説明

機能性ゴム部品配合用カーボンブラック

【課題】配合ゴムに優れた耐へたり性と、高周波誘導加熱による高いUHF加硫性能とを両立付与し得る機能性ゴム部品配合用カーボンブラックを提供すること。
【解決手段】窒素吸着比表面積(N2SA)が15〜30m/g、DBP吸収量が100〜135cm/100gであって、下記(1)式、および(2)式の関係を充足することを特徴とする機能性ゴム部品配合用カーボンブラック。
(1)460−10.5×N2SA≧Dst
(2)2900≧H
但し、N2SAは窒素吸着比表面積(m/g)、Dstはカーボンブラックアグリゲートのストークス相当径分布のモード径(nm)、Hはカーボンブラック1g当たりの水素含有量(μg/g)である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車ウェザーストリップやガラスランなどの機能性ゴム部品として好適なゴム配合用カーボンブラックに関する。
【背景技術】
【0002】
機能性ゴム部品には、優れた耐へたり性と押出し加工性(表面平滑性や寸法安定性)などの物性が重要視され、配合するカーボンブラックとしては比表面積が小さく、すなわち粒子径が大きく、適度にストラクチャーが発達したSRF級やGPF級などのソフト系のカーボンブラックが有用されている。
【0003】
また、最近では、生産性向上のために高周波(UHF;Ultra High Frequency)加硫の時間短縮が重要な課題となっている。UHF加硫は、高周波誘導の分子振動による発熱を利用するものであり、高周波による発熱効果は配合するカーボンブラックの比表面積を大きく(粒子径を小さく)することが有効である。
【0004】
すなわち、機能性ゴム部品として優れた耐へたり性を付与すること、すなわち耐へたり性を小さくするためには配合するカーボンブラックの粒子特性として比表面積を小さくすることが有効であり、一方、高周波誘導加熱の発熱性を高め、UHF加硫効率の向上を図るためには配合するカーボンブラックの比表面積が大きいことが好適である。
【0005】
したがって、ゴム物性として優れた耐へたり性を付与するとともに、UHF加硫効率の向上を図り、これらを両立させることはカーボンブラックに要求される比表面積や粒子径などの粒子特性が相反することとなり、その両立化を図ることは一般に困難である。
【0006】
そこで、機能性ゴム部品用途において、カーボンブラック特性を選択し、組合せて特定することにより配合ゴムに低位の耐へたり性を付与するとともに、UHF加硫性能を高めることにより生産性向上を図る研究が行われており、多くの発明が提案されている。
【0007】
例えば、特許文献1にはよう素吸着量(IA)が15〜25mg/g、DBP吸収量が100〜150ml/100gの特性を有し、遠心沈降法(DCF法)により測定されるストークス相当径の最頻度値(Dst)が下記(1)式、および着色力が下記(2)式の関係を満たすソフト系カーボンブラックが提案されている。
(1)Dst(nm)≧(DBP)−7.5(IA)+350
(2)着色力(%)≦(IA)+25
【0008】
特許文献2にはCTAB比表面積25〜60、DBP≧0.6×CTAB+120、ΔDst/Dst0.60〜1.00のカーボンブラックであって、下記(1)、(2)式の選択的特性を備える、機能部品ゴム用として好適なソフト系ハイストラクチャーカーボンブラックが開示されている。
(1)Dst<(6000/CTAB+60)
(2)I=CTAB×(ΔDst/Dst)/DBPで算出されるI値が、I<0.25
【0009】
また、特許文献3にはCTAB比表面積が20〜40m/g、50kg/cmの圧力で圧縮した時の電気比抵抗が0.3Ω・cm以下、トルエン着色透過度(LT)が95%以上の特性を有する機能部品ゴム配合用カーボンブラックが開示されている。
【0010】
更に、特許文献4には優れた耐へたり性とUHF加硫性能を高位で両立化し得るカーボンブラックとして、窒素吸着比表面積(N2SA)が20〜40m/g、DBP吸収量が100〜135ml/100g、トルエン着色透過度(LT)が85%以上の特性範囲にあって、比着色力(Tint)が下記(1)式の関係を満たすことを特徴とする機能性ゴム部品配合用カーボンブラックが提案されている。
Tint≧1.4N2SA+2 (1)
【特許文献1】特開平02−011664号公報
【特許文献2】特開平11−302557号公報
【特許文献3】特開2001−049028号公報
【特許文献4】特開2002−030233号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
一般に、配合ゴムの耐へたり性を低位に維持、改善するためにはゴムに配合するカーボンブラックの特性として粒子径が大きく、比表面積の小さいカーボンブラックが有効であり、一方、高周波誘導加熱の発熱性を高めるためには粒子径が小さく、比表面積の大きなカーボンブラックをゴムに配合することが有効である。そして、このカーボンブラックに要求される背反的な粒子性状を克服するために、例えば、上述したように多くの特許が提案されている。
【0012】
しかしながら、耐へたり性とUHF加硫性能を高位に併有させることは未だ十分ではなく、更に改良することが必要である。そこで、本発明者は耐へたり性とUHF加硫性能を高位に両立化させ得るカーボンブラックの特性について鋭意研究を進めた結果、比表面積が小さく、レギュラーからハイストラクチャーレベルのカーボンブラックのうち、遠心沈降法により求められるカーボンブラックアグリゲートのストークス相当径分布のモード径が窒素吸着比表面積当たり小さく、かつカーボンブラック1g当たりに存在する水素量を一定値以下とすることにより両立化し得ることを確認した。
【0013】
すなわち、本発明はこの知見に基づいて完成したもので、その目的は配合ゴムに優れた耐へたり性を付与するとともに、高周波誘導加熱時の発熱性が高く、優れたUHF加硫性能とを両立付与し得る機能性ゴム部品配合用カーボンブラックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するための本発明に係る機能性ゴム部品配合用カーボンブラックは、窒素吸着比表面積(N2SA)が15〜30m/g、DBP吸収量が100〜135cm/100gであって、下記(1)式、および(2)式の関係を充足することを構成上の特徴とする。
(1)460−10.5×N2SA≧Dst
(2)2900≧H
但し、N2SAは窒素吸着比表面積(m/g)、Dstはカーボンブラックアグリゲートのストークス相当径分布のモード径(nm)、Hはカーボンブラック1g当たりの水素含有量(μg/g)である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ゴム成分に配合してゴム組成物とした際に、配合ゴムの表面平滑性および寸法安定性(低いダイスウェル)を良好に維持しながら、優れた耐へたり性と高いUHF加硫性能をバランス良く付与することが可能である。したがって、自動車用ウェザーストリップやガラスランをはじめスポンジ材などの一般にUHF加硫が適用される各種工業用機能性ゴム部品に配合するカーボンブラックとして極めて有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明で特定するカーボンブラックの特性要件のうち、窒素吸着比表面積(N2SA)を15〜30m/g、および、DBP吸収量を100〜135cm/100gとするのは、本発明のカーボンブラックが有すべき前提的特性要件となるものである。
【0017】
すなわち、窒素吸着比表面積(N2SA)が15m/g未満では配合ゴムの補強効果およびUHF加硫性能が低く、一方、30m/gを越えると耐へたり性の劣化が避けられないことになる。また、DBP吸収量が100cm/100g未満では配合ゴムの膨潤率が高くなり、寸法安定性が低下するとともに表面肌(平滑性)が劣化し、一方、135cm/100gを上回るとゴム配合時に粘度が高くなり、混練り加工性が低下する。
【0018】
本発明の機能性ゴム部品配合用カーボンブラックは、上記の前提的特性要件に加えて、(1)式、および(2)式の関係を充足することが主要な特性要件となる。
【0019】
(1)式の460−10.5×N2SA≧Dstの特性を充足するカーボンブラックは一定
比表面積(N2SA)当たりのカーボンブラック粒子凝集体のアグリゲートのストークス相当径分布のモード径Dstが小さく、従来のカーボンブラックに比べて窒素吸着比表面積(N2SA)レベルに対応するモード径Dstが相対的に小さいことに特徴付けられる。
【0020】
また、(2)式の2900≧Hの特性はカーボンブラックの一定重量当たりに存在する水素量が少ないことに特徴を有する。カーボンブラックはその生成過程からカーボン粒子表面の特に結晶子端面に、原料炭化水素の熱分解により生じる水素が残留する。残留する水素は導電性を阻害するため誘電率が小さくなり、UHF加硫性能を低下させることになる。そして、2900≧Hの特性要件を充足するように水素量を少なくすることにより誘電率の低位化が抑制される。
【0021】
この(1)式、(2)式の特性要件を充足させることにより、特定した窒素吸着比表面積およびDBP吸収量の前提的特性要件と相乗的に機能して、配合ゴムに耐へたり性とUHF加硫性能とを高位に両立付与することが可能となる。
【0022】
なお、これらの特性は、下記の方法で測定される。
(1)窒素吸着比表面積(N2SA);
JISK6217−2「ゴム用カーボンブラック、基本特性−第2部;比表面積の求め方−窒素吸着法、単点法」による。
【0023】
(2)DBP吸収量;
JISK6217−4「ゴム用カーボンブラック、基本特性−第4部;DBP吸収量の求め方」による。
【0024】
(3)水素量H;
測定装置;堀場製作所製 高感度水素分析装置EMGA−621、
測定条件;抽出温度 1980℃、積算時間 70sec、
キャリアガス(アルゴンガス) 流量400ml/min.
【0025】
(4)アグリゲートのストークス相当径分布のモード径Dst
乾燥したカーボンブラック試料を少量の界面活性剤を含む20vol%エタノール水溶液と混合してカーボンブラック濃度0.1kg/mの分散液を作成し、これを超音波で十分に分散させて試料とする。ディスクセントリフュージ装置(英国Joyes Lobel社製)を100 s−1の回転数に設定し、スピン液(2wt%グリセリン水溶液、25℃)を0.015dm加えた後、0.001dmのバッファー液(20vol%エタノール水溶液、25℃)を注入する。次いで、温度25℃のカーボンブラック分散液0.0005dmを注射器で加えた後、遠心沈降を開始し、同時に記録計を作動させて図1に示す分布曲線(横軸;炭素分散液を注射器で加えてからの経過時間、縦軸;炭素試料の遠心沈降に伴い変化した特定点での吸光度)を作成する。この分布曲線より各時間Tを読み取り、次式(数1)に代入して各時間に対応するストークス相当径を算出する。
【0026】
【数1】

【0027】
数1において、ηはスピン液の粘度(0.935×10-3Pa・s)、Nはディスク回転スピード(100s−1)、rは炭素分散液注入点の半径(0.0456m)、rは吸光度測定点までの半径(0.0482m)、ρCBは炭素の密度(kg/m)、ρはスピン液の密度(1.00178kg/m)である。
【0028】
このようにして得られたストークス相当径と吸光度の分布曲線(図2)における最大頻度のストークス相当径をストークスモード径Dst(nm)とする。
【0029】
本発明の機能性ゴム配合用カーボンブラックは特に限定された方法によってのみ製造されるものではないが、製造する上で留意すべき事項としては原料油を中央と外側に分けて供給し、燃焼と熱分解とを同時に起生させ、外側から供給する原料油の一部を早期の段階から熱分解すること、また、熱分解時間を長くとることにより、例えば1200〜800℃程度の温度ゾーンにおける反応滞留時間を長くとることにより、水素脱離を効果的に行うことが好適である。
【0030】
この製造方法を具体的に説明すると、収斂,開拡する鼓状絞り部をもつ広径円筒反応炉に400〜500℃に予熱した空気または酸素を含む適宜な酸化剤と燃料油を混合燃焼させて生成した高温燃焼ガス中に、150〜200℃に予熱した原料油を霧化供給して熱分解することにより製造される。
【0031】
例えば、図3に示した炉頭部に接線方向空気供給口1と、炉軸方向に装着された複数の一次燃焼バーナ2、および水冷外套を有し炉軸方向に進退可能な外筒原料バーナ3と、これに装着された伸縮自在な中軸筒原料油ノズル4からなる二重構造の原料油噴射ノズル5を備えた燃焼室6と、同軸的に鼓状の狭径部7を介して広径反応室8に連設され、下流域に水冷クエンチ9を備えた急冷部10を経て垂直に立ち上がる煙道11に接続する円筒反応炉を用いて、中軸筒原料油ノズル4を適宜伸縮させて原料油導入位置を変更することにより製造される。
【0032】
そして、本発明のカーボンブラックは常法にしたがい加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤などの必要成分とともにゴム成分に配合、混錬り、加硫処理して目的のゴム組成物が得られる。ゴム成分としては天然ゴムやスチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、その他カーボンブラックによって補強可能な各種合成ゴム、あるいはそれらのブレンドゴムが対象となる。カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100重量部に対して20〜200重量部、好ましくは50〜150重量部の範囲に設定される。
【実施例】
【0033】
以下、本発明の実施例を比較例と対比して、具体的に説明する。
【0034】
実施例1〜4、比較例1〜7、参考例1〜2
図3に示した反応炉として、下記寸法の円筒反応炉を用いた。
燃焼室6;内径 700mm、長さ 1200mm、
狭径部7(鼓状);内径 350mm、長さ 300mm、
広径反応室8;内径 800mm、長さ 10000mm、
【0035】
炉頭から炉中心軸に沿って二重構造の原料油噴射ノズル5を装着し、その周辺に4本の一次燃焼バーナ2を同軸的に設置した。原料油噴射ノズル5の外筒原料バーナ3の原料油ノズルは収斂部入り口に、中軸筒原料油ノズル4は狭径部入り口にそれぞれ位置するように調整した。
【0036】
この円筒反応炉により表1に示した性状の燃料油および原料油を用い、全空気供給量、燃料油供給量、燃料油燃焼率、外筒原料油供給量、中軸筒原料油供給量、原料油噴射圧、
クエンチまでの炉内滞留時間(反応時間)などを変えて、異なる特性のカーボンブラックを製造した。カーボンブラックの製造条件と得られたカーボンブラックの特性を表2、3に示した。
【0037】
【表1】

【0038】
【表2】

【0039】
【表3】

【0040】
なお、表4に参考例として用いたカーボンブラック市販品(参考例1;ASTM−N550相当品、参考例2;ASTM−N660相当品)の特性を示した。
【0041】
【表4】

【0042】
これらのカーボンブラック試料を表5に示した配合割合でEPDMゴムに配合した。なお、カーボンブラックの配合量は、配合ゴムの硬さ(JIS,Hs)が略70となるように変量とした。
【0043】
【表5】

【0044】
次に、ゴム配合物を誘導加熱により160℃で15分間加熱してUHF加硫した。得られたゴム組成物について各物性を測定し、その結果を表6(実施例)、表7(比較例)、表8(参考例)に示した。なお、各測定試験のうち、UHF加硫時の発熱性、耐へたり性の指標となる圧縮永久歪み、およびダイスウェルについては下記の方法で測定し、その他は全てJISK6301「加硫ゴム物理試験方法」によった。
【0045】
UHF加硫時の発熱性;
未加硫ゴムを試験片として目黒電波社製のMQ−1601を用いて、下記の条件で誘電率(ε)および損失係数(D)を測定した。UHF加硫時の発熱性は、これらの積(ε×D;誘電体損)を指標として評価し、この値が大きいほど発熱性が高く、短時間加硫が可能となる。
試験片;径45mm、厚さ2mm、
周波数;20MHz、
温度;室温、
【0046】
圧縮永久歪み;
JISK6301「加硫ゴム物理試験方法」により70℃×70Hの条件で測定した。この値が小さいほど、耐へたり性に優れることを示す。
【0047】
ダイスウェル;
Monsanto Processability Tester(MONSANTO社製)を用いて、ダイの径(D)1.51mm、L/D=10、温度100℃、剪断速度1000sec−1の条件で測定し、ダイの径に対する押出し物の径の膨潤率で示した。この値が小さいほど、寸法安定性および表面肌が良好で押出し加工性に優れていることを示す。
【0048】
【表6】

【0049】
【表7】

【0050】
【表8】

【0051】
また、耐へたり性(繰り返し応力を与えたときに生じる永久的な歪み現象に耐え得る抗力)の指標となる圧縮永久歪みと、UHF加硫時の発熱特性の指標となる誘電体損(ε×D)との関係を図4に示した。
【0052】
これらの結果から、本発明の特性要件を備えるカーボンブラックを配合した実施例のゴム組成物は、比較例および参考例のゴム組成物に比べて良好な表面平滑性と寸法安定性(低いダイスウェル)を維持しながら、圧縮永久歪みに対する誘電体損が高い傾向が認められ、耐へたり性と高いUHF加硫性能の両立化が図られていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】Dst測定時におけるカーボンブラックの分散液を加えてからの経過時間とカーボンブラックの遠心沈降による吸光度の変化を示した分布曲線である。
【図2】Dst測定時に得られたストークス相当径と吸光度の関係を示す分布曲線である。
【図3】本発明の機能性ゴム部品配合用カーボンブラックの製造に用いられる、円筒反応炉を例示した側断面図である。
【図4】実施例と、比較例、参考例による圧縮永久歪みと誘電体損の関係を示した散布図である。
【符号の説明】
【0054】
1 接線方向空気供給口
2 一次燃焼バーナ
3 外筒原料バーナ
4 中軸筒原料油ノズル
5 原料油噴射ノズル
6 燃焼室
7 狭径部
8 広径反応室
9 水冷クエンチ
10 急冷部
11 煙道

【特許請求の範囲】
【請求項1】
窒素吸着比表面積(N2SA)が15〜30m/g、DBP吸収量が100〜135cm/100gであって、下記(1)式、および(2)式の関係を充足することを特徴とする機能性ゴム部品配合用カーボンブラック。
(1)460−10.5×N2SA≧Dst
(2)2900≧H
但し、N2SAは窒素吸着比表面積(m/g)、Dstはカーボンブラックアグリゲートのストークス相当径分布のモード径(nm)、Hはカーボンブラック1g当たりの水素含有量(μg/g)である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−101152(P2008−101152A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−285974(P2006−285974)
【出願日】平成18年10月20日(2006.10.20)
【出願人】(000219576)東海カーボン株式会社 (155)
【Fターム(参考)】