジュールと、
1つ以上の受信BDよりなる環状構造を有して、受信されたTDMフレームヘッダ情報を現在受信BDに保存し、現在受信BD内の現在状態を準備完了に設定し、TDMフレームヘッダを削除する情報を受信した後に、受信BD内の情報を削除し、当該受信BD内の現在状態をアイドルに変更し、初期状態では、任意のひとつの受信BDを選択して、それを現在受信BDにして、現在受信BDの現在状態が準備完了である場合、次の受信BDを現在受信BDに設定する受信BD環モジュールと
を含むことを特徴とする受信装置。
【請求項21】
前記TDMメイン受信モジュールは更に、
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内で、タグワードをサーチし、タグワードを見つけた場合は、残りのTDMフレームを継続して受信し、TDMフレームを逆パッケージし、当該TDMフレームのフレームヘッダ情報を受信BD環モジュールに送信し、受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内のポート番号により、当該データを対応するTDM受信モジュールに送信し、自モジュールのデータであれば、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信応答モジュールと、
受信応答モジュールから送信された受信メッセージを受信した後に、送信BD環モジュールに保存された対応する受信BD内の受信モジュール番号により、自モジュールのデータであるか否かを判断し、自モジュールのデータである場合は、受信蓄積モジュール内のデータを受信インタフェースモジュールに送信し、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信制御モジュールと、
受信応答モジュールから送信されたデータを保存する受信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とする請求項20記載の受信装置。
【請求項22】
前記TDMメイン受信モジュールは更に、
受信制御モジュールから送信されたデータを受信した後に、それを受信応用モジュールに送信する受信インタフェースモジュールを含むことを特徴とする請求項20記載の受信装置。
【請求項23】
前記受信応答モジュールは更に、
長さがあらかじめ設定されたTDMフレームを受信した後に、その長さ以内で、タグワードが存在していなければ、TDMフレームの受信を停止し、TDM送信モジュールに対して、警告メッセージを送信することにも用いられ、
前記受信制御モジュールは更に、
受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信した後に、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの現在状態を確認し、準備完了である場合は、継続して受信BD環モジュールに保存された現在受信BD内の受信モジュール番号によりデータを送信し、逆の場合は、受信BD環モジュールに保存された現在受信BDの現在状態を確認することにも用いられる
ことを特徴とする請求項21記載の受信装置。
【請求項24】
前記TDM受信モジュールは更に、
TDMメイン受信モジュールから送信された受信メッセージを受信した後に、受信蓄積モジュールに含まれたデータを受信インタフェースモジュールに送信すると共に、受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信する受信制御モジュールと、
TDMメイン受信モジュールから送信されたデータを保存する受信蓄積モジュールと
を含むことを特徴とする請求項20記載の受信装置。
【請求項25】
前記受信制御モジュールは更に、
受信BD環モジュールに対して、TDMフレームヘッダを削除する情報を送信した後に、受信応答モジュールに対して、完了メッセージを送信することにも用いられ、
前記TDM受信モジュールは更に、
受信制御モジュールから送信された完了メッセージを受信した後に、TDM送信モジュールに対して、受信完了メッセージを送信する受信応答モジュールと、
受信制御モジュールから送信されたデータを受信した後に、それを受信応用モジュールに送信する受信インタフェースモジュールと
を含むことを特徴とする請求項24記載の受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−510734(P2010−510734A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−537471(P2009−537471)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【国際出願番号】PCT/CN2007/003292
【国際公開番号】WO2008/061451
【国際公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(508148910)大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司 (5)
【Fターム(参考)】