説明

検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システム

【課題】各画面領域に対して個別のデータベースを備えることで検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な画面領域への検索情報露出を誘導することができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供する。
【解決手段】CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベースを維持する段階と、検索用キーワードの受信によって検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報をデータベースから検索する段階と、CCI情報を用いて検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する段階と、領域グループ別に分類された検索情報を選定された配列方式に従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーワード広告において、一つのデータベースを活用して複数の画面領域に露出(表示)される検索情報を検索するものであって、より詳細には、システム構成を簡素化し、かつ単一キーワードの購買によって多様な画面領域への検索情報の露出を可能にする検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、インターネットの急激な発展に伴い、通信網を介した情報検索が極めて一般的になっている。このような通信網を介した情報検索が活発化することで、キーワードと関連した広告を検索結果画面に挿入したり、検索情報と結び付けて提供したりするキーワード広告モデルが有効な広告技法として情報提供者に愛用されている。また、該キーワード広告は、情報検索を支援する業者(検索サイト運営プロバイダー)側にとっても、安定した収益源となっている。
【0003】
従来のキーワード広告は、情報提供者の検索情報に含まれる情報の形態、検索情報を配列する形態、又は情報提供者に広告費を課金する形態などによって多様なキーワード広告用の画面領域を提供していた。すなわち、キーワード広告の画面領域には、検索作業を介して検索される検索情報(広告情報を含む)が露出されたり、検索情報を配列する検索結果リストが表示されたりする。
【0004】
このような画面領域に対して、従来のキーワード広告を提供するシステムには、画面領域ごとに検索情報を管理する独立したデータベースが備えられているが、システムを構成する装置の構築過程が複雑になり、システム構築費用も著しく増大するという側面を有している。
【0005】
すなわち、キーワード広告を支援するサーバは、複数の画面領域に対して検索情報を独立して管理しなければならず、これに伴い、各画面領域に対して独立した各データベースを備えている実情にある。
【0006】
キーワード広告のために検索情報を購買する情報提供者側にとっては、各画面領域に検索情報を露出するために、一つのキーワードを画面領域の数に相応する分何度も購買しなければならない負担があった。さらに、購買したキーワードを画面領域別に管理しなければならない不便さもあった。
【0007】
また、キーワード広告を支援するサイト運営者側にとっては、各画面領域別にデータベースを個別に構築しなければならないため、これによる手間が生じていた。例えば、画面領域毎に情報提供者に対する営業行為やマーケティング行為などの追加的な努力(手間)が要求されていた。
【0008】
したがって、画面領域別に個別のデータベースが必要なく、一つのデータベースを活用して複数の画面領域に露出される検索情報を検索し、一度のキーワード購買(同一キーワードを一度の購入)でマーケティング戦略に応じた異なる広告用の各画面領域を効果的に移動しながら検索情報を露出させることができる新しいキーワード広告モデルが切に求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するために案出されたものであり、各画面領域に対して個別のデータベースを備えることで検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な複数の画面領域への検索情報露出を誘導することができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、情報提供者の検索情報を複数の画面領域に露出できるとともに、情報提供者の検索情報が露出される複数の画面領域を有機的に変更しながら、該情報を露出することで、情報提供者のマーケティング戦略に応じた検索情報の露出及びその管理を効率的に成すことができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、キーワード広告を支援する運営者側にとっても、個別の各画面領域に対して個別のデータベースをすべて備える必要がなくなるため、システムの構成および維持にかかる費用を節減することができ、かつ画面領域別の営業やマーケティングを遂行する手間が不要な検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、作成された複数の検索結果リストが、検索結果画面を分割した複数の画面領域それぞれに表示されることで、検索者にとってはより一層多様かつ豊富な検索情報へのアクセスが容易になるようにし、情報提供者にとってはキーワードの単一購買によってより一層多くの検索情報の露出機会が得られるようにする効果を誘導することができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、それぞれの体系から構成されている画面領域、例えば「パワーリンク」および「ビズサイト」を一つの体系に統一することで、キーワード登録の利便性を向上させ、データベースの共通活用を可能にする検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、上段画面領域での露出方式と下段画面領域での露出方式に差をつけることで、情報提供者間の善意の競争を誘導し、ペイドリスティング方式とペイドインクルージョン方式とを適切に組み合わせて検索情報を配列する検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記目的を達成するために、検索結果リスト生成方法は、CCI(Click Choice Index)情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベースを維持する段階と、検索用キーワードの受信によって検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報をデータベースから検索する段階と、CCI情報を用いて検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する段階と、領域グループ別に分類された検索情報を選定された方式に従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする。
【0016】
また、前記目的を達成するための本発明の検索結果リスト生成システムは、CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベースと、検索用キーワードの受信によって検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報をデータベースから検索する検索手段と、CCI情報を用いて検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類するグループ分類手段と、領域グループ別に分類された検索情報を選定された方式に従って配列して検索結果リストを作成するリスト作成手段と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、各画面領域に対して個別のデータベースを備えることで検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な画面領域への検索情報露出を誘導することができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【0018】
また、本発明によると、情報提供者の検索情報が複数の画面領域を有機的に変更しながら露出されることで、情報提供者のマーケティング用途に応じた検索情報の露出管理を効率的に成すことができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【0019】
また、本発明によると、キーワード広告を支援する事業者側にとっても、個別の画面領域に対してデータベースをすべて備える必要がなくなるため、システムの構成および維持にかかる費用を節減することができるし、画面領域別に営業やマーケティングを遂行すべき手間が不必要となる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【0020】
また、本発明によると、作成された複数の検索結果リストが、検索結果画面を分割した複数の画面領域それぞれで表示されることで、検索者にとってはより一層多様かつ豊富な検索情報への接近が容易になるようにし、情報提供者にとってはキーワードの単一購買によってより一層多くの検索情報の露出機会が得られるようにする効果を誘導することができる検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【0021】
また、本発明によると、それぞれの体系から構成されているパワーリンクおよびビズサイトを一つの体系に統一することで、キーワード登録の便宜性が向上し、データベースの共通活用を可能にする検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【0022】
また、本発明によると、上段画面領域での露出方式と下段画面領域での露出方式に差をつけることで露出業社間の善意の競争を誘導し、検索情報を固定したりローリングしたりして配列するペイドリスティング方式と、課金をカテゴリ別に差等および同一にしてアルゴリズムによって検索情報を配列するペイドインクルージョン方式とを適切に組み合わせて検索情報を配列する検索結果リスト生成方法および検索結果リスト生成システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の態様】
【0023】
以下、図面を参照しながら、本発明を好適な実施形態に即して説明する。図1は、本発明の検索結果リスト生成方法に係る検索結果画面を示した図である。
【0024】
図1に示すように、検索作業を支援する検索ウィンドウに「花の配達」というキーワード(検索用キーワード)を検索者が入力する場合、本発明の検索結果リストシステムは、キーワード「花の配達」を購買した情報提供者の検索情報を検索する。検索された検索情報は、所定の基準に従って領域グループにグルーピングされ、領域グループの各々に対して独立した配列方式で検索情報を配列して複数の検索結果リストを作成する。このとき、検索結果リストシステムは、作成された複数の検索結果リストが、検索結果画面を分割した複数の画面領域の各々に表示されるようにすることで、検索者にとってはより一層多様かつ豊富な検索情報へのアクセスが容易になるようにし、情報提供者にとってはキーワードの単一購買によってより一層多くの検索情報の露出機会が得られるようにする効果を誘導することができる。
【0025】
画面領域とは、検索結果画面を複数に分割し、それぞれに検索結果リストを表示する領域であり、特定の画面領域には、同一の領域グループに分類および配列される検索情報をリスト化して表示する。画面領域の一例として、図1では、パワーリンク100、プラスプロ110、ビズサイト120などを例示している。キーワード「花の配達」によって検索された検索情報は、キーワード広告の契約形態、検索情報の構成などに応じて表示される画面領域が相違して決定される。例えば、イメージを含む検索情報は、画面領域のプラスプロ110を介して検索者に露出されたりする。プラスプロ110は、情報提供者のウェブサイトに関する文章及びイメージを含む検索情報を配列及び露出させる画面領域である。
【0026】
特に、本発明の検索結果リストシステムは、各画面領域に対して検索情報を管理するためのデータベースを個別に備えていた従来のものとは異なり、一つのデータベースを活用して複数の画面領域に露出される検索情報を検索することで、システム構成の具現における簡素化、および単一キーワード購買による多様な画面領域への検索情報の露出を可能にする。
【0027】
例えば、検索情報に対する配列および課金方式が相違したパワーリンク100およびビズサイト120に対して、本発明の検索結果リスト生成システムは、両者の画面領域に一つのデータベースのみを連動させる。これにより、検索用キーワード「花の配達」に応答して一つのデータベースから検索される検索情報は、パワーリンク100またはビズサイト120に分類されて配列されるようになる。
【0028】
また、検索結果リスト生成システムは、各画面領域の配列および課金方式をそのまま存続させることで、特定の画面領域への検索情報の露出によって誘発(獲得)される効果が継続して保証されるようにもできる。すなわち、検索結果リスト生成システムは、キーワード広告を遂行する際に、一つのデータベースを用いることで検索情報管理が簡易に実行されながら、各画面領域への検索情報の配列および課金方式が独立して設定されるようにする。
【0029】
例えば、検索結果リスト生成システムは、キーワード「花の配達」に対応して検索される検索情報を、所定の基準(CCIサイズ)に従って領域グループIまたは領域グループII分類することができる。また、検索結果リスト生成システムは、領域グループIに分類された検索情報を、パワーリンク100での配列方式である固定配列方式に従って配列して検索結果リストを作成したり、領域グループIIに分類された検索情報を、ビズサイト120での配列方式である配列アルゴリズムを適用して配列して検索結果リストを作成したりする。このように作成された検索結果リストは、領域グループI、IIのそれぞれに割り当てられた画面領域に表示され、検索情報が検索者に露出される。
【0030】
パワーリンク100とは、ウェブサイトの題目(タイトル)及びウェブサイトの説明(ネットワークアドレスを含む)を含む検索情報を配列および露出させる画面領域であって、例えば、領域グループIに分類された検索情報を、CCIサイズによって配列して露出したりする。図1では、キーワード「花の配達」によって検索された検索情報から、CCIサイズが上位3位内の検索情報である「花の配達フラワーモール」、「お薦め花の配達」、「フラワー119花の配達」を領域グループIに分類し、領域グループIに分類されたこの3つの検索情報をCCIサイズに従って配列して作成した検索結果リストの露出を例示している。ここで、パワーリンク100における検索情報の配列方式の他の一例として、ローリング配列方式を挙げることもできる。これは、検索結果リスト生成システムが、領域グループIに分類された3つの検索情報を無作為(ランダム)に配列して検索結果リストを作成し、作成された検索結果リストを画面領域のパワーリンク100に露出させるものである。
【0031】
また、ビズサイト120とは、ウェブサイトの題目、ウェブサイトの説明(ネットワークアドレスを含む)、及び付加情報(サービス、イベントなどの情報)を含む検索情報を配列および露出させる画面領域であって、例えば、領域グループIIに分類された検索情報を無作為に、又は所定の配列アルゴリズムを反映して配列および露出したりする。ここで、配列アルゴリズムとは、所定の期間内に特定の検索情報と関連して生成されるデータを分析して、検索情報のリスト内における位置を決定するためのものである。例えば、配列アルゴリズムは、過去30日間の検索情報に対する人気度(検索者のクリック数など)又はキーワードと検索情報との関連度(検索用キーワードの検索情報の含有可否など)を含んで考慮して生成されたりする。
【0032】
図1には、キーワード「花の配達」によって検索された検索情報から、CCIサイズが上位3位以外の、すなわち4位以下の「グリーントピア」、「花ジョア花の配達」、「韓国フラワーネット」などの多数の検索情報を領域グループIIに分類し、領域グループIIに分類された検索情報を無作為に配列したり、配列アルゴリズムを適用して配列した検索結果リストの露出を例示している。
【0033】
情報提供者への広告費用の課金は、露出された検索情報を検索者がクリックすることによって所定の金額が賦課されるCPC(Click Per Cost)方式を適用することが可能である。本実施形態においては、情報提供者が入力した最大クリック費用を用いて賦課すべき広告費用を演算している。広告費用の演算において、検索結果リスト生成システムは、検索者によって検索情報が1回ずつクリック選択される度に、該当する検索情報の情報提供者が入力した最大クリック費用をそのまま広告費用として課金してもよいし、最大クリック費用に所定サイズの加重値を適用して演算した広告費用を課金してもよい。
【0034】
なお、最大クリック費用を用いて広告費用を演算する方法以外にも、CCIサイズを活用して検索情報の各々に対して広告費用を演算することも可能である。例えば、検索結果リスト生成システムは、特定の領域グループに分類された検索情報からCCIサイズが最小の検索情報を識別し、識別された検索情報のCCIサイズ(例えば、200)を個別の検索情報の広告運営点数(例えば、5)で割って広告費用(200÷5=40)を演算することも可能である。
【0035】
したがって、本発明に係る検索結果リスト生成方法は、パワーリンク及びビズサイトの各々に対して個別のデータベースを備えることで検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な画面領域へ検索情報の露出を誘導することができる。
【0036】
また、本発明によると、情報提供者の検索情報が画面領域(パワーリンク又はビズサイト)を有機的に変更しながら露出されるので、情報提供者のマーケティング戦略に応じた検索情報の露出管理を柔軟に成すことができる。
【0037】
また、本発明によると、多様な要素を考慮したアルゴリズムを活用してリスト内の検索情報の位置を決定することで、最大クリック費用のみを考慮していた従来の検索情報の位置決定方式によって生じ得る広告費用の増加などの問題点を解消することができる。
【0038】
また、本発明によると、キーワード広告を支援する事業者側にとっても、個別の画面領域に対して各々のデータベースをすべて備える必要がなくなるため、システムの構成および維持にかかる費用を節減することができ、かつ画面領域別に営業やマーケティングを遂行すべき手間が不必要となる(画面領域毎に情報提供者に対する事業者側の営業行為やマーケティング行為などの追加的な努力(手間)が必要なくなる)。
【0039】
以下、図2を参照して、本発明の検索結果リスト生成システムの具体的な構成を説明する。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態に係る検索結果リスト生成システムを示す構成図である。
【0041】
本発明の検索結果リスト生成システム200は、データベース210と、検索手段220と、グループ分類手段230と、リスト作成手段240と、を含み得る。
【0042】
まず、データベース210は、CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存する。すなわち、データベース210は、キーワード広告サービスの提供を受けようとする情報提供者から、検索情報及び該検索情報の抽出原因(検索要請の際のサーチ原因)となるキーワードを受信し、検索情報及びキーワードを対応させて記録し、維持する役割をする。検索情報を入力する際に、情報提供者は、キーワード購買過程を介してキーワードを入力し、データベース210は、入力されたキーワードと検索情報を対応させて保存する。これにより、この後、検索のために検索者が検索用キーワードを検索ウィンドウに入力する場合、本発明の検索結果リスト生成システム200は、受信した検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報をデータベース210から検索する環境を構築することができる。
【0043】
また、データベース210は、情報提供者から入力された最大クリック費用を検索情報に対応させて保存することがある。ここで、最大クリック費用とは、露出された自身の検索情報が検索者によってクリック選択される場合に、課金を許容する最大金額を指すものである。ここで、情報提供者は、マーケティング戦略に応じて最大クリック費用を柔軟に設計して入力することができる。
【0044】
最大クリック費用の入力において、検索結果リスト生成システム200は、キーワードに対するカテゴリの入力許容価格範囲を決定することがあり、情報提供者からの最大クリック費用の入力が、キーワードが属するカテゴリに対して決定される入力許容価格範囲以内となるように誘導することがある。このような手順を介して、検索結果リスト生成システム200は、カテゴリ別に購買されるキーワードの価格を一定水準で維持することができる。これにより、例えば、人気キーワードが属するカテゴリに対して極めて低い価格で最大クリック費用を入力することを抑制し、システム運営者の収益を適切に保証することが可能となる。
【0045】
このような最大クリック費用は、検索情報の順位を決定するのに用いられるCCI情報の生成に利用することができる。以下、図3を参照して、検索情報別のCCIサイズの演算過程を説明する。
【0046】
図3は、本発明に係る検索情報それぞれに対するCCI情報の生成の一例を説明した図である。
【0047】
図3に示すように、データベース210は、キーワード「花の配達」を共通して購買した情報提供者が入力した最大クリック費用を、検索情報それぞれに対応させて保存することを例示している。CCIとは、特定の検索情報がキーワード広告サービス期間内に達成した運営実績によって付与される点数であって、例えば、最大クリック費用に広告運営点数を乗算した数値で現わされる。本発明の検索結果リスト生成システムは、CCIが高い順にキーワードによる所定数の検索情報を検索することができる。検索情報の検索がより高い確率で成されるようにするために、最大クリック費用は、高く入力されるのが好ましく、広告運営点数は大きく演算されるのが好ましい。ただし、この広告運営点数は、情報提供者が任意に調整することができないので、情報提供者はCCIを高めるために最大クリック費用を高く入力するのが好ましい。
【0048】
ここで、広告運営点数とは、所定の期間内の検索情報の運営実績によって本システムの運営者が検索情報別に設定する点数であって、例えば、運営者は、検索情報に対して最近30日(現時点を基準にして過去30日)を基準とした平均クリック率(クリック回数÷露出回数)またはCTR(Click Through Rate)などを含んで考慮し、検索情報の運営実績を広告運営点数に数値換算する、つまり、所定の期間内に検索情報と関連して生成されるデータとして、検索情報に対して最近30日(現時点を基準にして過去30日)を基準とした平均クリック率(クリック回数÷露出回数)またはCTR(Click Through Rate)などを適用し、これらのデータを検索情報の運営実績として広告運営点数に数値換算する。
【0049】
例えば、最大クリック費用「150」を入力した情報提供者の検索情報「花の配達フラワーモール」に対して、運営者は、平均クリック率などの運営実績を考慮して広告運営点数「5」を設定する。そして、検索結果リスト生成システム200は、この最大クリック費用「150」と広告運営点数「5」とを乗算してCCIのサイズを「750」と演算することができる。
【0050】
以後、検索結果リスト生成システム200は、演算されたCCIサイズを含むCCI情報を生成して、検索情報それぞれに連動させる。
【0051】
また、検索結果リスト生成システム200は、演算されたCCIサイズに基づいて検索情報に対する順位を決定することができる。図3では、CCIサイズが大きい検索情報順に相対的に高い順位が付与されることを例示している。検索情報に付与された順位は、後述するグループ分類手段230による検索情報の領域グループ分類に活用される。
【0052】
例えば、キーワード「花の配達」を共通して購買した情報提供者の検索情報を整列して保存する図3のデータベース210では、CCIサイズが「750」で最大である検索情報「花の配達フラワーモール」に順位1位が付与されている。これ以下のサイズの検索情報に対しては、CCIサイズの降順で順位が付与されることを例示している。
【0053】
検索手段220は、検索用キーワードを受信することによって、受信した検索用キーワードに対応するキーワードと連動する検索情報をデータベース210から検索する。すなわち、検索手段220は、検索者が検索ウィンドウに検索用キーワードを入力することによって発生する検索要請に応答して、検索用キーワードに対応する検索情報をデータベース210から抽出する役割をする。検索手段220は、検索用キーワードに正確に一致すする、若しくは検索用キーワードを含むキーワードであるかを識別して、識別したキーワードに対応する検索情報をデータベース210から検索する。
【0054】
グループ分類手段230は、CCI情報を用いて検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する。すなわち、グループ分類手段230は、CCI情報に含まれるCCIサイズに基づいて各検索情報に対して順位を決定し、設定された順位範囲に属する順位の検索情報を第1領域グループに分類する。一方、グループ分類手段230は、設定された順位範囲に属さない順位の検索情報を第1領域グループと区分された第2領域グループに分類する。ここで、第1領域グループ又は第2領域グループは、検索情報が露出する位置(画面領域)を識別してグルーピングする手段として活用される。本実施形態では、検索結果画面の上段画面領域に露出する検索情報を分類する第1領域グループと、第1領域グループに分類された検索情報より相対的に下段画面領域に露出する検索情報を分類する第2領域グループとを定義する。ただし、第1および第2領域グループは、説明の便宜のための区分であるだけで、グループ分類手段230は、検索された検索情報を2つ以上の領域グループに分類することもできる。
【0055】
リスト作成手段240は、領域グループ別に分類された検索情報を選定された方式に従って配列して検索結果リストを作成する。すなわち、リスト作成手段240は、一つの領域グループに分類される検索情報を、各々独立した配列方式に従って配列してリスト化するものである。
【0056】
検索結果リストの作成において、第1領域グループ又は第2領域グループに対する配列方式として固定配列方式が選定される場合、リスト作成手段240は、第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を、CCIサイズによる降順で配列して検索結果リストを作成する。
【0057】
また、第1領域グループ又は第2領域グループに対する配列方式としてローリング配列方式が選定される場合、リスト作成手段240は、第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を無作為(ランダム)に配列して検索結果リストを作成する。
【0058】
特に、第1領域グループに分類された検索情報より下段画面領域に配列される検索情報を分類する本実施形態の第2領域グループ(または第1領域グループ)に対して、リスト作成手段240は、配列方式として配列アルゴリズム活用方式を選定し、第2領域に分類された検索情報を配列アルゴリズムに従って配列して検索結果リストを作成するように構成することができる。ここで、配列アルゴリズムとは、キーワード広告の運営において累積して生成された多様なファクタ(factor)を反映して検索情報を配列するものであって、例えば、検索情報に対する人気度又はキーワード(購買したキーワード)との関連度を含んで考慮して生成されたりする。例えば、人気度と関連した配列アルゴリズムを適用する場合、リスト作成手段240は、特定の検索情報がキーワード広告を介して検索者に露出された所定期間内の人気度を考慮して、該当する検索情報のリスト上の位置を決定したりする。
【0059】
このように本発明によると、露出される画面領域によって検索情報を所定の領域グループに分類し、分類された領域グループに対して独立した配列方式で検索情報を配列して複数の検索結果リストを作成する。このため、検索情報が多様に露出される環境を設けることができる。
【0060】
また、本発明によると、単一キーワード購買によって複数の画面領域への検索情報の露出が可能であり、検索情報の露出機会がより一層多く与えられるようにする効果を得ることができる。
【0061】
以下、上述した図3及び図4を参照して、検索結果リスト作成の一例を説明する。
【0062】
図4は、本発明の領域グループ別に作成される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【0063】
上述した図3と同様、検索結果リスト生成システム200は、キーワード「花の配達」に対応して保存されるデータベース210の検索情報に対して、最大クリック費用と広告運営点数とを乗算した結果であるCCIサイズを考慮して順位を決定する。すなわち、図3におけるデータベース210には、CCIサイズが最大である「750」の検索情報の「花の配達フラワーモール」を1位とする降順の順位が検索情報それぞれに付与されて保存されている。
【0064】
このような条件下で、検索結果リスト生成システム200は、設定された順位範囲内に含まれる検索情報を、独立した領域グループに分類することができる。図4では、順位範囲が「1位〜3位」で設定される場合に、データベース210を参照して順位3位内の検索情報である「花の配達フラワーモール」などを領域グループIに分類し、それ以下の順位(4位以下の順位)である「グリーントピア」、「花ジョア花の配達」、「韓国フラワーネット」などの多数の検索情報を領域グループIIに分類することを例示している。
【0065】
以後、検索結果リスト生成システム200は、領域グループIに分類される検索情報に対するCCIサイズを用いたり、無作為にローリングするなどして、配列された検索結果リストを作成する。また、領域グループIIに分類される検索情報に対して無作為ローリングや配列アルゴリズムを適用して配列して検索結果リストを作成する。
【0066】
図4において、検索結果リスト生成システム200は、領域グループIに分類される検索情報に対するCCIサイズによって、検索情報「花の配達フラワーモール」、「お薦め花の配達」、「フラワー119花の配達」が順に配列する検索結果リストを作成する。また、検索結果リスト生成システム200は、領域グループIIに分類される検索情報に対して配列アルゴリズムを適用し、「グリーントピア」、「花ジョア花の配達」、「韓国フラワーネット」などの多数の検索情報が順に配列する検索結果リストを作成する。
【0067】
領域グループIに対して作成された検索結果リストは、検索画面の上段画面領域に表示されて検索者に露出され、領域グループIIに対して作成された検索結果リストは、領域グループIの検索結果リストが表示される画面領域より下段の画面領域に表示されて検索者に露出されるようになる。
【0068】
このために、検索結果リスト生成システム200は、情報露出手段250をさらに含むことがある(図2参照)。情報露出手段250は、検索用キーワードの受信に対する応答として領域グループ別に作成された複数の検索結果リストを、各領域グループに割り当てられた画面領域に同時に露出させる役割をする。上述した例として、情報露出手段250は、検索用キーワード「花の配達」に対する応答として作成された2つの検索結果リストを、領域グループIに割り当てられた画面領域「パワーリンク」および領域グループIIに割り当てられた画面領域「ビズサイト」にそれぞれ表示することができる(図1参照)。
【0069】
また、検索結果リスト生成システム200は、検索結果リスト上に配列された検索情報に対する検索者のクリック選択が発生する場合、該当する検索情報の情報提供者に広告費を賦課する課金手段260をさらに含むことができる。特に、本実施形態において、課金手段260は、検索情報に対する検索者のクリック選択が発生するたびに広告費を決済するCPC方式を採択しており、発生した広告効果に相応するだけの広告費が、情報提供者に広告費として決済されるようにしている。
【0070】
本実施形態では、検索用キーワードの受信によって検索情報をリアルタイムで検索し、検索された検索情報を用いて作成された複数の検索結果リストを検索者に提供することを例示して説明しているが、この他にも、キーワード別に複数の検索結果リストをあらかじめ作成しておき、検索用キーワードの受信に連動して、事前に作成された検索結果リストを検索して検索者に提供するなど、多様に応用された実施形態があり得ることは言うまでもない。
【0071】
したがって、本発明に係る検索結果リスト生成方法は、各画面領域に対して個別のデータベースを備えることで検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な画面領域への検索情報露出を誘導することができる。
【0072】
また、本発明によると、情報提供者の検索情報が複数の画面領域を有機的に変更しながら露出されることで、情報提供者のマーケティング戦略に応じた検索情報の露出管理が効率的に成されるようにすることができる。
【0073】
また、本発明によると、多様な要素を考慮したアルゴリズムを活用してリスト内の検索情報の位置を決定することで、最大クリック費用のみを考慮した従来の検索情報位置決定方式によって発生する広告費用の増加などの問題点を解消することができる。
【0074】
また、本発明によると、キーワード広告を支援する事業者側にとっても、個別の画面領域に対してデータベースをすべて備える必要がなくなるため、構成および維持にかかる費用を節減することができるし、画面領域別に営業やマーケティングを遂行すべき手間が不必要となる。
【0075】
以下、本発明の実施形態に係る検索結果リスト生成システムの処理フローを詳しく説明する。
【0076】
図5は、本発明の点数分布による広告リストの生成方法を具体的に示したフローチャートである。
【0077】
本発明の検索結果リスト生成方法は、上述した検索結果リスト生成システム200によって遂行される。
【0078】
まず、段階510で、検索結果リスト生成システム200は、CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベース210を維持する。本段階510は、キーワード広告サービスの提供を受けるために、情報提供者から検索情報および該検索情報の抽出の原因(要因)となるキーワードの入力を受ける過程である。
【0079】
特に、本発明における検索結果リスト生成システム200は、CPC方式によって情報提供者に決済される広告費用の演算と関連する最大クリック費用を当該情報提供者から入力されたり、入力された最大クリック費用に広告運営点数を反映してCCIサイズを演算したりする。すなわち、検索結果リスト生成システム200は、所定の期間内に検索情報と関連して生成されるデータを広告運営点数に数値換算し、入力された最大クリック費用と数値換算された広告運営点数との乗算によって検索情報に対するCCIサイズを演算する。上述したように、広告運営点数は、特定の検索情報が以前期間内に達成した実績などを考慮した本システムの運営者によって柔軟に設定されることができ、検索結果リスト生成システム200は、検索情報のクリック率(クリック回数÷露出回数)またはCTRを含んで考慮して広告運営点数を換算したりする。
【0080】
また、本段階510において、検索結果リスト生成システム200は、キーワードに対するカテゴリ別の入力許容価格範囲を決定し、情報提供者からの最大クリック費用の入力が、キーワードが属するカテゴリに対して決定される入力許容価格範囲以内となるように誘導するようにする。このような手順を介して、検索結果リスト生成システム200は、カテゴリ別に購買されるキーワードの価格を一定水準で維持することができる。例えば、人気キーワードが属するカテゴリに対して極めて低い価格で最大クリック費用が入力されることを抑制することができ、システム運営者の収益を適切に保証することができる。
【0081】
また、段階520において、検索結果リスト生成システム200は、検索用キーワードの受信をトリガーに、受信した検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報をデータベース210から検索する。この段階520は、検索者が検索ウィンドウに検索用キーワードを入力し、これに連動して生成された検索要請によって相応する検索情報を検索する過程である。検索情報の検索において、検索結果リスト生成システム200は、入力された検索用キーワードを正確に一致させたり(検索用キーワードと正確に一致するキーワードの検索情報を検索したり)、検索用キーワードを含むキーワードをデータベース210から識別して、識別されたキーワードと対応する検索情報を検索したりする。
【0082】
次に、段階530において、検索結果リスト生成システム200は、CCI情報を用いて検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する。この段階530は、検索情報が露出する画面領域を決定する過程であって、検索情報のCCIサイズを考慮して各検索情報を特定の一つのグループ領域に分類し、グループ領域に割り当てられた画面領域に、CCIサイズを考慮して分類された検索情報が露出される環境を設ける。
【0083】
図6は、本発明に係る検索情報のグループ分類の一例(図5における段階530のグループ分類の一例)を説明するためのフローチャートである。
【0084】
まず、段階610において、検索結果リスト生成システム200は、CCI情報に含まれるCCIサイズに応じて各検索情報に対して順位を決定する。この段階610は、最大クリック費用と広告運営点数との乗算によって演算されたCCIサイズを比べ、CCIサイズが相対的に大きい検索情報に相対的に高い順位を付与する過程である。順位の決定において、検索結果リスト生成システム200は、情報提供者によって入力された最大クリック費用が高い検索情報、若しくは過去の所定期間内の実績が優れているため広告運営点数が高く設定された検索情報、に対して高い順位が付与されるようにする。
【0085】
また、段階620において、検索結果リスト生成システム200は、設定された順位範囲に属する順位の検索情報を第1領域グループに分類する。この段階620は、所定の順位内の検索情報を識別して独立した一つの領域グループに分類する過程である。上述した図3では、CCIサイズの順に上位3位内の検索情報である「花の配達フラワーモール」、「お薦め花の配達」、「フラワー119花の配達」を第1領域グループに分類することを例示している。第1領域グループに分類された検索情報は、検索画面が分割された画面領域内において比較的に上段の画面領域で検索者に露出される。すなわち、検索結果リスト生成システム200は、CCIサイズが高いため別途で区別されるべき価値があると判断される検索情報を第1領域グループに分類することができる。
【0086】
また、段階630において、検索結果リスト生成システム200は、設定された順位範囲に属さない順位の検索情報を、第1領域グループと区分された第2領域グループに分類する。この段階630は、第1領域グループに分類されなかった順位以外の検索情報を識別して他の領域グループに分類する過程である。上述した図3では、順位が4位以下である「グリーントピア」、「花ジョア花の配達」、「韓国フラワーネット」などの多数の検索情報を第2領域グループに分類することを例示している。
【0087】
図5に戻り、段階540において、検索結果リスト生成システム200は、領域グループ別に分類された検索情報を、選定された方式に従って配列して検索結果リストを作成する。この段階540は、分類された各領域グループに対して独立した配列方式に従って検索情報を配列してリスト化する過程である。
【0088】
例えば、第1領域グループ又は第2領域グループに対する配列方式として固定配列方式が選定される場合、検索結果リスト生成システム200は、第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報をCCIサイズに従う降順(CCIサイズが大きい方から小さい方に進む順序)で配列して領域グループ別に検索結果リストを作成してもよい。
【0089】
また、他の例としては、第1領域グループ又は第2領域グループに対する配列方式としてローリング配列方式が選定される場合、検索結果リスト生成システム200は、第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を無作為(ランダム)に配列して検索結果リストを作成することもできる。
【0090】
さらに他の例として、第2領域グループ(又は第1領域グループ)に対する配列方式として配列アルゴリズム活用方式が選定される場合、検索結果リスト生成システム200は、第2領域グループに分類された検索情報を配列アルゴリズムによって配列して検索結果リストを作成することもできる。該配列アルゴリズムは、検索情報に対する人気度またはキーワードとの関連度を含んで考慮して生成されるものであって、過去の所定期間内の検索情報の配列現況、キーワード広告の提供実績などを分析した本システムの運営者によって柔軟に生成されることができる。
【0091】
そして、図1では、第1領域グループに割り当てられた画面領域「パワーリンク」に、固定配列方式によって検索情報を配列した検索結果リストが露出されることを例示しており、第2領域グループに割り当てられた画面領域「ビズサイト」に、配列アルゴリズムを適用して検索情報を配列した検索結果リストが露出されることを例示している。
【0092】
続いて、段階550において、検索結果リスト生成システム200は、検索用キーワードの受信に対する応答として領域グループ別に作成した複数の検索結果リストを、各領域グループに割り当てられた画面領域に同時に露出させる。この段階550は、各領域グループに分類された検索情報を各々独立した配列方式で配列して作成された検索結果リストを、検索要請に対する検索結果として同時に検索結果画面上に表示する過程である。本実施形態においては、第1領域グループと関連して作成された検索結果リストを相対的に高い位置の画面領域に表示し、第2領域グループと関連して作成された検索結果リストを、第1領域グループの検索結果リストが表示される画面領域より低い位置の画面領域に表示されるようにする。
【0093】
また、段階560において、検索結果リスト生成システム200は、露出された検索結果リストに配列される検索情報に対する所定の検索者のクリック選択の発生を検出し、検索情報に対する所定の検索者のクリック選択が発生した場合に、検索情報の情報提供者に広告費を賦課(課金)する。この段階560は、CPC方式を適用した情報提供者に広告費を課金する過程であって、得られた広告効果、すなわち、検索者を情報提供者のウェブサイトに接続誘導させた回数に比例して、合理的な広告費用が情報提供者に賦課されるようにしている。
【0094】
したがって、本発明に係る検索結果リスト生成方法は、画面領域それぞれに対して個別のデータベースを備えることで、検索情報を非効率的に管理せざるを得なかった従来の短所(課題)を解消し、一つのデータベースでの単一キーワード購買によるキーワード登録によって、多様な画面領域への検索情報露出を誘導することができる。
【0095】
また、本発明によると、情報提供者の検索情報が画面領域(パワーリンクまたはビズサイト)を有機的に変更しながら露出されることで、情報提供者のマーケティング戦略に応じた検索情報の露出管理を柔軟に成すことができる。
【0096】
また、本発明によると、多様な要素を考慮したアルゴリズムを活用してリスト内の検索情報位置を決定することで、最大クリック費用のみを考慮した従来の検索情報位置決定方式により発生する広告費用の増加などの問題点を解消することができる。
【0097】
また、本発明によると、キーワード広告を支援する事業者側にとっても、個別の画面領域に対してデータベースをすべて備える必要がなくなるため、システムの構成および維持にかかる費用を節減することができるし、画面領域別に営業やマーケティングを遂行すべき手間が不必要となる。
【0098】
なお、本発明の実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。該媒体は、プログラム命令、ローカルデータファイル、ローカルデータ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、該媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0099】
上述したように、本発明を好適な実施形態に即し説明したが、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想及びその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができる。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明に係る一実施形態における検索結果リスト生成方法の検索結果画面を示した図である。
【図2】本発明に係る一実施形態における検索結果リスト生成システムを示した構成図である。
【図3】本発明に係る一実施形態における検索情報各々に対するCCI情報生成の一例を説明するための図である。
【図4】本発明に係る一実施形態における領域グループ別に作成される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【図5】本発明に係る一実施形態における点数分布による広告リストの生成方法を具体的に示したフローチャートである。
【図6】本発明に係る一実施形態における検索情報のグループ分類の一例を説明するためのフローチャートである。
【符合の説明】
【0101】
200:検索結果リスト生成システム
210:データベース
220:検索手段
230:グループ分類手段
240:リスト作成手段
250:情報露出手段
260:課金手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索結果リスト生成方法であって、
CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベースを維持する段階と、
検索用キーワードの受信によって前記検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報を前記データベースから検索する段階と、
前記CCI情報を用いて前記検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する段階と、
領域グループ別に分類された前記検索情報を選定された配列方式に従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする検索結果リスト生成方法。
【請求項2】
前記検索用キーワードの受信に対する応答として、領域グループ別に作成された複数の検索結果リストを、各領域グループに割り当てられた画面領域に同時に露出させる段階、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項3】
検索結果リストを各領域グループに割り当てられた画面領域に同時に露出させる前記段階は、
前記露出した検索結果リスト上に配列された検索情報に対する検索者のクリック選択が発生する場合に、前記検索情報の情報提供者に広告費を賦課する段階、を含み、
前記広告費は、前記情報提供者から入力された最大クリック費用を用いて演算されることを特徴とする請求項2に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項4】
検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類する前記段階は、
前記CCI情報に含まれるCCIサイズ応じて各検索情報に対する順位を決定する段階と、
設定された順位範囲に属する順位の検索情報を第1領域グループに分類する段階と、
設定された前記順位範囲に属さない順位の検索情報を前記第1領域グループと区分された第2領域グループに分類する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項5】
検索結果リストを作成する前記段階は、
前記第1領域グループに対する前記配列方式として固定配列方式またはローリング配列方式を選定し、前記第1領域グループに分類された検索情報を前記固定配列方式またはローリング配列方式に従って配列して検索結果リストを作成する段階と、
前記第2領域グループに対する前記配列方式としてローリング配列方式または配列アルゴリズム活用方式を選定し、前記第2領域グループに分類された検索情報を前記ローリング配列方式または配列アルゴリズム活用方式に従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項6】
検索結果リストを作成する前記段階は、
前記第1領域グループに対する前記配列方式として固定配列方式が選定され、前記第1領域グループに分類された検索情報を前記CCIサイズによる降順で配列して検索結果リストを作成する段階と、
前記第2領域グループに対する前記配列方式として配列アルゴリズム活用方式が選定され、前記第2領域グループに分類された検索情報を配列アルゴリズムに従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項7】
検索結果リストを作成する前記段階は、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに対する前記配列方式として固定配列方式が選定される段階と、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を前記CCIサイズによる降順で配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項8】
検索結果リストを作成する前記段階は、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに対する前記配列方式としてローリング配列方式が選定される段階と、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を無作為に配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項9】
検索結果リストを作成する前記段階は、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに対する前記配列方式として配列アルゴリズム活用方式が選定される段階と、
前記第1領域グループ又は第2領域グループに分類された検索情報を配列アルゴリズムに従って配列して検索結果リストを作成する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項10】
前記配列アルゴリズムは、前記検索情報に対する人気度又は前記キーワードとの関連度を考慮して生成されることを特徴とする請求項5、6、又は9に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項11】
データベースを維持する前記段階は、
情報提供者からキーワード、検索情報および最大クリック費用の入力を受ける段階と、
各検索情報に対して前記最大クリック費用に広告運営点数を反映してCCIサイズを演算し、前記演算されたCCIサイズに関する各検索情報に対するCCI情報を生成する段階と、
前記生成されたCCI情報を該当の検索情報に含ませて前記データベースに保存する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項12】
CCI情報を生成する前記段階は、
既設定された期間内に前記検索情報と関連して生成されるデータを前記広告運営点数に数値換算する段階と、
前記最大クリック費用に前記数値換算された広告運営点数を乗算して、各検索情報に対する前記CCIサイズを演算する段階と、を含むことを特徴とする請求項11に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項13】
広告運営点数に数値換算する前記段階は、
前記各検索情報のクリック率(クリック回数/露出回数)又はCTRを考慮して広告運営点数を換算することを特徴とする請求項12に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項14】
データベースを維持する前記段階は、
キーワードのカテゴリ別に入力許容価格範囲を決定する段階をさらに含み、
情報提供者からキーワード、検索情報および最大クリック費用の入力を受ける前記段階は、
前記情報提供者が入力する最大クリック費用が、前記キーワードが属するカテゴリに対して決定される入力許容価格範囲以内で入力されるように誘導することを特徴とする請求項11に記載の検索結果リスト生成方法。
【請求項15】
請求項1乃至8、及び請求項10乃至14のいずれか一項に記載の検索結果リスト生成方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項16】
検索結果リスト生成システムであって、
CCI情報を含む検索情報それぞれをキーワードに連動させて保存するデータベースと、
検索用キーワードの受信によって前記検索用キーワードに対応するキーワードの検索情報を前記データベースから検索する検索手段と、
前記CCI情報を用いて前記検索された検索情報を複数の領域グループのいずれか一つの領域グループに分類するグループ分類手段と、
領域グループ別に分類された前記検索情報を選定された方式に従って配列して検索結果リストを作成するリスト作成手段と、を含むことを特徴とする検索結果リスト生成システム。
【請求項17】
前記グループ分類手段は、CCI情報に含まれるCCIサイズに応じて各検索情報に対して順位を決定し、設定された順位範囲に属する順位の検索情報を第1領域グループに分類し、設定された前記順位範囲に属さない順位の検索情報を前記第1領域グループと区分された第2領域グループに分類することを特徴とする請求項16に記載の検索結果リスト生成システム。
【請求項18】
前記リスト作成手段は、
前記第1領域グループに対する前記配列方式として固定配列方式またはローリング配列方式が選定され、前記第1領域グループに分類された検索情報を前記固定配列方式またはローリング配列方式に従って配列して検索結果リストを作成し、
前記第2領域グループに対する前記配列方式としてローリング配列方式または配列アルゴリズム活用方式が選定され、前記第2領域グループに分類された検索情報を前記ローリング配列方式または配列アルゴリズム活用方式に従って配列して検索結果リストを作成すること、を特徴とする請求項17に記載の検索結果リスト生成システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate