説明

樹脂皿

【課題】固形状化粧料を強固に保持することができ、耐衝撃性に優れた樹脂皿を提供する。
【解決手段】金型成形により一体成形された樹脂皿1であって、上面に、固形化粧料が収容される化粧料収容凹部1aが形成され、上記金型成形時に、上記化粧料収容凹部1aの内周面に、周方向に延びる環状凹溝7が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に固形状化粧料を収容する樹脂皿に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ファンデーション等の固形化粧料を収容して携帯する化粧料容器として、図14に示すように、上面に化粧皿収容凹部31aが形成された容器本体31と、この容器本体31の上面を蓋する蓋体32と、上記容器本体31の化粧皿収容凹部31aに収容される化粧皿33とを備え、この化粧皿33に粉末化粧料34を充填してプレス成形により固めるようにしたものがよく用いられている。また、上記化粧皿33として、金属製の皿(金皿)や合成樹脂製の皿(樹脂皿)が使用されているが、上記化粧皿33が樹脂皿である場合には、金皿に比べ、上記固化させた粉末化粧料34の保持力が弱く、上記化粧皿33に上下方向の衝撃等が作用すると、この衝撃等で上記固化させた粉末化粧料34が化粧皿33から剥離して化粧皿33外に抜け出したり、破損したりするという問題がある。
【0003】
そこで、樹脂皿の保持力を金皿の保持力と同等もしくはそれ以上にするために、図15に示すように、固形化粧料(図示せず)を収納する合成樹脂製の中皿本体35の左右両側の、内側側壁35a下部から底面に至る部分(湾曲状に形成された傾斜面の部分)に縦溝36を複数並列に配設するとともに、角部四隅の、内側側壁35a上部から底面に至る部分に縦突条37を突設するようにしたコンパクト容器の中皿が提案されている。この中皿では、上記各縦溝36や各縦突条37により、中皿本体35と固形化粧料との接触面積を増加させることができるため、摩擦係合力が増加して高い保持性が発揮され、固形化粧料の剥離等を防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−180798号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記中皿では、中皿本体35に縦溝36や縦突条37を設けることで、中皿本体35と化粧料との接触面積を増加させることができるものの、上記縦溝36は中皿本体35の左右両側の、内側側壁35a下部から底面に至る(湾曲状に傾斜する傾斜面の)部分に形成されており、また、上記縦突条37は角部四隅に突設されているだけであるため、上下方向の保持力が小さい。したがって、上記中皿本体35に上下方向の衝撃等が作用した場合には、この衝撃等で固形化粧料が中皿本体35から剥離して中皿本体35外に抜け出したり、破損したりするのを防止することができないという問題が依然として残っている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、固形状化粧料を強固に保持することができ、耐衝撃性に優れた樹脂皿の提供をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の樹脂皿は、金型成形により一体成形された樹脂皿であって、上面に、固形状化粧料が収容される化粧料収容凹部が形成され、上記金型成形時に、上記化粧料収容凹部の内周面に、周方向に延びる凹溝が形成されているという構成をとる。
【発明の効果】
【0007】
すなわち、本発明の樹脂皿は、金型成形により一体成形された樹脂皿であり、上面に、固形状化粧料が収容される化粧料収容凹部が形成され、上記金型成形時に、上記化粧料収容凹部の内周面に、周方向に延びる凹溝が形成されている。したがって、本発明の樹脂皿では、その化粧料収容凹部に粉末化粧料を充填してプレス成形により固める際に、粉末化粧料が、上記化粧料収容凹部の内周面に周方向に沿って形成された凹溝に入り込んだ状態で固められるため、上記プレス成形により固化された粉末化粧料(すなわち、固形状化粧料)は、その外周部の一部が周方向に突出して上記凹溝に食い込んだ状態になっており、上記樹脂皿に強固に保持されている。しかも、上記固形状化粧料の外周部の一部が上記凹溝に食い込んだ状態で保持されているため、上記固形状化粧料に対する、上記樹脂皿の上下方向の保持力が大きく、上記樹脂皿に上下方向の衝撃等が作用した場合にも、この衝撃等で固形状化粧料が上記樹脂皿から剥離して上記樹脂皿外に抜け出したり、破損したりすることがない。なお、本発明では、上記凹溝は、上記化粧料収容凹部の内周面の全周に一連に繋がった状態で環状に形成されていてもよいし、一箇所もしくは複数箇所で途切れていてもよい。
【0008】
また、上記凹溝が、上記化粧料収容凹部の内周面の全周にわたって環状に形成されていると、上記固形状化粧料の外周部の、上記化粧皿収容凹部の凹溝に食い込んだ部分が環状に繋がった状態になるため、上記凹溝に食い込んだ部分が一箇所もしくは複数箇所で途切れている場合に比べ、上記樹脂皿の上下方向の保持力が大きくなる。なお、本発明において、「環状」とは、円環状に繋がっている場合だけでなく、多角形状に繋がっている場合等、一連に繋がっている全ての場合を含むものである。
【0009】
また、上記化粧料収容凹部の底面に凹部および凸部の少なくとも一方が形成されていると、上記凹部および凸部の少なくとも一方によっても、固形状化粧料を保持することができ、上記固形状化粧料に対する、上記樹脂皿の保持力がさらに大きくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0011】
図1は本発明の樹脂皿の一実施の形態を示している。図において、1は上面に平面視略四角形状の化粧料収容凹部1a が形成された樹脂皿であり、上記化粧料収容凹部1a にファンデーション等の固形化粧料(固形状化粧料)2が収容されている。この固形化粧料2は、上記化粧料収容凹部1a に粉末化粧料2aを充填したのちプレス盤等により押し固めて作製したもの(打型品)である。また、上記樹脂皿1は、レフィル用等として、容器本体の化粧皿収容凹部(図示せず)に着脱自在に収容される。
【0012】
上記樹脂皿1は、図2〜図5に示すように、略四角形筒状の周側壁5と略四角形平板状の底壁6とで構成されており、上記周側壁5と底壁6とで囲まれた部分が上記化粧料収容凹部1a に形成されている。上記周側壁5は、その内周面(すなわち、上記化粧料収容凹部1a の内周面)が、上記周側壁5の上面開口から下端内周縁(すなわち、底壁6の上面6aの外周縁)に向かって外拡がり状に傾斜する(下側に向かって拡がる円錐台形状の)テーパー面に形成されており、このテーパー状の内周面の全周に、周方向に沿って環状に形成された環状凹溝7が上下2列に並設されている。そして、上記プレス成形時に、粉末化粧料2aが上記両環状凹溝7に食い込んだ状態で押し固められるため、上記固形化粧料2に対する、上記樹脂皿1の保持力が大きくなり、上記固形化粧料2が樹脂皿1の外側に抜け出しにくくなっている。また、上記周側壁5の内周面が、下側に向かって拡がる円錐台形状のテーパー面に形成されているため、さらに固形化粧料2が樹脂皿1の外側に抜け出しにくくなっている。
【0013】
また、上記周側壁5の外周面には、その下端部の全周に、周方向に沿って環状に形成された係合用凹溝8aが形成されており、上記容器本体の化粧皿収容凹部に収容した状態では、この化粧皿収容凹部(のうち、上記係合用凹溝8aに対応する部分のいずれの部分)に固定された弾性部材等(図示せず)に着脱自在に係合するようにしている。また、上記周側壁5の外周面には、その相対向する両側部(左右両側部もしくは前後両側部)に、略四角形状の凹部8b(図5参照)が形成されており、上記容器本体の化粧皿収容凹部に収容した状態では、この化粧皿収容凹部の内周面の相対向する両側部(左右両側部もしくは前後両側部)に固定された被係合部(図示せず)に着脱自在に係合しうるようにしている。
【0014】
上記底壁6には、その上面6aに、四角形状の内側凸部9aおよびこれより大きい外側凸部9bが突設されており、これら両凸部9a,9bによって、上記固形化粧料2に対する、上記樹脂皿1の保持力がさらに大きくなっている。
【0015】
上記樹脂皿1は、図6に示す成形金型10を用いて作製されたものである。この成形金型10は、固定側の雄型11と、凹部12aを有する可動側の雌型12とで構成されており、上記雄型11の成形面11aおよび上記雌型12の成形面12 b(すなわち、雌型12の凹部12aの内周面)で囲まれた空間で成形空間13が形成されている。
【0016】
上記雄型11の成形面11aには、図7に示すように、その先端部(図では、上端部)に、略四角形環状に繋がる環状突条部11bが上下2段に形成されている。そして、射出機から送り出された溶融状態の合成樹脂材料(図示せず)を、上記雌型12に穿設した通路12cを通して成形空間13内に加圧充填し(矢印参照)、上記樹脂皿1を成形し、この金型成形の際に、上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a を形成するとともに、上記両環状突条部1bに対応する上記化粧料収容凹部1a の部分に上記両環状凹溝7(図2参照)を形成するようにしている。
【0017】
上記雄型11は、略正八角形の角錐台形状に形成された中央本体部15と、この中央本体部15の外周側面(後述する、中央本体部15の軸心方向に沿って形成される8つのガイド面16,17)にスライド自在に組み付けられる8つのスライド部18,19と、補助部材20〜23(図8参照)と、上記雌型12を載置する外周筒部24とを備えている(図6参照)。
【0018】
上記中央本体部15は、図9に示すように、上記樹脂皿1の底壁6の両凸部9a,9b(図2参照)に対応する凹部(図示せず)が形成された一端面(図では、上端面)15aと、この一端面15aより大きい他端面(下端面)15bと、8つのガイド面16,17からなる外周側面とを有している。これら8つのガイド面16,17のうちの4つは、中央本体部15の軸心に対して同じ傾斜角度に形成されたテーパー状ガイド面16であり、残りの4つは、上記各テーパー状ガイド面16間に配設され上記軸心に対して同じ傾斜角度に形成されたく字状ガイド面17であり、これら各く字状ガイド面17のく字状の谷部の傾斜角度は上記各テーパー状ガイド面16の傾斜角度より小さく形成されている。
【0019】
上記各テーパー状ガイド面16は、それぞれ同形状で、上記軸心に沿って同幅に延びており、その中央部には、上記軸心に沿って1条のスライド溝16aが形成されている。また、上記各く字状ガイド面17は、それぞれ同形状で、上記上端面15aから下端面15bに向かって幅拡がり状に(正面から見ると、細長い台形状に)延びており、その中央部(すなわち、く字状の谷部)には、上記軸心に沿って1条のスライド溝17aが形成されている。このような4つのテーパー状ガイド面16は、相対向する2つのテーパー状ガイド面16と、これら両テーパー状ガイド面16に直交する方向に相対向する2つのテーパー状ガイド面16とからなり、また、4つのく字状ガイド面17は、相対向する2つのく字状ガイド面17と、これら両く字状ガイド面17に直交する方向に相対向する2つのく字状ガイド面17とからなっている。
【0020】
上記8つのスライド部18,19のうちの4つは、図7に示すように、それ自体の内側面が上記各テーパー状ガイド面16にスライド自在に当接する角部用スライド部18で、残りの4つは、それ自体の内側面が上記各く字状ガイド面17にスライド自在に当接する側辺部用スライド部19である。上記各角部用スライド部18は、それぞれ同形状で、その内側面から、各テーパー状ガイド面16のスライド溝16aにスライド自在に嵌合する突条18aが突設されており、その上端部の外側面が、上記樹脂皿1の各角部に対応する形状に形成されているとともに、上記外側面から、上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a の両環状凹溝7を形成するための上下2条の突条部18bが突設されている。
【0021】
また、上記側辺部用スライド部19は、それぞれ同形状で、その内側面から、各く字状ガイド面17のスライド溝17aにスライド自在に嵌合する突条19aが突設されており、その上端部の外周面が、上記樹脂皿1の各側辺部に対応する形状に形成されているとともに、上記外周面から、上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a の両環状凹溝7を形成するための上下2条の突条部19bが形成されている。図7において、18cは上記各角部用スライド部18の上端面で、19cは上記各側辺部用スライド部19の上端面である。
【0022】
上記各補助部材20〜23は、上記各角部用スライド部18の外側面の左右両側に当接状に配設される各補助部材20,21と、上記各側辺部用スライド部19の外側面の左右両側に当接状に配設される各補助部材22,23とからなる。また、上記外周筒部24の内周面24a(図6参照)は、中央本体部15に各スライド部18,19を組み付けて中央本体部15の上端面15aと各スライド部18,19の上端面18c,19cを面一にするとともに、各スライド部18,19の外側面の左右両側に各補助部材20〜23を当接状に配設した状態では、これら各スライド部18,19の上端部(上記樹脂皿1の各角部,各側辺部に対応する形状に形成されている部分)より下側部分にスライド自在に外嵌するように、形成されている。
【0023】
そして、上記雄型11をセットした状態(すなわち、中央本体部15に各スライド部18,19を組み付け、中央本体部15の上端面15aと各スライド部18,19の上端面18c,19cを面一にし、これら各スライド部18,19の先端部分を密着状に当接するとともに、これら各スライド部18,19の両突条部18b,19bを環状に一連に繋ぎ、これら各スライド部18,19の外側面の左右両側に各補助部材20〜23を配設し、その外周部に外周筒部24を組み付けた状態)では、上記中央本体部15の上端面15aと、上記各スライド部18,19の上端面18c,19cと、上記各スライド部18,19の上端部の外周面と、上記各補助部材20〜23の上端面とで、上記雄型11の成形面11aが構成されている。このような雄型11の成形面11aの上端部は、各スライド部18,19の両突条部18b,19bにより、その全周にわたって、上記軸心に対して直交する方向に突出しており、これら(各スライド部18,19の両突条部18b,19bが環状に一連に繋がってなる)両環状突条部11bが上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a の両環状凹溝7に対応している。
【0024】
そして、上記雄型11に雌型12をセットした状態で、上記両型11,12の成形面11a,12 bで囲まれた成形空間13内に、射出機から送り出された溶融状態の合成樹脂材料を加圧充填し、上記樹脂皿1を成形することを行う。これにより、化粧料収容凹部1a の内周面に両環状凹溝7が形成され底面に両凸部9a,9bが形成された樹脂皿1を得ることができる。
【0025】
一方、金型成形後上記両型11,12から、成形された樹脂皿1を取り外す場合には、雌型12を開けたのち、各スライド部18,19の上端部に成形品を載置した状態で、中央本体部15のガイド面16,17に当接させながら各スライド部18,19を上方にスライドさせる。このとき、各テーパー状ガイド面16の傾斜角度と各く字状ガイド面17のく字状の谷部の傾斜角度とが異なるため、各スライド部18,19が衝突等することなく、スライドさせることができる。このスライドにより、各スライド部18,19の上端部が集合する集合部分の外周が縮径して上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a ,両環状凹溝7より小さくなり(図10および図11参照)、成形された樹脂皿1を取り外すことができる。
【0026】
上記のように、この実施の形態では、上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1a に粉末化粧料2aを充填してプレス成形により固める際に、粉末化粧料2aが、上記化粧料収容凹部1a の両環状凹溝7に入り込んだ状態で、固められるため、上記プレス成形により固化された固形化粧料2は、その外周部の一部が周方向に突出して上記両環状凹溝7に食い込んだ状態になっており、上記樹脂皿1に強固に保持されている。しかも、上記固形化粧料2の外周部の一部が上記両環状凹溝7に食い込んだ状態で保持されているため、上記固形化粧料2に対する、上記樹脂皿1の上下方向の保持力が大きく、上記樹脂皿1に上下方向の衝撃が作用した場合にも、この衝撃で固形化粧料2が上記樹脂皿1から剥離して上記樹脂皿1外に抜け出したり、破損したりすることがない。
【0027】
図12は本発明の樹脂皿の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記実施の形態において、樹脂皿1の周側壁5に形成された上下2列の環状凹溝7の双方が一連に連続しておらず、複数箇所で途切れている。すなわち、上記周側壁5の内周面に、周方向に沿って所定長さで延びる複数の凹溝7aが、周方向に沿って所定間隔をあけて略環状に並ぶ状態で形成されており、これら(周方向に沿って略環状に並べられた)複数の凹溝7aからなる凹溝群が上下2列設けられている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0028】
図13は本発明の樹脂皿のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図5に示す実施の形態において、上下2列の環状凹溝7に代えて、V字が連続するぎざぎざ状(鋸の歯形状)の凹溝7b(この溝7bは、1本でも、複数本でもよい)が、樹脂皿1の周側壁5の内周面に形成されている。また、樹脂皿1の底壁6の上面に両凸部9a,9bが突設されていない。それ以外の部分は、図1〜図5に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図5に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0029】
なお、上記各実施の形態では、固形状化粧料2として、ファンデーション等の固形化粧料を用いているが、これに限定するものではなく、各種の固形状化粧料2を用いることができる。また、図1〜図5に示す実施の形態において、環状凹溝7は1列でもよいし、3列以上でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の樹脂皿の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】上記樹脂皿の断面図である。
【図3】上記樹脂皿の平面図である。
【図4】上記樹脂皿の一側面を示す側面図である。
【図5】上記樹脂皿の他側面を示す側面図である。
【図6】成形金型の説明図である。
【図7】雄型の要部の斜視図である。
【図8】上記雄型の平面図である。
【図9】中央本体部の斜視図である。
【図10】上記雄型の作用を示す説明図である。
【図11】上記雄型の作用を示す平面図である。
【図12】本発明の樹脂皿の他の実施の形態を示す断面図である。
【図13】本発明の樹脂皿のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
【図15】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 樹脂皿
1a 化粧料収容凹部
7 環状凹溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金型成形により一体成形された樹脂皿であって、上面に、固形状化粧料が収容される化粧料収容凹部が形成され、上記金型成形時に、上記化粧料収容凹部の内周面に、周方向に延びる凹溝が形成されていることを特徴とする樹脂皿。
【請求項2】
上記凹溝が、上記化粧料収容凹部の内周面の全周にわたって環状に形成されている請求項1記載の樹脂皿。
【請求項3】
上記化粧料収容凹部の底面に凹部および凸部の少なくとも一方が形成されている請求項1または2記載の樹脂皿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−217963(P2006−217963A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−31895(P2005−31895)
【出願日】平成17年2月8日(2005.2.8)
【出願人】(000158781)紀伊産業株式会社 (327)