説明

機能性手動式吸引式健康器具

【課題】従来の射出形成による製造方法で素材に機能性材料を添加剤として0.1%〜25%を混入して、一つの機能または組み合わせた機能を持たせたものだけでは、イオン導入の際に衛生的であるとは言える状態にあらず、しかも、使用後に洗浄を必要としていた。
手動式吸引式健康器具本体に機能性を持たせようとすれば、本体は視認性が無くなり、また射出成型する材料から機能性素材を混入しなければならず、少量生産には不向きであった。
【解決手段】手動式吸引式健康器具の内側に機能性素材を組み合わせて混入した環状形(ドーナツ形状、或は円筒形で装飾物を含むもの)のものをセットすること、または吸入口一体成型することにより、衛生的にイオン導入ができ、かつ、使用後に洗浄を必要としなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、吸出し治療に用いる手動式吸引式健康器具の機能性に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の手動式吸引式健康器具の機能性には、機能性粉末を混合せずに大量に生産されたものである。
また、手動式吸引式健康器具に機能性を持たせようとする場合、成型する素材に機能性材料を混入する方法があるが、これには成型する素材に機能性材料を混合し大量に生産しなければならなかった。しかも、従来の生産方法では、成型された手動式吸引式健康器具は透明ではなくなり、吸い出した形状を視認することができなかった。
また、射出成型機によって大量に生産された、単なる手動式吸引式健康器具で、マイナスイオン放出、遠赤外線放射、プラスイオン放出等の機能を持たせただけで、使用後は洗浄をしなければならなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、射出成型機によって大量に生産された、単なる手動式吸引式健康器具で、マイナスイオン放出、遠赤外線放射、プラスイオン放出等の機能を持たせただけで、使用後は洗浄を必要としない。
そこで、この発明は、機能性を持たない手動式吸引式健康器具にマイナスイオン放出遠赤外線放射、プラスイオン放出等の機能に、殺菌、抗菌作用を光触媒(詳細1〜3)の範囲で添加剤として混入するだけで洗浄を必要としない手動式吸引式健康器具を提供することを課題とする。
また成型される手動式吸引式健康器具は透明或いは半透明で内側を視認できるもので、かつ、手動式吸引式健康器具の内側に環状形(ドーナツ形状、或は円筒形で装飾物を含むもの)のものの機能性を持ったものをセットしたものか、吸入口と一体成型されたもので少量生産ロットにも対応出来得る手動式吸引式健康器具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、手動式吸引式健康器具に機能性素材(マイナスイオン放出、遠赤外線放射、プラスイオン放出粉末、光触媒)を添加剤として0.1%〜25%を混入した環状形(ドーナツ形状、或は円筒形で装飾物を含むもの)のものを手動式吸引式健康器具の内側にセットしたことを特徴とする手動式吸引式健康器具である。
また、第二発明は、手動式吸引式健康器具に機能性素材(マイナスイオン放出、遠赤外線放射、プラスイオン放出粉末、光触媒)を添加剤として0.1%〜25%を混入した機能性粉末を吸入口と一体成型された手動式吸引式健康器具であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、または第二発明によれば、手動式吸引式健康器具はマイナスイオン放射、遠赤外線放射、プラスイオン放出粉末、光触媒により、殺菌、抗菌の作用を併せ持つ、様々な機能性を持った手動式吸引式健康器具を少量から製造できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態は手動式吸引式健康器具の本体1はガラス製または、プラスチック製であり、この本体に添加剤として、機能性素材(マイナスイオン放出、遠赤外線放射、プラスイオン放出、光触媒粉末等)を0.1%〜25%混入させる。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、機能性素材1の働きで、
マイナスイオンが12000個/cm
遠赤外線が効率97%・1.15mV10−3W/cm
プラスイオンが8000個/cm3
大腸菌が10×105個/cmが5分後に0個/cm
をそれぞれ測定した。
その結果、手動式吸引式健康器具の機能性を持たすことができた。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ドーナツ状の機能性を持たせたプレートをセットしたもので、カップのA−A断面図。
【図2】ドーナツ状のプレートをカップの吸引口の内部に接着剤を塗布してセットする場合と、塗布しないでセットした場合のA−A断面図。
【図3】円筒状のプレートをカップの吸引口の内部に接着剤を塗布してセットする場合と、塗布しないでセットした場合のA−A断面図。
【図4】吸入口とプレートを一体成形したものを吸入具とするもののA−A断面図。
【図5】吸入口とプレートを一体成形したものを吸入口具としてプレートの表面積を増加させたもののA−A断面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動式吸引式健康器具を成型する材料:PPポリプロピレン、PEポリエチレン、ABS、アクリル、ガラスに、治療効果を高める為に添加剤として機能性素材(マイナスイオン発生粉末、遠赤外線放射粉末、光触媒粉末)を手動式吸引式健康器具に対して、形成を構成する材料:PPポリプロピレン、PEポリスロ、ABS、アクリル、ガラスで成型される手動式吸引式健康器具の内側にマイナスイオンを100個/cmから20000個/cm放出する環状形(ドーナツ形状、或は円筒形で装飾物を含むもの)のものを接着剤を塗布しセットしたもの、または接着剤を使用せずセットしたものからなる手動式吸引式健康器具である。
【請求項2】
手動式吸引式健康器具を成型する材料:PPポリプロピレン、PEポリエチレン、ABS、アクリル、ガラスに、治療効果を高める為に添加剤として機能性素材(マイナスイオン発生粉末、遠赤外線放射粉末、光触媒粉末)を手動式吸引式健康器具に対して、形成を構成する材料:PPポリプロピレン、PEポリスロ、ABS、アクリル、ガラスで成型される手動式吸引式健康器具の内側にマイナスイオンを100個/cmから20000個/cm放出する素材を混入した手動式吸引式健康器具の吸入口と一体形成された吸入口を持つ手動式吸引式健康器具である。
詳細1.添加剤として混入する器具の0.1%〜25%の重量gの内、40%をラドンセラミックス又はモナサイトをマイナスイオン導入を目的として混入する。
詳細2.添加剤として混入する器具の0.1%〜25%の重量gの内、40%をトルマリンセラミックス、又は遠赤外線を放出する素材を遠赤外線放射を目的として混入する。
詳細3.添加剤として混入する器具の0.1%〜25%の重量gの内、20%を光触媒として還元作用で、手動式吸引式健康器具の衛生を考慮し、器具の殺菌、抗菌を目的として混入する。
詳細3.の説明
酸化チタンパウダーTiにプラチナ粉末Ptを1%重量g混入し、第二酸化鉄Feを2%重量g混入した粉末を還元雰囲気で1350度℃で3時間保持して焼成する。
この焼成品は、Tiの還元性に対して、Ptプラチナがマイナス側に、Fe第二酸化鉄がプラス側に加担し、Tiが触媒(有機質を還元)として機能を保持することが出来るものである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−580(P2007−580A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−213412(P2005−213412)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【出願人】(505258313)有限会社デポル (1)
【Fターム(参考)】