母線コネクタ
1つの特徴において、母線コネクタは、第1部分と第2部分とを含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、剛性部材より低い剛性を有し、その剛性部材に取り付けられる第1の表面と、その第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材とを含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材及び第2部分の導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された締結構造を含み、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
母線(busbar)は、しばしば、高電流を運び、或いは、低インダクタンスが要求される電気システム内で電気を通す金属(例えば銅やアルミニウム)の厚いストリップに関連する。時として、2つの異なる電気システム系統からの母線は、その2つの電気システム間で、電気を移送するために接続されることが必要となる。母線を取り付けるための最も一般的な方法は、締結具を使用することであった。母線を取り付ける他のアプローチは、隣接する2つの母線を側面から押すスライド形式のコネクタを使用することである。スライド形式のコネクタは、ルーバ形式のインターフェイスに依存し、充分な電気的接触と機構式の保持力を確実にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【特許文献1】米国特許番号第7,348,932号
【特許文献2】米国特許番号第6,624,787号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
1つの特徴において、母線コネクタは、第1部分と第2部分とを含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、剛性部材より低い剛性を有し、その剛性部材に取り付けられる第1の表面と、その第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材と第2部分の導電部材との間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された締結構造を含み、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0004】
他の特徴において、母線コネクタは、第1部分と第2部分とを含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、第1の剛性部材及び第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、第1の剛性部材及び第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材と第2部分の導電部材との間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造を含み、第1の剛性部材及び第2の剛性部材の各々の上で実質的に第1及び第2の剛性部材の中央部分に母線コネクタの外側部分から母線コネクタの内側部分に力を印加することで第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0005】
更なる特徴において、システムは、無線周波数信号を提供するように構成されたパネルと、そのパネルと電気的に接続状態にある第1の母線と、を含むライン置換可能ユニットを含む。システムはまた、母線コネクタと、第2の母線を有する供給バスと、を含む。母線コネクタは、第1部分及び第2部分を含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、第1の剛性部材及び第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、第1の剛性部材及び第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材及び第2部分の導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造を含み、第1の剛性部材及び第2の剛性部材の各々の上で実質的に第1の剛性部材の中央部分及び第2の剛性部材の中央部分に母線コネクタの外側部分から母線コネクタの内側部分に力を印加することで、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0006】
更なる特徴において、第1の母線及び第2の母線を接続する方法は、第1部分及び第2部分を提供する工程を含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、その剛性部材に取り付けられる第1の表面と、その第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。方法はまた、締結構造を使用して、第1部分の導電部材及び第2部分の導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定し、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする工程を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】パネルアレイの前面からの図である。
【図2】図1のパネルアレイシステムの背面図である。
【図3】図2のパネルアレイシステムの他の背面図である。
【図4】パネルに対する電力分配の例を示すブロック図である。
【図5】母線コネクタの図である。
【図6】図5に示す母線コネクタの拡大図である。
【図7】図9Bの線7−7に沿って得られる、母線を備えた母線コネクタの断面図である。
【図8】図5に示す母線コネクタの側面図である。
【図9A】母線とは非係合の母線コネクタの図である。
【図9B】母線とは非係合の母線コネクタの側面図である。
【図10A】母線と係合した母線コネクタの図である。
【図10B】母線と係合した母線コネクタの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここに記載されるように、母線コネクタ(例えば母線コネクタ20)は、インダクタンス及び電圧降下を最小限にしつつ、2つの高電流母線を相互接続するという課題を解決する。加えて、母線コネクタは、組立及び製造の許容範囲に起因する母線間の不整合及び共平面性でないことを補償することが可能である。また、母線コネクタは、挿入力ゼロを可能にし、滑らかな電気接触領域を提供して、母線に対する損傷を除去し、他の対象物の破片を除去する。母線コネクタは、補足特徴部を含み、電気的接続から係合を解除されるとき、母線コネクタが母線と共にある状態にする。また、母線を母線コネクタに接続し、接続を断つ工程は、迅速で反復可能である。
【0009】
ここに記述される母線コネクタの実施形態は、パネルアレイシステムの環境で使用されるが、母線コネクタは、2つの母線を接続する任意の環境で使用されるであろう。
【0010】
図1乃至3を参照すれば、パネルアレイシステム10はライン置換可能ユニット(LRU)14を含む。LRU14は、LRUに除去可能に取り付けられたパネル12を含む。例えば、パネル12’は、LRU14から取り付けを外されて示される(例えば拡大図)。LRU14はまた、ヒートシンク18(例えば液体冷却システム)を含み、パネル12と背面ヒートシンク19とを冷却して、電気系(不図示)を冷却する。
【0011】
パネルアレイシステム10はまた、DC電力をLRU14にDC電源19(図4)から供給する主分配バス16を含み、パネル12に電力を供給する。主分配バス16は、コンデンサバンク26と支持構造体28を含む供給バス24を含む。供給バス24は、外部電源(不図示)に接続しそこから電力を受けるコネクタ25を含む。コンデンサ26は(例えば1ファラドのコンデンサ)は、母線コネクタ20を通じてDC電力をLRU14に供給する。
【0012】
パネル12は、RF信号を提供し受領する無線周波数(RF)パネルであり、例えば、レーダや通信で使用される。ある実施例では、パネルアレイシステム10は、4つのLRU14を含み、単一のLRU14は、パネルアレイシステム内の全部で32個のパネルのための8個のパネル12を含む。
【0013】
ある実施例では、パネルアレイシステム10は、位相アレイシステムである。比較的高コストの位相アレイは、位相アレイの使用を、すべての特殊用途やほとんどの特殊用途で予め排除してきた。組立体及び構成要素のコスト、特に電源を備えた送信・受信チャンネルのためのものは、主要なコスト要因である。位相アレイのコストは、バッチ処理を有効利用すること、構成要素及び組立体のタッチ作業を最小化することで、減らすことが可能である。それ故に、コンパクトで、コスト効率の良い方法で製造可能な、電源を備えた電気走査アレイ(AESA)のために、タイル状のサブアレイ(パネル12)を提供することは、有利である。サブアレイは、自動化された工程を使用して組み立て可能で、AESAへ組み立てられる前に個別に試験可能である。タイル状のサブアレイ(例えばパネル)の構成を使用することで、位相アレイの取得コスト及びライフサイクルコストは低められ、一方、同時に、ますます難しくなるアンテナのパフォーマンス要求を満たすために、帯域幅、偏波ダイバシティ、堅牢なRFパフォーマンス特徴を改善する。
【0014】
ある実施例では、パネルアレイシステム10は、地上や海や空挺のプラットフォームのために、非常に多様な位相アレイ・レーダ任務や通信任務のためのコスト効率の良い位相アレイ解決策を可能にする。少なくとも1つの実施例では、パネルアレイシステム10は、飛行機の翼や胴体、海洋船、無人飛行機(UAV)、陸上車両に取り付けられたアレイにも適用可能な、薄くて軽量の構造物を提供する。ある実施例では、LRU14の深さDLは、例えば約4.5インチである。パネル12のアレイは、相対的に非常に薄く、パネルアレイシステム10が使用されることが可能な更なる可撓性を提供し、パネルのアレイの全体の大きさは、以前のアプローチによりも著しく小さい。
【0015】
他の位相アレイや位相アレイ構成が、本特許出願と同じ出願人(マサチューセッツ州ウォルサムのレイセオン・カンパニー)の米国特許番号第7,348,932号と第6,624,787号に見つけられ、それらは全体が本願に組み込まれる。
【0016】
図4を参照すれば、1つの実施例では、4つのコンデンサ26は、母線コネクタ20を通じてLRU14にDC電力を供給する。例えば、LRU14の母線102(図7)は、主分配バス16の母線104(図7)に接続される。LRU14は、1つの特殊な実施例では4個の電源ストレージ及び制御回路34へDC電力を供給するDC電力分配及び論理回路32を含み、各ストレージ及び制御回路34は、例えば、2つのパネル12に電力を供給する。ストレージ及び制御回路34は、パネルアレイシステム10の全体のシステム要求に基づいて、パネル12に供給される電力量を制御する。
【0017】
図5及び6では、母線コネクタ20は、2つの部分(例えば第1部分40a、第2部分40b)を含む。各部分40a,40bは、剛性部材と、導電部材と、規格適合部材とを含む。例えば、第1部分40aは、剛性部材42a,42bと、導電部材52aと、規格適合部材46aと、を含み、第2部分40bは、剛性部材42c,42dと、導電部材52bと、規格適合部材46bと、を含む。剛性部材42a−42dは、端部62a,62bと、中央部分64と、を含む。剛性部材42a−42dはまた、端部65a,65bを含む。ある実施例では、剛性部材42a−42dは、金属(例えばステンレス鋼)を含み、規格適合部材46a,46bは、ゴム(例えばデュロメータ硬度70を有する)であり、導電部材52a,52bは、金メッキされた銅である。ある実施例では、各剛性部材42a−42dの厚さT1は約8mmで、規格適合部材46a,46bの各々の厚さT2は約3mmである。
【0018】
2つの部分40a、40bは、剛性部材42a、42cの端部62a、62bを通って延伸するねじ48a、48b(例えば肩付きねじ)と、剛性部材42a、42cの中央部分64を通って延伸するねじ44a、44b(例えばクランプねじ)とによって取り付けられており、剛性部材42a−42dは、母線コネクタ20の外側(又は外部)部分を形成し、導電部材52a、52bは、母線コネクタの内側(又は内部)部分を形成する。
【0019】
導電部材52a,52bは、電流及び/又はインダクタンスの要求に適合するためにサイズが変更されてもよい。ある実施例では、導電部材52a,52bは、滑らかな金メッキされた銅を含み、母線や導電部材それ自体に損傷を与えることなく、母線を接続したり接続を外したりする複数のサイクルを可能にする。
【0020】
ある実施例では、導電部材52a,52bは、ねじ56を使用して、規格適合部材46a,46bと剛性部材42a−42dとにしっかりと固定される。例えば、ねじ56(例えばナイロンねじ)は、導電部材52b内の対応する穴66を通って、規格適合部材46b内の対応する穴76を通って、剛性部材42c,42d内の対応する穴86(例えばねじ穴)を通って延伸する。他の実施例では、規格適合部材46a,46bは、1又は2以上の接着剤やエポキシ等を使用して、剛性部材42a−42dと導電部材52a,52b,46aとに接合される。
【0021】
ねじ44a,44bは、ワッシャ45(例えば各々が3個のワッシャ)と第1及び第2部分40a,40bとを通じて延伸する。第1部分40aに関して、ねじ44a,44bは、剛性部材42a,42bの中央部分64の対応する穴54a,54b(例えばねじ穴)を通じて、規格適合部材46a,46bの対応する穴(不図示)を通じて、導電部材52a内の対応する空隙(不図示)を通じて延伸する。ある実施例では、穴54a,54bは、剛性部材42a,42bの端部65a,65bから等距離である。第2部分40bに関して、ねじ44a,44bは、導電部材52b内の対応する空隙68a,68bを通じて、規格適合部材46bの穴78a,78bを通じて、剛性部材42c,42dの対応する中央部分64の対応する穴84a,84b(例えばねじ穴)を通じて延伸する。ある実施例では、穴78a,78bは、剛性部材42c,42dの端部65a,65bから等距離である。他の実施例では、ねじ44a,44bは、例えばクランプやラッチ等の他の種類の締結構造によって置き換わるであろう。クリップ94(例えば、CクリップやEクリップ)は、ねじ44a,44bに取り付けられ、ねじ44a,44bが緩められるとき、ねじが母線コネクタ20から分離するのを防ぐ。それは、替わって、第1及び第2部分40a,40bが、互いに完全に分離することを防ぐ。
【0022】
ねじ48a,48bは、剛性部材42aの各端部62a,62b上の対応する穴58a,58bを通じて延伸し、規格適合部材46a,46b内の対応する空隙74a,74bを通じて延伸し、剛性部材42cの対応する端部上の対応する穴84a,84b(例えばねじ穴)にしっかりと固定される。ねじ48a,48bは、補足機構(captive mechanism)であり、特定の母線(例えば母線102(図7))が母線コネクタ20から分離するのを防ぐために使用される。タブは、ねじ48a,48bを迂回することができないから、母線102は、母線102が母線コネクタ20から分離するのを防止するタブ110を含む。タブを含まない母線104(図7)は、ねじ44a,44bが緩められるとき(例えば母線104を引っ張り出すことで)、母線コネクタ20から自由に分離することが可能である。ある実施例では、LRU14は、母線102と母線コネクタ20とを含み、主分配バス16は、母線104を含む。母線コネクタ20は、サブ組立体(例えばLRU14)が取り付けられたり(例えば母線104内に引き入れられる)取り外されたり(例えば母線104を引っ張り出す)することを可能にし、他のサブ組立体から独立して、損傷を受けた組立体がパネルアレイシステム10の他の部分を乱すことなく置き換えられるときに、修復時間を短くすることを可能にする。
【0023】
他の実施例では、タブ110は、母線102を配置するためにねじ48a,48bと共に使用され、両方の母線102,104は導電部材52a,52bに、例えば等しい領域の量だけ、広がる。とりわけ、母線102は、タブ110の側面116がねじ48a,48bに接触するとき、母線102は、距離Xだけ母線コネクタ20の中へ延伸するように規格に従って製造される。その結果、母線102は、規格に従って製造され、距離Xは、導電部材52a,52b間の所望量の表面領域をカバーしている母線102に対応するために選択される。その結果、使用者は、母線102を母線104に迅速に接続することが可能である。
【0024】
図8を参照すれば、ねじ44a,44bが使用され、第1及び第2部分40a,40bを締結し、同時に、剛性部材42a,42cの中央部分64に方向IN1,IN2に力を印加することで母線102、104との安全で確固たる接続を形成する。肉眼では見えないが、端部分62a,62bは、コネクタ20から方向OUT1,OUT2に弓状に反り上がり離れる。規格適合部材52a,52bがなければ、これは、導電部材52a,52bと母線(例えば幅Wcに沿った母線102,104と導電部材52a,52bとの間の母線)の全幅を横切った物理的・電気的接触を提供しないという効果を有するであろう。導電部材52a,52bと母線102,102bとの間の電気的接触に関するこの反り上がりの効果は、導電部材と剛性部材42a−42dとの間にある規格適合部材46a,46bの(例えば、剛性部材と比較して)低い剛性によって最小化され、それによって、低いインダクタンスの接続という結果になる。とりわけ、規格適合部材52a,52bの剛性は、剛性部材42a−42dの剛性より低いから、コネクタの容量部分と母線との全幅を横切った物理的・電気的接触が、(例えば幅Wcに沿った母線102,104と導電部材52a,52bとの間で)達成される。ある実施例では、インダクタンスは、2nHより小さい。ある実施例では、ねじが締められるとき、幅Wcに沿った圧力は、一貫して10psiより大きい。ある実施例では、ねじ44a,44bは、300シリーズのステンレス鋼#10−32であり、ねじは、そのようなねじのための推奨されるトルク(例えば約1.9N・m(17 in−lbs))に締めつけられる。
【0025】
図9A,9B,10A,10Bを参照すれば、母線102,104の着脱は、力をほとんど使用しないか全く使用しないで母線を挿入したり除去したりして、そして、ねじ44a,44bを締めたり緩めたりして実行される。例えばねじ44a,44bが緩められるとき、母線コネクタ20は、母線104から係合を解除され、母線104は除去される(図8A,8B)。他の実施例では、母線102,104は、母線コネクタ20に挿入される。ねじ44a,44bが締めつけられるとき、母線コネクタ20は、母線102,104に係合されて電気的接続を提供し、母線102,104間で電流の流れを可能にする(図9A、9B)。剛性部材42a,42cの中央部分64におけるねじ44a,44bの配置は、ねじ44a,44b間でトルクを特に順序付ける必要なく、反復可能な結果を可能にする。
【0026】
母線コネクタ20は、また、異なる母線厚さに適合可能である。例えば、母線102が厚さT3を有し、母線104が厚さT4を有するのであれば、母線コネクタ20は、T3>T4、T3=T4、T3<T4に適合可能である。母線コネクタ20はまた、組立及び製造の許容範囲に起因して、母線102,104間で、不整合及び/又は共平面性でないことを補償することが可能である。
【0027】
他の実施例では、剛性部材42a,42bは、単一の剛性部材で置き換えられ、剛性部材42c、42dは、他の単一部材で置き換えられる。この構成では、2つの母線の間に存在する任意の角度、及び/又は、厚さの相違を吸収するという母線コネクタ20の能力は制限されるが、しかし、母線102,104が母線コネクタ20よりもむしろ同じになるのであれば、この構成は望まれるであろう。
【0028】
ここに記述した異なる実施形態の要素は、上にて特に述べられない限り、他の実施形態を形成するために結合されるであろう。ここに特に記述されない他の実施形態はまた、以下の特許請求の範囲内にある。
【背景技術】
【0001】
母線(busbar)は、しばしば、高電流を運び、或いは、低インダクタンスが要求される電気システム内で電気を通す金属(例えば銅やアルミニウム)の厚いストリップに関連する。時として、2つの異なる電気システム系統からの母線は、その2つの電気システム間で、電気を移送するために接続されることが必要となる。母線を取り付けるための最も一般的な方法は、締結具を使用することであった。母線を取り付ける他のアプローチは、隣接する2つの母線を側面から押すスライド形式のコネクタを使用することである。スライド形式のコネクタは、ルーバ形式のインターフェイスに依存し、充分な電気的接触と機構式の保持力を確実にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【特許文献1】米国特許番号第7,348,932号
【特許文献2】米国特許番号第6,624,787号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
1つの特徴において、母線コネクタは、第1部分と第2部分とを含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、剛性部材より低い剛性を有し、その剛性部材に取り付けられる第1の表面と、その第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材と第2部分の導電部材との間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された締結構造を含み、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0004】
他の特徴において、母線コネクタは、第1部分と第2部分とを含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、第1の剛性部材及び第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、第1の剛性部材及び第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材と第2部分の導電部材との間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造を含み、第1の剛性部材及び第2の剛性部材の各々の上で実質的に第1及び第2の剛性部材の中央部分に母線コネクタの外側部分から母線コネクタの内側部分に力を印加することで第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0005】
更なる特徴において、システムは、無線周波数信号を提供するように構成されたパネルと、そのパネルと電気的に接続状態にある第1の母線と、を含むライン置換可能ユニットを含む。システムはまた、母線コネクタと、第2の母線を有する供給バスと、を含む。母線コネクタは、第1部分及び第2部分を含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、第1の剛性部材及び第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、第1の剛性部材及び第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。母線コネクタはまた、第1部分の導電部材及び第2部分の導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造を含み、第1の剛性部材及び第2の剛性部材の各々の上で実質的に第1の剛性部材の中央部分及び第2の剛性部材の中央部分に母線コネクタの外側部分から母線コネクタの内側部分に力を印加することで、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする。
【0006】
更なる特徴において、第1の母線及び第2の母線を接続する方法は、第1部分及び第2部分を提供する工程を含む。各部分は、母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、その剛性部材に取り付けられる第1の表面と、その第1の表面の反対側で導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む。方法はまた、締結構造を使用して、第1部分の導電部材及び第2部分の導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定し、第1の母線と第2の母線との間で電流の流れを可能にする工程を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】パネルアレイの前面からの図である。
【図2】図1のパネルアレイシステムの背面図である。
【図3】図2のパネルアレイシステムの他の背面図である。
【図4】パネルに対する電力分配の例を示すブロック図である。
【図5】母線コネクタの図である。
【図6】図5に示す母線コネクタの拡大図である。
【図7】図9Bの線7−7に沿って得られる、母線を備えた母線コネクタの断面図である。
【図8】図5に示す母線コネクタの側面図である。
【図9A】母線とは非係合の母線コネクタの図である。
【図9B】母線とは非係合の母線コネクタの側面図である。
【図10A】母線と係合した母線コネクタの図である。
【図10B】母線と係合した母線コネクタの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここに記載されるように、母線コネクタ(例えば母線コネクタ20)は、インダクタンス及び電圧降下を最小限にしつつ、2つの高電流母線を相互接続するという課題を解決する。加えて、母線コネクタは、組立及び製造の許容範囲に起因する母線間の不整合及び共平面性でないことを補償することが可能である。また、母線コネクタは、挿入力ゼロを可能にし、滑らかな電気接触領域を提供して、母線に対する損傷を除去し、他の対象物の破片を除去する。母線コネクタは、補足特徴部を含み、電気的接続から係合を解除されるとき、母線コネクタが母線と共にある状態にする。また、母線を母線コネクタに接続し、接続を断つ工程は、迅速で反復可能である。
【0009】
ここに記述される母線コネクタの実施形態は、パネルアレイシステムの環境で使用されるが、母線コネクタは、2つの母線を接続する任意の環境で使用されるであろう。
【0010】
図1乃至3を参照すれば、パネルアレイシステム10はライン置換可能ユニット(LRU)14を含む。LRU14は、LRUに除去可能に取り付けられたパネル12を含む。例えば、パネル12’は、LRU14から取り付けを外されて示される(例えば拡大図)。LRU14はまた、ヒートシンク18(例えば液体冷却システム)を含み、パネル12と背面ヒートシンク19とを冷却して、電気系(不図示)を冷却する。
【0011】
パネルアレイシステム10はまた、DC電力をLRU14にDC電源19(図4)から供給する主分配バス16を含み、パネル12に電力を供給する。主分配バス16は、コンデンサバンク26と支持構造体28を含む供給バス24を含む。供給バス24は、外部電源(不図示)に接続しそこから電力を受けるコネクタ25を含む。コンデンサ26は(例えば1ファラドのコンデンサ)は、母線コネクタ20を通じてDC電力をLRU14に供給する。
【0012】
パネル12は、RF信号を提供し受領する無線周波数(RF)パネルであり、例えば、レーダや通信で使用される。ある実施例では、パネルアレイシステム10は、4つのLRU14を含み、単一のLRU14は、パネルアレイシステム内の全部で32個のパネルのための8個のパネル12を含む。
【0013】
ある実施例では、パネルアレイシステム10は、位相アレイシステムである。比較的高コストの位相アレイは、位相アレイの使用を、すべての特殊用途やほとんどの特殊用途で予め排除してきた。組立体及び構成要素のコスト、特に電源を備えた送信・受信チャンネルのためのものは、主要なコスト要因である。位相アレイのコストは、バッチ処理を有効利用すること、構成要素及び組立体のタッチ作業を最小化することで、減らすことが可能である。それ故に、コンパクトで、コスト効率の良い方法で製造可能な、電源を備えた電気走査アレイ(AESA)のために、タイル状のサブアレイ(パネル12)を提供することは、有利である。サブアレイは、自動化された工程を使用して組み立て可能で、AESAへ組み立てられる前に個別に試験可能である。タイル状のサブアレイ(例えばパネル)の構成を使用することで、位相アレイの取得コスト及びライフサイクルコストは低められ、一方、同時に、ますます難しくなるアンテナのパフォーマンス要求を満たすために、帯域幅、偏波ダイバシティ、堅牢なRFパフォーマンス特徴を改善する。
【0014】
ある実施例では、パネルアレイシステム10は、地上や海や空挺のプラットフォームのために、非常に多様な位相アレイ・レーダ任務や通信任務のためのコスト効率の良い位相アレイ解決策を可能にする。少なくとも1つの実施例では、パネルアレイシステム10は、飛行機の翼や胴体、海洋船、無人飛行機(UAV)、陸上車両に取り付けられたアレイにも適用可能な、薄くて軽量の構造物を提供する。ある実施例では、LRU14の深さDLは、例えば約4.5インチである。パネル12のアレイは、相対的に非常に薄く、パネルアレイシステム10が使用されることが可能な更なる可撓性を提供し、パネルのアレイの全体の大きさは、以前のアプローチによりも著しく小さい。
【0015】
他の位相アレイや位相アレイ構成が、本特許出願と同じ出願人(マサチューセッツ州ウォルサムのレイセオン・カンパニー)の米国特許番号第7,348,932号と第6,624,787号に見つけられ、それらは全体が本願に組み込まれる。
【0016】
図4を参照すれば、1つの実施例では、4つのコンデンサ26は、母線コネクタ20を通じてLRU14にDC電力を供給する。例えば、LRU14の母線102(図7)は、主分配バス16の母線104(図7)に接続される。LRU14は、1つの特殊な実施例では4個の電源ストレージ及び制御回路34へDC電力を供給するDC電力分配及び論理回路32を含み、各ストレージ及び制御回路34は、例えば、2つのパネル12に電力を供給する。ストレージ及び制御回路34は、パネルアレイシステム10の全体のシステム要求に基づいて、パネル12に供給される電力量を制御する。
【0017】
図5及び6では、母線コネクタ20は、2つの部分(例えば第1部分40a、第2部分40b)を含む。各部分40a,40bは、剛性部材と、導電部材と、規格適合部材とを含む。例えば、第1部分40aは、剛性部材42a,42bと、導電部材52aと、規格適合部材46aと、を含み、第2部分40bは、剛性部材42c,42dと、導電部材52bと、規格適合部材46bと、を含む。剛性部材42a−42dは、端部62a,62bと、中央部分64と、を含む。剛性部材42a−42dはまた、端部65a,65bを含む。ある実施例では、剛性部材42a−42dは、金属(例えばステンレス鋼)を含み、規格適合部材46a,46bは、ゴム(例えばデュロメータ硬度70を有する)であり、導電部材52a,52bは、金メッキされた銅である。ある実施例では、各剛性部材42a−42dの厚さT1は約8mmで、規格適合部材46a,46bの各々の厚さT2は約3mmである。
【0018】
2つの部分40a、40bは、剛性部材42a、42cの端部62a、62bを通って延伸するねじ48a、48b(例えば肩付きねじ)と、剛性部材42a、42cの中央部分64を通って延伸するねじ44a、44b(例えばクランプねじ)とによって取り付けられており、剛性部材42a−42dは、母線コネクタ20の外側(又は外部)部分を形成し、導電部材52a、52bは、母線コネクタの内側(又は内部)部分を形成する。
【0019】
導電部材52a,52bは、電流及び/又はインダクタンスの要求に適合するためにサイズが変更されてもよい。ある実施例では、導電部材52a,52bは、滑らかな金メッキされた銅を含み、母線や導電部材それ自体に損傷を与えることなく、母線を接続したり接続を外したりする複数のサイクルを可能にする。
【0020】
ある実施例では、導電部材52a,52bは、ねじ56を使用して、規格適合部材46a,46bと剛性部材42a−42dとにしっかりと固定される。例えば、ねじ56(例えばナイロンねじ)は、導電部材52b内の対応する穴66を通って、規格適合部材46b内の対応する穴76を通って、剛性部材42c,42d内の対応する穴86(例えばねじ穴)を通って延伸する。他の実施例では、規格適合部材46a,46bは、1又は2以上の接着剤やエポキシ等を使用して、剛性部材42a−42dと導電部材52a,52b,46aとに接合される。
【0021】
ねじ44a,44bは、ワッシャ45(例えば各々が3個のワッシャ)と第1及び第2部分40a,40bとを通じて延伸する。第1部分40aに関して、ねじ44a,44bは、剛性部材42a,42bの中央部分64の対応する穴54a,54b(例えばねじ穴)を通じて、規格適合部材46a,46bの対応する穴(不図示)を通じて、導電部材52a内の対応する空隙(不図示)を通じて延伸する。ある実施例では、穴54a,54bは、剛性部材42a,42bの端部65a,65bから等距離である。第2部分40bに関して、ねじ44a,44bは、導電部材52b内の対応する空隙68a,68bを通じて、規格適合部材46bの穴78a,78bを通じて、剛性部材42c,42dの対応する中央部分64の対応する穴84a,84b(例えばねじ穴)を通じて延伸する。ある実施例では、穴78a,78bは、剛性部材42c,42dの端部65a,65bから等距離である。他の実施例では、ねじ44a,44bは、例えばクランプやラッチ等の他の種類の締結構造によって置き換わるであろう。クリップ94(例えば、CクリップやEクリップ)は、ねじ44a,44bに取り付けられ、ねじ44a,44bが緩められるとき、ねじが母線コネクタ20から分離するのを防ぐ。それは、替わって、第1及び第2部分40a,40bが、互いに完全に分離することを防ぐ。
【0022】
ねじ48a,48bは、剛性部材42aの各端部62a,62b上の対応する穴58a,58bを通じて延伸し、規格適合部材46a,46b内の対応する空隙74a,74bを通じて延伸し、剛性部材42cの対応する端部上の対応する穴84a,84b(例えばねじ穴)にしっかりと固定される。ねじ48a,48bは、補足機構(captive mechanism)であり、特定の母線(例えば母線102(図7))が母線コネクタ20から分離するのを防ぐために使用される。タブは、ねじ48a,48bを迂回することができないから、母線102は、母線102が母線コネクタ20から分離するのを防止するタブ110を含む。タブを含まない母線104(図7)は、ねじ44a,44bが緩められるとき(例えば母線104を引っ張り出すことで)、母線コネクタ20から自由に分離することが可能である。ある実施例では、LRU14は、母線102と母線コネクタ20とを含み、主分配バス16は、母線104を含む。母線コネクタ20は、サブ組立体(例えばLRU14)が取り付けられたり(例えば母線104内に引き入れられる)取り外されたり(例えば母線104を引っ張り出す)することを可能にし、他のサブ組立体から独立して、損傷を受けた組立体がパネルアレイシステム10の他の部分を乱すことなく置き換えられるときに、修復時間を短くすることを可能にする。
【0023】
他の実施例では、タブ110は、母線102を配置するためにねじ48a,48bと共に使用され、両方の母線102,104は導電部材52a,52bに、例えば等しい領域の量だけ、広がる。とりわけ、母線102は、タブ110の側面116がねじ48a,48bに接触するとき、母線102は、距離Xだけ母線コネクタ20の中へ延伸するように規格に従って製造される。その結果、母線102は、規格に従って製造され、距離Xは、導電部材52a,52b間の所望量の表面領域をカバーしている母線102に対応するために選択される。その結果、使用者は、母線102を母線104に迅速に接続することが可能である。
【0024】
図8を参照すれば、ねじ44a,44bが使用され、第1及び第2部分40a,40bを締結し、同時に、剛性部材42a,42cの中央部分64に方向IN1,IN2に力を印加することで母線102、104との安全で確固たる接続を形成する。肉眼では見えないが、端部分62a,62bは、コネクタ20から方向OUT1,OUT2に弓状に反り上がり離れる。規格適合部材52a,52bがなければ、これは、導電部材52a,52bと母線(例えば幅Wcに沿った母線102,104と導電部材52a,52bとの間の母線)の全幅を横切った物理的・電気的接触を提供しないという効果を有するであろう。導電部材52a,52bと母線102,102bとの間の電気的接触に関するこの反り上がりの効果は、導電部材と剛性部材42a−42dとの間にある規格適合部材46a,46bの(例えば、剛性部材と比較して)低い剛性によって最小化され、それによって、低いインダクタンスの接続という結果になる。とりわけ、規格適合部材52a,52bの剛性は、剛性部材42a−42dの剛性より低いから、コネクタの容量部分と母線との全幅を横切った物理的・電気的接触が、(例えば幅Wcに沿った母線102,104と導電部材52a,52bとの間で)達成される。ある実施例では、インダクタンスは、2nHより小さい。ある実施例では、ねじが締められるとき、幅Wcに沿った圧力は、一貫して10psiより大きい。ある実施例では、ねじ44a,44bは、300シリーズのステンレス鋼#10−32であり、ねじは、そのようなねじのための推奨されるトルク(例えば約1.9N・m(17 in−lbs))に締めつけられる。
【0025】
図9A,9B,10A,10Bを参照すれば、母線102,104の着脱は、力をほとんど使用しないか全く使用しないで母線を挿入したり除去したりして、そして、ねじ44a,44bを締めたり緩めたりして実行される。例えばねじ44a,44bが緩められるとき、母線コネクタ20は、母線104から係合を解除され、母線104は除去される(図8A,8B)。他の実施例では、母線102,104は、母線コネクタ20に挿入される。ねじ44a,44bが締めつけられるとき、母線コネクタ20は、母線102,104に係合されて電気的接続を提供し、母線102,104間で電流の流れを可能にする(図9A、9B)。剛性部材42a,42cの中央部分64におけるねじ44a,44bの配置は、ねじ44a,44b間でトルクを特に順序付ける必要なく、反復可能な結果を可能にする。
【0026】
母線コネクタ20は、また、異なる母線厚さに適合可能である。例えば、母線102が厚さT3を有し、母線104が厚さT4を有するのであれば、母線コネクタ20は、T3>T4、T3=T4、T3<T4に適合可能である。母線コネクタ20はまた、組立及び製造の許容範囲に起因して、母線102,104間で、不整合及び/又は共平面性でないことを補償することが可能である。
【0027】
他の実施例では、剛性部材42a,42bは、単一の剛性部材で置き換えられ、剛性部材42c、42dは、他の単一部材で置き換えられる。この構成では、2つの母線の間に存在する任意の角度、及び/又は、厚さの相違を吸収するという母線コネクタ20の能力は制限されるが、しかし、母線102,104が母線コネクタ20よりもむしろ同じになるのであれば、この構成は望まれるであろう。
【0028】
ここに記述した異なる実施形態の要素は、上にて特に述べられない限り、他の実施形態を形成するために結合されるであろう。ここに特に記述されない他の実施形態はまた、以下の特許請求の範囲内にある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部分及び第2部分であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、第1部分及び第2部分と、
前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された締結構造であって、当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、締結構造と、を含む、母線コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、実質的に前記剛性部材の中央で前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの内側部分に内方向に向けた力を印加することで前記第1の母線及び前記第2の母線をしっかりと固定するように構成された、母線コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、前記第1部分の前記剛性部材及び前記第2部分の前記剛性部材を通って延伸するねじを備える、母線コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1部分及び前記第2部分を接続する第1の肩ねじ及び第2の肩ねじを更に備え、
前記第1の母線は、前記肩ねじによって補足されたタブを備える、母線コネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材は、第1の剛性部材であり、
前記第1部分及び前記第2部分の各々は、バスの外側部分を形成する第2の剛性部材を更に備える、母線コネクタ。
【請求項6】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材は、金属を備える、母線コネクタ。
【請求項7】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、ゴムを備える、母線コネクタ。
【請求項8】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、デュロメータ硬度70を有する、母線コネクタ。
【請求項9】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記導電部材は、銅を備える、母線コネクタ。
【請求項10】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、母線コネクタ。
【請求項11】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材と前記規格適合部材と前記導電部材とを結合する第1のナイロンねじのセットを更に備える、母線コネクタ。
【請求項12】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、接着剤及びエポキシ樹脂の少なくともいずれか一方を使用して前記剛性部材及び前記導電部材に結合される、母線コネクタ。
【請求項13】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の母線及び前記第2の母線は、異なる厚さを有する、母線コネクタ。
【請求項14】
第1部分及び第2部分であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該第1の剛性部材及び当該第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、第1部分及び第2部分と、
前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造であって、前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材の各々の上で実質的に当該第1の剛性部材の中央部分及び当該第2の剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に力を印加することで当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、第1の締結構造及び第2の締結構造と、を含む、母線コネクタ。
【請求項15】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、ねじを備える、母線コネクタ。
【請求項16】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材は、金属を備え、
前記規格適合部材は、ゴムを備え、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、母線コネクタ。
【請求項17】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1部分の前記第1の剛性部材の中の対応する穴を通って延伸し、前記第2部分の前記第1の剛性部材の中の対応するねじにしっかりと固定される第1の肩ねじ及び第2の肩ねじを更に備え、
前記第1の母線は、前記第1の肩ねじ及び前記第2の肩ねじによって補足されたタブを備える、母線コネクタ。
【請求項18】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の母線及び前記第2の母線は、異なる厚さを有する、母線コネクタ。
【請求項19】
ライン置換可能ユニットと供給バス要素と母線コネクタとを含むシステムであって、
前記ライン置換可能ユニットは、
無線周波数信号を提供するように構成されたパネルと、
前記パネルと電気的に接続状態にある第1の母線と、を含み、
前記供給バス要素は、第2の母線を含み、
前記母線コネクタは、第1部分及び第2部分と、第1の締結構造及び第2の締結構造と、を含み、
前記第1部分及び前記第2部分は、各部分が、
前記母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該第1の剛性部材及び当該第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含み、
前記第1の締結構造及び前記第2の締結構造は、前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で前記第1の母線と前記第2の母線とをしっかりと固定するように構成されて、前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材の各々の上で実質的に当該第1の剛性部材の中央部分及び当該第2の剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に力を印加することで当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、システム。
【請求項20】
請求項19に記載のシステムにおいて、
前記締結構造は、ねじを備える、システム。
【請求項21】
請求項19に記載のシステムにおいて、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材は、金属を備え、
前記規格適合部材は、ゴムを備え、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、システム。
【請求項22】
第1の母線及び第2の母線を接続する方法であって、
第1部分及び第2部分を提供する工程であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記剛性部材より低い剛性を有し、当該剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、工程と、
締結構造を使用して、前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で前記第1の母線と前記第2の母線とをしっかりと固定し、当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする工程と、を含む、方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法において、
締結構造を使用する工程は、前記第1部分の前記剛性部材及び前記第2部分の前記剛性部材を通って延伸するねじを使用する工程を備える、方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法において、
締結構造を使用する工程は、実質的に前記剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に内方向に向けた力を印加するで前記第1の母線及び前記第2の母線をしっかりと固定するために、当該締結構造を使用する工程を備える、方法。
【請求項25】
請求項22に記載の方法において、
第1のねじ肩ねじ及び第2の肩ねじを使用して前記第1部分及び前記第2部分を接続する工程と、
前記第1の肩ねじ及び前記第2の肩ねじを使用して前記第1の母線のタブを補足する工程と、を更に備える、方法。
【請求項1】
第1部分及び第2部分であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、第1部分及び第2部分と、
前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された締結構造であって、当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、締結構造と、を含む、母線コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、実質的に前記剛性部材の中央で前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの内側部分に内方向に向けた力を印加することで前記第1の母線及び前記第2の母線をしっかりと固定するように構成された、母線コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、前記第1部分の前記剛性部材及び前記第2部分の前記剛性部材を通って延伸するねじを備える、母線コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1部分及び前記第2部分を接続する第1の肩ねじ及び第2の肩ねじを更に備え、
前記第1の母線は、前記肩ねじによって補足されたタブを備える、母線コネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材は、第1の剛性部材であり、
前記第1部分及び前記第2部分の各々は、バスの外側部分を形成する第2の剛性部材を更に備える、母線コネクタ。
【請求項6】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材は、金属を備える、母線コネクタ。
【請求項7】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、ゴムを備える、母線コネクタ。
【請求項8】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、デュロメータ硬度70を有する、母線コネクタ。
【請求項9】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記導電部材は、銅を備える、母線コネクタ。
【請求項10】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、母線コネクタ。
【請求項11】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記剛性部材と前記規格適合部材と前記導電部材とを結合する第1のナイロンねじのセットを更に備える、母線コネクタ。
【請求項12】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記規格適合部材は、接着剤及びエポキシ樹脂の少なくともいずれか一方を使用して前記剛性部材及び前記導電部材に結合される、母線コネクタ。
【請求項13】
請求項1に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の母線及び前記第2の母線は、異なる厚さを有する、母線コネクタ。
【請求項14】
第1部分及び第2部分であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該第1の剛性部材及び当該第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、第1部分及び第2部分と、
前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で第1の母線と第2の母線とをしっかりと固定するように構成された第1の締結構造及び第2の締結構造であって、前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材の各々の上で実質的に当該第1の剛性部材の中央部分及び当該第2の剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に力を印加することで当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、第1の締結構造及び第2の締結構造と、を含む、母線コネクタ。
【請求項15】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記締結構造は、ねじを備える、母線コネクタ。
【請求項16】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材は、金属を備え、
前記規格適合部材は、ゴムを備え、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、母線コネクタ。
【請求項17】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1部分の前記第1の剛性部材の中の対応する穴を通って延伸し、前記第2部分の前記第1の剛性部材の中の対応するねじにしっかりと固定される第1の肩ねじ及び第2の肩ねじを更に備え、
前記第1の母線は、前記第1の肩ねじ及び前記第2の肩ねじによって補足されたタブを備える、母線コネクタ。
【請求項18】
請求項14に記載の母線コネクタにおいて、
前記第1の母線及び前記第2の母線は、異なる厚さを有する、母線コネクタ。
【請求項19】
ライン置換可能ユニットと供給バス要素と母線コネクタとを含むシステムであって、
前記ライン置換可能ユニットは、
無線周波数信号を提供するように構成されたパネルと、
前記パネルと電気的に接続状態にある第1の母線と、を含み、
前記供給バス要素は、第2の母線を含み、
前記母線コネクタは、第1部分及び第2部分と、第1の締結構造及び第2の締結構造と、を含み、
前記第1部分及び前記第2部分は、各部分が、
前記母線コネクタの外側部分を形成する第1の剛性部材及び第2の剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材より低い剛性を有する規格適合部材であって、当該第1の剛性部材及び当該第2の剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含み、
前記第1の締結構造及び前記第2の締結構造は、前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で前記第1の母線と前記第2の母線とをしっかりと固定するように構成されて、前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材の各々の上で実質的に当該第1の剛性部材の中央部分及び当該第2の剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に力を印加することで当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする、システム。
【請求項20】
請求項19に記載のシステムにおいて、
前記締結構造は、ねじを備える、システム。
【請求項21】
請求項19に記載のシステムにおいて、
前記第1の剛性部材及び前記第2の剛性部材は、金属を備え、
前記規格適合部材は、ゴムを備え、
前記導電部材は、金メッキされた銅を備える、システム。
【請求項22】
第1の母線及び第2の母線を接続する方法であって、
第1部分及び第2部分を提供する工程であって、各部分が、
母線コネクタの外側部分を形成する剛性部材と、
前記母線コネクタの内側部分を形成する導電部材と、
前記剛性部材より低い剛性を有し、当該剛性部材に取り付けられる第1の表面と、当該第1の表面の反対側で前記導電部材に取り付けられる第2の表面と、を有する規格適合部材と、を含む、工程と、
締結構造を使用して、前記第1部分の前記導電部材及び前記第2部分の前記導電部材の間にありそれらと接触した状態で前記第1の母線と前記第2の母線とをしっかりと固定し、当該第1の母線と当該第2の母線との間で電流の流れを可能にする工程と、を含む、方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法において、
締結構造を使用する工程は、前記第1部分の前記剛性部材及び前記第2部分の前記剛性部材を通って延伸するねじを使用する工程を備える、方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法において、
締結構造を使用する工程は、実質的に前記剛性部材の中央部分に前記母線コネクタの前記外側部分から当該母線コネクタの前記内側部分に内方向に向けた力を印加するで前記第1の母線及び前記第2の母線をしっかりと固定するために、当該締結構造を使用する工程を備える、方法。
【請求項25】
請求項22に記載の方法において、
第1のねじ肩ねじ及び第2の肩ねじを使用して前記第1部分及び前記第2部分を接続する工程と、
前記第1の肩ねじ及び前記第2の肩ねじを使用して前記第1の母線のタブを補足する工程と、を更に備える、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【公表番号】特表2012−521637(P2012−521637A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502079(P2012−502079)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/026014
【国際公開番号】WO2010/111004
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(503455363)レイセオン カンパニー (244)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/026014
【国際公開番号】WO2010/111004
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(503455363)レイセオン カンパニー (244)
【Fターム(参考)】
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