説明

殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器

【課題】パフの衛生性及び保管性を向上できる殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器を提供する。
【解決手段】本発明の化粧品容器(100)は、内部に化粧品が貯蔵される容器本体(110)と、化粧品が供給されるように容器本体(110)に結合されるパフ(120)と、内部に収納スペースが形成され、容器本体(110)に、パフ(120)を使用するか、または、保管することができるように結合される容器オーバーキャップ(130)と、パフ(120)を殺菌できるように収納スペースに設けられる殺菌部と、殺菌部に電源を供給する電源部及び電源部の制御信号によって殺菌部の動作状態がわかるように設けられる動作表示部とを含む。容器オーバーキャップ(130)は、パフ(120)を結合しているパフ結合部(114)の上側に着脱できるように結合され、収納スペースに結合される蓋部(134)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器に関する。より詳しくは、化粧品容器に結合されるパフを殺菌する殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、化粧品は、化粧水や乳液などの基礎化粧品とおしろい及びコンパクトのようなメーキャップ化粧品及びしわや老化防止などのための機能性化粧品と区分され、その内容物は、粘度を有する液状、または、固形、または、パウダーやゲルの形態に製作される。
【0003】
このような化粧品は、プラスチック、ビニール、合成樹脂、金属、セラミックスなどの材質で製造された容器に保管して使用する。
【0004】
一方、メーキャップ化粧品を保管する化粧品容器は、粉末や液状のおしろいやファンデーションを使用するために別途のパフが一緒に具備されるが、このようなパフは、おしろいやファンデーションを一定量つけて肌につけるために使用する化粧道具である。
【0005】
また、特許文献1には、内容物を収納する容器本体と、蓋体と、パフとからなり、パフを、回転軸部を設けた回転取付板の片面に取着し、蓋体に軸受を設け、回転取付板を廻動可能に装着し、蓋体内で回転取付板を反転させることによって、パフを蓋体内に収納、または、突出させることを特徴とする化粧料容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−204821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来の化粧品容器に備えられるパフは、肌と接触する過程で多量の水分と脂分を含むようになり、外部汚染物である細菌の流入と増殖に有利な環境を提供することになる。パフの細菌汚染は、肌のトラブルを誘発したり、肌の老化を促進する原因として作用したりするため、むしろ肌に悪影響を与える問題があった。
【0008】
本発明の技術的課題は、化粧品容器に一体に結合されるパフを殺菌処理して、パフの衛生性及び保管性を向上できる殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器を提供することである。
【0009】
本発明が達成しようとする技術的課題は、以上に言及した技術的課題に限られなく、言及されないまた別の技術的課題等は、下の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解できるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記技術的課題は、本発明によって、内部に粉末状の化粧品が貯蔵され、上面が開放されるように形成される化粧品貯蔵部と、前記化粧品貯蔵部の上側に着脱できるように結合され、内部に化粧品排出通路を有するパフ結合部が設けられる容器本体と;上部パフと多数の供給孔を有する下部パフが相互接合され形成されて、化粧品が供給されるように前記パフ結合部の上側に前記下部パフが一体に結合されるパフと;内部に収納スペースが形成されて前記パフを結合している前記パフ結合部の上側に着脱できるように結合される容器オーバーキャップと;前記パフを殺菌できる紫外線を放出するように前記収納スペースに設けられる殺菌部と;前記殺菌部に電源を供給するように前記収納スペースに設けられる電源部と;及び前記電源部の制御信号によって前記殺菌部の動作状態がわかるように設けられる動作表示部とを含むことを特徴とする殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器によって達成される。
【0011】
前記容器オーバーキャップは、前記収納スペースに結合され、前記殺菌部を点灯および消灯できるように電源ボタンを有する蓋部を含み、前記電源部は、前記収納スペースに収納され、下面に前記殺菌部が結合される電子回路基板と;及び前記電子回路基板を前記収納スペースに固定するように前記収納スペースに結合され、上面に前記動作表示部が結合される電子回路基板蓋とを含み、前記動作表示部は、前記殺菌部による前記パフの殺菌時、点灯されて前記パフの殺菌が完了した後に消灯される発光ダイオードで形成され、前記電子回路基板蓋には、前記動作表示部が挿入結合されて前記蓋部方向に光を発散させるための光透過孔が貫通形成されることができる。
【0012】
前記電源ボタンは、前記動作表示部から発散される光を前記蓋部の外部から確認できるように、透明、または、半透明体で形成されることができる。
【0013】
前記容器オーバーキャップは、前記殺菌部の厚さと同一の高さを有するように前記収納スペースの底面の周りに相互一定間隔で離隔されて、表面から突出形成される少なくとも多数のネジ固定部を含み、前記電子回路基板蓋は、前記収納スペースに結合できるように前記電子回路基板を貫通して前記ネジ固定部にネジ結合される固定ネジを含み、前記固定ネジは、前記ネジ固定部に結合できる。
【0014】
前記容器オーバーキャップには、前記殺菌部から放出される紫外線を前記パフに照射できるように前記収納スペースの底面に前記殺菌部と対応される形状で貫通形成される紫外線照射孔及び前記紫外線照射孔の周辺領域に貫通形成される多数の放出孔を含み、前記電子回路基板蓋は、前記電源ボタンの作動によって前記殺菌部に電源を供給するように上面に結合される少なくとも一つの圧電型乾電池を含むことができる。
【0015】
また、前記技術的課題は、本発明によって、内部に液状形態の化粧品が貯蔵され、上面が開放されるように形成される化粧品チューブ容器と、前記化粧品チューブ容器の上側に着脱できるように結合され、内部に化粧品排出通路を有するパフ結合部とが設けられる容器本体と;化粧品が供給されるように前記パフ結合部の上側に結合され、上面中央部に排出孔が形成されるパフと;内部に収納スペースが形成され、前記パフを結合している前記パフ結合部の上側に着脱できるように結合される容器オーバーキャップと;前記パフを殺菌できる紫外線を放出するように前記収納スペースに設けられる殺菌部と;前記殺菌部に電源を供給するように前記収納スペースに設けられる電源部と;及び前記電源部の制御信号によって前記殺菌部の動作状態がわかるように設けられる動作表示部とを含むことを特徴とする殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器によって達成される。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、おしろい及びファンデーションなどの化粧品を肌につけることができるようにパフが結合された化粧品容器に、パフを殺菌する殺菌部を備えることによって、パフの細菌汚染及び増殖を防止して、衛生性及び保管性を向上させながらも、化粧品の使用前および使用後、または、必要によってパフに対する殺菌ができて、便利性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施例による殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の斜視図である。
【図2】図1の化粧品容器の分解斜視図である。
【図3】図1の化粧品容器の断面図である。
【図4】図1の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の使用状態図である。
【図5】図1の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の他の実施例を示した斜視図である。
【図6】図1の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の他の実施例を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施例について詳しく説明すると次のようである。但し、本発明を説明するにおいて、既に公知にされた機能、あるいは、既に公知にされた構成に対する説明は、本発明の要旨を明瞭にするために省略する。
【0019】
図1は、本発明の一実施例による殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の斜視図であって、図2は、図1の化粧品容器の分解斜視図であって、図3は、図1の化粧品容器の断面図であって、図4は、図1の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の使用状態図である。
【0020】
本発明の一実施例による殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器(100)は、図1ないし図3に図示されたように、内部に化粧品が貯蔵される容器本体(110)と、化粧品が供給されるように容器本体(110)に結合されるパフ(120)と、内部に収納スペース(132)が形成され、容器本体(110)に、パフ(120)を使用するか、または、保管することができるように結合される容器オーバーキャップ(130)と、パフ(120)を殺菌できるように収納スペース(132)に設けられる殺菌部(140)と、殺菌部(140)に電源を供給するように収納スペース(132)に設けられる電源部(150)及び電源部の制御信号によって殺菌部(140)の動作状態がわかるように設けられる動作表示部(160)とを含む。
【0021】
容器本体(110)は、化粧品容器のメインフレームを形成し、化粧品貯蔵部(112)と、パフ(120)が設けられるように化粧品貯蔵部(112)に結合されるパフ結合部(114)とを含む。
【0022】
化粧品貯蔵部(112)は、内部に粉末状の化粧品が貯蔵され、上面が開放されるように形成されている。即ち、化粧品貯蔵部(112)の内部には、おしろいなどのメーキャップ化粧品が貯蔵される。
【0023】
パフ結合部(114)は、化粧品貯蔵部(112)の上側に着脱できるように結合されるように設けられ、化粧品貯蔵部(112)に貯蔵された化粧品を排出してパフ(120)に供給できるように、内部に中央部を貫通する化粧品排出通路(114A)が形成されている。
【0024】
ここで、パフ結合部(114)は、その下側が化粧品貯蔵部(112)の上側にネジ結合され、これにより、化粧品貯蔵部(112)と着脱できる構造を有する。
【0025】
パフ(120)は、化粧品貯蔵部(112)から排出される化粧品を供給されて、肌につけることができるように設けられ、上部パフ(122)と、上部パフ(122)の下側に接合される下部パフ(124)とを含む。
【0026】
上部パフ(122)は、化粧品貯蔵部(112)から供給される化粧品を肌につけることができるように設けられて、下部パフ(124)と相互接合されている。
【0027】
下部パフ(124)は、化粧品貯蔵部(112)から排出される化粧品を上部パフ(122)に供給できるように設けられ、パフ結合部(114)の上側に一体に結合されている。
【0028】
下部パフ(124)は、パフ結合部(114)の化粧品排出通路(114A)を通じて排出される化粧品を上部パフ(122)に供給できるように、表面に多数の供給孔(124A)が貫通形成されている。これで、化粧品は下部パフ(124)の供給孔(124A)を通じて、上部パフ(122)に供給されるようになる。
【0029】
ここで、上部パフ(122)と下部パフ(124)とは、人体無害の天然接着剤を媒介として相互接合され、上部パフ(122)が接合された下部パフ(124)もまた天然接着剤によって、パフ結合部(114)の上側に一体に結合される。
【0030】
容器オーバーキャップ(130)は、パフ(120)を結合しているパフ結合部(114)の上側に着脱できるように結合され、内部に形成される収納スペース(132)と、収納スペース(132)に結合される蓋部(134)とを含む。
【0031】
ここで容器オーバーキャップ(130)は、その下側がパフ結合部(114)の上側にネジ結合される。これで、パフ結合部(114)に着脱できるように結合される構造を有する。
【0032】
このような容器オーバーキャップ(130)は、パフ(120)を使用する場合、パフ結合部(114)から分離され、パフ(120)の使用完了の後には、パフ(120)を保管できるようにパフ結合部(114)に結合される。
【0033】
収納スペース(132)は、容器オーバーキャップ(130)の上側に表面から陥没形成されるように設けられ、殺菌部(140)及び電源部(150)が収納されるスペースを提供する。
【0034】
収納スペース(132)は、殺菌部(140)と対応される底面に殺菌部(140)から放出される紫外線をパフ(120)に照射できるように貫通する紫外線照射孔(132A)が形成され、紫外線照射孔(132A)の周辺領域に相互一定間隔に離隔されて収納スペース(132)の底面を貫通する多数の放出孔(132B)が貫通形成されている。
【0035】
即ち、紫外線照射孔(132A)は、殺菌部(140)から放出される紫外線がパフ(120)に照射されるように通路を提供し、多数の放出孔(132B)は、殺菌部(140)の作動によって発生する熱及び匂いなどが収納スペース(132)の外部に放出されるように通路を提供する。
【0036】
収納スペース(132)の底面には、周りに相互一定間隔に離隔され、表面から突出される少なくとも多数のネジ固定部(133)が形成されている。ネジ固定部(133)は、殺菌部(140)の厚さと同一な高さを有するように形成される。
【0037】
蓋部(134)は、収納スペース(132)の上側に結合され、殺菌部(140)を作動できるように電源ボタン(136)が結合されている。
【0038】
電源ボタン(136)は、紫外線を放出する殺菌部(140)を作動させるように設けられ、透明、または、半透明体で形成されている。
【0039】
このような電源ボタン(136)は、プッシュ操作によって殺菌部(140)を作動させるようになり、プッシュ操作の解除によって殺菌部(140)の作動を停止させるようになる。これで電源ボタン(136)は、プッシュ操作によって殺菌部(140)を随時作動させてパフ(120)を殺菌できる。
【0040】
殺菌部(140)は、パフ(120)に紫外線を照射して殺菌できるように電源部(150)に結合されている。即ち、殺菌部(140)は、紫外線を放出してパフ(120)に照射し、これでパフ(120)の細菌汚染及び増殖を防止するようになる。
【0041】
ここで、本実施例の殺菌部(140)は、パフ(120)を殺菌するように紫外線を放出するUV紫外線ランプで形成されるが、本発明の他の実施例として、殺菌部(140)は、強力な脱臭効果と紫外線が及ばない非照射面の殺菌もできるオゾンランプで形成されることもできる。
【0042】
電源部(150)は、殺菌部(140)に電源を供給するように設けられ、電子回路基板(152)と、電子回路基板(152)を固定する電子回路基板蓋(154)とを含む。
【0043】
電子回路基板(152)は、収納スペース(132)に収納され、下面に殺菌部(140)が結合されている。
【0044】
ここで、電子回路基板(152)は、電源ボタン(136)の制御によって、殺菌部(140)に電源を供給したり、遮断したりすることができるように、多様な回路構成が設けられるが、このような回路構成は、本発明の出願前に既に当業者によって実施されている公知にされた構成であるため、これに関する詳しい説明は省略する。
【0045】
電子回路基板蓋(154)は、電子回路基板(152)を固定するように収納スペース(132)に固定ネジ(156)を媒介として結合されている。
【0046】
固定ネジ(156)は、電子回路基板蓋(154)の両側から電子回路基板(152)を貫通して、ネジ固定部(133)にネジ結合される。
【0047】
この時、固定ネジ(156)は、収納スペース(132)の底面を貫通しないようにネジ固定部(133)にネジ結合され、これで固定ネジ(156)から発生する錆びや異物質などによってパフ(120)が汚染されることを防止し、パフ(120)を衛生的に保管することができる。
【0048】
勿論、固定ネジ(156)のネジ結合の深さは、必要によって変わることもある。
【0049】
電子回路基板蓋(154)は、動作表示部(160)の点灯時に発生する光を蓋部(134)の方向に発散させるように中央部に表面を貫通する光透過孔(154A)が形成されている。
【0050】
即ち、光透過孔(154A)には動作表示部(160)が挿入結合されるように設けられ、動作表示部(160)の点灯によって発生する光を蓋部(134)の方向に発散させるようになる。これで使用者は、蓋部(134)の外部から透明、または、半透明で形成される電源ボタン(136)を通じて動作表示部(160)の作動状態を肉眼で確認できるようになる。
【0051】
電子回路基板蓋(154)は、電源ボタン(136)の作動によって殺菌部(140)に電源を供給するように、上面に少なくとも一つの乾電池(158)が結合されている。この時、乾電池(158)は、電子回路基板蓋(154)の厚さを最小化するように圧電型乾電池で形成される。
【0052】
動作表示部(160)は、電源部(150)の制御信号によって殺菌部(140)の動作状態がわかるように電子回路基板(152)の上面に結合されて設けられ、電子回路基板蓋(154)で電子回路基板(152)を収納スペース(132)に固定する場合、光透過孔(154A)に挿入結合されるようにする。
【0053】
これで動作表示部(160)は、殺菌部(140)の動作によって発生する光を蓋部(134)の方向に発散するようになる。この時、動作表示部(160)は、殺菌部(140)によるパフ(120)の殺菌の時に点灯され、パフ(120)の殺菌が完了した後には消灯される発光ダイオードで形成される。
【0054】
但し、本発明の他の実施例によって、動作表示部(160)は、殺菌部(140)の動作時、音が発生する方式で設けられることもできる。
【0055】
以下、図4を参照して本発明の一実施例による殺菌部を有するパフが結合された化粧品容器の使用過程を説明する。
【0056】
本実施例の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器(100)は、化粧品を肌につけることができるようにパフ(120)が一体に結合されて設けられた容器本体(110)の上側に殺菌部(140)を有する容器オーバーキャップ(130)が着脱できるように結合される。
【0057】
図4に図示されたように、容器本体(110)に設けられたパフ(120)を殺菌するために蓋部(134)に結合された電源ボタン(136)をプッシュすると、容器オーバーキャップ(130)の収納スペース(132)に収納された電源部(150)から殺菌部(140)に電源が供給され、これによって殺菌部(140)が作動し始める。
【0058】
殺菌部(140)が作動すると、殺菌部(140)は、多量の紫外線を放出して、パフ(120)の方向に照射し始める。即ち、殺菌部(140)は、電源の供給によって放出される紫外線を、収納スペース(132)の底面に形成された紫外線照射孔(132A)を通過するように照射し、パフ(120)の細菌汚染及び増殖が防止されるように殺菌する。
【0059】
このような殺菌部(140)による紫外線放出は、電源ボタン(136)のプッシュ作動が保持される間にずっと進行され、電源ボタン(136)のプッシュ作動が解除されると止まる。
【0060】
即ち、殺菌部(140)は、電源ボタン(136)のプッシュ作動時、電源部(150)の電源供給によって作動され、パフ(120)を殺菌するように紫外線を放出した後、電源ボタン(136)のプッシュ作動が解除される場合、止まる。
【0061】
殺菌部(140)によるパフ(120)の殺菌が進行すると、電源部(150)の電子回路基板(152)に結合された動作表示部(160)は、電源ボタン(136)のプッシュ作動時、電源部(150)の制御信号によって殺菌部(140)と一緒に作動されるように点灯され、蓋部(134)の方向に光を発散し、電源ボタン(136)のプッシュ作動が解除されると、殺菌部(140)と一緒に作動が止まるように消灯される。
【0062】
即ち、動作表示部(160)は、殺菌部(140)の動作有無によって作動され、蓋部(134)の方向に光を発散するようになるため、蓋部(134)の外部から透明、または、半透明で形成される電源ボタン(136)を通じて、殺菌部(140)の動作状態を肉眼で容易に確認できるようになる。
【0063】
一方、容器本体(110)の化粧品貯蔵部(112)に貯蔵された化粧品が全部消尽されると、容器本体(110)からパフ結合部(114)を分離した後、化粧品貯蔵部(112)に化粧品を貯蔵して使用することができる。
【0064】
本発明の一実施例による殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器(100)は、容器本体(110)に結合されるパフ(120)の細菌汚染及び増殖が防止されるように殺菌部(140)で紫外線殺菌して衛生性及び保管性を向上させながらも、化粧品の使用前や使用後に随時殺菌できるため、パフ(120)の殺菌による便利性を向上できる。
【0065】
一方、図5と図6は、図1の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器の他の実施例を示した斜視図である。
【0066】
本発明の他の実施例として、化粧品容器(100)は、図5に図示されたように、容器本体(110)に結合されたパフ(120)がブラッシュタイプで形成されたことを図示したものである。
【0067】
また、図6に図示されたように、容器本体(110)の化粧品貯蔵部(112)は、内部に液状のファンデーションなどの化粧品が貯蔵できるように化粧品チューブ容器で形成され、パフ(120)は、上面中央部に排出孔(126)を有する一体型(スポンジタイプ)で形成されたことを図示したものである。
【0068】
ここで、本実施例のパフ(120)は、前述の実施例で提示される上部パフ(122)と下部パフ(124)が相互接合されて形成される複合構造と違って、単一構造で形成される。
【0069】
このように本発明の化粧品容器(100)は、前述の実施例に限らず、粉末、または、液状の化粧品を肌につけることができるように、パフ(120)が結合される多様な化粧品容器(100)が適用できる。
【0070】
前に本発明の特定の実施例が説明されて図示されたが、本発明は記載された実施例に限られることなく、本発明の思想及び範囲を外れないで多様に修正及び変形できることは、この技術分野で通常の知識を有する者に自明である。したがって、そのような修正例、または、変形例などは、本発明の技術的思想や観点から個別的に理解されてはならず、変形された実施例等は、本発明の特許請求の範囲に属するといえる。
【符号の説明】
【0071】
110 容器本体
112 化粧品貯蔵部
114 パフ結合部
114A 化粧品排出通路
120 パフ
122 上部パフ
124 下部パフ
124A 供給孔
126 排出孔
130 容器オーバーキャップ
132 収納スペース
132A 紫外線照射孔
132B 放出孔
133 ネジ固定部
134 蓋部
136 電源ボタン
140 殺菌部
150 電源部
152 電子回路基板
154 電子回路基板蓋
154A 光透過孔
156 固定ネジ
158 乾電池
160 動作表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に粉末状の化粧品が貯蔵され、上面が開放されるように形成される化粧品貯蔵部と、該化粧品貯蔵部の上側に着脱できるように結合され、内部に化粧品排出通路を有するパフ結合部が設けられる容器本体と;
上部パフと多数の供給孔を有する下部パフとが相互接合されて形成され、化粧品が供給されるように前記パフ結合部の上側に前記下部パフが一体に結合されるパフと;
内部に収納スペースが形成され、前記パフを結合している前記パフ結合部の上側に着脱できるように結合される容器オーバーキャップと;
前記パフを殺菌できる紫外線を放出するように前記収納スペースに設けられる殺菌部と;
前記殺菌部に電源を供給するように前記収納スペースに設けられる電源部と;及び
前記電源部の制御信号によって前記殺菌部の動作状態がわかるように設けられる動作表示部とを含むことを特徴とする、
殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。
【請求項2】
前記容器オーバーキャップは、
前記収納スペースに結合され、前記殺菌部を点灯および消灯できるように電源ボタンを有する蓋部を含み、
前記電源部は、
前記収納スペースに収納され、下面に前記殺菌部が結合される電子回路基板と;及び
前記電子回路基板を前記収納スペースに固定するように前記収納スペースに結合され、上面に前記動作表示部が結合される電子回路基板蓋とを含み、
前記動作表示部は、前記殺菌部による前記パフの殺菌の時に点灯され、前記パフの殺菌が完了された後に消灯される発光ダイオードで形成され、
前記電子回路基板蓋には、
前記動作表示部が挿入結合され、前記蓋部の方向に光を発散させるための光透過孔が貫通形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。
【請求項3】
前記電源ボタンは、前記動作表示部から発散される光を前記蓋部の外部から確認できるように透明、または、半透明体で形成されることを特徴とする、
請求項2に記載の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。
【請求項4】
前記容器オーバーキャップは、
前記殺菌部の厚さと同一の高さを有するように前記収納スペースの底面の周りに相互一定間隔に離隔され表面から突出形成される、少なくとも多数のネジ固定部を含み、
前記電子回路基板蓋は、前記収納スペースに結合できるように前記電子回路基板を貫通して前記ネジ固定部にネジ結合される固定ネジを含み、前記固定ネジは、前記ネジ固定部に結合されることを特徴とする、
請求項2に記載の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。
【請求項5】
前記容器オーバーキャップには、
前記殺菌部から放出される紫外線を前記パフに照射できるように、前記収納スペースの底面に前記殺菌部と対応される形状で貫通形成される紫外線照射孔及び前記紫外線照射孔の周辺領域に貫通形成される多数の放出孔を含み、
前記電子回路基板蓋は、
前記電源ボタンの作動によって前記殺菌部に電源を供給するように上面に結合される、少なくとも一つの圧電型乾電池を含むことを特徴とする、
請求項2に記載の殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。
【請求項6】
内部に液状の化粧品が貯蔵され、上面が開放されるように形成される化粧品チューブ容器と、前記化粧品チューブ容器の上側に着脱できるように結合され、内部に化粧品排出通路を有するパフ結合部が設けられる容器本体と;
化粧品が供給されるように前記パフ結合部の上側に結合され、上面中央部に排出孔が形成されるパフと;
内部に収納スペースが形成され、前記パフを結合している前記パフ結合部の上側に着脱できるように結合される容器オーバーキャップと;
前記パフを殺菌できる紫外線を放出するように前記収納スペースに設けられる殺菌部と;
前記殺菌部に電源を供給するように前記収納スペースに設けられる電源部と;及び
前記電源部の制御信号によって前記殺菌部の動作状態がわかるように設けられる動作表示部とを含むことを特徴とする、
殺菌部を備えるパフが結合された化粧品容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−196445(P2012−196445A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−59760(P2012−59760)
【出願日】平成24年3月16日(2012.3.16)
【出願人】(512068776)