説明

歯ブラシ

本発明は、ハンドピースと、取り外しできる歯ブラシヘッドとを有する好ましくは電動歯ブラシを目的とする。ここで、本発明は、一方で、歯ブラシの歯ブラシヘッドに関し、これは、一組のブリストルと、歯ブラシのハンドピースに結合する為の結合装置とを備え、特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を供給する為の管路を備え、結合装置は、ハンドピース側で管路セクションに管路を結合する為の管路結合部を有する。他方で、本発明は、歯ブラシヘッドを結合する為の結合装置を備えた歯ブラシのハンドピースに関し、前記ハンドピースは、同様に、特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を供給する為の管路を備え、結合装置は、ハンドピース側で管路セクションに管路を結合する為の管路結合部を有する。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、ハンドピースと、取り外し可能な歯ブラシヘッドと、を有する、好ましくは電動歯ブラシに関する。ここで、本発明は、一方で、歯ブラシの歯ブラシヘッドに関し、これは、一組のブリストルと、歯ブラシのハンドピースに結合する為の結合装置とを備え、特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を供給する為の管路を備え、結合装置は、ハンドピース側で管路セクションに管路を結合する為の管路結合部を有する。他方で、本発明は、歯ブラシヘッドを結合する為の結合装置を備えた歯ブラシのハンドピースに関し、前記ハンドピースは、同様に、特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を供給する為の管路を備え、結合装置は、ハンドピース側で管路セクションに管路を結合する為の管路結合部を有する。
【発明の背景】
【0002】
DE197 29 517から、練り歯磨きがハンドピース内のリザーバから歯ブラシヘッドの一組のブリストルに、取り外し可能な歯ブラシヘッドの内部に備えられた管路を通って供給される歯ブラシ用ヘッド手動歯ブラシが知られている。電動歯ブラシにおいて、歯ブラシヘッド内で利用可能な空間は、同時に駆動運動をブラシヘッドに伝達する為の駆動列を収容する為に機能しているので、非常に限定されている。練り歯磨き用管路と、特にその関連管路の結合は、これらを歯ブラシヘッド内に収容するため、非常に小さな寸法で作られなければならない。さらに、電動歯ブラシのブラシヘッドは、よく(例えば、ハンドピースが数人のユーザを有するとき、各ユーザが彼または彼女のアタッチメントブラシをハンドピースにプラグ接続したり、それを取り外したりするとき)交換される。取り外された歯ブラシヘッド内に(そこに備えられた管路内を意味するが)残っている練り歯磨きは、乾燥し、管路を詰まらせることになる。
【0003】
この点に留意して、本発明は、改善された歯ブラシヘッドと改善された歯ブラシ用ハンドピースを提供することを目的とする。これらは、従来技術の欠点を回避し、有利な方法で従来技術を発展させる。好ましくは、この目的は、管路内の練り歯磨きが乾燥することを防止する、簡単な、小型の管路結合部を提供することである。
【0004】
本発明によると、この目的は、請求項1に従う歯ブラシヘッド、請求項14に従う歯ブラシ用ハンドピース、請求項27に従う歯ブラシにより達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属形式の請求項の対象になっている。
【発明の概要】
【0005】
そこで、ハンドピース側の管路をブラシヘッド側の管路と接続し、歯ブラシヘッドがハンドピースから分離されるときに管路横断面が自動的に閉鎖され、再び係合するときに自動的に開かれる方式で付けられる物質を供給する、管路結合部を構成することが提案されている。これを達成するため、本発明に従うと、管路結合部は、ブラシヘッドが歯ブラシのハンドピースに結合されるときに弁アクチュエータの係合により自動的に開き、ブラシヘッド側の管路セクションにハンドピース側の管路セクションを接続し、ハンドピースから分離の際に自動的に管路を閉じる制御弁を備える。このアレンジメントにおいて、制御弁は、一般的に歯ブラシヘッドまたはハンドピースのいずれか一方に備えられてもよいが、弁アクチュエータは、それぞれの他の歯ブラシ部分にアレンジされる。歯ブラシヘッドにアレンジされた制御弁は、ハンドピースに備えられた弁アクチュエータにより開けられ、ハンドピースにはアレンジされた制御弁は、歯ブラシヘッドに備えられた弁アクチュエータにより開けられる。
【0006】
弁アクチュエータの機能は、特に、接続される管路端部により実施可能になる。制御弁が、ハンドピースに歯ブラシヘッドが結合されるときに結合されるべき管路セクションと係合されると、制御弁が開けられる。
【0007】
本発明の更なる開発において、制御弁は、弾性的に変形可能であり、結合される管路端部により起動可能な弾性弁オープナーを含んでもよい。制御弁又はその弾性弁オープナー部分が、ハンドピースに歯ブラシヘッドが結合されるときに結合されるべき管路の端部と係合されると、弁オープナーは弾性的に変形するので、弁を開ける。逆に、歯ブラシヘッドが歯ブラシのハンドピースから取り外されているとき、結合された管路の端部を弁オープナーから外させ、弁オープナーはその弾性により自動的に初期位置に戻り、再び閉じる。
【0008】
都合の良いことに、弁オープナーは、同時に結合部を形成し、これを通じて、結合されるべき管路が、流体又は媒体密方式で制御弁に接続された管路セクションと流体連通になるように適合される。これにより、弁オープナーは、二重機能を持つ。一方、これは、結合及び離脱の間に制御弁を開けるように機能する。他方、これは、結合されるべき管路に流体密接続を保証する。
【0009】
弁オープナーは、特に、歯ブラシヘッドがハンドピースに結合されるときに結合されるべき管路の端部にスライドされるように適合されたネックを形成してもよい。このアレンジメントにおいて、ネックの内径は、都合の良いことに、挿入されるべき管路の端部の外径より小さくなっているので、結合されるべき管路の端部にスライドされるときにネックを放射方向に拡張する。この弾性的な拡張運動は、制御弁により、弁横断面の開放運動へと転換される。
【0010】
弁の正確な開放および閉鎖を実現するため、前述されたネックの底部を形成し、それに接続される少なくとも1つの密閉リップが備えられているので、ネックの拡張の際に開き、ネックの収縮の際に再び弁路を閉じる。このアレンジメントにおいて、前記密閉リップは、特に、ネックの周辺内壁と一体的に形成され、そこから内側に弁路の内側へと突き出ているので、ネックの拡張の際に流れ方向に対し横切る方向で弁を通って移動可能である。
【0011】
本発明の特に有利な実施形態によると、弁路を開閉する為の前記密閉リップは、弾性クロスバー又は弾性仕切り壁により形成可能であり、弾性クロスバー又は弾性仕切り壁は、制御弁の弁路にあり、管状周辺で弁路壁に接続され、好ましくはほぼ中央にスロット形状弁開口を含み、弁開口の縁は、制御弁の非開放状態で、一方を他方の最上部に液密で載せるか、並置させる密閉リップを形成する。前記ネック、すなわち弁路が拡張されるとき、弁路の壁との接続のため、弾性仕切り壁は、放射方向に離れるように縁部で引っ張られ、その結果、弁リップは離れて移動し、スロット形状弁の開口を開けるので、より大きくなる。
【0012】
密閉リップを簡単に開けるため、本発明の更なる開発において、弁本体の横断面は、仕切り壁の領域でテーパが付けられてもよい。特に、制御弁は、仕切り壁の領域において、その外周で、収縮部に接するネックの拡張を容易にする収縮部を持ち、密閉リップを引き離す。さらに、ネックの拡張は、いわゆる、密閉リップの反対側にアレンジされた弁セクションから外されているので、密閉リップに接続されたネックだけが拡張されて弁の残部は拡張されないか少なくとも僅かの拡張である。
【0013】
制御弁は、管路のセクションに堅く接続されてもよいが、制御弁は、接続セクションにより設定されている。このアレンジメントにおいて、制御弁の接続セクションは、対応する管路に又は管路内にプラグ接続できるように構成されてもよい。有利なことに、接続セクションは、各々の管路又は前記弁を拘束する壁セクションに関し、制御弁の液密密閉を可能にする周囲ビーズシールを有する。
【0014】
制御弁は、幾つかの部分を備えるように作られ、様々な材料から形成された構成要素を含んでもよい。しかし、本発明の更なる開発において、制御弁は、単体構成として形成され、柔らかいプラスチックである完全な弾性の弁本体から構成され、必要であれば、ゴムやゴム状の材料で構成される。
【好適実施形態の詳細な説明】
【0015】
以下、添付された図面で例示された電動歯ブラシ用の実施形態を参照して、本発明を説明する。
【0016】
図1に示された歯ブラシは、ハンドピース1と歯ブラシヘッド2を有し、歯ブラシヘッド2は、ブラシ管3上にあり、ブラシ管3はハンドピース1の前方端部を形成するか、それに接続されている。ハンドピース1は、歯ブラシハウジング4により形成され、歯ブラシハウジング4は、1回使用または充電式電池、駆動モータを収容し、駆動モータは、スイッチ6によりON・OFFされ、スイッチ6は、ハウジング4の外部表面にアレンジされている。さらに、ハンドピース1に受容されているのは、練り歯磨き用リザーバであり、そこから、ブラシ管3の内側に備えられた管路7aを通って練り歯磨きの供給物がブラシヘッド2に、手動またはモータにより(例えば、駆動モータ5によるポンプ駆動により)提供可能になっている。
【0017】
歯ブラシヘッド2は、駆動可能な一組のブリストル9を有し、一組のブリストル9は、駆動モータにより、駆動列(詳細は図示せず)を介して振動回転運動で駆動されるように適合されているが、駆動列は、ブラシ管3の内側に受容されている。
【0018】
図1に示すように、歯ブラシヘッド2は、分断線8でハンドピース1から外すことができる。取り外し可能な、歯ブラシヘッド2とハンドピース1との連結は、結合装置10により達成されている。分断線8は、また、ブラシ管3と歯ブラシハウジング4との間にも提供されてもよい(すなわち、ブラシ管3と歯ブラシヘッド2は、単体で一体的に形成可能である)。
【0019】
練り歯磨きを供給する為の管路7は、分断線8を越えて連続し、流体又は管路結合部11は、管路7に挿入され、その結合部は、結合装置10の一部であり、歯ブラシヘッド2がハンドピース1に付けられるとき、ハンドピース側の管路7のセクション7aをブラシヘッド側の管路7のセクション7bに結合するが、他方で、2本の管路セクション7a、7bは、歯ブラシヘッド2が外されているときには互いに分離可能になっている。
【0020】
この構成において、管路結合部11は、図2,図3に示された制御弁12を備え、制御弁12は、図示された実施形態において、ブラシヘッド側で管路7のセクション7bと堅く連結され、ハンドピース側で管路7のセクション7aと取り外し可能に連結されている。しかし、そのような制御弁12は、また、ハンドピース側で管路のセクション7aに搭載可されてもよいことが理解されよう。
【0021】
制御弁12は、単体の、完全に弾性の弁本体13から構成されており、図示された実施形態において、弁本体13は、本質的に回転し、弁の長手方向の軸14に関して対称になるように構成されている。図2,図3が示すように、弁本体13に形成されているのは、弁路15であり、弁路15は、同様に弾性の制御部材17により開閉されてもよい。制御部材として17として機能するのは、ダイヤフラムであり、これは、本質的に放射方向に拡張する本質的にディスク状または板状構成の弾性横断方向壁18を意味する。横断方向壁18は、環状周囲方式で弁路15の内壁に一体的に形成され、いわゆる仕切り壁を形成し、仕切り壁は、弁路15を弁路セクション15a、15bに駆動し、弁路セクション15a、15bは、同軸方向に前後に横たわっている。
【0022】
横断方向壁18に備えられているのは、スロット状弁路開口部19であり、横断方向壁18に接するセクションが密閉リップ16を形成するようになっており、密閉リップ16は、図2に従って弁が閉じた状態において、互いに寄りかかるので、弁路開口部19を閉じる。
【0023】
図2が示すように、弁本体13は、密閉リップ16の領域で、その外周において、収縮部20を有し、そこで、弁本体13の外径が減少し、弁本体13の壁厚も軸方向に接するセクションに対して減少する。これにより、簡単に密閉リップ16を開けることができる。
【0024】
弁路セクション15aの領域において、全体の弁本体13は、放射状に拡張可能である。弁路セクション15aは、ネックを形成し、ハンドピース側で管路セクション7aが挿入可能になっている。このアレンジメントにおいて、ほぼ円筒状の現本体セクション13aの内径は、前記弁路セクション15aを囲み、画成するが、弁路セクション15aに挿入される管路セクション7aの外径より幾分小さくなるように収縮されている。歯ブラシヘッド2が結合装置10によりハンドピース1に付けられるとき、管路セクション7aは、小さな寸法の弁路セクション15aに挿入され、図3に示されるように、弁本体セクション13aを拡張させる。弁本体セクション13aの拡張は、また、仕切り壁18を放射方向へ遠くに引っ張るので、密閉リップ16は、開き、密閉リップ16の間の弁路開口部19は、図3に示されるように、形成される。
【0025】
その限りにおいて、前記弁本体13aは、弁オープナーを形成し、弁オープナーにより、制御弁12,より正確に言うと、その弾性密閉リップ16が開けられる。同時に、前記弁本体セクション13aは、結合セクションを形成し、結合セクションにより、制御弁12は結合されるべき管路セクション7aと取り外し可能に接続可能になる。
【0026】
図2、図3が示すように、前記弁本体13aは、図示された実施形態において、収縮部20から弁本体13の一端部まで拡張し、本質的に円筒状の構成を有し、フランジ形状の、放射状縁のリブは、弁本体セクション13aの前方端部で形成されるが、リブは密閉部として機能してもよい。
【0027】
密閉リップ16の他の側に横たわっている反対側の弁路セクション15bは、同様に、本質的に円筒状の弁本体セクション13bにより囲まれ、弁本体セクション13bは、また、その前方端部において、放射方向外側に向けられたビーズシール22を有する。この構成において、弁本体セクション13bは、制御弁12が搭載可能なブラシヘッド側で制御弁12を管路セクション7bに接続するように機能する。
【0028】
自由に選択可能な幾何学的形状の弁本体13、特に弁本体13a、13bのため、ブラシ管3とブラシヘッド2のそれぞれに関し、最適な密閉機能を達成することが可能である。実際の弁のスイッチング機能は、密閉リップ16の面積とネック15aの直径にある。歯ブラシ2がハンドピース1に結合されているとき、ハンドピース側の管路セクション7aは、前記ネック15aに組み込まれ、密閉リップ16を開け、付けられている物質、特に練り歯磨きが邪魔されることなく中を流れることを可能にする。逆に、歯ブラシヘッド2がハンドピース1から取り外されているとき、前記管路セクション7aは、ネック15aから後退されており、密閉リップ16を閉じ、練り歯磨きが乾燥することを防止する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1は、歯ブラシヘッドに練り歯磨きを供給する為の管路を有する電動歯ブラシの全体を示す斜視図である。
【図2】図2は、閉じた状態の制御弁の斜視断面図である。
【図3】図3は、開いた状態の、図2の制御源の斜視断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1…ハンドピース、2…歯ブラシヘッド、3…ブラシ管、4…歯ブラシハウジング、6…スイッチ、7a…管路、7b…管路、8…、9…ブリストル、10…結合装置、11…管路結合部、12…制御弁、13…弁本体、13a…弁オープナー、13b…弁本体セクション、14…軸、15a…弁本体セクション、ネック、15b…弁本体セクション、16…密閉リップ、17…制御部材、18…仕切り壁、19…弁路開口部、20…収縮部、22…ビーズシール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯ブラシのハンドピースに結合する為の結合装置(10)と一組のブリストル(9)を備える、歯ブラシのハンドピースから取り外し可能な歯ブラシヘッドにおいて、
特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を供給する為の管路(7b)を備え、前記結合装置(10)は、前記ハンドピース側で管路(7a)に前記管路(7b)を結合する為の管路結合部(11)を有する、前記歯ブラシヘッドであって、
前記管路結合部(11)は、制御弁(12)を備え、前記制御現(12)は、前記ブラシヘッド(2)が前記歯ブラシの前記ハンドピース(1)に結合されるとき、前記ハンドピース(1)に備えられた弁アクチュエータ(7a)の係合により開放され、前記ハンドピース側で管路セクション(7a)を前記ブラシヘッド側で管路セクション(7b)と共に結合し、前記ハンドピース(1)から分離する際に前記管路(7b)を閉鎖することを特徴とする、前記歯ブラシヘッド。
【請求項2】
前記制御弁(12)は、中を通って伸びている弁路(15)を備えた弁本体(13)を含み、弾性的に閉鎖する弁通路用開口部(19)を備えた弾性仕切り壁(18)を備えている、請求項1に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項3】
前記制御弁(12)は、弾性弁オープナー(13a、15a)を含み、前記弾性弁オープナー(13a、15a)は、弾性的に変形可能であり、前記ハンドピース側で前記管路(7a)の端部により起動可能になっている、請求項1または2に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項4】
前記弁オープナー(13a、15a)は、前記ハンドピース側で、管路(7a)の結合のための結合セクションを形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項5】
前記弁オープナー(13a、15a)は、前記ハンドピース側で、管路(7a)の挿入により放射方向に弾性的に拡張可能になっているネックを形成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項6】
前記制御弁(12)は、少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)を含み、前記密閉リップ(16)は、前記ハンドピース側で前記弁アクチュエータ(7a)により起動可能になる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項7】
前記少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、前記ネック(15a)の底部を形成する、請求項5または6に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項8】
前記少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、前記密閉リップ(16)が前記弁オープナー(13a、15a)の放射方向の拡張により開くように前記弁オープナー(13a、15a)に連結されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項9】
少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、弾性仕切り壁(18)により形成され、前記仕切り壁(18)は、ほぼ中央に配列され、更に/又は、スロット形状の弁通路用開口部(19)を有することが好ましい、請求項1〜8のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項10】
前記制御弁(12)は、少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)の領域外周で収縮部(20)を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項11】
前記制御弁(12)は、単体構成として形成され、更に/又は、固体の弾性体、好ましくは、柔らかいプラスチック及び/又はゴムから構成されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項12】
前記制御弁(12)は、前記ブラシヘッド側で管路(7b)に、プラグ接続及び/又は差し込まれるように適合された連結セクション(15b)を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項13】
前記連結セクション(15b)は、周囲ビーズシール(22)を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項14】
一組のブリストル(9)を搭載する歯ブラシヘッド(2)に結合する為の結合装置(10)を有する歯ブラシのハンドピースにおいて、
特に歯磨きで付けられるべきペースト状の、ゲル型及び/又は液体の物質を歯ブラシヘッド(2)に供給する為の管路(7a)を備え、前記結合装置(10)は、付けられる前記物質を供給する為に、前記ブラシヘッド側で、管路(7b)に前記管路(7a)を結合する為の管路結合部(11)を有する、前記歯ブラシヘッドであって、
前記管路結合部(11)は、制御弁(12)を備え、前記制御現(12)は、前記ブラシヘッド(2)が前記歯ブラシの前記ハンドピース(1)に結合されるとき、前記ハンドピース(1)に備えられた弁アクチュエータ(7a)の係合により開放され、前記ハンドピース側で管路セクション(7a)を前記ブラシヘッド側で管路セクション(7b)と共に結合し、前記ハンドピース(1)から分離する際に前記管路(7b)を閉鎖することを特徴とする、前記ハンドピース。
【請求項15】
前記制御弁(12)は、中を通って伸びている弁路(15)を備えた弁本体(13)を含み、弾性的に閉鎖する弁通路用開口部(19)を備えた弾性仕切り壁(18)を備えている、請求項1〜14のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項16】
前記制御弁(12)は、弾性弁オープナー(13a、15a)を含み、前記弾性弁オープナー(13a、15a)は、弾性的に変形可能であり、前記ハンドピース側で前記管路(7b)の端部により起動可能になっている、請求項1〜15のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項17】
前記弁オープナー(13a、15a)は、前記ブラシヘッド側で、管路(7b)の結合のための結合セクションを形成する、請求項1〜16のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項18】
前記弁オープナー(13a、15a)は、前記ブラシヘッド側で、管路(7b)の挿入により放射方向に弾性的に拡張可能になっているネックを形成する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項19】
前記制御弁(12)は、少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)を含み、前記密閉リップ(16)は、前記ブラシヘッド側で前記弁アクチュエータ(7b)により起動可能になる、請求項1〜18のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項20】
前記少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、前記ネック(15a)の底部を形成する、請求項1〜19のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項21】
前記少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、前記密閉リップ(16)が前記弁オープナー(13a、15a)の放射方向の拡張により開くように前記弁オープナー(13a、15a)に連結されている、請求項1〜20のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項22】
少なくとも一つの弾性密閉リップ(16)は、弾性仕切り壁(18)により形成され、前記仕切り壁(18)は、ほぼ中央に配列され、更に/又は、スロット形状弁通路用開口部(19)を有することが好ましい、請求項15と組み合わされた請求項1〜21のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項23】
前記制御弁(12)は、少なくとも一つの弾性密閉(16)の領域外周で、横断面の収縮部(20)を有する、請求項1〜22のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項24】
前記制御弁(12)は、単体構成として形成され、更に/又は、固体の弾性体、好ましくは、柔らかいプラスチック及び/又はゴムから構成されている、請求項1〜23のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項25】
前記制御弁(12)は、前記ハンドピース側で管路(7a)に、プラグ接続及び/又は差し込まれるように適合された連結セクション(15b)を有する、請求項1〜24のいずれか一項に記載のハンドピース。
【請求項26】
前記連結セクション(15b)は、周囲ビーズシール(22)を有する、請求項1〜25のいずれか一項に記載の歯ブラシヘッド。
【請求項27】
請求項14〜26のいずれかに従うハンドピースと、請求項1〜13のいずれか一項に従い前記ハンドピースに結合されるように適合された歯ブラシヘッド(2)とを有する電動歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−520534(P2009−520534A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546198(P2008−546198)
【出願日】平成18年12月13日(2006.12.13)
【国際出願番号】PCT/EP2006/011967
【国際公開番号】WO2007/079884
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(596181730)ブラウン ゲーエムベーハー (75)
【Fターム(参考)】