説明

果実採集機

【課題】高所の果実の枝を挟むようにして竹竿の柄ごと押し込む事により、果実の枝を切断し採集具に取り付けて有る網に果実を収める。
【解決手段】果実網付き採集具は四辺形の金枠で、針金の直経は約5mmの物を使用し両辺を結んだところに三ヶ月型の刃1を両側に取り付けて二股にした。金枠の部分を途中より110度の角度に曲げたのは、目線より果実の枝を確実にとらえて果実が完全に採集具の中に納まるためである。

【発明の詳細な説明】
【考案の詳細な説明】
【0001】
請求項1で説明したように、竹により採集の場合は果実を挟んだ枝が果実の重みで挟んだ割れ目より外れて地面に落ちて傷つくのと、枝を捩じ折るので立ち木の為にも良くないものと思われる。この考案品は[図2]のように枝を切り取るので立ち木の損少がない点と、果実は枝から離れると同時に[図2]のように輔網に収まるので、落下し損傷もなく仕事も早く能率的である。
【技術分野】
【0002】
考案品は従来の物と原理は同じと思われるが、直経約5mm程度の金属の保型用金枠を用い変形の輪を作り[図2]のように、その金枠の両方を合わせたところを[図3]のように長方形の金属で長さ100mm巾25mm厚さ5mmにして固定する。この長方形の金属の上に[図4]のように三ヶ月型の、長さ約70mmの鋼鉄で出来た刃を取付ける。この刃は果実の枝を切断する為のものである。
【背景技術】
【0003】
従来のものは請求項1で述べたように、竹竿の先を二股に割れ目を入れてその割れ目に果実の枝を挟み捩じる事により枝ごともぎ取る方法で昔より今日でも使用されている。今日では、確認はしていないが鋏みで切り取る方法も有るようである。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
従来のものでは完全に果実を採集できないことも有りまた立ち木に損傷をあたえ、採集が遅いなどの欠点がある。考案品はその様な欠点はなく採集にも優れた能力をはっき出来る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この考案品は針金を利用し四辺形の輪をつくる、手元で2辺が合ったところより[図2]のように約140mm両方の長さのところで約110度の角度で曲げる、その曲げた処より約120mmの処が先端の結ばれた点となる。この四辺形の辺に深さ120〜130mmの網を取り付ける。この網は果実を枝から切り採ったときの収納の為である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
考案品は果実採集のもので、[図2]の二股の根元の処に、三ヶ月型の刃を取り付ける。刃を取り付けた考案品に竹の直経約30mmの竹竿を柄に利用する。竹の柄は何所でも簡単に格安で手に入るのと、果木の大小及び高低に合せ使用する事も出来る。この柄に付いては現に市販されているアルミ製品で伸縮の出来る物があるが、この考案品は出来るだけコストを抑えることを考え、かなり高いところの果実でも採集が出来るように考案した果実採集については、竹竿の先に考案品を取り付け、果実のなっている枝を挟むように差し込む事により考案品に付いている刃で果実の枝は簡単に切断されて果実は収納網に収まる。単純な作業だが従来の物より優れて能率的である。
考案品に取り付けた刃は[図3]のように、二ヶ所をねじ止めにしたので取りはずして刃立も出来一つの刃で何回となく使用出来る利点もある。
考案品に竹の柄を差込み取り付けるのであるが、[図1]のように柄の取り付けはねじにて1ヶ所を固定し締めるので抜ける事もなく作業も速くできる。
【考案の効果】
【0007】
この考案品により、高いところの果実でも容易に採集が出来ることは、豊富に果実の生産が期待でき、成木のまま放置することなく採集が出来ることは、物を大切にする上からも利点は大である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】は側面図である。保型用金枠と金枠を110度の曲がりと金枠止めと柄固定筒型金具、柄固定ねじを表した図である。
【図2】傾斜側面図は、金枠の曲がりと果実を入れる為の金枠の開き、刃の取り付け位置を表した図である。
【図3】平面図は、金枠の各長さ、刃止め台座金の長さ、柄を差し込む固定筒の長さを表した図である。
【図4】平面図は、刃の長さと刃の固定台座金具、台座の厚み、筒の厚みを表した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
この考案品は立ち木に生っていう果実を採集する道具として考案した物である。従来より、よく使用された物は、竹を利用し、竹の棒で直経が約30mmの棒の先を両面三角型に削ぎ、二股にしその中心に50mmほどの割れ目を入れる。果実を採るには果実についている枝に竹の棒を差し込み先端の割れ目で挟み、挟んだところで捩じると果実ごと枝が折れ、採取できる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−111024(P2007−111024A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−333366(P2005−333366)
【出願日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(504011380)
【Fターム(参考)】