説明

歯ブラシ

【課題】光触媒歯ブラシの光作用効果は従来一面的透光部分に限定的であり、口中全体への拡大作用効果はなかった。
【解決手段】本体発光部及び替えブラシの材質を透光性材料(透明プラスチック)にし、また替えブラシに透光穴を設けることにより、光触媒作用は歯表面とブラシの接触による抗菌・磨き効果に限定されるものでなく、酸化チタン混合歯磨き剤と光触媒反応で口中内広範囲の清浄効果をもたらすことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は口腔内浄化作業を行う歯ブラシに関するものである。従来各種光触媒を興起するLED照明付歯ブラシは各種あるが、歯周病患者が約80%といわれる現状からみて、従来の歯ブラシ及び歯磨き方式では口腔内清浄化が極めて不充分であるのが現状である。
【背景技術】
【0002】
従来光触媒技術応用歯ブラシは出願されているが、何れも実用化に到らない企画・構想的なものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は主として可視光反応型酸化物をベースの光触媒作用を実用化する過程において、透光性替えブラシは最も必要とされていることに着目し、ブラシ内の透光性と共に本体発光側との着脱を簡易に行える実用的替えブラシの構成に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
近頃、可視光反応型酸化チタンの開発により、可視光による光触媒が実用化されている。
本発明は、この可視光と反応する酸化物をベースの歯磨き剤を歯のみでなく、口中全体の光触媒作用を行うため、発光を広角度全方位に発光するものである。
【0005】
これにより、従来ブラシ接面の歯及びその周辺に歯磨き作用を光触媒の作用として酸化チタンと光の反応の及ぼす口中全域に拡大作用するべく、効果範囲を拡大したものである。
【発明の効果】
【0006】
光触媒の作用は歯表面とブラシの接触による抗菌・磨き効果に限定されるものでなく、酸化チタン混合歯磨き剤と光照射による反応であらゆる口中細菌を抗菌・殺菌・分解・除去する作用・効果をもたらすので、口中内広範囲の光照射は極めて作用・効果を増進させ、磨き時間の短縮にもつながる。
【0007】
上記作用を替えブラシにおいても効果を最大発揮するため、替えブラシに透光穴を設けることは必須条件であり、その周辺には替えブラシの透光性材料(透明プラスチック)によって光触媒作用効果を発揮する。
【0008】
よって透光穴を設け、かつ透光性材質の替えブラシを更に本体との着脱できる構成としたものである。
【0009】
本発明により、光触媒歯ブラシの光作用効果を従来一面的透光部分に限定的であったものを、口中全体へと拡大作用効果を増大したものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の歯ブラシ(a)は正面図(b)は側面図である
【図2】本発明の歯ブラシの側面断面図である
【図3】替えブラシの(a)は正面図(b)は側面断面図である
【符号の説明】
【0011】
1.本体
2.本体フタ
3.替えブラシ
4.LEDランプ
5.LEDカバー
6.スイッチ
7.スイッチカバー
8.電池
9.バネ
10.Oリング
11.透光穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯ブラシ本体にLED等の小形発光体を固定し、その本体に着脱自在の透光穴を設けた替えブラシの構成。
【請求項2】
本体発光部分及び替えブラシの材質を透明かつ透光性材質で構成し、可視光発光照明を広範囲(広角度)に発光する構成。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−259783(P2008−259783A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−125019(P2007−125019)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(000222509)東洋リビング株式会社 (7)
【Fターム(参考)】