説明

有機物分解機

【課題】 発明の開示で述べた問題点を解決する為に、極めて少ない酸素を使う低温分解は、燃焼する装置とは基本的に異なり有害分質は作りません。よって現代社会がかかえる問題である、経済発展と共に上昇する公害の低減に貢献できるものであり、また現在、産業廃棄物の再利用では限界が有りますが、当装置では、有機物を自然に返す事が出来ます。よって廃棄物の減少に貢献できるものである。
【解決手段】 上記の問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、金属製の箱に磁気を帯びた外気の酸素を制限し、尚且つ内部温度を約350度に保つ事で燃焼では無く分解に変え、ダイオキシンの発生を制御し全体の体積を極限まで減らす事を要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記、酸素の制御を本体の排気を用いることで、酸素量の少ない気体を大量に得られる。よって請求項1より高能力の分解を促進させることを要旨としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、不要に成った有機物を無公害化し尚且つ質量を約300分の1にする技術と、副産物全てを有機農業の肥料及び殺虫に用いることが出来る構造体に関するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
近年、産業の発達と共に増える産業廃棄物等を、地球の温暖化につながるCOやダイオキシン等の有害科学分質を排出する焼却炉で、高温処理してきた為に現在から未来に到るまでの地球規模の破壊を続けています。
【課題を解決するための手段】
【0003】
上記の問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、金属製の箱に磁気を帯びた外気の酸素を制限し、尚且つ内部温度を約350度に保つ事で、燃焼では無く分解に変え、ダイオキシンの発生を制御し全体の体積を極限まで減らす事を要旨とする。
【発明の効果】
【0004】
以上で説明したようにこの考案では、有機物を燃焼では無く分解することにより二酸化炭素の排出量を極限まで減らし、化学物質を出さず質量を減らすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
この考案では、気体に磁推力を持たせ、密閉空間で循環させ有機物に属する物体の分子構造を水溶性物と粉末物の2種類に変化させ無公害化と容積を約300分の1の質量にするものである。
【0006】
また請求項2に記載の発明は、分解速度を加速するために、酸素の少ない排気を再利用する事により、より多くの磁推力を持った気体を作ることが出来るものである。
【実施例】
【0007】
以下、本発明の有機物分解装置実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
第1図は請求項1の考案にかかる構造体の一実施例の正面断面図を示す。aより分解したい有機物を入れ密閉してから、機械内温度を約350度に上げ、bより磁推力をもつ気体を入れcの矢印の方向に循環させ尚且つdの排気口圧力調整と水蒸気の排出を行うことと、eの底面にサラミック化した粉黛を溜めることができる。
【0009】
第2図は請求項2の考案にかかる構造体の一実施例の側面図を示す。aより排出された水蒸気状の気体をbの装置で水分を飛ばし、気体のみをcで外気と混合しdを通りeの帯磁機に大量尚且つ酸素の少ない気体を送り込み、処理能力を上げることができる。
【考案の効果】
【0010】
以上で説明したようにこの考案では、有機物を燃焼では無く分解することにより二酸化炭素の排出量を極限まで減らし、化学物質を出さず質量を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本考案の実施例にあたる本体正面の断面図である。
【図2】 本考案、請求項2の実施例にあたる本体側面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 本体正面の断面図
a、d 機具
b〜c 動作
2 本体側面図
a〜c、e 機具
d 動作

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄成分入り金属箱に不要に成った有機物を装入し、それを密閉し、磁気を帯びた酸素の極めて少ない気体を、循環させることを特徴とする分解装置。
【請求項2】
鉄成分入り金属箱に不要に成った有機物を装入し、金属箱に排気される気体を用いり密閉かつ圧力の加わった、磁気を帯びた酸素の極めて少ない気体を、より多く循環させることを特徴とする分解装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−194665(P2008−194665A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−64132(P2007−64132)
【出願日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(593162556)
【Fターム(参考)】