業績ボード
【課題】 パソコンを用いることなく、簡単に棒グラフを作成でき、数値の変動などにも簡単に対応できる業績ボードを提供する。
【解決手段】 互いに対向して配置された一対の回転部6、7を保持する収容体1と、環状でその環内に配置された回転部6、7によって循環するように移動可能に保持された本体シート30とを備える棒グラフユニットU2と、本体シート30の表面に設けられた本体シート目印33の位置に応じた業績値を表す表示ユニットU1とを備える。本体シート目印33を移動させることで、配色された本体シート30が棒グラフとして表される。
【解決手段】 互いに対向して配置された一対の回転部6、7を保持する収容体1と、環状でその環内に配置された回転部6、7によって循環するように移動可能に保持された本体シート30とを備える棒グラフユニットU2と、本体シート30の表面に設けられた本体シート目印33の位置に応じた業績値を表す表示ユニットU1とを備える。本体シート目印33を移動させることで、配色された本体シート30が棒グラフとして表される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、営業成績などを棒グラフで表す業績ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
数量の大きさを視覚的に捉えやすくするために、数量を棒で表した棒グラフが用いられる。例えば、営業所などでは、業績を視覚的に捉えやすくするために、営業成績などの業績を表す棒グラフを、パソコンで作成して紙に印刷したり、手書きで紙面上に棒グラフを書き込んだりしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−138384号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような棒グラフは紙に表示されるため、パソコンで作成する場合には、業績が変化するたびにパソコンで再度作り直して印刷する必要があった。さらに、パソコンで作成しても印刷する大きさは限られ、小さな紙で掲示しても見る人にインパクトを与えられなかった。一方、手書きで棒グラフを作成する場合には、大きな紙に書くことができるものの、新たな棒グラフを作成したり、業績の変化を棒グラフに反映させたりするのに、時間と手間を要していた。
【0004】
そこで本発明は、パソコンを用いることなく、簡単に棒グラフを作成でき、数値の変動などにも簡単に対応できる業績ボードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、互いに対向して配置された一対の支持体を保持する収納部と、環状に形成されていると共に環内に配置された前記一対の支持体により保持され、マークが表面に設けられた表示体と、前記表示体のマークの移動方向に沿って前記収納部に設けられ、該マークの位置に応じた業績値を表す業績表示部と、を備え、前記表示体は、前記支持体と交差する方向に対して、循環するように移動可能に保持されている、ことを特徴とする業績ボードである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の業績ボードにおいて、前記各支持体は回転可能に前記収納部に保持されている、ことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の業績ボードにおいて、回動(回転)自在に配設され、回動することで少なくとも一方の前記支持体を回転させて前記表示体を移動させる回転操作部を備える、ことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の業績ボードにおいて、前記表示体の表面から突出した操作用突起が設けられ、この操作用突起を前記表示体のマークとする、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項に記載の業績ボードにおいて、前記収納部が複数着脱自在である、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、移動可能に収納部に保持されている表示体にマークが設けられ、かつ、業績表示部の業績値がマーク位置に対応しているので、表示体を動かすだけでマークの位置が変わり、営業成績等の業績をグラフ化することができる。また、パソコンを用いてグラフを作成することを不要にし、しかも、紙でグラフを作成する場合と異なり、マークの位置を変えるだけで、業績の変動にも容易に対応することができる。このように、簡単に棒グラフを作成でき、しかも数値の変動にも容易に対応できる。しかも、この業績ボードをある程度大きくして、壁などに設置することで、見る人にインパクトを与えることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、支持体を回転可能に収納部に保持したので、表示体の移動を容易にすることができる。
【0012】
請求項3の発明によれば、回転操作部を回すだけで表示体が移動して、マークの位置を動かすことができる。また、表示体が手の届かない所に設置されていても、回転操作部を手の届く位置に設けることで、マークの位置を容易に動かすことが可能となる。
【0013】
請求項4の発明により、表示体に操作用突起を設け、また、操作用突起をマークとしているので、手で操作用突起を握って表示体を動かすことにより、マークの位置を容易に変えることができる。
【0014】
請求項5の発明により、収納部が複数着脱自在なため、棒グラフの数を容易に加減・変更することができ、例えば、業績ボード上に示す営業担当者の数が変動しても、容易に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る業績ボードを示す正面図であり、この業績ボードは、ひとつの表示ユニット(業績表示部)U1と、ひとつまたは複数の棒グラフユニットU2とから構成される。表示ユニットU1は、図2に示すように、略角柱形で、正面壁U1aはホワイトボードなどで構成され、棒グラフが表す数値や単位などを書き込めるようになっている。背面壁U1bには、図3に示すように、台形の窪みU1cが形成されている。この窪みU1cは、背面壁U1bの一部を削って形成したものであり、後述する収容体(収納部)1の突起部分1gが嵌合して、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2を連結させるものである。
【0017】
棒グラフユニットU2は、図4、5に示すように、収容体1と、第1の回転部(支持体)6と、第2の回転部(支持体)7と、たるみ防止棒8と、目標レベルユニット10と、本体シート(表示体)30と、上部余白ユニット40と、下部余白ユニット50とを備えている。
【0018】
収容体1は、図5に示すように、上壁1aと、下壁1bと、右壁1cと、左壁1dと、背面壁1eから構成される。背面壁1eにおいて、図6に示すように、表示ユニットU1の背面壁U1bと同様に、台形の窪み1fとこの窪みと同形状の突起部分1gが形成されている。この突起部分1gは、表示ユニットU1の背面壁U1bの窪みU1cまたは別の収容体1の背面壁1eにある窪み1fに嵌合され、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2とを、または棒グラフユニットU2同士を連結させるものである。
【0019】
収容体1の下壁1bには、本体シート調整部(回転操作部)15が配設され、この本体シート調整部15は、図7に示すように、第1のかさ歯車(ベベルギア)15aと、調整つまみ15bと、設置板15cおよび軸15dから構成される。第1のかさ歯車15aは、軸15dの先端部側に配設され、後述する第2のかさ歯車63と噛み合うようになっている。調整つまみ15bは、軸15dの基端部側に配設され、収容体1の下壁1bの下面から突出するように配設されている。設置板15cは、軸15dの中央部に配設され、下壁1bの上面側(収容体1の内側)に位置して、この設置板15cと調整つまみ15bとで下壁1bを挟むことによって、本体シート調整部15が収容体1に保持されるようになっている。
【0020】
軸受け部材2A〜2Cは、中央部に軸穴が形成され、第1の回転部6、第2の回転部7およびたるみ防止棒8を、回転自在に収容体1に保持するもので、軸受け部材2Aは右壁1cと左壁1dの下部に、軸受け部材2Bは右壁1cと左壁1dの上部に、軸受け部材2Cは右壁1cと左壁1dの中央部に配設されている。
【0021】
第1の回転部6は、図8に示すように、第1の回転体61、回転体支持部62および第2のかさ歯車63から構成される。第1の回転体61は、略円柱状(ローラ状)で、両端部が中央部よりも大径となっており、中央部に後述する本体シート30が位置して横ぶれが防止されるようになっている。回転体支持部62は、第1の回転体61の両端に配設された軸で、軸受け部材2Aの軸穴に挿入されて、第1の回転体61を回転自在に支持するものである。第2のかさ歯車63は、一方(図中右側)の回転体支持部62に配設され、本体シート調整部15の第1のかさ歯車15aと噛み合い回転することによって、第1の回転部6を回転させて後述する本体シート30を移動させるものである。
【0022】
第2の回転部7は、図9に示すように、第2の回転体71と回転体支持部72から構成される。第2の回転体71は、略円柱状で、両端部が中央部よりも大径となっており、中央部に後述する本体シート30が位置して横ぶれが防止されるようになっている。回転体支持部72は、第2の回転体の両端に配設された軸で、軸受け部材2Bの軸穴に挿入されて、第2の回転体71を回転自在に支持するものである。
【0023】
本体シート30は、棒グラフの要素を表すもので、第1の色からなる下部本体シート31と第2の色からなる上部本体シート32から構成され、下部本体シート31と上部本体シート32で環状のベルトが形成されている。あるいは、一枚のシートの表面片側半分を第1の色で配色し、残り片側半分を第2の色で配色して、両端をつなげて環状のベルトを形成してもよい。このような環状の本体シート30の環内に第1の回転部6と第2の回転部7とが配置され、この回転部6、7によって循環するように移動可能(自転自在)に保持される。第1の色は、棒グラフにおける第1の要素を表すものであり、第1の色と第2の色の境目(マーク)に位置する表示ユニットU1の値が、第1の要素の値を示すようになっている。第2の色は、棒グラフにおける第2の要素を表すものである。
【0024】
また、第1の色と第2の色の境目の中央部には、本体シート30の表面から突出した本体シート目印(マーク、操作用突起)33が設けられている。そして、この本体シート目印33をつまんで上下させることによって、本体シート30を回転させ、第1の要素の値(マークの位置)を変化させるものである。
【0025】
たるみ防止棒8は、本体シート30のたるみを抑えるもので、軸受け部材2Cの軸穴に両端部が挿入され、右壁1cと左壁1dに回転自在に保持されている。このように配設された状態で本体シート30と接し、本体シート30の接触部を環内側の押すことで、本体シート30のたるみを抑えるようになっている。
【0026】
目標レベルユニット10は、図10〜12に示すように、目標棒ガイドレール11と、目標レベル棒12と、外れ防止ガイド13とを備えている。目標棒ガイドレール11は、収容体1の左壁1dに配設され、図10に示すように、一対のレールの対向面のそれぞれに波面部11aが形成されている。
【0027】
目標レベル棒12は、矢印部材12A、ストッパ12Bおよびバネ12Cから構成され、棒グラフの目標値を示すものである。矢印部材12Aは、図11に示すように、一方の端部は目標値を指し示す矢印形に形成され、他方の端部には2つの突起12A1が形成され、さらに、それぞれの突起12A1にガイド溝12A2が形成されている。ストッパ12Bは、略扇形の板状で、バネ12Cを介してガイド溝12A2に装着され、ストッパ12Bを押すとバネ12Cが縮んで突起12A1内に入り、押す力を解除するとバネ12Cが伸びてストッパ12Bが突起12A1から突出するようになっている。そして、目標棒ガイドレール11の波面部11aの凹部にストッパ12Bが嵌合することで、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11に挟持、保持される。一方、外力を加えることで、ストッパ12Bの嵌合が解除されて、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11に沿って移動できるものである。
【0028】
外れ防止ガイド13は、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11から外れるのを防止して、目標レベル棒12を滑らかに移動させるもので、図12に示すように、収容体1の左壁1dとで、矢印部材12の突起12A1を挟むように配設されている。
【0029】
上部余白ユニット40は、図4に示すように、上部余白シート41、上部余白シート目印42および上部余白シート支持具43から構成され、上部本体シート32を覆うことによって、第2の色の上限を変化させ、第2の要素の値を変動させるものである。上部余白シート41は、ある程度強度があり、かつ柔らかく自由に曲がるシリコーンゴムなどから構成され、その表面には第3の色(例えば、白色)が配色されている。上部余白シート目印42は、上部余白シート41の表面から突出し、上部余白シート41の一端の左側に設けられ、この上部余白シート目印42をつまんで上下させることで、上部余白シート41を上下に移動させるものである。
【0030】
上部余白シート支持具43は、上部余白シート41の一端側に配設され、図13に示すように、平板状の本体43A、ストッパ43B、バネ43Cとから構成されている。本体43Aの両端部には、ガイド穴43A1が形成され、ストッパ43Bの基端部がバネ43Cを介してガイド穴43A1に装着されている。一方、図4、12に示すように、収容体1の右壁1cと左壁1dには、対向するように余白シートガイドレール23が設置され、各余白シートガイドレール23の対向面には波面部23aが形成されている。そして、波面部23aの凹部にストッパ43Bの先端部が嵌合することで、上部余白シート支持具43つまり上部余白シート41の一端部が余白シートガイドレール23に挟持、保持される。一方、外力を加えることで、ストッパ43Bの嵌合が解除されて上部余白シート41が余白シートガイドレール23に沿って移動できるものである。
【0031】
また、収容体1の右壁1cと左壁1dには、図12に示すように、余白シートガイドレール23を上下方向に挟むように余白シート防止ガイド22が配設され、上部余白シート41および後述する下部余白シート51が余白シートガイドレール23から脱落するのを防止するようになっている。さらに、右壁1cと左壁1dにはそれぞれ、余白シートガイドレール23の下方(収容体1の表面から奥側)に、一対の余白シート防止ガイド22が設けられ、この余白シート防止ガイド22に上部余白シート41の他端部がガイドされるようになっている。
【0032】
下部余白ユニット50は、下部余白シート51、下部余白シート目印52および下部余白シート支持具53から構成され、第4の色が配色された第3の要素を後述するようにして表すものである。下部余白シート51、下部余白シート目印52および下部余白シート支持具53はそれぞれ、上部余白ユニット40の上部余白シート41、上部余白シート目印42および上部余白シート支持具43と同等の構成で、上部余白ユニット40と同様にして、余白シートガイドレール23に沿って移動できるようになっている。また、下部余白シート51の表面には第4の色が配色され、下部余白シート51の一端の右側に、下部余白シート目印52が設けられている。
【0033】
次に、このような構成の業績ボードの使用方法などについて説明する。
【0034】
まず、表示ユニットU1と表示しようとする棒グラフの数と同じ数の棒グラフユニットU2を用意する。次に、表示ユニットU1の背面壁U1bの窪みU1cに、棒グラフユニットU2の背面壁1eの突起部分1gを嵌合させて、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2を連結させる。同様にして、必要数の棒グラフユニットU2を連結させて、業績ボードを組み立てる。続いて、表示ユニットU1の正面壁U1aに棒グラフが示す単位および数値を書き込む。そして例えば、第1の要素(下部本体シート31)は今年度の業績、第2の要素(上部本体シート32)は前年度の業績、第3の要素は今年度の業績が前年度を上回った場合の前年度の業績などのように、第1の要素と第2の要素と第3の要素が何を表すのかを決める。
【0035】
次に、今年度の目標値を決め、上記のようにして目標レベル棒12を動かし、矢印部材12Aを目標値に合わせるとともに、本体シート目印33と下部余白シート目印52を最下端に移動させる。続いて、図14に示すように、上部余白シート目印42を上下に移動させることによって、上部余白シート目印42を前年度の業績値に合わせる。つまり、上部本体シート32の上部を上部余白シート41で覆うことで、第2の色で配色された上部本体シート32を前年度の業績として表す。
【0036】
次に、今年度の業績が変化する度に、上記のようにして本体シート目印33をつまんで本体シート30を回転、移動させながら、本体シート目印33を今年度の業績値に合わせる。これにより、図15に示すように、第1の色で配色された下部本体シート31が示す上限が変化し、業績が変化したことが表される。ここで、本体シート目印33が手の届かない高所に位置する場合などには、本体シート調整部15の調整つまみ15bを回すことで、上記のようにして第1の回転部6が回転して本体シート30が回転、移動する。
【0037】
このようにして、今年度の業績が前年度の業績に達すると、本体シート目印33が上部余白シート目印42に達し、上部本体シート32がすべて上部余白シート41で覆われる。さらに、今年度の業績が前年度の業績を上回った場合には、図16に示すように、下部余白シート目印52を移動させて前年度の業績値に合わせる。これにより、第4の色が配色された下部余白シート51によって前年度の業績が表される。そして、本体シート目印33と上部余白シート目印42とを動かして、双方の目印33、42を今年度の業績値に合わせる。これにより、下部本体シート31に配色された第1の色が示す上限が、今年度の業績を示すことになる。
【0038】
以上のように、この業績ボードによれば、常に業績が変化する場合においても、各目印33、42、52を動かすだけで、業績の変化を容易に表すことができる。しかも、目印33、42、52や目標レベル棒12を動かすだけで、現在の業績値のみならず、目標値や過去の業績値などを現在の業績値とともに、容易に表示することができる。さらに、パソコンなどとは異なり、壁などに設置することができるため、例えば社内の廊下の壁に業績ボードを設置することで、見る人にインパクトを与えることができる。また、例えば業績ボード上に示す営業担当者の数が変動して、表示すべき棒グラフの数が増減しても、棒グラフユニットU2を増減するだけで、容易に対応することができる。
【0039】
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、ひとつの棒グラフユニットU2に、ひとつの本体シート30や余白ユニット40、50などが配設されているが、次のようにしてもよい。すなわち、ひとつの棒グラフユニットU2に、複数の本体シート30や余白ユニット40、50などを並列に配設し、さらに、このような棒グラフユニットU2(収納部)を複数着脱自在(増減自在)にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態に係る業績ボードを示す正面図である。
【図2】図1の業績ボードの表示ユニットの斜視図である。
【図3】図2の表示ユニットの背面図である。
【図4】図1の業績ボードの棒グラフユニットを示す分解斜視図である。
【図5】図4の棒グラフユニットの収容体の斜視図である。
【図6】図5の収容体の斜視図である。
【図7】図4の棒グラフユニットの本体シート調整部の斜視図である。
【図8】図4の棒グラフユニットの第1の回転部の斜視図である。
【図9】図4の棒グラフユニットの第2の回転部の斜視図である。
【図10】図4のX―X断面図(外れ防止ガイドを除く)である。
【図11】図4の棒グラフユニットの目標レベル棒の斜視(一部分解斜視)図である。
【図12】図4のY―Y断面図である。
【図13】図4の棒グラフユニットの上部余白シート支持具の斜視(一部分解斜視)図である。
【図14】図4の棒グラフユニットにおいて、前年度の業績値のみを表した状態を示す正面図である。
【図15】図4の棒グラフユニットにおいて、今年度の業績が前年度の業績よりも低い状態を示す正面図である。
【図16】図4の棒グラフユニットにおいて、今年度の業績が前年度の業績よりも高い状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0041】
U1 表示ユニット(業績表示部)
U2 棒グラフユニット
1 収容体(収納部)
2A〜2C 軸受け部材
6 第1の回転部(支持体)
7 第2の回転部(支持体)
8 たるみ防止棒
10 目標レベルユニット
11 目標棒ガイドレール
12 目標レベル棒
13 外れ防止ガイド
15 本体シート調整部(回転操作部)
22 余白シート防止ガイド
23 余白シートガイドレール
30 本体シート(表示体)
33 本体シート目印(マーク、操作用突起)
40 上部余白ユニット
50 下部余白ユニット
【技術分野】
【0001】
本発明は、営業成績などを棒グラフで表す業績ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
数量の大きさを視覚的に捉えやすくするために、数量を棒で表した棒グラフが用いられる。例えば、営業所などでは、業績を視覚的に捉えやすくするために、営業成績などの業績を表す棒グラフを、パソコンで作成して紙に印刷したり、手書きで紙面上に棒グラフを書き込んだりしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−138384号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような棒グラフは紙に表示されるため、パソコンで作成する場合には、業績が変化するたびにパソコンで再度作り直して印刷する必要があった。さらに、パソコンで作成しても印刷する大きさは限られ、小さな紙で掲示しても見る人にインパクトを与えられなかった。一方、手書きで棒グラフを作成する場合には、大きな紙に書くことができるものの、新たな棒グラフを作成したり、業績の変化を棒グラフに反映させたりするのに、時間と手間を要していた。
【0004】
そこで本発明は、パソコンを用いることなく、簡単に棒グラフを作成でき、数値の変動などにも簡単に対応できる業績ボードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、互いに対向して配置された一対の支持体を保持する収納部と、環状に形成されていると共に環内に配置された前記一対の支持体により保持され、マークが表面に設けられた表示体と、前記表示体のマークの移動方向に沿って前記収納部に設けられ、該マークの位置に応じた業績値を表す業績表示部と、を備え、前記表示体は、前記支持体と交差する方向に対して、循環するように移動可能に保持されている、ことを特徴とする業績ボードである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の業績ボードにおいて、前記各支持体は回転可能に前記収納部に保持されている、ことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の業績ボードにおいて、回動(回転)自在に配設され、回動することで少なくとも一方の前記支持体を回転させて前記表示体を移動させる回転操作部を備える、ことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の業績ボードにおいて、前記表示体の表面から突出した操作用突起が設けられ、この操作用突起を前記表示体のマークとする、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項に記載の業績ボードにおいて、前記収納部が複数着脱自在である、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、移動可能に収納部に保持されている表示体にマークが設けられ、かつ、業績表示部の業績値がマーク位置に対応しているので、表示体を動かすだけでマークの位置が変わり、営業成績等の業績をグラフ化することができる。また、パソコンを用いてグラフを作成することを不要にし、しかも、紙でグラフを作成する場合と異なり、マークの位置を変えるだけで、業績の変動にも容易に対応することができる。このように、簡単に棒グラフを作成でき、しかも数値の変動にも容易に対応できる。しかも、この業績ボードをある程度大きくして、壁などに設置することで、見る人にインパクトを与えることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、支持体を回転可能に収納部に保持したので、表示体の移動を容易にすることができる。
【0012】
請求項3の発明によれば、回転操作部を回すだけで表示体が移動して、マークの位置を動かすことができる。また、表示体が手の届かない所に設置されていても、回転操作部を手の届く位置に設けることで、マークの位置を容易に動かすことが可能となる。
【0013】
請求項4の発明により、表示体に操作用突起を設け、また、操作用突起をマークとしているので、手で操作用突起を握って表示体を動かすことにより、マークの位置を容易に変えることができる。
【0014】
請求項5の発明により、収納部が複数着脱自在なため、棒グラフの数を容易に加減・変更することができ、例えば、業績ボード上に示す営業担当者の数が変動しても、容易に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る業績ボードを示す正面図であり、この業績ボードは、ひとつの表示ユニット(業績表示部)U1と、ひとつまたは複数の棒グラフユニットU2とから構成される。表示ユニットU1は、図2に示すように、略角柱形で、正面壁U1aはホワイトボードなどで構成され、棒グラフが表す数値や単位などを書き込めるようになっている。背面壁U1bには、図3に示すように、台形の窪みU1cが形成されている。この窪みU1cは、背面壁U1bの一部を削って形成したものであり、後述する収容体(収納部)1の突起部分1gが嵌合して、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2を連結させるものである。
【0017】
棒グラフユニットU2は、図4、5に示すように、収容体1と、第1の回転部(支持体)6と、第2の回転部(支持体)7と、たるみ防止棒8と、目標レベルユニット10と、本体シート(表示体)30と、上部余白ユニット40と、下部余白ユニット50とを備えている。
【0018】
収容体1は、図5に示すように、上壁1aと、下壁1bと、右壁1cと、左壁1dと、背面壁1eから構成される。背面壁1eにおいて、図6に示すように、表示ユニットU1の背面壁U1bと同様に、台形の窪み1fとこの窪みと同形状の突起部分1gが形成されている。この突起部分1gは、表示ユニットU1の背面壁U1bの窪みU1cまたは別の収容体1の背面壁1eにある窪み1fに嵌合され、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2とを、または棒グラフユニットU2同士を連結させるものである。
【0019】
収容体1の下壁1bには、本体シート調整部(回転操作部)15が配設され、この本体シート調整部15は、図7に示すように、第1のかさ歯車(ベベルギア)15aと、調整つまみ15bと、設置板15cおよび軸15dから構成される。第1のかさ歯車15aは、軸15dの先端部側に配設され、後述する第2のかさ歯車63と噛み合うようになっている。調整つまみ15bは、軸15dの基端部側に配設され、収容体1の下壁1bの下面から突出するように配設されている。設置板15cは、軸15dの中央部に配設され、下壁1bの上面側(収容体1の内側)に位置して、この設置板15cと調整つまみ15bとで下壁1bを挟むことによって、本体シート調整部15が収容体1に保持されるようになっている。
【0020】
軸受け部材2A〜2Cは、中央部に軸穴が形成され、第1の回転部6、第2の回転部7およびたるみ防止棒8を、回転自在に収容体1に保持するもので、軸受け部材2Aは右壁1cと左壁1dの下部に、軸受け部材2Bは右壁1cと左壁1dの上部に、軸受け部材2Cは右壁1cと左壁1dの中央部に配設されている。
【0021】
第1の回転部6は、図8に示すように、第1の回転体61、回転体支持部62および第2のかさ歯車63から構成される。第1の回転体61は、略円柱状(ローラ状)で、両端部が中央部よりも大径となっており、中央部に後述する本体シート30が位置して横ぶれが防止されるようになっている。回転体支持部62は、第1の回転体61の両端に配設された軸で、軸受け部材2Aの軸穴に挿入されて、第1の回転体61を回転自在に支持するものである。第2のかさ歯車63は、一方(図中右側)の回転体支持部62に配設され、本体シート調整部15の第1のかさ歯車15aと噛み合い回転することによって、第1の回転部6を回転させて後述する本体シート30を移動させるものである。
【0022】
第2の回転部7は、図9に示すように、第2の回転体71と回転体支持部72から構成される。第2の回転体71は、略円柱状で、両端部が中央部よりも大径となっており、中央部に後述する本体シート30が位置して横ぶれが防止されるようになっている。回転体支持部72は、第2の回転体の両端に配設された軸で、軸受け部材2Bの軸穴に挿入されて、第2の回転体71を回転自在に支持するものである。
【0023】
本体シート30は、棒グラフの要素を表すもので、第1の色からなる下部本体シート31と第2の色からなる上部本体シート32から構成され、下部本体シート31と上部本体シート32で環状のベルトが形成されている。あるいは、一枚のシートの表面片側半分を第1の色で配色し、残り片側半分を第2の色で配色して、両端をつなげて環状のベルトを形成してもよい。このような環状の本体シート30の環内に第1の回転部6と第2の回転部7とが配置され、この回転部6、7によって循環するように移動可能(自転自在)に保持される。第1の色は、棒グラフにおける第1の要素を表すものであり、第1の色と第2の色の境目(マーク)に位置する表示ユニットU1の値が、第1の要素の値を示すようになっている。第2の色は、棒グラフにおける第2の要素を表すものである。
【0024】
また、第1の色と第2の色の境目の中央部には、本体シート30の表面から突出した本体シート目印(マーク、操作用突起)33が設けられている。そして、この本体シート目印33をつまんで上下させることによって、本体シート30を回転させ、第1の要素の値(マークの位置)を変化させるものである。
【0025】
たるみ防止棒8は、本体シート30のたるみを抑えるもので、軸受け部材2Cの軸穴に両端部が挿入され、右壁1cと左壁1dに回転自在に保持されている。このように配設された状態で本体シート30と接し、本体シート30の接触部を環内側の押すことで、本体シート30のたるみを抑えるようになっている。
【0026】
目標レベルユニット10は、図10〜12に示すように、目標棒ガイドレール11と、目標レベル棒12と、外れ防止ガイド13とを備えている。目標棒ガイドレール11は、収容体1の左壁1dに配設され、図10に示すように、一対のレールの対向面のそれぞれに波面部11aが形成されている。
【0027】
目標レベル棒12は、矢印部材12A、ストッパ12Bおよびバネ12Cから構成され、棒グラフの目標値を示すものである。矢印部材12Aは、図11に示すように、一方の端部は目標値を指し示す矢印形に形成され、他方の端部には2つの突起12A1が形成され、さらに、それぞれの突起12A1にガイド溝12A2が形成されている。ストッパ12Bは、略扇形の板状で、バネ12Cを介してガイド溝12A2に装着され、ストッパ12Bを押すとバネ12Cが縮んで突起12A1内に入り、押す力を解除するとバネ12Cが伸びてストッパ12Bが突起12A1から突出するようになっている。そして、目標棒ガイドレール11の波面部11aの凹部にストッパ12Bが嵌合することで、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11に挟持、保持される。一方、外力を加えることで、ストッパ12Bの嵌合が解除されて、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11に沿って移動できるものである。
【0028】
外れ防止ガイド13は、目標レベル棒12が目標棒ガイドレール11から外れるのを防止して、目標レベル棒12を滑らかに移動させるもので、図12に示すように、収容体1の左壁1dとで、矢印部材12の突起12A1を挟むように配設されている。
【0029】
上部余白ユニット40は、図4に示すように、上部余白シート41、上部余白シート目印42および上部余白シート支持具43から構成され、上部本体シート32を覆うことによって、第2の色の上限を変化させ、第2の要素の値を変動させるものである。上部余白シート41は、ある程度強度があり、かつ柔らかく自由に曲がるシリコーンゴムなどから構成され、その表面には第3の色(例えば、白色)が配色されている。上部余白シート目印42は、上部余白シート41の表面から突出し、上部余白シート41の一端の左側に設けられ、この上部余白シート目印42をつまんで上下させることで、上部余白シート41を上下に移動させるものである。
【0030】
上部余白シート支持具43は、上部余白シート41の一端側に配設され、図13に示すように、平板状の本体43A、ストッパ43B、バネ43Cとから構成されている。本体43Aの両端部には、ガイド穴43A1が形成され、ストッパ43Bの基端部がバネ43Cを介してガイド穴43A1に装着されている。一方、図4、12に示すように、収容体1の右壁1cと左壁1dには、対向するように余白シートガイドレール23が設置され、各余白シートガイドレール23の対向面には波面部23aが形成されている。そして、波面部23aの凹部にストッパ43Bの先端部が嵌合することで、上部余白シート支持具43つまり上部余白シート41の一端部が余白シートガイドレール23に挟持、保持される。一方、外力を加えることで、ストッパ43Bの嵌合が解除されて上部余白シート41が余白シートガイドレール23に沿って移動できるものである。
【0031】
また、収容体1の右壁1cと左壁1dには、図12に示すように、余白シートガイドレール23を上下方向に挟むように余白シート防止ガイド22が配設され、上部余白シート41および後述する下部余白シート51が余白シートガイドレール23から脱落するのを防止するようになっている。さらに、右壁1cと左壁1dにはそれぞれ、余白シートガイドレール23の下方(収容体1の表面から奥側)に、一対の余白シート防止ガイド22が設けられ、この余白シート防止ガイド22に上部余白シート41の他端部がガイドされるようになっている。
【0032】
下部余白ユニット50は、下部余白シート51、下部余白シート目印52および下部余白シート支持具53から構成され、第4の色が配色された第3の要素を後述するようにして表すものである。下部余白シート51、下部余白シート目印52および下部余白シート支持具53はそれぞれ、上部余白ユニット40の上部余白シート41、上部余白シート目印42および上部余白シート支持具43と同等の構成で、上部余白ユニット40と同様にして、余白シートガイドレール23に沿って移動できるようになっている。また、下部余白シート51の表面には第4の色が配色され、下部余白シート51の一端の右側に、下部余白シート目印52が設けられている。
【0033】
次に、このような構成の業績ボードの使用方法などについて説明する。
【0034】
まず、表示ユニットU1と表示しようとする棒グラフの数と同じ数の棒グラフユニットU2を用意する。次に、表示ユニットU1の背面壁U1bの窪みU1cに、棒グラフユニットU2の背面壁1eの突起部分1gを嵌合させて、表示ユニットU1と棒グラフユニットU2を連結させる。同様にして、必要数の棒グラフユニットU2を連結させて、業績ボードを組み立てる。続いて、表示ユニットU1の正面壁U1aに棒グラフが示す単位および数値を書き込む。そして例えば、第1の要素(下部本体シート31)は今年度の業績、第2の要素(上部本体シート32)は前年度の業績、第3の要素は今年度の業績が前年度を上回った場合の前年度の業績などのように、第1の要素と第2の要素と第3の要素が何を表すのかを決める。
【0035】
次に、今年度の目標値を決め、上記のようにして目標レベル棒12を動かし、矢印部材12Aを目標値に合わせるとともに、本体シート目印33と下部余白シート目印52を最下端に移動させる。続いて、図14に示すように、上部余白シート目印42を上下に移動させることによって、上部余白シート目印42を前年度の業績値に合わせる。つまり、上部本体シート32の上部を上部余白シート41で覆うことで、第2の色で配色された上部本体シート32を前年度の業績として表す。
【0036】
次に、今年度の業績が変化する度に、上記のようにして本体シート目印33をつまんで本体シート30を回転、移動させながら、本体シート目印33を今年度の業績値に合わせる。これにより、図15に示すように、第1の色で配色された下部本体シート31が示す上限が変化し、業績が変化したことが表される。ここで、本体シート目印33が手の届かない高所に位置する場合などには、本体シート調整部15の調整つまみ15bを回すことで、上記のようにして第1の回転部6が回転して本体シート30が回転、移動する。
【0037】
このようにして、今年度の業績が前年度の業績に達すると、本体シート目印33が上部余白シート目印42に達し、上部本体シート32がすべて上部余白シート41で覆われる。さらに、今年度の業績が前年度の業績を上回った場合には、図16に示すように、下部余白シート目印52を移動させて前年度の業績値に合わせる。これにより、第4の色が配色された下部余白シート51によって前年度の業績が表される。そして、本体シート目印33と上部余白シート目印42とを動かして、双方の目印33、42を今年度の業績値に合わせる。これにより、下部本体シート31に配色された第1の色が示す上限が、今年度の業績を示すことになる。
【0038】
以上のように、この業績ボードによれば、常に業績が変化する場合においても、各目印33、42、52を動かすだけで、業績の変化を容易に表すことができる。しかも、目印33、42、52や目標レベル棒12を動かすだけで、現在の業績値のみならず、目標値や過去の業績値などを現在の業績値とともに、容易に表示することができる。さらに、パソコンなどとは異なり、壁などに設置することができるため、例えば社内の廊下の壁に業績ボードを設置することで、見る人にインパクトを与えることができる。また、例えば業績ボード上に示す営業担当者の数が変動して、表示すべき棒グラフの数が増減しても、棒グラフユニットU2を増減するだけで、容易に対応することができる。
【0039】
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、ひとつの棒グラフユニットU2に、ひとつの本体シート30や余白ユニット40、50などが配設されているが、次のようにしてもよい。すなわち、ひとつの棒グラフユニットU2に、複数の本体シート30や余白ユニット40、50などを並列に配設し、さらに、このような棒グラフユニットU2(収納部)を複数着脱自在(増減自在)にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態に係る業績ボードを示す正面図である。
【図2】図1の業績ボードの表示ユニットの斜視図である。
【図3】図2の表示ユニットの背面図である。
【図4】図1の業績ボードの棒グラフユニットを示す分解斜視図である。
【図5】図4の棒グラフユニットの収容体の斜視図である。
【図6】図5の収容体の斜視図である。
【図7】図4の棒グラフユニットの本体シート調整部の斜視図である。
【図8】図4の棒グラフユニットの第1の回転部の斜視図である。
【図9】図4の棒グラフユニットの第2の回転部の斜視図である。
【図10】図4のX―X断面図(外れ防止ガイドを除く)である。
【図11】図4の棒グラフユニットの目標レベル棒の斜視(一部分解斜視)図である。
【図12】図4のY―Y断面図である。
【図13】図4の棒グラフユニットの上部余白シート支持具の斜視(一部分解斜視)図である。
【図14】図4の棒グラフユニットにおいて、前年度の業績値のみを表した状態を示す正面図である。
【図15】図4の棒グラフユニットにおいて、今年度の業績が前年度の業績よりも低い状態を示す正面図である。
【図16】図4の棒グラフユニットにおいて、今年度の業績が前年度の業績よりも高い状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0041】
U1 表示ユニット(業績表示部)
U2 棒グラフユニット
1 収容体(収納部)
2A〜2C 軸受け部材
6 第1の回転部(支持体)
7 第2の回転部(支持体)
8 たるみ防止棒
10 目標レベルユニット
11 目標棒ガイドレール
12 目標レベル棒
13 外れ防止ガイド
15 本体シート調整部(回転操作部)
22 余白シート防止ガイド
23 余白シートガイドレール
30 本体シート(表示体)
33 本体シート目印(マーク、操作用突起)
40 上部余白ユニット
50 下部余白ユニット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向して配置された一対の支持体を保持する収納部と、
環状に形成されていると共に環内に配置された前記一対の支持体により保持され、マークが表面に設けられた表示体と、
前記表示体のマークの移動方向に沿って前記収納部に設けられ、該マークの位置に応じた業績値を表す業績表示部と、を備え、
前記表示体は、前記支持体と交差する方向に対して、循環するように移動可能に保持されている、ことを特徴とする業績ボード。
【請求項2】
前記各支持体は回転可能に前記収納部に保持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の業績ボード。
【請求項3】
回動自在に配設され、回動することで少なくとも一方の前記支持体を回転させて前記表示体を移動させる回転操作部を備える、ことを特徴とする請求項2に記載の業績ボード。
【請求項4】
前記表示体の表面から突出した操作用突起が設けられ、この操作用突起を前記表示体のマークとする、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の業績ボード。
【請求項5】
前記収納部が複数着脱自在である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の業績ボード。
【請求項1】
互いに対向して配置された一対の支持体を保持する収納部と、
環状に形成されていると共に環内に配置された前記一対の支持体により保持され、マークが表面に設けられた表示体と、
前記表示体のマークの移動方向に沿って前記収納部に設けられ、該マークの位置に応じた業績値を表す業績表示部と、を備え、
前記表示体は、前記支持体と交差する方向に対して、循環するように移動可能に保持されている、ことを特徴とする業績ボード。
【請求項2】
前記各支持体は回転可能に前記収納部に保持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の業績ボード。
【請求項3】
回動自在に配設され、回動することで少なくとも一方の前記支持体を回転させて前記表示体を移動させる回転操作部を備える、ことを特徴とする請求項2に記載の業績ボード。
【請求項4】
前記表示体の表面から突出した操作用突起が設けられ、この操作用突起を前記表示体のマークとする、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の業績ボード。
【請求項5】
前記収納部が複数着脱自在である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の業績ボード。
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図1】
【図4】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図1】
【図4】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2009−282150(P2009−282150A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−132231(P2008−132231)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】
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