説明

水耕栽培成長促進機

【課題】従来の水耕栽培の植物の成長促進方法以外の方法及び装置によって、水耕植物の成長促進および発芽率向上のための水耕栽培成長促進機構を提供する。
【解決手段】水耕栽培の植物を育てる容器の下に、振動装置を設けることにより、栽培植物に一定の頻度による振動を与えると共に、振動装置の発熱による水耕液の温度上昇を図る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物に振動をあたえることによって、成長を促進させる装置に、関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培の植物の成長を促進させる方法としては、適度な水による養分の補給、日照時間や温度の調整、音楽を聞かせるなどがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の水耕栽培の植物の成長促進方法以外にも、何か成長させる方法はないか?
という課題があった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
水耕栽培の植物を育てる容器の下に、振動装置を設けたことを特徴とする、水耕栽培成長促進機。
【発明の効果】
【0005】
水耕栽培の植物を普通に育てた場合と比べて最大で、成長速度が2倍近くまで速くなるようになった。また種子の発芽確率も、10%〜80%ぐらい良くなる。
これの原因は、振動と熱である。振動装置の振動によって、植物内の導管に流れる水が速くなり、また、振動装置の発熱により水が少し温まり、これによって成長が促進される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)水耕栽培の植物を育てる容器(1)の下面に、振動装置(2)を設ける。
(ロ)水耕栽培の植物を育てる容器(1)の四隅に、容器が倒れないように足(3)を設ける。
(ハ)振動装置(2)の振動数は、50〜60回/秒である。
(ニ)振動装置(2)の消費電力は、1.2W〜2.5Wである。
本発明は以上のような構造である。
本発明の使用方法は、水耕栽培の植物を育てる容器(1)の中に、水耕栽培の植物と水を入れる。それから振動装置(2)の電源を入れる。振動装置(2)は24時間稼働させ、水耕栽培の植物が、最後まで成長するまで連続稼働させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の側面図
【図3】本発明の上面図
【符号の説明】
【0008】
(1)植物を育てる容器
(2)振動装置
(3)足

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水耕栽培の植物を育てる容器の下に、振動装置を設けたことを特徴とする、水耕栽培成長促進機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−154838(P2010−154838A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−18791(P2009−18791)
【出願日】平成21年1月5日(2009.1.5)
【出願人】(508366086)
【Fターム(参考)】