説明

歯ブラシ

【課題】 ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)毛を用いた歯ブラシにおいて、取り替え時期が来る前にPTT毛が摩耗したり、ささくれ立ったり、あるいは折れたりすることがないようにするため、歯ブラシの取り替え時期を簡単な構成によって確実に知らせることができる歯ブラシを提供すること。
【解決手段】 PTT毛1を用いた歯ブラシにおいて、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から選択された1つまたは2つ以上の樹脂からなる刷毛2を、歯ブラシの取り替え時期表示用のインジケータ毛として、ヘッド部植毛面の一部に植毛した。また、植毛された全刷毛の断面積総和のうち、PTT毛の断面積総和を95〜60%とした。また、PTT毛の極限粘度を0.9〜1.3dl/g、さらには、PTT毛の極限粘度を1.0〜1.2dl/gで、かつ、沸水収縮率0.4%以下とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刷掃用の刷毛としてポリトリメチレンテレフタレート(PTT)樹脂からなるフィラメントを用いた歯ブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、従来の歯ブラシでは、ポリアミド樹脂(ナイロン6−12、ナイロン6−10)やポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂などの合成樹脂からなる刷毛を用いていた。
【0003】
一方、耐久性に優れた歯ブラシとして、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)樹脂からなる刷毛(以下、「PTT毛」という)を用いた歯ブラシ(特許文献1参照)が提案されているが、当時は、PTT樹脂の原料であるn−プロパンジオールが高価であったため、実用化されにくかった。しかしながら、近年、安価な原料が供給されるようになり(特許文献2参照)、PTT毛を用いた歯ブラシもコスト的に実用化のレベルまでになって来ている。
【0004】
ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)樹脂は、n−プロパンジオールとテレフタル酸の重縮合体であり、ポリエチレンテレフタレート(PET)とPBTの中間の直鎖炭素鎖を持つポリマーであって、その立体的な分子構造から伸長回復性に優れ、小さな応力で伸びるとともに回復力が高いため、歯ブラシの刷毛として用いた場合、毛の開き耐久性が向上し、歯ブラシとしての高い耐久性が予測されていた。そして、特許文献3には、PTT毛の沸水収縮率や極限粘度を規定することにより、耐久性の高い歯ブラシを得ることができることが示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−173244号公報(全文、全図)
【特許文献2】特表2001−511379号公報(全文、全図)
【特許文献3】国際公開WO01/75200号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、PTT毛を用いた歯ブラシの場合、従来から多用されているナイロン毛やPBT毛を用いた歯ブラシに比べてブラッシングに対する耐久性が格段に高く、長期間使用しても毛先が開きにくいため、清掃力を長期間にわたって維持することができるという利点がある。しかしながら、逆に、毛先が開かないため、長期間の使用によって毛先が摩耗したり、ささくれ立ったり、あるいは毛折れしても、歯ブラシの取り替え時期がわかりにくいという欠点があった。
【0007】
従来、歯ブラシの取り替え時期を知らせる方法として、刷毛の断面を多層構造とし、この多層構造とした刷毛の各層の色を異ならしめることにより、刷毛の摩耗による色の変化から取り替え時期を知らせる方法(特開平2−152406号公報参照)などが提案されている。
【0008】
しかしながら、上記のような多層構造の刷毛を取り替え時期を知らせるためのインジケータ毛として用いた場合、コストが高くなり、また必ずしも毛先の開き具合とインジケータ毛の色の変化とは一致しないといった問題があった。
【0009】
本発明は、PTT毛を用いた歯ブラシにおいて、取り替え時期が来る前にPTT毛が摩耗したり、ささくれ立ったり、あるいは折れたりすることがないようにするため、歯ブラシの取り替え時期を簡単な構成によって確実に知らせることができるようにした歯ブラシを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、PTT毛からなる刷毛を用いた歯ブラシにおいて、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から選択された1つまたは2つ以上の樹脂からなる刷毛(以下、これらを総称して「従来毛」という)を、歯ブラシの取り替え時期表示用のインジケータ毛として、ヘッド部植毛面の一部に植毛したものである。なお、用いる従来毛としては、使用感や耐久性の点からポリアミド樹脂(ナイロン6−10、ナイロン6−12)またはPBT樹脂からなる刷毛がより好ましい。
【0011】
前述したように、PTT毛は耐久性に優れるため、長期間の使用によっても毛先がほとんど開かないが、インジケータ毛として植毛した従来毛はPTT毛に比べて耐久性が低く、歯ブラシの使用が進むに従って毛先が徐々に開いていく。したがって、この従来毛の毛先の広がり具合から歯ブラシの取り替え時期を知ることができ、PTT毛に摩耗やささくれ、毛折れなどが発生する前に歯ブラシを取り替えることができる。
【0012】
また、本発明は、植毛された全刷毛の断面積総和のうち、PTT毛の断面積総和を95〜60%とすることにより、PTT毛の清掃力をより長期にわたって維持しつつ、歯ブラシの取り替え時期を確実に知らせることができるようにしたものである。
【0013】
また、本発明は、PTT毛の極限粘度を0.9〜1.3dl/gとすることにより、PTT毛の清掃力をより長期にわたって維持しつつ、歯ブラシの取り替え時期を確実に知らせることができるようにしたものである。
【0014】
さらに、本発明は、PTT毛の極限粘度を1.0〜1.2dl/g、かつ、沸水収縮率を0.4%以下とすることにより、PTT毛の清掃力をさらに長期にわたって維持しつつ、歯ブラシの取り替え時期を確実に知らせることができるようにしたものである。
【0015】
ここで、極限粘度ηは、オストワルド粘度管を使用し、35℃、o−クロロフェノールを用いて、比粘度ηspと濃度C(g/100ミリリットル)の比(ηsp/C)を濃度ゼロに外挿し、以下の式で求めるものとする。
【0016】
【数1】

【0017】
また、沸水収縮率は、JIS L 1013(1999)で規定されているフィラメント収縮率(B法)で測定するものとする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、耐久性に優れたPTT毛に摩耗やささくれ、毛折れなどが発生する前に、ヘッド部植毛面の一部に植毛した従来毛の毛開き状態から歯ブラシの取り替え時期を知ることができ、PTT毛からなる歯ブラシを長期にわたって安全に使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る歯ブラシの実施の形態について説明する。
極限粘度1.1dl/g、太さ0.203mm(8mil)のPTT毛と、極限粘度0.84dl/g、太さ0.203mm(8mil)のPTT毛をそれぞれ用意し、それぞれの刷毛を平線式植毛機を用いて歯ブラシヘッド部の植毛面に植毛し、極限粘度だけが異なる2種類の歯ブラシを作製した。
(植毛部仕様)
植毛穴径:1.6mm
植毛穴数:23穴
植毛本数(2つ折り前):18本/穴
毛丈:9.5mm
【0020】
この2種類の歯ブラシについて、モデル耐久性試験機を用いてステンレス板の上を刷掃し、耐久性試験を行なった。
(刷掃条件)
荷重:400g
刷掃幅:40mm
刷掃液:市販歯磨剤50%水溶液
【0021】
表1に、その試験結果を示す。それぞれの歯ブラシについて6回ずつ試験を繰り返し、一定の刷掃回数毎に折れたPTT毛の本数を数え、6回の試験の平均値を試験結果とした。
【0022】
【表1】

【0023】
表1の結果から明らかなように、極限粘度1.1dl/gのPTT毛の場合、刷掃回数が5万回を超えても何ら問題ないが、極限粘度0.84dl/gのPTT毛の場合、2万回刷掃時点で毛折れが発生している。一方、従来毛の毛開き耐久性は、1万〜2万回程度であった。したがって、極限粘度0.84dl/gのPTT毛を用いた歯ブラシにおいて、歯ブラシの取り替え時期を知らせるインジケータ毛として従来毛を用いた場合、インジケータ毛の毛先が開く前にPTT毛の一部に毛折れが発生するおそれがないとはいえない。
【0024】
そこで、本発明者は実験と研究を重ねた結果、極限粘度を0.9〜1.3dl/g、より好ましくは1.0〜1.2dl/gの範囲とすれば、従来毛の毛先が開く前にPTT毛が折損するようなことがなくなり、より確実にPTT毛の清掃力を維持させることができることを見い出した。したがって、PTT毛の極限粘度は0.9〜1.3dl/g、より好ましくは1.0〜1.2dl/gとすることが望ましい。なお、極限粘度が1.3dl/gを超えると、うまく紡糸することができず、刷毛としては好ましくない。したがって、極限粘度の上限は1.3dl/g以下とすることが望ましい。
【0025】
また、植毛された全刷毛の断面積総和のうち、PTT毛の断面積総和を95〜60%、より好ましくは90〜70%とすれば、PTT毛の清掃力をより長期にわたって維持することが可能である。60%未満の場合、ブラッシングによって従来毛の毛先が徐々に開いてくるため、歯ブラシ全体としての清掃力も低下してしまい、好ましくない。95%よりも多い場合、従来毛が5%未満となり、インジケータ毛としての毛先の開き具合が分かりにくくなり、好ましくない。
【0026】
PTT毛と従来毛は、同じ毛束の中に混在していてもよいが、各々独立した毛束とする方がインジケータ毛としての毛先開き具合が分かりやすく、好ましい。
【0027】
PTT毛と従来毛のどちらか一方を着色するか、両方を着色する場合、それぞれ異なる色とする方がインジケータ毛としての機能が分かりやすい。
【0028】
また、インジケータ毛としての従来毛を、上記のような単純な着色毛ではなく、前述した特開平2−152406号公報に記載されている刷毛のように、刷毛断面を多層構造とするとともに、各層の色を異ならせ、ブラッシングによって刷毛が摩耗した際の外側の第1有色層の色または色の濃さの変化から刷毛の摩滅状況を知らせるようにしてもよい。この場合、毛開きとともに色の変化も生じるので、より分かりやすい。
【0029】
刷毛の断面形状は、ほぼ均一な断面形状であることが好ましいが、断面形状に特に制限はなく、円形の他、楕円形、三角形、四角形、五角形、六角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形など、必要に応じて任意の形状が選択される。物理的強度の点から、円形がより好ましい。
【0030】
また、刷毛の外形状は、真っ直ぐな柱状の他、長さ方向にねじったいわゆるツイスト状や、波のように凸凹したクリンプ状でもよい。
【0031】
刷毛の太さは、例えば断面が円形をしたストレートな柱状毛の場合、刷毛直径0.102〜0.305mm(4〜12mil)が生産性、使用感、歯茎への当たり心地、耐久性の点から好ましいが、すべての刷毛が同太さである必要はなく、この範囲内であれば、例えば0.152mm(6mil)と0.178mm(7mil)、0.178mil(7mil)と0.203mm(8mil)といったように、使用性、使用感、清掃効果などを考慮して適宜組み合わせることができる。
【0032】
また、PTT毛と従来毛は同じ太さでもよいし、異なってもよく、歯ブラシ植毛部の大きさや刷毛の植毛パターン、植毛量、毛束太さなどに応じて適宜選択される。
【0033】
さらに、刷毛を歯ブラシヘッドの植毛面に固定する場合、パッキングファクターが60〜100%となるように植毛すれば、毛立ちのよい歯ブラシを得ることができ、歯牙表面の清掃性に優れ、かつ、耐久性にも優れた歯ブラシとなる。
【0034】
また、歯ブラシヘッド部の一部が熱可塑性樹脂もしくはシリコーン樹脂のような軟質樹脂からなる歯ブラシの場合は、パッキングファクターが60〜120%となるように植毛すれば、軟質樹脂を用いていても毛立ちのよい歯ブラシを得ることができ、歯牙表面の清掃性に優れ、かつ、耐久性にも優れた歯ブラシとすることができる。
【0035】
なお、パッキングファクターとは、植毛穴に植毛された刷毛の断面積の総和を植毛穴の断面積で除した値を100倍し、パーセント表示したものである。ただし、平線式植毛の場合、植毛穴の面積は、植毛穴に打ち込まれる平線の面積を植毛穴の面積から引いた値を用いる。
【0036】
植毛した刷毛の毛丈(ヘッド部植毛面から毛先までの高さ)は、刷毛先端部が平らな場合、大人用としては9〜12mm、子供用としては6〜9mmが好ましい。また、毛先を丸めたり、ヘラ状に加工してもよいし、毛先を熱で溶融して球状としてもよい。
【0037】
用毛の角度(ヘッド部植毛面に植設された刷毛と植毛面とのなす角度)は、必ずしも植毛面に垂直でなくてもよく、特定の方向の歯垢掻き取り効果を高める目的で、所定の角度に傾斜して植毛してもよい。
【0038】
刷毛先端の毛切り形状は、特に限定はないが、一般的には平切り、山切り、船底形など、適宜選択される。
【0039】
植毛穴の断面形状は、通常は円形であるが、必ずしも円形である必要はなく、植毛部の仕様に合わせて、三角形や四角形などの多角形、直線もしくは曲線を組み合わせた不定形としてもよい。
【0040】
歯ブラシヘッド部を含む歯ブラシハンドルの素材としては、特に限定はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ABSなどが用いられるが、コストや耐歯磨剤性の点でポリプロピレンがより好ましい。
【0041】
ただし、ポリプロピレン樹脂は不透明であるため、透明感の高い歯ブラシハンドルにしたい場合は、透明性の高い樹脂として、米国イーストマン社のポリエステル樹脂の一種であるPCTA樹脂がコストや耐歯磨剤性の点から好ましい。
【0042】
歯ブラシヘッド部への刷毛の植毛方法にも制限はない。平線式植毛の場合、平線式植毛で使用される金属片(平線)の素材としては真鍮が使用されるが、洋泊やステンレスでもよい。平線の寸法は、植毛穴の大きさにより適宜選択される。
【0043】
また、平線を用いない植毛方法として、毛束の下端を加熱して溶融塊を形成した後、溶融した樹脂を金型内に注入して歯ブラシを製造するインモールド方式(特開昭61−268208号公報、特表平9−512724号公報参照)や、毛束溶融部を溶融している歯ブラシヘッド部中へ圧入して固定する熱融着方式(特開昭60−241404号公報参照)を利用することもできる。
【実施例】
【0044】
実施例1として、極限粘度1.28dl/gのPTT樹脂ペレットを用いて紡糸した太さ0.203mm(8mil)のPTT毛(極限粘度1.12dl/g、沸水収縮率0.04)と、太さ0.203mm(8mil)のナイロン毛(ナイロン6−12)を用い、平線式植毛機を用いて図1に示すような毛束配置からなる本発明仕様の歯ブラシを作製した。なお、図1中、白丸で示した毛束1がPTT毛、黒丸で示した毛束2がナイロン毛である。
(植毛部仕様)
植毛穴径:1.6mm
植毛穴数:23穴
植毛本数(2つ折り前):18本/穴
毛丈:9.0mm
【0045】
上記実施例1の歯ブラシについて、成人男性30人による使用テストを行なった。パネルにより使用する歯磨剤、ブラッシング圧、ブラッシング方法が異なるため、ナイロン毛の毛先が開くまでの期間は1ヶ月〜3ヶ月とバラバラであったが、実施例1の歯ブラシは、ナイロン毛の毛先が開いて取り替え時期を知らせるまでPTT毛は毛先がほとんで開かず、良好な清掃力を維持した。
【0046】
上記のように、本発明仕様になる実施例1の歯ブラシは、歯ブラシの取り替え時期に達しても毛先はほとんど開かず、初期の清掃力を維持するとともに、毛折れなども発生することがなく、長期間にわたって安全に使用することができた。
【0047】
図2に、本発明に係る歯ブラシの他の実施例を示す。
(a)は第2実施例を示すもので、ナイロン毛からなる毛束2をヘッド部横切るように円弧状に配置した例、(b)は第3実施例を示すもので、ナイロン毛からなる毛束2をヘッド部の両サイドに配置した例、(c)は第4実施例を示すもので、ナイロン毛からなる毛束2をヘッド部を横切るように前後2列配置した例である。これら各実施例についても第1実施例と同様の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係る歯ブラシの第1の実施例を示すもので、ヘッド部の略示平面図である。
【図2】本発明に係る歯ブラシの他の実施例を示すもので、(a)は第2実施例のヘッド部の略示平面図、(b)は第3実施例のヘッド部の略示平面図、(c)は第4実施例のヘッド部の略示平面図である。
【符号の説明】
【0049】
1 PTT毛からなる毛束
2 ナイロン毛からなる毛束(インジケータ毛)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリトリメチレンテレフタレート樹脂からなる刷毛を用いた歯ブラシにおいて、
ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から選択された1つまたは2つ以上の樹脂からなる刷毛を、歯ブラシの取り替え時期表示用のインジケータ毛として、ヘッド部植毛面の一部に植毛したことを特徴とする歯ブラシ。
【請求項2】
植毛された全刷毛の断面積総和のうち、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂からなる刷毛の断面積総和が95〜60%であることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
【請求項3】
ポリトリメチレンテレフタレート樹脂からなる刷毛の極限粘度が0.9〜1.3dl/gであることを特徴とする請求項1または2記載の歯ブラシ。
【請求項4】
ポリトリメチレンテレフタレート樹脂からなる刷毛の極限粘度が1.0〜1.2dl/gで、かつ、沸水収縮率が0.4%以下であることを特徴とする請求項1または2記載の歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−122275(P2006−122275A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−313292(P2004−313292)
【出願日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】