説明

気体注入方式の構造体及びその製法

【課題】スムーズかつ均一で、美しくて綺麗な色彩の図案及び文字の設計が印刷可能な気体注入方式構造体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】薄い層状体70の中央位置に、孔71を開ける。薄い層状体70の上下に、それぞれ第一薄膜60及び第二薄膜61を貼り付ける。第一薄膜60及び第二薄膜61の両方又はその一つの外側に、それぞれ色料付着層を覆う。色料付着層は色料を吸い付けるために設けられる。一方、第一薄膜60と第二薄膜61との間には、その孔71の内縁位置に対応する箇所に、エアノズル83を設ける。第一薄膜60及び第二薄膜61の孔の内縁位置に対応する箇所を熱で封じるときに、エアノズル83の外縁はそれぞれ第一薄膜60及び第二薄膜61の内側に、熱で封じられる。また、第一薄膜60及び第二薄膜61の孔71の内縁と封じエリア81との対応する箇所に、断裂ライン82を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は気体注入方式の気球の構造に関するものであり、特に、気体注入方式の構造体及びその製法に関する。気体注入方式の構造体が図案及び文字の出力装置(例えば、プリンター(printer))に放置できる。図案及び文字の出力装置を経由して、自製の図案及び文字をスムーズ(smooth)かつ均一に、気体注入方式の構造体の片面又は両面に印刷することができ、片面又は両面に図案及び文字が印刷される気球も形成される。
【背景技術】
【0002】
図1及び図2を御参照下さい。従来から、伝統の気体注入方式の気球10は気密式の袋である。気密式の袋は第一薄膜11、第二薄膜12、及びエアノズル(air nozzle)20を含む。それらの薄膜11、12はそれぞれPE膜111、121及びPE膜111、121の外側表面を被覆するナイロン膜(nylon)113、123から組成される。製造業者はナイロン膜113、123の表面に印刷する図案、紋、及び色彩を明晰かつ綺麗に現すために、一般的に、ナイロン膜113、123の外側表面に、アルミニウム(aluminum)薄膜層をめっきして覆う。エアノズル20は第一薄膜11及び第二薄膜12のPE膜111、121の内側表面の間に設ける。その一端はPE膜111、121の中央位置へ延伸され、もう一端はPE膜111、121の外まで延伸される。そして、熱圧の封じの方式を採用して、第一薄膜11及び第二薄膜12の周縁を熱で封じるときに、二つのPE膜111、121の対応内側は熱融合のように、一体化にして、気密状態になる。ところが、伝統の気体注入方式の気球10の構造には、エアノズル20の対応した熱封じエリア(area)101の位置に、インキ(ink)層201が塗られるので、第一薄膜11及び第二薄膜12の周縁を熱で封じるときに、エアノズル20のインキ層201に対応する内側は熱で封じられなかった。その代わりに、空気のパス(path)202は保留される。外気が空気のパス202を経由して、気球10に注入されることは許容され、又は気球10の空気を空気のパス202から外へ排出させる。
【0003】
そして、ユーザ(user)が気体注入方式の気球10に空気を注入したい場合に、一般的に、注入管(図示せず)の一端を空気のパス202に挿入し、気球10の深い箇所まで入る。それから、注入管の別端に、口で吹いて、又は気体の充填機で、気球10にエアを注入する。気球10が順調に、予定の立体形状まで膨張したあとで、ユーザは注入管を空気のパス202から抜く。そのときに、気球10の内外圧力差の作用で、エアノズル20は緊密のように押し合われる。エアノズル20の内側表面に塗られるインキ層201も緊密に貼りあわれるので、気体のリークを防ぐ。空気のパス202が自動的に、気密状になるので、ユーザは気球10の外部から露出される、一段の長さを具有するエアノズル20の別端を一本の支持ロッド又は支持台座に固定し、陳列、展示することができる。
【0004】
もう一度、図1及び図2を御参照下さい。従来から、伝統の気球10の表面(すなわち、第一薄膜11及び第二薄膜12の外側表面)はナイロン膜113、123から造られるせいで、ナイロン膜113、123の材料特性によく制限され、製造業者が印刷技術で、必要な図案及び文字18を予め、第一薄膜11及び第二薄膜12の外側表面に印刷しなければならない。ゆえに、消費者が気体注入方式の気球10を選択するときに、製造業者の印刷図案及び文字から、自分の好み又は使用の場所に応じる気球を選ぶ以外、仕方がなかった。つまり、自分の設計の図案及び文字を気球の外側表面に印刷することができないので、伝統気球の応用範疇を大幅に縮めて制限する。
【0005】
それに鑑みて、消費者のプリンターを使って、自分の設計の図案、文字及び色彩を気球の表面に印刷させるために、西暦2000年11月8日に、日本のメーカTransworld information Inc.会社は米国で、特許文献1に係る出願を行っている。西暦2004年2月19日に、Charles Phillipsは米国で、特許文献2に係る出願を行っている。それら先行発明案の気体注入方式の構造体は詳細が少し異なるが、両者の主要構造は第一薄膜30、第二薄膜31及び薄い層状体32を有する。図3及び図4に示すように、第一薄膜30の外側に、色料付着層301を覆う。色料付着層301は色料を吸い付けるために設けられる。第一薄膜30の内側は分離できるように、第二薄膜31の一側に貼り付ける。第一薄膜30と第二薄膜31との間には、対応する箇所に、エアノズル33を設ける。第二薄膜31の別側は分離できるように、薄い層状体32に貼り付ける。薄い層状体32は紙又は延性がない他の材料から作られる薄い層状であり、その硬度が第一薄膜30及び第二薄膜31のより強く、第一薄膜30及び第二薄膜31を支持するので、気体注入方式の構造体はもっと整って平坦になって、適合してプリンター(図示せず)の中に入る。プリンターを経由して、ユーザの必要な図案、文字及び色彩を色料付着層301に印刷する。
【0006】
それら先行案として、気体注入方式の構造体の製作プロセス(process)は図3及び図4に示すようになる。予定形状の熱封じ金型(図示せず)を経由して、第一薄膜30及び第二薄膜31の予定形状302(例えば、図3の示す心型)に対応する位置を熱で封じる。そのときに、エアノズル33の外縁もそれぞれ第一薄膜30及び第二薄膜31の内側と、熱で封じられる。そのあと、裁断金型(図示せず)で、第一薄膜30及び第二薄膜31は、その予定形状302に対応する熱封じエリアの外縁の断裂ライン(line)303を切ると、気体注入方式の構造体の完成品は形成される。そうすると、ユーザが気体注入方式の構造体をプリンターに放置するときに、プリンターを経由して、自製の図案、文字及び色彩を気体注入方式の構造体の色料付着層301の表面に印刷する。そのあと、ユーザはただ、断裂ライン303を剥ぎ切ると、表面に、図案及び文字が印刷された気球40を薄い層状体32から取れる。のちに、エアノズル33から、空気を注入すると、片面に図案及び文字が印刷された立体気球が形成される。
【0007】
【特許文献1】US NO6613417B1
【特許文献2】US 2004/0166260A1
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
それら先行案として、消費者が自製の図案、文字及び色彩をプリンターで、気球の表面に印刷するが、両案を調べて見ると、消費者がただ、自製の図案、文字及び色彩を、気球の単一表面だけに印刷し、気球の両側表面に印刷できなかった。要するに、どういうふうに、気体注入方式の構造体を造って、消費者がプリンターを経由して、気球の両面又は片面を選択し、スムーズかつ均一で、美しくて綺麗な色彩の図案及び文字の設計を印刷するかということは本発明の探求の大切な課題だと言える。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前掲の問題を改進するために、提案者は長い間に、研究したり、試験したりしたあとで、ようやく、本発明の図案及び文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体及びその製法を開発、設計した。
したがって、本発明の主な目的は図案及び文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体を提供することにある。気体注入方式の構造体は主に、紙又は他の材料から作られる薄い層状体を有する。薄い層状体の中央位置に、孔を開ける。薄い層状体の上下に、それぞれ第一薄膜及び第二薄膜を貼り付ける。第一薄膜及び第二薄膜の両方又はその一つの外側に、それぞれ色料付着層を覆う。色料付着層は色料を吸い付けるために設けられる。一方、第一薄膜と第二薄膜との間には、その孔の内縁位置に対応する箇所に、エアノズルを設ける。第一薄膜及び第二薄膜には、その孔の内縁位置に対応する箇所を熱で封じるときに、エアノズルの外縁はそれぞれ第一薄膜及び第二薄膜の内側に、熱で封じられる。また、第一薄膜及び第二薄膜には、その孔の内縁と封じエリアとの対応する箇所に、断裂ラインを設ける。そうすると、ユーザが気体注入方式の構造体を図案及び文字の出力装置(例えば、プリンター)に放置するときに、図案及び文字の出力装置を経由して、色料で、自製の図案及び文字をスムーズかつ均一に、気体注入方式の構造体の片面又は両面に印刷することができる。そのあと、ユーザはただ、断裂ラインを剥ぎ切ると、前掲の孔のサイズに対応する片面又は両面に図案及び文字が印刷される気球を気体注入方式の構造体から取れる。のちに、エアノズルから空気を注入すると、片面又は両面に図案及び文字が印刷された気球が形成される。
【0010】
本発明のもう一つの目的は図案、文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体の製法を提供することにある。その製法は薄い層状体の中央位置に、孔を開ける。第一薄膜を分離できるように、薄い層状体の下方に貼り付ける。第一薄膜には、その孔の内縁に対応する位置に、エアノズルを設ける。第二薄膜を分離できるように、薄い層状体の上方に貼り付ける。第一熱封じ金型で、第一薄膜、薄い層状体及び第二薄膜の前掲の孔以外の位置を熱で封じる。それで、三者のその孔以外の位置は次第に、一体化して封じられる。冷却金型で、第一薄膜、薄い層状体及び第二薄膜の前掲の孔以外の熱封じエリアを快速に冷却させる。それで、熱封じエリアは整った平坦の表面を持ち、皺の紋、折りが生じない。さらに、第二熱封じ金型で、第一薄膜及び第二薄膜の前掲の孔内縁の対応位置を熱で封じる。それで、第一薄膜及び第二薄膜の前掲の孔内縁の対応位置は熱で封じられ、エアノズルの外縁もそれぞれ第一薄膜及び第二薄膜の内側に、熱で封じられる。のちに、裁断金型で、第一薄膜及び第二薄膜には、その孔の内縁と封じエリアとの対応する箇所に、断裂ラインを設ける。そうすると、本発明の気体注入方式の構造体は造られる。ユーザがそれを図案及び文字の出力装置に放置すると、必要な図案及び文字をスムーズかつ均一に、その片面又は両面に印刷することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の目的、形状、構造装置の特徴などを説明するために、以下、さらに具体的な実施例に図面をあわせて詳しく説明する。
まずは図5及び図7を御参照する。それは本発明の理想的な一実施例であり、自分で、図案及び文字が印刷可能な気体注入方式の構造体を提供する。気体注入方式の構造体は薄い層状体70を有する。薄い層状体70は紙又は他の材料からつくられる。その上下表面に、それぞれ単層のPE膜(図示せず)を被覆する。その中央位置に、孔71を開ける。薄い層状体70の上下に、それぞれ第二薄膜61及び第一薄膜60を貼り付ける。前掲の伝統の気球のように、第一薄膜60及び第二薄膜61はそれぞれPE膜(図示せず)及びPE膜の外側に被覆されるナイロン膜(図示せず)から組成される。ナイロン膜の表面に印刷する図案、紋、及び色彩を明晰かつ綺麗に現すために、一般的に、ナイロン膜の外側表面に、アルミニウム薄膜層をめっきして覆う。第一薄膜60及び第二薄膜61の両者またはその一つの外側(つまり、ナイロン膜の外側)に、それぞれ色料付着層63を覆う。色料付着層63は色料を吸い付けるために設けられる。
【0012】
本実施例ならば、図5及び図7に示すように、第一薄膜60と第二薄膜61との間には、孔71の内縁に対応する位置に、エアノズル83を設ける。第一薄膜60及び第二薄膜61(つまり、両者のPE膜の内側)の孔71の内縁に対応する位置を熱で封じるときに、第一薄膜60及び第二薄膜61の孔71の内縁に対応する位置に、一つの熱封じエリア81を形成する。また、エアノズル83の外縁はそれぞれ第一薄膜60及び第二薄膜61の内側に、熱で封じられる。そうすると、第一薄膜60と第二薄膜61との間の孔71の内縁に対応する位置は気密の状態を形成して、ただ、エアノズル83を経由して、外界と通る。気体注入方式の構造体の第一薄膜60及び第二薄膜61には、孔71の内縁に対応する位置と熱封じエリア81との間に、一つの断裂ライン82を設ける。ゆえに、ユーザは気体注入方式の構造体を図案及び文字の出力装置(例えば、プリンター)に放置するときに、薄い層状体70が紙又は延性がないほかの材料から作られ、硬度が第一薄膜60及び第二薄膜61のより強く、それら薄膜60、61を支持することで、気体注入方式の構造体はもっと整って平坦になって、図案及び文字の出力装置を通過することができる。そして、色料で、ユーザの自製の図案、文字及び色彩をスムーズかつ均一に、気体注入方式の構造体の片面又は両面に印刷される。そのあと、ユーザはただ、断裂ライン82を剥ぎ切ると、前掲の孔のサイズ71に対応する片面又は両面に図案及び文字が印刷される気球80を気体注入方式の構造体から取れる。のちに、エアノズル83から、空気を注入すると、片面又は両面に図案及び文字が印刷された立体気球が形成される。
【0013】
本発明の理想的な一実施例による図案及び文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体の製法を提供する。図5及び図7に示すように、その製法は図6のマシン(machine)で行われて、次のステップを含む。
(1)まずは、第一ローラー(roller)701に巻かれる薄い層状体70をマシンの第一裁断金型90へ送る。第一裁断金型90を経由して、予定長さの薄い層状体70毎の中央位置に、孔71を開けたあとで、孔を持つ薄い層状体70をマシンの次のプロセスへ送る。
【0014】
(2)第二ローラー601に巻かれる第一薄膜60をマシンへ送る。第一薄膜60を分離できるように、薄い層状体70の下方に貼り付ける。
(3)粘着機91で、エアノズル83を位置決めのように、第一薄膜60の孔71の内縁に対応する位置に粘着する。
(4)第三ローラー611に巻かれる第一薄膜61をマシンへ送る。第二薄膜61を分離できるように、薄い層状体70の上方に貼り付ける。
【0015】
(5)第一熱封じ金型92で、第一薄膜60、薄い層状体70及び第二薄膜61の前掲の孔71以外の位置を熱で封じる。それで、三者のその孔71以外の位置は次第に、一体化して封じられる。
(6)冷却金型93で、第一薄膜60、薄い層状体70及び第二薄膜61の前掲の孔71以外の熱封じエリアを快速に冷却させる。それで、熱封じエリアは整って平坦な表面を持つ。熱封じエリアが高温軟化をしたあとで、続けている加工のプロセスで、引きのせいで皺の紋、折りが生じるということを避ける。
【0016】
(7)第二熱封じ金型94で、第一薄膜60及び第二薄膜61の孔71の内縁に対応する位置を熱で封じる。第一薄膜60及び第二薄膜61の孔71の内縁に対応する位置に、一つの熱封じエリア81を形成する。また、エアノズル83の外縁はそれぞれ第一薄膜60及び第二薄膜61の内側に、熱で封じられる。そうすると、第一薄膜60と第二薄膜61との間には、孔71の内縁に対応する位置は気密の状態を形成して、ただ、エアノズル83を経由して、外界と通る。
【0017】
(8)最後に、第二裁断金型95で、第一薄膜60及び第二薄膜61の孔71の内縁に対応する位置と熱封じエリア81との間に、一つの断裂ライン82を切る。同時に、予定の長さを決め、一体化に結ぶ第一薄膜60、薄い層状体70及び第二薄膜61を裁断すると、本実施例の気体の注入方式の構造体96が作られる。ユーザはそれを図案及び文字の出力装置にいれると、スムーズかつ均一に、その片面又は両面に必要な図案、文字及び色彩を印刷することが出来る。
【0018】
要するに、ユーザはコンピューター(computer)で、応用のソフトウェア(software)を経由して、図案及び文字の設計ファイル(file)をしたあとで、気体の注入方式の構造体96を図案及び文字の出力装置に入れる。図案及び文字の出力装置が図案及び文字の設計ファイルを気体の注入方式の構造体96の片面及び両面に印刷したあとで、図案及び文字の出力装置の色料は色料付着層63の表面に吸い付けられる。そのあと、ユーザはただ、断裂ライン82に沿って、断裂ライン82を剥ぎ切ると、前掲の孔71のサイズに対応する、片面又は両面に図案及び文字が印刷された気球80を気体注入方式の構造体96から取れる。のちに、エアノズル83から、空気を注入すると、片面又は両面に図案及び文字が印刷された気球80が形成される。
【0019】
(発明の効果)
既知技術の伝統気球ならば、ただ、第一薄膜に、色料付着層を設けるので、図案及び文字の出力装置は伝統気球の第一薄膜だけに、図案、文字を印刷した。それに対して、本発明の気体注入方式の構造体ならば、第一薄膜60及び第二薄膜61の両者又はその一つはそれぞれ色料付着層63を被覆するので、図案及び文字の出力装置は第一薄膜60及び第二薄膜61の両者又はその一つに、図案、文字及び色彩を印刷する。それで、伝統の気球の片面しか、図案、文字及び色彩が印刷できないと言う問題を解決する。
【0020】
しかしながら、以上の述べた内容は本発明のベスト(best)の具体的な実施例だけである。本発明の構造、特徴はそれに制限されなくて、そんな技術の習熟者が薄い層状体70の上下表面に被覆したPE膜又は第二薄膜61及び第一薄膜60の内側表面に被覆したPE膜のその代わり、他の熱溶融塑性材料で形成した熱溶融塑性材料層で取り代わっても、前掲の熱封じプロセスには、薄い層状体70の上下表面がそれぞれ第二薄膜61及び第一薄膜60の内側表面に熱で融合するので、やはり、本発明の請求範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】周知の気体注入方式の気球構造の外観図である。
【図2】周知の気体注入方式の気球構造の断面図である。
【図3】周知の気体注入方式の気球構造の製造プロセスを示す模式図である。
【図4】周知の気体注入方式の気球構造の断面図である。
【図5】本発明の一実施例による気体注入方式の構造体の製造プロセス及び構造を示す模式図である。
【図6】本発明の一実施例による気体注入方式の構造体を造るマシンの構造を示す模式図である。
【図7】本発明の一実施例による気体注入方式の気球構造の断面図である。
【符号の説明】
【0022】
60:第一薄膜、601:第二ローラー、61:第二薄膜、611:第三ローラー、63:色料付着層、70:薄い層状体、701:第一ローラー、71:孔、80:気球、81:熱封じエリア、82:断裂ライン、83:エアノズル、90:第一裁断金型、91:粘着機、92:第一熱封じ金型、93:冷却金型、94:第二熱封じ金型、95:第二裁断金型、96:気体注入方式の構造体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
図案及び文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体において、
中央位置に孔が開けられる薄い層状体と、
薄い層状体の下方に貼り付けられる第一薄膜と、
薄い層状体の上方に貼り付けられる第二薄膜と、
第一薄膜と第二薄膜との間で、前記孔の内縁に対応する位置に設けられるエアノズルと、
を有し、
第一薄膜及び第二薄膜の前記孔の内縁に対応する位置は熱で封じられて熱封じエリアを形成し、エアノズルの外縁はそれぞれ第一薄膜及び第二薄膜の熱封じエリアの内側に熱で封じられ、第一薄膜と第二薄膜との間には孔の内縁に対応する位置に気密の状態を形成してエアノズルを経由して外界と通り、第一薄膜及び第二薄膜には孔の内縁に対応する位置と熱封じエリアとの間に断裂ラインを設けることを特徴とする気体注入方式の構造体。
【請求項2】
第一薄膜の背が薄い層状体に向かう側表面に、色料付着層を被覆することを特徴とする請求項1に記載の気体注入方式の構造体。
【請求項3】
第二薄膜の背が薄い層状体に向かう側表面に、色料付着層を被覆することを特徴とする請求項2に記載の気体注入方式の構造体。
【請求項4】
第一薄膜及び第二薄膜が薄い層状体に向かう側表面に、熱融合塑性材料層を被覆することを特徴とする請求項3に記載の気体注入方式の構造体。
【請求項5】
薄い層状体は紙又は延性がない他の材料から作られる薄い層状であり、硬度が第一薄膜及び第二薄膜のより強く、前記第一薄膜及び第二薄膜を支持するので、気体注入方式の構造体はもっと整って平坦になって、図案及び文字の出力装置を通過可能になることを特徴とする請求項3に記載の気体注入方式の構造体。
【請求項6】
図案及び文字が自分で印刷可能な気体注入方式の構造体の製法において、
薄い層状体の中央位置に、孔を開けるプロセスと、
第一薄膜を分離可能なように、薄い層状体の下方に貼り付けるプロセスと、
第一薄膜の孔の内縁に対応する位置に、エアノズルを設けるプロセスと、
第二薄膜を分離可能なように、薄い層状体の上方に貼り付けるプロセスと、
第一薄膜、薄い層状体及び第二薄膜の前記孔以外の位置を熱で封じ、三者の前記孔以外の位置は次第に、一体化して封じられるプロセスと、
第一薄膜及び第二薄膜の前記孔内縁の対応位置を熱で封じ、第一薄膜及び第二薄膜の前記孔内縁の対応位置は熱で封じられて熱封じエリアを形成し、エアノズルの外縁もそれぞれ第一薄膜及び第二薄膜の内側に、熱で封じられ、のちに、裁断金型で、第一薄膜及び第二薄膜の前記孔の内縁と封じエリアとの対応する箇所に、断裂ラインを設けるプロセスと、
を含むことを特徴とする気体注入方式の構造体の製造方法。
【請求項7】
第一薄膜、薄い層状体及び第二薄膜の孔以外の位置に対応する箇所を熱で封じたあとで、第一薄膜、薄い層状体及び第二薄膜の孔以外の位置に対応する熱封じエリアを冷却するプロセスも含まれるということを特徴とする請求項6に記載の気体注入方式の構造体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−228982(P2008−228982A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−72660(P2007−72660)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(506219937)
【Fターム(参考)】