説明

横糸挿入伸縮性接着包帯及びその製造方法

【課題】包帯を定位置に固定できるように感圧性接着剤(PSA)で一面をコーティング処理した伸縮性及び非伸縮性の経並びに横挿入糸を有する横糸挿入包帯を提供することである。
【解決手段】基材は経糸方向に伸縮性綿糸を含んでおり、横糸方向に横糸挿入糸を含んでおり、横糸挿入糸は綿を含んでおり、基材には接着剤がコーティング処理されているか又は接着剤が含浸されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に整形外科の分野に関するものであり、特に横糸挿入糸を有する織物基材を含む医療用包帯製品及びその材料並びにその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の伸縮性接着包帯(EAB)は捻挫、筋肉の張り及び傷部のサポート、補助及び治療に用いられており、様々な身体部位の輪郭に一致し、動作を確実に制限するため充分な伸縮性を有するように製造される必要がある。EAB製品は一般的に感圧性接着層を含んでいる。このタイプの包帯、特に織物包帯は米国特許第6267744号に開示されている。
【0003】
従来のEAB製品は一般的に、伸縮性を提供するように機械的及び化学的に捲縮された典型的には11/8から11/4の繊維長の綿繊維を組み込んで製造されている。織物の捲縮糸の伸縮性と回復性は伸縮性織物の性能を制御する重要なパラメータである。必要な伸縮性は一般的に1メーター辺り約1900から2300の巻いたS状又はZ状撚りをツープライコットンに適用することで得られる。その後、縮み性と回復性を提供するため、糸は湿式に撚られる。さらに、糸撚りを最適レベルにまで増加させると、糸の伸展性と回復性の両方が向上する。機械捲縮綿糸は一度特殊な水溶液内で処理されると、膨張して縮む。糸が緩められると、カールされた高撚位置にまで戻ろうとする。この状態を調べると、糸は100%以上の伸縮性を保つことがわかる。綿の成熟性と繊維長は伸縮性織物のスパン糸とプライ糸、特にシングルプライ糸に関する性能に大きく影響することがある。
シングル糸は糸の性質等にさらに大きな最大伸縮可能性を有するようであり、織物伸縮性と共に、織物伸展性に対する大きな可能性を提供する。これらの糸から製造される織又は編伸縮包帯は良好な応力保持性を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高撚綿糸を使用する従来方法は保持性及びサポート性に適した包帯を提供するが、数々の製造ステップを実行しなければならないため、EAB製品の製造は非常にコスト高になることがある。これらのステップには、整経ステップ、織成ステップ、仕上げステップ、圧縮ステップ及び湿処理ステップ、捲縮ステップ、乾燥ステップ及びアイロンステップが含まれる。従来技術に係る織物の伸縮性及び回復性もまた長時間保持することが難しい。
【0005】
従来技術における従来のEAB製品はほつれ防止側縁部も含んでおり、それ自身が接着性を有するか、着用者の肌に接着できるように、主面の一方又は両方に接着剤を含むことができる。接着剤使用の重要性の1つは、患者が動く時、巻かれた圧縮包帯の滑りを減少させることができ、このため長時間に渡ってより均一なサポート性と圧縮性を提供することである。織物の一面に提供された接着剤は包帯を定位置に固定させる。
【0006】
従来のEAB製品の欠点には、性質の劣化、荒い織物面、限られた形状一致性及び製造に関連するコストが含まれる。
【0007】
本発明の目的の1つは、包帯を定位置に固定できるように感圧性接着剤(PSA)で一面をコーティング処理した伸縮性及び非伸縮性の経並びに横挿入糸を有する横糸挿入包帯を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、従来のEAB製品ほどには容易に伸縮性を失わない伸縮性糸と非伸縮性糸の両方を利用した横糸挿入技術で形成される医療用包帯材料を含む医療用包帯製品を提供することである。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、向上した形状一致性を提供し、従来のEAB製品よりも柔軟な伸縮性を利用する横糸挿入構造を有した、包帯を提供することである。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、従来のEAB製品よりも低コストで製造できる医療用包帯製品を提供することである。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、ニット綿糸と伸縮性糸から形成される接着剤コーティング処理された基材を含む医療用包帯材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のこれらの目的は、ほつれ防止のために織物基材の両側縁部に形成されたロックステッチを含む長形整経ニット織物基材を含む伸縮性包帯を提供する後述の好適実施例で達成される。基材は経糸方向に伸縮性綿糸を含んでおり、横糸方向に横糸挿入糸を含んでおり、横糸挿入糸は綿を含んでおり、基材には接着剤がコーティング処理されているか又は接着剤が含浸されている。
【0013】
本発明の1好適実施例によれば、綿糸は少なくとも織物基材全体の97パーセントの重量である。
【0014】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、経糸はシングルプライ糸及びダブルプライ糸からなる群から選択される。
【0015】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、横糸挿入糸は600デシテックスから800デシテックスの範囲である。
【0016】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、ロックステッチはポリエステル糸から形成される。
【0017】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、織物基材の重量は1平方メートルあたり200グラムから250グラムの範囲である。
【0018】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、織物基材の重量は1平方メートルあたり230グラムである。
【0019】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、伸縮性糸は、繊維形成物質が少なくとも85%のセグメント化ポリウレタンを含む長鎖合成ポリマーである製造繊維を含む。
【0020】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、包帯は85パーセントから95パーセントの範囲の伸縮性を有する。
【0021】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、包帯は50パーセントから60パーセントの範囲の回復性を有する。
【0022】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、接着剤は感圧性接着剤を含む。
【0023】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、接着剤はラテックス接着剤又は非ラテックス接着剤であることができる共接着剤(coadhesive)を含む。
【0024】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、接着剤は織物基材の一面にコーティング処理されている。
【0025】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、伸縮性包帯はほつれ防止のため織物基材の両側縁部に形成されたポリエステルロックステッチを含む長形経糸ニット基材を含んで提供される。基材は経糸方向に綿糸と伸縮性糸を、横糸方向に横糸挿入糸を含み、横糸挿入糸は綿糸を含んでいる。共接着剤は基材の一面にコーティング処理されている。
【0026】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、綿糸は伸縮性糸よりも大きい横断面積を有する。
【0027】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、織物基材は伸縮性糸と、伸縮性糸を非伸縮性糸層内部で覆い含むように伸縮性糸の両側部にそれぞれ提供された一対の綿糸を含んでいる。
【0028】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、隣接伸縮性糸の両側部に提供された隣接綿糸が同じ撚り方向を有するよう、一対の綿糸は反対向きの撚方向を有している。
【0029】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、包帯を通した通気を可能にするように非連続的接着層を形成するように接着剤が織物基材に吹き付けられている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
本発明による伸縮性包帯が図1に番号10で示されている。包帯10は巻物を形成するように芯11に巻き付けられている。包帯10は1面に接着剤13がコーティング処理された整経ニット織物基材12を含んでいる。それ自身を接着するが他の物質にはさほど接着しない共接着剤(coadhesive)等である接着剤13は、巻物形状を維持するために充分な接着力を提供する。一定量の包帯10を芯11から引出して切り取る。取出された包帯10は従来方法で手足に適用される。
【0031】
基材12は、伸縮性糸と非伸縮性糸が伸縮性と非伸縮性が交互ペアとなるように提供され、綿糸が綿糸を結合するチェーンステッチの列を超えて横切る形態のチェーンステッチ構造に織られた横糸挿入基材を含む圧縮支持織物である。包帯構造は非伸縮性糸の表面積が伸縮性糸の表面積よりも大きい断面積を有している。
【0032】
この構造は、伸縮性糸の両側それぞれに好適には綿糸である非伸縮性糸を提供することで達成される。綿糸は、好適には隣接する非伸縮性糸が常に同じ方向となるように、S状撚り又はZ状撚りである逆方向撚り、あるいは全S状撚りか全Z状撚りである同方向撚りを有する。この断面構造では非伸縮性糸内部に伸縮性糸を覆い含むことになる。
【0033】
基材12の好適実施例のステッチ図を図2に示す。本発明の1実施例では、包帯10は織物に柔軟で伸縮性があるような形態を達成するように形成される。伸縮性糸は基材に沿ったあらゆる適切な方向に組み込めるが、幅の実質的均一性を保ちながら縦方向へ延展できるように基材の縦方向に沿って組み込まれることが望ましい。適する伸縮性糸には高い伸展性を有しており、実質的に完全且つ迅速な伸縮回復性を提供するゴム又は伸縮性ポリマーから形成されるものが含まれるが、これらに限らない。このようなエラストマー系糸は本質的にはスパンデックス等のモノ繊維又はマルチ繊維でよい。
【0034】
スパンデックスは繊維形成物質が少なくとも85パーセントのセグメント化ポリウレタン長鎖合成ポリマーである。ポリマー鎖は、より直線的な低エントロピー構造に変性する長くて、ランダムにコイル状となった、液状の柔軟なセグメントを含むセグメント化ブロックコポリマーである。硬質セグメントはポリマー鎖全てを無限ネットワークへと繋ぐ “仮想架橋”として作用する。このネットワークはポリマー鎖が互いにすれ違ってスリップし、永久的に固定又は延伸することを防ぐ。ストレッチ力が除去され、直線で低エントロピーの柔軟セグメントが望むランダム状コイルの高エントロピー状態へと戻ると、繊維が元の形状及び長さへと回復する。このセグメント化ブロックコポリマーは複数ステップで形成される。これはモノフィラメント糸線として繊維へ、あるいは殆どの製品では、シングル糸線に形成された直後に合体された複数の極細繊維へと押出成型される。
【0035】
非伸縮性糸は250デシテックスから300デシテックスの範囲で包帯10の基材12の鎖編み(pillar stitch)へと組み込まれる。この非伸縮性糸の使用とここで説明する方法は一般的に伸縮接着性包帯(EAB製品)の製造に特に良好な品質及び特徴を提供する。
【0036】
挿入編み(inlay stitch)に使用される綿糸は500デシテックスから800デシテックスの範囲であろう。また、綿糸は好適には15グラム/テックスの強度を有する。さらに、綿糸はいくらかの伸展性を有するが、好適な延展性(伸張性)は8パーセントから30パーセントの間である。
【0037】
本発明の基材12は好適には、製品にほつれ防止性を提供するようにトリコットステッチを包帯10の最後の2糸に組み込んだ横糸挿入基材であり、3本から4本のガイドバーを利用する編機で編成される。
【0038】
基材はあらゆる適した厚みを有するが、特に1ミリから1.3ミリの厚みで、単位面積あたりの重量は非伸縮性糸と伸縮性糸の割合が1:1である。基材の織物は好適には横糸挿入織物であるが、様々な適するニット織物を利用することができる。
【0039】
本発明の実施例で使用される接着剤は医療用包帯の機能的必要性を満たす感圧性タイプである。包帯の高接着性は長時間の激しい運動ストレスに耐えることができる。接着剤は好適には基材12の1面に吹き付けられている。取り入れられる空気は基材12の表面に、包帯10に通気性を提供する非連続の非コーティング領域を形成する気泡を形成する。
【0040】
本発明の1好適実施例によれば、緩い針路は10センチメートルあたり110から130の範囲であり、40パーセントから70パーセントのストレッチ針路であるが、好適には10センチメートルあたり50から75の範囲である。ストレッチは70パーセントから100パーセントの間であり、回復性は40パーセントから70パーセントの間である。
【0041】
本発明の別の好適実施例によれば、織物基材は70デシテックスから150デシテックスの間の伸縮性糸から形成され、500デシテックスから800デシテックスの間の挿入糸を含むことができる。好適には、基材12に利用される綿糸は15グラム/テックスを有する。
【0042】
本発明のさらに別の好適実施例によれば、織物基材に利用される綿糸の延展性(延伸性)は6パーセントから15パーセントの間であり、接着剤が適用される前には編み材は50パーセントから80パーセントの延展性を示す。
【0043】
さらに別の好適実施例によれば、基材に使用される綿糸は二重綿又は180デシテックスから220デシテックスの範囲の単綿糸である。
【0044】
包帯の一例を以下に示す。
別の供給機構を有する12から24のフィーダーを備えた176―240インチカールマイヤー整経編機
経(鎖)糸 二重60ne綿糸
横糸 単8の綿糸
伸縮性糸 スパンデックス156デシテックス
接着剤 織物重量の40パーセントの割合で適用されたE3ゴム系接着剤
織物重量 1平方メートルあたり243グラム
【0045】
また、接着剤はネオプレン接着剤等の合成ポリマー接着剤であってもよい。
【0046】
医療用包帯について説明した。本発明の詳細は本発明の本質から離れることなく変更することができる。さらに、先述の本発明の好適実施例は説明の目的のみに提供されたものであり、本発明を限定するものではなく、本発明は請求の範囲によって定義される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は本発明の1実施例による伸縮性包帯を示す斜視図である。
【図2】図2は伸縮性包帯の織物構造のステッチパターンを示す図である。
【符号の説明】
【0048】
10 包帯
11 芯
12 基材
13 接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮性包帯であって、
(a)ほつれ防止のために織物基材の両側縁部に形成されたロックステッチを含む長形整経ニット織物基材を含んでおり、
(b)前記基材は経糸方向に綿糸と伸縮性綿糸を含んでおり、
(c)前記基材は横糸方向に横糸挿入糸を含んでおり、該横糸挿入糸は綿を含んでおり、
(d)前記基材には接着剤がコーティング処理されているか又は含浸されていることを特徴とする伸縮性包帯。
【請求項2】
綿糸は少なくとも織物基材全体の97パーセントの重量であることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項3】
経糸はシングルプライ糸及びダブルプライ糸からなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項4】
横糸挿入糸は600デシテックスから800デシテックスの範囲であることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項5】
ロックステッチはポリエステル糸から形成されることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項6】
織物基材の重量は1平方メートルあたり200グラムから250グラムの範囲であることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項7】
織物基材の重量は1平方メートルあたり230グラムであることを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項8】
伸縮性糸は、繊維形成物質は少なくとも85パーセントのセグメント化ポリウレタンを含む長鎖合成ポリマーである製造繊維を含むことを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項9】
包帯は85パーセントから95パーセントの範囲の伸縮性を有することを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項10】
包帯は50パーセントから60パーセントの範囲の回復性を有することを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項11】
接着剤は感圧性接着剤を含むことを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項12】
接着剤は共接着剤(coadhesive)を含むことを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項13】
接着剤は織物基材の1面に非連続的に適用されており、前記基材に通気のための領域を提供することを特徴とする請求項1記載の伸縮性包帯。
【請求項14】
伸縮性包帯であって、
(a)ほつれ防止のため両側縁部に形成されたロックステッチを含む長形経糸ニット基材を含んでおり、
(b)前記基材は経糸方向に綿糸と伸縮性糸とを含んでおり、
(c)前記基材は横糸方向に横糸挿入糸を含んでおり、該横糸挿入糸は綿を含んでおり、
(d)前記基材の1面には共接着剤(coadhesive)がコーティング処理されていることを特徴とする伸縮性包帯。
【請求項15】
綿糸は伸縮性糸よりも大きい断面積を有することを特徴とする請求項14記載の伸縮性包帯。
【請求項16】
織物基材は伸縮性糸と、非伸縮性糸層の内部に前記伸縮性糸を覆い含めるために該伸縮性糸の両側部にそれぞれ提供された一対の綿糸を含んでいることを特徴とする請求項14記載の伸縮性包帯。
【請求項17】
隣接する伸縮性糸の両側部に提供された隣接する綿糸が同じ撚方向を有するよう、一対の前記綿糸は反対向きの撚方向を有していることを特徴とする請求項16記載の伸縮性包帯。
【請求項18】
接着剤は包帯に通気性を提供できる非連続的接着剤層を形成するように織物基材に吹き付けられていることを特徴とする請求項14記載の伸縮性包帯。
【請求項19】
伸縮性包帯の製造方法であって、
(a)ほつれ防止のために両側縁部に形成されたロックステッチを含む長形織物基材を整経編成するステップを含んでおり、前記基材は経糸方向に綿糸と伸縮性糸を、横糸方向に横糸挿入糸を含んでおり、
(b)前記基材の1面に接着剤を適用するステップと、
(c)前記接着剤が提供された前記基材を巻物状に形成するステップと、
をさらに含んでいることを特徴とする伸縮性包帯の製造方法。
【請求項20】
接着剤を適用するステップは包帯に通気性を提供するように共接着剤(coadhesive)を基材に非連続的に適用するステップを含んでいることを特徴とする請求項19記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−527007(P2006−527007A)
【公表日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−503918(P2005−503918)
【出願日】平成15年6月10日(2003.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2003/018326
【国際公開番号】WO2005/004761
【国際公開日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願人】(501356226)ビーエスエヌ メディカル,インク. (17)