説明

水槽

【課題】魚などを傷つけずに飼育可能な水槽Aを提供する。
【解決手段】本発明の水槽Aは、内部に水などの収容空間Sを形成する水槽本体1と、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部2とを具備する水槽Aにおいて、前記開口部2の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する補強部材3、4と、前記補強部材3、4にて前記開口部2を閉塞した状態で開口する前記開口部21を開閉可能に蓋閉する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差を解消する段差解消手段6とを有し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記収容空間S側に前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差が表出することを防止した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、観賞用の魚などを飼育する際に利用する水槽に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、観賞用の魚などを飼育するために利用される水槽は、内部に水や魚などを収容するための収容空間を形成した水槽本体を有している。この水槽本体は、魚や餌などの出し入れのために上部を開口した筐体であり、当該開口部は、蓋部材を用いて開閉可能としている。
【0003】
更に、このような水槽は、内部の水圧などによる変形などを防止し、水槽本体の強度を増すために、対向する壁面同士を横架して連結する補強桟などの補強部材を用いることが多い。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−155416
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記蓋部材は、前記補強部材の上に載置して前記水槽本体の開口部を蓋閉するため、蓋部材の下面から補強部材が収容空間側に突出してしまい、収納空間側に補強部材が表出し閉塞面に段差が生じる。よって、補強部材の角が収容空間側、つまり、魚の居住空間側に表出してしまう。これにより、補強部材の角に魚が衝突し、魚が傷ついてしまうという不具合が生じていた。観賞用の魚の中には、餌の捕食のために水面に向って飛び跳ねる習性を有する魚も多く、アロワナなどの高級な観賞魚に至っては、当該衝撃傷が生じることは深刻な悩みであった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以上の課題を解決するために次のような手段を講じたものである。
【0007】
すなわち、本発明の水槽は、内部に水などの収容空間を形成する水槽本体と、前記水槽本体の収容空間に通じるように開口する開口部とを具備する水槽において、前記開口部の一部を閉塞し、前記水槽本体を補強する補強部材と、前記補強部材にて前記開口部を閉塞した状態で開口する前記開口部を開閉可能に蓋閉する蓋部材と、前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記蓋部材と前記補強部材との段差を解消する段差解消手段とを有し、前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記収容空間側に前記蓋部材と前記補強部材との段差が表出することを防止したことを特徴とする。
【0008】
これにより、補強部材による水槽本体の補強効果を発揮しながらも、補強部材の角を閉塞空間側に表出させないことで、魚などの衝突による負傷を激減することが可能となる。
【0009】
また、収容空間を広く確保し、更に魚などの衝突による負傷を減少させるためには、内部に水などの収容空間を形成する水槽本体と、前記水槽本体の収容空間に通じるように開口する開口部とを具備する水槽において、前記開口部の一部を閉塞し、前記水槽本体を補強する補強部材と、前記補強部材にて前記開口部を閉塞した状態で開口する前記開口部を開閉可能に蓋閉する蓋部材とを有し、前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記収容空間側の閉塞面を、略面一とする。
【0010】
具体的な態様としては、前記収容空間側の蓋閉面を略面一とした前記蓋部材を具備し、前記蓋部材を前記補強部材よりも前記収容空間側に位置させた状態にて前記開口部を前記蓋部材を用いて蓋閉することが望ましい。
【0011】
更に、前記収容空間側から補強部材に向かっての衝撃を吸収する衝撃吸収手段を設けることにより、魚などが補強部材に衝突して負傷することを好適に防止することができる。
【0012】
また、簡易に前記衝撃吸収手段を構成するためには、蓋閉状態において前記蓋部材を前記補強部材よりも前記収容空間側に位置させると共に、前記蓋部材と前記補強部材との間に間隙を設けた状態にて前記開口部を前記蓋部材にて蓋閉する構成とすることが望ましい。
【0013】
加えて、前記蓋部材と前記補強部材との間に設けた間隙に、衝撃吸収部材を設けることにより、衝撃吸収度が飛躍的に向上する。
【0014】
更に、前記蓋部材を、可撓性を有する部材にて構成することで、蓋部材が魚などを保護する保護部材の役割を果たし、蓋部材に衝突した場合であっても好適に魚などを保護することが可能となる。
【0015】
また、前記蓋部材の蓋閉状態において開閉可能な窓部を前記蓋部材に設けることにより、例えば、餌やりなどの際に蓋部材を開ける手間を省いて容易に作業を行うことができる。
【0016】
加えて、前記蓋部材と蛍光灯などの照明装置との間に間隙を設けた状態にて前記開口部を前記蓋部材にて蓋閉することにより、前記照明装置の熱などを起因とする蓋部材の変形を効果的に防止することができる。
【0017】
更に、前記蓋部材を蓋閉状態にて固定する固定手段を具備し、前記固定手段を、前記照明装置を設置する設置箇所を回避した位置に設けていることで、前記照明装置を好適な姿勢にて設置することが可能となる。
【0018】
また、複数の前記蓋部材を具備し、前記開口部の一部のみを前記蓋部材にて開口可能とすることにより、水やりや水槽清掃など、作業の必要に応じた開口面積を選択可能とすることができる。更には、不必要な部分まで開口せずに済むため、例えば、コオロギなどの生きた餌や飼育している魚が水槽の外に出てしまう危険性を回避することが可能となる。
【0019】
加えて、経時変化などによる前記蓋部材の変形を防止するためには、前記蓋部材の反りを防止する反り防止手段を設けることが望ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、以上説明した構成であるから、補強部材による水槽本体の補強効果を発揮しながらも、補強部材の角を閉塞空間側に表出させないことで、魚などの衝突による負傷を激減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る水槽の平面図。
【図2】同実施形態に係る水槽の正面図。
【図3】同実施形態に係る水槽のA−A線部分拡大断面図。
【図4】同実施形態に係る水槽のB−B線部分拡大断面図。
【図5】第二実施形態に係る水槽の平面図。
【図6】第二実施形態に係る水槽の正面図。
【図7】第二実施形態に係る水槽のC−C線部分拡大断面図。
【図8】第二実施形態に係る水槽のD−D線部分拡大断面図。
【図9】第三実施形態に係る水槽の平面図。
【図10】第三実施形態に係る水槽の正面図。
【図11】第三実施形態に係る水槽のE−E線部分拡大断面図。
【図12】第三実施形態に係る水槽のF−F線部分拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の水槽Aの平面図である。図2は、水槽本体1などを想像線にて描いた水槽Aの正面図である。
【0024】
図1に示すように、本発明の水槽Aは、内部に水などの収容空間Sを形成する水槽本体1と、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部2とを具備する水槽Aにおいて、前記開口部2の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する補強部材3、4と、前記補強部材3、4にて前記開口部2を閉塞した状態で開口する前記開口部21を開閉可能に蓋閉する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差を解消する段差解消手段6とを有し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記収容空間S側に前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差が表出することを防止した。
【0025】
本実施形態においては、前記開口部2の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する補強部材3、4と、前記補強部材3、4にて前記開口部2を閉塞した状態で開口する前記開口部21を開閉可能に蓋閉する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとを有し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記収容空間S側の閉塞面Bを、略面一として段差解消手段6を構成している。
【0026】
また、本実施形態においては、補強部材として枠部材3と補強桟4を用いている。更には、魚などが衝突した際の衝撃を吸収するため、前記収容空間S側から補強部材3、4に向かっての衝撃を吸収する衝撃吸収手段7として第一間隙部71を設けている。また、蛍光灯などの照明装置Rの熱源から前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを保護するために、照明装置Rと蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとの間に第二間隙部8を設けている。前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fは、前記第一間隙部71や第二間隙部8を確保した状態で、着脱可能に固定する固定手段9を用いて補強部材3、4に固定可能としている。また、当該水槽Aは、前記収容空間S内に濾過装置などを収容するコーナー部材10を設置している。尚、本実施形態においては、観賞用の魚などを好適に視認可能とするために、主として透明の部材にて水槽Aを形成している。
【0027】
以下、各構成について詳述する。
【0028】
水槽本体1は、透明のガラスにて内部を視認可能に構成した筐体である。底面を形成する底壁11と、当該底壁11から垂直に起立する周壁、具体的には、対向する一対の正面壁12及び背面壁13と、対向する一対の左右側壁14,15とからなる周壁にて構成した上向き開口の直方体であり、その内部に水や魚などを収容する収容空間Sを形成している。
【0029】
開口部2は、前記底壁11と対向する位置を上向きに開口している。当該開口部2は、前記収容空間Sと通じており、当該開口部2を介して水や魚の入れ替えなどを行う。
【0030】
枠部材3は、前記水槽本体1の周壁と直交し、各周壁から収容空間S側に向って突出する額縁状の部材である。本実施の形態においては、前記水槽本体1に前記開口部2の一部を閉塞する状態で固定されており、水槽本体1を補強する補強部材としての機能を発揮する。更に、この枠部材3は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの取り付け部材としても機能する。この枠部材3は、中央部を開口した平面視ロの字形状を成す板材である。尚、当該枠部材3は、一体物でも分割して固定したものでもよい。当該補強桟4は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fよりも厚みが厚く、堅牢性を有する部材にて構成している。
【0031】
補強桟4は、前記枠部材3の上方に後述する固定手段9により着脱可能に固定される平面視長方形状の平板材である。当該補強桟4は、長手寸法を前記水槽本体1の対向壁(正面壁12と背面壁13)の内側面の間の距離と同様の寸法としており、当該補強桟4の端を前記水槽本体1の対向壁の内側面に当接した状態に横架させて取り付ける。当該補強桟4を取り付けた状態においては、前記開口部2の一部を閉塞し前記水槽本体1を補強する。本実施形態においては、等間隔に配置した複数の補強桟4を用いている。一対の補強桟4は、前記水槽本体1の両側壁の内側面に、その側端を当接した位置に取り付ける。また、他の補強桟4は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの側端近傍の位置に取り付ける。つまり、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの蓋閉状態において蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの両側端の上方に位置する位置に取り付ける。当該補強桟4は、前記枠部材3や蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fよりも厚みが厚く、堅牢性を有する部材にて構成している。
【0032】
蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fは、蓋閉状態において、前記収容空間S側の閉塞面Bを略面一としており、主として可撓性を有する透明の板材にて構成している。本実施形態においては、複数の前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを具備し、前記開口部2の一部のみを開口可能としている。具体的には、第一蓋部材5A、第二蓋部材5B、第三蓋部材5C、第四蓋部材5D、第五蓋部材5E、第六蓋部材5Fからなる複数の蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを具備し、各蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを独立して開閉できる構成としている。全ての蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを蓋閉した状態において、前記開口部2と略同形を成すように構成している。更には、当該蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの端部を前記水槽本体1の周壁やコーナー部材10の側周面に当接した状態にて蓋閉可能としている。
【0033】
第一蓋部材5A、第二蓋部材5B、第三蓋部材5Cは、同じ構成を有しており、蓋閉時において水槽Aを使用する使用者側に配置される。本実施形態においては、前記開口部2を覆う蓋本体51と、当該蓋本体51の中央部に設けた開口部52を開閉可能な窓部53と、前記蓋本体51の反りを防止する反り防止手段54とを具備している。
【0034】
蓋本体51は、水槽Aの内部を視認可能な透明の部材である。また、前記補強桟4よりも薄い可撓性を有する板材にて構成しており、魚などが当該蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fに衝突した際に魚を保護する保護部材としての機能も発揮する。当該蓋本体51は、平板材であり、その下面、つまり収容空間S側の蓋閉面5aに凹凸のない略面一の水平面を形成している。
【0035】
窓部53も、前記蓋本体51と同様に水槽Aの内部を視認可能な透明の部材であり、開閉可能な蓋要素531と、当該蓋要素531を開閉する際に使用者が握持する持ち手要素532と、当該蓋要素531が蓋閉姿勢から脱離することを防止する脱離防止要素533とを有している。
【0036】
蓋要素531は、その下面に前記蓋本体51の厚みに対応した段差部を形成している。そして、当該段差部により形成した下向き凸部531aを前記蓋本体51に設けた開口部52に嵌合することにより、蓋要素531にて蓋本体51に設けた開口部52を蓋閉した状態にて、前記蓋本体51と当該蓋要素531の下面、つまり収容空間S側の閉塞面Bが、略面一となるように構成している。
【0037】
持ち手要素532は、前記蓋要素531の上面、つまり、反収容空間S側の閉塞面Bから垂直方向に突出する凸部である。
【0038】
脱離防止要素533は、前記蓋要素531にて蓋閉した際に、当該蓋閉姿勢を維持するためのものである。具体的には、水平方向の脱離を防止する垂直壁533aと、当該垂直壁533aの上端から当該垂直壁533aと直交する方向に伸び、蓋要素531が上方向に脱離することを防止する水平壁533bとからなる。尚、前記蓋要素531を前記蓋本体51に設けた開口部52に勘合する際には、当該脱離防止要素533の下に前記蓋要素531を潜り込ませてスライドし蓋要素531の凸部531aを蓋本体51に設けた開口部52に嵌合する。
【0039】
反り防止手段54は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5F本体の端部を垂直方向に起立させた起立部541にて構成している。本実施形態においては、対向する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの突き合わせ位置を起立させて構成している。尚、直角に曲げた曲げ板を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5F本体の端部に取り付けて構成してもよい。本実施形態においては、前記窓部53の蓋要素531にも起立部531bを形成して反り防止手段を設けている。
【0040】
第四蓋部材5D乃至第六蓋部材5Fは、反使用者側の開口部2を蓋閉する蓋部材である。
【0041】
第四蓋部材5Dは、コーナー部材10側の近傍を蓋閉する蓋部材であり、その蓋本体51は、前記コーナー部材10を回避する形状を成している。蓋閉状態において蓋本体51の端部は、コーナー部材10の側周面に当接する。よって、コーナー部材10の上端は、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの上面よりも上方に位置する。その他の蓋本体51の構成及び反り防止手段54の構成は、前記第一蓋部材5A乃至第三蓋部材5Cと同様である。
【0042】
第五蓋部材5E及び第六蓋部材5Fは、前記第一蓋部材5A乃至第三蓋部材5Cと同様の構成を有する蓋本体51と反り防止手段54を具備している。尚、前記照明装置Rは、当該第五蓋部材5E及び第六蓋部材5Fの上方に設置するため、照明装置Rを外した状態おいても、開口部2の蓋閉状態は維持される。
【0043】
衝撃吸収手段7は、前記収容空間S側から補強部材3、4に向かっての衝撃を吸収する。本実施形態においては、蓋閉状態において前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを前記補強部材3、4よりも前記収容空間S側に位置させると共に、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との間に第一間隙部71を設けた状態にて前記開口部21を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて蓋閉する構成とすることで、衝撃を吸収する。
【0044】
第一間隙部71は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記枠部材3や補強桟4との間に設けた補強部材間隙部である。具体的には、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記枠部材3や補強桟4からなる補強部材3、4との間に間隙を設けた状態にて前記開口部21を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて蓋閉する。本実施形態においては、前記枠部材3と前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとの間隙を後述する衝撃吸収部材72にて形成し、前記補強桟4と前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとの間隙を前記衝撃吸収部材72及び枠部材3の厚みにて形成している。
【0045】
衝撃吸収部材72は、前記枠部材3と前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとの間に取り付けられる。具体的には、蓋閉状態において、前記枠部材3の下面と前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの上面との間に位置する。当該衝撃吸収部材72は、弾力性を有するクッション材であり、その中央部に後述するナット部材91を嵌め合わせる貫通穴を開口している。
【0046】
第二間隙部8は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと蛍光灯などの照明装置Rとの間に設けた照明装置間隙部である。前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと蛍光灯などの照明装置Rとの間に間隙を設けた状態にて前記開口部21を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて蓋閉する。本実施形態においては、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと照明装置Rとの間隙を前記衝撃吸収部材72、枠部材3、補強桟4の厚みにて形成している。
【0047】
固定手段9は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを蓋閉姿勢にて固定する機能を有している。本実施形態においては、当該固定手段9は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを着脱可能に枠部材3及び補強桟4に固定する。具体的には、ナット部材91、ボルト部材92、ボルト止め部材93を用いて止着する。前記枠部材3、補強桟4の各々の対応位置にはボルト部材92を螺合するナット孔を開口している。また、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの上面には、前記ナット部材91を固着している。尚、ボルト部材92は、透明のアクリル材により構成している。
【0048】
当該固定手段9は、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの隅部近傍に設けられている。また、前記コーナー部材10を設ける開口部2を蓋閉する蓋部材(第四蓋部材5D)においては、当該コーナー部材10を避けた位置に固定手段9を設ける。更に、前記蛍光灯などの照明装置Rの下方に位置する蓋部材(第五蓋部材5E、第六蓋部材5F)においては、照明装置Rの設置場所となる補強桟4を避けた位置に固定手段9を設ける。よって、蓋部材を枠部材3のみに固定する。ボルト止め部材93は、固定状態における高さ寸法を前記補強桟4の厚み寸法よりも短くしている。これにより、蛍光灯などの照明装置Rの下面がボルト止め部材93に干渉しない。尚、当該固定手段9は、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを固定した状態においても、一定の遊びを維持し、衝撃などによる移動を許容する構造としている。
【0049】
コーナー部材10は、前記水槽本体1の隅部に取り付けられ、濾過装置などを覆う役割を果たす。当該コーナー部材10は、魚などの飼育空間側に角を形成しない湾曲形状を成している。上部には開閉可能な蓋部材101を取り付けており、当該蓋部材101には、配線を通す配線孔102を設けている。当該配線孔102は、ゴムなどの弾力性を有する部材の一部を切り込むことで構成している。
【0050】
次に、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部2を蓋閉する工程について説明する。
【0051】
まず、各蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fをスライドしながら前記枠部材3の下に位置させる。その際には、前記ナット部材91の外周に前記衝撃吸収部材72を取り付けておく。そして、所定位置に前記補強桟4を配置し、前記ボルト部材92及びボルト止め部材93を用いて前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを枠部材3や補強桟4に固定する。蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの蓋閉状態、つまり、固定手段9により固定した状態においては、図3に示すように、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの上面と枠部材3の下面、枠部材3の上面と補強桟4の下面が当接した状態で固定される。よって、前記収容空間S側の蓋閉面5aを略面一とした前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fが、補強部材3、4である枠部材3や補強桟4よりも前記収容空間S側に位置した状態にて前記開口部2を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを用いて蓋閉する。このように、上から、補強桟4、枠部材3、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの順に配置される。したがって、蓋閉状態においては、収容空間S側の閉塞面Bには略面一な前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの下面(収容空間S側面)が表出することとなる。よって、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと補強部材3、4の段差が解消され、当該段差が収容空間S側に表出することを防止した状態にて蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを蓋閉する。
【0052】
以上に詳述した通り、本発明の水槽Aは、内部に水などの収容空間Sを形成する水槽本体1と、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部2とを具備する水槽Aにおいて、前記開口部2の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する補強部材3、4と、前記補強部材3、4にて前記開口部2を閉塞した状態で開口する前記開口部21を開閉可能に蓋閉する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差を解消する段差解消手段6とを有し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部21を蓋閉した状態で、前記収容空間S側に前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との段差が表出することを防止したことを特徴とする。
【0053】
これにより、補強部材3、4による水槽本体1の補強効果を発揮しながらも、補強部材3、4の角を閉塞空間側に表出させないことで、魚などの衝突による負傷を激減することが可能となる。
【0054】
また、内部に水などの収容空間Sを形成する水槽本体1と、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部2とを具備する水槽Aにおいて、前記開口部2の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する補強部材3、4と、前記補強部材3、4にて前記開口部2を閉塞した状態で開口する前記開口部2を開閉可能に蓋閉する蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fとを有し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて前記開口部2を蓋閉した状態で、前記収容空間S側の閉塞面Bを、略面一とする。よって、収容空間Sを広く確保し、更に魚などの衝突による負傷を減少させることができる。
【0055】
加えて、前記収容空間S側の蓋閉面5aを略面一とした前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを具備し、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを前記補強部材3、4よりも前記収容空間S側に位置させた状態にて前記開口部2を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを用いて蓋閉しているため、閉塞面Bを面一とする精度を増すことが可能となる。
【0056】
更に、前記収容空間S側から補強部材3、4に向かっての衝撃を吸収する衝撃吸収手段7を設けていることにより、魚などが補強部材3、4に衝突して負傷することを好適に防止することができる。
【0057】
また、蓋閉状態において前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを前記補強部材3、4よりも前記収容空間S側に位置させると共に、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との間に間隙を設けた状態にて前記開口部21を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて蓋閉する構成としているため、簡易に前記衝撃吸収手段7を構成するためにはすることができる。
【0058】
加えて、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと前記補強部材3、4との間に設けた間隙に、衝撃吸収部材72を設けていることにより、衝撃吸収度が飛躍的に向上する。
【0059】
更に、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを、可撓性を有する部材にて構成していることで、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fが魚などを保護する保護部材の役割を果たし、蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fに衝突した場合であっても好適に魚などを保護することが可能となる。
【0060】
また、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの蓋閉状態において開閉可能な窓部53を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fに設けていることにより、例えば、餌やりなどの際に蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを開ける手間を省いて容易に作業を行うことができる。
【0061】
加えて、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fと蛍光灯などの照明装置Rとの間に間隙を設けた状態にて前記開口部2を前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて蓋閉することにより、前記照明装置Rの熱などを起因とする蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの変形を効果的に防止することができる。
【0062】
更に、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを蓋閉状態にて固定する固定手段9を具備し、前記固定手段9を、前記照明装置Rを設置する設置箇所を回避した位置に設けていることで、前記照明装置Rを好適な姿勢にて設置することが可能となる。
【0063】
また、複数の前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fを具備し、前記開口部2の一部のみを前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fにて開口可能とすることにより、水やりや水槽A清掃など、作業の必要に応じた開口面積を選択可能とすることができる。更には、不必要な部分まで開口せずに済むため、例えば、コオロギなどの生きた餌や飼育している魚が水槽Aの外に出てしまう危険性を回避することが可能となる。
【0064】
加えて、前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの反りを防止する反り防止手段54を設けているため、経時変化などによる前記蓋部材5A、5B、5C、5D、5E、5Fの変形を防止することができる。
【0065】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0066】
例えば、図5乃至図8の第二実施形態に示すように、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部202を具備する水槽20Aにおいて、枠部材と補強桟を一体に形成した補強部材203を用い、蓋部材205A、205Bを、補強部材203に係止する構造としてもよい。
【0067】
具体的には、補強部材203は、前記開口部202の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する。
【0068】
蓋部材205A、205Bは、前記補強部材203にて前記開口部202を閉塞した状態で開口する前記開口部2021を開閉可能に蓋閉する。蓋部材は、第一蓋部材205Aと第二蓋部材205Bとに分割されており、蓋部材205A、205Bの下面に収容空間S側に突出する凸部20aと、当該凸部20aの周囲に補強部材3、4に係止する係止部20bとを具備する。
【0069】
前記凸部20aは、前記蓋部材205A、205Bにて前記開口部202を蓋閉した状態で、前記蓋部材205A、205Bと前記補強部材203との段差を解消する段差解消手段206としての機能を発揮する。詳述すると、蓋閉状態において、蓋部材205A、205Bの下面(収容空間S側面)と、補強部材203の下面205a(収容空間S側面)とが略面一となるように、蓋部材205A、205Bの下面から収容空間S側に向けて突出する。当該凸部20aの突出幅は、前記補強部材203の厚みと同様にし、また凸部20aの形状を開口部202の形状と同様にする。当該凸部20aの下面(収容空間S側面)と、補強部材203の下面203a(収容空間S側面)は、水平面を形成している。
【0070】
蓋閉状態においては、蓋部材205A、205Bの係止部20bの下面が補強部材203の上面に当接して係止される。そして、収容空間S側の閉塞面20Bには蓋部材205A、205Bの凸部20aの下面、つまり蓋閉面205aと補強部材203の下面が表出する。これにより、収容空間S側の閉塞面20Bは、略面一となり、補強部材203の段差が収容空間S側に表出することを防止した状態にて蓋部材205A、205Bを蓋閉する。
【0071】
尚、水槽本体1などの他の構成は、前記実施形態と同様である。
【0072】
更には、図9乃至図12の第三実施形態に示すように、前記水槽本体1の収容空間Sに通じるように開口する開口部302を具備する水槽30Aにおいて、補強部材である枠部材303と補強桟304を用い、枠部材303と補強桟304からなる補強部材303、304を抱え込む状態で蓋部材305A、305Bを固定し、前記蓋部材305A、305Bにて前記開口部302を蓋閉した状態で、前記蓋部材305A、305Bと前記補強部材303、304との段差を解消する段差解消手段306としての機能を発揮する構成としてもよい。
【0073】
具体的には、補強部材303、304は、前記開口部302の一部を閉塞し、前記水槽本体1を補強する。蓋部材305A、305Bは、前記補強部材303、304にて前記開口部302を閉塞した状態で開口する前記開口部3021を開閉可能に蓋閉する。蓋部材は、第一蓋部材305Aと第二蓋部材305Bとに分割されている。
【0074】
詳述すると、蓋部材305A、305Bの下面(収容空間S側面)は、水平面を形成している。蓋閉状態においては、補強部材303、304の下面、つまり収容空間S側面を蓋部材305A、305Bにて覆うため、収容空間S側の閉塞面30Bには前記蓋部材305A、305Bの下面である蓋閉面305aのみが表出することなり、収容空間S側の閉塞面30Bは略面一となる。
【0075】
尚、水槽本体1などの他の構成は、前記実施形態と同様である。
【0076】
また、可撓性を有する保護板を水槽Aの周壁の内面に弾力性を有する衝撃吸収部材を介して取り付けることにより、周壁への衝撃吸収手段を形成することも考えられる。
【符号の説明】
【0077】
A・・・水槽
20A・・・水槽
30A・・・水槽
B・・・閉塞面
S・・・収容空間
R・・・照明装置
1・・・水槽本体
2・・・開口部
3・・・補強部材(枠部材)
4・・・補強部材(補強桟)
5A・・・蓋部材(第一蓋部材)
5B・・・蓋部材(第二蓋部材)
5C・・・蓋部材(第三蓋部材)
5D・・・蓋部材(第四蓋部材)
5E・・・蓋部材(第五蓋部材)
5F・・・蓋部材(第六蓋部材)
5a・・・蓋閉面
6・・・段差解消手段
7・・・衝撃吸収手段
9・・・固定手段
20A・・・水槽
20B・・・閉塞面
21・・・開口部
30A・・・水槽
30B・・・閉塞面
53・・・窓部
54・・・反り防止手段
72・・・衝撃吸収部材
201・・・水槽本体
202・・・開口部
203・・・補強部材
205A・・・蓋部材(第一蓋部材)
205a・・・蓋閉面
205B・・・蓋部材(第二蓋部材)
206・・・段差解消手段
301・・・水槽本体
302・・・開口部
303・・・補強部材(枠部材)
304・・・補強部材(補強桟)
305A・・・蓋部材(第一蓋部材)
305a・・・蓋閉面
305B・・・蓋部材(第二蓋部材)
306・・・段差解消手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に水などの収容空間を形成する水槽本体と、
前記水槽本体の収容空間に通じるように開口する開口部とを具備する水槽において、
前記開口部の一部を閉塞し、前記水槽本体を補強する補強部材と、
前記補強部材にて前記開口部を閉塞した状態で開口する前記開口部を開閉可能に蓋閉する蓋部材と、
前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記蓋部材と前記補強部材との段差を解消する段差解消手段とを有し、
前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記収容空間側に前記蓋部材と前記補強部材との段差が表出することを防止したことを特徴とする水槽。
【請求項2】
内部に水などの収容空間を形成する水槽本体と、
前記水槽本体の収容空間に通じるように開口する開口部とを具備する水槽において、
前記開口部の一部を閉塞し、前記水槽本体を補強する補強部材と、
前記補強部材にて前記開口部を閉塞した状態で開口する前記開口部を開閉可能に蓋閉する蓋部材とを有し、
前記蓋部材にて前記開口部を蓋閉した状態で、前記収容空間側の閉塞面を、略面一とすることを特徴とする請求項1記載の水槽。
【請求項3】
前記収容空間側の蓋閉面を略面一とした前記蓋部材を具備し、
前記蓋部材を前記補強部材よりも前記収容空間側に位置させた状態にて前記開口部を前記蓋部材を用いて蓋閉することを特徴とする請求項1又は2記載の水槽。
【請求項4】
前記収容空間側から補強部材に向かっての衝撃を吸収する衝撃吸収手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の水槽。
【請求項5】
蓋閉状態において前記蓋部材を前記補強部材よりも前記収容空間側に位置させると共に、前記蓋部材と前記補強部材との間に間隙を設けた状態にて前記開口部を前記蓋部材にて蓋閉する構成としていることを特徴とする請求項4記載の水槽。
【請求項6】
前記蓋部材と前記補強部材との間に設けた間隙に、衝撃吸収部材を設けていることを特徴とする請求項5記載の水槽。
【請求項7】
前記蓋部材を、可撓性を有する部材にて構成していることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の水槽。
【請求項8】
前記蓋部材の蓋閉状態において開閉可能な窓部を前記蓋部材に設けていることを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の水槽。
【請求項9】
前記蓋部材と蛍光灯などの照明装置との間に間隙を設けた状態にて前記開口部を前記蓋部材にて蓋閉することを特徴とする請求項1乃至請求項8記載の水槽。
【請求項10】
前記蓋部材を蓋閉状態にて固定する固定手段を具備し、
前記固定手段を、前記照明装置を設置する設置箇所を回避した位置に設けていることを特徴とする請求項1乃至請求項9記載の水槽。
【請求項11】
複数の前記蓋部材を具備し、
前記開口部の一部のみを前記蓋部材にて開口可能としていることを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の水槽。
【請求項12】
前記蓋部材の反りを防止する反り防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項11記載の水槽。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−279268(P2010−279268A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−133796(P2009−133796)
【出願日】平成21年6月3日(2009.6.3)
【出願人】(509156583)
【Fターム(参考)】