説明

歯科ユニット用入力装置、及び歯科用ユニット

【課題】歯科ユニットに具備されるコンピュータ装置に適用されるものとして適切な構成を備える入力装置、及び該入力装置を備える歯科ユニットを提供する。
【解決手段】歯科用ユニットに具備されたコンピュータ装置の入力装置50であって、箱体51を有し、該箱体には入力キー52、54、55とポインティングデバイス53とが設けられている入力装置とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科ユニットに用いられる入力装置、及び該入力装置を備える歯科ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年におけるデジタル技術の進歩により、歯科治療に用いられる歯科ユニットにもコンピュータ装置が備えられ、利便が図られている。コンピュータ装置を備えるに際しては、キーやマウス等の入力装置、及び、演算結果を表示するモニタ等の表示装置(出力装置)も合わせて当該歯科ユニットに具備される。従来におけるこのような装置を開示したものとして、例えば非特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】「テンキー付マウストレー」、EOM−PLUS、カタログ、株式会社ジーシー、2005年4月25日、p.14
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のようなテンキーとマウスとを有する入力装置の構成では、その操作において、歯科ユニットという限られたスペースを有効に利用することができない等、歯科ユニットに適用される上で、必ずしも適切な構成であるとはいえなかった。
【0005】
そこで、本発明はかかる問題点に鑑み、歯科ユニットに具備されるコンピュータ装置に適用されるものとして適切な構成を備える入力装置、及び該入力装置を備える歯科ユニットを提供することを課題とする。詳しくは、第一に、限られたスペースでも操作性に優れるとともに、外観にも優れた入力装置、及び該入力装置を備える歯科ユニットを提供することを課題とする。第二に、歯科ユニットにおいては、水が多く使用されることを鑑み、防水性に優れた入力装置、及び該入力装置を備える歯科ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
請求項1に記載の発明は、歯科用ユニット(1)に具備されたコンピュータ装置の入力装置(50)であって、箱体(51)を有し、該箱体には入力キー(52、54、55、56)とポインティングデバイス(53)とが設けられている入力装置を提供することにより前記課題を解決する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の入力装置(50)において、入力キーは、テンキー(52)を含み、ポインティングデバイス(53)はテンキーに近接して設けられていることを特徴とする。
【0009】
ここで「近接して」とは、テンキーとポインティングデバイスとが一般成人の手の大きさの範囲に含まれる程度しか離隔していないことを意味する。すなわち、施術者がテンキーとポインティングデバイスとを交互に操作するに際し、手を大きく移動させる必要がない距離である。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の入力装置(50)において、ポインティングデバイス(53)は、防水手段(62、63、65)を具備していることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の入力装置(50)において、ポインティングデバイス(53)は、該ポインティングデバイスを操作するための操作部材(61)を具備し、操作部材は、箱体(51)の内外を通じる孔を貫通し、防水手段は、箱体の内外のうちの外側から操作部材及び孔を覆うように被せられるカバー部材(62)を具備することを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の入力装置(50)において、ポインティングデバイス(53)は、該ポインティングデバイスを操作するための操作部材(61)を具備し、操作部材は、箱体(51)の内外を通じる孔を貫通し、防水手段は、箱体の内外のうちの内側から孔を覆うように被せられる椀状の部材である受け皿(63)を具備することを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の入力装置(50)において、受け皿(63)には、該受け皿の内側から箱体の底部に通じる通路を形成する流通部(64)が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、患者用椅子(10)と、ハンドピース(35、35、…)を保持可能に設けられたドクターユニット(40)と、ドクターユニットに具備される請求項1〜6のいずれか一項に記載の入力装置(50)と、を備える歯科ユニット(1)により前記課題を解決する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、入力キーとポインティングデバイスとがひとつの箱体に配置されるので、操作する際のスペースを小さく抑えることが可能な入力装置、及び歯科ユニットを提供することができる。これは、歯科ユニットに用いられるという特殊な事情に鑑みて構成されたものであり、その効果は顕著である。また、これにより歯科ユニット全体としての外観をシンプルなものとすることが可能となる。歯科ユニットは、その性質上、患者にできるだけ不安を与えないような工夫が求められている。そして、歯科ユニットの外観を優れたものとすることは、患者の不安を取り除く1つの手段となる。
【0016】
また、防水手段を備えることにより、水を多く使うという歯科ユニットに適した入力装置、及び該入力装置を備えた歯科ユニットを提供することが可能となる。すなわち水の侵入自体を防止し、及び/又は侵入しても内側の電子機器に当該水が影響を及ぼさないようにすることにより装置の保護ができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】1つの実施形態に係る入力装置が備えられた歯科用ユニットの側面図である。
【図2】図1に示した歯科用ユニットの背面図である。
【図3】作業台の斜視図である。
【図4】ポインティングデバイスの斜視図である。
【図5】ポインティングデバイスの正面図である。
【図6】図5のVI-VI断面図のうちポインティングデバイスの部分に注目した図である。
【図7】排水の経路及び排水受けを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
【0019】
図1及び図2は、1つの実施形態に係る入力装置50を備える歯科用ユニット1の外観を示している。図1は側面側から見た図、図2は背面側から見た図である。
歯科用ユニット1は、基台30上に設置された患者用椅子10を有し、その上方には、歯科用照明2が設けられている。さらに、患者用椅子10の脇には、スピットン4、アシスタントユニット20、及びドクターユニット40がそれぞれ配置されている。
【0020】
患者用椅子10は、着座部11、背もたれ12、フットレスト14及びフットレスト14の一部としてのステップ15を備えている。また、背もたれ12の上端には、ヘッドレスト13が設けられている。
【0021】
ここで、患者用椅子10の着座部11は、基台30に対して上下方向に移動可能に取り付けられ、背もたれ12、ヘッドレスト13、フットレスト14及びステップ15は、着座部11と一体に昇降可能である。また、患者用椅子10は、傾きを変更することが可能とされており、背もたれ12及びフットレスト14は、着座部11の前後にある所定の点を支点としてそれぞれの傾きを変更することができる。さらに、ステップ15は、フットレスト14に対して傾きを調整することが可能である。このような患者用椅子10の上下動や傾きの変更は、基台30の筐体31内に収められた油圧回路等により可能とされている。
【0022】
歯科用照明2は、治療を行う時に的確に患者の口腔内を照明することができるように、自在継ぎ手等により自由度高く移動回動可能なアーム3を介して設けられている。従って、歯科用照明2の位置、角度を調整することにより施術者は患者の口腔内を適切に観察することができる。
【0023】
スピットン4は、治療中や治療後に患者がうがいをして、口腔内を洗浄する時に使用するものである。従って、スピットン4は、うがい水を供給する不図示のうがい水供給部と、うがいした後の口腔内の水を吐き捨てるための鉢部5とを有している。そして鉢部5に排出された唾液や水は、ウオーターユニット8中の排水トラップを介して排出される。
【0024】
アシスタントが使用する器具が設けられたアシスタントユニット20は、患者用椅子10の一方側に設けられ、前後方向に移動可能とされている。アシスタントユニット20には、助手が使用するバキューム、排唾管、シリンジ等のハンドピース21、21、…と、それらを収納するホルダーが設けられている。これにより、例えば、排唾等が、吸引管22を介してバキュームユニットに吸引される。
【0025】
ドクターユニット40は、図2からわかるように、患者用椅子10を挟んで、アシスタントユニット20に対向するように患者用椅子10の他方側に設けられ、前後方向に移動可能とされている。ドクターユニット40は、支柱41を介して該支柱41の上部に設けられた本体42を備えている。図3に本体42のうちの作業台44の斜視図を示した。
【0026】
本体42は、モニタ43(図1、図2参照)と、作業台44とを具備している。作業台44は、図3からわかるように、作業面45、操作パネル46、把手47、ホルダー48、48、…及び入力装置50を有して構成されている。また、モニタ43に情報を提供する不図示のコンピュータ装置が別途設けられている。
【0027】
モニタ43は、上記コンピュータ装置からの出力として、例えばデジタル画像としてのレントゲン写真や口腔内の観察映像を表示させたり、施術者が必要とする他の情報を表示したりする表示装置である。
作業面45は、作業台44の上面の所定の区画が平滑に形成された部位であり、ここに施術者が必要な物を置いたり、書面記載等をすることができる。
操作パネル46は、例えば患者用椅子10の伏倒、起立の切り替えスイッチや、歯科用照明2の点灯消灯の切り替えを行う操作スイッチ等が配置されている部位である。
把手47はドクターユニット40を移動させるときにここを掴んで操作するための把手である。
ホルダー48、48、…は、施術者が使用するハンドピース35、35、…を収納する部位である。当該ハンドピース35、35、…を差し込むようにして、ホルダー48、48、…の内側に適切にこれを保持することができる。ハンドピース35、35、…としては、例えば、エアタービン、マイクロエンジ、スケーラ、シリンジ等を挙げることができる。ほとんど全てのハンドピース35、35、…は、チューブ類36、36、…を介して、電気回路、水回路、エア回路等と連結されている。
【0028】
また、本体42には入力装置50が備えられている。図4に入力装置50の斜視図、図5に同正面図を示した。入力装置50は、コンピュータ装置への指示を入力する装置である。従って、施術者は入力装置50を操作することにより、モニタ43を見ながらコンピュータ装置に適切な指示を与えることができる。
【0029】
入力装置50は、箱体51を有しており、該箱体51の面にテンキー52、ポインティングデバイス53、ポインタ決定キー54、55、切り替えキー56、及びハンドレスト57を備えている。また箱体51の箱体である内側には、上記各部、キーにより入力された情報をコンピュータへ出力するため等の各種電子回路が備えられている。
【0030】
テンキー52は、数字の入力に用いるキーである。当該テンキー52は通常のテンキーをここに適用することが可能である。ただし防水、防塵、及び清掃の観点から、当該テンキー52はタッチパネル方式によるものが好ましい。これにより凹凸がほとんどないので、高い清掃性、衛生性を維持することができる。
【0031】
ポインティングデバイス53は、モニタ43上に現れるポインタカーソルを移動させるための装置である。すなわち、従来においていわゆるマウス装置の移動により行われていたポインタカーソルの移動を当該ポインティングデバイスにより行うことができる。ポインティングデバイス53は、該ポインティングデバイス53の上に載せられた使用者の指のわずかな移動を検知してポインタカーソルを移動させる型のポインティングデバイスである。従って、ポインティングデバイス53自体が大きく移動することなく、ポインタカーソルを移動させることができる。すなわち、従来のようにマウス装置を大きく移動させるスペースを必要とせず、ドクターユニット40の限られたスペースを有効に利用することが可能となる。
【0032】
また、本実施形態のポインティングデバイス53は、さらに以下の構成を備える。図6には図5のVI-VIの線で示した断面図のうち、ポインティングデバイス53が備えられた部分に注目した図を示した。また、図7には排水受け65に注目した図を表した。
図6、図7からわかるように、ポインティングデバイス53は、操作部材61、カバー部材62、受け皿63、及び排水受け65を備えている。
【0033】
操作部材61は、その一端が基板70上のセンサ71に接触するとともに、その他端側は箱体51の内外に通じる孔を貫通する部材である。当該他端側が操作され、一端側に伝わり、これがさらにセンサ71に伝わることにより、ポインタカーソルを移動させることができる。
【0034】
カバー部材62は、一端が閉じた筒状の部材で、操作部材61の他端側を筒状の内側に包含して被せるように該操作部材61を外側から覆うものである。従って操作者が実際に触れるのは当該カバー部材62である。カバー部材62には、その外周のうち箱体51より外側に配置される部分に、防水片62aが張り出すように設けられている。防水片62aは断面が略L字状とされており、その1つの端面が箱体51の面に接触するとともに箱体51の孔を外側から覆うように具備される。これにより内側に水等が侵入することを防止することが可能となる。
【0035】
ここで、図6からわかるように、箱体51のうち、操作部材61、カバー部材62が貫通する孔の縁が外側に向けて突出するように突起51aを備えている。これによっても水等の侵入を防止することができる。このときカバー部材62の防水片62aと当該突起51aが互いに鉤状に対応する形状とされることにより、その防水の効果はさらに高いものとなる。
【0036】
受け皿63は、底部が閉鎖された筒状(椀状)の部材で、筒状である内側に操作部材61及びカバー62の一部を内包して箱体51の内側に配置される。開放された側の端部は、箱体51の内壁に接触し、該箱体51の孔を内側から覆うように設けられている。また、受け皿63の底部は操作部材61の一端側(センサ71側)が貫通している。受け皿63により、箱体51の内側に水等が侵入してきた場合であっても、当該受け皿63が水を留めるため、基板70の水濡れを防止することができる。
【0037】
また、受け皿63の一部からは、基板70に設けた孔を貫通して箱体51の底部に通じる流通部64が設けられている。流通部64は、基板70に設けた孔を貫通した中空状の部位であり、受け皿63の内側から箱体51の底部に通じた流通路を形成している。これにより、受け皿63に侵入した水が多くなっても基板70上に水が達することを防止しつつ、これを避けて箱体51の底部に水を導くことが可能となる。
【0038】
排水受け65は、図7に示したように、板状の部材であり、箱体51の底部でハンドレスト57側に設けられている。箱体51の底部は排水受け65側が低くなるように若干傾斜して設けられている。これにより図7に矢印Aで示したように、上記流通部64を通じて箱体51の底部に達した水は、排水受け65に流れることができる。そして排水受け65に達した水は自然に蒸発する。このように、流通部64及び排水受け65を設けることにより、侵入した水の量がある程度多くなった場合であっても、侵入した水を適切に導くことができ、基板70や他の電子部品を当該水から保護することが可能となる。
【0039】
排水受け65の形状は、ここに排水を受け、これが蒸発するまで、他の電子機器に当該水が及ばないように保持することができれば特に限定されるものではない。これには例えば板状や板状の端部が起立されるように折り曲げられた浅いパッド状のような形状を挙げることができる。
【0040】
本実施形態では、上記流通部64、及び排水受け65により、ある程度多くの水が浸入した場合であっても水が適切に電子部品や基板を避けるように構成した。これに対して、上記受け皿63から直接排水受け65通じる排水通路を設け、水を排水受け65に導くものであってもよい。
【0041】
ここで、上記テンキー52とポインティングデバイス53とは近接して設けられることが好ましい。「近接して」とは、テンキーとポインティングデバイスとが一般成人の手の範囲に含まれる程度しか離隔していないことを意味する。すなわち、施術者がテンキーとポインティングデバイスとを交互に操作するに際し、手を大きく移動させる必要がない距離である。これによれば、施術者はハンドピース35等を使用した後にすぐにテンキー入力やポインティングデバイス操作をする場合にも、容易に行うことができる。従って、施術の効率を向上させることも可能となる。
【0042】
図4、図5に戻り、引き続き入力装置50について説明を続ける。
ポインタ決定キー54、55は、ポインティングデバイス53により所定の位置に移動したポインタカーソルにより決定する等の操作をするキーである。ポインタ決定キーは通常の入力キーを適用することが可能であるが、防水、防塵、及び清掃の観点から、タッチパネル方式によるものが好ましい。これにより凹凸がほとんどないので、高い清掃性、衛生性を維持することができる。
【0043】
切り替えキー56は、テンキー52、ポインティングデバイス53、及びテンキー52が操作されるべきでないときに、誤って操作されてしまうことを防止するための切り替えキーである。すなわち、各操作の有効と無効の切り替えをするためのキーである。切り替えキーも、通常の入力キーを適用することが可能であるが、防水、防塵、及び清掃の観点から、タッチパネル方式によるものが好ましい。これにより上記と同様凹凸がほとんどないので、高い清掃性、衛生性を維持することができる。
【0044】
ハンドレスト57は、箱体51の上面から突出した部位で、操作者がここに手のひらの一部を乗せて当該入力装置の各キーを楽に操作できるように設けられたものである。
【0045】
以上のような入力装置50によれば、キー入力の機能とマウス装置の機能が一体化されるとともに、ポインタカーソルの移動のためのスペースを必要としない。これにより、歯科ユニットうちのドクターユニットという限られたスペースを有効に利用することが可能となる。また、ドクターユニットの外観もシンプルなものとすることができる。歯科ユニットは、その性質上、患者にできるだけ不安を与えないような工夫が求められている。そして、歯科ユニットの外観を優れたものとすることは、患者の不安を取り除く1つの手段となる。かかる意味からも、入力装置50、及び該入力装置50を備えた歯科ユニット1は、顕著な効果を奏するものとなる。
【0046】
さらに、上記したようにポインティングデバイス53に防水手段を備えることにより、水を多く使うという歯科ユニットに適した入力装置、及び該入力装置を備えた歯科ユニットを提供することが可能となる。
【0047】
以上、現時点においてもっとも実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う入力装置及び該入力装置を備える歯科ユニットもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【符号の説明】
【0048】
1 歯科用ユニット
2 歯科用照明
3 アーム
4 スピットン
5 鉢部
8 ウオーターユニット
10 患者用椅子
11 着座部
12 背もたれ
13 ヘッドレスト
14 フットレスト
15 ステップ
20 アシスタントユニット
21 ハンドピース
22 吸引管
30 基台
31 筐体
32 フットスイッチ
35 ハンドピース
36 チューブ類
40 ドクターユニット
42 本体
43 モニタ
44 作業台
50 入力装置
51 箱体
52 テンキー
53 ポインティングデバイス
54、55 ポインタ決定キー
55 切り替えキー
61 操作部材
62 カバー部材
63 受け皿
64 流通部
65 排水受け

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用ユニットに具備されたコンピュータ装置の入力装置であって、
箱体を有し、該箱体には入力キーとポインティングデバイスとが設けられている入力装置。
【請求項2】
前記入力キーは、テンキーを含み、前記ポインティングデバイスは前記テンキーに近接して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記ポインティングデバイスは、防水手段を具備していることを特徴とする請求項1又は2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記ポインティングデバイスは、該ポインティングデバイスを操作するための操作部材を具備し、前記操作部材は、前記箱体の内外を通じる孔を貫通し、
前記防水手段は、前記箱体の内外のうちの外側から前記操作部材及び前記孔を覆うように被せられるカバー部材を具備する請求項3に記載の入力装置。
【請求項5】
前記ポインティングデバイスは、該ポインティングデバイスを操作するための操作部材を具備し、前記操作部材は、前記箱体の内外を通じる孔を貫通し、
前記防水手段は、前記箱体の内外のうちの内側から前記孔を覆うように被せられる椀状の部材である受け皿を具備する請求項3又は4に記載の入力装置。
【請求項6】
前記受け皿には、該受け皿の内側から前記箱体の底部に通じる通路を形成する流通部が設けられている請求項5に記載の入力装置。
【請求項7】
患者用椅子と、ハンドピースを保持可能に設けられたドクターユニットと、前記ドクターユニットに具備される請求項1〜6のいずれか一項に記載の入力装置と、を備える歯科ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−207444(P2010−207444A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−57734(P2009−57734)
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【出願人】(000181217)株式会社ジーシー (279)
【Fターム(参考)】