説明

構造化された層を作成するための方法及び装置

本発明は、加工機械内において、枚葉紙材料上に構造化された層を生成するための方法及び装置に関する。本発明の課題は、機械がよりフレキシブルに使用可能となるように方法及び装置を改善することである。この課題は、フィルム転写装置により形成された付け装置(B)内においてニス層が、プレス間隙(10)を有する、表面を変形させる装置において基材上に配置されることにより解決され、該プレス間隙(10)においては、前記ニス層によりコーティングされた基材上に構造層がプレスされる。このプレスが行われるのは、圧胴(2)及びさらなる一つの胴(1、30)においてのみである。前記プレス間隙(10)の次において、前記構造層、及び、ニス層でコーティングされた前記基材は、乾燥用の照射を受けながら、前記圧胴(2)上を同期して搬送可能である。次に、前記構造面は排出間隙(11)において前記基材から分離されて排出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工機械内において枚葉紙材料上に構造化された層を作成するための、独立請求項のおいて書きに記載された方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷済み、ニス引き済みの印刷枚葉紙(枚葉紙材料)をコールドフィルム転写法を用いて加工するために複数の方法及び装置が知られている。
【0003】
このような方法及び装置は、特許文献1より知られており、そこでは、コールドフィルム材料及び、この材料を使用する印刷機械が記述されている。そこで示されている枚葉紙材料加工機械は、給紙装置及び排紙装置を備えており、これらの装置の間に複数の印刷装置及び一つのコーティング装置が配置されている。これら印刷装置の少なくとも一つにおいて、平版印刷法を用いて接着剤パターンが付けられる。この接着剤パターンはコールド印刷法により付けられ、特定の画線提供図柄を示している。この印刷装置に続く、圧胴及び転写胴を有するコーティング装置にはフィルムガイドが設けられている。このフィルムガイドの構成では、コールドフィルム材料がローラから、プレス間隙として機能する、圧胴と転写胴との間のコーティング装置の印刷間隙を通って導かれ、残ったコールドフィルム材料はコーティング装置を出た後に排出側において再び巻き取られるようになっている。
【0004】
特許文献2では、基材(被印刷物)上に硬化可能なニス層をつけるステップ、表面を処理されたフィルム表面をまだ湿っているニス層にプレスするステップ、フィルムがニス層にプレスされている間にニス層を硬化させるステップ、ニス層が硬化した後にニス層からフィルムを剥離するステップ、というステップを有する透明コーティングプロセスが開示されている。そのための機械構成が開示されており、該機械構成には、硬化可能なニス層を基材に転写するための、前置された印刷ユニット又はコーティングユニット、及び、このユニットに後置された、フィルム表面をまだ湿っているニス層にプレスするための、印刷ユニット又はコーティングユニットが含まれている。該機械構成にはさらに、フィルムがニス層又は基材に押し付けられている間にニス層を硬化させるための硬化ユニット、及び、コーティングされた基材及びフィルムのための被印刷物搬送システムが含まれており、該搬送システムにより、ニス硬化後にフィルムがニス層から剥離される。ニス層にプレスされたフィルムは、ニスの粘着性又は接着力によりニス層に付着し、さらに、被印刷物上のニス層へのフィルム押し付けを実現するガイドローラが下流に配置されている。(必要とされなかった)フィルムはガイドローラ通過後に被印刷物から剥離される。
【0005】
特許文献3には、一つの印刷ユニットに後置されたニス引きユニット、及び、このニス引きユニットに後置された、ホログラフィック後加工ユニットを有する印刷プレスが開示されている。このホログラフィック後加工ユニットは、ホログラム表面を有するキャスティングフィルムを有しており、このキャスティングフィルムは、供給装置を用いて、同期して枚葉紙ガイド胴に作用接続することが可能である。ホログラフィック後加工ユニットはまた、一対のローラを有しており、これらは製造運転においてキャスティングフィルムのホログラム表面を、枚葉紙ガイド胴の上に載せられてガイドされている枚葉紙材料に押し付ける。また、これら2つのローラは中断状態にすることができ、中断状態においてはキャスティングフィルムは枚葉紙材料に接しない。これら2つのローラの間には、枚葉紙材料に対して紫外線を発する紫外(UV)照射装置が配置されている。
【0006】
特許文献4は、転写フィルムを枚葉紙材料に押し付けることにより、特許文献3の実施形態を発展させるものである。このとき、枚葉紙材料を枚葉紙ガイド胴に保持しているグリッパは、転写フィルムが押し付けられている間は枚葉紙ガイド胴の内側に引っ込められる。
【0007】
特許文献5は、UV照射装置が、枚葉紙ガイド胴に向かう方向又はこれから遠ざかる方向に移動可能であることにより、特許文献4及び特許文献3の実施形態を発展させている。このときUV照射装置はキャスティングフィルムと一緒に枚葉紙ガイド胴から遠ざかる又は近づくように移動可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許第0569520号明細書
【特許文献2】国際特許第2008084191号明細書
【特許文献3】独国許第102006021069号明細書
【特許文献4】独国許第102007034302号明細書
【特許文献5】独国許第102008号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、先述のような方法及び装置をよりフレキシブルに実施可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題は、請求項1及び2の構成特徴により解決される。発展形は従属請求項より見て取れる。
【0011】
枚葉紙材料を加工するためにまず枚葉紙材料の、構造を設けるべき面にニス層がコーティングされる。次に、枚葉紙ガイド胴、特に圧胴と、たとえば版胴又はゴムブランケット胴などの胴とにより形成される、付け装置のプレス間隙に、構造層又は構造層付き構造フィルム、及び、すでにニス層が付けられた枚葉紙材料が送り込まれる。このときこのプレス間隙においてのみ、面にかかる力が構造層又は構造層付き構造フィルム上にかけられるため、その表面構造がニス層に転写される。プレス間隙通過後、ニス層が付けられた枚葉紙材料、及び、構造層又は構造層付き構造フィルムは、接触角Xにおいてぴったりと重ねられて、枚葉紙材料をガイドする枚葉紙ガイド胴の上を、搬送方向に搬送される。ニス層が付けられた枚葉紙材料及び、その上に配置された構造層又は構造層付き構造フィルムが、接触角Xを搬送方向に通過する間、圧胴上をガイドされる枚葉紙材料に追加的な力が加わることはない。というのは、必要な接触は、前置されたプレス間隙において、面にかかる力によりすでに行われているからである。そのため、上記のプレス間隙において構造層又は(構造層付き)構造フィルムの表面構造が枚葉紙材料上のニス層に転写された後、ニス層及び構造層を持つ枚葉紙材料は、フロントエッジがグリッパに固定された状態で圧胴上に載せられて、搬送方向に搬送又はガイドされるだけである。それにより、プレス間隙において枚葉紙材料(ニス層付き)に押し付けられた構造フィルム又は構造層は、枚葉紙材料に同期して(ぴったり重なって)圧胴上を搬送方向に搬送される。
【0012】
搬送方向においてプレス間隙通過後、ニス層及び、構造フィルム又は構造層が付けられた枚葉紙材料に対してはさらに、枚葉紙ガイド胴の接触角Xにおいて照射又は乾燥が行われる。この照射又は乾燥は、プレス間隙を通過した直後に作用するのが望ましい。このとき少なくとも枚葉紙材料上のニス層は、構造フィルム又は構造層によりエンボスされた形で照射又は乾燥される。このときニス層内で硬化/乾燥プロセスが開始され、できるだけ多くが遂行される。
【0013】
搬送方向において接触角Xの後に排出間隙があり、この排出間隙において、構造化された表面を持つ構造層又は構造層付き構造フィルムが、枚葉紙ガイド胴をガイドされる、構造化されたニス層を持つ枚葉紙材料から剥離可能であり、また、構造化されたニス層を持つ枚葉紙材料は、引き続き圧胴上を搬送可能である。構造化された表面を持つ構造層又は構造層付き構造フィルムが、枚葉紙材料上にある構造化されたニス層から剥離されることにより、構造化されたニス層内の塑形プロセス、つまり、それぞれの構造層の表面構造の複製は終了する。照射/乾燥源の照射又は乾燥の作用により構造化されたニス層はほぼ形状安定して固まる。
【0014】
使用済みの構造層又は構造フィルムを排出するための方向転換手段はフレームに固定して配置されているのが望ましい。この方向転換手段は、排出すべき構造層又は構造フィルムのウェブガイドとしてのみ機能し、枚葉紙材料をガイドする圧胴及び構造化されたニス層を持つ枚葉紙材料には接触しない。
【0015】
そのような付け装置には、補足的に、必要に応じて、エンボス、切断、パンチングなどを行うための追加加工ユニットを後置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施形態の付け装置図である。
【図2】付け装置のさらなる配置図である。
【図3】付け装置のさらなる配置図である。
【図4】付け装置用の構造ローラの図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0018】
望ましくは枚葉紙材料6加工のための加工機械が、枚葉紙材料6の搬送方向3から見て一つの給紙装置及び一つの装置、及び複数の印刷装置Cを備えている。該加工機械は必要であれば追加的に少なくとも一つのニス引き装置Aを備えることができる。
【0019】
そのような印刷装置Cの一つは、枚葉紙ガイド胴として構成された圧胴2、ここではゴムブランケット胴として構成されている胴1、プレート胴/版胴19、インキ装置20、及び必要であれば湿し装置21を備えている。それぞれの圧胴2には、ゴムブランケット胴1と圧胴2とで形成される印刷間隙の後に、第2の照射/乾燥源9を割り当てることもできる。複数のさらなる印刷装置Cはほぼ同じ構造で構成されており、同様の照射/乾燥源9を有することができる。
【0020】
ニス引き装置Aは少なくとも一つの、枚葉紙材料6をガイドする圧胴2、この圧胴2に作用接続されていて、ここでは版胴又はゴムブランケット胴として構成されている胴1を有している。各ニス引き装置Aの胴1は、調量装置17に作用接続されている。それぞれの圧胴2には、胴1と圧胴2とにより形成されるニス間隙の後で、第2の照射/乾燥源9を割り当てることができる。印刷装置C及びニス引き装置A内に配置されている第2の照射/乾燥源9は、紫外(UV)ドライヤーとして構成することができる。
【0021】
印刷装置C同士の間、及び、一つの印刷装置Cと一つのニス引き装置Aとの間には転写胴18が配置されている。圧胴2及び転写胴18は、枚葉紙保持手段、望ましくは枚葉紙エッジを固定するためのグリッパ、を備えた枚葉紙ガイド胴である。
枚葉紙ガイド胴、特に圧胴2及び転写胴18のグリッパは、圧胴2又は転写胴18の外側面から飛び出している従来のグリッパとすることができる。代替的に、これらグリッパは、枚葉紙ガイド胴2又は18の外側面上のカバーも含めた外側面内に配置することもできる。代替的に、これらグリッパはまた、少なくとも印刷間隙又はニス間隙又はプレス間隙10を通過する際には枚葉紙ガイド胴2、18、特に圧胴2の内側に一時的に移動可能にすることもできる。
第1の構成においては、すべてのプレート胴/版胴19は印刷機の主駆動装置のギヤトレイン内に統合することができる。第2の構成においては、すべてのプレート胴/版胴19は少なくとも印刷運転中は、(ギヤトレインを持つ)主駆動装置から機械的に分断され、それぞれ印刷運転のため又はセットアップのために個別駆動装置に連結される。
【0022】
加工機械は、たとえばここでは胴1である版胴を有する、基本構成においては従来のニス引き装置である付け装置B、及び、必要であれば調量装置17、及び、圧胴2としての枚葉紙ガイド胴を有している。望ましくは圧胴2には一つの転写胴18が前置されている。ニス層構造形成のため、又は、代替的にコールドフィルム転写の機能のためには、調量装置17は、少なくとも割り当てられている版胴(胴1)からは分断されており、望ましくは接触しないようにされる。
ニス塗布又はニス層構造形成の終了、又は、コールドフィルム転写の終了、及び、構造フィルム又は構造層材料7が胴1と圧胴2とで形成されたプレス間隙10から除去された後、調量装置17は再び版胴1に機能接続させることができ、付け装置Bは再び従来のニス引き装置としてセットすることができる。
代替的に、付け装置Bは基本構造においては、ここでは胴1として実施されたゴムブランケット胴、プレート胴/版胴19、少なくとも一つのインキ装置20を有する印刷装置とすることもできる。ニス層構造形成又はコールドフィルム転写の機能のためには、プレート胴/版胴19は、少なくとも割り当てられているゴムブランケット胴1からは分断されている。塗布が終了し、構造フィルム又は構造層材料7がゴムブランケット胴1とプレート胴/版胴19とで形成されるプレス間隙10から除去された後は、プレート胴/版胴19は、ゴムブランケット胴1を有するインキ装置20に機能接続させることができ、付け装置Bは再び印刷装置としてセットすることができる。
【0023】
図1では特に塗布装置として印刷装置Cが図示されており、該印刷装置Cは、ここではゴムブランケット胴1として構成された胴1、プレート胴/版胴19、インキ装置20、及び必要であれば湿し装置21で構成されている。ゴムブランケット胴1には、枚葉紙材料6をガイドする圧胴2が割り当てられている。必要であれば搬送方向3においてゴムブランケット胴1と圧胴2とが接触する場所の後に第2の照射/乾燥源9、たとえばUVドライヤーを配置することができる。印刷装置Cとして構成された塗布装置により、ニスのコーティングを、インキ装置20から、プレート胴/版胴19に固定された印刷版及びゴムブランケット胴1を介して、圧胴2上をガイドされる枚葉紙材料6上に付けることができる。代替的にプレート胴/版胴19とゴムブランケット胴1とを離すこともできる。その場合ニスは、ゴムブランケット胴1に接離可能な(追加的な)調量装置17から、ゴムブランケット胴1に固定されたプレート上に転写され、基材上に付けられる。
【0024】
図2には付け装置Bが図示されており、この付け装置Bには、同じ機能を持つ印刷装置Cがニスコーティングのために搬送方向3において前置されている。代替的に付け装置Bには、ニスコーティングのために印刷装置Cの代わりに、同じ機能を持つニス引き装置Aを、前置することもできる。
この付け装置Bは、直後に後置された、望ましくは組み込まれた枚葉紙排紙装置Dを備えている。この枚葉紙排紙装置Dはエンドレスに循環する搬送装置22を有しており、該搬送装置22は、枚葉紙材料6を排紙装置パイル23の方向に搬送し、そこに排紙するために、それぞれの枚葉紙材料6を保持する手段を有している。搬送装置22は搬送方向3において付け装置Bの圧胴2の直後に後置されている。必要であれば枚葉紙排紙装置Dはさらなる、第2の照射/乾燥源9を有することができる。
【0025】
付け装置Bは、プレス間隙10を形成する圧胴2及び胴1を有しており、これらは、ニス層を付けられた枚葉紙材料6及び構造層又は(構造層付き)構造フィルム7に作用する、面にかかる力を生成する手段を有している。構造フィルム7の構造層は、規則的な、又は、不規則な、又は、ストキャスティックな構造を有することができる。必要であれば構造層(構造フィルム7)は、装置を用いて加工機械内で直接生成することもできる。そのために付け装置Bはたとえば、構造層を生成するレーザー装置を備えることもできる。
枚葉紙材料6としては紙、厚紙、段ボール、フィルムを採用することができ、このとき枚葉紙材料6は(あらかじめ)加工済み又は貼合わせ済みとすることもできる。胴1には、隣接する圧胴2(枚葉紙ガイド胴2)に配置されている枚葉紙保持手段に作用接続されているシリンダーギャップを設けることができる。面にかかる力を生成する手段は、ギヤ機構及び/又はベアリングとすることができ、これらは、たとえば枚葉紙材料6の厚み及び/又は構造層又は構造フィルム7の厚みに適応させるために、及び、プレス間隙10におけるプレス力を調整するために、胴1が位置を変更するのを許容することもできる。
【0026】
構造層又は(構造層付き)構造フィルム7及びニス層がコーティングされた枚葉紙材料6は、プレス間隙10の後は接触角Xにおいて同期して圧胴2上で搬送方向3に搬送可能である。接触角Xの領域において、ニス層が付けられた枚葉紙材料6及び構造層又は(構造層付き)構造フィルム7をガイドする圧胴2には、間隔をおいて、ニス層を固めるために第1の照射/乾燥源8が近くに配置されている。搬送方向3において接触角Xの後には排出間隙11が配置されている。この排出間隙11において、構造化された表面を持つ構造層又は(構造層付き)構造フィルム7は、構造化されたニス層を持つ枚葉紙材料6から剥離可能であり、枚葉紙材料6は、構造化されたニス層とともに圧胴2上を引き続き搬送可能である。
【0027】
個々の又はすべての照射/乾燥源8、9は、特にニスの種類を考慮して望ましくはUVドライヤー、IRドライヤー又はその他のドライヤーとして実施可能である。
さらなる一つの実施形態においては付け装置B内で少なくとも第1の照射/乾燥源8をLED(発光ダイオード)ベースのUV照射/乾燥源8として構成することができる。そのようなLED照射/乾燥源8は少なくともフォーマット幅にわたる幅があり、場合によっては搬送方向3において縦方向にわたって延在している。望ましくはUV照射/乾燥源8はフォーマット幅にわたって、及び/又は、縦方向つまり枚葉紙材料6の搬送方向3において個々に作動可能なUV・LED、たとえばUV・LED照射装置34を備えることができ、そこからの照射が枚葉紙材料6に向けられる。望ましくは、UV・LEDにより発せられたUV・LED照射装置34の照射線は、必要であれば枚葉紙材料6のそれぞれニス層(UV硬化性ニス層)が付けられた領域に向けることができる。
LEDベースのUV照射/乾燥源の使用は第1の照射/乾燥源8に限られるものではなく、少なくとも枚葉紙排紙装置D内の第2の照射/乾燥源9はアフターキュアのために同様にLEDベースのUV照射/乾燥源9として構成することができる。UV・LED照射装置34を用いることにより好適に枚葉紙材料6内への入熱が比較的少なくて済み、必要であれば特定のUV・LEDのみをスポット照射用に作動させることも可能である。
【0028】
搬送方向3において排出間隙11の後には、使用済みの構造層又は(構造層付き)構造フィルム7を排出するための方向転換ローラ15が配置されており、この方向転換ローラ15は、圧胴2にある枚葉紙材料6には接触せず、圧胴2と共に排出間隙11を形成している。
【0029】
付け装置Bに前置された一つの印刷装置C、又はニス引き装置A、又は印刷装置Cに組み込まれたニス引き機を用いて、UV乾燥性ニス層が枚葉紙材料6上に塗布される。(完全に又は部分的に)ニス引きされた枚葉紙材料6は、次の付け装置Bの印刷間隙(プレス間隙10)において、構造層又は構造層を持つ構造フィルム7に押し付けられるが、該構造層又は構造層を持つ構造フィルム7の、枚葉紙材料6(ニス付き)との接触面には表面構造、望ましくは微細なレリーフが設けられている。
【0030】
そのような特殊フィルム(構造フィルム/構造層7)は既知であり、さまざまな用途に用いられている。
このようにしてニス層に転写された、塑形された表面構造又はレリーフはその後、適切な光の屈折の作用により特定のホログラフィック効果及び触覚的効果を表すことができる。
所望の表面構造又は所望のレリーフをニス層に詳細に転写するためには、枚葉紙材料6上に載せられて付着しているニス層と、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7とが接している間に、照射、望ましくはUV照射によりニスを乾燥させる必要がある。このときニス層の乾燥は、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7を貫通して行われる。枚葉紙材料6と構造層又は(構造層付き)構造フィルム7とが分離されるのはその後である。
【0031】
表面構造又はレリーフのニス層への転写を確実にするためには、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7は、印刷間隙(プレス間隙10)後に圧胴2の上でさらに一つの定義された区間つまり接触角Xにおいてガイドし、その際に紫外線又は紫外光を照射する必要がある。搬送方向3において接触角Xの後には排出間隙11があり、該排出間隙11内においては構造化された表面を持つ構造層又は構造層付き構造フィルム7が、枚葉紙ガイド胴2上をガイドされる、構造化されたニス層付き枚葉紙材料6から剥離可能であり、構造化されたニス層付き枚葉紙材料6は圧胴2上を引き続き搬送可能である。構造化された表面を持つ構造層又は構造層付き構造フィルム7が、枚葉紙材料6上にある構造化されたニス層から剥離されることにより、構造化されたニス層における塑形プロセス、つまり、それぞれの構造層7の表面構造の複製が終了する。照射/乾燥源8の照射又は乾燥の作用により、構造化されたニス層はほぼ形状安定して固まる、つまり、十分に硬化する。構造層を有する構造フィルム7はVorratsasによって可能となる。
【0032】
このコーティングプロセスは付け装置Bにおいて以下のように実施することができる。
図1には本発明による配置が図示されている。印刷装置C内では、ニス層が(全面的又は部分的に)、直接的に、又は、そこに配置されていて場合によっては当接解除可能に取り付けられている調量装置17を用いて、枚葉紙ガイド胴2上をガイドされる枚葉紙材料6上に塗布される。ニス引きされた枚葉紙材料6は、まだ変形可能であるニス層を付けたまま、枚葉紙ガイド胴2及び18により、後置された、付け装置Bの枚葉紙ガイド胴2へ、及び、プレス間隙10へと搬送される。ここで構造層又は(構造層付き)構造フィルム7は、フィルムストックロール13から、ゴム胴1と圧胴2との間のプレス間隙10を通り、その後方向転換ローラ15を介してフィルム回収ロール14に導かれる。フィルムストックロール13及びフィルム回収ロール14は回転可能なスターホイールに軸受けされているか、又は、代替的に加工機械の前、後ろ、又は隣にあるフィルムストッカー内に支持されている。
代替的に、構造層付き構造フィルム7は、ローラによりエンドレスに循環しながらガイドすることもできる。
さらに、構造層付き構造フィルム7は前進又は後退させて搬送することもできる。
必要であれば付け装置Bには、構造層付き構造フィルム7を洗浄するための洗浄装置を設けることができる。その際は、搬送された構造層付き構造フィルム7は、一時的に洗浄装置に接触させられる。
構造層又は(構造層付き)構造フィルム7、及び、ニスでコーティングされた枚葉紙材料6は、一緒にプレス間隙10に送り込まれる。このときプレス間隙10内においてのみ、ニス層が付けられた枚葉紙材料6及び構造層又は(構造層付き)構造フィルム7に対して、面にかかる力が生成される。プレス間隙10通過後、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7、及び、圧胴2上をガイドされ、ニス層でコーティングされた枚葉紙材料6は、接触角Xにおいて同期して圧胴2上を搬送方向3に搬送される。
【0033】
プレス間隙10の後、少なくともニス層に対して照射又は乾燥、特にUV照射が行われる。このとき、ニス層が付けられた枚葉紙材料6、及び、構造層又は構造フィルム7は、接触角Xにおいてぴったり重なって、付け装置Bの枚葉紙ガイド胴2上を搬送方向3にガイドされる。接触角Xの最後に排出間隙11が設けられており、この排出間隙11において構造層又は構造フィルム7は、枚葉紙材料6上に付着しているニス層から剥離されて排出され、構造化されたニス層付きの枚葉紙材料6は枚葉紙ガイド胴2(圧胴)上を搬送方向3に導かれる。
【0034】
このときニス層の乾燥は、プレス間隙10と方向転換ローラ15との間で圧胴2に割り当てられていて、取付空間に対応した、適切な第1の照射/乾燥源8、たとえばUV・LEDドライヤー8により行われる。代替的な実施例においては、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7とニス層との複合材上に照射されるように、すでにあるUV中間ドライヤーの紫外光の反射/焦点合わせを行うことができる。
【0035】
構造層又は(構造層付き)構造フィルム7が排出間隙11を導かれる際、方向転換ローラ15は枚葉紙ガイド胴2又は圧胴2には直接接触せず、つまり、枚葉紙ガイド胴2又は圧胴2に対してプレスされることはない。そのため、方向転換ローラ15により、構造層又は(構造層付き)構造フィルム7のための排出間隙11が形成される。構造層又は構造フィルム7を用いて、枚葉紙材料6上に付けられたニス層に構造エンボスを作成することは、ゴム胴1と圧胴2との間の、付け装置Bのプレス間隙10においてすでに行われているため、方向転換ローラ15は、それまでの間に構造化されたニス面から構造層又は(構造層付き)構造フィルム7をやさしくはがすことを支援することができる。
【0036】
図2には同様の実施形態が図示されている。ここでは付け装置Bは、印刷装置Cに後置されたモジュールに配置されており、該モジュールからは枚葉紙材料6が枚葉紙排紙装置Dに直接的に送り出される。基本構造においてはこのモジュールはニスモジュールとすることができる。
ここでは枚葉紙材料6へのニス供給は調量装置17により構造層又は構造フィルム7に対して行うことができる。たとえば搬送方向3においてプレス間隙10の前で、ニス用調量装置17を構造層又は構造フィルム7の構造化された表面に接触させて、構造層又は構造フィルム7へのニス転写を行うことができる。このとき付け装置Bの胴1は、調量装置17の付けローラに作用接続することができる。
また代替的に、ニス供給は、前置された印刷装置Cにおいて直接的に、又は、場合によっては組み込まれた当接可能なニス引き機(調量装置17)を用いて、行うこともできる。
【0037】
図3の代替的な構成においては、構造ローラ30(詳細図は図4。ここに記述されたバリエーションについては図3の点線部分を参照)が、付け装置Bとして使用可能なニス引き装置Aの圧胴2に接している。この構成においては、圧胴2の円周における構造層又は構造フィルム7のための接触角Xを最小にすることができる。そのためにこの構造ローラ30は、UV照射透過性のローラ本体32からできたローラ核31上に形成されており、このローラ本体32内にUV・LED照射装置34が、円周方向及び長軸方向において適切な配置で鋳込まれているか、又は、その他の形態で組み込まれている。構造ローラ30のローラ外被33の表面は比較的ソフトに構成されているため(スリーブなど)、圧胴2への所与の過剰加圧が可能である。エンボスされたレリーフ構造を保持するために行う、枚葉紙材料6上のニス層の(表面)乾燥はプレス間隙10の後で行われ、つまり構造ローラ30が回転する間に実施される。
【0038】
一つの代替的な実施形態においては、ニス層に向けられたUV中間ドライヤー8が用いられ、その場合は、適切な焦点設定又は隔絶により組み込まれたUV・LED照射装置34ではなく、構造ローラ30を貫いて照射が行われる従来のUV中間ドライヤー8を用いることができる。
明確にするために図4にはドライヤー照射が構造ローラ30を通ってニス層まで達することが図示されている。
【0039】
構造ローラ30の、紫外光透過性スリーブ又はローラ外被33の表面に、微細なレリーフとしてエンボスされた構造が直接的に設けられている場合、構造ローラ30は従来のUVニス引き装置A内において直接的に圧胴2に対して使用することもできる(図3で実線で表された符号30参照)。
その場合は、構造形成機能を確実にするために構造ローラ30に適切な洗浄装置を設けることができ、その洗浄装置によりローラ外被33内の上記の微細なレリーフをきれいに保ち、それによりニス層内のエンボス作用を常に完全な品質で行うことができる。
【0040】
照射/ドライヤー源8、9からは、隣接するコンポーネント又はコンポーネントグループに対して熱を照射することができるが、それらは冷却装置を用いて温度調整可能に構成することができる。たとえば、構造層又は構造フィルム7に作用接続する方向転換ローラ15、ガイドローラ16、構造ローラ30、及び必要であれば胴1は冷却することができる。このときそれぞれのコンポーネント又はコンポーネントグループに対して内側から及び/又は外側からの冷却を作用させることができる。
【0041】
枚葉紙材料6上の構造化されたニス層を最終乾燥するために枚葉紙排紙装置Dには少なくとも一つの照射/乾燥源9、たとえばUV照射/乾燥源、望ましくはUV・LED照射装置34を配置することができる。
必要であれば構造層又は構造フィルム7はエンドレスに循環するように、又は、フィルムストックロール13及びフィルム回収ロール14を用いて巻出し/巻取り可能に構成することができる。
帯電事象を回避するために、付け装置B内に、構造層又は構造フィルム7を放電させる放電装置を設けることができる。
それぞれの構造層付き構造フィルム7の取換え又は交換のために、付け装置Bには、昇降装置又は操作装置を設けることができる。
加工機械は、印刷装置C及び/又はニス引き装置A及び少なくとも一つの付け装置Bに加えて、枚葉紙材料6上にコールドフィルム転写を行うための装置を備えることができる。コールドフィルム転写のためのそのような装置は、搬送方向3において付け装置Bに前置又は後置することができる。たとえば、コールドフィルム転写のための装置内においてコールドフィルムを枚葉紙材料上に転写することができ、次に枚葉紙材料上のニス層の表面構造形成が行われる。このとき、枚葉紙材料6上にすでにしっかり付着して配置されているコールドフィルム材料上に構造形成をすべきニス層を載せることもできる。
【0042】
圧胴2に隣接する第1の照射/乾燥源8に補足的に、胴1内にさらなる一つの照射/乾燥源を配置することができる。このさらなる照射/乾燥源により生成される照射は、胴1の輪郭を通過してプレス間隙10の領域において少なくとも枚葉紙材料6上のニス層に作用する。そのために胴1が少なくとも円周方向において有する材料は、発せられた照射をニスが付けられた枚葉紙材料6及び構造層又は構造フィルム7の方向において通過させるものである。
【0043】
ニス層に対するエンボスのプロセスを実施するには、通常は圧胴2の円周から突き出すグリッパをより深くセットするか、又は、グリッパの背を適切に加工する必要がある。代替的に、グリッパは、少なくともプレス間隙10を通過する際に圧胴2の内側に移動可能にすることもできる。
そうしないと、突き出しているグリッパの背が、圧胴2内のシリンダーギャップが回転するたびに構造層又は(構造層付き)構造フィルム7、又は、代替的な場合には構造ローラ30に接触し、長い間には損傷してしまう。これを回避するためには構造層又は(構造層付き)構造フィルム7又は構造ローラ30を、機械の動きのタイミングに合わせて持ち上げる必要がある。しかしこれではレリーフを細部まで正確に転写することは不可能である。
【0044】
先述の本発明によるフィルムガイド及び乾燥をオプション的に導入することができる。また代替的に、接線状のフィルムガイドを用いるコールドフィルム転写も可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 胴(版胴/ゴムブランケット胴)
2 圧胴
3 搬送方向
6 枚葉紙材料
7 構造フィルム/構造層
8/9 照射/乾燥源
10 プレス間隙(印刷間隙/ニス引き間隙)
11 排出間隙
13 フィルムストックロール
14 フィルム回収ロール
15 方向転換ローラ
16 ガイドローラ
17 調量装置
18 転写胴
19 プレート胴/版胴
20 インキ装置
21 湿し装置
22 搬送装置
23 排紙装置パイル
30 構造ローラ
31 ローラ核
32 ローラ本体
33 ローラ外被
34 UV・LED照射装置
A ニス引き装置(フレキソ印刷装置)
B 付け装置
C 印刷装置
D 枚葉紙排紙装置
X 接触角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工機械内において、構造化された層を枚葉紙材料(6)上に生成するための方法であって、該加工機械は前記枚葉紙材料(6)にニス層をコーティングするための装置(A)及びそれに続いて該ニス層の表面を変形させる装置(B)を有しており、前記枚葉紙材料(6)を搬送方向(3)に導く圧胴(2)と一つのさらなる胴(1、30)とからプレス間隙(10)が形成されており、前記ニス層が付けられた前記枚葉紙材料(6)が該プレス間隙(10)を通って導かれ、前記枚葉紙材料(6)の表面の向かい側には構造層(7)が配置されており、前記プレス間隙(10)内において前記構造層(7)はある力によって前記ニス層でコーティングされた前記枚葉紙材料(6)上にプレスされる、方法において、
前記プレス間隙(10)においてのみ、ニス層が付けられた前記枚葉紙材料(6)に面にかかる力がかけられて前記構造層(7)が形成されること、
前記プレス間隙(10)の次において、前記構造層(7)、及び、前記圧胴(2)上を導かれる、ニス層でコーティングされた前記枚葉紙材料(6)が、接触角(X)において同期して前記圧胴(2)上を搬送方向(3)に搬送されること、
その際少なくとも前記ニス層に対して照射又は乾燥が行われること、及び、
搬送方向(3)において前記接触角(X)の後で排出間隙(11)において前記構造層(7)が前記ニス層から剥離されて排出され、前記構造化されたニス層が付けられた前記枚葉紙材料(6)は前記圧胴(2)上を搬送方向(3)に引き続き導かれることを特徴とする方法。
【請求項2】
加工機械内において、構造化された層を枚葉紙材料(6)上に生成するための装置であって、該加工機械は前記枚葉紙材料(6)にニス層をコーティングするための装置(A)及び後置された付け装置(B)を有しており、該付け装置(B)は前記枚葉紙材料(6)を搬送方向(3)に導く圧胴(2)及び一つのさらなる胴(1)を備え、これらの胴はプレス間隙(10)を形成しており、ニス層が表面に付けられた前記枚葉紙材料(6)、及び、前記枚葉紙材料(6)の前記表面の向かい側にある構造層(7)が前記該プレス間隙(10)を通って導かれ、前記ニス層を構造形成するために、前記プレス間隙(10)内においてある力によって、前記構造層(7)が、前記ニス層がコーティングされた前記枚葉紙材料(6)上にプレス可能である装置において、
前記プレス間隙(10)を形成する圧胴(2)及び胴(1)のみが、ニス層が付けられた前記枚葉紙材料(6)及び前記構造層(7)に作用する、面にかかる力を生成する手段を有していること、
前記プレス間隙(10)の次において、前記構造層(7)、及び、ニス層でコーティングされた前記枚葉紙材料(6)が、接触角(X)において同期して前記圧胴(2)上を搬送方向(3)に搬送可能であること、
前記ニス層を硬化させるために、前記接触角(X)の領域において、ニス層でコーティングされた前記枚葉紙材料(6)及び構造層(7)を導く前記圧胴(2)に、間隔をおいて隣接して、照射/乾燥源(8)が配置されていること、
搬送方向(3)において前記接触角(X)の後に排出間隙(11)が配置されており、該排出間隙(11)において、構造化された表面を持つ前記構造層(7)が、構造化されたニス層を持つ前記枚葉紙材料(6)から剥離可能であり、前記構造化されたニス層が付けられた前記枚葉紙材料(6)は前記圧胴(2)上を搬送方向(3)に引き続き搬送可能であることを特徴とする装置。
【請求項3】
前記付け装置(B)内には、前記構造層(7)を持つ構造フィルム(7)が配置されており、該構造フィルム(7)は、ニス層がコーティングされた枚葉紙材料(6)と一緒に、圧胴(2)と胴(1)との間の前記プレス間隙(10)内を搬送可能であることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記付け装置(B)内に、前記圧胴(2)とともに前記プレス間隙(10)を形成する構造ローラ(30)が配置されていること、及び、該構造ローラ(30)が少なくとも一つの、照射を透過するローラ外被(33)を有していること、及び、前記プレス間隙(10)内において前記構造ローラ(30)を通過する照射作用を生成するための少なくとも一つの照射装置が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記胴(1)が一つのシリンダーギャップを有することを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記胴(1)が、面にかかる力を生成するための手段及び前記胴(1)の位置変更手段に連結されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記枚葉紙排紙装置(D)内に照射/乾燥源9が配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記付け装置(B)内に、前記構造層又は構造フィルム(7)を放電させるための放電装置が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項9】
搬送方向(3)において前記付け装置(2)の前又は後ろに、前記枚葉紙材料(6)にコールドフィルム転写を行うための装置が配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項10】
前記胴(1)内に照射/乾燥源が配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−532769(P2012−532769A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518882(P2012−518882)
【出願日】平成22年6月28日(2010.6.28)
【国際出願番号】PCT/EP2010/059110
【国際公開番号】WO2011/003758
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(599011584)マンローラント・アーゲー (257)
【Fターム(参考)】