説明

水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置。

【課題】キッチン及び洗面化粧台における水回り器具の水栓基部外側周囲辺などに発生する水垢などの発生防止手段を提供する。
【解決手段】水栓1の基部周囲辺に滞留する水分を吸収除去を可能とする吸水性、吸放湿性を有する不織布積層体からなる帯形状の水分除去材2又は伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3を水栓1の基部周囲辺に密接装着することで水栓1の本体部分を滴り下がる水滴や水沫で水栓1の基部外側周囲辺部位に溜まる水分を吸収除去し、水分が滞留するこで水垢の発生する原因を排除する。この効果を維持させるために、この帯形状の水分除去材2又は伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3を適宜更新取替えする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓基部の外側周囲辺に発生する水垢の防止を可能とする水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
キッチン及び洗面化粧台などに備えられる水回り器具での水栓等は、その使用用途から水沫や雫などの影響を受けやすく、水栓周囲を濡れ落ちる水滴などで該水栓基部の外側周囲辺が濡れそぼり留まることでその場所に水垢を生じやすく変色するなどで汚染が見られ、キッチン及び洗面化粧台として不潔で更に不衛生であるという違和感が増幅されるものである。
【0003】
発生してしまったこれら水垢や変色汚染物質などを除去するには、専用とする薬剤や例えば歯ブラシなど用いるのであるが、汚染進行度合いによっては完全除去は難しく時には該水栓基部の外側周囲辺とその取り付け平面部位などに傷をつけ、かえって見苦しくなってしまうという大きな欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】なし
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】サンウェーブ工業株式会社 著 「システムキッチン 取扱説明書」 平成22年
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする課題は、キッチン及び洗面化粧台などに備えられる水回り器具など水栓基部の外側周囲辺に生じやすい水垢の原因となる溜り水を除去し防止する装置がない点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、キッチン及び洗面化粧台などに備えられる水回り器具など水栓基部の外側周囲辺及びその取り付け平面部位に生じやすい水垢の原因となる溜り水を除去し防止するため、該水栓基部の外側周囲辺に密接装着可能とする吸水性、吸放湿性などを有し更に抗菌処理を付加された若干幅寸法の帯形状又は伸縮自在可能のリング形状の水分除去材と、密接装着したこれらの水分除去材水垢防止材を適宜更新取り換えることを最も主要な特徴とする。これにより、水垢等発生原因となる水栓基部の外側周囲辺などに溜まる水分を除去し防止するという目的を実現した。
【発明の効果】
【0008】
本発明の水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置は、キッチン及び洗面化粧台などに備えられる水回り器具など水栓基部の外側周囲辺に生じやすい水垢の原因となる溜り水をと除去し防止するため、吸水性、吸放湿性を有し若干幅寸法の帯形状の水分除去材を該水栓基部の外側周囲辺に密接装着し、適宜この更新取替えを行うようにたことは、水栓基部の外側周囲辺における水垢発生などのトラブルを未然に防止できるという装置として機能的に大いに優れている。
【0009】
請求項2において、請求項1記載の帯形状の水分除去材が吸水性、吸放湿性を有する不織布積層体で構成し、かつ若干幅寸法で所要の口径寸法を有し伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材としたことは、不特定外径の水栓基部の外側周囲辺寸法にも対応可能とすることで機能的にして利便性効果が大きい。
【0010】
請求項3において、該水分除去材に抗菌処理が付加され、かつキッチン及び洗面化粧台などの環境から使用者において清潔感がイメージされるカラー構成と、その更新取替え時期を視覚確認可能であるとするものであることは、環境及び、衛生面維持において利便性に優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
所要とする特性を付加された帯形状又はを用い、水栓基部の外側周囲辺に密接装着させることでこの部位に溜まる水分を除去させ、これら水分除去材を適宜更新取り換えを行うことで、該水栓基部の外側周囲辺における水垢の発生を未然に防止可能とするという手段を提供するという目的を最少の部材もって実現した。
【実施例1】
【0012】
本発明装置の一実施例で、図1は水栓1の基部外側周囲辺に帯形状又はリング形状の水分除去材2,3を密接装着させた使用状態を示す全体斜視図、図2は帯形状の水分除去材の説明図で図3は伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材の説明図である。
以下図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1〜3において、伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3は、吸水性、吸放湿性を有する不織布積層体で構成された若干幅と長さ寸法をもって帯状に形成されている。
使用に当たっては、水栓1の基部外側周囲辺に密接に巻き付け外径寸法に合わせることでカットし、解けるたり、ずれることのないようにして装着する。
【0014】
伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3は、帯形状の水分除去材2の材質と同様であるが若干幅と口径寸法をもってリング形状に形成され伸縮自在構造となされているので、水栓1の上から被せるように通すことで容易に水栓1の基部周囲辺に密接装着できるものである。
なを、リング形状の水分除去材3の口径寸法は、通常仕様の水栓基部外側周囲辺を若干の押圧力を有して密接装着可能とすることを標準サイズとするが、規格外の水栓基部外側周囲辺寸法にも対応できる口径寸法のものも用意されるものである。
【0015】
帯形状の水分除去材2及び伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3は、キッチン及び洗顔化粧台などの使用環境から構成材に抗菌処理が付加されると共に、装着される帯形状の水分除去材2及び伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3が、利用者において爽快で清潔感がイメージされるカラーが考慮されかつ水分除去材の機能低下を示す変色サインが視覚確認されるようになされているものである。
【0016】
このようになっていると、水栓1基部外側周囲辺に密接装着した帯形状の水分除去材2及び伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3は、付加された機能材により、水栓1の本体部分を滴り下がる水滴や水沫で水栓1の基部外側周囲辺部位に溜まる水分を吸収除去し、水分が滞留するこで水垢の発生する原因を排除するものである。
そして、この効果を持続させるさせるために、水回り器具の使用頻度や装着された水分除去材2,3の含水又は含湿による変色具合に応じ又は適宜に更新取替えを行うものである。
【産業上の利用可能性】
【0017】
キッチン及び洗面化粧台における水回り器具の水栓基部外側周囲辺などに発生する水垢防止のみならず、水垢に伴う汚染物質発生付着を未然に防止する手段として、食品、美容は勿論精密工業などの多方面の用途に応用利用が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】水栓1基部外側周囲辺に帯形状の水分除去材2又は伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3を密接装着させた、使用状態を示す全体斜視図である。(実施例1)
【図2】帯形状の水分除去材2の説明図である。(実施例1)
【図3】伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材3の説明図である。(実施例1)
【符号の説明】
【0019】
1 水栓
2 帯形状の水分除去材
3 伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材
4 平面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キッチン及び洗面化粧台などの水栓基部の外側周囲辺における水垢などの発生を防止する手段において、これら水栓基部の外側周囲辺に密接装着することで該水栓基部の外側周囲辺に滞留する水分を除去可能とする吸水性及び吸放湿性を有する若干幅寸法で帯形状の水分除去材と、この帯形状の水分除去材を適宜更新取替えることで水垢の発生付着を防止することを特徴とする水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置。
【請求項2】
請求項1記載の帯形状の水分除去材が、吸水性及び吸放湿性を有する不織布積層体で構成され、かつ若干幅寸法で所要の口径寸法を有し伸縮自在可能とするリング形状の水分除去材であることを特徴とする請求項1記載の水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置。
【請求項3】
水分除去材が、抗菌処理が付加されたものであり、キッチン及び洗面化粧台などの環境から使用者において清潔感がイメージされるカラー構成と、その更新取替え時期を視覚確認可能であるとするものであることを特徴とする請求項1、2記載の水栓基部の外側周囲辺水垢防止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−158908(P2012−158908A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19362(P2011−19362)
【出願日】平成23年2月1日(2011.2.1)
【出願人】(000239253)
【Fターム(参考)】