説明

有色領域を有する吸収性物品

有色領域を有する吸収性物品である。吸収性物品は少なくとも3つの有色領域を有する。有色領域は互いに離間配置される。有色領域のそれぞれが主軸を有する。有色領域のそれぞれの主軸は、吸収性物品の長手方向中心線上の共通焦点領域に向かって収束する。本明細書に記載したように配置される有色領域の目的は、奥行きの視覚的印象、例えば、優れた吸収性能をもたらすために吸収性物品が十分に厚いという奥行きの視覚的印象を創出することである。設計者は、薄くとも多量の流体を吸収できる高度な吸収性材料を採用することによって、高吸収能力を提供することができる。奥行きの視覚的印象を創出することによって、吸収性物品の設計者らは、より少ない材料を使用し、したがってより費用がかからず、なお厚さがあるように見える、吸収性物品を消費者に提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有色領域を有する吸収性物品を提供する。
【背景技術】
【0002】
吸収性物品の消費者の多くは、吸収性物品の貯蔵能力を吸収性物品の厚さと関連付ける。したがって、吸収性物品の設計者は、吸収性物品の着用者を保護するために十分な貯蔵能力を有する吸収性物品であると消費者が認識するよう、十分に厚い吸収性物品を創出することを望む。より厚い吸収性物品は吸収性物品を形成するためにより多くの原材料を要し、原材料費は、市場の供給側へのコストの有意な構成要素である。したがって、より厚い吸収性物品の消費者へのコストは、より薄い吸収性物品よりも、より厚い吸収性物品において高くなり得る。
【0003】
技術的な観点からは、材料性能の改善及び新材料の開発によって、これまでのより厚い吸収性物品世代のものと同じく効果的な、多くの場合、より効果的な、より薄い吸収性物品がもたらされてきた。にもかかわらず、いまだに一部の消費者は、より厚い吸収性物品のほうがより薄い吸収性物品より良い性能であり得ると信じている場合がある。これらの消費者に対処するために、消費者にとって求め易くなるように原材料の価格を十分に低く抑えながら、設計者は、より厚い吸収性物品を創出することを望んでいる。吸収性物品における原材料の質量の増加は消費者に吸収性物品のコストの増加をもたらす傾向があるので、吸収性物品の厚さを増すことは、これらの消費者に対処するための望ましい手段ではない場合がある。したがって、消費者は、特定の吸収性物品がもたらすであろう性能の信用と、金銭的節約への望みとを妥協せざるを得ない望ましくない立場に置かれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの制限を鑑み、消費者が求めやすい価格の吸収性物品にするために、吸収性物品の原材料費は増さずに、吸収性物品が優れた性能をもたらすであろうと消費者に信頼され、消費者から見て十分に厚い外観の吸収性物品のための、いまだ取り組まれていない要求がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
長手方向中心線と、長手方向中心線と直交する横方向中心線と、上面と、上面に対向する下面と、を有することができる吸収性物品を開示する。吸収性物品は、底面と、底面に対向して配置され、吸収性物品の上面に向いて上方に面した表示面とを有するトップシートを備えることができる。吸収性物品は、少なくとも3つの有色領域を備えることができ、有色領域がトップシートの表示面から目視することが可能であり、有色領域のそれぞれが周囲を有し、有色領域のいずれも、他の有色領域の周囲内に全体が位置することはない。有色領域のそれぞれが、最長寸法及び主軸を有することができ、最長寸法が、周囲上の2点間の最大直線距離によって画定され、主軸は最長寸法によって分離された周囲上の2点間にそれらを超えて延在する。有色領域を互いに離間して配置することができる。有色領域は約1より大きい縦横比を有することができる。有色領域のそれぞれの主軸は、長手方向中心線上の共通焦点領域に向かって収束する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】一点透視図法を採用した図。
【図2】二点透視図法を採用した図。
【図3】五点透視図法を採用した図。
【図4】有色領域を有する吸収性物品の概略平面図。
【図5】図4に印したように図4に図示した、吸収性物品の概略断面図。
【図6】有色領域を有する吸収性物品の概略平面図。
【図7】有色領域を有する吸収性物品の概略平面図。
【図8】有色領域を有する吸収性物品の概略平面図。
【図9】有色領域の代替実施形態を図示する、吸収性物品の概略平面図。
【図10】有色領域を有するタンポンの概略図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書で言及される「吸収性物品」としては、下着の股部に着用される生理用ナプキン、パンティライナー、おむつ、及び成人用失禁パッド/おむつが含まれる。「吸収性物品」としては、更にタンポンも含まれる。
【0008】
本明細書で言及される用語「色」としては、任意の原色、すなわち赤色、緑色、及び青色ならびにこれらの混合色からなる群から選択されるものが含まれ得る。本明細書で言及される用語「色」としては、白色、黒色、赤色、青色、紫色、橙色、黄色、緑色、藍色、及びそれらの任意の傾斜色(declination)又はそれらの混合色からなる群から選択される色が含まれ得る。
【0009】
本明細書で言及される用語「使い捨て」は、洗濯される、ないしは別の方法で吸収性物品として復元される又は再利用されることを意図しない吸収性物品、即ち、1回の使用後に廃棄し、可能であれば、リサイクルする、堆肥化する、ないしは別の方法で、適正な方法で処理することを意図する吸収性物品、を説明するために本明細書で用いられる。
【0010】
より厚みがあると知覚されるように作用する有色領域を提供できるパンティライナー及び生理用ナプキンの非限定的な例としては、オハイオ州シンシナティ所在のProcter & Gamble Company製のALWAYS(登録商標)Pantiliners with DriWeave(登録商標)(米国特許4,324,246号、同4,463,045号、及び同6,004,893号により製造されている)、ALWAYS(登録商標)Ultrathin Slender Maxi with Wings(米国特許4,342,314号、同4,463,045号、同4,556,146号、B1 4,589,876号、同4,687,478号、同4,950,264号、同5,009,653号、同5,267,992号、及びRe.32,649号により製造されている)、ALWAYS(登録商標)Regular Maxi、ALWAYS(登録商標)Ultra Maxi with Wings、ALWAYS(登録商標)Maxi with Wings、ALWAYS(登録商標)Ultra Long Maxi with Wings、ALWAYS(登録商標)Long Super Maxi with Wings、ALWAYS(登録商標)Overnight Maxi with Wingsが含まれる。
【0011】
図1は、一点透視図法として周知の芸術技法を採用して2次元画に3次元性を与えた風景芸術表現を示す。一点透視図法では、目目視者の視線と平行な線が、1つの消失点111に向かい、水平線に向けて収束する。図1では、消失点111は道路が水平線の向こうへ達するその道路の真上にある。道路と平行な右の家の基礎の線及び道路と平行な家の屋根の線は、それらの投射が消失点111に向かって収束するように配向されている。図1の図に透視図法を含めることは、図に奥行きを与え、図の前景すなわち家及び木が、図の背景すなわち水平線及びその水平線を越えていく道路のある場所よりも図の目目視者により近く見えるようにするものと考えられ得る。一点透視図法は、奥行きの印象を創出する強力なツールであり、2次元の芸術表現に視覚的な「厚み」を本質的に与える。
【0012】
図2は、二点透視図法として周知の芸術技法を採用して2次元画に3次元性を与えた風景芸術表現を示す。二点透視図法では、目目視者の視線と平行な線、すなわち図2に示したそれぞれの建物の側部の屋根及び基礎の線は、目目視者に対するそれらの線の位置に依存して、2つの消失点111に向かって収束する。図2では、その1つの角が目目視者に向かって呈されている左の構造物の消失点111は、水平線の近くの、図のずっと左寄りにある。同様に、その1つの角が目目視者に向かって呈されている右の構造物の消失点111は、水平線の近くの、図の右端の近くにある。
【0013】
図3は、五点曲線透視図法を採用して2次元画に3次元性を与えた図である。図3の5つの消失点111は、円の最上部の一点、円の最下部の一点、円の左側の一点、円の右側の一点、及び円の中心の一点である。画家が創出したいと望む所望の遠近感に依存して、3つ、4つ、及び6つを含め、その他の数の消失点111を使用することができる。
【0014】
図1、2、及び3で認識可能な1つの共通の特徴は、消失点に向かう方向に一般的に整列する長軸と、短軸を有するように描かれた物体への、図における奥行きの知覚が強まることである。例えば図1では、道路及び家の側部の外観上の奥行きが強調されている。図2では、建物の長い側部の外観上の奥行きが強調されている。図3では、背の高い矩形の平行六面体が消失点から中心に向かって外向きに放射しているように見える。
【0015】
透視図法を用いる画家の目的は、2次元画に奥行きを与えることである。2次元のキャンバスに描画する又は彩色画する画家のように、吸収性物品の設計者は概して平面である構造物に取り組んでいる。すなわち、典型的な吸収性物品では、吸収性物品の平面の範囲は、吸収性物品の厚さよりも実質的に大きい。理論に束縛されずに、芸術及び透視図の基本的原則を伴う形である図1、2、及び3にあるような形を有する有色領域を使用して、吸収性物品が優れた性能をもたらすために十分に厚いという視覚的印象を与える吸収性物品を創出することができると考えられる。厚さの視覚的印象は、採用される形によって作り出される奥行き感に依存する可能性がある。そのような有色領域を採用することによって、設計者は、使用される原材料の量を低減し、消費者が負担するコストを最低限に維持しながらも、厚く見える吸収性物品を創出することができる。そのような提案は、吸収性物品に多量の流体を吸収させる一方でなお吸収性物品及びその材料をこれまでの世代の吸収性物品に対して比較的薄くすることを可能にする、吸収性物品に採用可能な多様な比較的安価な高度な材料があることを鑑みると、魅力的である。高内相エマルション発泡体、発泡吸収性ゲル材料、粒子状吸収性ゲル材料、及びキトサンを含む高度な材料は、少量の吸収性材料中に非常に多量の流体を吸収することができる。そのような材料を用いて、設計者は、多量の流体を吸収できる概して薄い吸収性物品を結果的にもたらす低坪量の材料及び低体積の材料を使用することができる。
【0016】
図4は、長手方向中心線L、長手方向中心線Lに直交する横方向中心線Tを有する吸収性物品10を図示する。吸収性物品10は、上面13、下面、2つの離間配置された長手方向側端部110、及び2つの離間配置された横方向端部120を有する。吸収性物品10の上面13は流体透過性であってよい。吸収性物品10の上面13は、着用されたときに上面13が着用者の身体の方を向くように、吸収性物品の身体に面する表面であってよい。吸収性物品10は、機械方向MD及び機械横方向CDを有する。吸収性物品10は、着用者の下着に吸収性物品を折り巻いて固定するため大きさが決められ、寸法取られ、配置された、一対のフラップ130を有することができる。フラップ130は、1つのフラップ130がそれぞれの長手方向側端部110から横向きに延出するようにして接合点132で本体部分42に付随させることができる。主本体部分42は、MD−CD平面における主本体部分42の面積である主本体部分面積44を有する。
【0017】
吸収性物品10は、底面と、底面に対向して配置された表示面28とを有するトップシートを備える。表示面28は吸収性物品10の上面13に向かって上方に面する。
【0018】
吸収性物品10は、少なくとも3つの有色領域40を更に備える。有色領域40は、トップシート25の表示面28から目視することが可能である。それぞれの有色領域40は周囲12を有し、有色領域40のいずれも、他の有色領域40の周囲12内に全体が位置することがないように配置される。
【0019】
それぞれの有色領域40は、最長寸法60及び主軸70を有する。最長寸法60は、有色領域40の周囲12上の2点間の最大直線距離によって画定される。主軸70は、最長寸法60によって分離された周囲12上の2点間にそれらを超えて延在する。それぞれの有色領域40に特有の最長寸法60及び主軸70がある必要はない。すなわち、有色領域は互いに等しい2つ以上の最長寸法60及び対応する主軸70を有することができる。それぞれの有色領域40は、約1より大きい縦横比を有することができる。有色領域40の縦横比は、有色領域40の最長寸法60と最大幅90の比である。有色領域40の幅90は、有色領域の主軸70に対して直交して測定される。有色領域40の幅90は、有色領域40の主軸70に沿って変動することができる。
【0020】
それぞれの有色領域40の主軸70は、長手方向中心線L上の共通焦点領域80に向かって収束することができる。焦点領域80は、図1〜3に示した芸術表現における消失点111のようなものであり、奥行きの視覚的印象はこの位置から広まる若しくはこの位置に向かって延びる。焦点領域80は、吸収性物品10の見かけ上の奥行きが始まる全体的な面積又は単一の点であることができる。焦点領域80は、長手方向中心線Lを中心に対称な領域であることができる。焦点領域80は、MD−CD平面にある焦点領域の面積である焦点領域面積82を有することができる。焦点領域面積82は、主本体部分面積44の約3%未満であってよい。焦点領域面積82は、主本体部分面積44の約1%未満であってよい。焦点領域面積82は、主本体部分面積44の約8%未満であってよい。焦点領域80は、長手方向中心線Lと横方向中心線Tの交差点であってよい。
【0021】
焦点領域80は、有色領域40の主軸70の交差点を境界とする全体的エリアであってよい。焦点領域80は、各有色領域40の主軸70が単一の点で相互に交差する場合、単一の点であってよい。焦点領域80は、有色領域40がどのように配列され、目視者の脳がどのように画像を解釈するかに依存して、目視者に最も近く見える領域か、目視者から最も遠くに見える領域の、いずれかであってよい。焦点領域80は、吸収性物品10に最も深く埋め込まれたように見える大まかな領域であってよい。焦点領域80は、吸収性物品の最も厚い部分であるように見える大まかな領域であってよい。焦点領域80は、各有色領域の主軸70を長手方向中央線Lに向けて投射し、2つの主軸70が交差するそれぞれの位置を特定することによって特定することができ、交差点が焦点領域80の大まかな境界である。
【0022】
ここで説明したように配列された有色領域40は、優れた性能をもたらすために吸収性物品が十分に厚いという視覚的印象を創出するように作用すると考えられる。理論に束縛されずに、約1より大きい縦横比と、焦点領域を中心に配備された主軸70と、を有する有色領域40を採用して、概して薄く平らな吸収性物品を比較的厚い吸収性物品であるという視覚的印象を有するものとして作製することができる。例えば、目視者に対して、図4の焦点領域80は吸収性物品のMD−CD平面より上にあるように見えることが可能である。そのような視覚的印象を創出することによって、吸収性物品の設計者は、消費者にとってより費用のかからない、厚く見え得る、より少ない材料を使用する吸収性物品を消費者に提供できることが可能になる。設計者は、薄くても多量の流体を吸収できる高度な吸収性材料を採用することによって、高吸収能力を提供することができる。したがって、着用者にとってより快適であると考えられ、より費用のかからない、より薄い吸収性物品10を消費者に提供することができ、消費者はなお、吸収性物品10の見かけ上の厚さによって吸収性物品10が高吸収能力であると知覚することができるであろう。
【0023】
図4の有色領域40の形は、図1〜3のものと類似している。例えば、図4の有色領域40は、図1に示した道路と整列した家の側部の形、図2の建物の側部、及び図3の矩形平行六面体の長い側部と類似している。理論に束縛されずに、吸収性物品10の表示面28から目視することが可能である焦点領域80を中心に配置された、図1〜3に図示されたものと類似した形は、そのような有色領域40が提供されていない吸収性物品10と比べて、吸収性物品10を見かけ上厚く見せることができる奥行きの視覚的印象を創出するように作用する。
【0024】
吸収性物品10は、吸収性コア20を備えることができる。吸収性コア20は、トップシート25とバックシート15との間に、トップシート25に面した関係で配置することができる。吸収性物品10は、背景領域50を有することができる。有色領域40及び背景領域50は、トップシート25の表示面28から目視することが可能である。
【0025】
有色領域40及び背景領域50の色は、色のL値、a値、及びb値により、反射分光光度計によって測定することができる。L値、a値、及びb値は、吸収性物品10の周囲12の内側寄りのトップシート25の表示面28から測定することができる。有色領域40と背景領域50の色差は、吸収性物品10の周囲12の内側寄りのトップシート25の表示面28上の第1の位置100及び第2の位置110で測定することができる。第1の位置100及び第2の位置110は、MD−CD平面における吸収性コア20の最大横範囲内に完全に存在することができる。例えば、第1の位置100は有色領域40内にあってよく、第2の位置110は吸収性物品10の背景領域50内で測定することができる。
【0026】
背景領域50は白色であってよく、少なくとも90のL値、0±2に等しいa値、及び0±2に等しいb値を有する色として更に定義される。背景領域50の色は、その構成材料と異なる色を背景領域50に提供するために、それに対するいかなる追加的なプロセスもなくその構成材料によって決定されることができる。
【0027】
有色領域40は互いに離間して配置されてよい。すなわち、有色領域40は、1つの有色領域40の周囲12が、他の有色領域40の周囲12と重ならないように配置することができる。
【0028】
有色領域40は、各有色領域の幅90が焦点領域80からの距離の減少とともに概して減少するように設計することができる。
【0029】
図5は、図4に印した断面の概略図である。図5に図示するように、吸収性物品10は上面13に対向するより低い面14を有する。トップシート25の表示面28に対向する、トップシート25の底面27も図示されている。
【0030】
図6は、有色領域のそれぞれの幅90が、焦点領域80からの距離の減少とともに概して増す実施形態の略図である。この構成では、各有色領域40のそれぞれの主軸70を共通焦点領域80で互いに収束させることによって、吸収性物品10が、同じ厚さを有するが有色領域40を有さない吸収性物品よりも厚く見えると考えられている。図6の有色領域40は、図1の道路及び図2の建物の側部のような形である。そのような形を有することによって、有色領域40の形が見た目の奥行きを示す及び/又は付加するものとして目視者の脳に解釈されると想定される。
【0031】
所望の視覚的な効果に依存し、有色領域40のそれぞれの有色領域面積46は、主本体部分面積44の約1%より大きくてもよい。有色領域面積46は、MD−CD平面における有色領域40の面積である。着用者の下着に吸収性物品10を巻いて固定するためのフラップ130を有する吸収性物品では、主本体部分42はフラップ130を含まない。同様に、主本体部分面積44は、MD−CD平面にフラップの面積を含まない。
【0032】
有色領域40は、多様な構成で配置され得る。例として、図4及び6のように、例えば、少なくとも2つの有色領域40を横方向中心線Tに平行な線の両側上に配置することができ、少なくとも2つの有色領域を長手方向中心線Lの両側上に配置することができる。そのようなやり方で有色領域40を離間して配置することによって、奥行きを創出する有色領域40の視覚的効果が強まると考えられる。
【0033】
色差は、L値、a値、及びb値を用いて、式ΔE=[(L.−L+(a.−a+(b−b1/2により計算することができる。式中、等式の「X」は第1の位置100又は第2の位置110を表し得る。Yは、第1の位置100又は第2の位置110を表し得る。X及びYは、同時に同じ2つの測定位置であるべきでない。還元すれば、X≠Yである。ここでの計算で、「X」及び「Y」の値は、表示面28上の測定された同じ位置から導かれるべきでない。
【0034】
有色領域40と背景領域50の色差(ΔE)は、少なくとも3.5であってよい。有色領域40と背景領域50の色差は、少なくとも約6であってもよい。
【0035】
本明細書の一実施形態において、有色領域40は、トップシート25と吸収性コア20との間に配置されるインサートであってもよい。他の実施形態では、有色領域40がトップシート25の一部を形成することができる。他の実施形態では、有色領域40はトップシート25の底面27の一部を形成することができる。他の実施形態では、有色領域40は、吸収性コア20の一部を形成することができ、それによって有色領域40はトップシート25の表示面28から目視することが可能である。あるいは、有色領域40はトップシート25の下に配置されたインサート上又は多重層インサート上にあり得る。インサートは、トップシート25と吸収性コア20との間にあってよく、吸収性であっても非吸収性であってもよい。
【0036】
トップシート25の表示面28から有色領域40が容易に見えるようにできる、あらゆるトップシート材料が好適である。例えば、成形フィルム材料、不織布、又はこれらの組み合わせが好適である。
【0037】
図7及び8は、多様な形を有する有色領域40を有する実施形態を図示する。これらの実施形態のそれぞれにおいて、有色領域40は、そのような有色領域40を有さない吸収性物品10よりも厚く見える吸収性物品10となるようにせ成形され、構成される。図7及び8における有色領域40は、有色領域40の主軸70が細長い形であり、長手方向中心線Lと横方向中心線Tの交差点の近くの共通領域で互いに収束していることにおいて、図3の有色領域と類似したやり方で構成されている。図3の矩形平行六面体の側部もまた、細長い形であり、その長軸は中心焦点111の近くの共通領域の周囲に配向される傾向がある。図7及び8の有色領域40のような緩やかな輪郭の周囲形でさえも、厚み及び/又は深さの知覚に与える効果は同じであり得る。
【0038】
色を有していると目視者が知覚するエリアを提供するために、グラフィックアートで周知の任意のアプローチによって有色領域40に色を提供することができる。例えば、有色領域40は、図9に図示したような、曲線、直線、又は曲線部分と直線部分の組み合わせである線を近い間隔に離間配置した複数の線200を備えることができる。色を有していると知覚されるエリアを創出するための他のアプローチは、点刻模様のような、接近して離間配置された複数の点210によって有色領域40を形成することである。色を有していると知覚されるエリアを創出するための他のアプローチは、色の印象を与えるのに十分な細かさの平行線模様220によって有色領域40を形成することである。実際には、線200、点210、平行線模様220、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるものを含む(ただし限定せず)、接近して離間配置された複数のグラフィック要素230は、色を有すると目視者によって知覚される有色領域40をもたらすことができる。
【0039】
代替実施形態では(一例を図10に図示)、吸収性物品10は挿入端部305、引き出し端部310、長手方向軸L、及び長手方向軸Lを中心とした円形表面330を有する圧縮された吸収性部材300を備えることができる。吸収性物品10は、外表面335を備える。外向きの表面335は、表示面28であってよい。外面335は、長手方向軸Lから離れて配向される圧縮された吸収部材300の表面であってよい。
【0040】
吸収性物品10は、更に、少なくとも3つの有色領域40を備えることができる。有色領域40が吸収性物品10の表示面28から目視することが可能である。図10に図示した実施形態は、当業者が一般にタンポンと称するものである。有色領域40は、圧縮された吸収性部材300の一部であってよい。
【0041】
吸収性物品は、所望により、図10に図示したような圧縮された吸収性部材300の円周面330を実質的に覆うオーバーラップ320を更に備えることができる。存在する場合、オーバーラップ320は内側表面340と、内側表面340に対向する外側表面350とを有する。内側表面340は吸収性部材300に向いて配向されており、外側表面350は表示面28であってよい。有色領域40は、オーバーラップ320の外側表面350又は内側表面340のいずれかの一部であってよい。有色領域40はオーバーラップ320の一部であってよい。有色領域40は、オーバーラップ320と圧縮された吸収性部材との間のインサート(これは吸収性でも非吸収性でもよい)の一部であってよい。
【0042】
圧縮された吸収性部材300は、吸収性タンポンに使用するのに好適な任意の材料であってよく、セルロース、発泡体、及びポリオレフィン不織材料が含まれるが、これらに限定されない。オーバーラップは、例えば、ポリオレフィン不織布ウェブ又は織布ウェブ、ガーゼ、又は同類の材料であってよい。
【0043】
有色領域40と、有色領域40の外側の吸収性物品10の一部分若しくは背景領域50との色差は、目視検査又は下記のような分析法によって判定することができる。下記のような分析法は、無地の有色領域及び接近して離間配置されたグラフィック要素230を備える実施形態に対して実用的であり得、当業者はこの分析法を適用することができる。接近して離間配置された複数のグラフィック要素230を備える有色領域40について、正常な色認知視力を有する人である目視者が30cmの距離から100ワットの白熱電球の下で有色領域40を有する吸収性物品10を観察した視覚的印象を用いて、吸収性物品が有色領域40を有するかどうかを判定することができる。
【0044】
分析法−Hunter Color
本発明による吸収性物品の材料の暗度/明度を定めるために使用可能な色彩スケール値は、広く容認されているCIE LABスケールであってもよい。Hunter Color反射率計を用いて測定を実施できる。このシステムの完全な技術的説明は、R.S.Hunter,「photoelectric color difference Meter」,Journal of the Optical Society of America,Vol.48,pp.985〜95,1958による記事に見出すことができる。Hunterスケールで色を測定するために特別に設計された装置が、米国特許第3,003,388号(Hunterら、1961年10月10日発行)に記載されている。一般に、Hunter Color「L」スケール値が、光反射率測定値の単位であり、より明るい色の材料が、より多くの光を反射するため、値が高い程、色は明るい。具体的には、Hunter Colorシステムでは、「L」スケールは100の等しい単位区分を含む。絶対的な黒色がスケールの最低値(L=0)であり、絶対的な白色がスケールの最高値(L=100)である。故に、本発明による吸収性物品において使用される材料のHunter Color値の測定では、「L」スケール値が低い程、材料は暗くなる。本明細書の吸収性物品、したがって吸収性物品が作製される材料は、本明細書で定義されたL Hunter値に合致する限り、任意の色であってよい。
【0045】
色は、人の目に知覚される全ての色を数値コードに変換した、国際的に認められた3D色実線図により測定することができる。CIE LABシステムはHunterのL、a、及びbと類似しており、3つの寸法、具体的にはL、a、及びbに基づく。
【0046】
このシステムにしたがって色を規定した場合、Lは明るさを表し(0=黒色、100=白色)、a及びbは独立にそれぞれ2つの色軸を表し、aは赤色/緑色軸(+a=赤色、−a=緑色)を表し、bは黄色/青色軸(+b=黄色、−b=青色)を表す。
【0047】
色は特有のΔE値(何らかの基準又は参照との色差)によって識別され得、次の等式により数学的に表わされる。
ΔE=[(L.−L+(a.−a+(b−b1/2
「X」は、基準又は参照サンプルを表す。基準又は参照サンプルは、「白色」サンプル又は「有色」サンプルであってよく、例えば、1つの有色シェードを他の有色シェードと比較する。例えば、背景領域50を基準参照サンプル「X」とすることができ、有色領域40を変異型「Y」と見なすことができる。
【0048】
ここで考慮される三刺激色値及びΔEは、関心材料(例えば、表示面28の観察により可視の有色領域40及び背景領域50)で測定可能であると理解されたい。
【0049】
Hunter色彩計は、検出器に反射されるサンプルからの入射光の量(百分率)を定量的に判定する。この計器はまた、反射光の分光含有量の分析もできる(例えば、サンプルにどれだけ緑が含まれているか)。Hunter色彩計は、3つの値(L、a、b及び、合計色であるΔE)を提示する。L値は、標的とするサンプルから反射されて検出器に当たる反射(ソース)光の百分率である。光沢のある白色のサンプルはほぼ100のL値を生じ、一方、暗い黒色のサンプルは約0のL値を生じる。a及びb値は、サンプルの分光情報を含む。プラスのa値は、サンプル中に含まれる緑の量を示す。
【0050】
有色領域40及び背景領域50を測定するためにLab Scan XE 45/0幾何学計器を用いて試験することが可能である。CIE Labスケール2℃のHunter Colorを測定することができる。ポートの直径は、色の測定が行われる面積に基づいて選択され、ポートのサイズは、色の測定が行われる面積より小さい面積の観察ができる利用可能な最大のポートのサイズである。直径0.51cm(0.2インチ)のポートを使うことができる。1.27cm(0.5インチ)の面積の観察ができる直径1.78cm(0.7インチ)のポートを使用することができる。計器の使用前に、計器の製造業者が提供した基準白黒タイルを用いて計器の検量を行う。
【0051】
パッドトップシート外観の色帯測定
本発明のL、a、及びb値の測定には、業界認定規格手順を用いる。トップシートの色は、ASTM E 1164−94の「Standard Practice for Obtaining Spectrophotometric Data for Object−Color Evaluation」(対象物の色彩評価のための分光光度データ入手のための規格技法)にしたがった反射分光光度計を用いて測定する。この規格の方法に従うが、明確さのために、特定の計器設定及びサンプリング手順をここに記す。サンプルの色は、ASTM E 1164−94及びASTM D2264−93の6.2項に規定されているCIE 1976色彩座標規格の値により報告され得る。これには3つの値が含まれ、Lはサンプルの「照度」を測定し、aは赤色度又は緑色度を測定し、bは黄色度又は青色度を測定する。
【表1】

【0052】
設備の準備
1.分光光度計が以下の構成であることを確認する。
照明........C型
標準オブザーバ...2°
外形........45/0°測定角
ポート直径.....色彩測定を行う面積に基づいてポート直径を選択する。
表示面積......色彩測定を行う面積に基づいて選択される。
UVフィルター:標準
2.いかなる試験を開始する前に、製造業者の指示に従い、計器とともに供給された黒色及び白色の基準タイルを使用して、分光光度計を検量する。
【0053】
サンプルの調製
1.包装を取り外し、製品又はパッドサンプルを開き、身体に向く面の色に接触せず、変更しないようにして、平らに寝かせる。
2.測定には、以下を含む製品表示面上のエリアを選択すべきである。
・表示面の背景領域。
・表示面の有色領域。
・表示面のうち、有色領域と異なる目視又は測定可能な色を有する他の任意の部分。エンボス加工されたチャネル及び折り目は適正な結果を歪める場合があるので測定区域に含めるべきでない。2つのシェード部分の境界を重ねた測定はすべきでない。
【0054】
試験手順
1.計器製造業者の指示に従ってハンター色彩計を作動する。
2.吸収性物品は、計器の開口を覆うように平らに寝かせて測定すべきである。白色タイルをパッドの後ろに配置すべきである。
3.吸収性物品の長手方向を計器に対して垂直に配置すべきである。
4.少なくとも3つの反復試験サンプルについて、上記の選択された同じ区域を測定する。
【0055】
計算報告
1.報告された結果が真にCIE L、a、bであることを確認する。
2.L、a、b値を0.1単位で記録する。
3.測定した各区域の平均L、a、b値を取る。
4.有色領域と背景のΔEを計算する。
【0056】
光に対する人の感度
深緑色の照度に対する人の感度閾は約1.0ΔEである。深緑色では、a及びbのみが変わった場合、人の感度は2.4ΔEである。本明細書の吸収性物品(例えば、生理用ナプキン)のコンテクストにおいては、2未満のΔEの場合、多くの人に色差が見えない可能性がかなり高い。この感度は、次の参考文献に記載されている。「The Measurement of Appearance」,by Hunter and Harold,2nd edition,1987,(ISBN 0−471−83006−2)。
【0057】
Hunterの著書の第4章は人の色彩感覚について、第9章は色彩スケールについて、説明している。横に並べて比較することによって、人は最高500万から1000万もの異なる色を差別化することができる。1940年代に、MacAdamという研究者が人の色度差別化実験を行った。彼は、感度の閾を発見し、それらが色に依存することを示した。Brown及びMacAdamによる後の研究で、先の色彩スケールと併用する、人の感度に関する対数の照度スケール次元が考案された。3.5以上のΔEは、見かけ上の奥行きの効果をもたらすために十分な有色領域の定義を提供することができる。しかし、ΔEが約1ほどまで小さくとも、奥行きの知覚をなお提供するように作用場合は、このΔEもまた、本明細書で企図及び包含される。
【0058】
すでに言及したように、有色領域40と背景領域50の間の色差は、少なくとも3.5である場合がある。有色領域40と背景領域50の色差は、少なくとも6である場合がある。
【0059】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうしたそれぞれの寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
【0060】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用される全ての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。更に、本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいて、本書においてその用語に与えられた定義又は意味が適用されるものとする。
【0061】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の書類名特許請求の範囲で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向中心線と、前記長手方向中心線と直交する横方向中心線と、上面と、前記上面に対向する下面と、を有する吸収性物品において、
底面と、前記底面に対向して配置され、前記吸収性物品の前記上面に向いて上方に面した表示面とを有するトップシートと、
少なくとも3つの有色領域と、を備え、
前記有色領域が前記トップシートの前記表示面から目視することが可能であり、前記有色領域のそれぞれが周囲を有し、前記有色領域のいずれも、他の有色領域の周囲内に全体が位置することはなく、
前記有色領域のそれぞれが、最長寸法及び主軸を有し、前記最長寸法が前記周囲上の2点間の最大直線距離によって画定され、前記主軸が前記最長寸法によって分離された前記周囲上の2点間にそれらを超えて延在し、前記有色領域が互いに離間配置され、
前記有色領域のそれぞれが約1より大きい縦横比を有し、
前記有色領域のそれぞれの前記主軸が前記長手方向中心線上の共通焦点領域に向かって収束する、吸収性物品。
【請求項2】
前記有色領域のそれぞれが、前記有色領域の前記主軸に対して直交して測定される幅を有し、前記幅が、前記焦点領域からの距離の減少とともに概して減少する、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記有色領域のそれぞれが、前記有色領域の前記主軸に対して直交して測定される幅を有し、前記幅が、前記焦点領域からの距離の減少とともに概して増加する、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記吸収性物品が、2つの離間配置された長手方向側端部と、2つの離間配置された横方向端部と、を有し、前記吸収性物品が、前記2つの離間配置された長手方向側端部と前記2つの離間配置された横方向端部とによって画定される主本体部分を有し、前記主本体部分が、前記長手方向側端部と前記横方向端部とを境界とする主本体部分面積を有し、前記有色領域のそれぞれが前記主本体部分面積の約1%より大きい有色領域面積を有し、前記有色領域面積の合計が前記主本体部分面積の約6%より大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記焦点領域が、前記長手方向中心線に関して対称である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記吸収性物品が、2つの離間配置された長手方向側端部と、2つの離間配置された横方向端部と、を有し、前記吸収性物品が、前記2つの離間配置された長手方向側端部と前記2つの離間配置された横方向端部とによって画定される主本体部分を有し、前記主本体部分が、前記長手方向側端部と前記横方向端部とを境界とする主本体部分面積を有し、前記焦点領域が焦点領域面積を有し、前記焦点領域面積が前記主本体部分面積の約3%未満である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記有色領域の少なくとも2つが、前記横方向中心線と平行な線の両側に配置され、前記有色領域の少なくとも2つが、前記長手方向中心線の両側に配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項8】
前記焦点領域が一つの点である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項9】
前記焦点領域が前記横方向中心線上にある、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項10】
前記吸収性物品の前記表示面で測定される、有色領域と有色領域の外側の前記吸収性物品の一部分との色差が、式ΔE=[(L.−L+(a.−a+(b−b1/2によってL値、a値、及びb値を用いて計算され、有色領域と有色領域の外側の前記吸収性物品の一部分との色差が、少なくとも約3.5である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項11】
前記吸収性物品の前記表示面で測定される、有色領域と有色領域の外側の前記吸収性物品の一部分との色差が、式ΔE=[(L.−L+(a.−a+(b−b1/2によってL値、a値、及びb値を用いて計算され、有色領域と有色領域の外側の前記吸収性物品の一部分との色差が、少なくとも約6である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項12】
前記吸収性物品が、前記トップシートに面した関係にある吸収性コアを備え、前記有色領域が前記吸収性コアの一部である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項13】
前記有色領域が前記トップシートの一部である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項14】
前記吸収性物品が、前記トップシートに面した関係にある吸収性コアを備え、前記有色領域が前記トップシートと前記吸収性コアとの間のインサートの一部である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項15】
前記有色領域が、前記トップシートの前記底面の一部である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2011−519672(P2011−519672A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508555(P2011−508555)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/042194
【国際公開番号】WO2009/137311
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】