説明

水きり・水抜きのできる冷蔵・冷凍用食品保存箱

【課題】吸水性シートで食品をくるんで水切りをしたり、非通水性の袋に網目の内袋を設けた袋を使用する必要のない水切り・水抜きのできる冷蔵・冷凍用食品保存箱を提供する。
【解決手段】食品保存箱3の底に水きり用の網1を設け、網1の下側に水気の受け台7を設け、受け台7の内底に適当な間隔で複数個の網支え下駄5を設けて水きり用のたわみを防ぎ、受け台7の底に溜まった水に食品が触れぬように、食品保存箱3の底角に水抜き穴2を設け、水抜き穴2の外の出口に栓6を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の冷蔵、冷凍保存に際して、水気をスムーズに徐去する機能えた冷蔵・冷凍食品保存箱である。
【背景技術】
【0002】
従来の冷蔵・冷凍用食品保存箱は、野菜などの食品を箱に直に入れて保存をしたり、吸水性のシートで食材をくるんで保存する為の水きりシートや、非通水性の袋に網目の内袋を設けて水切りする多目的ネット袋などが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の冷蔵・冷凍用食品保存箱は野菜などの食品を入れる時、箱に直に入れるため保存前に水きりをしっかりしないと底に水が溜まる。
吸水性シートで食品をくるんで水切りをしたり、非通水性の袋に網目の内袋を設けた袋を使用することは、手間がかかる上に、吸水性シートは使い捨てになってしまう。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
食品保存箱の底に水きり用の網を設け、網の下側に水気の受け台を設け、受け台の内底に適当な間隔で複数個の網支え下駄を設けて水きり用網のたわみを防ぎ、受け台の底に溜まった水に食品が触れない様に、箱の底角に水抜き穴を設け、水抜き穴の外の出口に栓を設ける。
本発明は以上を特徴とする水きり・水抜きのできる冷蔵・冷凍用食品保存箱である。
【発明の効果】
【0005】
箱の底に水きり用の網と水気の受け台を設ける事で、受け台の底に溜まった水を水抜き穴で排出する事が出来るので、底に溜まった水に保存する食品が触れないで済み、水切り作業の手間が省ける。
すぐに廃棄処分する羽目になる吸水性シートを使う必要もない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の平面図
【図2】 本発明の断面図
【発明を実施する為の形態】
【0007】
食品保存箱(3)の底に水きり用網(1)を設け、水きり用網(1)の下側に水気の受け台(7)を設け、受け台(7)の内底に適当な間隔で複数の網支え下駄(5)を設け、食品保存箱(3)の底角に水抜き穴(2)を設け、水抜き穴(2)の外の出口に栓(6)を設ける。
本発明は、以上のような構造であり、これを実際に使用する時は、食品保存箱(3)の蓋(4)を開けて、洗った野菜を中に入れ水きり用網(1)の上に置く。この時、水きり用網(1)に重量がかかっても網支え下駄(5)があるので網がたわむ事は無い。野菜についた水は水きり用網(1)を通って下の受け台(7)に溜まる。食品保存箱(3)の蓋(4)を閉め、傾けて水抜き穴(2)から水を排出したら、水抜き穴(2)に栓(6)をして、冷蔵庫に入れる。
【符号の説明】
【0008】
1 水きり用網、 2 水抜き穴、 3 食品保存箱
4 蓋、 5 網支え下駄、 6 栓、 7受け台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品保存箱の底に水きり用の網を設け、網の下側に水気の受け台を設け、受け台の内底に適当な間隔で複数個の網支え下駄を設けて水きり用のたわみを防ぎ、受け台の底に溜まった水に食品が触れぬように、箱の底角に水抜き穴を設け、水抜き穴の外の出口に栓を設けた事を特徴とする水きり・水抜きのできる冷蔵・冷凍用食品保存箱。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−140179(P2012−140179A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−11381(P2011−11381)
【出願日】平成23年1月4日(2011.1.4)
【出願人】(510170327)
【Fターム(参考)】