説明

気送管設備

【課題】 気送管の送信先の指定を手動操作による入力によらず自動的に行い、送信先の指定ミスによる誤搬送は全く生じないようにした気送管設備を提供すること。
【解決手段】 少なくとも送信先のデータが電子的に記録されたICタグ5,6を取付けた気送子1と、該気送子1を送受信するための配管4とその配管4に連通した気送子1の挿入口2と取出口を備えると共に、前記ICタグ5,6のデータを電子的に読取るリーダ2aとこのリーダ2aの読取りデータを送信先として自動設定する設定部を備えた少なくとも2以上のステーションStにより構成され、気送子1が発信元ステーションStで前記挿入口2に挿入されたらその気送子1を設定された送信先のステーションStへ向けて自動送信するようにしたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送物を収容した大略筒体状をなす気送子と称ばれる筒状搬送容器を、建物内などの複数地点に設置されたステーションと称される送信元(出発点)と送信先(目的点)となる機器を結ぶ配管を通して目的点に搬送するようにした気送管設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の気送管設備による気送子(搬送容器)の搬送態様は、指定された送信先を示す番号などのコードを、送信元である出発ステーションの操作盤に設置されているテンキーボードなどによって手動操作で指定し、当該気送子を出発ステーションの挿入口に挿入してやると、自動的に指定された送信先(目的点)のステーションに、その気送子が搬送される態様で行われている。
【0003】
上記態様での送信先の指定は、送信先を指定する操作が手動であることに起因して入力ミスがあってそれを気付かずにいると誤送信される、つまり本来の目的地(送信先)に搬送されないというケースが後を断たなかった。
【0004】
しかも、このような指定ミスが生じると、誤送信であったか否かは、出発点では気付いていないので、誤送信されてしまって初めてそれが判り、従って、誤った送信先から誤送信した気送子を戻してもらい、改めて正しい送信先に送り直さなければならないという、気送管設備に固有の煩しさを甘受せざるを得ない状況にある。
【0005】
また、送信先でも誤送信されたことに気付かず中身(搬送物)を取出してしまうと、中身たる搬送物とそれを収容して来た気送子(容器)が分離されてしまうため、当該気送子がどこのステーション(出発点)に所属しているのか判らなくなり、返却先を捜すのに更に煩しい手間,時間を要し、これに起因して、ステーションによっては気送子の過不足問題が生じて、気送管設備の円滑な運営上の支障になっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明では、気送管の送信先の指定を手動操作による入力によらず自動的に行い、送信先の指定ミスによる誤搬送は全く生じないようにした気送管設備を提供することを、その課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明気送管設備の構成は、少なくとも送信先のデータが電子的に記録されたICタグを取付けた気送子と、該気送子を送受信するための配管とその配管に連通した気送子の挿入口と取出口を備えると共に、前記ICタグのデータを電子的に読取るリーダとこのリーダの読取りデータを送信先として自動設定する設定部を備えた少なくとも2以上のステーションにより構成され、気送子が発信元ステーションで前記挿入口に挿入されたらその気送子を設定された送信先のステーションへ向けて自動送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明気送管設備においては、ICタグに気送子が所属するステーションについての所属データを記入しておき、また、ステーションの送信部に送信履歴データを記録しておく記憶部を付設することもできる。
更に、気送子は、前後或は表裏に関して異なる着色を施し、一の色彩の側には所属データを記録したICタグを、また他の色彩の側には送信先データを記録したICタグを取付ける構成を採用することもできる。
本発明では上記色彩の利用に代え、気送子両端の形状やその蓋などの形状を変え(例えば、一端は円形、他端は多角形などにする)たり、材質を変えて識別できるようにすることもある。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、少なくとも送信先のデータが電子的に記録されたICタグを取付けた気送子と、該気送子を送受信するための配管とその配管に連通した気送子の挿入口と取出口を備えると共に、前記ICタグのデータを電子的に読取るリーダとこのリーダの読取りデータを送信先として自動設定する設定部を備えた少なくとも2以上のステーションにより構成され、気送子が発信元ステーションで前記挿入口に挿入されたらその気送子を設定された送信先のステーションへ向けて自動送信するようにして気送管設備を形成したので、気送管の送信先の指定を手動操作による入力によらず自動的に行い、送信先の指定ミスによる誤搬送は全く生じないという格別の効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に図を参照しつつ本発明気送管設備の運用態様の例について説明する。図1は本発明が適用される気送子の一例の正面図、図2は本発明を適用する一ステーションの要部の正面図、図3〜図6は、夫々、本発明気送管設備の運用形態を説明するための模式的ブロック図である。
【0011】
図1に例示した気送子1は、図1に例示するように、筒状本体をその長さ方向で2つに割った半筒状本体1a,1a´の一端に、円筒キャップ状のエンド部1b,1cを夫々一体に備えて形成されており、半円筒状本体筒状1a,1a´をラッチ1d,1d´で施,解錠することにより、搬送物の出入れのために筒状本体の開閉ができるようにしたものである。なお、筒状の本体は、その一端又は両端に蓋を脱着自在に備え、いずれか一方の蓋を開けて内部に書類やサンプルなどの搬送対象物を出し入れできるようにしたものもある。従来の気送子1の発信は、操作盤3により、「送信先」を手動入力で指定して図2のステーションStの挿入口2に当該気送子1をセットすると、送信先にこの気送子1が配管4の中を送信先に向けて自動的に空気搬送されるようになっている。
【0012】
本発明気送管設備では、図1の気送子1の左,右の端部側を、一例として赤色と青色に着彩し、赤側Reに送信先のデータを記録したICタグ5を、青側Buに一例として発信元のデータを記録したICタグ6を取付けた構成とする。これらのICタグ5,6は、蓋1bと1cに取付けてもよいが、蓋1b,1cが本体1aから分離されると元の本体1aとの関係が不明になり易いので、ICタグ5,6は本体1aの側に取付けることが望ましい。しかし、蓋1b,1cに様々な色彩による着色を施てICタグを取付けておき、例えば各ステーションに対応して色彩を決めておくと、共通する本体1aに被着する蓋1b,1cを異なる色彩のものを選択して用いることにより、送信先が異なるごとに蓋1b又は1cを異なる色彩のものに変えるだけで送信先の指定が済むというメリットがある。
【0013】
一方、ステーションStは、従来のステーションの構成に加え、気送子挿入口2には、ICタグ5又は6のリーダ、又は、リーダ/ライタ2a(以下、単にリーダ2aという)から出たアンテナをデータ読取り部として配置し、前記ICタグ5又は6のデータを読取らせ、その読取りデータを送信先データとして自動設定する設定部(一例として操作盤3の裏面側に設けられている)と、送信先データを読取らせた気送子1が挿入口2にセットされると先に設定されたその送信先データに基づいて当該気送子1を送信先へ向けて送信する自動発送部とが付加されている。
【0014】
ここで、ICタグ5又は6とそのリーダ2a(又は、リーダ/ライタ2a)の関係は、特開平11−75329号などに開示されているような公知技術を適用して形成する。
即ち、例えば、ICタグ5又は6への記録の書込みは、操作盤3又は他の入力装置を操作して本発明気送管設備を統合的に制御しているホストコンピュータ(図示せず)に供給される書込みデータをリーダ2a(ライタ)を通して書込み、ICタグ5又は6に記録されたデータの読取りは、当該リーダ2aにそのICタグ5又は6を非接触で近接させたとき、そのリーダ2aが読取って前記コンピュータに読取ったデータを送り、このデータを読取ったリーダ2aを備えているステーションStの発送部に対する制御を行うように構成されている。ICタグ5又は6に書込まれた記録の消去などの操作も、前記操作盤3又は他の入力装置から行うことができる。
本発明気送管設備では、ICタグ5又は6に対する上記のようなデータの書込み(記録)、或は、記録されているデータの読取りによって、以下に説明するような態様での気送子1の送信を行う。
【0015】
次に、本発明気送管設備による気送子の搬送態様の例について説明する。
(1) 2点間送信(異なる送信元から同一の送信先への送信と所属先への返送、図3参照)
図3の例では一つの気送子1の一端側が赤に、他端側が青にそれぞれ着色されている。そこで、赤側Reに送信先のステーションのデータを記録したICタグ5を、青側Buに発信ステーション(送信元)のデータを記録したICタグ6を取付けている。このデータの記録は逆側であってもよい。
図3の例では、ステーションSt.BとSt.CからステーションSt.Aに、夫々に気送子1を送信し、受け取った各気送子1を、それらが所属する発信元のステーションSt.B又はSt.Cに返送する態様である。即ち、ステーションSt.Bに所属する気送子1には、赤側ReにステーションSt.Aを送信先とする送信データを記録したICタグ5を、青側Buには当該ステーションSt.Bを返送先とするデータを記録したICタグ6を取付けている。同様にステーションSt.Cに所属する気送子1にも、赤側ReにステーションSt.Aを送信先とする旨の送信データのICタグ5と、青側Buに当該ステーションSt.Cを返送先とするデータを記録したICタグ6が取付けられている。
従って、ステーションSt.BとSt.Cにおいて、各気送子1の赤側ReのICタグ5を、その挿入口2に配設されたICタグ5のリーダ2aに読取らせると、送信先がステーションSt.Aと読取られて自動設定されるので、挿入口2を開けて当該気送子1をセットすれば、各気送子1は誤送されることなく両ステーションSt.BとSt.CからステーションSt.Aへ送信されることとなる。
各ステーションSt.BやSt.Cから送信された各気送子1を受け取ったステーションSt.Aでは、送られて来た各気送子1における青側Buの各タグ6を、そのステーションSt.Aの挿入口2に配設されたリーダ2aにそれぞれ読取らせて挿入口2に各気送子1を逐次セットすると、各気送子1の各ICタグ6に記録された返送先のデータに基づき、各気送子1がそれぞれに所属しているステーションSt.B又は/及びSt.Cに返送される。
この実施形態では、複数の発信元ステーションから1箇所の送信先ステーションに複数の気送子1を各ステーションごと区々のタイミングで送信しても、すべての気送子1はICタグ5で特定された1箇所の送信先ステーションに送信される一方、各気送子1のICタグ6に記録された返送先のデータが、各発信元ステーションごとに異なっていても、そのデータは個々の気送子1ごとにリーダ2aによって自動読取りされるから、返送先のミスが生じる余地はない。
このように各気送子1は、返送先のデータがICタグ6に記録されていれば、どのステーションから送信しても、ICタグ6に記録されている返送先データのステーションに返送することができる。
【0016】
(2) 2点間送信(一の送信元から異なる送信先への送信、図4参照)
この送信態様は、送信元の一つのステーションSt.Aから異なる送信先(ここではステーションSt.BとSt.C)への送信に適したものである。
即ち、赤側ReのICタグ5に送信先ステーションSt.Bのデータを記録し、青側BuのICタグ6に、送信先ステーションSt.Cのデータを記録しておけば、発信元ステーションSt.Aの挿入口2のリーダ2aに赤側ReのICタグ5のデータを読取らせてセットした気送子1は、ステーションSt.Bに自動的に送信され、青側BuのICタグ6のデータを読取らせてセットした気送子1は、ステーションSt.Cに自動的に送信されることになり、送信先のステーションSt.Bと同St.Cの間で、送信ミスが生じる余地はない。
この場合、ステーションSt.Bにおいて、到着した気送子1の青側BuのICタグ6をその挿入口2のリーダ2aに読取らせてセットすると、当該気送子1はステーションSt.Cに自動送信される。この点は、ステーションSt.Cに到着した気送子1の赤側ReのICタグ5をその挿入口2のリーダ2aに読取らせてセットした気送子1がステーションSt.Bに送信されることを意味する。
従って、この実施態様では、赤側ReのICタグ5を読取らせた気送子1はどこのステーションからでもステーションSt.Bに送信され、青側BuのICタグ6を読取らせた気送子1はステーションSt.Cに送信されることになる。
【0017】
(3) 3点間以上の自動送信(図5参照)
上記(2)の送信,返送態様を応用すると、本発明気送管設備は、少なくとも3点間での気送子1のやり取りを、順次目的地を自動指定して目的地に送信することが可能になる。次に、この点について、図5を参照して説明する。
図5においては、3つのステーションSt.A,St.B,St.Cの間で、各気送子1における赤側ReのICタグ5と青側BuのICタグ6に各ステーションで共通したコードを記録した気送子1を用いるが、各ステーションSt.A,St.B,St.Cにおける各リーダ2aで読取ったコードの意味付けをステーションごとに個別にしておくことにより、例えば、ステーションSt.Aで赤側ReのICタグ5のコードの読取りデータは、当該気送子1をステーションSt.Bに送信する指定コードとなり、ステーションSt.Bでの当該気送子1のICタグ5の読取りデータは、当該気送子1をステーションSt.Cへ送信する指定コードとなり、ステーションSt.Cでの当該気送子1のICタグ5の読取りデータは、この気送子1をステーションSt.Aへ送信する指定コードとなる、といった具合である。
換言すると、この搬送態様は、各ステーションSt.A〜St.Cにおける赤側ReのICタグ5の読取りによりその気送子1がステーションSt.A→St.B→St.C→St.Aの順路で送信され、また、青側BuのICタグ6の各ステーションでの読取りによって当該気送子1がステーションSt.A→St.C→St.B→St.Aの順路で送信されることを意味する。
気送子1のこの送信態様は、同じ気送子1を各ステーションに順に送信する搬送形態に有用である。
【0018】
以上に説明した例では、一つの気送子1に2つの送信先を示すデータを記録した2つのICタグ5,6を設けることにより、種々の送信態様が可能になることを示したものであるが、本発明では一つの気送子1に、二種類の内容を示す記録をICタグにより塔載できることを利用して、ICタグ5と6に当該気送子1の通常搬送と緊急(至急)搬送を区別するコードを記録しておき、どちらのタグ5又は6をリーダ2aで読取らせるかによって緊急搬送と通常搬送とを自動的に区分することが可能になる。
この場合において、緊急搬送すべき気送子1があるステーションで投入されると、通常搬送の気送子1は搬送を一時待機させるなどして緊急搬送ルートを確保し、緊急搬送気送子の最優先送受信を行うようにする。
【0019】
また、本発明では、図6に例示するように、ステーションSt.Aから送信された気送子1のICタグ5又は6のデータを到着したステーションSt.Bで自動的に読取り、読取ったデータを送信元ステーションSt.Aに送ることにより、これを気送子到着データとし、到着データを受けたステーションSt.Aでは受信した到着データをその操作盤3などの表示部に表示させることにより、視覚的にも気送子1の送信と受信とを確認することができる。
【0020】
本発明では、各気送子1のICタグ5又は6に、所属ステーションのデータや各気送子1に固有のコードなどの固有データを記録しておき、この固有データに関連付けてメンテナンス履歴や部品交換履歴等の固有情報を記録しておくことにより、当該各気送子1の保守やメンテナンスに当該情報を利用し、故障等の発生を事前に対策することが可能になる。
【0021】
上記と同様の趣旨でICタグ5又は6に、当該気送子1の搬送距離又は搬送時間、或は、搬送回数などの使用実績データを記録するようにしておけば、この実績データを使用履歴管理に利用することができる。
【0022】
本発明では、気送管設備における配管ルート上の適宜位置に、タグリーダを配備しておき、そこを各気送子1が通過するごとに、各気送子1ごとの情報をそのタグ5又は6から読取った情報に基づいて、例えば監視盤において一元管理し、送信中の各気送子1の現在位置を把握したり、送信先のステーションの操作盤3の表示部に、到着予告等の情報として供給する形での利用を図ることができる。
【0023】
また、気送子1によっては、搬送対象物の特殊性などに基づいて特殊対象物搬送用の気送子1を予め特定しておき、この特定気送子1と通常搬送物用気送子1とで、搬送条件、例えば速度などを別に設定するようにしておき、発信ステーションでその気送子情報をICタグ5又は6で読取って、搬送条件を自動切換えするようにしてもよい。
【0024】
上述した本発明では、気送子1に取付けるICタグ5又は6の記録をリーダで読取ることにより、送信先の自動指定を実現したが、送信先の自動指定手法としては、バーコードによる識別(自動指定)、気送子端部の色の違いや形状違い、或は、材質の違いによる識別を利用しても送信先の自動指定が可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は以上の通りであって、少なくとも送信先のデータが電子的に記録されたICタグを取付けた気送子と、該気送子を送受信するための配管とその配管に連通した気送子の挿入口と取出口を備えると共に、前記ICタグのデータを電子的に読取るリーダとこのリーダの読取りデータを送信先として自動設定する設定部を備えた少なくとも2以上のステーションにより構成され、気送子が発信元ステーションで前記挿入口に挿入されたらその気送子を設定された送信先のステーションへ向けて自動送信するようにして気送管設備を構成したので、気送子の送信先の指定を自動的に行うことができ、従って、送信先の指定ミスによる誤送信は全く生じない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明が適用される気送子の一例の正面図。
【図2】本発明を適用する一ステーションの要部の正面図。
【図3】本発明気送管設備の運用形態の第一例を説明するための模式的ブロック図。
【図4】本発明気送管設備の運用形態の第二例を説明するための模式的ブロック図。
【図5】本発明気送管設備の運用形態の第三例を説明するための模式的ブロック図。
【図6】本発明気送管設備の運用形態の第四例を説明するための模式的ブロック図。
【符号の説明】
【0027】
1 気送子
1a,1a´ 半筒状本体
1b,1c 蓋
St,St.A〜St.C ステーション
2 気送子挿入口
2a リーダ
3 操作盤
4 配管
5,6 ICタグ
Re 気送子1の赤側
Bu 気送子1の青側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも送信先のデータが電子的に記録されたICタグを取付けた気送子と、該気送子を送受信するための配管とその配管に連通した気送子の挿入口と取出口を備えると共に、前記ICタグのデータを電子的に読取るリーダとこのリーダの読取りデータを送信先として自動設定する設定部を備えた少なくとも2以上のステーションにより構成され、気送子が発信元ステーションで前記挿入口に挿入されたらその気送子を設定された送信先のステーションへ向けて自動送信するようにしたことを特徴とする気送管設備。
【請求項2】
ICタグにそのタグを取付けた気送子が所属するステーションについての所属データを記録した請求項1の気送管設備。
【請求項3】
ステーションにおける送信先の設定部には、送信履歴データを記録するようにした請求項1又は2の気送管設備。
【請求項4】
気送子は、前後或は表裏に関して異なる着色を施し、一の色彩の側には所属ステーションを示すデータを記録するICタグを、また他の色彩の側には送信先を示すデータを記録するICタグを取付けるようにした請求項1〜3のいずれかの気送管設備。
【請求項5】
異なる色彩に代え、気送子両端部やその部の蓋の形状や材質を変えた請求項4の気送管設備。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate