説明

機器収納用ラック

【課題】ラックに収納した機器のメンテナンスが効率的に、且つ安全に行えるようにした機器収納用ラックを提供すること。
【解決手段】ユニット2がスライドレール3、4によりラック1から引き出された後、リンク機構5、6により更に斜め下方に平行移動できるようにしたもの。ユニット2をラックから引き出した後で、その位置から更に低い位置に移せるので、ユニットがラックのかなり高い位置に収納されていたとしても、作業者は床に立ったままでメンテナンス作業が行える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置や制御装置などの機器を床上に設置するために使用されるラックに係り、特に、基地局や中継局など複数の機器を設置する場合に好適な機器収納用ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
通信や放送のための基地局、中継局においては、通信装置や制御装置などの機器を複数のユニットとして設置する必要がある。
そして、このためラックと呼ばれる縦長箱型のケースに、所定の間隔をもって順次、積み重ねた形で収納していた(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
ところで、通信装置や制御装置などの機器は、必要に応じてメンテナンスを要するが、このためにはユニットをラックから取り出す必要がある。
そこで、ラックのケースに対するユニットの保持にスライド機構を用い、必要なとき、図6に示すように、ユニットがラックの中から全部引き出せ、引き出した後はラック内に戻せるようにしている。
【0004】
この図6において、まず、符号1はラックで、これは、通常、縦長箱型のケース(筐体)で作られ、その中にユニット2が複数台、上下に並んで収納されるようになっているが、このとき、左右で対になった2本のスライドレール3、4を用い、図示のように、ユニット2の全体がラック1の中から水平に引き出せるように構成してある。
【0005】
これらスライドレール3、4は、図示のように、それらの一方の端部はユニット2の左右の側面に夫々固定され、それらの他方の端部は、夫々ラック1の左右の内面に対して水平方向にスライド(直線移動)可能に保持されている。
そして、これによりユニット2に引出方向の力を加えると、スライドレール3、4がラック1に対してスライドし、ユニット2の全体がラック1から引き出せ、ユニット2を押してやれば、ラック1内に戻せることになる。
【0006】
このとき通信装置や制御装置などの機器は、通常、上面が開放された箱型のケースからなるユニット、いわゆる天面開放型のユニットとして構成されている。
そこで、このユニット2をラック1から引き出してやれば、図6に示すように、ユニット2が全て外部に出てくるので、上から容易に機器のメンテナンスが行えることになる。
このときスライドレール3、4にはストッパー機構が設けてあり、ラック1からユニット2を引き出すことができる距離とラック1内に戻されたときの停止位置が規定されるようになっているので、メンテナンスが安全に行える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−60229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、近年は、通信や放送のための基地局と中継局にも種々の機能が要求されるようになり、この結果、必要なユニット(機器ユニット)の個数が多くなってきた。
そこで、1基のラックに収納されるユニットの個数を多くしなければならなくなり、このため縦に長いラックを用い、その設置床面からかなり高い位置までユニットが収納できるようになっている。
【0009】
このとき、ユニット内の機器のメンテナンスには、ユニットの上側から作業する必要がある。
そこで、メンテナンス対象のユニットがラックの上の方にあった場合、作業者は、更に高い位置からメンテナンスを行わなければならない。
従って、従来のラックの場合、高い位置にあるユニットのメンテナンスに際しては、脚立や台などを使用し、上からユニット内が目視できる高さまで作業者が登って作業する必要がある。
【0010】
この結果、従来技術においては、脚立や台などの設置、移動が必要になるので、これが作業効率の低下要因となり、更に脚立や台などの昇降と脚立や台上での作業が必要になるので、これが安全性の低下要因になるという問題があった。
本発明の目的は、機器のメンテナンスが効率的に、且つ安全に行えるようにした機器収納用ラックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は、ラックの筐体に対するユニットの保持にスライド機構を用い、ユニットが収納位置から水平に引き出せるようにした機器収納用ラックにおいて、前記スライド機構のスライドレールに対する前記ユニットの接合に平行リンク機構と水平斜移動ガイド機構及び斜め回動機構の何れかの機構を設け、前記ユニットを前記収納位置から水平に引き出したとき、当該引き出した位置で更に前記ユニットを下降水平姿勢と前下傾斜姿勢の何れかの姿勢にできるようにして達成される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ラック内からユニットを引き出した後、更にユニットが下に移動でき、又はユニットが手前を下にして傾けられるので、ユニットが引き出された位置においてもユニット内が目視可能になり、且つ、内部に手で簡単に触れることができるようになる。
従って、本発明によれば、メンテナンス対象のユニットがラックのかなり上の方にあった場合でも、作業者は床に立ったままでメンテナンスが行えることになり、この結果、脚立や台などの使用頻度が抑えられ、その分、作業効率が向上し、脚立や台などの使用に伴う転落事故や転倒事故の虞がなくなることから、安全性の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明による機器収納用ラックの第1の実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明による機器収納用ラックの第2の実施形態を示す説明図である。
【図3】本発明による機器収納用ラックの第3の実施形態を示す説明図である。
【図4】本発明による機器収納用ラックの第4の実施形態を示す説明図である。
【図5】本発明による機器収納用ラックの第5の実施形態を示す説明図である。
【図6】従来技術による機器収納用ラックの一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る機器収納用ラックについて、図示の実施の形態により詳細に説明する。
まず、図1により、本発明の第1の実施形態について説明すると、この図1の(a) は、ユニット2がスライドレール3、4によりラック1(図示してない)から引き出された状態をイメージした図で、同(b) は、ユニット2が引き出された後、リンク機構5、6により更に斜め下方に平行移動された状態をイメージした図である。
【0015】
ここで、まず、リンク機構5は、ユニット2の一方の側面(図では左斜め上にある側面)に設けられている上アーム5Aと下アーム5Bそれにロータリーダンパー5Cにより構成され、次に、リンク機構6は、ユニット2の他方の側面(図では右斜め下にある側面)に設けられている上アーム6Aと下アーム6Bそれにロータリーダンパー6Cにより構成されている。但し、このロータリーダンパー6Cは図には表れていない。
【0016】
そして、上アーム5A、6Aは下向きL字型の部材で、その短い部分の端部でスライドレール3に回動自在に軸支され、長い部分の端部ではユニット2の一方の側面(図では斜め向い側の側面)に回動自在に軸支されている。
次に、下アーム5B、6Bは上向きL字型の部材で、その長い部分の端部でスライドレール4に回動自在に軸支され、短い部分の端部ではユニット2の他方の側面(図では斜め手前側の側面)に回動自在に軸支されている。
【0017】
この結果、上アーム5A、6Aと下アーム5B、6Bは、それぞれ対になって平行リンク機構を構成し、ユニット2を図1(a)に示す状態(図6参照)から前方斜め下方向に水平下降させ、図1(b)に示す下降水平姿勢にする働きと、反対に、ユニット2を図1(b)に示す状態から後方斜め上方向に水平上昇させ、図1(a)に示す状態に戻す働きをする。
そして、図1(a)に示す状態に戻した後で更にユニット2を押してやれば、際数的にラック1の中にユニット2を収納することができる。
【0018】
このとき、ロータリーダンパー5C、6Cは、スプリングにより摩擦を生じさせるようにした一種のフリクション部材で、下アーム5B、6Bが各スライドレール3、4に軸支されている部分に設けられ、スライドレール3、4に対する下アーム5B、6Bの回動に緩やかな制動力を与え、この結果、ユニット2を水平下降させたとき及び水平上昇させとき、ユニット2にショックが与えてしまうのを抑えることができる。
なお、ここでロータリーダンパー6Cは、図には表れていない。
【0019】
従って、この図1に示した実施形態によれば、ユニット2をラック1から引き出した後で、その位置から更にユニット2を低い位置に移せるので、当該ユニット2がラック1のかなり高い位置に収納されていたとしても、作業者は床に立ったままでメンテナンス作業が行えるようになり、この結果、脚立や台などの使用頻度を抑えることができ、その分、作業効率と安全性の向上が得られることになる。
【0020】
次に、図2により、本発明の第2の実施形態について説明する。
ここで、図2の(a) は、ユニット2がスライドレール3、4によりラック1(図示してない)から引き出された状態をイメージした図で、同(b) は、ユニット2が引き出された後、水平斜移動ガイド機構7、8により更に前方の位置で前傾された状態をイメージした図である。
【0021】
そして、まず、水平斜移動ガイド機構7は、ユニット2の一方の側面(図では左斜め上にある側面)に設けられている略“へ”の字形をしたガイド溝付きのガイドレール7Aと、このガイドレール7Aのガイド溝に嵌合した状態でスライドレール3の内側に設けられている2本のガイドピン7B、7Cにより構成され、次に、水平斜移動ガイド機構8は、ユニット2の他方の側面(図では右斜め下にある側面)に設けられている略“へ”の字形をしたガイド溝付きのガイドレール8Aと、このガイドレール8Aのガイド溝に嵌合した状態でスライドレール4に設けられている2本のガイドピン8B、8C(図には表れていない)により構成されている。
【0022】
そこで、まず、図2(a) に示すように、ユニット2が引き出された状態(図6参照)のときには、ガイドレール3にある2本のガイドピン7B、7Cがガイドレール7Aのガイド溝の水平になっている部分に前後に離れて嵌合し、ガイドレール4にある2本のガイドピン8B、8Cはガイドレール8Aのガイド溝の水平になっている部分に、同じく前後に離れて嵌合しているので、ユニット2は、2本のガイドレール3、4に対して安定した状態で水平に保持されている。
【0023】
次に、図2(a) の状態にした後、更にユニット2を引き出すように力を加えると、ガイドレール7A、8Aのガイド溝にガイドピン7B、8B、7C、8Cが嵌合されたままでガイドレール7A、8Aと一緒にユニット2が引き出されてくるが、このときガイドピン7B、8B、7C、8Cがガイドレール7A、8Aのガイド溝が斜めになっている部分に入り込み、この結果、図2(b) に示すように、ユニット2が更に前に出た位置で斜め下向きの前下傾斜姿勢になる。
【0024】
このときもガイドピン7B、7Cと同じく、2本のガイドピン8B、8Cが各々のガイドレール7A、8Aのガイド溝の斜めになっている部分に、同じく前後に離れて嵌合しているので、ユニット2は、2本のガイドレール3、4に対して安定した状態で前下傾斜姿勢を保つ。
そして、この後、ユニット2の前を持ち上げるようにして押し込めは、図2(a) の状態に戻すことができ、最終的にはラック1の中に収納させることができる。
【0025】
従って、この図2に示した実施形態によれば、ユニット2をラック1から引き出した後、その位置から更にユニット2を低い位置に移してから前傾させ、前下傾斜姿勢にすることができるので、当該ユニット2がラック1のかなり高い位置に収納されていたとしても、作業者は床に立ったままでメンテナンス作業が行えるようになり、この結果、脚立や台などの使用頻度を抑えることができ、その分、作業効率と安全性の向上が得られることになる。
【0026】
次に、図3により、本発明の第3の実施形態について説明する。
ここで、図3の(a) は、ユニット2がスライドレール3、4によりラック1(図示してない)から引き出された状態をイメージした図で、同(b) は、ユニット2が引き出された後、斜め回動機構9、10により更に前傾姿勢にされた状態をイメージした図である。
【0027】
そして、まず、斜め回動機構9は、ユニット2の一方の側面(図では左斜め上にある側面)側にあるスライドレール3の先端部近傍に上下に離れて設けられているピン9Aと回動軸9B、ユニット2の当該側面の前方に設けてあるピン9C、それにピン9Aとピン9Cの間に連結されている油圧ダンパー9Dとで構成され、次に、斜め回動機構10は、ユニット2の他方の側面(図では右斜め下にある側面)側にあるスライドレール4の先端部近傍に上下に離れて設けられているピン10Aと回動軸10B、ユニット2の当該側面の前方に設けてあるピン10C、それにピン10Aとピン10Cの間に連結されている油圧ダンパー10Dとで構成されている。
【0028】
ここで、回動軸9B、10Bは、ユニット2の両側部の後方端部の近傍において、ユニット2の底部の近傍に設けてある孔に夫々嵌合し、これによりユニット2は、回動軸9B、10Bを支軸として、スライドレール3、4に対して回動可能に支持されている。
従って、ユニット2をラック1(図6参照)から引き出し、図3(a) に示す状態にした後、ユニット2の前方を押し下げてやれば、油圧ダンパー9D、10Dが伸び、図3(b) に示すように、ユニット2が斜め下向きになった前下傾斜姿勢にされる。
【0029】
このときのユニット2の斜め下向きの角度は、油圧ダンパー9D、10Dの最大伸び可能長さで規定され、このため、ユニット2は、2本のガイドレール3、4に対して安定した状態で前下傾斜姿勢を保つ。
つまり、このとき油圧ダンパー9D、10Dは、夫々ユニット2を保持するステーとして機能するが、しかも、このときは、油圧ダンパー9D、10Dの働きにより、ユニット2の回動に緩やかな制動力が与えられるので、ユニット2にショックが与えてしまうのを抑えることができる。
【0030】
そして、この後、ユニット2の前を持ち上げるようにして押し込めば、図2(a) の状態に戻すことができ、最終的にはラック1の中に収納させることができる。
また、このときも油圧ダンパー9D、10Dがあり、これらが縮むことによりダンパー機能が働き、ユニット2にショックが与えてしまうのを抑えることができる。
【0031】
従って、この図3に示した実施形態によれば、ユニット2をラック1から引き出した後で、その位置から更にユニット2を前傾させ、前下傾斜姿勢にすることができるので、当該ユニット2がラック1のかなり高い位置に収納されていたとしても、作業者は床に立ったままでメンテナンス作業が行えるようになり、この結果、脚立や台などの使用頻度を抑えることができ、その分、作業効率と安全性の向上が得られることになる。
【0032】
次に、図4により、本発明の第4の実施形態について説明する。
ここで、この図4の実施形態は、図3で説明した第3の実施形態における一方の油圧ダンパー10Dに代えて、ロック機能付ステー11を設けたものであり、その他の構成は、図3に示した第3の実施形態の場合と同じである。
そして、図4の(a) は、ユニット2がスライドレール3、4によりラック1(図示してない)から引き出された状態をイメージした図で、同(b) は、ユニット2が引き出された後、斜め回動機構9、10により更に前傾姿勢にされた状態をイメージした図である。
【0033】
このロック機能付ステー11は、固定用ノブ12を備え、スライド形式により伸縮可能に作られ、固定用ノブ12により任意の長さで伸縮が止められるようになっている。
従って、この図4の実施形態によれば、ユニット2を図4(b) の状態にした後、固定用ノブ12を操作することにより、ユニット2の前下傾斜姿勢をロックすることができる。
そして、このこと以外の作用効果については、図3で説明した第3の実施形態と同じである。
【0034】
ところで、ユニット2には、その背面にケーブルが接続されているのが通例であるが、このとき、図5に示すように、ユニット2の引き出しに対応して折れ曲がり自在につくられているケーブルキャリア13が用いられる。
この図5は、一例として、図3で説明した第3の実施形態におけるケーブルキャリア13を示したもので、ここでも図5の(a) は、ユニット2がスライドレール3、4によりラック1(図示してない)から引き出された状態をイメージした図で、同(b) は、ユニット2が引き出された後、斜め回動機構9、10により更に前傾姿勢にされた状態をイメージした図である。
【0035】
この場合、ユニット2を引き出した後、更に前傾させ、前下傾斜姿勢にされることから、ケーブルキャリア13により保持されているケーブルとユニット2の接続部分に無理が掛かる虞がある。
そこで、この図5の実施形態では、接続部分に無理が掛からないようにするため、アーチ状のケーブルキャリアステー14を設けたものである。
【0036】
なお、この図5の実施形態では、図3の実施形態を対象にしているが、他の実施形態でも、ケーブルとユニット2の接続部分に無理が掛かる虞がある点では同じであり、従って、何れの実施形態においても同様に、例えばアーチ状のケーブルキャリアステーなどを用い、ケーブルとユニットの接続部分を可撓性に富んだ構成(フレキシブル)にするのが有効である。
【0037】
ここで、本発明の実施形態による効果について列挙すれば、以下のとおりである。
通信装置などの機器のユニットの保持にスライドレールを使用し、ユニットが、全体としてラックの前面に引き出せるようにした点を基本にし、スライドレールによりユニット全体を引き出した後、更にユニットを下降水平姿勢と前下傾斜姿勢の何れかの姿勢にできるので、作業者が床に立ったままでユニットのメンテナンスが可能になる。
【0038】
また、ユニットを下降水平姿勢と前下傾斜姿勢の何れかの姿勢にするため、平行リンク機構や水平斜移動ガイド機構、斜め回動機構などが用いられ、しかもダンパーが働くようにしてあるので、ユニットが重い場合でも作業者は容易に操作でき、このときユニットが急激に下降することないので、作業者は滑らかに作業を進めることができる。
更に、ストッパー付のステーを用いた場合は、ユニットの前下傾斜姿勢が任意の程度で固定できるようになるので、メンテナンスの効率化が図れる。
【符号の説明】
【0039】
1 ラック(複数のユニットを収納するための筐体)
2 ユニット(通信装置などの機器のこと)
3、4 スライドレール
5、6 リンク機構(平行リンク機構)
5A、6A 上アーム
5B、6B 下アーム
7 水平斜移動ガイド
7A ガイドレール(略“へ”の字形をしたガイド溝付き)
7B、7C ガイドピン
8 水平斜移動ガイド
8A ガイドレール(略“へ”の字形をしたガイド溝付き)
8B、8C ガイドピン
9 斜め回動機構
9A ピン
9B 回動軸
9C ピン
9D 油圧ダンパー
10 斜め回動機構
10A ピン
10B 回動軸
10C ピン
10D 油圧ダンパー
11 ロック機能付ステー
13 ケーブルキャリア
14 ケーブルキャリアステー(アーチ状のケーブルキャリアステー)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラックの筐体に対するユニットの保持にスライド機構を用い、ユニットが収納位置から水平に引き出せるようにした機器収納用ラックにおいて、
前記スライド機構のスライドレールに対する前記ユニットの接合に平行リンク機構と水平斜移動ガイド機構及び斜め回動機構の何れかの機構を設け、
前記ユニットを前記収納位置から水平に引き出したとき、当該引き出した位置で更に前記ユニットを下降水平姿勢と前下傾斜姿勢の何れかの姿勢にできるように構成したことを特徴とする機器収納用ラック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−138910(P2011−138910A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297693(P2009−297693)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)