説明

機能性食品及びその製造方法

本発明は、以下の工程:すなわち、アオイ科植物の抽出物の水溶液を製造すること、前記溶液にフルクタンを添加すること、そして、前記溶液を所定の温度にして、フルクトース及び/又はオリゴフルクトースを、アオイ科植物の抽出物の存在下で前記フルクタンを加水分解すること、を含む機能性食品の製造方法に関する。前記の発明は機能性食品の製造に適用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フルククタン及び/又はフルククタン類の加水分解によって得られるフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む機能性食品ならびにそれらの製造方法に関するものである。さらに詳細には、前記フルクタンがイヌリンである機能性食品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
フルクタン類はフルクトースポリマー類である。イヌリンはフルクタンの1つである。それは1個の−(2>1)グルコシド結合によって互いに結合しており、n個、ここでnは2乃至70の数である、の反復単位によって形成されている。そして、これは一般にサッカロースを用いて工場内で合成されるため、当該分子鎖の末端にグルコース分子を有している。
【0003】
ヒトの消化器系の酵素や胃酸は、このフルクトースのユニット間の−(2>1)グルコシド結合を切断することはできない。そのような結合基で結合しているユニットからなるイヌリン及びオリゴフルクトースは、腸に寄生するバクテリアにより発酵が行われる大腸内においても原型を保ち、かくして、イヌリンはこの植物相を再バランスさせることができる。それは、特に、乳酸菌及びビフィズス菌の生長に影響することによって、プレバイオティック効果を有する。さらに、それはカルシウムの吸収に寄与し、そして、多分コレステロールの低減に貢献するであろう。また、発癌性の酵素の生産を抑制するという特性を有するであろう。
【0004】
イヌリンはそれ自体、ダイエット性繊維、あるいは、化学的あるいは酵素的な加水分解の後、グルコースの15%に対してフルクトースを約85%という相対的割合で含むフルクトース及びグルコースのシロップの形態で市販されている。このフルクトースの利点は非常に高い甘味付与力を有することにある。それは主にダイエット食品に用いられる。それは自然状態、特に果実、では非常に広く分布しているが、それの高温下で不安定性と水に対する高い溶解性とが結晶化の障害となって、純粋のフルクトースは工業的に生産することが困難である。
【0005】
その低温での甘味付与力はサッカロースより(1,2倍から1,3倍と)高いが、高温では低くなる。そのカロリー価は、4Kcal/gのオーダーで、サッカロース及びグルコースと同程度である。
【0006】
フルクトースシロップは、1992年に、イソグルコースのモデルについて砂糖のための共同市場機構に包含された。欧州共同体の3つの加盟国に対するこれらの生産割当量は0.3MTである。それにもかかわらず、その生産量は期待されたほどの発展をみることがなく、現在のところ、規定された割当量の半分にも満たない量にとどまっている。
【0007】
実に、イヌリンを分解する方法は高度にエネルギー浪費的であり、そのことがフルクトースの製造に関するコストの障害になっている。
【0008】
実際には、これらの方法は、数個の工程からなり、その第1工程は砂糖の生産と同様である。イヌリンは、砂糖のビートの根のように、15から17%の範囲で自然に含有するチコリの根から抽出される。イヌリンは、砂糖の生産と同様の手段により、熱水中での対向式に拡散によって抽出される。かくして、パラレルな酵素作用による加水分解法により、イヌリンがフルクトースの2乃至7分子を有するオリゴフルクトースに分解される。このオリゴフルクトースは炭化水素の単一分子まで所定の分子長の画分に分けられる。これらの画分はそれらの分子量によってそれぞれの性質を有する異なる製品を形成する。フルクトースシロップはこれらの製品を用いて製造されており、それらは濃縮することも可能であり、またある場合には、乾燥され細粒子化され粉末状とすることもできる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上に述べた技術水準に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、フルクタン及び/又はフルクタン類の加水分解で生じるフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む機能性食品の製造することであって、イヌリンの自然特性に比べて改善された特性を有する食品を製造することができ、かつそれをより容易に製造できる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる目的は、以下の各ステップ:すなわち、アオイ科植物抽出物の水溶液を製造すること、前記水溶液にフルクタンを添加すること、そして、アオイ科植物抽出物の存在下で前記フルクタンの加水分解によりフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む溶液が得られるように、前記水溶液を所定の温度にすること、を含む機能性食品の製造方法によって達成される。
【0011】
本発明において、1つの実施形態によれば、前記アオイ科植物抽出物の前記水溶液は、煎じ出し又は煮出しに引き続き、当該植物の抽出成分の冷浸(maceration)によって製造される。
【0012】
1つの実施形態によれば、フルクタンが添加された前記アオイ科植物抽出物は残渣を得るために脱水される。
【0013】
1つの実施形態によれば、前記残渣は噴霧される。
【0014】
1つの実施形態によれば、前記の溶液はペースト状に転化される。
【0015】
1つの実施形態によれば、前記ペーストは栄養菓子を得るためにコーティングされる。
【0016】
1つの実施形態によれば、前記フルクタンを加水分解する温度は70乃至110℃である。
【0017】
1つの実施形態によれば、前記フルクタンはイヌリンである。
【0018】
1つの実施形態によれば、前記アオイ科植物抽出物はハイビスカス・サブダリファの萼(花ガク)の抽出物である。
【0019】
本発明は、また、本発明の方法により製造される、フルクタン及び/又はフルクタン類及びアオイ科植物抽出物から得られたフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む機能性食品に関する。
【0020】
1つの実施形態によれば、前記機能性食品は、フルクトース、オリゴフルクトース及びフルクタンを重量にして10乃至50%含み、そして、乾燥したアオイ科植物の抽出物を重量にして0.5乃至10%含有する。
【0021】
1つの実施形態によれば、前記機能性食品はシロップ又は濃縮液の状態のものである。
【0022】
1つの実施形態によれば、前記機能性食品は可溶性の粉末又はペーストの状態のものである。
【0023】
1つの実施形態によれば、前記機能性食品は、多価不飽和脂肪酸を含むものである。
1つの実施形態によれば、前記機能性食品は、カルシウム及びアントシアニンを含み、プレバイオティック効果を有するものである。
【0024】
1つの実施形態によれば、前記機能性食品は、カルシウム欠乏に関連する病気の治療を意図するものである。
【0025】
アオイ科植物抽出物はそれ自体、人体に有益な効果を有する。また、フルクタン及びこのフルクタンの加水分解で得られるフルクトース又はオリゴフルクトースは、当該植物抽出物に固有の有益な効果を増強するため、相互的に、当該機能性食品の製造では酵素的又は化学的な加水分解のためのいかなる工程も必要としない。
【発明の効果】
【0026】
この機能性食品は、かくして、カルシウム含有率が高く、人体によるこのカルシウムの吸収が良好である。なお、そのカルシウムはハイビスカス・サブダリファ(Hibiscus sabdariffa)の萼(花ガク)由来のものである。この食品は、骨粗しょう症のようなカルシウム欠乏に関する病気の治療に有用となる。また、本発明の機能性食品のプレバイオティック効果は、本質的にイヌリンに由来するが、ハイビスカス・サブダリファの萼の存在下で減少することはない。このイヌリン又はその分解物の抗酸化機能はハイビスカス・サブダリファ中のアントシアニンの存在によって増大する。さらに、この食品は、イヌリンの種類によって、特に、栄養的に体内のコレステロールのレベルを下げるのに役立ち、そして、フルクトースの濃度によって、カロリー価を必然的に高めることなしに、甘味付与力を高くすることができる。それ故、本発明による食品には、ともに植物由来の成分である前記2つの成分の間に真の相乗効果が存在する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明は、本発明の実施の具体例に関する以下の説明によって、より良く理解されるであろう。ただし、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0028】
本発明による機能性食品は、フルクトース、オリゴフルクトース及び/又はフルクタンを、重量にして約10乃至50%含有する。フルクトース及びオリゴフルクトースはフルクタンの加水分解によって得られる。このフルクタンとしてはイヌリンが有用である。この場合、オリゴフルクトースのフルクトース単位は−(2>1)グルコシド結合によって結合しており、それは、実質的に、ヒトの消化器系及び酵素や胃酸などによって分解されない。そして、イヌリンの分解によって得られるオリゴフルクトースは部分的にフルクト−オリゴサッカライドとなってグルコースを端末基に有している。
【0029】
本発明によるこの機能性食品は、さらに、アオイ科植物抽出物を、乾燥した植物抽出物の重量にして約0.5乃至10%含有する。
【0030】
本発明に従って前記抽出物を取り出すアオイ科植物は、ハイビスカス、特にハイビスカス・サブダリファ(Hibiscus sabdariffa)から有利に誘導される。世界中のハイビスカスには300を超える品種が存在する。ハイビスカス・サブダリファは、熱帯又は亜熱帯に生育する一年生又は二年生の草本植物である。それは1.5mの背丈にまで生長することができる。その茎は頑丈で品種によって赤又は緑の色をしている。葉は楕円形、互生、三小葉又は単葉で花のある茎に存在する。その花は5つの萼片をもつ萼によって特徴付けられ、それらは茎の色とマッチする赤色又は緑色をしている。その果実は外包(カプセル)に入っており、完熟したときには、残った萼が多肉質となる。それは、長さが3乃至4cmで、幅が2乃至3cmである。
【0031】
ハイビスカス・サブダリファの萼は、特に、人体にとって抗酸化機能を有することが良く知られているアントシアニンが豊富であり、また、カルシウム、ビタミンCにも富み、より少量ではあるが、鉄分やビタミンB類等を含んでいる。
【0032】
この機能性食品は、かくして、カルシウム含有率が高く、人体によるこのカルシウム、それはハイビスカス・サブダリファの萼由来のものであるが、の吸収が良好であり、この食品がそれは、骨粗しょう症のようなカルシウム欠乏に関する病気の治療に有用となる。
【0033】
本発明に係る機能性食品は、シロップや濃縮液の形態に製造することができ、また、可溶性の粉末又はペーストの形態に製造することもできる。イヌリンのフルクトース分子をつなぐグルコシド結合の加水分解は、驚くべきことに、約70乃至100℃の温度で、かつ、単にアオイ科植物抽出物の存在下で行われる。ところが、このような温度であって、前記抽出物が存在しないと、イヌリンの分解は生じない。
【実施例】
【0034】
実施例1:濃縮液状物の製造
最初に、煎じ出し又は煮出しと、それに引き続く12時間又はそれ以上でかつ24時間を越えない範囲で、33グラムの乾燥した赤色のハイビスカス・サブダリファの萼を1リットルの水中で冷浸することによって、1つの液体が調整される。
【0035】
この液体は沸騰させて殺菌され、ろ過後、容器に収容される。その後、所望の機能性効果(プレバイオティック効果、カルシウム定着、コレステロール吸収の低減など)に応じて、ある量のイヌリンが加えられる、そして、それらは濃縮された溶液が得られるまで混合され、好ましくは光と空気の影響がない濃色のガラス製容器に入れられる。この際、前記のイヌリンと萼とを溶液中に同時に存在させないことが重要である。でないと、その混合物は沈殿し、粉砕の必要な固体の塊を生成する。この溶液は単にその所望量、例えばスープ用スプーンの一匙程度、を容器に入れることで使用され、該容器はその後熱水又は冷水で満たされる。
【0036】
この飲み物は、前記植物抽出物の存在下でイヌリンを加水分解することによりフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む溶液が得られるように所定の温度、好ましくは70乃至110℃の温度に調整される。さらに、前記萼を残したままて、バジルやミントのような新鮮な葉っぱや、生姜の薄いスライス等の存在下で煎じることによって、天然香味料が添加されてもよい。
【0037】
実施例2:飲料又はカプセルを得るための可溶性粉体の製造
第1の実施例と同様にして、最初に、煎じ出し又は煮出しとそれに引き続く12時間又はそれ以上でかつ24時間を越えない範囲で、33グラムの乾燥した赤のハイビスカス・サブダリファの萼を1リットルの水中で冷浸することによって、液体が製造される。この液体は、最初に殺菌され、次に、イヌリンの加水分解で得られるフルクトース及び/又はオリゴフルクトースを含む甘味付与液を得るべく沸騰工程にかけられる。その後、濾過した後に容器に入れられる。次いで、室温にて、この液体の1,500グラムが、好ましくはガラス製の容器に収容されている1,000グラムのイヌリン粉末の上に注入される。かくしてそれ自体で使用可能なペーストが得られる。しかしながら、本実施例では、さらに、このペーストはラック上に比較的薄い層に拡げられ、乾燥トンネル又は他の均等な手段に通される。この乾燥条件はペーストの温度が30℃より高くかつ38℃を決して超えない温度とされる。一たんこのペーストが脱水されると、乾燥した赤色の残留物が得られる。
【0038】
本実施例での第1の選択肢となる実施形態では、この乾燥した赤色の残留物は、粉砕によって粉末とされる。この赤色の粉末は熱水に完全に溶解する。それ故、例えば、チザン茶のような、冷たい又は熱い飲物とすることができる。それは各要素成分の組み合せの特性を有し、それらの相乗効果に基づく利点を有する。
【0039】
第2の選択肢となる実施形態では、乾燥した抽出物は噴霧に十分な粘度まで水で希釈される。この噴霧は高温雰囲気中で行われ、カプセルとして製造され得る乾燥粉末に戻ることを可能にする。
【0040】
実施例3:ペースト状物の製造
本実施例ではペーストを製造する2つの選択可能な方法を詳述する。
【0041】
第1の方法では、実施例2で得られたペーストが乾燥される。その後、まず他の添加剤、例えば、多価不飽和脂肪酸及び特にオメガ3シリーズの酸類(エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)そして、次に香味料が添加される。このペーストは、例えばチョコレートの薄い層でコーティングされ、すぐれたダイエット性の菓子となる。
【0042】
第2の方法では、第3の煎じ出し物が製造され、それは熱い又は冷たのどちらでもよい。この目的で、乾燥したハイビスカス・サブダリファの萼が、液体1,000グラムに対して萼30グラムの割合で水中に注入される。得られた混合物は、密閉容器中で24時間煎じ出しが行われる。この第3の煎じ出し物の液は、ろ過器を通した後に取得される。この液体は混合物を攪拌しないようにイヌリンの粉末上に注がれる。そして、その結果得られた物は100℃に予熱したオーブン中に置かれる。正確に30分後、この混合物は甘くなり、その時間を経過すると、該混合物中のフルクトースとフルクト−オリゴサッカライド(FOS)の割合に比例して甘味付与力が増大する。それは、ハイビスカス・サブダリファ抽出物の存在下でイヌリンが加熱されて加水分解されることに起因する。この甘味混合物は非可逆的に得られる液体であり、これはもはや固体の製品に戻すことはできない。
【0043】
このシロップは、前記混合物の熱に対する接触時間に応じた種々のフルクトース濃度を有するが、アントシアニンの品質保持のため、不透明なガラス瓶でかつ空気の不存在下で直接保存される。これは従来の工業的な方法にしたがって粉末化することはもはや不可能である。
【0044】
この製造方法では、かくして、イヌリンの非酵素的加水分解を可能にし、当該技術の現状よりも低コストで実施可能となる。しかし、フルクト−オリゴサッカライド(FOS)とフルクトースとの混合物からなるペーストを製造することが可能であることにも注目されるべきである。
【0045】
第1の方法と同様に、このペーストは、例えばゴマペーストのような他のペーストと組み合わせることもでき、それによって香りが付加されかつ多価不飽和脂肪酸、特にオメガ3型多価不飽和脂肪酸、が付加される。この他のペーストは、例えばチョコレートでコーティングした菓子の基体を形成する。そしてそれは第1の方法で得られたペーストについて記述した特性の全てを備えるだけでなく、さらに、フルクトースの利点を生かした甘味を有する。
【0046】
実施例4:シロップ状物の製造
実施例3の第2の方法に関して述べた製造方法が、そのまま完全に実施され、もはや乾燥形態には戻り得ない液状シロップを得る。そのシロップは、分析によれば、純粋なフルクトースを重量にして約37%含有する。上記の例では、この混合物は所望の機能に応じてモディファイしてもよい。さらに、推奨される日常の摂取量は求められる効能に応じて適宜調節される。
【0047】
本発明において種々の代替的な実施形態が可能であることは、当業者にとって理解し得るであろう。特に、前記植物抽出物は、乾燥した抽出物に代えて非乾燥の抽出物もまた使用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の各ステップ:
−アオイ科植物の抽出物の水溶液を製造すること、
−前記溶液にフルクタンを添加すること、
−前記溶液を所定の温度にして、フルクトース及び/又はオリゴフルクトースを、アオイ科植物の抽出物の存在下で前記フルクタンを加水分解すること、
を含むことを特徴とする機能性食品の製造方法。
【請求項2】
アオイ科植物の抽出物の前記溶液が煮出し又は煎じ出しに引き続き行う当該植物の抽出物の冷漬により製造される請求項1による方法。
【請求項3】
前記フルクタンが添加されたアオイ科植物の抽出物の前記溶液を、残留物を得るために、脱水する請求項1及び2のいずれか1項による方法。
【請求項4】
前記残留物が霧状化される請求項3による方法。
【請求項5】
前記溶液がペースト状に変換される請求項1又は2のいずれか1項による方法。
【請求項6】
前記ペーストがダイエット性の菓子とするためにコーティングされる請求項5の方法。
【請求項7】
前記フルクタンを加水分解する温度が70乃至110℃である請求項1から6のいずれか1項による方法。
【請求項8】
前記フルクタンがイヌリンである請求項1から7のいずれか1項による方法。
【請求項9】
前記アオイ科植物の抽出物がハイビスカス・サブダリファの萼の抽出物である請求項1から8のいずれか1項による方法。
【請求項10】
フルクタン及び/又はフルクタン類の加水分解によるフルクトース及び/又はオリゴフタクトースとアオイ科植物の抽出物とを含む、請求項1から9のいずれか1項の方法で製造された機能性食品。
【請求項11】
フルクトース、オリゴフルクトース及びフルクタンを重量にして10乃至50%含み、乾燥したアオイ科植物の抽出物を重量にして0.5乃至10%含む請求項10による機能性食品。
【請求項12】
シロップ又は濃縮液を形成している請求項10及び11のいずれか1項による機能性食品。
【請求項13】
可溶性の粉体又はペーストを形成している請求項10及び11のいずれか1項による機能性食品。
【請求項14】
さらに多価不飽和脂肪酸を含む請求項10乃至13のいずれか1項による機能性食品。
【請求項15】
カルシウムとアントシアニンとを含み、かつプレバイオティック機能を有する請求項10乃至14のいずれか1項による機能性食品。
【請求項16】
カルシウム欠乏に関する病気の治療のための請求項10乃至15のいずれか1項による機能性食品。

【公表番号】特表2008−500037(P2008−500037A)
【公表日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−514017(P2007−514017)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【国際出願番号】PCT/FR2005/001309
【国際公開番号】WO2005/117613
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(506387188)
【Fターム(参考)】