説明

植物栽培用容器

【課題】 食虫植物の運搬時や持ち運び時の際、転倒による培地の脱落を防止することのできる植物栽培用容器を提供すること。
【解決手段】 植物栽培用容器1は、上ケース3と下ケース4とを有する保護ケース2と、保護ケース2の下方に配置される機台6と、を有している。下ケース4には植物Sが植えられた培地が収納される培地収納部41と、培地収納部41の下部周辺に配置されるフランジ部43とが形成され、培地収納部41の下部に複数個の給水口41aが形成されている。培地収納部41内の下部にはミズゴケ10が散在され、ミズゴケ10の一部が給水口41a内に入り込んでいる。ミズゴケ10の上部には寒天を含んだ培地7が収納され、寒天が融合されてミズゴケ10を固める。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に食虫植物を栽培あるいは観賞するために設けられる植物栽培用容器に関し、さらに、培地が培地収納部に固着するように形成する植物栽培用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食虫植物を容器の中に収納させて栽培あるいは鑑賞するものは、特開平9−248066号に示されている。これによれば、植物栽培用容器21は、図8に示すように、植物Sを保護するための保護ケース22と器台26とを備えている。保護ケース22は、透明な材料で上部が湾曲して形成される上ケース23と上ケース22に連結されて容器21を内を密閉状態にする下ケース24と、上ケース22と下ケース24との間に介在されるパッキン25を備えて構成される。下ケース24は中央部に植物Sが植えられている培地27を収納する培地収納部24aと、培地収納部24aの回りの外周部に前記上ケース23に密封連結されるフランジ部24bと、が形成され、培地収納部24aの下部には保水剤30が収納され培地27に給水するように配置されている。さらに培地収納部24aの下部には培地収納部24aの内部と外部を貫通する給水口24cが形成され、フランジ部24bに溜った水滴が培地収納部24a内に供給されるように構成されている。そして、上記の構成によって、植物Sは容器に充分な寿命を保って栽培され、植物が栽培された容器はさらに植物鑑賞用としても提供されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の植物用容器21においては、培地収納部24aに収納される培地は寒天等を含んで固まった状態になっているものの培地収納部24aに固着するようには収納されていない。植物Sが培地27とともに培地収納部24aに固着するためには、少なくとも植物Sの根が張って、根が培地収納部24aの下部に形成された給水口24cに入り込むことが必要となる。しかし、植物が育成されない初期の状態では、植物Sの根が伸びていないため、植物Sが収納された状態で運搬されたり、植物Sが収納されたままで転倒すると、培地27ごと培地収納部24aから抜け落ちてしまうことがある。
【0004】この発明は、上述の課題を解決するものであり、植物育成が初期の状態でも容器に一体的に固着され、運搬時や転倒した時でも植物が培地毎抜け落ちることのない植物栽培用容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる植物栽培用容器では、上記課題を解決するため以下のように構成するものである。即ち、培地に植えつけられる植物を栽培あるいは観賞するために、前記植物を囲うように配設される透明な保護ケースと、前記保護ケースを支持する器台と、を有し、前記保護ケースが、透明材で形成される上ケースと、外周縁が前記上ケースとパッキンを介して連結され前記器台上に支持される下ケースと、を有し、前記上ケースと前記器台とを固定することによって、前記上ケースと前記下ケースとを密封するように構成される植物栽培用容器であって、前記下ケースが、前記上ケースと係合可能な外周縁部と、前記外周縁部の内方で中央に向かって低くなるようなテーパ面と、を有するフランジ部と、前記フランジ部の中央部で上方に延設され前記培地が収納される培地収納部と、を有して構成され、前記培地の下方にミズゴケが前記培地収納部に一体的に配設されることを特徴とするものである。
【0006】また好ましくは、前記培地収納部の下部に前記培地収納部の内部と外部に通ずる複数個の給水口が形成され、前記ミズゴケが前記給水口に一部が貫通して前記培地収納部と一体的に配設されることを特徴とするものであればよい。
【0007】さらに、前記培地収納部の側壁に複数個の孔が形成され、複数個の脚部を有するピンが前記脚部を前記孔に挿通するとともに前記ピンが前記ミズゴケを拘持するように前記培地収納部内に配置して、前記ミズゴケが前記培地収納部と一体的に配設されることを特徴とするものであってもよい。
【0008】またこの植物栽培用容器は、培地に植えつけられる植物を栽培あるいは観賞するために、前記植物を囲うように配設される透明な保護ケースと、前記保護ケースを支持する器台と、を有し、前記保護ケースが、透明材で形成される上ケースと、外周縁が前記上ケースとパッキンを介して連結され前記器台上に支持される下ケースと、を有し、前記上ケースと前記器台とを固定することによって、前記上ケースと前記下ケースとを密封するように構成される植物栽培用容器であって、前記下ケースが、前記上ケースと係合可能な外周縁部と、前記外周縁部の内方で中央に向かって低くなるようなテーパ面と、を有するフランジ部と、前記フランジ部の中央部で上方に延設され前記培地が収納される培地収納部と、を有して構成され、前記培地収納部の下部に前記培地収納部の内部と外部に通ずる複数個の孔が形成され、前記培地の下方に前記培地と一体的に配置されるとともに前記孔に一部が貫通するように、培地脱落防止部材が配設されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】植物栽培用容器(以下、容器という)1は、図1に示されるように、上ケース3、下ケース4と、上ケース3と下ケース4との間に介在されるパッキン5と、を備えて構成される保護ケース2と、保護ケース2を支持する器台6と、を備えて構成され、保護ケース2内に培地7に植えられる植物Sを密閉状態にして配置している。保護ケース2内は雑菌の侵入を防止して無菌状態を保つとともに、適度な温度と湿度を保つようにしている。
【0011】上ケース3は、透視できるように例えばポリカーボネート等の合成樹脂やガラス等の透明な材料で形成され、上部外周が下方に湾曲された半球状に形成されるとともに下部が上部に連接する円筒状に形成され、下面が解放された状態で内部が中空状に形成されている。また、上ケース3の下端部には、図2で示されるように、保護ケース2内を密封強固にするために、全周にわたってパッキン5を押圧する突起部31が形成されている。さらに、上ケース3の下端部の近傍上方に、器台6と連結する連結片32が下部の外周に4か所形成され、連結片32の上面は、図3に示されるように、上ケース3の回転する方向に対して後部側が高くなるように傾斜面33を有している。なお、連結片32は4個に限るものではなく、複数個あれば効果的である。
【0012】下ケース4は、中央部に底部から保護ケース2内の上方に向かって断面円形に形成される培地収納部41と、培地収納部41下部の回りに配置されるフランジ部43と、を有して形成される。フランジ部43の外周縁部43aの上面には、パッキン5を介して上ケース3の突起部31に係合され保護ケース2内を密封するために、図2に示されるように、全周にわたって凸部43bが形成されている。凸部43bの内側に、上方に突起する壁部43cが全周にわたって形成され、さらに壁部43cの内側には、中央部の培地収納部41側に向かって低くなるようなテーパ面43dが全周にわたって形成されている。また、外周縁部43aの下面には下方に向かう突起部が全周にわたって形成されている。なお、上述の壁部43cは、外部からの菌や埃が保護ケース2内に侵入することを防止するために形成されているものである。
【0013】培地収納部41のフランジ部43との接する部分には、図4に示すように、テーパ面43dの中央部上面に連接するように形成された複数個の給水口41aが配置されている。そして、培地収納部41には下部側にミズゴケ10が収納部41下部一面に散在され、ミズゴケ10の上部に植物が植えられた培地7が収納される。ミズゴケ10の多くは培地7と一体になり、フランジ部43に落下されテーパ面43dによって中央部に流れてきた水滴が、ミズゴケ10を伝わって培地7に補給されることになる。
【0014】また、下ケース4のフランジ部43には、上ケース3が曇らないように少なくとも1個の突起部44が形成されていて、突起部44に通気孔44aが貫通するように形成されている。さらに、突起部44の上面はフランジ部43の中央に向かって低くなるような傾斜面を有し、傾斜面に沿ってフィルタが45が通気孔44aを塞ぐように配置されている。
【0015】上ケース3と下ケース4との間に介在されるパッキン5は、弾力のあるゴム製でリング状に形成されている。パッキン5の上面には、上ケース3の突起部31に係合される凹部51が形成され、パッキン5の下面には下ケース4の凸部43aに係合される凹部52が形成されている。さらに外周部は下ケース4のフランジ部43の外周側面を囲うように全周にわたって下側に向かって突起される突起部53が形成されている。
【0016】器台6は、図5に示されるように、お盆型に形成され側面部61が中空状に形成され、底面部62は下方が解放されている。そして、側面部61の下端面が底面部62の下端面より下方に延設され、側面部61の内周壁に上ケース3の連結片32に係合される連結対片63が連結片32に対応して4か所形成される。連結対片63の下面には、連結片32の傾斜面33が係合できるように傾斜面64と、連結片32の端面が当接するストッパ片65が傾斜面64より低い位置に配設されるように形成されている。そして、底面部62の上面には下ケース4が載置される。
【0017】このように構成される植物栽培用容器1は、保護ケース2を器台6に連結することにより、保護ケース2内が密封される。保護ケース2が器台6に連結される際は、まず、容器1の培地収納部41内の下部一面に水とともにミズゴケ10を配置させるとともにミズゴケ10の一部を培地収納部41に形成された給水口41aに密着状態で入り込ませる。そして、植物Sが植えられた培地7をミズゴケの上面に載置するように培地収納部41内に収納する。培地7は、一般的に植物培養として使用されるものであり、微量栄養素等が寒天で固められた状態にされている。従って、ミズゴケ10は培地7の寒天が溶けることによって培地7に混合して一体化される。ミズゴケ10の一部は給水口41aに入り込んでいるため、培地7の収納時に培地7はミズゴケ10によって培地収納部41を一体化させる。
【0018】次に、下ケース4を器台6に載置し下ケース4のフランジ部43の凸部43bとパッキン5の凹部52を合わせてパッキン5を下ケース4に係合させる。その後、上ケース3を、上ケースの連結片32と器台の連結対片63とが干渉しない位置において、上ケース3下面の突起部31をパッキン5の突起部51に合わせながら、下ケース4のフランジ部43上に載置する。上ケース3を器台6に対して所定角度(連結片32が連結対片63のストッパ片65に当接するまで)回転すると、上ケース3の連結片32と器台6の連結対片63がその傾斜面33、64にガイドされながら連結される。上ケース3がパッキン5を介して下ケース4を押圧することによって保護ケース2内が強固に密封される。
【0019】培地7に植えられる植物Sは、昆虫や小動物を捕らえて食虫作用をする食虫植物で、例えば、モウセンゴケやハエトリグサのような植物が栽培される。植物栽培用容器1で栽培される植物Sは、光の照射する家庭内窓際やあるいは明るいオフィス等に置かれ、適度な温度が保たれる。この場合約20℃〜25℃が適温である。
【0020】この状態でしばらくすると培地に含まれる水分が蒸発し、上ケース3の上部の内周壁に結露となって溜ってくる。結露は、その後、重力により上部から下方に伝わり下ケース4のフランジ部43のテーパ面43dに落下し水滴となって中央部に流れ、水滴は培地収納部41の給水口41aから培地収納部41内に入り込むため培地7はミズゴケ10によって水分が補強されることになる。そのため、給水が可能な植物Sは長い寿命を維持することができ十分に栽培でき観賞することができる。従って、この状態では、運搬配達時に容器1を傾倒させても培地7は培地収納部41から脱落することがない。そして植物がさらに育成して根を大きく張るようになると、植物の根とミズゴケ10が絡み合って、培地7とミズゴケ10はさらに強固に一体化される。
【0021】なお、ミズゴケ10を培地収納部41と一体化させる形態は上記に限らず、図6に示すように、培地収納部41の側壁に複数個の孔41bを形成し、孔41bに三脚状のピン12のそれぞれの脚部を挿通するとともに、散在しているミズゴケ10の内部にピン12の中央部を挿入するようにしてもよい。培地収納部41の孔41bに支持されたピン12がミズゴケ10を拘束することによって、ミズゴケ10と培地収納部41を一体化させ、培地7の脱落防止をさらに図ることができる。
【0022】図7は、培地脱落防止部材として、ミズゴケの代わりに角型のT字パイプ15を培地7の下方に配置するものであり、横パイプ15aの両端が給水口41aに挿通するように配置され、横パイプ15aの中央部から上方に配置された立てパイプ15bが培地7に埋設するように配置されている。培地7を培地収納部41に収納する時は、まず横パイプ15aを培地収納部41の下部に配置させ、次に立てパイプ15bを横パイプ15aに立設させる。T字パイプ15が配置された後、培地7を培地収納部41に収納すると、培地7に含まれている寒天がパイプの回りに融合され固まり培地7とパイプ15が一体化されてパイプ15の横方向の規制がなされる。従って、給水口41aに挿通されたパイプ15は培地7により培地収納部41の上下方向移動の規制をされるため、培地7の脱落防止の役目をすることになる。さらに横パイプ15aの上面部に複数個の孔を形成し布を垂らすようにすれば、フランジ部43に流れてきた水滴がパイプ内に入り培地7の給水を可能とする。
【0023】この形態においては、特に、立てパイプ15bを削除するようにしてもよく、パイプでなく丸棒にして丸棒の回りを布で巻つけるようにすれば、脱落防止と給水が可能となる。また、培地収納部41の側壁に2個の孔を形成し、横パイプ15aを給水口41aでなく前記孔に挿通するようにしてもよい。
【0024】さらに、培地脱落防止部材は上述に限るものでなく、培地収納部の給水口あるいは側壁の孔に挿通できしかも培地に固着されるものであればよく、しかも培地への補水ができるものであれば、どのようなものでもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の植物栽培用容器によれば、培地に植えつけられる植物を栽培あるいは観賞するために、前記植物を囲うように配設される透明な保護ケースと、前記保護ケースを支持する器台と、を有し、前記保護ケースが、透明材で形成される上ケースと、外周縁が前記上ケースとパッキンを介して連結され前記器台上に支持される下ケースと、を有し、前記上ケースと前記器台とを固定することによって、前記上ケースと前記下ケースとを密封するように構成されるものであり、前記下ケースが、前記上ケースと係合可能な外周縁部と、前記外周縁部の内方で中央に向かって低くなるようなテーパ面と、を有するフランジ部と、前記フランジ部の中央部で上方に延設され前記培地が収納される培地収納部と、を有して構成され、前記培地の下方にミズゴケが前記培地収納部と一体的に配設されている。ミズゴケは培地に含まれる寒天等に融合され固められて前記培地に一体化され、さらに前記培地収納部の給水口に入り込んで前記培地収納部に絡みついたり、また、ミズゴケを拘持するようにピンを配置すれば、植物が植えられた培地は、運搬時における振動や、持ち運び時における転倒が発生しても前記培地収納部から脱落することを防止できる。しかもミズゴケは水分を給水するので植物を長寿命化させることができる。
【0026】この植物栽培用容器は、上述のミズゴケに代わって、前記培地の下方に配置され、前記培地収納部に形成された孔に挿通する培地脱落防止部材を設けるようにしてもよい。前記培地脱落防止部材は前記培地の寒天等で融合して固められて、前記培地と一体化されるとともに、前記培地収納部に対して動きを規制されて前記培地と前記培地収納部を一体化させる。そのため、前記培地の前記培地収納部からの脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による植物栽培用容器を示す断面図
【図2】図1における上ケースと器台の連結部を示す一部断面図
【図3】図1における連結片を示す図
【図4】図1における給水口部を示す一部拡大断面図
【図5】図1における器台を示す斜視図
【図6】別の形態によるミズゴケと培地収納部との一体化を示す断面図
【図7】本発明の培地収納部の給水手段の別の形態を示す図
【図8】従来の植物栽培用容器を示す図
【符号の説明】
S…植物
1…植物栽培用容器
2…保護ケース
3…上ケース
4…下ケース
6…器台
7…培地
10…ミズゴケ
15…T字パイプ
41…培地収納部
41a…給水口
42…培地収納部
43…フランジ部
43a…外周縁部
43d…テーパ面
44…突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 培地に植えつけられる植物を栽培あるいは観賞するために、前記植物を囲うように配設される透明な保護ケースと、前記保護ケースを支持する器台と、を有し、前記保護ケースが、透明材で形成される上ケースと、外周縁が前記上ケースとパッキンを介して連結され前記器台上に支持される下ケースと、を有し、前記上ケースと前記器台とを固定することによって、前記上ケースと前記下ケースとを密封するように構成される植物栽培用容器であって、前記下ケースが、前記上ケースと係合可能な外周縁部と、前記外周縁部の内方で中央に向かって低くなるようなテーパ面と、を有するフランジ部と、前記フランジ部の中央部で上方に延設され前記培地が収納される培地収納部と、を有して構成され、前記培地の下方に、ミズゴケが前記培地収納部に一体的に配設されることを特徴とする植物栽培用容器。
【請求項2】 前記培地収納部の下部に前記培地収納部の内部と外部に通ずる複数個の給水口が形成され、前記ミズゴケが前記給水口に一部が貫通して前記培地収納部と一体的に配設されることを特徴とする請求項1記載の植物栽培用容器。
【請求項3】 前記培地収納部の側壁に複数個の孔が形成され、複数個の脚部を有するピンが前記脚部を前記孔に挿通するとともに前記ピンが前記ミズゴケを拘持するように前記培地収納部内に配置して、前記ミズゴケが前記培地収納部と一体的に配設されることを特徴とする請求項1記載の植物栽培用容器。
【請求項4】 培地に植えつけられる植物を栽培あるいは観賞するために、前記植物を囲うように配設される透明な保護ケースと、前記保護ケースを支持する器台と、を有し、前記保護ケースが、透明材で形成される上ケースと、外周縁が前記上ケースとパッキンを介して連結され前記器台上に支持される下ケースと、を有し、前記上ケースと前記器台とを固定することによって、前記上ケースと前記下ケースとを密封するように構成される植物栽培用容器であって、前記下ケースが、前記上ケースと係合可能な外周縁部と、前記外周縁部の内方で中央に向かって低くなるようなテーパ面と、を有するフランジ部と、前記フランジ部の中央部で上方に延設され前記培地が収納される培地収納部と、を有して構成され、前記培地収納部の下部に前記培地収納部の内部と外部に通ずる複数個の孔が形成され、前記培地の下方に前記培地と一体的に配置されるとともに前記孔に一部が貫通するように、培地脱落防止部材が配設されることを特徴とする植物栽培用容器。

【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図4】
image rotate


【図1】
image rotate


【図5】
image rotate


【図6】
image rotate


【図7】
image rotate


【図8】
image rotate


【公開番号】特開平11−151041
【公開日】平成11年(1999)6月8日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平9−319254
【出願日】平成9年(1997)11月20日
【出願人】(000176958)三明電機株式会社 (37)