説明

梱包箱

【課題】 耐加重性や耐衝撃性に優れる梱包箱を提供する。
【解決手段】 本発明の梱包箱1において、端板5は巻板3の下板部7の内面端部に下板貼付け部21と、一側板貼付け部23と、他側板貼付け部25とを貼り付けており、一側板貼付け部21には一側中間板部27が連続し、他側板貼付け部25には他側中間板部29が連続し、下板貼付け部21には外面板部が連続し、外面板部31には端上面板部33が連続し、端上面板部33には内面板部35が連続しており、内面板部35は嵌合突起37を有し、下板貼付け部21は嵌合突起37が嵌合する嵌合凹部15を有し、一側中間板部27と他側中間板部29とを内外に重合して重合中間板部43を形成してあり、外面板部31と内面板部35とで重合中間板部43を挟んで巻板3の端面を塞いでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包箱に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、巻板と、巻板の内面端部に端板を貼り付けて巻板の端面を端板で塞ぐと共に、端板には内面板部と外面板部と端上面板部を設けた梱包箱が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−281949号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、梱包箱に被収納物を収納して積み上げると、梱包箱が重みにより変形して潰れ、被収納物に損傷を与えたり、荷崩れを起こすことがある。
特に、被収納物が金属材等の重い物である場合には、特許文献1に開示の梱包箱のように端板に内面板部と外面板部と端上面板部を設けただけでは、梱包箱を積み上げたときに小口(端部)の変形を受け易いと共に、取扱いが手荒になって梱包箱の角をぶつけたりして小口の変形が生じやすいという問題がある。
このため、加重や衝撃に強い梱包箱が望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、耐加重性や耐衝撃性に優れる梱包箱の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、巻板と、端板とを備え、巻板は下板部と、下板部の一側端部に連続する一側板部と、下板部の他側端部に連続する他側板部と、他側板部に連続する上板部とを有し、端板は下板部の内面端部に貼付ける下板貼付け部と、一側板部の内面端部に貼付ける一側板貼付け部と、他側板部の内面端部に貼付ける他側板貼付け部と、一側板貼付け部から連続する一側中間板部と、他側板貼付け部から連続する他側中間板部と、下板貼付け部から連続する外面板部と、外面板部から連続し且つ上板部を受ける端上面板部と、端上面板部から連続する内面板部とを有し、内面板部は嵌合突起を有し、一側及び他側板貼付け部の両方又は下板貼付け部に嵌合突起が嵌合する嵌合凹部を有し、一側中間板部と他側中間板部とを内外に重合して重合中間板部を形成してあり、外面板部を重合中間板部の外側に配置すると共に、内面板部を重合中間板部の内側に配置し、外面板部と、重合中間板部と、内面板部とで巻板の端面を塞いであることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、一側中間板部は係合凹部を有し、他側中間板部は一側中間板部の係合凹部に対して上下方向から係合する被係合凹部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、端板は、端上面板部から連続し且つ一側板部の上端に載置する一側受け板部を有し、一側受け板部は端上面板部と同一面を成すことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、端板は、端上面板部から連続し且つ一側板部の上端に載置する一側受け板部と、一側板貼付け部から連続し且つ一側受け板部を支持する一側支持板部と、端上面板部から連続し且つ他側板部の上端に載置する他側受け板部と、他側板貼付け部から連続し且つ他側受け板部を支持する他側支持板部とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、端板は、内面板部の一側端部から連続し且つ一側板部に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する一側当接板部と、内面板部の他側端部から連続し且つ他側板部に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する他側当接板部とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、端板は、内面板部から連続し且つ下板貼付け部の上面に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する下板部側当接板部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、端板には外面板部と内面板部との間に重合中間板部を設けて、重合中間板部は2枚の中間板部を内外に重ねているので強度が高く、耐加重性や耐衝撃性に優れる。
内面板部は嵌合突起を、下板貼付け部又は、一側及び他側板貼付け部の嵌合凹部に嵌合して固定しているから、接着テープ等が必要なく内面板部の固定が容易にできる。
端板は巻板に貼り付けているので、巻板よりも強度の高い材質のものを用いることもできるから、同種の巻板を用いて梱包箱の端部の強度を更に高めることができる。
巻板や端板はそれぞれ展開したときには一枚板であるから、組立てが容易であると共に使用後にはスペースを取らないで済む。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、一側中間板部と他側中間板部とは係合により重合しているので、接着テープ等が必要なく組立て易い。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、一側受け板部を一側板部の上端に載置して角部にかかる加重を一側受け板部の面で受けることができるので、一側板部の角部における強度を高めることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、一側受け板部を一側板部の上端に載置すると共に一側支持板部で支持し、他側受け板部は他側支持板部で支持するので、一側板部と他側板部の両角部にかかる加重を各々受け板部の面で受けることができ、両角部における強度を高めることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、内面板部に設けた一側当接板部と他側当接板部との端面が各々重合中間板部に当接して重合中間板部の重合を保持しているので、梱包箱端部の強度を更に高めることができる。
一側当接板部と他側当接板部との端面が各々重合中間板部に当接することにより内面板部と重合中間板部との間には空間ができるので、例えば被収納部を収納した梱包箱の輸送中の急ブレーキや手荒な取扱いにより被収納物が梱包箱内を移動して内面板部にぶつかった場合に、内面板部が変形しても重合中間板部や外面板部の変形を防止できる。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、内面板部に設けた下板部側当接部が重合中間板部に当接して重合を保持しているので、梱包箱端部の強度を更に高めることができる。
下板部側当接板部の端面が重合中間板部に当接することにより内面板部と重合中間板部との間には空間ができるので、例えば被収納部を収納した梱包箱の輸送中の急ブレーキや手荒な取扱いにより被収納物が梱包箱内を移動して内面板部にぶつかった場合に、内面板部が変形しても重合中間板部や外面板部の変形を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、図1〜図3を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。図1は第1実施の形態にかかる梱包箱の組立て工程を示す図であり、図2(a)は図1に示す梱包箱を組み立てた状態を示す斜視図であり、図2(b)は(a)のA−A位置で切断した断面図である。
第1実施の形態にかかる梱包箱1は、展開した巻板3と端板5、5とを組み立てて作られており、各端板5は巻板3の一端部と他端部とに貼り付けてある。巻板3と端板5、5は各々段ボール紙製である。巻板3は下板部7と、下板部7の一側に連続する一側板部9と、下板部7の他側に連続する他側板部11と、他側板部11に連続する上板部13とを有しており、各板部は展開した板に折り曲げ線(図1中の一点鎖線)により区画されている。上板部13にはフラップ14が連続して設けてある。
端板5は下板部7の内面端部に貼付ける下板貼付け部21と、一側板部9の内面端部に貼付ける一側板貼付け部23と、他側板部11の内面端部に貼付ける他側板貼付け部25と、一側板貼付け部23から連続する一側中間板部27と、他側板部貼付け部25から連続する他側中間板部29と、下板貼付け部21から連続する外面板部31と、外面板部から連続する端上面板部33と、端上面板部33から連続する内面板部35とを有している。
下板貼付け部21には嵌合凹部15が形成されている。嵌合凹部15は貫通孔である。
内面板部35の端部には嵌合突起37が形成されており、嵌合突起37は下板貼り付け部21の嵌合凹部15に嵌合するようになっている。
一側中間板部27には係合凹部39が形成してあり、他側中間板部29には被係合凹部41が形成してあり、係合凹部39と被係合凹部41とは互いに上下方向から係合するようになっている。一側中間板部27と他側中間板29とは内外に重合して係合凹部39と被係合凹部41とで係合により止めることにより、重合中間板部43を形成している。
【0019】
次に、本実施の形態にかかる梱包箱1の組立て、作用及び効果について説明する。
巻板3を展開した状態で巻板3に別体の端板5を貼付ける(図1(a)(b))。端板5の貼付けは、下板部7の内面端部に下板貼付け部21を、一側板部9の内面端部に一側板貼付け部23を、他側板部11の内面端部に他側板貼付け部25を貼付けて行う。
巻板3に端板5を張り付けた後、巻板3を各折り目から折り曲げて、下板部7の一側に一側板部9を、他側に他側板部11を立設し、他側板部11の上端に上板部13を形成する。そして、一側中間板部27を一側板貼付け部23から折り曲げ、他側中間板部29を他側板貼付け部25から折り曲げ、一側中間板部27と他側中間板部29を上下方向から係合部39と被係合部41とを係合して一側中間板部27と他側中間板部とを内外に重合して重合中間板部43を形成する(図1(c))。
次に、下板貼付け部21から外面板部31を折り曲げ、外面板部31から端上面板部33を折り曲げ、端上面板部33から内面板部35を折り曲げて、重合中間板部43の外側に外面板部を配置し、重合中間板部43の内側に内面板部35を配置して内面板部35の端部にある嵌合突起37を嵌合凹部15に嵌合して固定し、外面板部31と重合中間板部43と、内面板部35とで巻板3の端面を塞ぐ(図1(d))。
端板5には外面板部31と内面板部35との間に重合中間板部53を設けていると共に、重合中間板部43は2枚の中間板部27、29を内外に重ねて構成しており、梱包箱1の端部が4重構造になっているので強度が高く、耐加重性や耐衝撃性に優れる。
端板5の内面板部35は嵌合突起37を下板貼付け部21の嵌合凹部15に嵌合して固定しているから、接着テープ等が必要なく内面板部35の固定が容易にできる。
端板5は巻板3に貼り付けているので、巻板よりも強度の高い材質のものを用いることもできるから、同種の巻板を用いて梱包箱の端部の強度を高めることができる。
巻板3や端板5はそれぞれ展開したときには一枚板であるから、組立てが容易であると共に使用後にはスペースを取らないで済む。
一側中間板部27と他側中間板部29とは係合凹部39と被係合凹41との係合により重合しているので接着テープ等が必要なく組立てが容易である。
【0020】
以下に、他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述した第1実施の形態と主に異なる点について説明する。
図3及び図4を参照して第2実施の形態にかかる梱包箱について説明する。図3(a)は第2実施の形態にかかる端板の展開図であり、図3(b)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断すると共に上板部を除いて示す斜視図であり、図4(a)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図であり、図4(b)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のC−C位置で切断した断面図である。
この第2実施の形態では、端板5に端上面板部33から連続した一側受け板部47と他側受け板部49を設けると共に、一側板貼付け部23から連続した一側支持板部51と、他側板貼付け部25から連続した他側支持板部53とを設けたことが第1実施の形態と異なる。一側受け板部47と他側受け板部49とは、内面板部35に略1/4円の切込み線48を入れて形成してある。
梱包箱1を組み立てた状態では、一側受け板部47は一側板部9の上端に載置すると共に一側支持板部51に載置しており、他側受け板部49は他側支持板部53に載置している。
この第2実施の形態では、第1実施の形態と同様な作用効果を奏すると共に、一側板部9側の上角部にかかる加重を一側受け板部47の面で受けるので一側板部9にある角部の強度を高めることができる。一側受け板部47は一側板部9の上端部と一側支持板部53とで支持するので更に角部の強度が高い。
また、他側受け板部49は他側支持板部53で支持し他側板部11の上角部にかかる加重を他側受け板部49の面で受けるので、他側板部11にある角部の強度を高めることができる。
本実施の形態では、一側板部9と他側板部11との各角部の強度を高めることができる。
【0021】
図5及び図6を参照して第3実施の形態にかかる梱包箱について説明する。図5(a)は第3実施の形態にかかる端板の展開図であり、図5(b)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断すると共に上板部を除いて示す斜視図であり、図6は第3実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図である。
この第3実施の形態では、端板5において内面板部35の一側端部に端面が重合中間板部43に当接する一側当接板部55を設け、他側端部に端面が重合中間板部43に当接する他側当接板部57を設けたことが第1実施の形態と異なる。
一側当接板部55は、内面板部35の一側端部から連続して設けてあり、組み立てた状態では巻板3の一側板部9に沿うと共に端面が重合中間板部43に当接する。他側当接板部57は、内面板部35の他側端部から連続して設けてあり且つ組み立てた状態では巻板3の他側板部11に沿うと共に端面が重合中間板部43に当接する。
この第3実施の形態では、第1実施の形態と同様な作用効果を奏すると共に、重合中間板部43は一側当接板部55と他側当接板部57との端面に当接して重合状態を保持しているので加重に対して更に変形し難く、梱包箱端部の強度を更に高めることができる。
一側当接板部55と他側当接板部57との端面が各々重合中間板部43に当接することにより内面板部35と重合中間板部43との間には空間ができるので、例えば被収納部を収納した梱包箱の輸送中の急ブレーキや手荒な取扱いにより被収納物が梱包箱1内を移動して内面板部35にぶつかった場合に、内面板部35が変形しても重合中間板部43や外面板部31の変形を防止できる。
【0022】
図7を参照して第4実施の形態にかかる梱包箱について説明する。図7(a)は第4実施の形態にかかる端板の展開図であり、図7(b)は第4実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図である。
第4実施の形態では、第3実施の形態にかかる端板5において、更に端面が重合中間板部43に当接する下板部側当接板部59設けている。下板部側当接板部59は内面板部35から連続して設けてあり且つ組み立てた状態において下板貼付け部21の上面に沿って設けている。嵌合突起37は切込み線38により形成してある。
この第4実施の形態では、第3実施の形態と同様な作用効果を奏すると共に、重合中間板部43は内面板部35に設けた下板部側当接部59によっても、下板部側当接部59の端面が当接して重合状態を保持しているので、梱包箱1の端部の強度を更に高めることができる。
下板部側当接板部59の端面が重合中間板部43に当接することにより内面板部35と重合中間板部43との間には空間ができるので、例えば被収納部を収納した梱包箱の輸送中の急ブレーキや手荒な取扱いにより被収納物が梱包箱内を移動して内面板部35にぶつかった場合に、内面板部35が変形しても重合中間板部43や外面板部31の変形を防止できる。
【0023】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、一側中間板部27と他側中間板部29とはいずれを内側にして重合してもよい。
嵌合凹部15は貫通孔に限らず、凹みであってもよい。
図8に示すように、嵌合突部37は内面板部35の一側板貼付け部23側と他側板貼付け部25側とに設け、一側板貼付け部23と他側板貼付け部25の各々に嵌合凹部15を設けて、各嵌合突部37と嵌合凹部15を嵌合する構成としてもよい。尚、図8において、(a)は端板の展開図であり、(b)は梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断して示す断面図である。
また、嵌合突起37は、内面板部35の一側板貼付け部23側と他側板貼付け部25側とにも設け、嵌合凹部15を各嵌合突起37に対応して、下板貼付け部21と、一側板貼付け部23と、他側板貼付け部25とに設けるものであってもよい。
第2実施の形態において、一側受け板部47のみを設け、他側受け板部49、一側支持板51及び他側支持板部53を設けないで、一側受け板部47を一側板部9の上端に載置するようにしてもよい。
第4実施の形態において、内面板部35に一側当接部55と他側当接部54とを設けずに、下板部側当接部59のみを設け、下板部側当接部59の端部のみが重合中間板部43に当接するものであってもよい。
第3及び第4実施の形態において、重合中間板部43と内面板部35との間の空間に格子状に組んだ板材や積層した板材等の緩衝材を配置して梱包箱端部における緩衝機能や強度を高めるものものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第1実施の形態にかかる梱包箱の組立て工程を示す図である。
【図2】(a)は図1に示す梱包箱を組み立てた状態を示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A位置で切断した断面図である。
【図3】(a)は第2実施の形態にかかる端板の展開図であり、(b)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断すると共に上板部を除いて示す斜視図である。
【図4】(a)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図であり、(b)は第2実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のC−C線の位置で切断した断面図である。
【図5】(a)は第3実施の形態にかかる端板の展開図であり、(b)は第3実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断すると共に上板部を除いて示す斜視図である。
【図6】第3実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図である。
【図7】(a)は第4実施の形態にかかる端板の展開図であり、(b)は第4実施の形態にかかる梱包箱を図2(a)のA−A位置で切断した断面図である。
【図8】(a)は変形例にかかる端板の展開図であり、(b)は変形例にかかる梱包箱を図2(a)のB−B位置で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 梱包箱
3 巻板
5 端板
7 下板部
9 一側板部
11 他側板部
13 上板部
15 嵌合凹部
21 下板貼付け部
23 一側板貼付け部
25 他側板貼付け部
27 一側中間板部
29 他側中間板部
31 外面板部
33 端上面板部
35 内面板部
37 嵌合突起
39 係合凹部
41 被係合凹部
43 重合中間板部
47 一側受け板部
49 他側受け板部
51 一側支持板部
53 他側支持板部
55 一側当接板部
57 他側当接板部
59 下板部側当接板部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻板と、端板とを備え、巻板は下板部と、下板部の一側端部に連続する一側板部と、下板部の他側端部に連続する他側板部と、他側板部に連続する上板部とを有し、端板は下板部の内面端部に貼付ける下板貼付け部と、一側板部の内面端部に貼付ける一側板貼付け部と、他側板部の内面端部に貼付ける他側板貼付け部と、一側板貼付け部から連続する一側中間板部と、他側板貼付け部から連続する他側中間板部と、下板貼付け部から連続する外面板部と、外面板部から連続し且つ上板部を受ける端上面板部と、端上面板部から連続する内面板部とを有し、内面板部は嵌合突起を有し、一側及び他側板貼付け部の両方又は下板貼付け部に嵌合突起が嵌合する嵌合凹部を有し、一側中間板部と他側中間板部とを内外に重合して重合中間板部を形成してあり、外面板部を重合中間板部の外側に配置すると共に、内面板部を重合中間板部の内側に配置し、外面板部と、重合中間板部と、内面板部とで巻板の端面を塞いであることを特徴とする梱包箱。
【請求項2】
一側中間板部は係合凹部を有し、他側中間板部は一側中間板部の係合凹部に対して上下方向から係合する被係合凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
【請求項3】
端板は、端上面板部から連続し且つ一側板部の上端に載置する一側受け板部を有し、一側受け板部は端上面板部と同一面を成すことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
【請求項4】
端板は、端上面板部から連続し且つ一側板部の上端に載置する一側受け板部と、一側板貼付け部から連続し且つ一側受け板部を支持する一側支持板部と、端上面板部から連続し且つ他側板部の上端に載置する他側受け板部と、他側板貼付け部から連続し且つ他側受け板部を支持する他側支持板部とを有することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
【請求項5】
端板は、内面板部の一側端部から連続し且つ一側板部に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する一側当接板部と、内面板部の他側端部から連続し且つ他側板部に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する他側当接板部とを有することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
【請求項6】
端板は、内面板部から連続し且つ下板貼付け部の上面に沿うと共に端面が重合中間板部に当接する下板部側当接板部を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−137429(P2006−137429A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−325921(P2004−325921)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(504095379)STプロダクツ株式会社 (7)
【出願人】(504416091)ジャパンパック株式会社 (9)
【Fターム(参考)】