説明

曲線状導光体、照明装置及び電子機器

【課題】湾曲した導光体でも均一な強度で光を出射できるようにする。
【解決手段】電子機器1は、筐体2と、筐体2の内側に設けられた光源31と、筐体2の表面に取り付けられた曲線状導光体32と、筐体2の外側において曲線状導光体32を覆った光拡散部50と、を備える。曲線状導光体32は、リング状に形成されている。曲線状導光体32の上面に切欠き47が形成され、切欠き47の両側面が凸面状に湾曲した反射面37,38であり、切欠き47の底48の反対側の面が入射面34である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、曲線状導光体、照明装置及び電子機器に関し、特に湾曲した形状の導光体並びにそれを備える照明装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、点光源を線光源に変換する導光体を介し、別部品を均一に光らせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
この線状導光体においては、一側面である反射面が帯状に設けられ、その反射面の両端部に矩形状の入射面が設けられ、それら入射面が出射面に対して直交している。一方の入射面の上辺から他方の入射面の上辺まで延びた上面も反射面であり、一方の入射面の下辺から他方の入射面の下辺まで延びた下面も反射面である。また、出射面の反対側の面がプリズム状に設けられた反射面である。入射面に対向した光源が発光すると、その入射面から入射した光はプリズム状の反射面で反射して、出射面から外部に出射する。別部品は出射面に対向しており、出射面から均一な光が出射するから、別部品を線状に光らせることができる。
【特許文献1】WO2004/051140
【特許文献2】WO00/32981
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、別部品がリング状のような湾曲した形状である場合、導光体によって点光源を曲線光源に変換することが望まれている。その場合、導光体を湾曲した形状としなければならない。ところが、導光体が湾曲していると、入射面から入射した光はその反対側まで効率よく伝播しない。そのため、出射面のうち入射面に近い部分では出射光が強く、出射面のうち入射面に遠い部分では出射光が弱くなる。
【0004】
そこで、本発明の課題は、湾曲した曲線状導光体でも均一な強度で光を出射できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明によれば、湾曲した形状の曲線状導光体において、表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明において、その表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明によれば、照明装置が、光源と、湾曲した形状の曲線状導光体と、前記曲線状導光体を覆った光拡散部と、を備え、前記曲線状導光体の表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であり、前記入射面が前記光源に対向していることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明によれば、請求項3に係る発明において、前記曲線状導光体の表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る発明によれば、電子機器が、筐体と、前記筐体の内側に設けられた光源と、湾曲した形状の曲線状導光体と、前記筐体の外側において前記線状導光路を覆った光拡散部と、を備え、前記曲線状導光体の表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であり、前記入射面が前記光源に対向していることを特徴とする。
【0010】
請求項6に係る発明によれば、請求項5に係る発明において、前記曲線状導光体の表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項7に係る発明によれば、請求項5又は6に係る発明において、前記電子機器が、前記筐体の内側に設けられ、前記曲線状導光体及び前記光拡散部によって囲繞された撮像ユニットを更に備え、前記撮像ユニットの撮像動作の際に前記光源が発光することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明においては、反射面が凸面状に湾曲しているから、曲線状導光体の内部を効率よく伝播し、伝播している光が曲線状導光体の表面から均一に出射する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0014】
図1は、電子機器1を示した側面図である。図1においては、電子機器1の一部が破断した状態で示されている。
この電子機器1はデジタルカメラ機能付携帯電話機である。この電子機器1においては、第一筐体2が二軸ヒンジ部3によって第二筐体4に連結されている。第一筐体2の前面6側には操作部が設けられている。操作部は、複数のキートップ及び各キートップに対応したプッシュスイッチ等を有するものである。第二筐体4の前面5側には、液晶ディスプレイパネル又は有機ELディスプレイパネル等を有する表示部が設けられている。二軸ヒンジ部3は、第一筐体2の幅方向(図1の紙面に垂直な方向)に平行な第一軸線の周りに回動可能となって第一筐体2の前面6の端部に連結されるとともに、その第一軸線に直交する第二軸線の周りに回動可能となって第二筐体4の端部に連結されている。第二筐体4を二軸ヒンジ部3の第一軸線周りに回動させることにより、第二筐体4の開閉をすることができ、第二筐体4を二軸ヒンジ部3の第二軸線周りに回動させることにより、第二筐体4の反転をすることができる。
【0015】
図2は、第一筐体2の上部を示した背面図である。
図1、図2に示すように、第一筐体2には、撮像ユニット22及びアンテナ24が内蔵されている。撮像ユニット22は、CCD型又はCMOS型のイメージセンサと、イメージセンサに結像をするレンズとを有する。第一筐体2の後面7の上部に対物窓23が形成されおり、撮像ユニット22がこの対物窓23に向き合った状態で第一筐体2内に収容されている。
【0016】
アンテナ24は撮像ユニット22を囲むようにして第一筐体2内に搭載されている。具体的には、第一筐体2を背面側から見て、アンテナ24は撮像ユニット22の右側及び上側を囲う。第一筐体2の内側のうちアンテナ24の背面側には、導電性材料・電気部品等が重なっていないので、アンテナ24に対して電波障害が生じない。
【0017】
この第一筐体2の後面7側であって対物窓23の周囲には、照明装置30が取り付けられている。以下、図3を用いて照明装置30について具体的に説明する。図3は、照明装置30の分解斜視図である。
【0018】
図3に示すように、照明装置30は、光源31と、曲線状導光体32と、光拡散部50と、遮光部51と、反射シート60,61と、遮光部62と、を備える。
【0019】
図1に示すように、光源31が第一筐体2内に収容されている。光源31は、第一筐体2内において回路基板又はフレキシブル配線シートに搭載されており、背面側に向けて発光する。第一筐体2を背面側から見て、光源31の位置が撮像ユニット22の周囲下側であり、光源31とアンテナ24が重なっていない。そのため、光源31によってアンテナ24に対して電波障害が生じない。
【0020】
光源31は、赤色に発光する発光ダイオード、緑色に発光する発光ダイオード等を有する。なお、光源31に用いられる発光素子の種類、数及び発光色は、適宜変更してもよい。
【0021】
図4は、曲線状導光体32を示した正面図である。図5は、図4に示されたA部の拡大図である。図6は、図4に示されたB部の拡大図である。図3〜図6に示すように、曲線状導光体32が上から見てリング状に形成されており、この曲線状導光体32は左右対称な形状となっている。この曲線状導光体32の材質は透明な材質であり、特にPC(ポリカーボネート)である。曲線状導光体32の上面には、切欠き47が形成されている。切欠き47は、正面から見てV字状に形成されている。切欠き47の右側面が反射面37であり、その反射面37が上斜め左に向かって凸となる凸面状に湾曲している。切欠き47の左側面が反射面38であり、その反射面38が上斜め右に向かって凸となる凸面状に湾曲している。反射面37の左端と反射面38の右端が交差し、その交差した部分が切欠き47の底48である。また、曲線状導光体32の下面であって切欠き47の底48の反対側には、凸部33が形成されている。その凸部33の先端の下面が入射面34となっている。
【0022】
凸部33の右方の部分が、上から見て半円弧状に湾曲した分岐導光路40であり、凸部33の左方の部分が、上から見て半円弧状に湾曲した分岐導光路45である。分岐導光路40と分岐導光路45は、中心部に関して凸部33の180°反対側の位置において連なっている。また、凸部33及び分岐導光路40,45は一体成成型されたものである。
【0023】
反射面37は切欠き47の底48から上右に向かって湾曲し、分岐導光路40の上面に連なっている。反射面38は切欠き47の底48から上左に向かって湾曲し、分岐導光路45の上面に連なっている。
【0024】
凸部33の右側面が右に向かって次第に高くなる傾斜面35であり、その傾斜面35は入射面34の右縁から分岐導光路40の下面にかけて形成されている。凸部33の左側面が左に向かって次第に高くなる傾斜面36であり、その傾斜面36が入射面34の左縁から分岐導光路45の下面にかけて形成されている。
【0025】
径方向に沿った面で分岐導光路40を切断した場合、分岐導光路40の断面形状は矩形状を呈している。分岐導光路40の上面が平坦な反射面41となっており、上から見てその反射面41が反射面37の右端から凸部33の180°反対側まで半リング状・帯状に形成されている。分岐導光路40の下面が反射面42となっており、上から見てその反射面42が凸部33の180°反対側まで半リング状・帯状に形成されている。
【0026】
分岐導光路40の径方向外側の側面が出射面43となっており、その出射面43は上から見て径方向外側に凸となる円弧状凸面である。分岐導光路40の径方向中心側の側面が反射面44となっており、その反射面44は上から見て径方向外側に凹となる円弧状凹面である。
【0027】
分岐導光路45の断面形状も分岐導光路40と同様に矩形状を呈し、分岐導光路45の上面が平坦な反射面41、下面が反射面42、径方向外側の側面が凸面状の出射面43、径方向中心側の側面が凹面状の反射面44となっている。
【0028】
なお、凸部33が切欠き47の底48の反対側において下に突出しているが、凸部33がなくてもよい。すなわち、入射面34が分岐導光路40,45の下の反射面42と面一になっていて、その入射面34の上に反射面37及び反射面38が形成されていいてもよい。また、分岐導光路40,45の断面形状が矩形状であったが、多角形(特に、凸多角形)、円形又は楕円形であってもよい。
【0029】
分岐導光路40及び分岐導光路45の下の反射面42には、複数の突起46が形成されている。これら突起46は半球状に形成されている。なお、反射面41、反射面44にも複数の突起が形成されていてもよい。
【0030】
図7は、光拡散部50の上面を示した図である。図8は、図7に示されたVIII−VIIIに沿った面の矢視断面図である。図9は、図7に示されたIX−IXに沿った面の矢視断面図である。
【0031】
図3、図7〜図9に示すように、光拡散部50はリング状に形成され、遮光部51もリング状に形成されている。光拡散部50と遮光部51は二色成形法により一体成形されたものであり、遮光部51が光拡散部50の径方向中心側に形成されている。
【0032】
光拡散部50は、その内部に入射した光を拡散させるものである。例えば、光拡散部50が乳白色であったり、光拡散部50の内部に多数の微小粒又は気泡が分散していたりする。遮光部51は遮光するものであって、例えば黒に着色されている。
【0033】
光拡散部50及び遮光部51の下面には、リング状の溝52が形成されている。溝52の一側面54が遮光部51によって形成され、溝52の他の側面53及び底面55が光拡散部50によって形成されている。
【0034】
この溝52の底面55には、ピン56が形成されている。一方、光拡散部50の上面であってピン56の反対側には、凸部57が形成されている。
【0035】
この溝52に曲線状導光体32が嵌め込まれている。曲線状導光体32が溝52に嵌め込まれた状態において、分岐導光路40及び分岐導光路45の反射面41が溝52の底面55に向き合い、反射面44が溝52の一側面54に向き合い、出射面43が溝52の他の側面53に向き合っている。そのため、分岐導光路40及び分岐導光路45の反射面41及び出射面43が光拡散部50によって覆われ、反射面44が遮光部51によって覆われている。
【0036】
ピン56が切欠き47に差し込まれた状態となっており、曲線状導光体32の周方向の位置がピン56によって決められている。そのため、周方向における凸部33の位置と凸部57の位置が揃っている。
【0037】
光拡散部50の上面がリング状の遮光部62によって覆われ、この遮光部62が光拡散部50に固着されている。遮光部62には、矩形状の切欠き63が形成されており、光拡散部50の凸部57が切欠き63に入り込み、凸部57が露出している。
【0038】
溝52に曲線状導光体32が嵌め込まれた状態において、分岐導光路40及び分岐導光路45の上の反射面41には、反射シート60が張り付けられている。また、分岐導光路40及び分岐導光路45の下の反射面42には、反射シート61が張り付けられている。反射シート60,61は光を反射するものであって、白色であったり、鏡面仕上げされていたりする。なお、図8では、入射面34が凹んだ面である。これは曲線状導光体32を成型する際の跡である。そのため、入射面34が凹んでいる必要はなく、入射面34が平坦であってもよい。
【0039】
曲線状導光体32、光拡散部50、遮光部51、反射シート60,61及び遮光部62が対物窓23を囲繞するようにして第一筐体2の後面7に配置されている。光拡散部50の下面が両面粘着テープ64によって第一筐体2の後面7に貼着されている。光拡散部50の溝52に収容された曲線状導光体32及び反射シート60,61が第一筐体2の後面7と光拡散部50との間に挟まれることで、曲線状導光体32及び反射シート60,61が第一筐体2に取り付けられている。曲線状導光体32のうち凸部33が第一筐体2内に入り込み、凸部33の入射面34が光源31に対向している。
【0040】
図1、図2に示すように、光拡散部50が第一筐体2の後面7に取り付けられた状態において、光拡散部50の径方向外側側面58が露出している。
【0041】
この照明装置30を備えた電子機器1においては、光源31が発光すると、光が入射面34に入射する。入射した光は反射面37によって分岐導光路40へ反射し、また、反射面38によって分岐導光路45へ全反射する。反射面37で反射した光は、分岐導光路40の反射面41,42,44、出射面43で反射を繰り返しながら、中心部に関して凸部33の180°反対側にまで伝播する。一方、反射面38で反射した光も、分岐導光路45の反射面41,42,44、出射面43で反射を繰り返しながら、中心部に関して凸部33の180°反対側にまで伝播する。
【0042】
反射面41,42に反射シート60,61が張り付けられているから、分岐導光路40,45内を伝播している光が反射面41,42から外部に出射しても、反射シート60,61によって反射し、分岐導光路40,45内部に入射する。そのため、反射面41,42における光の漏れを抑えることができる。
【0043】
分岐導光路40,45の出射面43、反射面44で全反射せずに出射した光は、光拡散部50に入射する。光拡散部50の内部においては光が拡散し、光拡散部50の表面から出射する。そのため、光拡散部50が光った状態となる。光拡散部50の側面58が露出しているから、その部分が光って見え、その側面58の周囲が照らさる。
【0044】
また、分岐導光路40,45の出射面43、反射面44で全反射せずに出射した光が遮光部51,62によって遮蔽される。そのため、対物窓23が照らされない。
【0045】
反射面37,38が湾曲しているから、分岐導光路40,45の内部の光が中心部に関して凸部33の180°反対側に向かって伝播しやすい。そのため、出射面43、反射面44において光が均等に出射する。従って、光拡散部50の側面58における光強度を均等にすることができる。
【0046】
また、分岐導光路40,45の反射面42に複数の突起46が形成されているから、分岐導光路40,45内を伝播している光が散乱し、導光方向が散らされる。そのため、出射面43、反射面44において光が均等に出射し、光拡散部50の側面58における光強度を均等にすることができる。光源31によってリング状の光拡散部50を均等に光らせることができるから、複数の光源を光拡散部50に沿って配列する必要がなくなる。
【0047】
反射面37,38において光が全反射するといっても、反射面37,38が光源31に近いから、反射面37,38における光の漏れが大きい。また、光源31から発して入射面34に入射しない光もある。そのため、光拡散部50のうち最も強く光るのは、光源31近傍である。ところが、光源31近傍では、光拡散部50の凸部57も露出しているから、光拡散部50の側面58の他、凸部57からも光が出射する。そのため、光拡散部50の側面58における光強度と凸部57における光強度も均等にすることができる。
【0048】
光源31が発光するタイミングは、撮像ユニット22によって撮像が行われる時である。その他のタイミング、例えば、電子メールを着信した時、通話の着信があった時等においても、光源31が発光してもよい。
【0049】
なお、上記実施形態では、電子機器1が携帯電話機であったが、ノート型パーソナルコンピュータ、ウェアラブルパーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、電子計算機、電卓、電子手帳、携帯型無線機、多機能型電子機器その他の電子機器にも本発明を適用しても良い。
【0050】
また、上記実施形態では、曲線状導光体32がリング状に湾曲していたが、図10の正面図及び図11の上面図に示すように、曲線状導光体32がC字状に湾曲していてもよい。つまり、切欠き47の180°反対側において分岐導光路40,45の端部が離れていてもよい。
【0051】
また、図12の正面図及び図13の上面図に示すように、曲線状導光体32が半リング状に湾曲していてもよい。つまり、分岐導光路40,45が円の四分の一の弧状に湾曲し、切欠き47の180°反対側において分岐導光路40,45の端部が離れていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】電子機器の側面を示した部分断面図である。
【図2】電子機器の背面図である。
【図3】照明装置の分解斜視図である。
【図4】曲線状導光体の正面図である。
【図5】曲線状導光体の一部を拡大した図面である。
【図6】曲線状導光体の一部を拡大した図面である。
【図7】光拡散部及び遮光部の上面図である。
【図8】図7に示されたVIII−VIIIにおける断面図である。
【図9】図7に示されたIX−IXにおける断面図である。
【図10】変形例の曲線状導光体の正面図である。
【図11】変形例の曲線状導光体の上面図である。
【図12】別の変形例の曲線状導光体の正面図である。
【図13】別の変形例の曲線状導光体の上面図である。
【符号の説明】
【0053】
1 電子機器
30 照明装置
31 光源
32 曲線状導光体
34 入射面
37、38 反射面
40、45 分岐導光路
46 突起
47 切欠き
48 底
50 光拡散部
51 遮光部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲した形状の曲線状導光体において、
その表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であることを特徴とする曲線状導光体。
【請求項2】
その表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の曲線状導光体。
【請求項3】
光源と、
湾曲した形状の曲線状導光体と、
前記曲線状導光体を覆った光拡散部と、を備え、
前記曲線状導光体の表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であり、前記入射面が前記光源に対向していることを特徴とする照明装置。
【請求項4】
前記曲線状導光体の表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
筐体と、
前記筐体の内側に設けられた光源と、
湾曲した形状の曲線状導光体と、
前記筐体の外側において前記線状導光路を覆った光拡散部と、を備え、
前記曲線状導光体の表面に切欠きが形成され、前記切欠きの両側面が凸面状に湾曲した反射面であり、前記切欠きの底の反対側の面が入射面であり、前記入射面が前記光源に対向していることを特徴とする電子機器。
【請求項6】
前記曲線状導光体の表面に複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記筐体の内側に設けられ、前記曲線状導光体及び前記光拡散部によって囲繞された撮像ユニットを更に備え、
前記撮像ユニットの撮像動作の際に前記光源が発光することを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−86889(P2010−86889A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−257121(P2008−257121)
【出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】