説明

段差解消移乗装置

【課題】本発明は障害者が介護者なしで体を支えながら使用する歩行器と歩行車が、安定性に優れ、且つ歩行器と歩行車の下端前方に段差解消移乗装置を取り付けることにより、伝達して自在車輪12に移乗することができ、簡単な操作で段差を確実に安定して乗り越えることを目的とする。
【解決手段】本体支え9の前方にゴム車輪8とスライド体2を装着しさらに、カバー4aと4bを3枚合わせして接着剤を用いて貼り合わせ本体1を一体化にし、スライド体2のスライド前面14が段差B面頂点16にに当接した場合スライド後面15が後方にスライド移動しストッパ13に到達と同時に歩行器と歩行車に装着した、段差解消移乗装置本体1から自在車輪12に移乗し、段差B面に乗り上げ段差が乗り越えることができると、ともにコイルバネ10の作用により、スライド本体2が前方から後方に、後方から前方に往復できる段差解消移乗装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は歩行に障害がある障害者が杖代わりまた歩行訓練のために体を支えながら前進操作を行うようにした歩行器と歩行車が、危険なく容易に段差を乗り越え前進できるようにした段差解消移乗装置。
【背景技術】
【0002】
公報のようにそり部に車輪を設け段差を乗り越えるものがある(例えば、特開2005−040560号参照)
【0003】
【特許文献1】特開2005−040560号の場合、段差を乗り越えるときに、そり部は容易に乗り越えることができるが、自在車輪12に伝達するときに、抵抗がある。
【特許文献2】特開2005−040560号の場合そり部は容易に乗り越えることができるが、自在車輪に伝達するときに、加速させなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本発明は上記の課題を解決するために、そり部の下端に車輪を設け自在車輪12に伝達する場合、自在車輪に抵抗がかかる為に加速させなければ、ならない欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このようなことから、本発明の目的は、歩行器と歩行車の自在車輪12の前方に取付、走行が比較的容易にでき、例えば、家庭内の敷居と畳縁等の段差の乗り越えは安全に、走行できる段差解消移乗装置を開発したものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は上記の課題に鑑み、段差を乗り越える本体支え9にカバー4aと4bとスライド体2とゴム車輪8で形成されると、ともに歩行器と歩行車の自在車輪12の前方の任意の場所に装着させることで、スライド体2がそり部3の前方から後方にスライド移動し段差を乗り越え可能に、形成する方法を採用した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本体1は歩行器と歩行車に装着させる段差解消移乗装置、しかもそり部3のスライド体2は段差以外に動作することがなく、走行床面A面に対する、例えば、敷居と畳縁等の段差乗り越え時の摩擦力は小さくなるので、軽快に段差走行が行えるとともに、方向変更が容易に行える。
【実施例】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図4と5に示すように、段差解消移乗装置は木材から制作され、本体1はカバー4aと4bと本体支え9とスライド体2とゴム車輪8に形成された本体1であり、本体支え9にゴム車輪8を装着し、スライド体2のバネ収納溝7コイルバネ10を設置し、さらにスライド体2を装着しカバー4aと4bとスライドガイド5とスライド溝6の部材で形成される。木材に限らず軽金属、合成樹脂からも作成することも可能である。
【0009】
図5と6に示すようにスライド体2はスライド溝6とバネ収納溝7で形成され、スライド溝6はスライドガイド5に沿って前後の移動ができ、段差にスライド体2の底部が当接し、続いて歩行器と歩行車を前進させると、スライド体2に荷重がかかって、段差に当接したままスライドガイド5に沿って前方から後方にスライド移動し、スライド体2の後面15がストッパ13に当接すると、段差B面の頂点16に達し、持ち上げられて段差B面に乗り上げ、段差を乗り越える。
【産業上の利用可能性】
【0016】
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】歩行器に段差解消移乗装置を取り付けた状態である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の正面図である。
【図4】本発明の斜面図である。
【図5】本発明の分解詳細図
【図6】本発明の段差乗り越える場合の側面図である。
【符号の説明】
【0018】
1 本体
2 スライド体
3 そり部
4a カバー
4b カバー
5 スライドガイド
6 スライドガイド溝
7 バネ収納溝
8 ゴム車輪
9 本体支え
10 コイルバネ
11 取付ベース
12 自在車輪
13 ストッパ
14 スライド体前面
15 スライド体後面
16 B面の頂点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
段差解消移乗装置の本体1はカバー4aと4bと本体支え9とスライド体2そり部3とゴム車輪8で形成され、且つカバー4aと4bの内側にスライドガイド5とスライド本体2の両側にスライドガイド溝6で形成され、歩行器と歩行車の自在車輪12の前方の下端に取付可能に形成し、スライド体2が段差をスライド移動しながら乗り越え自在車輪12に伝達する段差解消移乗装置。
【請求項2】
前期そり部3は本体1の下側に曲線で形成されるとともに、段差にスライド体2の底部が当接すると、前方から後方にスライド移動し、段差を乗り越え可能にしたことを、特徴とする請求項1に記載される段差解消移乗装置。
【請求項3】
前期スライド体2は左右のスライドガイド溝6とバネ収納溝7で形成されるとともに、バネ収納溝7にコイルバネを装着し、前後の移動をスムーズに摩擦力を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載される段差解消移乗装置。
【請求項4】
前期ゴム車輪8は、本体支え9の前側に装着するとともに、カバー4aと4bに形成され段差等の障害物の緩和することを、特徴とする請求項1に記載されている段差解消移乗装置。
【請求項5】
歩行器と歩行車に本体1を取り付ける場合、自在車輪12の前方の任意場所に取付可能、且つ取付ベース11を必要とするがビス等で脱着可能にしたことを、特徴とする請求項1に記載されている段差解消移乗装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−82678(P2009−82678A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−282413(P2007−282413)
【出願日】平成19年10月2日(2007.10.2)
【出願人】(503023841)