歯茎マッサージ装置
【課題】歯茎マッサージ効果を手軽に且つ効率良く得ることのできる歯茎マッサージ装置を提供する。
【解決手段】所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸5を有する本体部6と、先端側に備えたブラシ基台2に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛1を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシ4とを備え、本体部6の駆動軸5に歯茎マッサージ用ブラシ4を装着して成る歯茎マッサージ装置15において、軸方向に高速振動される駆動軸5の変位量を不連続的に変化させる。
【解決手段】所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸5を有する本体部6と、先端側に備えたブラシ基台2に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛1を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシ4とを備え、本体部6の駆動軸5に歯茎マッサージ用ブラシ4を装着して成る歯茎マッサージ装置15において、軸方向に高速振動される駆動軸5の変位量を不連続的に変化させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯茎マッサージ用ブラシを装着して使用する歯茎マッサージ装置に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、歯茎マッサージ効果を得ることを目的として、歯茎にブラシ毛を当てた状態で手動により往復動させて使用する歯茎マッサージ用ブラシは広く一般に知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した歯茎マッサージ効果を充分に得る為には、歯を磨く場合と比較して長時間往復動させて歯茎に継続的な刺激を与える必要があり、従来のように手動でこの往復動を行うものでは、使用者にとって手軽に効率的な歯茎マッサージを行うことが困難であった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、歯茎マッサージ効果を手軽に且つ効率良く得ることのできる歯茎マッサージ装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明を、所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸を有する本体部と、先端側に備えたブラシ基台に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシとを備え、本体部の駆動軸に歯茎マッサージ用ブラシを装着して成る歯茎マッサージ装置であって、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が、不連続的に変化するものであることを特徴としたものとする。このようにすることで、使用者が本体部を把持してブラシ毛を歯茎に当てた状態でスイッチ操作等を行えば、軸もろとも高速駆動される歯茎マッサージ用ブラシのブラシ毛を使用者の歯茎に当てておくだけで、歯茎に継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができる。加えて、ブラシ毛は低弾性率の材料で形成しているので、歯茎マッサージの際の刺激は歯茎を傷つけることのない適度なものとなる。そして、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が不連続的に変化することで、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。
【0006】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動軸の変位量を周期的に変化させることも好ましく、このようにすることで、使用者がスイッチ操作等を行わなくとも歯茎への刺激の慣れを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。
【0007】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛における径と高さの比を3.0〜5.5とすることも好ましく、このようにすることで、高速駆動においてもブラシ毛が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止することができる。
【0008】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の径をブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の径よりも大きくすることも好ましく、このようにすることで、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛により支持してブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができる。
【0009】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の高さをブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の高さよりも低くすることも好ましく、このようにすることで端部側のブラシ毛の剛性を高め、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても撓みの抑制される端部側のブラシ毛の支持によりブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができる。
【0010】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛の高さを不均一とすることも好ましく、このようにすることで、ブラシ毛を歯茎の細かい凹凸にフィットさせ易くすることができる。
【0011】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台を低弾性率の材料で形成することも好ましく、このようにすることで、使用中にブラシ基台が使用者の歯等に当った場合にも痛みを感じ難くすることができる。
【0012】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台の先端側の厚みを根元側の厚みよりも薄くすることも好ましく、このようにすることで、奥歯の方まで容易に挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易になる。
【0013】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台の先端部を屈曲自在に形成することも好ましく、このようにすることで、ブラシ毛を立設するブラシ基台の先端部が歯茎の曲面形状に対応して自在に屈曲することとなり、使用者に良好なフィット感を与えることができる。
【0014】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛を形成する材料をシリコンゴムとすることも好ましく、このようにすることで、より適度な刺激で傷つけることなく歯茎マッサージを行うことができる。
【発明の効果】
【0015】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、使用者が本体部を把持してブラシ毛を歯茎に当てた状態でスイッチ操作等を行えば、軸もろとも高速駆動される歯茎マッサージ用ブラシのブラシ毛を使用者の歯茎に当てておくだけで、歯茎に継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができると共に、ブラシ毛は低弾性率の材料で形成していることから、歯茎マッサージの際の刺激は歯茎が傷つくことのない適度なものになる。そして、駆動軸の変位量が不連続的に変化することで、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができるという効果がある。
【0016】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加えて、使用者がスイッチ操作等を行わなくとも歯茎への刺激の慣れを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができるという効果がある。
【0017】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、高速駆動においてもブラシ毛が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止することができるという効果がある。
【0018】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1〜3のいずれか記載の発明の効果に加えて、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛により支持してブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができるので、全てのブラシ毛の径を大きく形成せずとも高速駆動中の倒れを防止することができるという効果がある。
【0019】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1〜4のいずれか記載の発明の効果に加えて、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛の支持によりブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができるので、全てのブラシ毛の高さを低く形成せずとも高速駆動中の倒れを防止することができるという効果がある。
【0020】
また、請求項6記載の発明にあっては、請求項1〜5のいずれか記載の発明の効果に加えて、ブラシ毛を歯茎の細かい凹凸にフィットさせ易くすることができるという効果がある。
【0021】
また、請求項7記載の発明にあっては、請求項1〜6のいずれか記載の発明の効果に加えて、使用中にブラシ基台が使用者の歯等に当った場合にも痛みを感じ難くすることができるという効果がある。
【0022】
また、請求項8記載の発明にあっては、請求項1〜7のいずれか記載の発明の効果に加えて、歯茎マッサージ用ブラシを奥歯の方まで挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易になるという効果がある。
【0023】
また、請求項9記載の発明にあっては、請求項1〜8のいずれか記載の発明の効果に加えて、ブラシ毛を立設するブラシ基台の先端部が歯茎の曲面形状に対応して自在に屈曲することから、使用者に良好なフィット感を与えることができるという効果がある。
【0024】
また、請求項10記載の発明にあっては、請求項1〜9のいずれか記載の発明の効果に加えて、より適度な刺激で傷つけることなく歯茎マッサージを行うことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施の形態における第一の例の歯茎マッサージ装置15を示している。この歯茎マッサージ装置15は、ブラシアタッチメントである歯茎マッサージ用ブラシ4を、リニアオシレータ10を動力源とした本体部6に着脱自在に装着して使用するものであり、上記本体部6の外形を構成する細長いハウジング11の内側上部にはリニアオシレータ10を収納し、内側下部には電源としての電池(1次電池若しくは2次電池)12とリニアオシレータ10の駆動制御回路を実装した回路基板13とを収納している。また、ハウジング11の上端部にはスイッチ14を配置している。そして、リニアオシレータ10に備えられる軸方向に振動自在な駆動軸5の一端をハウジング11の上端より突出させて、歯茎マッサージ用ブラシ4を上記駆動軸5に装着できるようしている。
【0026】
歯茎マッサージ用ブラシ4は、ブラシ毛1を複数立設したブラシ基台2をブラシ柄3の先端に装着して構成されるものであり、ブラシ毛1及びブラシ基台2は共に低弾性率の材料として例えばシリコンゴムにより形成されている。ブラシ基台2のブラシ柄3への装着方法としては、例えば図2(a)、(b)に示すように、ブラシ柄3の先端部に中芯7を突設すると共にブラシ基台2には根元側に向けて開口する凹部を設け、上記中芯7と凹部との嵌合によりブラシ基台2をブラシ柄3に装着するものであっても良いし、図3(a)、(b)に示すように、ブラシ柄3に正面方向に開口した凹部を設けると共に該凹部にブラシ基台2を嵌め込んで装着するものであっても良い。また、軸方向におけるブラシ基台2の長さは15〜25mm、幅は6〜10mm、ブラシ毛1の長さは5〜8mm、径は1.2〜2.0mmとする。
【0027】
上記した歯茎マッサージ装置15において、本体部6に備えたスイッチ14を操作すれば、リニアオシレータ10の駆動軸5及び該駆動軸5に装着される歯茎マッサージ用ブラシ4は変位量0.5〜1.0mm、振動数250〜260Hzにて軸方向に高速駆動され、この駆動される歯茎マッサージ用ブラシ4のブラシ毛1を使用者の歯茎に当てることで継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができる。また、既述したようにブラシ毛1はシリコンゴム等の低弾性率の材料で形成しているので、適度な刺激で歯茎を傷つけることもない。
【0028】
また、駆動軸5つまり歯茎マッサージ用ブラシ4の変位量はスイッチ操作等により可変としても良く、この場合には歯茎への刺激量が変更自在となることから、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止してマッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。更に、図4(a)〜(d)に示すように変位量を周期的に変化させるようにしても良く、これによれば歯茎への刺激量が自動的に変更されることから、使用者がスイッチ操作等を行うことなく、歯茎への刺激の慣れを防止してマッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。図4(a)、(b)は変位量を連続的に変化させた場合、図4(c)、(d)は変位量を不連続的に変化させた場合であり、更に、図4(a)、(c)は変位量がゼロになることのない場合であり、図4(b)、(d)は周期上に変位量がゼロとなる箇所を備えた場合である。
【0029】
図5(a)、(b)には、本発明の実施の形態における第二の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。上記歯茎マッサージ用ブラシ4は第一の例と同様に本体部6の駆動軸5に装着して使用するものであり第一の例とは略同一の構成を備えているので、共通の構成については説明を省略して、特徴的な構成についてのみ説明する。また、以下に示す第二〜第七の例についても同様に共通の構成については説明を省略する。第二の例においては、図5(b)に示すようにブラシ毛1の長さをh、径をdとした場合に、h/d=3.0〜5.5となるように、例えば表1に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0030】
【表1】
【0031】
これによりブラシ毛1の剛性を高く保持し、高速駆動においてもブラシ毛1が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止している。
【0032】
図6には、本発明の実施の形態における第三の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第三の例においては、駆動方向Aに対してブラシ基台2の端部側領域8内にあるブラシ毛1の径をdとし、ブラシ基台2の中央部側領域9内にあるブラシ毛1の径をd´とした場合に、d>d´となるように例えば表2に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0033】
【表2】
【0034】
これにより、高速駆動によって中央部側領域9内のブラシ毛1が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側領域8内のブラシ毛1により支持されてブラシ毛1全体が大きく倒れることが防止されている。
【0035】
図7には、本発明の実施の形態における第四の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第四の例においては、駆動方向Aに対してブラシ基台2の端部側領域8内にあるブラシ毛1の高さをh、ブラシ基台2の中央部側領域9内にあるブラシ毛1の高さをh´とした場合に、h<h´となるように例えば表3に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0036】
【表3】
【0037】
これにより端部側領域8内のブラシ毛1の剛性を高め、高速駆動によって中央部側領域9内のブラシ毛1が大きく撓む場合であっても撓みの抑制される端部側領域8内のブラシ毛1の支持によりブラシ毛1全体が大きく倒れることを防止している。
【0038】
図8(a)、(b)には、本発明の実施の形態における第五の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第五の例においては、格子状に配列したブラシ毛1の高さを不均一としており、長いブラシ毛1の列と短いブラシ毛1の列とが駆動方向Aに対して交互に配設されている。また、図9(a)〜(c)に示すように長いブラシ毛1と短いブラシ毛1とを駆動方向Aに対して交互に立設させると共に全体として千鳥配列したものであっても良く、このように複数本のグループごと若しくは一本ごとにブラシ毛1の高さを変えることで、歯茎の細かい凹凸にブラシ毛1をフィットさせ易くなる。
【0039】
図10には、本発明の実施の形態における第六の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第六の例においては、ブラシ基台2の先端側の厚みをL、根元側の厚みをL´とした場合に、L<L´となるように形成しており、Lとしては2〜3mm程度、L′としては5〜6mm程度が適当である。このようにして歯茎マッサージ用ブラシ4の先端側を薄くしているので、奥歯の方まで挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易となっている。
【0040】
図11には、本発明の実施の形態における第七の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第七の例においては、第一の例にて示したようにブラシ柄3に突設した中芯7とブラシ基台2に設けた凹部との嵌合によりブラシ基台2をブラシ柄3に装着すると共に、ブラシ基台2をシリコンゴム等の低弾性率の材料により先端側ほど薄くなるよう形成しており、ブラシ柄3に装着された状態のブラシ基台2の先端部が、内部に中芯7が存在せず屈曲自在な領域Bとなっている。これにより、図12に示すようにブラシ毛1を立設するブラシ基台2の先端部は歯茎の曲面16の形状に応じて自在に屈曲し、使用者に良好なフィット感を与えるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態における第一の例の歯茎マッサージ装置を示す部分断面図である。
【図2】同上の中芯に嵌め込んでブラシ基台を装着するタイプの歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は部分断面図、(b)は側面図である。
【図3】同上の凹部にはめ込んでブラシ基台を装着するタイプの歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】同上の歯茎マッサージ装置の駆動軸における変位量の周期的変動を示すグラフ図であり、(a)は連続的であり変位量ゼロとならない場合、(b)は連続的であり変位量がゼロとなる場合、(c)は不連続的であり変位量がゼロとならない場合、(d)は不連続的であり変位量がゼロとなる場合を示している。
【図5】本発明の実施の形態における第二の例の歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明の実施の形態における第三の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態における第四の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態における第五の例の歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図9】同上の歯茎マッサージ用ブラシであってブラシ毛を千鳥配列したものを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図10】本発明の実施の形態における第六の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態における第七の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す部分断面図である。
【図12】同上の歯茎マッサージ用ブラシの歯茎への接触状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ブラシ毛
2 ブラシ基台
4 歯茎マッサージ用ブラシ
5 駆動軸
6 本体部
15 歯茎マッサージ装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯茎マッサージ用ブラシを装着して使用する歯茎マッサージ装置に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、歯茎マッサージ効果を得ることを目的として、歯茎にブラシ毛を当てた状態で手動により往復動させて使用する歯茎マッサージ用ブラシは広く一般に知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した歯茎マッサージ効果を充分に得る為には、歯を磨く場合と比較して長時間往復動させて歯茎に継続的な刺激を与える必要があり、従来のように手動でこの往復動を行うものでは、使用者にとって手軽に効率的な歯茎マッサージを行うことが困難であった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、歯茎マッサージ効果を手軽に且つ効率良く得ることのできる歯茎マッサージ装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明を、所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸を有する本体部と、先端側に備えたブラシ基台に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシとを備え、本体部の駆動軸に歯茎マッサージ用ブラシを装着して成る歯茎マッサージ装置であって、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が、不連続的に変化するものであることを特徴としたものとする。このようにすることで、使用者が本体部を把持してブラシ毛を歯茎に当てた状態でスイッチ操作等を行えば、軸もろとも高速駆動される歯茎マッサージ用ブラシのブラシ毛を使用者の歯茎に当てておくだけで、歯茎に継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができる。加えて、ブラシ毛は低弾性率の材料で形成しているので、歯茎マッサージの際の刺激は歯茎を傷つけることのない適度なものとなる。そして、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が不連続的に変化することで、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。
【0006】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動軸の変位量を周期的に変化させることも好ましく、このようにすることで、使用者がスイッチ操作等を行わなくとも歯茎への刺激の慣れを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。
【0007】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛における径と高さの比を3.0〜5.5とすることも好ましく、このようにすることで、高速駆動においてもブラシ毛が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止することができる。
【0008】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の径をブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の径よりも大きくすることも好ましく、このようにすることで、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛により支持してブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができる。
【0009】
また、上記歯茎マッサージ装置において、駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の高さをブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の高さよりも低くすることも好ましく、このようにすることで端部側のブラシ毛の剛性を高め、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても撓みの抑制される端部側のブラシ毛の支持によりブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができる。
【0010】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛の高さを不均一とすることも好ましく、このようにすることで、ブラシ毛を歯茎の細かい凹凸にフィットさせ易くすることができる。
【0011】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台を低弾性率の材料で形成することも好ましく、このようにすることで、使用中にブラシ基台が使用者の歯等に当った場合にも痛みを感じ難くすることができる。
【0012】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台の先端側の厚みを根元側の厚みよりも薄くすることも好ましく、このようにすることで、奥歯の方まで容易に挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易になる。
【0013】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ基台の先端部を屈曲自在に形成することも好ましく、このようにすることで、ブラシ毛を立設するブラシ基台の先端部が歯茎の曲面形状に対応して自在に屈曲することとなり、使用者に良好なフィット感を与えることができる。
【0014】
また、上記歯茎マッサージ装置において、ブラシ毛を形成する材料をシリコンゴムとすることも好ましく、このようにすることで、より適度な刺激で傷つけることなく歯茎マッサージを行うことができる。
【発明の効果】
【0015】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、使用者が本体部を把持してブラシ毛を歯茎に当てた状態でスイッチ操作等を行えば、軸もろとも高速駆動される歯茎マッサージ用ブラシのブラシ毛を使用者の歯茎に当てておくだけで、歯茎に継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができると共に、ブラシ毛は低弾性率の材料で形成していることから、歯茎マッサージの際の刺激は歯茎が傷つくことのない適度なものになる。そして、駆動軸の変位量が不連続的に変化することで、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができるという効果がある。
【0016】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加えて、使用者がスイッチ操作等を行わなくとも歯茎への刺激の慣れを防止して歯茎マッサージ効果を保持したり高めたりすることができるという効果がある。
【0017】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、高速駆動においてもブラシ毛が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止することができるという効果がある。
【0018】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1〜3のいずれか記載の発明の効果に加えて、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛により支持してブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができるので、全てのブラシ毛の径を大きく形成せずとも高速駆動中の倒れを防止することができるという効果がある。
【0019】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1〜4のいずれか記載の発明の効果に加えて、高速駆動によって中央部側のブラシ毛が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側のブラシ毛の支持によりブラシ毛全体が大きく倒れることを防止することができるので、全てのブラシ毛の高さを低く形成せずとも高速駆動中の倒れを防止することができるという効果がある。
【0020】
また、請求項6記載の発明にあっては、請求項1〜5のいずれか記載の発明の効果に加えて、ブラシ毛を歯茎の細かい凹凸にフィットさせ易くすることができるという効果がある。
【0021】
また、請求項7記載の発明にあっては、請求項1〜6のいずれか記載の発明の効果に加えて、使用中にブラシ基台が使用者の歯等に当った場合にも痛みを感じ難くすることができるという効果がある。
【0022】
また、請求項8記載の発明にあっては、請求項1〜7のいずれか記載の発明の効果に加えて、歯茎マッサージ用ブラシを奥歯の方まで挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易になるという効果がある。
【0023】
また、請求項9記載の発明にあっては、請求項1〜8のいずれか記載の発明の効果に加えて、ブラシ毛を立設するブラシ基台の先端部が歯茎の曲面形状に対応して自在に屈曲することから、使用者に良好なフィット感を与えることができるという効果がある。
【0024】
また、請求項10記載の発明にあっては、請求項1〜9のいずれか記載の発明の効果に加えて、より適度な刺激で傷つけることなく歯茎マッサージを行うことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施の形態における第一の例の歯茎マッサージ装置15を示している。この歯茎マッサージ装置15は、ブラシアタッチメントである歯茎マッサージ用ブラシ4を、リニアオシレータ10を動力源とした本体部6に着脱自在に装着して使用するものであり、上記本体部6の外形を構成する細長いハウジング11の内側上部にはリニアオシレータ10を収納し、内側下部には電源としての電池(1次電池若しくは2次電池)12とリニアオシレータ10の駆動制御回路を実装した回路基板13とを収納している。また、ハウジング11の上端部にはスイッチ14を配置している。そして、リニアオシレータ10に備えられる軸方向に振動自在な駆動軸5の一端をハウジング11の上端より突出させて、歯茎マッサージ用ブラシ4を上記駆動軸5に装着できるようしている。
【0026】
歯茎マッサージ用ブラシ4は、ブラシ毛1を複数立設したブラシ基台2をブラシ柄3の先端に装着して構成されるものであり、ブラシ毛1及びブラシ基台2は共に低弾性率の材料として例えばシリコンゴムにより形成されている。ブラシ基台2のブラシ柄3への装着方法としては、例えば図2(a)、(b)に示すように、ブラシ柄3の先端部に中芯7を突設すると共にブラシ基台2には根元側に向けて開口する凹部を設け、上記中芯7と凹部との嵌合によりブラシ基台2をブラシ柄3に装着するものであっても良いし、図3(a)、(b)に示すように、ブラシ柄3に正面方向に開口した凹部を設けると共に該凹部にブラシ基台2を嵌め込んで装着するものであっても良い。また、軸方向におけるブラシ基台2の長さは15〜25mm、幅は6〜10mm、ブラシ毛1の長さは5〜8mm、径は1.2〜2.0mmとする。
【0027】
上記した歯茎マッサージ装置15において、本体部6に備えたスイッチ14を操作すれば、リニアオシレータ10の駆動軸5及び該駆動軸5に装着される歯茎マッサージ用ブラシ4は変位量0.5〜1.0mm、振動数250〜260Hzにて軸方向に高速駆動され、この駆動される歯茎マッサージ用ブラシ4のブラシ毛1を使用者の歯茎に当てることで継続的な刺激を与えて手軽且つ効率的な歯茎マッサージを行うことができる。また、既述したようにブラシ毛1はシリコンゴム等の低弾性率の材料で形成しているので、適度な刺激で歯茎を傷つけることもない。
【0028】
また、駆動軸5つまり歯茎マッサージ用ブラシ4の変位量はスイッチ操作等により可変としても良く、この場合には歯茎への刺激量が変更自在となることから、使用者が歯茎への刺激に慣れてしまうことを防止してマッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。更に、図4(a)〜(d)に示すように変位量を周期的に変化させるようにしても良く、これによれば歯茎への刺激量が自動的に変更されることから、使用者がスイッチ操作等を行うことなく、歯茎への刺激の慣れを防止してマッサージ効果を保持したり高めたりすることができる。図4(a)、(b)は変位量を連続的に変化させた場合、図4(c)、(d)は変位量を不連続的に変化させた場合であり、更に、図4(a)、(c)は変位量がゼロになることのない場合であり、図4(b)、(d)は周期上に変位量がゼロとなる箇所を備えた場合である。
【0029】
図5(a)、(b)には、本発明の実施の形態における第二の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。上記歯茎マッサージ用ブラシ4は第一の例と同様に本体部6の駆動軸5に装着して使用するものであり第一の例とは略同一の構成を備えているので、共通の構成については説明を省略して、特徴的な構成についてのみ説明する。また、以下に示す第二〜第七の例についても同様に共通の構成については説明を省略する。第二の例においては、図5(b)に示すようにブラシ毛1の長さをh、径をdとした場合に、h/d=3.0〜5.5となるように、例えば表1に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0030】
【表1】
【0031】
これによりブラシ毛1の剛性を高く保持し、高速駆動においてもブラシ毛1が慣性力により大きく撓んで変位量が変動してしまうことを防止している。
【0032】
図6には、本発明の実施の形態における第三の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第三の例においては、駆動方向Aに対してブラシ基台2の端部側領域8内にあるブラシ毛1の径をdとし、ブラシ基台2の中央部側領域9内にあるブラシ毛1の径をd´とした場合に、d>d´となるように例えば表2に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0033】
【表2】
【0034】
これにより、高速駆動によって中央部側領域9内のブラシ毛1が大きく撓む場合であっても剛性が高く撓みの抑制される端部側領域8内のブラシ毛1により支持されてブラシ毛1全体が大きく倒れることが防止されている。
【0035】
図7には、本発明の実施の形態における第四の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第四の例においては、駆動方向Aに対してブラシ基台2の端部側領域8内にあるブラシ毛1の高さをh、ブラシ基台2の中央部側領域9内にあるブラシ毛1の高さをh´とした場合に、h<h´となるように例えば表3に示すような寸法でブラシ毛1を形成している。
【0036】
【表3】
【0037】
これにより端部側領域8内のブラシ毛1の剛性を高め、高速駆動によって中央部側領域9内のブラシ毛1が大きく撓む場合であっても撓みの抑制される端部側領域8内のブラシ毛1の支持によりブラシ毛1全体が大きく倒れることを防止している。
【0038】
図8(a)、(b)には、本発明の実施の形態における第五の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第五の例においては、格子状に配列したブラシ毛1の高さを不均一としており、長いブラシ毛1の列と短いブラシ毛1の列とが駆動方向Aに対して交互に配設されている。また、図9(a)〜(c)に示すように長いブラシ毛1と短いブラシ毛1とを駆動方向Aに対して交互に立設させると共に全体として千鳥配列したものであっても良く、このように複数本のグループごと若しくは一本ごとにブラシ毛1の高さを変えることで、歯茎の細かい凹凸にブラシ毛1をフィットさせ易くなる。
【0039】
図10には、本発明の実施の形態における第六の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第六の例においては、ブラシ基台2の先端側の厚みをL、根元側の厚みをL´とした場合に、L<L´となるように形成しており、Lとしては2〜3mm程度、L′としては5〜6mm程度が適当である。このようにして歯茎マッサージ用ブラシ4の先端側を薄くしているので、奥歯の方まで挿し込んで歯茎マッサージを行うことが容易となっている。
【0040】
図11には、本発明の実施の形態における第七の例の歯茎マッサージ用ブラシ4を示している。第七の例においては、第一の例にて示したようにブラシ柄3に突設した中芯7とブラシ基台2に設けた凹部との嵌合によりブラシ基台2をブラシ柄3に装着すると共に、ブラシ基台2をシリコンゴム等の低弾性率の材料により先端側ほど薄くなるよう形成しており、ブラシ柄3に装着された状態のブラシ基台2の先端部が、内部に中芯7が存在せず屈曲自在な領域Bとなっている。これにより、図12に示すようにブラシ毛1を立設するブラシ基台2の先端部は歯茎の曲面16の形状に応じて自在に屈曲し、使用者に良好なフィット感を与えるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態における第一の例の歯茎マッサージ装置を示す部分断面図である。
【図2】同上の中芯に嵌め込んでブラシ基台を装着するタイプの歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は部分断面図、(b)は側面図である。
【図3】同上の凹部にはめ込んでブラシ基台を装着するタイプの歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】同上の歯茎マッサージ装置の駆動軸における変位量の周期的変動を示すグラフ図であり、(a)は連続的であり変位量ゼロとならない場合、(b)は連続的であり変位量がゼロとなる場合、(c)は不連続的であり変位量がゼロとならない場合、(d)は不連続的であり変位量がゼロとなる場合を示している。
【図5】本発明の実施の形態における第二の例の歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明の実施の形態における第三の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態における第四の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態における第五の例の歯茎マッサージ用ブラシを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図9】同上の歯茎マッサージ用ブラシであってブラシ毛を千鳥配列したものを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図10】本発明の実施の形態における第六の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態における第七の例の歯茎マッサージ用ブラシを示す部分断面図である。
【図12】同上の歯茎マッサージ用ブラシの歯茎への接触状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ブラシ毛
2 ブラシ基台
4 歯茎マッサージ用ブラシ
5 駆動軸
6 本体部
15 歯茎マッサージ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸を有する本体部と、先端側に備えたブラシ基台に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシとを備え、本体部の駆動軸に歯茎マッサージ用ブラシを装着して成る歯茎マッサージ装置であって、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が、不連続的に変化するものであることを特徴とする歯茎マッサージ装置。
【請求項2】
駆動軸の変位量が、周期的に変化するものであることを特徴とする請求項1記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項3】
ブラシ毛における径と高さの比を3.0〜5.5としたことを特徴とする請求項1又は2記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項4】
駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の径をブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項5】
駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の高さをブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の高さよりも低くしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項6】
ブラシ毛の高さを不均一としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項7】
ブラシ基台を低弾性率の材料で形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項8】
ブラシ基台の先端側の厚みを根元側の厚みよりも薄くしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項9】
ブラシ基台の先端部を屈曲自在に形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項10】
ブラシ毛を形成する材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項1】
所定の変位量で軸方向に高速振動される駆動軸を有する本体部と、先端側に備えたブラシ基台に低弾性率の材料で形成されるブラシ毛を複数立設した歯茎マッサージ用ブラシとを備え、本体部の駆動軸に歯茎マッサージ用ブラシを装着して成る歯茎マッサージ装置であって、軸方向に高速振動される駆動軸の変位量が、不連続的に変化するものであることを特徴とする歯茎マッサージ装置。
【請求項2】
駆動軸の変位量が、周期的に変化するものであることを特徴とする請求項1記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項3】
ブラシ毛における径と高さの比を3.0〜5.5としたことを特徴とする請求項1又は2記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項4】
駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の径をブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項5】
駆動方向に対して、ブラシ基台の端部側にあるブラシ毛の高さをブラシ基台の中央部側にあるブラシ毛の高さよりも低くしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項6】
ブラシ毛の高さを不均一としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項7】
ブラシ基台を低弾性率の材料で形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項8】
ブラシ基台の先端側の厚みを根元側の厚みよりも薄くしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項9】
ブラシ基台の先端部を屈曲自在に形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【請求項10】
ブラシ毛を形成する材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の歯茎マッサージ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−80140(P2008−80140A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−280671(P2007−280671)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【分割の表示】特願2001−357829(P2001−357829)の分割
【原出願日】平成13年11月22日(2001.11.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【分割の表示】特願2001−357829(P2001−357829)の分割
【原出願日】平成13年11月22日(2001.11.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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