説明

段差解消装置の安全装置

【課題】移動体を動かす者が安全性を確保しつつ、一人でも簡単に利用できる段差解消装置の安全装置の提供。
【解決手段】段差解消装置に備えられ、台座1の左右両側に転落防止柵6を設置し、さらにこの転落防止柵6の前後両側に回転自在となる遮断棒61、62をそれぞれ設置して、台座1に搭載された車椅子利用者5の転落を防止した段差解消装置の安全装置Aにおいて、台座に車椅子利用者5が搭載されたことを検出する移動体検出センサ1aと、それぞれの遮断棒61、62が閉鎖状態にセットされたことを検出する遮断棒検出センサ61s、62sと、移動体検出センサ1aが動作している間は、遮断棒検出センサ61s,62sが動作しない限り、台座1の昇降運転を不可とし、移動体検出センサ1aが動作していないときは、台座1の昇降運転を可能とする処理を行う制御装置10とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段差を有する個所に活用され、車椅子等の移動体を搭載可能な台座を備えた段差解消装置の安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の段差解消装置としては、遮断棒を開放状態としているときには常に台座部の昇降ができないような構成の車椅子用昇降機が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−119768号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述した車椅子用昇降機では、台座上の利用者の有無にかかわらず、昇降運転を行うためには遮断棒を閉鎖状態にする必要があった。よって、例えば階段の上にいる車椅子利用者が、車椅子用昇降機を利用するために、階段の下にある車椅子用昇降機を上昇運転させようとしても、昇降運転を行うためには遮断棒を閉鎖状態にする必要があるために、一旦車椅子利用者の介助者等が階段の下まで降りてから遮断棒を閉鎖状態にする必要があった。このように、必ず介助者等が必要となり、車椅子利用者が1人で車椅子用昇降機を利用することは不可能であるという問題があった。
【0004】
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、移動体を動かす者が安全性を確保しつつ、一人でも簡単に利用できる段差解消装置の安全装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、本発明は、段差を有する個所の前に設置され、昇降運転により昇降する台座と、この台座内に設置され進退運転により進退するブリッジとを有し、前記台座を上昇させた状態で、前記ブリッジを前記段差を有する個所に向かって進出させることにより、このブリッジを介して前記台座に搭載された移動体を段差を有する個所の上側方向へ移動可能とした段差解消装置に備えられ、前記台座の左右両側に転落防止柵を設置し、さらにこの転落防止柵の前後両側に回転自在となる遮断棒をそれぞれ設置して、前記台座に搭載された移動体の転落を防止した段差解消装置の安全装置において、台座に移動体が搭載されたことを検出する移動体検出センサと、前記それぞれの遮断棒が閉鎖状態にセットされたことを検出する遮断棒検出センサと、前記移動体検出センサが動作している間は、前記遮断棒検出センサが動作しない限り、前記台座の昇降運転を不可とし、前記移動体検出センサが動作していないときは、前記台座の昇降運転を可能とする処理を行う制御装置とを備えたことを特徴としている。
【0006】
このように構成した、本発明は、例えば、段差を有する個所の下側に位置する移動体を動かす者が、段差を有する個所の下側に位置する台座に移動体を搭載させようとする場合、台座に移動体を乗せ、遮断棒のそれぞれを閉鎖状態とすると、移動体検出センサと遮断棒検出センサとが動作し、制御装置の処理によって台座の上昇が可能となる。これによって移動体を段差を有する個所の上側まで上昇させることができる。
【0007】
また、段差を有する個所の下側に位置する移動体を動かす者が、段差を有する個所の上側に位置し、移動体が乗せられていない台座に移動体を搭載させようとする場合、台座には移動体が乗せられておらず、移動体検出センサが動作していないことから制御装置の処理によって台座の下降が可能となる。これにより台座を段差を有する個所の下側まで下降させることができる。この状態で台座に移動体を乗せ、遮断棒のそれぞれを閉鎖状態とすると、前述したように制御装置の処理によって台座の上昇が可能になり、移動体を段差を有する個所の上側まで上昇させることができる。
【0008】
これとは逆に段差を有する個所の上側に位置する移動体を動かす者が、段差を有する個所の上側に位置する台座に移動体を搭載させようとする場合、台座に移動体を乗せ、遮断棒のそれぞれを閉鎖状態とすると、移動体検出センサと遮断棒検出センサとが動作し、制御装置の処理によって台座の下降が可能となる。これによって移動体を段差を有する個所の下側まで下降させることができる。
【0009】
また、段差を有する個所の上側に位置する移動体を動かす者が、段差を有する個所の下側に位置し、移動体が乗せられていない台座に移動体を搭載させようとする場合、台座には移動体が乗せられておらず、移動体検出センサが動作していないことから、制御装置の処理によって台座の上昇が可能となる。これにより台座を段差を有する個所の上側まで上昇させることができる。この状態で台座に移動体を乗せ、遮断棒のそれぞれを閉鎖状態とすると、前述したように制御装置の処理によって台座の下降が可能になり、移動体を段差を有する個所の下側まで下降させることができる。
【0010】
このように本発明は制御装置の処理により、移動体を動かす者の安全性を確保しつつ、一人でも簡単に台座を昇降させて利用することができる。
【0011】
また、本発明に係る段差解消装置の安全装置は、前記発明において、前記制御装置は、前記移動体検出センサが動作している間は、前記遮断棒検出センサが動作しない限り、前記ブリッジの進退運転を不可とし、前記移動体検出センサが動作していないときには、ブリッジの進退運転を可能とする処理を行うことを特徴としている。
【0012】
また、本発明に係る段差解消装置の安全装置は、前記発明において、前記移動体が車椅子から成ることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、台座に移動体が搭載されたことを検出する移動体検出センサと、遮断棒が閉鎖状態であることを検出する遮断棒検出センサと、移動体検出センサが動作している間に限っては、遮断棒検出センサが動作しない限り、台座の昇降運転を不可とし、移動体検出センサが動作していない場合は、台座の昇降運転を可能とする処理を行う制御装置とを備えたことから、移動体を動かす者の安全性を確保しつつ、一人でも簡単に台座を昇降させることができ、従来に比べて高い利便性を確保できる。移動体が車椅子である場合には、その車椅子利用者は、介助者を要することなく一人で車椅子の移動を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る段差解消装置の安全装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る段差解消装置の安全装置の一実施形態を示す側面図である。図2は、図1の斜視図である。これらの図1、2において、Aは段差解消装置の安全装置、1は車椅子等の移動体を乗せて昇降する段差解消装置の安全装置Aの台座、2は台座1に対して進退運転を行い段差を有する個所、例えば階段3に向かって進出させることにより階段3への移動体、例えば車椅子の搬送を可能とするブリッジ、4はスロープ、5は車椅子利用者である。1aは台座1上に車椅子利用者5の移動体が搭載されたことを検出する移動体検出センサであり、赤外線センサや荷重検出スイッチ等、車椅子の搭載を検出可能なものであれば何でも良い。
【0016】
6は台座1の上部左右両方に固定された転落防止柵、61は転落防止柵6の階段3側に回転自在に設置された階段側遮断棒、62は転落防止柵6のスロープ4側に回転自在に設置されたスロープ側遮断棒である。また、61sは階段側遮断棒61が閉鎖状態にセットされたことを検出する階段側遮断棒検出センサ、62sはスロープ側遮断棒62が閉鎖状態にセットされたことを検出するスロープ側遮断棒検出センサであり、各遮断棒検出センサ61s、62sは赤外線センサやリミットスイッチ等、遮断棒61、62が閉鎖状態にセットされたことを検出可能なものであれば何でも良い。
【0017】
7及び8は段差解消装置の安全装置Aの操作盤、10は段差解消装置の安全装置Aの一連の運転を制御する制御装置を示す。また、7aは台座1の上昇運転を行う上昇ボタン、7bは台座1の下降運転を行う下降ボタン、7cはブリッジ2の進出運転を行う進出ボタン、7dはブリッジ2の後退運転を行う後退ボタンであり、各ボタン7a〜7dは操作盤7に設置されている。同様に、8aは台座1の上昇運転を行う上昇ボタン、8bは台座1の下降運転を行う下降ボタン、8cはブリッジ2の進出運転を行う進出ボタン、8dはブリッジ2の後退運転を行う後退ボタンであり、各ボタン8a〜8dは操作盤8に設置されている。尚、操作盤7は段差解消装置の安全装置Aの本体に設置、操作盤8は階段3最上部付近に設置と、設置個所が異なるだけであり機能的には同じものである。また、例えば図では示していないがスロープ4付近にも操作盤8と同様の操作盤を設けてある。
【0018】
前述した制御装置10は、移動体検出センサ1aが動作している間は、遮断棒検出センサ61s、62sが動作しない限り、台座1の昇降運転を不可とし、移動体検出センサ1aが動作していないときは、台座1の昇降運転を可能とする処理を行うものである。
【0019】
図3は一実施形態に備えられる制御装置10で実施される処理の手順を示すフローチャートである。以下、図1から図3までを用いて、本実施形態の具体的な処理について述べる。
【0020】
まず始めに、例えば車椅子利用者5が段差解消装置の安全装置Aを利用して階段3の最下部から最上部に移動する場合について説明する。
【0021】
段差解消装置の安全装置Aの初期状態は、例えばブリッジ2が台座1内に格納されて、台座1が最下部にあり、台座1上に車椅子が乗せられておらず、階段側遮断棒61及びスロープ側遮断棒62はセットされていない開放状態にある。尚、スロープ側遮断棒62が閉鎖状態のまま放置されているようであれば車椅子利用者5によって、スロープ側遮断棒62を開放状態にして台座1上に乗り込めば良い。車椅子利用者5が台座1上に乗り込むと、移動体検出センサ1aが車椅子利用者5を検出して動作する(図3ステップS1→S2)。
【0022】
この時点ではまだ、階段側遮断棒61s及びスロープ側遮断棒62sは開放状態にあるため階段側遮断棒検出センサ61s及びスロープ側遮断棒検出センサ62sは動作しておらず、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を不可として、例え誤って車椅子利用者5が操作盤7の上昇ボタン7aを操作したとしても、台座1を上昇運転させない(図3ステップS2→S4)。
【0023】
次に車椅子利用者5が、階段側遮断棒61及びスロープ側遮断棒62を閉鎖状態にセットすれば、段差側遮断棒検出センサ61s及びスロープ側遮断棒検出センサ62sが動作し、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を可能とする(図3ステップS2→S3)。この状態で車椅子利用者5が操作盤7の上昇ボタン7aを操作すれば、台座1は上昇運転を実施する。
【0024】
台座1が最上部まで到達すれば、車椅子利用者5は次に操作盤7の進出ボタン7cを操作し、ブリッジ2の進出運転を実施して、ブリッジ2を階段3最上部に掛け渡す。そして、車椅子利用者5は階段3最上部に移動するために、階段側遮断棒61を開放状態にする。この時、階段側遮断棒検出センサ61sは非動作状態となり、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を不可として、例え誤って車椅子利用者5が操作盤7の後退ボタン7dを操作したとしても、ブリッジ2を後退運転させない(図3ステップS2→S4)。
【0025】
車椅子利用者5がブリッジ2を渡って階段3最上部に移動すれば、今度は移動体検出センサ1aが非動作状態となるため、階段側遮断棒検出センサ61s及びスロープ4及びスロープ側遮断棒検出センサ62sが非動作状態であっても、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転が可能となる(図3ステップS1→S3)。
【0026】
次に車椅子利用者5は、段差解消装置の安全装置Aを初期状態に戻すため、操作盤8の後退ボタン8dを操作してブリッジ2を台座1内に格納させ、また、操作盤8の下降ボタン8bを操作して台座1を最下部に下降させて、段差解消装置の安全装置Aの利用を終了する。
【0027】
なお、前述の車椅子利用者5が階段3最下部から最上部へ移動するに際して、台座1が階段3最上部に位置している場合について説明する。
【0028】
階段3最上部にある台座1に車椅子利用者5が乗っていないことを確認してブリッジ2を台座1内に格納して、スロープ4付近に設けた図示しない操作盤の下降ボタンを操作して台座1を最下部まで降ろす。その後は前述と同様である。
【0029】
また、例えば段差解消装置の安全装置Aを利用して車椅子利用者5が階段3最上部から最下部に移動する場合について説明する。
【0030】
段差解消装置の安全装置Aの初期状態は、ブリッジ2が台座1内に格納されて、台座1が最下部にある状態である。この場合、段差解消装置の安全装置Aは、台座1上に何も搭載していないため、移動体検出センサ1aは動作せず、階段側遮断棒検出センサ61s及びスロープ側遮断棒検出センサ62sの動作状態に関わらず、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を可能とする(図3ステップS1→S3)。
【0031】
階段3最上部にいる車椅子利用者5は、段差解消装置の安全装置Aを利用するために、操作盤8に設置された上昇ボタン8aを操作し、台座1を最上部へと上昇させる。台座1が最上部へ到達すれば、次は操作盤8に設置された進出ボタン8cを操作し、ブリッジ2の進出運転を実施して、ブリッジ2を階段3最上部に掛け渡す。そして、車椅子利用者5はブリッジ2を渡り、スロープ側遮断棒62を閉鎖状態にして台座1上に移動する。車椅子利用者5が台座1上に乗り込むと、移動体検出センサ1aは車椅子利用者5を検出して動作する(図3ステップS1→S2)。
【0032】
この時点ではまだ、階段側遮断棒61は開放状態にあるため階段側遮断棒検出センサ61sは動作しておらず、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を不可として、例えば誤って車椅子利用者5が操作盤7の後退ボタン7dを操作したとしても、ブリッジ2を後退運転させない(図3ステップS2→S4)。
【0033】
次に車椅子利用者5が、階段側遮断棒61を閉鎖状態にセットすれば、階段側遮断棒検出センサ61sが動作し、また、スロープ側遮断棒62は閉鎖状態でスロープ側遮断棒検出センサ62sも動作していることから、制御装置10の処理により台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転が可能となる(図3ステップS2→S3)。この状態で車椅子利用者5が操作盤7の後退ボタン7dを操作すれば、ブリッジ2は後退運転を実施する。ブリッジ2が台座1内に格納されれば、車椅子利用者5は次に操作盤7の下降ボタン7bを操作し、台座1の下降運転を実施して、台座1を最下部まで下降させる。
【0034】
そして、車椅子利用者5はスロープ側遮断棒62を開放状態にして、スロープ4を伝って台座1より降り、段差解消装置の安全装置Aの利用を終了する。
【0035】
なお、前述の車椅子利用者5が階段3最上部から最下部へ移動するに際して、台座1が階段3最上部に位置している場合について説明する。
【0036】
操作盤8に設置された進出ボタン8cを操作し、ブリッジ2の進出運転を実施して、ブリッジ2を階段3最上部に掛け渡す。そして、車椅子利用者5はブリッジ2を渡り、スロープ側遮断棒62を閉鎖状態にして台座1上に移動すればよい。それ以降の動作は前述した通りである。
【0037】
本実施形態によれば、台座1に車椅子利用者5が搭載されたことを検出する移動体検出センサ1aと、遮断棒61、62が閉鎖状態であることを検出する遮断棒検出センサ61s、62sと、移動体検出センサ1aが動作している間に限っては、遮断棒検出センサ61s、62sが動作しない限り、台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を不可とし、移動体検出センサ1aが動作していない場合は、台座1の昇降運転及びブリッジ2の進退運転を可能とする処理を行う制御装置10とを備えたことから、車椅子利用者5の安全性を確保しつつ、一人でも簡単に台座1を昇降させることができ、高い利便性を確保できる。すなわち、車椅子利用者5は、介助者を要することなく一人で車椅子の移動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係る段差解消装置の安全装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】一実施形態に備えられる制御装置で実施される処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
A 段差解消装置の安全装置
1 台座
1a 移動体検出センサ
2 ブリッジ
3 階段
4 スロープ
5 車椅子利用者
6 転落防止柵
61 階段側遮断棒
61s 階段側遮断棒検出センサ
62 スロープ側遮断棒
62s スロープ側遮断棒検出センサ
7 操作盤(段差解消装置の安全装置側の設置の操作盤)
7a 上昇ボタン(台座上昇運転ボタン)
7b 下降ボタン(台座下降運転ボタン)
7c 進出ボタン(ブリッジ進出運転ボタン)
7d 後退ボタン(ブリッジ後退運転ボタン)
8 操作盤(階段最上部側の設置の操作盤)
8a 上昇ボタン(台座上昇運転ボタン)
8b 下降ボタン(台座下降運転ボタン)
8c 進出ボタン(ブリッジ進出運転ボタン)
8d 後退ボタン(ブリッジ後退運転ボタン)
10 制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
段差を有する個所の前に設置され、昇降運転により昇降する台座と、この台座内に設置され進退運転により進退するブリッジとを有し、前記台座を上昇させた状態で、前記ブリッジを前記段差を有する個所に向かって進出させることにより、このブリッジを介して前記台座に搭載された移動体を段差を有する個所の上側方向へ移動可能とした段差解消装置に備えられ、
前記台座の左右両側に転落防止柵を設置し、さらにこの転落防止柵の前後両側に回転自在となる遮断棒をそれぞれ設置して、前記台座に搭載された移動体の転落を防止した段差解消装置の安全装置において、
台座に移動体が搭載されたことを検出する移動体検出センサと、前記それぞれの遮断棒が閉鎖状態にセットされたことを検出する遮断棒検出センサと、前記移動体検出センサが動作している間は、前記遮断棒検出センサが動作しない限り、前記台座の昇降運転を不可とし、前記移動体検出センサが動作していないときは、前記台座の昇降運転を可能とする処理を行う制御装置とを備えたことを特徴とする段差解消装置の安全装置。
【請求項2】
請求項1記載の発明において、
前記制御装置は、前記移動体検出センサが動作している間は、前記遮断棒検出センサが動作しない限り、前記ブリッジの進退運転を不可とし、前記移動体検出センサが動作していないときには、ブリッジの進退運転を可能とする処理を行うことを特徴とする段差解消装置の安全装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の発明において、
前記移動体が車椅子から成ることを特徴とする段差解消装置の安全装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate