説明

気送装置と気送方法

【課題】ステーション間で気送子を気送管により搬送する気送装置において、物品に負荷を加えずに、物品を気送子に自動的にセットして送受信できるようにする。
【解決手段】気送子を気送子本体と本体に着脱自在な収容体とで構成し、ステーションに収容体と気送子本体の着脱部を設け収容体を着脱し、収容体をセットした気送子を送受信管と着脱部との間で搬送する搬送部とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、搬送物を収容した気送子を気送管を用いて搬送することに関する。
【背景技術】
【0002】
気送装置では、搬送物をセットした気送子を、空気圧などを用いて気送管により送信ステーションから受信ステーションへ搬送する。ここで、ステーションで気送子に搬送物を自動的にセットできると便利である。例えば特許文献1(特開2007−045599)は、気送子のエンドキャップをステーションで開閉自在にし、エンドキャップを開いた気送子内に搬送物を自然落下させて投入することを提案している。しかしながら特許文献1では、エンドキャップから搬送物を落としてセットするため、薬剤アンプルなどの易損品の搬送には適していない。
【特許文献1】特開2007−045599
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明の課題は、物品に負荷を加えずに、物品を気送子に自動的にセットして送受信できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、ステーション間で気送子を気送管により搬送する気送装置において、
前記気送子を、気送子本体と、搬送物を収容しかつ気送子本体に対して着脱自在な収容体とで構成し、
前記ステーションに、気送子本体と収容体とを自動的に着脱する着脱部と、該着脱部と前記気送管との間で気送子を搬送する搬送部とを設けたことを特徴とする。
好ましくは、前記着脱部とステーションの外部との間で収容体を搬送するコンベヤを設ける。
【0005】
この発明は、ステーション間で気送子を気送管により搬送する方法において、
前記気送子を、気送子本体と、搬送物を収容しかつ気送子本体に対して着脱自在な収容体とで構成するステップと、
前記ステーションに、気送子本体と収容体との着脱部と、該着脱部と前記気送管との間で気送子を搬送する搬送部とを設けるステップと、
前記着脱部で気送子本体に収容体を着脱するステップと、
前記搬送部で収容体をセットした気送子を気送管と着脱部との間で搬送するステップ、とを設けたことを特徴とする。
この明細書で、気送装置に関する記載はそのまま気送方法にも当てはまる。またこの明細書で、着脱は収容体をセットすることと、収容体を取り出すことの少なくもといずれかを意味する。例えば収容体を気送子にセットして送信し空の気送子を受信するステーションと、受信した気送子から収容体を取り出して空の気送子を送信するステーションとを設けても良い。
【0006】
好ましくは、前記ステーションに、前記気送管との間で気送子を送受信しかつ上下方向を向いた送受信管を設け、
前記搬送部は気送子の保持部と保持部の旋回部とを備えて、前記旋回部により、前記保持部と共に気送子を、水平に着脱部に面した位置と、上向きに送受信管に接続した位置との間で旋回させ、
前記着脱部に、前記収容体を水平な状態で昇降させて気送子本体に着脱するリフターを設ける。
より好ましくは、前記旋回部内に、保持部を昇降させる昇降部を設ける。
また好ましくは、前記気送子本体は収容体の係合部と係合解除部とを備え、
前記着脱部に、収容体を昇降させるリフターと、気送子から収容体を取り外す際に、前記係合解除部を駆動して収容体との係合を解除するための手段とを設ける。
また好ましくは、前記気送子は筒状で、前記気送子を中心軸回りに位置決めするための手段を設ける。
【発明の効果】
【0007】
この発明では、気送子への搬送物のセットは、収容体を気送子本体に装着することにより行われる。収容体は定形で取り扱いやすいので、気送子本体への着脱も容易で、薬品のアンプルなどの易損品でも、気送子空の着脱時に損傷することがない。この発明では、収容体に搬送物をセットし、気送子本体に収容体をセットして、気送子を気送管まで搬送すると、気送子の送信が可能になる。また気送管から気送子を着脱部まで搬送し、収容体を取り外すと、搬送物を気送子から取り出せる。
ここで収容体へ搬送物をセットする装置などを別途に設けて、これらの外部装置などとの間で収容体を搬送するコンベヤを設けると、搬送をより自動化できる。
【0008】
ステーションの送受信管は、一般に上下方向を向いている場合が多く、また収容体の着脱を搬送物に負荷を加えずに行うには、気送子本体と収容体を水平に配置した状態で行うことが好ましい。そこで気送子を保持部に収容して、旋回部で水平向きと上向きとの間で旋回させると、収容体を水平な状態で気送子に着脱し、気送子を上下を向いた送受信管との間で受け渡しできる。
【0009】
単に気送子を旋回させるだけでは、気送子を送受信管との間で受け渡しできない。そこで送受信管を昇降させて、旋回部との間で気送子を受け渡ししても良いが、旋回部内に昇降部を設けて気送子を昇降させると、旋回部と昇降部とを一箇所にまとめることができる。
【0010】
気送子本体に収容体を着脱するには、中心軸回りの気送子本体の向きを一定にする必要がある。そこで気送子本体をその中心軸回りに位置決めする手段を設けると、収容体の着脱が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
【実施例】
【0012】
気送子
図1〜図7に、実施例で用いる気送子1を示す。円筒状の気送子1は、気送子本体2と箱状の収容体20とから成る。気送子本体2は、両端にリング状のエンドキャップ4,4を備え、エンドキャップ4,4間では下側が開口して収容体20を着脱自在である。またエンドキャップ4,4間の上側に扉14を備えて、一対のヒンジ3,3を中心に扉14を開閉自在にする。13はリセスで、リセス13に指などをかけて、扉14を開閉する。エンドキャップ4には、低摩擦のゴムや樹脂などからなるガイドリング5を設けて、気送管内をスライドさせる。6は弾性材料から成る保持体である。
【0013】
収容体20は上面が開口した箱状の部材で、その内面に弾性材料からなる保持体21を設けて、気送子本体2の保持体6との間に、医薬品のアンプルや、その他の薬剤、処方箋、検査試料、書類などの搬送物を保持する。なお保持体6,21は、少なくともその一方を設ける。収容体20はその前後両端の下部に合計一対の被係合部22を備えている。実施例では、気送装置の用途は病院での薬剤、特に壊れやすいアンプルなどの搬送とし、1回で1本あるいは複数本のアンプルを搬送する。しかし気送装置の用途は任意である。この明細書で、気送子1について、前後は気送子1の長手方向、言い換えるとエンドキャップ4,4を結ぶ方向を言う。
【0014】
エンドキャップ4,4の内側端部、言い換えると収容体20をセットするスペースの前後両端に、一対の係合部8,8を設け、軸9を中心に係合部8を回動自在にする。さらに係合部8を、バネなどの付勢部材10により、収容体20の被係合部22に当接する向きに付勢する。エンドキャップ4の下部で、係合部8よりも前後方向外側の位置に、前後一対の挿入孔11を設け、後述のピン36を挿入自在にする。ピン36が挿入孔11に挿入されると、係合部8は軸9を中心に図4のように回動して、被係合部22から外れる。ピン36が挿入されていない場合、係合部8は付勢部材10により被係合部22に当接する。
【0015】
実施例では、被係合部22と係合部8の係合を付勢部材10により確保し、ピン36と挿入孔11とを組み合わせて係合解除機構を用いるが、係合機構や係合の解除機構は任意である。ただしピン36で係合を解除すると、搬送中に誤って係合が解除されることがない。また実施例では、受信側ステーションでも、受信管から自動的に気送子1を取り出して、収容体20を自動的に気送子本体2から取り外すため、係合の解除機構が必要である。しかし受信側ステーションでは、受信管から人手で気送子1を取り出し、リセス13に指をかけて扉14を開いて、中のアンプルなどを取り出すこともできる。この場合、受信側ステーションでは後述のコンベヤ34やリフター31,旋回昇降部40,位置決め部60などは不要である。扉14から人手で搬送物を取り出す場合、受信側のステーションは在来のステーションでも良い。
【0016】
12はエンドキャップ4の内側の端部上方に設けた突起で、扉14の前後両端には凹部17とスライド部18とを設ける。突起12は凹部17と係合し、スライド部18は図示しないバネなどで付勢されて、凹部17に係合した突起12が凹部17から外れないようにラッチする。扉14のラッチ機構自体は任意である。なお気送子1への収容体20の着脱を全て自動的に行う場合、扉14は不要である。また収容体20の係合解除スイッチを、気送子本体2に外部から人手で容易に操作できるように設ける場合も、扉14は不要である。
【0017】
エンドキャップ4の前後方向外側の端部には、気送子本体2の中心軸に、言い換えるとエンドキャップ4の中心に位置決め孔15を設ける。また気送子本体の中心軸から外れた位置に、挿入孔11が気送子本体2の底部に位置するように位置決めするための位置決め孔16を設ける。なお位置決め孔16は、エンドキャップ4の側面でガイドリング5から外れた位置などに設けても良い。また位置決め孔15,16に代えて、位置決め用の突起などを設けても良い。
【0018】
実施例では、筒状の気送子本体2のエンドキャップ4,4間の下部に開口を設けて、収容体20を着脱自在にする。気送子本体2と収容体20とに弾性の保持体6,21を設けて、搬送物を保持する。そして収容体20に被係合部22を、気送子本体2に係合部8を設けて付勢部材10で付勢し、挿入孔11からピン36を挿入することにより、係合を解除できるようにする。なお気送子1の構造自体は任意である。
【0019】
ステーション
図8,図9に、実施例のステーション30を示す。31はリフターで、例えば一対の昇降片32を昇降させ、34はコンベヤで、薬剤等の搬送物の払い出し装置81からステーション30へ、薬剤をセットした収容体、あるいは収容体を載置したトレイを搬送する。36は前記の係合解除用のピンで、収容体の昇降位置を挟むように一対設け、ピン駆動部38により昇降する。
【0020】
40は旋回昇降部で、図8では図示しない気送子の前後一方から見た姿を示し、図9では図示しない気送子の側面から見た姿を示す。41は昇降部で、42は気送子受け台で、気送子の保持部の例で、43はガイドレールである。気送子受け台42はガイドレール43でガイドされ、タイミングベルト44やチェーン、ボールネジなどの部材で牽引され、昇降モータ45により駆動されて昇降する。気送子受け台42,ガイドレール43,タイミングベルト44,昇降モータ45により、昇降部41を構成する。
【0021】
46はリンクベース、48は旋回モータで、リンク54〜56で構成される4節リンクを駆動して、昇降部41を旋回させる。これによって気送子受け台42は水平向きと鉛直向きとの間で旋回する。なお旋回部は、リンクベース46と旋回モータ48,及びリンク54〜56で構成され、旋回機構自体は任意である。
【0022】
気送子受け台42に戻り、50は底部リングで底のあるリング状をし、気送子のエンドキャップの一方を支持し、51は頭部リングで他方のエンドキャップを支持する。例えば底部リング50に位置決めピン52を設けて、気送子本体の位置決め孔15とフィットする。気送子受け台42はリング50,51間の下方が開放しており、収容体20を図示しない気送子本体に着脱できるようにしてある。
【0023】
60は位置決め部で、ガイドレール61に沿ってモータ65により進退動する。摩擦リング64の中央の位置決めピン62は、図示しない弾性部材で付勢されて、エンドキャップ中央の位置決め孔15と係合して、気送子の中心軸を位置決めする。摩擦リング64の側方の位置決めピン63も同様に図示しない弾性部材で付勢されて、エンドキャップ側部の位置決め孔16と係合して、中心軸回りの気送子の向きを位置決めモータ84で位置決めする。なお位置決め部60を、気送子受け台42の底部リング50内に設けても良い。
【0024】
旋回昇降部40の例えば上部に、送信管71と受信管70とを設け、これらは各々可動底部72,73を備えて、図示しない駆動手段により管70,71の底部を開閉自在にする。送信管71と受信管70は一体もしくは連結されて、モータ74によりガイドレール75に沿って左右動し、気送管80と接続された位置と、旋回昇降部40と接続された位置、及び待避位置の間で移動する。
【0025】
ステーション30の底部のコンベヤ34は、薬剤などの払い出し装置81に接続され、移載部82により収容体をコンベヤ34と薬剤セット部83や収容体のマガジンなどの間で移載する。そして空の収容体は薬剤セット部83で薬剤をセットされ、コンベヤ34でステーション30へ搬送され、空の収容体はマガジンで保管される。
【0026】
実施例の動作を示す。薬剤をセットされた収容体は、コンベヤ34で昇降片32の上部まで搬送され、昇降片32で上昇して、気送子受け台42に保持された気送子本体に係合される。この時、ピン36は不作動状態に置く。収容体を係合した気送子は、気送子受け台42と共に水平向きから上向きに90°旋回し、次いで昇降モータにより上昇する。
【0027】
これと同時に、送信管71が気送子受け台42の上部へ移動し、可動底部72が開いて、気送子を受け入れる。この時、送信管71等に設けたIDリーダにより、気送子のIDを読み取り、図示しない制御部でIDから送信先を決定する。次いで送信管71を気送管80に接続した位置まで移動させ、気送子を送信する。
【0028】
気送子を受信する場合、受信管70を気送管80に接続した位置まで移動させて、気送子を受信し、次いで旋回昇降部40に接続した位置へ移動させ、可動底部73を開く。これと並行して気送子受け台42を上昇させ、気送子を受け台42へ移し、受け台42を下降させる。例えば受け台42が下降し終わると、昇降部41を90°旋回させ、気送子を水平な向きにセットする。旋回が終わると、位置決め部60を前進させ、位置決めピン62で気送子の中心軸を位置決めし、摩擦リング64をエンドキャップに押し付けて、気送子を回転させ、位置決めピン63で気送子の中心軸回りの向きを位置決めする。なお送信管71と受信管70とを兼用しても良い。
【0029】
ステーション30を薬局や診察室などに設け、病棟や検査センターなどへ、薬剤アンプルや検査試料を送信する場合、収容体を気送子にセットして送信し、空の気送子を受信する使い方がある。この場合、受信した気送子は空なので、収容体がセットされるまで、気送子受け台42内で気送子を待機させる。従って、受信管70は空の気送子の収容箇所となり、ステーション30から連続送信できる気送子の数は、気送子受け台42内に1個,受信管70に1個の合計2個となる。
【0030】
受信した気送子に収容体がセットされている場合、気送子の位置決めが完了すると、ピン36と昇降片32とを上昇させて、気送子本体と収容体との係合を解除し、収容体を昇降片32で支持して下降させ、コンベヤ34で払い出し装置81へ搬送する。
【0031】
気送子の搬送頻度が高い薬局などでは、気送管80を2本設けて、1本を送信専用、2本目を受信専用としても良い。また空の気送子を受信する場合、受信管80側や受信用の気送管側で空の気送子を複数本ストックし、気送子受け台42側へ供給することにより、連続送信が可能になる。
【0032】
病棟などで払い出し装置81の無いステーションでは、例えばコンベヤ34を設けず、看護士などがリフター31上で収容体を出し入れしても良く、あるいはコンベヤ34を設けて、リフター31とは別の位置で収容体を出し入れしても良い。また在来のステーションを用いて、受信管から人手で気送子を取り出し、気送子本体の扉を開いて薬剤を取り出し、扉を閉じた空の気送子を送信管からステーション30へ返送しても良い。
【0033】
実施例では、自動的に搬送物を気送子にセットして自動的に取り出すことができ、この間、搬送物に衝撃が加わらないので、易損品の搬送に適している。特に収容体を水平な状態で気送子本体に着脱するので、搬送物は収容体に載置したままで気送子から着脱できる。そして気送子の中心軸回りの向きを位置決め部60で位置決めすることにより、収容体の着脱が容易になる。さらに旋回昇降部40で気送子受け台の昇降と旋回とを行うことにより、送受信管との間の気送子の出し入れと、リフター31に面した位置との間で気送子を搬送できる。

【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例で用いる気送子の平面図
【図2】実施例で用いる気送子の正面図で、気送子本体と収容体とを分離して示す
【図3】実施例で用いる気送子の側面図
【図4】実施例で用いる気送子の鉛直面内長手方向断面図で収容体を分離して示す
【図5】実施例で用いる気送子の鉛直面内長手方向断面図
【図6】実施例で用いる気送子の鉛直面内半径方向断面図
【図7】実施例で用いる気送子の扉を開いた状態を示す側面図
【図8】実施例でのステーション正面図
【図9】実施例でのステーションの要部拡大側面図
【符号の説明】
【0035】
1 気送子
2 気送子本体
3 ヒンジ
4 エンドキャップ
5 ガイドリング
6 保持体
8 係合部
9 軸
10 付勢部材
11 挿入孔
12 突起
13 リセス
14 扉
15,16 位置決め孔
17 凹部
18 スライド部
20 収容体
21 保持体
22 被係合部
30 ステーション
31 リフター
32 昇降片
34 コンベヤ
36 ピン
38 ピン駆動部
40 旋回昇降部
41 昇降部
42 気送子受け台
43 ガイドレール
44 タイミングベルト
45 昇降モータ
46 リンクベース
48 旋回モータ
50 底部リング
51 頭部リング
52 位置決めピン
54〜56 リンク
60 位置決め部
61 ガイドレール
62,63 位置決めピン
64 摩擦リング
65 モータ
70 受信管
71 送信管
72,73 可動底部
74 モータ
75 ガイドレール
80 気送管
81 払い出し装置
82 移載部
83 薬剤セット部
84 位置決めモータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステーション間で気送子を気送管により搬送する気送装置において、
前記気送子を、気送子本体と、搬送物を収容しかつ気送子本体に対して着脱自在な収容体とで構成し、
前記ステーションに、気送子本体と収容体とを自動的に着脱する着脱部と、該着脱部と前記気送管との間で気送子を搬送する搬送部とを設けたことを特徴とする気送装置。
【請求項2】
前記着脱部とステーションの外部との間で収容体を搬送するコンベヤを設けたことを特徴とする、請求項1の気送装置。
【請求項3】
前記ステーションに、前記気送管との間で気送子を送受信しかつ上下方向を向いた送受信管を設け、
前記搬送部は気送子の保持部と保持部の旋回部とを備えて、前記旋回部により、前記気送子を保持部と共に、水平に着脱部に面した位置と、上向きに送受信管に接続した位置との間で旋回させ、
前記着脱部に、前記収容体を水平な状態で昇降させて気送子本体に着脱するリフターを設けたことを特徴とする、請求項1の気送装置。
【請求項4】
前記旋回部内に、保持部を昇降させる昇降部を設けたことを特徴とする、請求項3の気送装置。
【請求項5】
前記気送子本体は収容体の係合部と係合解除部とを備え、
前記着脱部に、収容体を昇降させるリフターと、気送子から収容体を取り外す際に、前記係合解除部を駆動して収容体との係合を解除するための手段とを設けたことを特徴とする、請求項3の気送装置。
【請求項6】
前記気送子は筒状で、前記気送子を中心軸回りに位置決めするための手段を設けたことを特徴とする、請求項3の気送装置。
【請求項7】
ステーション間で気送子を気送管により搬送する方法において、
前記気送子を、気送子本体と、搬送物を収容しかつ気送子本体に対して着脱自在な収容体とで構成するステップと、
前記ステーションに、気送子本体と収容体との着脱部と、該着脱部と前記気送管との間で気送子を搬送する搬送部とを設けるステップと、
前記着脱部で気送子本体に収容体を着脱するステップと、
前記搬送部で収容体をセットした気送子を気送管と着脱部との間で搬送するステップ、とを設けたことを特徴とする気送方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−73622(P2009−73622A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−244162(P2007−244162)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(304011795)株式会社日本シューター (11)