説明

架空ケーブル防護管

【課題】 長期間にわたって確実に連結状態を維持することができ、かつ、排水性の高い架空ケーブル用防護管を提供する。
【解決手段】 架空ケーブル防護管1を、電気絶縁性および可撓性を有する合成樹脂からなり、周方向全周に軸線方向全長にわたって複数の透孔11が形成され、周方向に分断された略円筒状の防護管本体10と、防護管本体10の軸線方向一端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第1結束用透孔50が形成される第1嵌合部20と、防護管本体10の軸線方向他端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第2結束用透孔60が形成され、第1嵌合部20が着脱可能な第2嵌合部30とによって構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信線などの架空ケーブルに樹木との接触などによる損傷を防止するために装着される架空ケーブル防護管に関する。
【背景技術】
【0002】
通信線などの架空ケーブルの樹木との接触などによる損傷を防止するために、架空ケーブルには複数の架空ケーブル防護管(以下、単に「防護管」と略記する場合がある)が装着されている。架空ケーブル防護管の典型的な従来技術としては、たとえば特許文献1を挙げることができる。この従来技術に係る架空ケーブル防護管は、周方向の一部の範囲に軸線方向全長にわたって複数の透孔が形成され、周方向の前記一部の範囲を除く残余の範囲には、軸線方向全長にわたって前記複数の透孔を塞いだ無孔壁状部分が形成され、この無孔壁状部分が軸線方向全長にわたって周方向に分断されている。
【0003】
また前記複数の架空ケーブル防護管は、軸線方向両端部に結束用透孔が形成される。架空ケーブルに沿って隣接する各防護管の各軸線方向一端部は、前記軸線方向に隣接する各結束用透孔に結束用索条を挿通し、この結束用索条をそれぞれ結束することによって、各防護管同士が連結され、突風などによって架空ケーブルが揺動しても、各防護管が架空ケーブルから脱落してしまうことを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−245042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来技術では、各防護管は無孔壁状部分を有するので、前記無孔壁状部分が分断されていても、この無孔壁状部分は透孔形成部分に比べて軽量であるため、架空ケーブルに各防護管が装着された状態では、無孔壁状部分は下方に、また透孔形成部分は上方に臨んだ状態となり、透孔を介して防護管内に浸入した雨水を速やかに排出することができず、排水性が悪いために、揺動時の慣性力も大きくなり、架空ケーブルから各防護管が外れ易いという問題がある。
【0006】
また、前記従来技術では、各防護管は、結束用索条を透孔に挿通して結束することによって連結されるので、強風などによって架空ケーブルが揺動し、各防護管が互いに押し合って各防護管に大きな力が作用したとき、結束用索条が破断し、あるいは透孔部分が破損して、各防護管の連結状態を長期間にわたって維持することができず、信頼性が低いという問題がある。また各防護管の連結が断たれると、この切断された切断口から、防護管内に鳥類、爬虫類、昆虫などの生物が侵入して営巣し、これら野生動物によって架空ケーブルが損傷を受けるおそれがあるという問題がある。
【0007】
したがって、本発明の目的は、長期間にわたって確実に架空ケーブルへの装着状態を維持することができる架空ケーブル防護管を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電気絶縁性および可撓性を有する合成樹脂からなり、周方向全周に軸線方向全長にわたって複数の透孔が形成され、周方向に分断された略円筒状の防護管本体と、前記防護管本体の軸線方向一端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第1結束用透孔が形成される第1嵌合部と、前記防護管本体の軸線方向他端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第2結束用透孔が形成され、前記第1嵌合部が着脱可能な第2嵌合部とを含むことを特徴とする架空ケーブル防護管である。
【0009】
また本発明は、前記第1および第2嵌合部には、半径方向外方に突出しかつ前記第1および第2嵌合部の軸線に沿って延びる位置決め突部が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、架空ケーブル防護管の周方向全周には、軸線方向全長にわたって複数の透孔が形成されるので、透孔から雨水を排水することができ、さらには風に対する抵抗を低減することができる。
【0011】
また本発明によれば、軸線方向一端部には第1嵌合部が設けられ、軸線方向他端部には、第1嵌合部が着脱可能な内腔断面を有する第2嵌合部が設けられる。したがって、第1嵌合部と第2嵌合部を嵌合させることによって、架空ケーブルに沿って隣接する各架空ケーブル防護管を確実に連結することができる。これによって、各ケーブル防護管の間に隙間が発生させずに、連結状態を確実に長期間にわたって維持することができ、さらには、野生動物が管内に営巣することを防ぐことができる。
【0012】
また本発明によれば、第1および第2嵌合部には、半径方向外方に突出した位置決め突部が形成されるので、隣り合う架空ケーブル防護管を容易に位置決めし、連結することができる。したがって、防護管の取付け作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態の架空ケーブル防護管1を示す斜視図である。
【図2】架空ケーブル防護管1の正面図である。
【図3】架空ケーブル防護管1の右側面図である。
【図4】架空ケーブル防護管1の左側面図である。
【図5】架空ケーブル防護管1の平面図である。
【図6】架空ケーブル防護管1の底面図である。
【図7】図3の切断面線A−Aから見た拡大断面図である。
【図8】図4の切断面線B−Bから見た拡大断面図である。
【図9】図1の切断面線C−Cから見た拡大断面図である。
【図10】第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態を示す図である。
【図11】第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態における縦断面図である。
【図12】第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態における防護管1の内部空間を示す断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明の一実施形態の架空ケーブル防護管1を示す斜視図である。なお、図1、図2、図5および図6において、架空ケーブル防護管1の軸線方向両端部間の中間部の一部は省略して示されている。
【0015】
本実施の形態に係る架空ケーブル防護管1(以下、単に「防護管1」と略記する場合がある)は、防護管本体10と、防護管本体10の軸線方向一端部に設けられる第1嵌合部20と、防護管本体10の軸線方向他端部に設けられる第2嵌合部30とを含んで構成される。
【0016】
防護管本体10は、断面視略円筒状の長尺部材であり、電気絶縁性および可撓性を有する合成樹脂である高密度ポリエチレンから形成される。具体的には、防護管本体10は、高密度ポリエチレン製の糸状の部材を縦糸および横糸として網状に組み合わせ融着したメッシュ状の材料を筒状に加工し、両端部を融着することによって形成される。このように、防護管本体10は、メッシュ状の材料によって構成されるので、防護管本体10の周方向全周には、縦糸および横糸間の空隙である複数の透孔11が形成される。防護管本体10の軸線方向一端部には、第1嵌合部20が設けられる。防護管本体10の前記軸線方向他端部には、第1嵌合部20が着脱可能な内腔断面を有する第2嵌合部30が設けられる。
【0017】
このような防護管1の直径は、架空ケーブルの種類、たとえば平行線ケープル、同軸ケーブル、光ケーブルおよび多条数ケーブルなどの各種のケーブルについて各外径毎に対応して予め決定されている。本実施形態では、防護管本体10の内径は95mm、その長さは1500mmに選ばれる。また上記複数の透孔11が形成される領域の開口率は、3〜20%の範囲に選ばれ、本実施の形態では、10%に選ばれる。このように防護管本体10には、複数の透孔11が形成されるので、防護管1の軽量化を図ることができるとともに、風圧荷重の低減を図ることができる。また、前記複数の透孔11が形成されていることによって、雨水が防護管本体10内に溜まることがないので、防護管1は良好な排水性を有する。したがって、架空ケーブルが鋼撚り線であっても腐食しにくく、架空ケーブルの耐久性をも向上することができる。
【0018】
図2は、架空ケーブル防護管1の正面図であり、図3は、架空ケーブル防護管1の右側面図であり、図4は、架空ケーブル防護管1の左側面図であり、図5は、架空ケーブル防護管1の平面図であり、図6は、架空ケーブル防護管1の底面図である。図7は、図3の切断面線A−Aからみた拡大断面図であり、図8は、図4の切断面線B−Bからみた拡大断面図であり、図9は、図1の切断面線C−Cから見た拡大断面図である。
【0019】
第1嵌合部20は、合成樹脂製の材料から形成され、大略円筒状に形成される。第1嵌合部20は、接合部21と、凹所22と、係止凸部23と、位置決め突部24a,24bとを含んで構成される。接合部21は、防護管本体10に接合し、防護管本体10と第1嵌合部20とを接合する部分である。第1嵌合部20と防護管本体10とは、防護管本体10の一端部が接合部21内に内挿されて嵌合し、抜き止めされることによって接合される。また防護管本体10の一端部と、接合部21の内周部とを接着剤で接着することによって、第1嵌合部20と防護管本体10とを接合してもよい。これによってより高い接合強度を得ることができる。
【0020】
凹所22は、隣り合う防護管1の第2嵌合部30の結束部33と結束用索条110によって結束される。凹所22は、接合部21に連なって形成され、接合部21よりも半径方向内方に凹んで形成される。凹所22には、周方向に所定の間隔をあけて、複数(本実施の形態では、7つ)の第1結束用透孔50が形成される。接合部21と凹所22とが連結する部分には、受部51が形成される。受部51は、接合部21から半径方向外方に隆起して形成される。受部51は、後述する第2嵌合部30の案内部分71が当接する部分である。受部51と案内部分71が当接すると、第2嵌合部30の第1嵌合部20への挿入は阻止される。
【0021】
係止凸部23は、後述する第2嵌合部30の嵌合凸部の内部空間に嵌まり込むことによって、第1嵌合部20と第2嵌合部30とを係止する。係止凸部23は、凹所22に連なって形成される。係止凸部23の軸線方向一端部には、半径方向内方に傾斜する案内部52が形成される。凹所22と係止凸部23とが連結する部分、すなわち係止凸部23の軸線方向他端部には、係合壁53が形成される。
【0022】
位置決め突部24a,24bは、後述する第2嵌合部30の位置決め空間90に嵌まり込むことによって、第1嵌合部20と隣り合う防護管1の第2嵌合部30とを連結する際に、第1嵌合部20を位置決めする。位置決め突部24a,24bは、接合部21、凹所22および係止凸部23に連なって形成され、半径方向外方に凸に突出して形成される。図3に示すように、位置決め突部24aと位置決め突部24bとは、僅かに間隔を空けて相互に離間しており、ここに排水空間120が形成される。位置決め突部24a,24bには、楕円形状の結束用透孔80が形成される。
【0023】
第2嵌合部30は、合成樹脂製の材料から形成され、第1嵌合部20が着脱可能な内腔断面を有し、大略円筒状に形成される。第2嵌合部30は、接合部31と係止凹部32と、結束部33と、位置決め突部34a,34bとを含んで構成される。
【0024】
接合部31は、防護管本体10に接合し、防護管本体10と第2嵌合部30とを接合する。第2嵌合部30と防護管本体10とは、防護管本体10の他端部が接合部31内に内挿されて嵌合し、抜き止めされる。防護管本体10の他端部と接合部31の内周部との間には、接着剤が塗布され、第2嵌合部30と防護管本体10とを接合してもよい。これによってより高い接合強度を得ることができる。
【0025】
係止凹部32は、半径方向外方に突出して形成され、接合部31に連なって形成される。係止凹部32は、係止凸部23を収容し得る内部空間を有する。後述するように、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合された状態で、係止凹部32の内部空間には、第1嵌合部20の係止凸部23が収容される。第1嵌合部20と、隣り合う防護管1の第2嵌合部30とは、係止凹部32の内部空間に係止凸部23が嵌まり込むことによって、嵌合する。
【0026】
結束部33は、円筒部分70と案内部分71とを有する。円筒部分70には、周方向に所定の間隔をあけて、複数(本実施の形態では、7つ)の第2結束用透孔60が形成される。この第2結束用透孔60の間隔は、第1結束用透孔50の所定の間隔と同一であり、第2結束用透孔60は、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合された状態で、第1結束用透孔50と連通する位置に形成される。案内部分71は、円筒部分70に連なって形成され、半径方向外方にテーパー状に広がって形成される。案内部分71は、係止凸部23を内部空間に案内する。この案内については後述する。
【0027】
位置決め突部34a,34bは、接合部31、係止凹所32および結束部33に連なって形成され、半径方向外方に凸に突出して形成される。図4に示すように、位置決め突部34aと位置決め突部34bとは、間隔L2を空けて相互に離間している。この間隔L2は、第1嵌合部20の位置決め突部24a,24bの厚みに、位置決め突部24aと位置決め突部24bとの間の僅かな間隔を加えた距離L1よりも僅かに大きな値に選ばれる。したがって、位置決め突部34aと位置決め突部34bとの間には、第1嵌合部20の位置決め突部24a,24bが嵌まり込む、位置決め空間90が形成される。また位置決め突部34a,34bには、楕円形状の結束用透孔81が形成される。
【0028】
このように、第1嵌合部20には半径方向外方に突出した位置決め突部24a,24bが形成され、第2嵌合部30には、位置決め空間90が形成されるので、位置決め突部24a,24bを位置決め空間90に嵌め込むことによって、各架空ケーブル防護管1の対向する端部同士を容易に位置決めすることができる。したがって、架空ケーブル防護管1の取付け作業の作業効率を向上することができる。
【0029】
図10は、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態を示す図であり、図11は、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態における縦断面図であり、図12は、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態における防護管1の内部空間を示す断面図である。
【0030】
以下、第1嵌合部20と、隣り合う防護管1の第2嵌合部30との連結について説明する。なお、説明において第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合した状態を、単に「連結状態」と略記する場合がある。
【0031】
まず、第1嵌合部20の位置決め突部24を、位置決め突部34a,34b間の位置決め空間90に案内し嵌め合わせて、第1嵌合部20と第2嵌合部30とを位置決めする。この状態で、第1嵌合部20を第2嵌合部30に挿入すると、案内部52と案内部分71とが当接し、係止凸部23は、半径方向内方に押し曲げられて、半径方向内方に弾性変形する。さらに第1嵌合部20を第2嵌合部30内に挿入すると、係止凸部23は、係止凹部32に達する。前述のように、係止凹部32は、係止凸部23を収容し得る内部空間を有するので、第1嵌合部20の先端が受部72に達すると、係止凸部23は、その弾性回復力によって復帰し、係止凹部32に嵌合する。
【0032】
このようにして、第1嵌合部20と隣り合う防護管1の第2嵌合部30とは連結され、係合壁53と、受部73とが当接することによって、係止され抜け止めされる。またこのとき、案内部分71の内壁と受部51とが当接し、第1嵌合部20の挿入が阻止される。これによって、第1嵌合部20が無制限に挿入されることが防がれ、各架空ケーブル防護管1の相互の接続位置を位置決めして、各架空ケーブル防護管1の間隔を一定とし、各架空ケーブル防護管1間に隙間を発生させずに、確実に連結することができる。このように、各架空ケーブル防護管1が連結された状態において、各架空ケーブル防護管1の間には隙間が発生しないので、鳥類、爬虫類、昆虫などの生物が管内に営巣することを防ぐことができ、架空ケーブルの損傷を防ぎ、各架空ケーブル防護管1の架空ケーブルへの確実な装着状態を長期にわたって維持することができる。
【0033】
連結状態において、第1結束用透孔50と第2結束用透孔60とは、周方向に一致し、かつ、軸線方向に一致する。したがって、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合すると、各半径線方向に連通する結束用連通孔100が形成される。また連結状態において、結束用透孔80の中心軸線と結束用透孔81の中心軸線とは共通な一直線を成す。したがって、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが嵌合すると、結束用透孔80と結束用透孔81とが同軸上で重なり合い、位置決め突部24,34の厚み方向に連通する連通孔101が形成される。
【0034】
次に、図10に示すように、各結束用連通孔100に、結束用索条110を挿通し、第1嵌合部20と第2嵌合部30とをそれぞれ結束して連結する。このような結束用索条110は、バインド線または縛り紐とも呼ばれ、ワイヤまたはナイロン紐などによって実現される。最後に、図9に示すように、結束用索条200を連通孔101に挿通し、周方向に亘って巻き掛けて結びつけて、第1嵌合部20と第2嵌合部30とが連結される。
【0035】
このような連結状態において、第1嵌合部20の各位置決め突部24a,24bは互いに僅かな隙間をあけて離間しており、この隙間によって排水空間120が形成される。したがって、連結状態において、架空ケーブル防護管1内に雨水が浸入しても、雨水は排水空間120から排出される。したがって、架空ケーブル防護管1は、透孔11および排水空間120から雨水を排水することができ、さらには風に対する抵抗を低減して架空ケーブルに装着された各架空ケーブル防護管1が前記架空ケーブルとともに風圧によって大きな振幅で揺動することが防がれ、各架空ケーブル防護管1が互い大きな力で押し合って架空ケーブルから脱落するという不具合を、より確実に防止することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 架空ケーブル防護管
10 防護管本体
11 透孔
20 第1嵌合部
21 接合部
22 凹所
23 係止凸部
24a,24b 位置決め突部
30 第2嵌合部
31 接合部
32 係止凹部
33 結束部
34a,34b 位置決め突部
50 第1結束用透孔
51 受部
52 案内部
53 係合壁
60 第2結束用透孔
70 円筒部分
71 案内部分
80 結束用透孔
90 位置決め空間
100 結束用連通孔
101 連通孔
120 排水空間
300 軸線
L1 間隔
L2 間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気絶縁性および可撓性を有する合成樹脂からなり、周方向全周に軸線方向全長にわたって複数の透孔が形成され、周方向に分断された略円筒状の防護管本体と、
前記防護管本体の軸線方向一端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第1結束用透孔が形成される第1嵌合部と、
前記防護管本体の軸線方向他端部に設けられ、周方向に間隔をあけて複数の第2結束用透孔が形成され、前記第1嵌合部が着脱可能な第2嵌合部とを含むことを特徴とする架空ケーブル防護管。
【請求項2】
前記第1および第2嵌合部には、半径方向外方に突出しかつ前記第1および第2嵌合部の軸線に沿って延びる位置決め突部が形成されることを特徴とする請求項1記載の架空ケーブル防護管。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−172171(P2010−172171A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−14792(P2009−14792)
【出願日】平成21年1月26日(2009.1.26)
【出願人】(000115382)ヨツギ株式会社 (20)
【Fターム(参考)】