説明

板状部品積層接着装置

【目的】 板状のパーツをその厚さ方向に一定の数だけ積層して接着する作業を自動化し、生産性を高める。
【構成】 パーツフィーダー10と供給機構2とが共に駆動し、パーツフィーダー10から一定の姿勢で供給機構2へ順次送られたパーツaがスクリューシャフト21の溝に沿って搬送され、スライダー71の凹部72に並べられる。このスリダー71が右方向にスライドし、並べられたパーツaが搬送ドラム41のピン45、46の間に挟持される。続いて、搬送ドラム41の間欠回転に伴い、ピン45、46の間に挟持されたパーツaが順次送られ、その間に整列され、接着され、排出される。搬送ドラム41が30°ずつ回転する度に、これら各ステーションでの動作が同時に進行し、所定の数の積層されたパーツaが順次接着される。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状のパーツをその厚さ方向に積層して、接着剤により接着する装置に関し、特に自動化に適した板状部品積層接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、円板形のパーツaの周面にネジを切る場合、細径で薄い円板状のパーツaではそのままネジを切ることができないので、図12で示すように、パーツaを軸方向に積層し、固定した状態でネジ切り装置にかけ、その周面にネジを切ることが行なわれている。従来、このような目的でバルク状の円板形のパーツを積層して固定する場合、パーツをその厚さ方向に並べることができる溝を有する治具を用い、前記溝の中でパーツを並べ、それらに瞬間接着剤を塗布し、接着後、一定の個数毎に分離するという手段がとられていた。
【0003】しかしながら、このような従来の手段では、円板状のパーツを並べたり、接着後のパーツを一定の数毎に分離するのに時間と人手がかかる。また、積層したパーツがずれたり、間隔が離れてしまう等、積層状態にばらつきが生じ易く、また接着剤の塗布量や塗布位置等、接着状態にもばらつきが生じ易い。このため、作業時間がかかり、加工不良も発生しやすいことから、生産性が低いという課題があった。そこで本発明は、前記従来技術の課題に鑑み、板状のパーツをその厚さ方向に一定の数だけ積層して接着する作業を自動化するのに適し、しかもその作業が能率よく行える板状部品積層接着装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、前記の目的を達成するため、板状のパーツaをその厚さ方向に積層して、接着剤により接着する装置であって、前記パーツaを一定の方向に整列して1つずつ順次供給するパーツフィーダー10と、該パーツフィーダー10により供給されたパーツaをその厚さ方向に送る供給機構2と、該供給機構2から送られてくるパーツaを複数個だけ積層し、整列した状態でその径方向に取り出す機構と、取り出した複数個の積層状態のパーツaを両側から挟持し、搬送する搬送ドラム41と、該搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置された積層状態のパーツaを一列に整列する整列手段と、該整列手段の後の搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置され、パーツaの積層方向に沿って接着剤の吐出端が移動する接着剤吐出用のノズル61と、該ノズル61より後の搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置され、積層状態のパーツaを開放して排出する排出部とを備えることを特徴とする板状部品積層接着装置を提供する。
【0005】
【作用】前記装置において、パーツフィーダ10から板状のパーツaが順次1つずつ一定の姿勢で供給機構2に送られたパーツaは、同供給機構2によりその厚さ方向に並んだ状態で所定の数がその径方向へ送られ、搬送ドラム41側で両側から挟持され、搬送される。この搬送ドラム41によるパーツaの搬送経路には、同パーツaを整列する整列手段が配置されているため、まずそこでパーツaが一列に整列される。続いて、接着剤吐出用のノズル61が移動しながら、接着剤を吐出し、挟持された積層状態のパーツaの側面に接着剤が塗布され、積層されたパーツaを接着する。その後さらに、排出部においてパーツaが開放され、排出される。このようにして、順次一定の数のパーツaが積層され、かつ接着される。搬送ドラム41では、前記の整列、接着、排出及びその他の工程が、積層された各々の組のパーツaについて同時に行なわれるため、工程サイクルの速い装置が構成できる。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例について詳細に説明する。図1に本発明の実施例による板状部品積層接着装置の全体概要が示されている。同図において、10は基台の上に設置されたパーツフィーダーであり、2はこのパーツフィーダー10からパーツaの供給を受ける供給装置である。パーツaをバルク状に収納したホッパー12側からパーツaがランダムに供給され、これがパーツフィーダー10で整列され、一定の方向に配列されて、供給機構2に順次送られる。13は、パーツフィーダー10のシュート11と、供給機構2との間にパーツaが存在するか否かを感知するセンサーであり、このセンサー13がパーツaを感知するとパーツフィーダー10の運転が停止され、パーツaを感知しないと、パーツフィーダー10の運転が開始される。
【0007】図示の供給機構2は、前記パーツaが収納される溝を螺旋状に形成したスクリューシャフト21をステッピングモーター22で間欠回転する形式のスクリューフィーダーからなり、図2に示すように、前記パーツフィーダー10のシュート11からこのスクリューシャフト21の溝に落し込まれたパーツaは、一対のガイド23、23の間を紙面上手前(図1において下方)へ送られる。
【0008】図1において整列部3の下側には、固定ベース73が配置され、その上にスライダー71が配置され、このスライダー71がエアシリンダー77で図1において左右にスライドされるようになっている。この部分を詳細を図3、図4及び図7に示す。図7から明かなように、スライダー71には、前記パーツaが一列にのみ通過することができる凹部72が前記スクリューシャフト21の中心軸と平行に形成され、その下方に開いた底部は固定ベース73で閉じられている。また、固定ベース73の右端には、V字形の溝74が前記凹部72と平行に形成され、この溝74は、後述する搬送ドラム41のピン45、46が通過する間に配置されている。スライダー71は、図7において左右に往復移動し、これによって前記凹部72が、スクリューシャフト21によるパーツaの搬送経路の延長線上と前記固定ベース41の溝74の上との間を往復する。
【0009】図3に示されたように、前記供給機構2のスクリューシャフト21によるパーツaの搬送経路の延長線上に受け棒5が配置され、この受け棒5は基台1に固定されたブッシュ82にスライド自在に貫通し、その一端側にストッパ83が設けられている。このストッパ83にエアシリンダー81のプランジャーが当り、同エアシリンダー81の動作によって、受け棒5の他端がスライダー71の凹部72に挿入される。前記エアシリンダー81のプランジャーが後退した状態で、受け棒5の軸方向に図3において下方の負荷がかかると、ブッシュ82から適当な摺動抵抗を受けながら受け棒5がスライドする。そして、受け棒5の先端面が、前記凹部72の開口端面にくると、ストッパ83がエアシリンダー81側に当たって、受け棒5がそこで停止する。
【0010】図1及び図3に示すように、前記スライダ71のスライドする先側、すなわちこれらの図において右側に搬送ドラム41が配置されている。この搬送ドラム41は、一対の円盤状の側板42、43を平行に配置し、これをステッピングモーター52により、図4及び図5において矢印方向に30°間隔で間欠回転させるものである。前記側板42、43の対向する内側面には、積層されたパーツaを挟持するためのピン45、46が回転中心の回りに60°間隔で対向して突設されている。このうち、側板41側から突設されたピン45は、固定であるが、他方の側板43側から突設されたピン46は、同側板43をスライド自在に貫通している。
【0011】図6、図8、図10、図11からわかるように、側板43の外側面には、前記ピン46の位置に対応してL字形のピン受78が設けられ、ピン46の側板43から外側に突出した部分は、このピン受78にスライド自在に挿入され、さらにその先端にフランジ77が設けられている。ピン46のピン受78と側板43との間の部分にフランジ状のストッパ79が固定されており、このストッパ79とピン受78との間にバネ80が係装されている。このバネ80によって前記ストッパ79が押され、ピン46の先端が側板43の内側に突出するようになっている。
【0012】図5に示すように、前記側板43の外側面には、後述するようにパーツaを排出する位置からパーツaの挟持を開始する位置までの間に、前記ピン46のフランジ77を案内するガイド49が設けられている。図6に示すように、このガイド49は、コ字形の断面を有し、バネ80に抗してピン46の先端を側板43の内側面から引き込むようフランジ77を保持し、案内するものである。
【0013】さらに、このガイド49の始点と終点側には、ピン46のフランジ77を受けるコ字形のフランジ受76、76と、このフランジ受76、76を側板43の厚さ方向に駆動するエアシリンダー47、48とが設けられている。すなわち、図8に示すように、パーツaの挟持を開始するガイド49の終点側において、フランジ受76が同図に示す位置にあるとき、搬送ドラム41が回転するのに伴い、ガイド49の中を通ってくるフランジ77がフランジ受76で受けられる。その後、エアシリンダー47の動作により、フランジ受76を図8において左側に押し出すと、ストッパ79が側板43の外側面に当たるまでピン46が矢印で示すように側板43の内側に突出させられる。その後、搬送ドラム41がさらに回転すると、フランジ77がフランジ受76から抜け、ピン46がバネ80の弾力で側板43の内側に突出した状態のまま、その先に進行する。
【0014】このような構成は、ガイド49の始点側となるパーツaを排出する位置側でも同様である。図11において、フランジ受76を右側に保持しておくと、搬送ドラム41の回転に伴い、手前から移動してくるフランジ77がコ字形を呈したフランジ受76に受けられる。その後、エアシリンダー48の作動により、フランジ受76を図11に示す位置まで左方向に移動させると、ピン46の先端は、矢印で示すようにバネ80の弾力に抗して側板43の内側面から引き込まれる。その後、搬送ドラム41がさらに回転すると、フランジ77がフランジ受76から抜けると同時に、図6で示すようにガイド49の中に入り、ピン46がバネ80の弾力で側板43の内側面から引き込まれたまま前記ガイド49の終点位置まで進行する。
【0015】図4に示すように、前記搬送ドラム41のパーツaの挟持を開始する位置には、前述の固定ベース73が配置され、そのピン45、46の停止する位置の間に固定ベース73のV字形の溝74が配置されている。ここでは、まず、前述のようしてスライダー71の凹部72に所定の数のパーツaが重ねられて収納された後、スライダー71が図7で示すようにスライドし、その凹部72のパーツaが固定ベース73の溝74に落し込まれる。その後前述のようにして、エアシリンダー47の動作により、ピン46が側板43の内側に突出し、ピン45との間に積み重ねられたパーツaが挟持される。このパーツaは、搬送ドラム41の回転に伴い、その先に搬送される。
【0016】図4で示すように、前述のようにピン45、46に挟持されたパーツaがその挟持開始位置からピン45、46の1ピッチ分、つまり60°移動した位置が、この挟持したパーツaを整列するステーションとなっている。ここでは、エアシリンダー53によって矢印の方向に駆動される平面ブロック54と、エアシリンダー56及びスライド機構55によって矢印方向に駆動されるVブロック57とが配置されている。搬送ドラム41の間欠回転により、ピン45、46に挟持されたパーツaがこの位置に搬送されてきたとき、図9で示すように、平面ブロック54は、その先端の平面部分がピン45、46の間のパーツaに当たると共に、Vブロック57のV溝58が当たる。これにより、ピン45、46の間に挟持されたパーツaのズレが修正され、それらの中心軸が一致するように整列される。
【0017】図4で示すように、整列ステーションからピン45、46が半ピッチ分、つまり30°回転した位置にセンサー59が配置され、ここでピン45、46の間に挟持されたパーツaの有無が検査される。センサー59としては、例えば光学センサーや磁気センサー等の非接触型センサーが用いられる。
【0018】図4で示すように、前記センサー59が配置された位置からピン45、46がさらに半ピッチ分、つまり30°回転した位置が、挟持したパーツaを接着する接着ステーションとなっている。ここでは、カム機構64とエアシリンダー63を介してフレーム(図示せず)に取り付けられたブラケット62に、2本のディスペンサーノズル61が取り付けられ、これらノズル61の吐出口の延長線は、一点で交わるようになっている。これらディスペンサーノズル61は、瞬間接着剤を毎回定量ずる送り出すシリンジポンプ(図示せず)に接続されている。搬送ドラム41の間欠回転により、この位置にピン45、46に挟持されたパーツaが搬送されてきたとき、図10に矢印で示すように、エアシリンダー63の動作によって、ディスペンサーノズル61が下降し、それらの吐出口の延長線の交点が前記パーツaの側面に合わせられる。続いて、前記カム機構64の動作により、ディスペンサーノズル64が図10に矢印で示すように左右(パーツaの積層方向)に往復すると共に、シリンジポンプから定量の接着剤が吐出される。これにより、パーツaに瞬間接着剤が塗布される。なおここでは、前記センサー59でピン45、46の間にパーツaが検出されなかったとき、シリンジポンプが動作しないようになっている。
【0019】図4で示すように、前記ディスペンサーノズル61が配置された位置からピン45、46が1ピッチ分、つまり60°回転した位置にエアノズル69が配置され、ここでピン45、46の間に挟持されたパーツaに空気が吹き付けられる。
【0020】さらに、前記ピン45、46が1ピッチ回転した位置にパーツaを排出するためのシュート44が配置されている。ここは前述したようなガイド49の始点側となっており、そこにエアシリンダー48で作動されるフランジ受76が配置されている。従ってここでは、前述したようにして、エアシリンダー48の作動により、フランジ受76を図11に示す位置まで左方向に移動させ、ピン46の先端を側板43の内側面から引き込む。すると、それまでバネ80の弾力でピン45、46の間に挟持されていたパーツaがシュート44に排出される。
【0021】次に、この装置の一連の動作について説明すると、まず最初に、スライダー71の凹部72は、スクリューフィーダー21の延長線の真上に位置し、同凹部72の中に受け棒5の先端が挿入され、かつエアシリンダー81のプランジャーは後退した状態なっている。この状態で、パーツフィーダー10と供給機構2とが共に駆動し、パーツフィーダー10から一定の姿勢で供給機構2へ順次送られたパーツaがスクリューシャフト21の溝に沿って次々と搬送され、前記凹部72の中に順次押し出される。このとき、受け棒5がその送りの負荷を受け、図3において下方へ後退する。これにより、パーツaが凹部72の中に押し込まれていく。そして、受け棒5の先端面が凹部72の開口端に達したところで同受け棒5が停止する。
【0022】続いて、モーター22の停止動作中に、スライダー71が図7において二点鎖線で示すようにスライドし、その凹部72に挿入された数のパーツaが同凹部72に保持されたまま移動し、固定ブロック73のV字形の溝74に送られる。その後スライダー71が後退すると共に、前述したようにして、ピン46が図8に矢印で示すように側板45の内側に押し出され、ピン45、46の間に積層されたパーツaを挟持する。続いて、搬送ドラム41が30°回転する。以下、同じ動作が繰り返され、ピン45、46の間に順次パーツaが挟持されていく。
【0023】搬送ドラム41がさらに30°回転し、ピン45、46の間に挟持されたパーツが、整列ステーションに行くと、そこでは、前述したようにしてピン45、46の間のパーツaが平面ブロック54とVブロック57との間に挟まれ、整列される。次いで、搬送ドラム41が30°回転した位置では、ピン45、46の間のパーツaがセンサー59で検出される。このセンサー59でパーツaの存在が検出されると、さらに搬送ドラム41が30°回転した位置で、前述したようにパーツaに瞬間接着剤が塗布される。その後、搬送ドラム41がピン45、46の2ピッチ分回転した位置で空気ノズル69からパーツaに空気が吹き付けられ、塗布された瞬間接着剤が乾燥される。次いで、搬送ドラム41がピン45、46の1ピッチ分回転した位置で、接着されたパーツaがシュート44に排出される。
【0024】ここでは、各ステーションでの動作を順を追って説明したが、実際は、搬送ドラム41が30°ずつ回転する度に、各ステーションでの動作が同時に進行ことはいうまでもない。なお、この実施例では、積層し、接着する板状のパーツaとして円板形のパーツaを一般的な例として説明したが、本発明の装置では、楕円形板状や矩形板状等、他の形状のパーツを取り扱うことができるのは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、装置の連続的な動作により、バルク状態の板状のパーツaを所定の数だけ積層し、それを接着することができるため、自動化に最適であり、作業が能率よく行える板状部品積層接着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す板状部品積層接着装置の平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す板状部品積層接着装置のパーツフィーダと供給機構の部分を示す一部縦断正面図である。
【図3】本発明の実施例を示す板状部品積層接着装置のパーツを積層し、保持する部分を示す要部平面図である。
【図4】本発明の実施例を示す搬送ドラムの内側部分を示す要部縦断側面図である。
【図5】本発明の実施例を示す搬送ドラムの一方の外側部分を示す要部縦断側面図である。
【図6】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンのガイド部分を示す図5のA−A線断面図である。
【図7】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンにパーツを挟持する部分を示す搬送ドラムの内側部分の要部縦断側面図である。
【図8】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンにパーツを挟持する部分を示す搬送ドラムの一部縦断要部正面図である。
【図9】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンに挟持されたパーツを整列する部分を示す搬送ドラムの内側部分の要部縦断側面図である。
【図10】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンに挟持されたパーツに接着剤を塗布する部分を示す搬送ドラムの要部正面図である。
【図11】本発明の実施例を示す搬送ドラムのピンに挟持されたパーツに空気を吹き付け、さらに同パーツを排出する部分を示す搬送ドラムの要部背面図である。
【図12】本発明の実施例により接着するパーツの例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パーツの供給機構
5 受け棒
10 パーツフィーダー
41 搬送ドラム
44 パーツ排出用のシュート
45 ピン(固定側)
46 ピン(可動側)
54 パーツ整列用の平面ブロック
57 パーツ整列用のVブロック
61 ディスペンサーノズル
73 固定ブロック
71 スライダー
a パーツ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 板状のパーツaをその厚さ方向に積層して、接着剤により接着する装置であって、前記パーツaを一定の方向に整列して1つずつ順次供給するパーツフィーダー10と、該パーツフィーダー10により供給されたパーツaをその厚さ方向に送る供給機構2と、該供給機構2から送られてくるパーツaを複数個だけ積層し、整列した状態でその径方向に取り出す機構と、取り出した複数個の積層状態のパーツaを両側から挟持し、搬送する搬送ドラム41と、該搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置された積層状態のパーツaを一列に整列する整列手段と、該整列手段の後の搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置され、パーツaの積層方向に沿って接着剤の吐出端が移動する接着剤吐出用のノズル61と、該ノズル61より後の搬送ドラムのパーツaが通過する個所に配置され、積層状態のパーツaを開放して排出する排出部とを備えることを特徴とする板状部品積層接着装置。

【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図12】
image rotate


【図1】
image rotate


【図4】
image rotate


【図5】
image rotate


【図6】
image rotate


【図7】
image rotate


【図8】
image rotate


【図9】
image rotate


【図10】
image rotate


【図11】
image rotate


【公開番号】特開平5−50569
【公開日】平成5年(1993)3月2日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−237163
【出願日】平成3年(1991)8月24日
【出願人】(000204284)太陽誘電株式会社 (964)