説明

機会損失抑制販売管理方法

【課題】主に販売店において、商品の売れ残りを抑制する為、在庫保有抑制をすすめた場合、顧客が購買の意思を示した時に、商品が既に売り切れていると、顧客が他店や他媒体での購買に切り替え、又は購買自体を取止め、機会損失が発生する事がある。
【解決手段】顧客が購買の意志を示した時、商品が売り切れていても、その商品の将来の入荷の可能性が確認可能な場合、販売価格の割引や、商品券またはそれに類するポイントの付与等をする販売形態をとる事で、商品の入荷前に売買を成立させ、顧客には商品入荷後、売買成立済みの商品を引渡し、又は配送をする事で、機会損失の発生可能性を抑制する販売管理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は販売管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
売れ残り発生を抑制する為、在庫保有を調整する販売管理方法がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
調整された在庫保有のもと、既に商品が売り切れていた時、顧客が購買の意志を示した場合、顧客が他店や他媒体での購買に切り替え、又は購買自体を取止め、機会損失が発生する事があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
顧客が購買の意志を示した時、既に商品が売り切れているが、その商品の将来の入荷の可能性が確認可能な場合、販売価格の割引や、商品券または、それに類するポイントの付与をする販売形態をとる事で、機会損失の発生可能性を抑制し、商品の入荷前に売買を成立させ、商品が入荷後、顧客に商品を引き渡す、又は配送して販売管理を行う。
【発明の効果】
【0005】
顧客への商品の引渡しは、販売より後になるが、顧客は購入価格の割引、商品券またはポイントの付与等、特典を得ることが出来る。また、この販売管理方法を採択した販売者は、在庫保有を最小限にしながらも、売買の成立がより確実になる上、顧客に失望感を与える可能性が減る。
【0006】
当該発明に基づく販売数量、販売価格など、取引データも、販売計画の再調整に活用出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
顧客が購買の意志を示した時、既に商品が売り切れていても、その商品の将来の入荷の可能性が確認可能な場合、販売価格の割引や、商品券またはそれに類するポイントの付与等、特典を付与して商品の入荷前に売買を成立させ、将来の商品入荷後、顧客に商品を引き渡す、又は配送する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の流れ図
【符号の説明】
【0009】
1.顧客が商品購買の意志を示した時、既に商品が売り切れていた場合
2.顧客に対し、割引価格、商品券、ポイントの付与等、特典付与を提示する段階
3.商品の入荷前に、売買が成立
4.商品入荷後、顧客に商品を引き渡す、又は配送する。
5.符号1、2、3、4で生じる取引データを、次回以降の販売管理計画等に活用する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主に販売店において、顧客が購買の意志を示した時、既に商品が売り切れているが、その商品の将来の入荷の可能性が確認可能な場合、特典(販売価格の割引や、商品券や、それに類するポイントの付与等)を顧客に与える販売形態により、商品の入荷前に売買を成立させ、顧客には商品入荷後、売買成立済みの商品を入手させる事で、機会損失の発生可能性を抑制する販売管理方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法で、販売した商品の、販売数量、販売価格等、取引データを、次回以降の販売管理計画等に活用する一連の流れを含む、販売管理方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−164743(P2007−164743A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−380963(P2005−380963)
【出願日】平成17年12月12日(2005.12.12)
【出願人】(392034665)
【Fターム(参考)】